うたわれるものが見れる配信サイトは?【テレビアニメ】
うたわれるものはどんな内容?
『ハクオロ』とは、失われた記憶と真実を探求する物語です。
ある青年が、瀕死で倒れていた時に、亜人たちの暮らす自然豊かな世界で目覚めるという不思議な状況から物語が始まります。
彼は、村長の孫娘・エルルゥに助けられ、傷が癒えるまで村長の家で暮らすことになります。
彼の知略と勇気によって、集落が“危機”から救われるきっかけを作ります。
しかし、藩主の横暴に抵抗したことで、村長が凶刃に倒れてしまいます。
それをきっかけに、叛乱軍の長として、戻れぬ道を歩み始めたハクオロ。
彼は、仮面に隠された謎と真実を探求する、長い旅路に出るのです。
『ハクオロ』は、失われた記憶と真実を探求する物語です。
不思議な状況から始まる、青年が仮面に隠された謎と真実を探求する、長い旅路を描いた非日常的な物語です。
本作は、知略と勇気を持つ青年が、自らの仮面をとり外し、真実を知る過程を描いた作品です。
自分の本当の記憶を取り戻し、真実を知るまでの過程を描いた本作をお楽しみいただければと思います。
ぜひ『ハクオロ』をご覧ください!
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配信サービス | サービス名 | 月額/年額 料金 |
---|---|---|
Hulu |
月1026円/年12,312円 (税込) |
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うたわれるものその他の情報
第1話:招かれざるもの
大怪我をして倒れていた青年――。彼は、エルルゥと名乗る少女に助けられる。自分の名前も過去の記憶も一切なくした彼の顔には奇妙な仮面が被せられており、外すことができない。エルルゥの祖母で村長でもあるトゥスクルは、青年に息子の古着を与えた。エルルゥと妹のアルルゥは、そこに亡き父の姿を重ねてしまう……。ある日、エルルゥの許婚で藩主の息子と名乗る男・ヌワンギが現れ、嫌がるエルルゥを連れて行こうとするが、青年はその前に立ち塞がるのだった。
第2話:荒ぶる森の王
ムティカパによって、次々と村人たちの命が奪われていく。そして翌晩もムティカパは現れた。静かになった頃合いを見計らい青年が様子を窺いに行くと、村人を喰らうムティカパが! 青年をかばうエルルゥとともににらみ合う形になるが、気まぐれか、ムティカパは去っていく。拡大していく被害を前に為す術のない住人たち。だが、青年があることに気付く。勝機が見えた青年はムティカパの退治を村人たちに提案する。罠へと誘導し、弱点をつくのだ。それには囮となる者が必要だった。青年は自ら担う気でいたが、テオロが手をさしのべてくれた。――すべてが終わり、彼は山里に迎えられたことを実感していた。そして、「ハクオロ」の名が。
第3話:紫琥珀
夜、エルルゥに起こされたハクオロ。トゥスクルが黒ずくめの人たちと村を出て行くところをみたというのだ。様子を見にきたハクオロは、突然、背後から刃を突きつけられる。ハクオロは抵抗を試みもみ合いとなるが、トゥスクルにそれを制された。その言に相手は刀を納める。彼の名はオボロ。妹ユズハの病のため、トゥスクルに度々往診を依頼していたのだ。隠れるように住むオボロたちに違和感を覚えつつも、ユズハから懇願され、再びの逢瀬を約束することになる……。一方、落人の流入などで山里の食糧が足りなくなっていた。すでに財政までも任されていたハクオロの悩みは、取り立てられたはずの租が返されていたことで解決することになる。何者が? そしてオボロは宿敵である侍大将ベナウィと遭遇する。馬上からの一瞥に、ハクオロに冷や汗をかかせた刃で渾身の一撃で斬りかかる!
第4話:戻れぬ道
倉に忍び込んだ賊を追って、藩主ササンテたちがヤマユラの集落にやってきた。だがトゥスクルはまったく相手にしない。その態度に怒ったヌワンギは、彼女を捕らえる指示を出す。そのとき、ササンテに向けて石を投げる者がいた。アルルゥだ。ムックルとともに反抗しようとしたアルルゥは、逆に兵士から切り付けられる。あわやというとき、トゥスクルが身を挺してアルルゥを守り、背中に大きな傷を負う。殺気立つ村人たちに身の危険を感じ、ササンテたちはその場から去っていった。傷ついた祖母を必死に看病するエルルゥとアルルゥだが、トゥスクルの容態は一向に良くならない。彼女はやがて苦しい息の下から、エルルゥやハクオロたちに静かに語りかけるのだった。
第5話:森の娘
蜂起したハクオロたちの最初の戦いが終わった。彼らは藩主の屋敷跡を整備して、陣を構える。ここは戦場になるからと、エルルゥとアルルゥに集落へ戻るよう説くハクオロだったが、エルルゥは聞き入れない。「だって私たちは……」彼女の胸に、ハクオロの言った“家族”という言葉がよぎる。そんな折、オボロが、ユズハを伴い、配下の一団を率いてやって来た。彼はハクオロの前に、生涯の忠誠を誓うのだった。やがて迎える皇軍との戦いに備えて訓練を行う一方、近隣の集落に助力をもとめようと試みるハクオロたち。しかし、叛乱軍の討伐に執念を燃やすインカラ皇は、残虐な方法で、容赦なく彼らを追い詰めようとしていた。そして、凄惨をきわめる戦場で、ついにハクオロは、皇軍の侍大将ベナウィとあいまみえる!
