Maydayが見れる配信サイトは?【テレビアニメ】
Maydayはどんな内容?
『メーデー!』シリーズでは、過去に実際起きた悲劇的な飛行機事故を、丁寧に検証していく。
事故を引き起こす原因となった証拠を探り、生存者や被害者の家族のコメント、運輸安全委員会の調査結果、ブラックボックスが語る全記録等から得た手がかりを繋ぎ合わせ再現VTRや実際の映像を織り交ぜながら事故の全貌を解明するドキュメンタリー。
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Maydayその他の情報
第1話:サンダーストーム(RACING THE STORM)
アメリカン航空1420便MD-82は、雷雨により2時間遅れでダラスフォートワース空港をリトルロック空港に向けて出発。アメリカン航空の運航管理者は、エアライン・スケジュールを守るため、嵐よりも先にリトルロックに着かせようと「到着を早めるよう」乗務員に告げる。飛行距離は短く、レーダーの気象データは、運航管理者が「ボウリングのレーン」と呼ぶようにはっきりとしたコリドー(ルート)を示している。そのルートを通れば1420便は目的地まで行き着けるはず―。機長のリチャード・ブッシュマンと副操縦士のマイケル・オリゲルは、嵐とのレースに打ち勝つ覚悟を決める。リトルロックから1,600キロメートル、1420便が降下するにつれ猛烈な雷雨が空港に接近、それに伴い風向きも危険なまでに定まらなくなる。果たしてレースの結果はいかに。
第2話:機体損壊(UNLOCKING DISASTER)
ユナイテッド航空811便がホノルルを離陸直後に発生した、ドアロック解除による事故。貨物室のドアが開いて吹き飛ばされたことで747の機体に巨大な穴があき、9名の乗客を含む5列分の座席が機外へと放り出される。このエピソードでは、設計上の欠陥があると知りながら修理を先延ばしにすることが、恐ろしい結果をもたらすまでの過程を調査する。
第3話:計器異常(FLYING BLIND)
夜、ペルー航空603便がリマから離陸するにつれ、対気速度計と高度計が誤作動していると見た乗務員は、計器だけで飛行、惨事へと至る。一方、航空交通官制塔では、機体のコンピューターから誤った表示度数を受け取っていた。757の機体は太平洋に墜落、70名全員が死亡。このエピソードでは、コンピューターの誤作動の原因を突き止めて、その不幸な結末を明らかにする。
第4話:機内火災(FIRE ON BOARD)
スイス航空111便のパイロットは、離陸から1時間もしないうちにコックピットで煙の臭いに気づく。ただちに、燃料を捨て着陸するための時間との競争が始まる。数分後、火災と、電気系統の機能が完全に停止したことが引き金となり、MD-11は大西洋に墜落、229名の乗客と乗務員は全員死亡。このエピソードでは火災の原因を探り、火の手が機体を激しく損傷し、瞬く間に広まった理由を問う。
第5話:燃料漏れ(FLYING ON EMPTY)
ある暖かな晩、エアートランサットのベテラン運航乗務員が操縦するエアバスA-330のジェット旅客機が、ポルトガルのリスボンに向けてトロントを発つ。だが、このフライトが目的地に到着することはなかった。大型の民間営業用ジェット機において、燃料切れは致命的なトラブル。一番近い陸地から85海里の地点でそんな事態が発生すれば、大惨事になる可能性も。このエピソードでは、安全装置があるにも関わらず燃料切れを防がなければならない現代の旅客機で、こういった状況が起こりうる経緯を浮き彫りにする。
第6話:操縦不能(CUTTING CORNERS)
アラスカ航空261便がプエルトバジャルタを離陸してまもなく、飛行中に機体の角度を調整する水平安定板が誤作動を起こす。パイロットは、垂直降下する機体を必死に制御しようとするが、機体は横転し海に急降下。88名の乗客と乗務員が死亡する。このエピソードでは、整備上の過失が致命的な墜落事故につながるまでの経緯を伝える。
第1話:突風(BLOW OUT)
離陸したばかりの数分後、ブリティッシュ・エアウェイズ111便のコックピットから大きな破裂音が聞こえてきた。風防ガラスが音をたてて壊れ、機長はガラスの割れた部分から吸い出されしまった。機長の体は機体側面にはり付き、飛行機は即座に急降下を始めた。副操縦士は突然独りで操縦することになり、穴の開いたコクピットですさまじい風の音と戦うという、絶望的状況にあった。しかし、これらの困難にもかかわらず、副操縦士は飛行機の着陸に成功した。そして機長も奇跡的に助かった。
第2話:傷ついた鳥(A WOUNDED BIRD)
1995年8月21日。アトランティック・サウスイースト航空529便はジョージア州のアタランタを飛び立ち、ミシシッピ州のガルフポートへと向かっていた。しかし離陸後、一度大きな音が聞こえ、そのまま衝撃音が続く。26名の乗客が目にしたものは、機能しなくなった4つの内の1つのプロペラと、エンジンの外板がなくなり、むき出し状態になったエンジンが左翼にそのまま張り付いている状況。機体はもはや片方の翼で飛行していて、操縦士は機体をなんとか空中に保とうとしたものの、不時着を強いられた。奇跡的にすべての乗客乗務員は助かったが、直後の火災で負った火傷により、何人かが命を落とした。事故後、連邦航空局の調べで、プロペラの金属疲労が事故原因であったことが発覚した。同じ製造会社関連を含む3つ目の事故だ。しっかりと整備を行っていれば防げた事故であった。