第6話:集う力
インカラ皇の信頼を得たヌワンギは、兵を率い、村々への襲撃を続けていた。一方、ハクオロのもとには、残った集落の村長たちが、傘下に加わるべく、集まりつつあった。ある日、塀を上って屋敷に入り込もうとした男が捕らえられる。商人と名のる胡散臭い男に、ハクオロは、水と食料を分け与え、すみやかに立ち去るよう伝える。だが男は「ひとつご忠告を……」と、ハクオロに耳打ちする。皇城攻略の策を練るハクオロたち。“関所”の向こう側にある里との協力が不可欠と知ったハクオロは、この関所の襲撃を決断する。決起に沸く一同の声を背にしつつ、エルルゥは、ユズハを見舞う。薬を調合する彼女の気配に耳を傾け、いつもと違う音がすることで、ユズハは、エルルゥを気遣うのだが……。
第7話:皇都侵攻
ハクオロ軍は勢力を広げ、着々と、インカラ城のある皇都を取り囲みつつあった。ある夜、エルルゥに乞われて、ハクオロはユズハのもとを訪れる。戦いの中で、ついにハクオロ軍は侍大将ヌワンギを捕らえる。縄を打たれ、まさに斬られようというそのとき、エルルゥが現れた。かつての許婚の前で、自嘲の笑いを漏らすヌワンギ。ハクオロは、捕虜の処置をエルルゥに委ね、彼女は決心する……。決戦の時が来た。ハクオロが鉄扇を振るう。「全軍進撃!」敵兵を一太刀で叩き切るオボロを先頭に、インカラ城へ攻め込む叛乱軍。一方、インカラ皇の不興をかって投獄の身だったベナウィは、牢を抜け出し、国と運命を共にする覚悟のもと、最後の戦いに赴くべく、ハクオロの前に立ちはだかる!
第8話:調停者
第二の戦いを経て、ハクオロは皇となった。やっと得られた休息…。だが国家を統治する身の彼を待ち受けていたのは、膨大な執務の山である。「…私の身体は一つしかない」慣れぬ仕事に閉口しつつ、執政の毎日を過ごす彼のもとに、ある日、美しく気高い客人が現れる。彼女の名はウルトリィ。大神――“ウィツァルネミテア”を奉る神官とも言うべき一族の、皇女にして巫女、そして“調停者”。が、訪問者は彼女だけではなかった。ある満月の晩、美しく光る湖で、ハクオロは妖しくも幻想的な情景を目撃する…。使節の訪問をきっかけに、アルルゥ、そして病床にあったユズハにも変化が生じていく。思いがけず与えられた穏やかな日々。ハクオロは願わずにはいられない。「こんな日が続けばいい…」
第9話:禁忌
突如、大国の使者が訪れる。「天子ニウェに絶対の忠誠を誓え!」迫る彼らの無礼きわまる態度にも、終始冷静に従うハクオロ。だが彼は悟っていた。開戦は避けられない、ということを…。ハクオロの“トゥスクル国”に対し、ニウェの大国 “シケリペチム”、その国力差は、兵力にして約十倍…。無抵抗なハクオロを「腰抜け」と蔑む家来の報告を一喝し、不敵な笑みを浮かべるニウェ。「なかなか面白い男のようだな」そして大国の進撃が開始された。その兵の数、およそ六千! 圧倒的戦力に対し、ハクオロは一つの “策”をもって、部下となったベナウィ、クロウ、そしてオボロ、さらに、ある男に指示を与える。立ち聞きしたエルルゥは、その意味するところに慄然とする。「ハクオロさん、…いったい、何を?」
第10話:傭兵
人を売り買いすることで悪名高いある国の貿易船が、暴風のため難破した。その船底の檻から逃れ、ただ一人生き残った女、その名はカルラ。首に鎖を付け、檻に繋がれた彼女らを、沈没する船に置き去りにして逃げようとした船員たちは、彼女によって皆殺しにされたのだ。救難のため駆けつけたクロウとオボロは、素手を血に染め気を失ったカルラを助ける一方、その凄腕に驚く。牢の中で目覚めたカルラは、しかしやすやすと牢を破ってハクオロの前に現れる。「私をナ・トゥンクに引き渡すのかしら?それとも斬り捨てるおつもり?」彼女の問いかけに、ハクオロは意外な答えを返す。驚くオボロたち、そしてカルラ自身も。そんな折、ウルトリィが妹のカミュを伴い、ある使命を帯びて、再びハクオロのもとを訪れる…。
第11話:永遠の約束
ハクオロはウルトリィを使節とし、ニウェに対抗すべく近隣諸国と同盟を結ぶ。容易に攻め込まれぬよう兵力を拮抗させるためだ。だが、その“調印の儀”が行われているさなか、ヤマユラのテオロが敵襲を知らせるべく、駆け込んできたのだ。集落の皆の身を案じるハクオロに、「心配すんな、負けんなよ」と拳を上げてみせるテオロ。しかし…。ウォプタルを駆り、敵騎馬兵の一団が城門をめがけ、全速で突っ込んでくる! 守備兵たちが防壁を展開、足止めされた敵一群に、ドリィとグラア率いる弓矢兵が矢を放つ! だが屍を踏み越え、残った敵兵たちはさらに無謀な突撃を試みるのだ。絶命直前、敵が吐いた呪詛のことばに、慄くハクオロ…。悲しみと憎悪が、ハクオロを、エルルゥたちを、容赦なく切り裂いてゆく。
第12話:動揺
「裏切り者よ!その罪、死をもって償うがいい!」ハクオロを罵り、彼に向かって突き進む敵将オリカカンと騎馬兵。そのとき、カルラの振るった大太刀が、敵兵を真っ二つに切り裂いた。しかし、敵将に助太刀する誇り高き武人、女剣士トウカの刃が閃光を放ち、あわや、カルラの首輪をかすめる! 「悪漢に与するとは…!その剣が泣いているぞ!」叫ぶトウカ。自分自身が行なったという残虐行為を聞かされ、過去の記憶を持たないハクオロは、疑惑と苦悩に苛まれる。そんな彼を案じるエルルゥに、ハクオロは自分の名をもう一度呼ぶよう、請うのだった。敵の先手を打つべく山深い渓谷に赴いたハクオロたち…。そこで再び、オボロ、カルラの剣と、トウカの刃が火花を散らす。義はどちらにあるのか!?