第3話:ハイジャック(HIJACKED)
1994年クリスマスイヴ、239人を乗せたエールフランスの旅客機は離陸前に4人の武装イスラム集団にハイジャックされる。犯人グループはアルジェリアの内務相に、イスラム救国戦線の指導者の釈放を要求。最初、63人の乗客が解放されたが、アルジェリア政府が犯人側の要求を飲まなかったことが犯人グループを激高させ、乗客一人を殺し、遺体を投げ捨てた。しかしアルジェリア政府はこれには動じず、結局3人の乗客が犠牲に。このことでフランス政府が圧力をかけ、8969便をマルセイユへ向けて離陸させた。39時間が経っていた。マルセイユ到着後、フランス政府は8969便をマルセイユ空港から一歩も出さないよう時間を稼ぎ、犯人グループが機体をパリに向けて街の上空で機体を爆破させようとしている計画を知る。犯人グループの8969便制圧から54時間が経ち、苛立った犯人グループは回りの飛行機や航空管制塔に向けて発砲。しかしこれが合図となりG.I.G.N.(フランス国家憲兵隊治安介入部隊)が一気に機内へ突入。犯人グループを射殺し、173名の乗客乗務員を救い出した。G.I.G.N.の特殊部隊歴に残る最もダイナミックなテロリスト犯鎮圧の成功例となった。
第4話:上昇か?下降か?(CRASH ON THE MOUNTAIN)
コロンビアのカリへ向けてマイアミ国際航空から飛び立ったアメリカン航空965便は、休暇の混雑に伴い定刻より遅れて離陸した多くの便の内のひとつだった。遅れを取り戻すため、機長は機体をフルスピードで操縦、2人の経験豊富なパイロットに、最新のシステムを積んだ965便は万全の状態にあるように思われた。しかし着陸を試みようとした時、システムに不備が生じる。着陸を急いだ結果、機位を失った機体は誤った峡谷に入り込んでしまう。操縦士は機体を上昇させようとしたが、機体はそのまま山に墜落。調査員たちは、たった4人の生存者と残されたわずかな記録から、965便の最後の30分に何が起きたのかを組み立てていく。その結果、2人のベテランパイロットがあとわずかな注意を払っていれば回避できた可能性のある事故であったことがわかった。
第5話:空中衝突(MID-AIR COLLISION)
スペインで休暇を過ごすため、たくさんのロシア人学生を乗せたバシキール航空ツポレフ154型機。DHLの国際宅配便はイタリアからベルギーへ向かっている。2機の路線はドイツとスイスの国境で交差する予定だった。管制塔では航空管制官が1メートルも間のある2枚のスクリーンをたった一人で管理している。2機がお互いに近づき、それぞれのパイロットは管制官に指示を求める。しかし運悪く、管制官はほかのスクリーンを管理していて、彼らに気づいた時は既に遅かった。2機は空中衝突し、71人が死亡、ほとんどが未成年の子供だ。空中衝突防止装置によって防げた事故だったが、何が起こったのだろうか?
第6話:ニューヨーク上空(DEADLY DELAY)
ニューヨーク市上空を覆う濃い霧が航空機の離着陸を大幅に遅らせている。ジョン・F・ケネディ国際空港では航空交通管制が嵐の対策を考えていた。乗客乗務員158名を乗せたアビアンカ航空52便はすでにニューヨーク上空を77分もぐるぐるしており、燃料も残り最後になっていた。乗務員からの緊急連絡はあるものの、管制室は着陸の許可をなかなか出せないでいる。そしてようやく許可が下りたころには燃料がなくなり、機体はそのままロングアイランドに墜落。73名が死亡した。その後の調査では墜落事故は防げたものなのかの、多くの議論が寄せられている。
第1話:風前の灯 (原題:HANGING BY A THREAD )
第2話:第2話
第3話:第3話
第4話:第4話
第5話:第5話
第6話:第6話
第7話:第7話
第8話:第8話
第9話:第9話
第10話:第10話
第11話:第11話
第12話:第12話
第13話:第13話
第1話:奇跡の大脱出 (原題: Miracle Escape)
2005年8月2日。エールフランス358便が、トロント・ピアソン空港の滑走路をオーバーラン。その際に左のエンジンが炎上し、300人以上の乗員乗客は、命からがら脱出した。幸いにも犠牲者は出なかった。この前年だけで世界では37件ものオーバーランが発生しており、100人以上が犠牲になっている。これは、航空機の飛行法に大きな課題を残した、驚くべき恐怖と生還の物語である。
第2話:謎の白い光 (原題: Falling From The Sky)
1982年6月24日。ブリティッシュ・エアウェイズ009便に、不測の事態が起こった。客室に煙が充満し始める。両方のエンジンには火が回り、止まってしまった。そんな中、クルーはまぶしい火花のようなものが雨のように降ってきて、ウインドシールドに当たるのを目撃した。飛行機は落下を始めたが、海に落ちる直前に止まっていたエンジンが再始動し、なんとか無事空港に着陸。機を墜落の危機に追いやったものの正体とは?