第13話:血塗られた戦い
正義を何よりも重んじる“エヴェンクルガ”のトウカが敵方についていることで、トゥスクルの兵や民たちに動揺が走る。自分が何者かわからぬ不安から逃れるように、ハクオロは、毎夜、酒を飲んでいた。エルルゥはそんな彼を優しく叱り、励ます。「君はどうして、私を支えてくれるんだ?」問うハクオロに、エルルゥは赤面しつつ「憶えていますか?…」と、あることを尋ね返すのだった。少数の騎馬兵を率い、決戦に赴くハクオロたち。オリカカンの軍と対峙した彼らの前に、またしてもトウカが現れる。「命が惜しくば道を開けろ!」叫び、駆け抜けるトウカ。「相手にとって不足はねぇ!!と」迎え撃つクロウ、そしてオボロ。激しい剣戟を尻目に、オリカカンはハクオロを追う。「追いつめたぞ、ラクシャイン!」
第14話:戦禍
シケリペチムの軍勢が再び国境を越え、トゥスクル国への進撃を開始した。オボロやカルラたちの活躍によって、いくつかの戦いで勝利を収めつつも、敵の襲撃は日を追って増えていき、犠牲者も相当数にのぼって行く。しかし、なぜか一気に攻め込んではこない敵の企てを、ベナウィは見抜く。こちらから攻め込むべき、と息巻くオボロに、「今は待て。私を信じてほしい」と制すハクオロ。そのころニウェは精鋭の兵を集め、さらに彼らに対し何らかの施術を行っていた。そしてニウェの傍らには、謎の男の影が…。「ハクオロとか言ったな。…待ち遠しいわ。わしの期待に必ずや答えてくれよう」…不気味に笑うニウェ。やがてトゥスクル兵たちの消耗が限界に達しつつある頃、ついに、シケリペチム軍の総攻撃が始まった!
第15話:宴の終わり
シケリペチムを迎え討つべく、兵を率いて国境へと向かったベナウィたち。川を挟んで対峙しているはずの敵軍の姿は、濃い霧に覆われて見えない。しかし、やがて霧が晴れていったとき、そこに、オボロとクロウは信じられない数の軍勢を見た。水しぶきを上げ、雄叫びとともに、敵騎兵隊が突進する。「掃射!」ドリィ率いる弓矢兵から放たれた無数の矢が、シケリペチム兵の上に雨のように降り注ぐ。一方、ハクオロは、エルルゥとカルラ・トウカを伴い、シケリペチム本国にあるニウェの城を目指す。それを察したニウェは皇の間でハクオロを待ち構える。「…臭う、臭うぞ、獣の臭いがな!」そして城の門を突破したハクオロたちの前に、3人の猛者が立ちはだかるのだった。
第16話:戦いの果て
戦が終わり、戦火の蹂躙を受けた土地にも、復興の槌音が響く。集落には子供たちの笑い声が戻り、戦士たちにも休息のときが訪れた。しかしハクオロの脳裏からは、あの戦いのおぞましい記憶と、ニウェが自分に向かって放った“言葉”がいつまでも去らない。苦悩するハクオロに、エルルゥは優しく声をかけ、かいがいしく世話を焼く。「ハクオロさんは働き過ぎなんですよ。少しは休んだ方がいいと思います」焼け野原と化した一方の国の皇都は荒廃を極めており、再建は困難とされた。廃墟の光景には、さらに忌まわしい記憶が呼び覚まされる。そんな折、カミュの身にちょっとした異変が起きる。そして、彼らを、ひそかに見つめる人影があった…。
第17話:幼き皇
エヴェンクルガの武人・ゲンジマルがハクオロに引き合わせたのは、仮面を被ったクンネカムンの皇、クーヤだった。偉業に反し朴訥と己を語るハクオロと、腹を隠さぬ物言いのクーヤは、互いに好意と関心を抱く。だが短い会見の内に、民の大神と聞かされてきたウィツァルネミテアが、彼らシャクコポル族にとっては忌むべきヌグィソムカミであることを知ったハクオロは、心に拭えぬものを覚える。漸く平穏を取り戻したトゥスクルの城下。つい酒を過ごし二日酔いに苦しむオボロや、商人チキナロが持ち込んだ霊獣ミキュームをめぐる思わぬ騒動・・・。そんな彼らの騒ぎに閉口しつつも一時の安らぎを得るハクオロの下に、再びクーヤの使者ゲンジマルが遣わされて来た・・・。
第18話:解放軍
かつてカルラが囚われていた國ナ・トゥンクで叛乱の火の手が上がった。カルラは叛乱への支援を乞うが、トゥスクルを更なる戦禍に巻き込みたくないハクオロはその願いを一度は断る。「私の全てを差し上げますわ。」居を正し、ハクオロに迫るカルラ・・・。そしてその場をエルルゥが見てしまい・・・。強引なカルラの手管に観念し、ハクオロは、カルラやエルルゥ、ウルトリィ、トウカたち共々、ナ・トゥンクへと旅立つ。目的地に着いた早々、一行は叛乱の頭目デリホウライとまみえる。そこに敵の襲撃が・・・。デリホウライの言動を聞きとがめたカルラは、その度量の狭さを諌め、彼を叩きのめす。そのころナ・トゥンクの城では、皇スオンカスが、廻らした奸計に、ほくそ笑んでいた。
第19話:決別
ハクオロの一行は傭兵としてデリホウライの隊に加勢し、共に収容地を襲撃してケナムの解放に成功する。だがナ・トゥンクの軍勢を相手に兵力の少なさは否めず、本陣たる皇の居城を攻める決め手に迷うハクオロであった。そんな時、カルラの示唆で少数なら地下水路より城内へ忍び込めることが判明、デリホウライは決戦を決意する。部下たちの尽力により、遂に皇の間へとたどり着くデリホウライとハクオロたち。そこで相対したのは、死者を苗床に咲かせた白き花園にまみれる酷き皇の姿であった。全てはカルラを引き寄せ、迎え入れるための策略だったとうそぶく皇スオンカスと、それをはねつけるカルラ。二人の言葉から、自らもあざなわれた因縁の全貌を知ったデリホウライは・・・。
第20話:初陣
トゥスクル城に侵入した賊の正体はゲンジマルの孫、サクヤだった。彼女がクーヤの使いであることをいち早く見抜いたハクオロは城の者に気づかれぬようクーヤと密会するが、その用件とはサクヤをハクオロの側室に差し出すことであり、更にその場をエルルゥに見られてしまう。別れ際に若き皇が残した言葉の通り、クンネカムンには戦雲が近づきつつあった。攻め込むエルムイに同盟する大國ノセチェシカの軍力は圧倒的だったが、噂に囁かれていた大いなる力、“アヴ・カムゥ”を駆使するクンネカムンの軍勢の前に脆くも討ち果たされる。驚異の戦果の中、自ら血にまみれた皇クーヤが押し隠す心を、ハクオロだけは見通していた。そしてその懸念通り、戦雲は未だ晴れてはいなかった・・・。