第3話:機内炎上 (原題: Fire Fight)
トロントからダラスへのフライト中、ある乗客が後方化粧室から煙が上がっていることに気付いた。煙はどんどん濃くなる。こうなっては着陸するしかない。機はシンシナティーの空港に着陸し、乗員乗客は火の手が上がる飛行機から緊急脱出したが、46人中23人が犠牲となった。国家運輸安全委員会による調査の結果、このDC-9型機では過去にも問題が多発していたことがわかった。しかし出火の原因は今も謎のままである。
第4話:着陸ミスと事故原因 (原題: Missed Approach)
1997年。大韓航空801便は、悪天候の中乱気流に巻き込まれた。降りしきる雨や、使用不能に陥ったナビゲーション装置と格闘するクルー。しかし高度はどんどん下がり、801便は空港の5キロメートル手前にある丘に墜落した。その時点での生存者は多かったが火災が発生し、結局200人以上が犠牲になった。この事故は、重要な安全装置が使用不能になっていたことと、クルーの技術不足が原因とされている。
第5話:737型機に潜む危機 (原題: Hidden Danger)
世界の航空業界を支えるボーイング737型機。しかし1991年、着陸直前に操縦不能に陥り墜落、乗員乗客が全員死亡する事故が起こった。事故原因は謎である。1994年。別の737型機が墜落。乗員乗客132人が全員死亡した。前回と同じく事故原因は不明。さらに別の737型機が、最終直前、2度にわたり機体が激しく右に傾くという事態に見舞われた。証言から判明した驚愕の事実とは一体?
第6話:太平洋上空でのパニック (原題: Panic Over The Pacific)
高度1万2500メートルでの飛行中、乱気流に巻き込まれたチャイナ エアライン機。自動操縦システムが加減速を繰り返して事態を乗り切ろうとしていたが、エンジンのうち1つが止まっている。長いシフトで疲れていたクルーがエンジンの再始動を試みていたその時、機体は9000メートル近く急降下、激しく損傷した。なんとか着陸を遂げたクルーを、乗客は命の恩人だと賞賛した。彼らがすべての元凶だったとは知る由もなく…。
第7話:未確認小型飛行機 (原題: Out of Sight)
ロサンゼルス国際空港に着陸する寸前、エアロメヒコ498便は小型機と衝突した。犠牲となったのはエアロメヒコ機に搭乗していた64人全員と、小型機に載っていた3人、そして地上にいた15人。航空交通管制が小型機に気付かなかったのは、当時は管制の空域を飛ぶ航空機へのトランスポンダー搭載が義務付けられていなかったためである。この事故により、空港のあり方と、その付近を飛ぶ機体の監視、追跡方法が改善された。
第8話:紛争地域での墜落 (原題: Inbound)
1993年、アメリカの商務省長官ロン・ブラウン他34名を乗せた航空機がクロアチアで墜落し、搭乗者全員が死亡した。紛争地域で起きた墜落の原因は何だろうか?長官が本来なら飛べないはずの天候の中、パイロットにフライトを強要したのだろうか?アメリカ軍が作成した報告書により、指示の不行き届き、クルーのミス、そして航空機の着陸方法の不備などが事故原因だということが判明する。
第9話:方向感覚の喪失 (原題: Desperate Dive)
2004年。エジプトの空港から飛び立ったボーイング737型機は、離陸直後、右に傾き始めた。いったん傾きを修正したものの、再度機体は傾き、ついには111度にまでなってしまう。パイロットはこの傾きを必死に修正し、ほぼ水平まで戻したが、機は紅海に墜落、乗員乗客は全員死亡した。事故を起こしたフラッシュエアラインは、複数の国で着陸許可を取り消された経緯を持つ。事故原因は人的ミスか?それとも機械のトラブルか?
第10話:ゴースト (原題: Ghost Plane)
2005年8月14日、日曜日。キプロスのラナルカ国際空港。低コストを売りとする航空会社、ヘリオス航空の522便は午前9時にギリシャの首都、アテネを経由し、チェコ共和国のプラハに向かうべく離陸する予定だった。午前9時11分、機体が高度3600メートルを超えた頃、コックピットに警告ブザーの音が響いた。
第1話:持ち込まれた爆弾 (原題: Explosive Evidence)
1985年6月23日、飛行中のインド航空182便が突然レーダーから消えた。そしてわずか数時間後、機体の残骸と犠牲者の遺体が北大西洋で発見された。このボーイング747に乗っていた乗員乗客329人は、何らかの原因で全員が死亡したのだ。大西洋から発見された証拠の複雑な糸をたどって、捜査は日本にも及び、やがてカナダ、ブリティッシュ・コロンビア州のバンクーバーに到った。捜査によって明らかになったのは、182便が爆弾によって墜落させられたという恐ろしい事実だった。過激派はどうやって爆弾を機内に持ち込めたのか?
第2話:キャビンの穴 (原題: Behind Closed Doors)
新品のDC-10で爆発が起き、キャビンに大きな穴が空いた。調査員たちは貨物室後部のドアのデザインに重大な欠陥があることを発見し、改良方法を指導した。ところが2年後、別のDC-10が通常の飛行中にまったく同じ爆発を起こし、悲惨な結末に到った。防げるはずだった事故がなぜ起こったのか?
第3話:暴風雨の中へ (原題: Southern Storm)
1977年4月4日、サウザン航空242便がアラバマ州ハンツビルからジョージア州アトランタに向けて飛行していた。離陸10分後に前方に厄介そうな嵐が現れた。しかしレーダーで見ると嵐の中央には穴が空いていたので、その中の天候は安定していると判断した操縦士は穴を通り抜ける決断をした。しかし穴に入ると突然、雨と雹がまざった激しい嵐のまっただ中に放り込まれた。あまりの激しい雹でコックピットのガラスにはヒビが入り、視界がまったくなくなった。操縦室の機器も多くが操作不能となり、エンジンも1機ずつ停止していった。
第4話:ウェイト・オーバー (原題: Dead Weight)
業務用小型旅客機が短いフライトに飛び立った直後に悲劇が起きた。離陸からしばらくして、機首が突然、上を向いてしまったのだ。操縦士たちは必死でコントロールしようとしたが、350メートル上空で機は失速して降下し始め、左に回転すると真っ逆さまに墜落した。墜落したのは物資が満載された格納庫で、乗員乗客は全員が犠牲になった。残骸を調べた調査員たちは、ある一つの手がかりから、事故原因と思われる問題を暴き出す。同時に、長年に渡って数百万の乗客が危険にさらされてきた事実が判明する。
第5話:大地への激突 (原題: Slammed To The Ground)
デルタ航空191便は、ダラス・フォートワース国際空港への着陸進入中に2つの嵐の直撃を受けた。前方の雷雨の中に入ったかと思うと、今度はすさまじい風で地面に叩き付けられ、136名が死亡する大惨事となったのだ。この事故により、危険が指摘されていたマイクロバースト(小規模で急激な下降風)に関する科学的な研究が進んだ。
第6話:不運の先に待つ奇跡 (原題: Miracle Flight)
静かな夏の夜、モントリオール、エドモントン間を飛行していた新しいジェット旅客機が、不可解なミスのために大変な事態に陥った。2万6千フィート上空で2つのエンジンが停止したのだ。パイロットは操縦能力のすべてとわずかな幸運を頼みに、空港への着陸を試みた。しかしさらに不運なことに滑走路は閉鎖されていた…。
第7話:謎の炎 (原題: Mystery Fire)
1987年11月27日、南アフリカを目指して飛行中だったボーイング747コンビのキャビンに煙が充満し始めた。乗客が煙に苦しむ中、乗員が貨物室の火を消そうと懸命の努力を続けたが、機はインド洋上で消息を絶った。事故を受けて前例のない規模の捜索が開始され、海底から事故機の残骸が引き上げられた。295便に違法な武器が積まれていたという噂は果たして本当だろうか?
第8話:注意散漫 (原題: Fatal Distraction)
イースタン航空401便がマイアミへの着陸態勢に入った時、着陸装置に異常が発見された。機長は自動操縦に切り替え、クルー全員で異常を調べ始めたが、その間に飛行機はゆっくりと降下し始め、フロリダのエバグレーズ湿地に墜落してしまった。77人の乗員乗客だけが奇跡的に事故から生還し、調査チームはこの飛行機の自動操縦装置は正常だったとの結論を出した。ではなぜ、このジョット旅客機は墜落したのだろうか?
第9話:速度計の警告サイン (原題: The Plane That Wouldn't Talk)
1996年、バージェンエアー機で、パイロットがクルーからの情報を無視して離陸したために海に墜落するという大惨事が起きた。コックピットの会話記録には、混乱した音声と複数の警報が入り交じっていた。クルーは"対気速度を計測するチューブが昆虫の巣でふさがれてしまっている"という信じがたい情報に大混乱となっていた。事故後の捜査で、パイロットが離陸前の警報サインに注意していれば、事故は防げたことが判明する。
第10話:無線沈黙 (原題: Phantom Strike)
2006年9月、7人を乗せた小型ジェット機と旅客機がブラジルの2つの空港から離陸した。2機のコースは交差していたにもかかわらず、管制塔から高度変更の指示が入らなかったために空中で接触事故が起こり、両機とも片翼を損傷した。小型ジェット機は奇跡的に着陸に成功してケガ人も出なかったが、旅客機のほうはアマゾンの熱帯雨林に墜落。衝突防止システムの進歩にもかかわらず、甚大な被害を出す大惨事となった。
第1話:第1話
第2話:第2話
第3話:第3話
第1話:パンナム103便 (原題: Lockerbie)
1988年12月21日、ロンドンのヒースロー空港を離陸した直後のパンナム103便が、スコットランドのロッカービー上空で爆発し墜落した。町には破片が降り注ぎ、火災が発生。この惨事で乗員乗客259人全員が死亡し、ロッカービーの住人11人も巻き添えとなって死亡した。2千キロ四方に散らばった破片を調べるうちに、事故調査班はこの機に爆弾が仕掛けられていたことを発見した。103便を墜落させた犯人は誰なのか?
第2話:サウジアラビア航空763便 (原題: Crash Course)
1996年11月、ニューデリーを離陸したサウジアラビア航空763便が1万4千フィート上空でカザフスタン航空の飛行機と衝突した。この衝突で両機ともが破損し、らせん旋回しながら墜落。349人が死亡するという、史上最悪の航空機の空中衝突となってしまった。8キロ先にまで焼けこげた2機の残骸が散乱し、それを調べる事故調査班は頭を抱えた。なぜ2機は衝突したのか?誰の責任なのか?再発を防ぐことはできるのか?
第3話:チャイナエアライン611便 (原題: Shattered in Seconds)
台湾の台北を飛び立って20分後、中華航空のボーイング747型機は突如としてレーダーから消え、広範囲の捜索活動にも関わらず、225人の乗員乗客は全員が死亡した。爆弾やガスタンク爆発の可能性はなく、原因を探る事故調査班は頭を抱えてしまった。しかし彼らは数百の機体の残骸を細かく調べ、ついに機体の小さな破片から事故の謎を解くことに成功。611便の悲劇は22年前に始まっていたことが分かった。
第4話:オスロ発 チャーター機 (原題: Silent Killer)
1989年9月、オスロからハンブルグに向かうチャーター機が、突然2万2千フィートの上空から降下し始め海に墜落した。乗客乗員55人全員が死亡し、ノルウェーで史上最悪の航空機事故となった。事故調査班が事故原因を探り当てると、航空業界に衝撃が走った。小さな1本のボルトが飛行機を墜落させていたのだ。事故はどうやって起きたのか?通常の旅客機でも同じ事故が起きうるのだろうか?