第21話:大封印
侵攻の軍勢を阻むに留まらず、その民をも剣にかけエルムイを滅ぼしてしまった臣下ハウエンクアを一喝しつつ、後顧の憂いをなくす為に天下を統一すべきと云う部下ヒエンの言葉に揺れるクーヤ。一旦は自國の守りに専念することを銘ずるものの、次々と押し寄せる他國の侵攻に虐げられるクンネカムンの民の声に、遂には天下統一に打って出ることを決意する。クーヤ宣戦布告の報に、国境の守備を固めるハクオロ。そしてウルトリィとカミュは、クンネカムンが故郷オンカミヤムカイへ侵攻したことを聞き心を痛める。オンカミヤムカイは、迫るアヴ・カムゥの脅威に対し、超絶の力“大封印”を以って迎え撃つ。だが戦場には、暗躍するディーの陰が忍び寄っていた・・・。
第22話:忌まわしき契約
クーヤからハクオロ確保の命を受けたアヴ・カムゥ隊が、トゥスクル城に侵入した。迎撃するベナウィたちの健闘虚しく、その圧倒的な力の前に劣勢は明白だった。策を講じたとするハクオロは部下たちに撤退を命じ、自らは敵を引き付ける囮となるが、それこそ無策のハクオロに出来る唯一の戦略であった。狂気に満ちた敵先兵ハウエンクアのアヴ・カムゥに蹂躙されるハクオロ。その脳裏に突如、失われた記憶の断片が浮かぶ。そこへムックルを駆るアルルゥが現れ、ハウエンクアに挑むが哀れにもその爪にかかり、茫然自失となったハクオロ共々踏み潰されたかに見えた。その時、ハクオロに戦慄の変化が生じた。そして駆けつけたエルルゥの内にもまた、悲劇を目前に、忌まわしき記憶が蘇えっていた。
第23話:心の在り処
ヒトの戦闘力を大きく凌駕するはずのアヴ・カムゥが破壊され、ハクオロ捕獲に失敗したと聞き大きく動揺するクーヤ。ゲンジマルは、クンネカムンの破滅を避けるため全土統一の意を翻すよう諫言するが、それに反目するヒエンの言葉を借りるまでもなく、幼き皇の苦渋の決断にもはや撤退はなかった。一方、大きく戦力を失ったトゥスクル軍は戦略に窮し、またハクオロとエルルゥは甦りつつある記憶にそれぞれ苦しんでいた。そこへゲンジマルとサクヤが、追撃するアヴ・カムゥをかわし、参じて来る。主を憂えて救いを求める二人の忠節を汲んだハクオロは、クンネカムンへの進撃を決め、その為に各部族を束ねられる唯一の者、オンカミヤムカイの賢大僧正、囚われしワーベの救出に乗り出す。
第24話:滅びゆくもの
新たな賢大僧正ウルトリィの号令の下、同調した各勢力を伴い攻めるトゥスクルの前に、クンネカムンも陥落しつつあった。だが城下に達した一同は突如現れた仮面兵に襲われ、更にハクオロとゲンジマル、エルルゥはディーの力によりクーヤの下へと転送される。敗戦を前に決死の覚悟で挑んで来るクーヤに対し、ハクオロはゲンジマルの手を借りてそのアヴ・カムゥを討つ。そして駆けつけた仲間たちの前で自らをクーヤの刃に晒し、頑なだった彼女の心を諭すことに成功する。漸く決着がついたかに見えたが、それが最後の戦の幕開けであることをハクオロは悟っていた。ハクオロが真に相対すべき相手・ディーがヒエンとハウエンクアのアヴ・カムゥを従え、遂にその姿を一同の前に見せる・・・。
第25話:太古の夢跡
ゲンジマルは散り、全てを失ったクーヤは我を失い、クンネカムンの城下は炎に焼かれた。争乱の救われぬ顛末に慄然とするハクオロだったが、現世をさまよう旅に決着をつける覚悟を決める。覚醒した“ムツミ”に身を奪われたカミュを取り戻すため、そして分かたれた自身の本性が仇なす宿業を収めるために、ディーの居所オンカミヤムカイの宗廟へ独り発とうとするハクオロをしかし、長く苦楽を共にして来た仲間が見過ごすはずもなかった。オボロに、ベナウィに、クロウに、カルラに、トウカに、そして全てを見とってきたウルトリィに守られ、己が分身ディーと我が子ムツミに対峙したハクオロは今、心のままに添うてきたと告げるエルルゥの目前で魔獣と化し、最後の戦いに挑む。
第26話:うたわれるもの
魔獣となり、持てる力を解き放って戦うハクオロとディー。壮絶な争いの中、因縁の始まりの全てを思い出したハクオロは、自らの子であるヒトたちへの干渉を繰り返してきた自分らの業を押し留めるため、分身ディーを取り込みひとつの存在へと戻る。全てを受け容れなお慕うアルルゥとエルルゥに別れを告げ、ハクオロの正体を知った仲間たちの前で、自身をウルトリィに封印させるハクオロ。その意思に従いムツミも、カミュから抜け出てその体を返す。ヒトの世に下された禍の元凶が今、自ら眠りに就こうとしていた。しかしなお抑えきれぬ性、ディーがその身から抜け、封印から逃れようと最後の足掻きを見せる・・・。
第1話:タタリ
青年は記憶を失い、山をさまよっていた。彼を救ったのは一人の少女――クオンだった。クオンは青年に生きるために必要な術と名を与える。青年の新たな名は『ハク』。それは、かつてうたわれし者の名だった。
第2話:義侠の男
ハクとクオンの前に現れた偉丈夫――ウコン。2人はウコンと共に、村を襲う害蟲ギギリを退治することになった。ウコンとその部下たちの活躍でギギリ退治はつつがなく終わる筈であった。ただのギギリであったならば……
第3話:帝都への道
ウコンはクジュウリの姫ルルティエを護衛し帝都ヤマトへ向かおうとしていた。ハクが出来る仕事を探していたクオンも、その旅に加わることにする。かくして、一同は帝都を目指す。だが、そんな彼らの前に立ちはだかる者がいた。
第4話:帝都
帝都に到着したハクたち一行はさっそく仕事を探す……前に宴を開いた。そんな一同の前にネコネと名乗る少女が現れる。彼女はウコンの妹だった。新たな土地、新たな出会い……はたしてハクは仕事を見つけることが出来るのか?