第5話:米空軍C-5A ギャラクシー (原題: Operation Babylift)
1975年4月、ベトナム戦争終結の直前、アメリカのフォード大統領が“オペレーション・ベビーリフト”と呼ばれる緊急作戦を命じた。ベトナムの孤児たちを戦時下の混乱から救い出し、アメリカに連れて行くという。こうして250人近い赤ん坊や子供たちがアメリカ空軍のC5Aギャラクシーに乗せられた。しかしミサイルを避けようと急上昇したために貨物室のドアが吹き飛び、ギャラクシーは墜落した。この悲劇の原因を探る。
第6話:チュニインター1153便 (原題: Ditch the Plane)
2005年8月、チュニジアのリゾート地ジェルバ島に向かっていたチュニインター1153便のエンジンが、地中海上空で突然停止した。緊急降下を試みると、第2エンジンも止まり、機体が海に向かって降下し始めたので、パイロットは海に不時着するという一か八かの賭けに出た。その結果34人の乗客のうち20人が生還し、14人が死亡するという結果となった。後日、事故調査班が突き止めた事故原因は衝撃的なものだった。
第7話:アダム航空574便 (原題: The Plane that Vanished)
2007年1月、アダム航空574便がジャワ海上空で乱気流に遭遇。本来のコースを200キロ近く外れて飛行し、嵐に近づいた。やがて管制塔の必死の誘導もむなしく574便はレーダーから消えてしまい、数日後、漁師が機体の残骸を発見。犠牲者102人という大惨事となった。調査の結果、パイロットの訓練不足やずさんな整備など、アダム航空の過失が露見。インドネシアの航空産業全体に大規模な改善が求められることとなった。
第8話:アメリカン・イーグル航空4184便 (原題: Deep Freeze)
1994年10月31日ハロウィーンの夜、シカゴ上空は厳しい寒さとなっていた。悪天候により、多くの飛行機が上空で着陸待機されられており、その中の1機がアメリカン・イーグル航空41-84便だった。ところが突然、この機はスピンし始めコントロールを失って、パイロットの奮闘もむなしくトウモロコシ畑に墜落。乗員乗客68人が死亡した。調査の結果、原因は非常にまれな天候と航空機のデザイン上の欠陥であることが判明した。
第1話:第1話
第2話:第2話
第1話:ブリティッシュ・エアツアーズ28便 (原題: Panic On The Runway)
1985年8月22日、ブリティッシュ・エアツアーズの28便がギリシャのコフル島に向けてマンチェスター空港を離陸しようとしていた。しかし速度を増すにつれ、胴体から大きな落下音が聞こえたためパイロットは離陸を中止した。原因はタイヤの破裂かと思われたが、機内で左側に座っていた乗客がエンジンから火が出ているのを発見。まもなく真っ黒な煙がキャビンに充満し、逃げ出そうとする乗客でパニックが起きた。そして数分後、機体は完全に炎に包まれ、55人が死亡した。小さな火災がイギリス航空史上に残る大惨事に発展した原因を探る。
第2話:エールフランス296便 (原題: Pilot Vs Plane)
1988年6月26日、当時の最先端を行く旅客機エールフランス296便、エアバスA320型がデモ飛行を計画していた。アブシーム空港の航空ショーで超低空飛行を行うのだ。しかし小さな飛行場で悲劇は起きた。航空機が森に墜落し炎上したのだ。宣伝を狙っていたエアバスはこの悲劇で大損害を被ったうえに大がかりな捜査の対象となり、パイロットと航空機どちらの過失であるかを見極める事故調査チームに大きなプレッシャーがかかった。
第3話:ノースウエスト航空255便 (原題: Cockpit Chaos)
1987年8月16日、ノースウエスト航空255便がデトロイト・メトロポリタン国際空港で待機。目的地はアリゾナ州フェニックスだったが、まだ滑走路が見つかっていなかった。出発時刻ギリギリになって管制官が滑走路を変えたため、パイロットたちは滑走路への入り口を見つけるのに苦労していたのだ。出発時刻を45分過ぎて、ようやくDC-9の誘導滑走が始まった。すぐに255便は時速150キロの速度で音を立てて走り始め、機長のジョン・マウスは操縦桿を引いた。しかし機体は照明灯にぶつかり、何とか離陸した直後、ビルに激突して高速道路に墜落し、アメリカの航空史上2番目と言われる悲惨な事故となった。果たしてこの大事故の原因とは?
第4話:USエアー1493便 (原題: Cleared For Disaster)
1991年2月1日、夜のロサンゼルス国際空港は混み合っていた。そのため最終進入中だったUSエアー1493便(ボーイング737-300)のパイロットが着陸の指示を求めても、管制塔からは長い間返答がなかった。空港が間近になってようやく着陸許可が出たが、着陸直後に1493便は炎を吹き出し、使われていないビルに突っ込んだ。救援隊が現場に駆けつけ生存者が炎の中から運び出されると消防士たちは驚くべきものを発見した。事故調査チームは事故の真相を解明できるだろうか?