第5話:海賊娘
昼は額に汗水流して働き、夜は勉学に励む――充実した毎日にハクの神経はすり減っていた。しかし、そんな日々の努力が認められ、ハクは念願の休日を得るのだった。自由と少々の金を手にハクは帝都へ繰り出した!
第6話:楼閣の主
白楼閣――ハクたちが陣として使っている帝都でも指折りの旅籠。美貌の女主が取り仕切ことで知られていた。そんな女主からハクに文が届く。それはハクとその友を宴に誘うものだった。ハクは喜んで女主の誘いを受けるのだが……
第7話:幼き皇女
ヤマトを統治するミカドは民から絶対の支持を受けていた。そのミカドの娘である皇女アンジュの生誕を祝う祭りが近づいていた。そんな日、白楼閣に珍客が訪れる。思うがまま我がままに振舞う幼い少女にクオンの目が冷たく輝いた。
第8話:帝都捕物帳
夜霧に紛れて出港する一隻の客船。それは八柱将デコポンポが秘密裏に開く賭博船だった。ハクはウコン、アトゥイと共に潜入しデコポンポの不正を暴こうとする。いつになく冷静さを欠くウコン……彼に何があったのか?
第9話:神眠りし國の使者
その日、ヤマトの国に使者が訪れた。使者は遥か東の地、海を越えた先にあるトゥスクルから来たという。一方、白楼閣では何かに怯えるように旅支度を整えるクオンの姿があった。彼女の身に最大の危機が近づいていたのだ。
第10話:恋慕
オシュトルに恋をしている――アンジュの言葉はクオンたちに衝撃を与えた。だが、ヤマトの皇女に市井の民の様な恋など許されない。あってはならない想いだ。しかし、幼い少女の無垢な願いをクオンたちは見捨てられなかった。
第11話:皇女の火遊び
皇女アンジュの恋心を、忠義の士ノスリが救い上げ、たまたま来たハクを巻き込んで、偽りの誘拐という悲劇が引き起こされた……そうとしつつもオシュトルは皇女を救うべく出陣する。かくして、盛大なる茶番劇の幕が今、上がる。
第12話:鎖の巫
皇女救出の褒美として、ハクは宮殿に上がり、ミカドとの謁見を許された。八柱将が居並ぶ中、ハクに与えられたのは鎖の巫と呼ばれる双子の少女だった。それがどれほどの意味を持つのかハクはわからないでいた……
第13話:八柱将
ウズールッシャ侵攻――蛮族の脅威にさらされているはずのヤマトだが、街は驚くほど普段と変わらなかった。そのことがハクを戸惑わせる。しかし、一人の八柱将がとった行動がハクとその周囲の者たちを戦に巻き込んでいった……
第14話:剣豪
名代として戦に参加することになったルルティエとアトゥイ。ハクはそんな彼女たちを見過ごすことはできなかった。刃が交じり合い、矢が飛び交う、ハクにとって初めての戦場……そこには新たな出会いがあった。
第15話:仮面
両近衛大将の到着、そして八柱将の参戦を機に戦の趨勢は一変した。圧倒的な力を見せつけるヤマト軍だが、その真の力はまだ別にあった。アクルトゥルカを眠りから覚ましてはならない……その言葉の意味が明らかになる。
第16話:宴
ウズールッシャとの戦に勝利し、凱旋するヤマト軍。帝都の人達はみな彼らを歓喜の声で迎えた……ただ一人、ハクだけはその輪の中に入れなかった。割り切れない想いを抱えるハクに仲間たちが出来ることとは……?
第17話:残照
ミトからの呼び出しを受けたハクはその場でウズールッシャとの戦の意義を問う。数百年の時を生き続けると言われているミカド。その口から告げられたのはこの世界の成り立ち……真実の歴史であった。
第18話:侵攻
トゥスクルへの侵攻――それはミカドが下した勅命だった。クオンの故郷であるトゥスクルとの戦はハクたちに暗い影を落とす。そんな中、ハクはオシュトルからの依頼を受ける。それはトゥスクルへ向かうというものだった。
第19話:炎上
アトゥイの父親である八柱将ソヤンケクルの協力を受け、ハクたちは海路で戦地へと向かう。その途上、ハクはクオンにこの戦の是非を問いかける……様々な想いを乗せて船はついに神眠りし国トゥスクルへ辿り着く。
第20話:武人
一刻も早く戦を終わらせるために……ハクはクオンらと共にトゥスクルの要所にある砦を攻め落とす策を実行する。だが、その砦にはトゥスクルの最強の将と武人が待ち構えていた。そして、その2人はクオンの家族でもあった。
第21話:崩御
ミカド崩御――その訃報にヤマト軍は撤退を余儀なくされる。ハクたちが帰路を急ぐ頃、宮中では新たな騒乱が起こる。ミカドの後継であるアンジュが毒を盛られたのだ。そして、その大逆を犯した者こそオシュトルだと言うのだ。
第22話:救出
皇女暗殺を企てた大罪人オシュトル――果たしてそれは真実なのか? 事の真偽を明らかにするため、なによりも友を救うためにハクたちは動き出す。そんなハクたちに意外な人物が協力を申し出るのだった。
第23話:脱出
帝都からの脱出――その途上で散り散りになってしまったハクたちをヤマトの兵たちが容赦なく襲い掛かる。ハクはオシュトルとネコネと共に、クオンは毒に侵されたアンジュを救うために、それぞれの道を信じて突き進む!