第5話:大韓航空007便 (原題: Target Is Destroyed)
1983年9月1日、大韓航空007便が269人の乗客を乗せて日本海上空を飛行していた。パイロットはニューヨークからソウルまでの長いフライトで最後まで燃料を持たせようと、さらに高い高度での飛行を申請した。ところが007便が高度を上げた直後に急速な減圧状態となり、コントロールを失い、きりもみ状態で海に墜落した。数日のうちに事故は国際的な関心事となり、ソ連は007便を撃墜したことを公式に認めた。冷戦の緊張が高まる中、2つの超大国の出方は国際事故調査チームの捜査結果に委ねられた。果たして彼らは全面戦争を回避し、事故の真相を突き止めることができるのか?
第6話:オンタリオ航空1363便 (原題: Cold Case)
1989年3月10日、ウィニペグ行きのオンタリオ航空1363便が、人里離れた場所にある北部の空港で、短い乗り継ぎ時間ののちに離陸の準備をしていた。すでに1時間の遅れが出ており、パイロットは大雪のためにさらに出発が遅れることを心配していた。燃料補給ののち機体は滑走路を進み、やがて加速して離陸スピードに達した。しかし離陸直後に滑走路端の木に接触し、大きく機体を揺らしながら森に突っ込んだ。数ヵ月後にやっと事故の原因が解明されたが、その時には別の航空機が冷たい魔物の犠牲になっていた。
第7話:エールアンテール148便 (原題: Doomed To Fail)
1992年1月20日、フランスの山岳地帯であるアルザス地方の上空で、エールアンテール148便がストラスブールに向かって着陸態勢に入っていた。これは世界で初めて主制御装置をコンピューター化したエアバスA320型機で、自動操縦装置でプログラムされた滑走路への着陸が風や悪天候のせいで不可能になると、パイロットたちは自動操縦機能を調整しながら別の滑走路に着陸しなくてはならなかった。しかしパイロットたちが目視での着陸準備に入っている間に、自動操縦装置の影響で機は若干コースを外れていた。そして雲を抜けたとたんに、機体は木に接触し山肌に激突した。
第8話:チョークス・オーシャン・エアウェイズ101便 (原題: Miami Mystery)
2005年12月19日、チョークス・オーシャン・エアウェイズ101便のグラマン・ターボ・マラードがバハマに向けてフロリダ州のマイアミビーチを離陸しようとしていた。この飛行艇は飛行機でありスピードボートでもある水陸両用機で、ツインターボ・プロップ・エンジンを搭載。世界有数の忙しい港を行き来していた。この日の101便は順調に離陸したあと雲に向かって上昇、数分後には150メートルの高さに達したが、突然爆発を起こした。救助員が墜落現場に急行したが生存者はおらず、目撃者や観光客のビデオによって、空中で翼が1枚落ちたことが分かった。その原因を事故調査チームは突き止められるだろうか?
第1話:トルコ航空1951便 (原題: Who's In Control?)
2009年2月25日、トルコ航空1951便はイスタンブールからのフライトを終え、アムステルダム・スキポール空港への着陸態勢に入っている。管制塔からの指示に従い、ボーイング737型機は滑走路に機首を向ける。ところが着陸寸前になって機体は急降下し、空港北側の泥地に墜落してしまう。135人の乗客・乗員のうち9人が死亡。調査員たちは現場に急行し、世界で最も普及している旅客機の事故原因の究明を始める。果たして彼らの検証は、同様の惨事の再発を防止できるのだろうか?
第2話:ブリティッシュ・エアウェイズ38便 (原題: The Heathrow Enigma)
2008年1月17日、ブリティッシュ・エアウェイズ38便は北京からの10時間半におよぶフライトを終え、ヒースロー空港に着陸しようとしている。副操縦士が操縦を引き継いだ矢先、着陸まであとわずか2分というところで、エンジンが2基とも停止するという不可思議な事態に見舞われる。急激に機体の高度が落ちて行く中、機長はとっさの判断でフラップを引き上げ、抗力を弱めようとする。機体はかろうじてビルやラジオ・アンテナを避け、エンジンと車輪をもぎとられながら滑走路手前に墜落。奇跡的に152人の乗客・乗員に死者は出なかった。事故調査員たちは、この世界最新鋭の航空機が墜落した原因を究明できるのだろうか?
第3話:クロス航空3597便 (原題: Cockpit Failure)
ベルリンからのクロス航空3597便はチューリヒ空港に着陸しようとしている。時間は最終便に近い夜間。しかしあとわずかで着陸という時になってもパイロットたちは滑走路を見つけることができない。彼らは着陸を断念し、4基のエンジン全ての出力を最大にして上昇を試みる。だが時すでに遅く、機体は森をかすめ、丘の斜面に墜落。事故調査員たちは機体の残骸をくまなく調査し、フライト・レコーダーの内容を詳しく分析する。だがクロス航空3597便墜落の謎は、過去を調べることによってのみ解明されるであろう。
第4話:ハドソン川の奇跡 (Hudson River Runway)
2009年1月15日、ニューヨークのラガーディア空港を離陸して2分もたたないうちに、USエアウェイズ1549便が鳥の群れに衝突した。両翼のエンジンは突然、推力を失いエアバスA320型機は空から落下し始める。乗員は懸命にエンジンを再始動させようとするが失敗。一方にはニューヨーク市街、もう一方にはニュージャージー。チェスレイ・サレンバーガー機長は着陸する場所を必死で探した末、サレンバーガー機長は乗客と乗員に、衝撃に備えるよう警告する。そして管制塔に、航空機をハドソン川に不時着水させると連絡を入れた。驚くことに、乗客・乗員155名は全員無事だった。調査員たちは、鳥がどのように世界で最も高性能な2つのジェットエンジンを故障させたのか、原因を探る。再び同じような事故が起きるのを防げるのだろうか?
第5話:コンチネンタル航空3407 (原題: Dead Tired)
2009年2月12日、ニュージャージー州ニューアークを2時間遅れで飛び立ったコンチネンタル航空3407便は、53分間のフライトを終え、バッファロー・ナイアガラ国際空港へ進入しようとしている。雪と強風の中での飛行だが、パイロットたちは眼下に街の灯を見ることが出来ている。ところが速度を落とすためにフラップを出すと、操縦桿が突如振動し始めた。これは失速しようとしている前兆だ。機長は何とか態勢を立て直そうとするが、コントロールを失った機体は急速に降下し、郊外の住宅に墜落してしまう。これはアメリカにおける過去7年間で最悪の墜落事故だ。猛烈な炎で残骸が焼き尽くされる中、調査員たちは事故原因を究明できるのだろうか?
第6話:スカンジナビア航空751便 (原題: Pilot Betrayed)
1991年12月27日、スカンジナビア航空751便はストックホルム・アーランダ空港の滑走路に積もった雪とぬかるみの中離陸しようとしている。DC-9機は安全な離陸のために2度の除氷を実施し、冬の悪天候にもかかわらず順調に離陸。だがまもなくエンジンが何度か轟音を発し、煙が客室内にも侵入、その後わずか2分もたたないうちにエンジンは2基とも停止してしまう。パイロットは再始動を試みるが、左エンジンが爆発炎上。高度3200フィートの上空ですべての動力を失った機体は、あっという間に音もなく降下していく。墜落した機体は3つに割れたが、驚くべきことに死者は出なかった。まだ新しい最新鋭旅客機に何が起きたのか、調査員たちは原因を究明できるのだろうか?
第1話:タン航空3054便 (Disaster Runway)
2007年7月17日、タン航空3054便のエアバスA320型機は、サンパウロの悪名高いコンゴーニャス空港に着陸するための最終進入中だった。コンゴーニャス空港の滑走路35-Lは、世界でも非常に危険な滑走路の1つだ。高台に造られていて、周りは高層ビルに囲まれている。 3054便の乗員は、滑走路が濡れていて滑りやすいという報告を受けた。エンリケ・ステファニーニ機長は、全長1,945メートルの滑走路の終点部分にエアバスA320型機を降下させる。しかし、逆推力装置とブレーキを併用しているにもかかわらず速度が落ちない。航空機は猛スピードで滑走路を通り越し、主要道路を横切って、近隣のビルと給油所に激突した。乗客・乗員は全員死亡。地上にいた12名も命を落とした。これは南米史上、最悪の航空機事故である。これ以上の犠牲を出す前に、調査員たちは大きな重責を担いながら、ブラジルで非常に過密な滑走路で何が起きたのか、真相の究明にあたる。
第2話:ウエスト・カリビアン航空708便 (Plane That Flew Too High, The)
2005年8月16日、ウエスト・カリビアン航空708便のマクドネル・ダグラス社製DC-9-82(MD-82)型旅客機は、予定より数時間遅れてパナマ・シティを出発し、マルティニク島に向かっていた。航空機は気象状態の悪い空域にさしかかり、パイロットたちは迂回を余儀なくされる。乱気流に加え、ほかにも問題を抱えていた。エンジンから十分な推力を得られていなかったのだ。この問題を解決するためパイロットは高度を下げるが、下がりきる前に失速警報がコックピットに鳴り響く。飛行を続けるには速度が遅すぎるためだ。パイロットたちが問題の原因を突き止める前に航空機は落下し、人里離れたベネズエラの農場に墜落した。調査チームは、ベネズエラ史上最悪の航空機事故の原因解明に乗り出す。世界でも有数の安全な航空機に何が起きたのか?