第24話:覇者たるもの
ハクたちの前に立ちはだかったのは八柱将最強の男ヴライだった。オシュトルを討ち、ミカドの意志を継ごうとするヴライ。自らの志を貫かんとするオシュトル。仮面の男たちの最大最後の決戦の幕が切って落とされた。
第25話:意志を継ぐもの
ハクは死んだ――オシュトルの口から語られた真実がクオンを打ちのめす。それは同時にクオンにとって、この旅の終わりを意味していた。別れも告げず去っていくクオンをネコネはただ黙って見送ることしかできなかった……
第1話:鉄扇と共に
決死の救出劇の末、故國エンナカムイまで逃げおおせたオシュトル(ハク)達。しかし、敵の動向は未だ掴めず、予断を許さぬ状況が続いていた。もはや戦火は避けられない――オシュトル(ハク)は近く来たる戦に備え、動き出す。本物の皇女を守る為、そして……己に全てを託した友との誓いを果たす為に。
第2話:覚悟の在処
オシュトル(ハク)との合流を急ぐべく、キウルは帝都からオシュトルの近衛衆を率いてエンナカムイを目指していた。しかし、國境を目前に控え、その動きを読んでいたヤマト軍が急襲をかける。果敢に応戦するキウル達だが、長旅による消耗も重なり窮地に立たされてしまう。絶体絶命の危機――そこへ馳せ参じたのは、援軍を率いたオシュトル(ハク)であった。一方で混乱の渦中にある帝都では、八柱将の一人・ライコウが不穏な動きを見せていた。
第3話:その道を紅く染めて
オシュトル(ハク)の首を狙い、八柱将デコポンポは自ら兵を率いてエンナカムイへと侵攻する。圧倒的な戦力を以て蹂躙せんとするデコポンポの軍勢を前に、エンナカムイはすぐに陥落するかのように思われた。しかし、オシュトル(ハク)による地の利を生かした策が功を奏し、戦局は一変。次第に追い詰められていく自らの軍勢をよそに、デコポンポは不敵な笑みを浮かべていた。
第4話:戻れぬ想い
ヤマトから海を隔てた遥か西方、神の眠りし國トゥスクル。そこで長いまどろみから目覚めたクオンは小さな違和感を覚える。何か大切なことを忘れている――失われた記憶の糸を辿ろうとするクオン。それは、ヤマト遠征から帰還したクロウの話を聞くうちに鮮明になっていく。
第5話:対なるもの
数に勝るデコポンポ軍に圧勝し、勝利に沸くエンナカムイ軍。その最中、チキナロと名乗る行商人が訪れる。彼はクオンから依頼され、アンジュの為に妙薬を届けに来たと言う。妙薬のおかげで順調に快方へ向かっていくアンジュ。ようやく元気を取り戻した彼女は、自らが置かれた厳しい現実を知ることになる。
第6話:覇道皇女
説得の為、帝都より来訪した左近衛大将ミカヅチ。しかし、アンジュはこれを受け入れず交渉は決裂した。決着をつけるべく始まったオシュトル(ハク)とミカヅチの一騎打ち。怒りと使命に燃えるミカヅチの猛攻を前に、オシュトル(ハク)は次第に追い詰められてゆく。諦めかけたその時、脳裏に浮かんだのは亡き友の姿。決死の覚悟と共に、オシュトル(ハク)は仮面に秘められし力を解き放つ。
第7話:奏上の時
突如、エンナカムイへと来訪したトゥスクルの皇女。彼女はトゥスクル全軍によるヤマト全土の制圧を掲げ、オシュトル(ハク)達へ隠遁するよう告げた。トゥスクル皇女の身勝手な言い分に憤激し、果敢にも挑みかかるアンジュであったが、一方的に打ちのめされてしまう。己の無力さに涙するアンジュを奮い立たせたのは、ある男の言葉だった。
第8話:帰還
トゥスクルを離れ、エンナカムイの仲間達の元へ帰ってきたクオン。再会を祝し、アンジュは盛大に宴を催すことに。宴が始まり、仲間達が笑顔を見せる一方で、主賓のクオンはどこか落ち着かない様子を見せる。心当たりのあるアトゥイは、半ば無理矢理に彼女を連れ出し……。
第9話:笛の音
来る戦に備え、オシュトル(ハク)達はクジュウリと同盟を結ぶべく出立する。一行を出迎えたクジュウリ皇オーゼンは、愛娘ルルティエの帰郷とアンジュの来訪を大いに歓迎。同盟の提案に好意的な意向を示すクジュウリ側であったが、これに異を唱えたのは長女シスであった。困惑するオシュトル(ハク)達をよそに、同盟締結の条件としてシスはある提案を申し入れる。
第10話:策動の森
束の間の休息を取るオシュトル(ハク)の元に届いた一通の文――それは、イズルハを治める八柱将トキフサより同盟の申し入れであった。その真意を探るべくイズルハへと赴いたオシュトル(ハク)達は、國の情勢に詳しいノスリの父ゲンホウの元を訪ねることになる。久しぶりに帰郷することになったノスリは複雑な表情を浮かべていて……。
第11話:長の証
トキフサから長の証である金印を奪取したオシュトル(ハク)達。そこへヤマト軍がエンナカムイへ向けて進軍を開始したとの報せが届く。急ぎエンナカムイへの帰路を往く一行の前に立ちはだかったのは、金印を奪われ怒りに燃えるトキフサだった。慣れぬ地で不利な戦いを強いられるが、オシュトル(ハク)達は互角に渡り合う。しかし、トキフサが周到に巡らせていた策に嵌り、窮地に立たされてしまうのだった。
第12話:妄執の炎
同盟國を増やし、着実に戦力を増していくエンナカムイ。次なる手を模索する中、シャッホロ皇ソヤンケクルとナコクの皇子イタクが来訪する。ヤマト軍の急襲により陥落した首都ナァラ奪還の為、力を借りたい――イタクの嘆願を重く受け止めたオシュトル(ハク)はナコクへ向けて出立する。その頃、遠くナァラ城ではオシュトルの首を狙い、因縁の相手が今か今かと待ち構えていた。
第13話:復興の誓い
ナコク侵攻を先導したのは、かつての仲間マロロであった。変わり果てた友の姿に心を痛めつつも、オシュトル(ハク)は懸命に真実を伝えようとする。だが、その声も虚しく、不利を悟ったマロロは戦場を後にするのだった。戦に勝利するも、國の象徴である大橋を失い嘆くイタク。しかし、勝利に沸く兵達の姿に勇気づけられ、國の再建を胸に立ち上がる。それを助ける為、アトゥイはナコクに留まることを決意するのだった。
第14話:決戦前夜
いくつも同盟國を得て、エンナカムイの戦力はようやくヤマト軍と拮抗するに至った。決戦を目前に控え、オシュトル(ハク)は一人、実家を訪れる。オシュトルの母であるトリコリと穏やかな時を過ごす二人。まるで本物の家族のように語らう中、ふと、トリコリは問いかける。それはオシュトル(ハク)にとって思いもよらぬ一言であった。
第15話:死中に活あり
ヤマトの行く末をかけた大戦は、戦力で勝るエンナカムイ連合軍が優位に立つかのように思われた。しかし、ヤマト軍の統率された動きに進軍を阻まれ苦戦を強いられてしまう。膠着した状況を打開すべく、一転攻勢に出ようとするオシュトル(ハク)だったが、突如兵糧置き場から火の手が上がる。それは復讐に燃えるマロロの策略であった。
第16話:豪雄激突
ヤマト軍の伝令を担う通信衆を討つべく、オシュトル(ハク)達は二手に分かれて動き出した。これを阻止すべく、ライコウの命を受けたミカヅチが現れる。決死の覚悟で戦うオシュトル(ハク)が作りだした隙を突き、ノスリとキウルは通信衆を射抜くことに成功。ヤマト軍の統制は瓦解し始めるも、オシュトル(ハク)との決着を望むミカヅチの戦意は消えていなかった。雌雄を決すべく、男達は仮面の力を解き放つ。
第17話:決意の対価
ヤマト軍と一進一退の攻防を続ける連合軍。この拮抗を破るべく、ライコウの命により大正門の中からミカヅチ率いる軍勢が現れる。長引けば不利となる――この戦いが勝負所と見たオシュトル(ハク)は、全戦力を以て攻勢へ転じることに。その様子を眺め、不敵な笑みを浮かべるライコウ。全てはオシュトル(ハク)達を一網打尽にする為の策略であった。
第18話:大願を胸に
友の死を越え、聖廟へと辿り着いたオシュトル(ハク)と仲間達。一行を待ち構えていたのは、此度の元凶であるライコウだった。彼が語る帝からの自立と言う悲願、それが帝の意志を継ぐアンジュ自身によってここに体現された今、自らの望みが果たされたことを悟る。しかし、主の敗北を認めたくないシチーリヤがライコウに差し出したもの。それは強大すぎるが故に封じられた、かつて帝が作りし仮面であった。
第19話:残された役目
國の未来をかけた大戦は終結し、ヤマトには久方ぶりの平和が訪れていた。帝都で職務に勤しむ傍ら、今後について思いを巡らせるオシュトル(ハク)の元に現れたウルゥルとサラァナ。彼女達に導かれた先は、聖廟の地下に広がる帝の庭園であった。死した帝に代わり、オシュトル(ハク)をここに招いた者の目的とは……。
第20話:トゥスクルへ
各地に残る旧時代の遺産を自在に動かす秘宝・マスターキー。オシュトル(ハク)は帝の願いを受け、それが眠ると言うトゥスクルを訪れていた。実家へ戻ると言うクオンと別れ、彼は一人、トゥスクル皇オボロとの謁見へ臨む。しかし、漂う緊張感をよそに謁見は挨拶のみで終わり、歓迎の宴が催されることに。宴が大いに盛り上がる中、突如トゥスクル皇女はオシュトル(ハク)に迫る。――我に仕えよ、と。
第21話:人を継ぐ者
大神ウィツァルネミテアを祀る神域、オンカミヤムカイ。その管理を任される賢大僧正ウルトリィに導かれ、オシュトル(ハク)達はマスターキーへと近づいていく。地下に広がる古の遺跡を抜けた先、一行を出迎えたのは荘厳な社だった。異彩を放つそれを訝しむオシュトル(ハク)だが、その時、仮面が小さく共鳴を起こす。社の中で一行を待つ、ただならぬ気配を纏う存在とは……。
第22話:叡智への扉
突如現れたウォシスはマスターキーを手にし、自らこそが帝の正統な後継者だと告げた。その強引なやり方を受け入れられず、オシュトル(ハク)は救援に訪れたミカヅチ達と共に戦いに臨む。しかし、ウォシスが呼び出した異形の化け物に苦戦を強いられ、奮闘虚しくマスターキーは持ち去られてしまう。急ぎ後を追おうとするオシュトル(ハク)を引き止めるエルルゥ。彼女が差し出した社の主からの餞別、それは原初の仮面であった。
第23話:目覚めの地にて
帝の悲願を成す為、マスターキーを用いて古の遺産を起動したウォシス。タタリの殲滅を声高に命じるが何も起こらず、システムは無情なエラーを告げるのみであった。封印より解き放たれたタタリは聖廟地下から溢れ出し、瞬く間に帝都を蹂躙していく。その被害を食い止めるべく、必死に解決方法を模索するオシュトル(ハク)。しかし、残された唯一の手段は彼らにとってあまりに残酷なものであった。
第24話:深淵より来る声
聖廟を脱出し、クジュウリ近郊の遺跡へ転送されたオシュトル(ハク)達。帝都のタタリを殲滅させたことで気象衛星アマテラスが機能を停止し、ヤマトの気候は大きく変化しつつあった。降りしきる雪は以前よりも厳しく、いずれ人々の生活にも大きな影響を与えるだろう――手遅れとなる前に、オシュトル(ハク)はアマテラスを再起動するべく動き出す。一行は手がかりを知るウルゥル・サラァナに導かれ、クジュウリ城の地下遺跡へと向かうのだった。
第25話:歪みし大神
正体不明の化け物・ノロイの出現を聞き、急ぎ駆けつけたオシュトル(ハク)達。そこで待ち構えていたのは、死んだはずの冠童達であった。何度倒しても蘇るノロイとウォシスから授かった力を振るう冠童に苦戦を強いられ、一行は次第に追い詰められていく。この窮地を脱すべく、オシュトル(ハク)は仲間の静止を振り切り仮面の力を解放。しかし、その力の代償を払う時はすぐそばまで迫っていた。
第26話:願いの果て
タタリ殲滅の影響が色濃く残る帝都に鎮座する巨大な繭。それは、ライコウが残した仮面の力を解放したウォシスであった。人々がノロイへと姿を変える中、その元凶である繭を破壊すべく立ち向かうオシュトル(ハク)達。しかしウォシスの力は凄まじく、近づくことすら敵わずにいた。後は頼んだ――仲間達に意志を託し、オシュトル(ハク)は残り僅かな命の全てを代価に根源への扉を開く。
第27話:神話の始まり
全身全霊を賭したオシュトル(ハク)の一撃がついにウォシスを打ち砕く。しかし、その代償はハクの死と言う余りにも大きすぎるものであった。かけがえのないものを二度も失い、強い自責の念に苛まれるクオン。彼女は失意の中を内なる声に付け入られ、大神ウィツァルネミテアへと変貌してしまう。自らの意に反して暴走するその強大な力を前に、クオンに出来るのはただ祈り続けることだけ。それは歪な形となって顕現し、大切な仲間達へ牙を剥く。
第28話:二人の白皇
長きに渡る戦乱は終わりを告げ、世は安寧を喜ぶ民の声で溢れていた。ヤマトとトゥスクル――両國は同じ過ちを繰り返さぬよう、決意を新たにそれぞれの道を歩み出す。未来を見据える二人の皇女が胸に浮かべるのは、ずっと側にいたかけがえのない人の笑顔。これは、己の運命を悟り、大切な仲間の為に身を賭して戦い続けたある男の物語。古よりうたわれしもの、その名は――
第1話:絆
DVD-BOX各巻に1話収録の映像特典短編アニメ。
第2話:目撃
DVD-BOX各巻に1話収録の映像特典短編アニメ。
第3話:こわされるもの
DVD-BOX各巻に1話収録の映像特典短編アニメ。
第4話:禍日神 ヌグィソムカミ
DVD-BOX各巻に1話収録の映像特典短編アニメ。
第5話:なぜなに うたわれるもの
第6話:うたわれるもの大百科 第一夜・その時トゥスクルが動いた
第7話:うたわれるもの大百科 第二夜
第8話:エルルゥの部屋(仮)
第9話:望楼の子守唄
OVA第1話。 トゥスクル國では、今日も穏やかに時間が流れている。やわらかい風に乗り、遠くから聞こえてくるのは城内を駆ける少女達の足音と、兵士達の訓練の掛け声。そして、赤子の泣き声と子守唄・・・。数日前、城の外へ出掛けたハクオロとウルトリィは、街で赤ん坊を保護することになった。フミルィルと名づけられたその子の身元調査を進める間、城の者達で世話をしているのだ。その中に、とりわけ母親のように世話をするウルトリィがいた。
第10話:秘恋の処方箋
OVA第2話。 それは、一日の始まりを待つトゥスクル城内。空が明るさを持ち始めた頃。人気のない倉庫から不思議な光を見たエルルゥは、中を確認しようと恐る恐る覗き込んだ。エルルゥが見たのは、土下座をする不審な二人組みだった。一人の男と一匹のキママゥは、エルルゥに詰め寄ると転移の術法で彼女を連れ去ってしまうのだった・・・。
第11話:深山の鍔鳴
OVA第3話。 ハクオロの冗談めいた話を真に受けたトウカは、川のヌシを釣り当てようと一念発起する。そして、ハクオロが政務に戻った後も釣りを続けるトウカの前、遂にヌシと思しき巨大な魚影が現れた。
第12話:竹馬の友
OVAうたわれるもの映像特典 picture drama vol.1
第13話:続・竹馬の友
OVAうたわれるもの映像特典 picture drama vol.2
第14話:鬼の霍乱
OVAうたわれるもの映像特典 picture drama vol.3
第15話:トゥスクル皇女の華麗なる日々
クオンの幼少期の物語。 PS4/PS VITA版「うたわれるもの 散りゆく者への子守唄」(アクアプラスリミテッドボックス/プレミアムエディション/トリロジー)の特典映像。
第16話:映像特典(Blu-ray BOX 上巻)
第17話:映像特典(Blu-ray BOX 下巻)
シノノンはじめてのおつかい/ウルゥルとサラァナの戦い/アトゥイと休日 其の一/アトゥイと休日 其の二/名探偵ノスリ
TVアニメ「うたわれるもの 二人の白皇」終章PV
「うたわれるもの 二人の白皇」ノンクレジットエンディング映像│「百日草」/Suara
「うたわれるもの 二人の白皇」ノンクレジットオープニング映像│「人なんだ」/Suara
TVアニメ「うたわれるもの 二人の白皇」15秒SPOT
【「二人の白皇」視聴前に!】「うたわれるもの」〜「うたわれるもの 偽りの仮面」振り返り映像
TVアニメ「うたわれるもの 二人の白皇」アニメ指南書│7月2日より放送開始
TVアニメ「うたわれるもの 二人の白皇」第2弾PV<7月2日より放送開始>
TVアニメ『うたわれるもの 二人の白皇』第1弾PV
TVアニメ『うたわれるもの 二人の白皇』ティザーPV
放送日 | 2006-04-03 ~ 2022-12-25 |