第3話:アロー航空1285便 Split Decision
1985年12月12日、アロー航空1285便のDC-8型機には、中東で6ヵ月にわたり平和維持活動の任務にあたった精鋭のアメリカ人兵士248名が乗っていた。休暇で帰省するためだ。ケンタッキー州フォート・キャンベル行きの1285便は、軍隊の輸送用として契約されたチャーター機だった。カイロから帰国する途中、DC-8型機は予定通りニューファンドランド島のガンダー空港に立ち寄り、給油を行った。しかし、目的地までの最後のフライトに向けて離陸したほんの数秒後、航空機の対気速度が落ちて高度が下がり、滑走路からわずかに南の、木がうっそうと茂った場所に墜落してしまう。過去に例がないほど悲惨な航空機事故となった。調査で明らかになった事実は激しい議論を呼び、現在まで続いている。
第4話:コンチネンタル・エクスプレス2574便 (Breakup Over Texas)
その日の朝、コンチネンタル・エクスプレス2574便のエンブラエル120ブラジリア機は予定通り2度目のフライト中だった。テキサス州ラレドからヒューストンまで、1時間の運航は終わりに近づいていた。最新鋭の航空機エンブラエル120ブラジリアは近距離用の旅客機で、あと数回の短いフライトが予定されていた。しかしパイロットたちが降下の準備に入った時、航空機は落下。わずか数秒で数千フィート降下し、農場に激突して大破したのだ。この事故で、搭乗していた14名全員が死亡。墜落時の衝撃は大きく、残骸が航空機のものだと判別できないほどだった。 調査員たちは機内に爆発物があったと推測したが、その可能性は消え、さらなる調査によって善意が恐ろしい結果を引き起こした真相が明らかになる。
第5話:ミュンヘンの悲劇 (Munich Air Disaster)
世界で最も有名なサッカーチームのマンチェスター・ユナイテッドは、旧ユーゴスラビアで行われたチャンピオンズ・カップの試合を終え、イギリスへの帰国の途についていた。ミュンヘンでの給油後、パイロットたちは、最後のフライトに向けて準備を整える。雪がちらつく中、航空機は滑走路で加速するが、離陸速度に近づいた時、突然失速し、地上を離れることなく近隣の住宅と燃料庫に激突した。マンチェスター・ユナイテッドの選手7名を含む23名が死亡。世間の注目を浴びた航空機事故は、世界有数の名門クラブを打ちのめした。世界中のメディアが原因究明を叫ぶ中、ドイツの調査機関が事故の全容を明らかにし始める。生き残ったパイロットが衝突の責任を問われるが、彼は疑いを晴らすため10年以上奮闘し、国と国が対立する。
第6話:ノースウエスト航空85便 (Turning Point)
ノースウエスト航空85便のボーイング747-400型機は、デトロイトから日本の成田空港に向かう途中だった。400名以上を乗せたボーイング747型機は、ベーリング海の35,000フィート上空を飛行していた時、急に機体が左に大きく傾き、降下し始める。パイロットたちは、なんとか機体を水平に戻すことができたが、揺れ続ける機体をコントロールするのは非常に難しい。緊急事態を宣言し、1300キロ離れたアンカレジを目指して引き返す。およそ2時間後、恐ろしい試練は終わり、航空機は無事に着陸した。ベテランパイロットたちが致命的な墜落からかろうじて747型機を救ったのだ。調査員たちは、そもそもなぜ航空機はコントロールを失ったのか、原因の究明に乗り出す。
第7話:大韓航空8509便 (Bad Attitude)
大韓航空8509便のボーイング747貨物機は、ソウルを出発しウズベキスタンとイギリスを経由してミラノに向かう予定だった。しかし8509便はイギリスのスタンテッド空港の滑走路で時間を浪費。新たな乗員を乗せ、予定よりおよそ1時間近く遅れて離陸する。そして2,500フィート上昇したわずか数秒後に機体が左に大きく傾き、ロンドン北東部の平原に墜落。大規模な爆発で乗員4名は即死、激突の衝撃で約9メートルの巨大なクレーターが出来た。大韓航空にとって、2年半で5度目の大事故となった。事故の全容を探る調査員たちは、原因を解明するため韓国に向かう。
第8話:パシフィック・サウスウエスト航空182便 (Hiding In Plane Sight)
パシフィック・サウスウエスト航空182便のボーイング727型機は、早朝にカリフォルニアの沿岸に向かって飛行し、通称“リンドバーグ空港”と呼ばれるサンディエゴ空港に到着する予定だった。航空機のすぐ前方にセスナが飛んでいるという警告を受けた727型機のパイロットたちは、セスナを確認。目視で間隔を保つよう指示される。しかしわずか数分後、182便はセスナと衝突し、2機とも閑静な住宅地に激突する。地上にいた7名を含む144名が死亡、アメリカ史上最大の航空機事故となった。調査員たちは、なぜ事故が起きたのか、誰の過失かを調べることにする。
第9話:ナイジェリア航空2120便 (Desert Inferno)
1991年7月11日、アフリカ系イスラム教徒の巡礼者一行は、ナイジェリアのソコトへ帰ろうとしていた。ナイジェリア航空2120便は、焼けつくような砂漠の暑さの中、サウジアラビアのジェッダにある広大な空港から離陸したが飛び立った直後、パイロットたちは航空機が適切に与圧できていないという警告を受けた。航空機の油圧装置が作動しないため、パイロットたちはジェッダにUターンしようと奮闘する。そうこうしているうちに、客室には煙が充満し火災が発生。空港からわずか3.2キロの地点で、2120便は炎に包まれ、地上に急降下して、搭乗していた261名全員が死亡した。DC-8型機史上最悪の墜落事故であるとともに、カナダの航空会社史上最悪の事故となった。調査員たちは原因解明に乗り出す。
第10話:パシフィック・サウスウエスト航空1771便 (I'm The Problem)
ロサンゼルスからサンフランシスコに向かっていたパシフィック・サウスウェスト航空1771便はカリフォルニア州郊外の上空を飛行中だった。弱い乱気流に巻き込まれた以外、この定期国内便は順調に目的地を目指していた。しかし、それはパイロットたちがキャビン内で銃声を聞くまでのことだった。発砲の事実は管制塔に報告されたが、その直後に機体は急降下をはじめ、人里離れた農地に墜落した。この事故で43人が死亡したが、機内で犯罪が行われた可能性もあるため、国家輸送安全委員会(NTSB)と連邦捜査局(FBI)の調査員が協力して捜査に当たり、何が起きたのか、誰が犯行の動機と機会を持っていたのか、そして、誰が標的だったのかを解明しなければならない。
第11話:タカ航空110便 (Nowhere To Land)
1988年5月24日、タカ航空110便ボーイング737-300型機。タカ航空110便は激しい雷雨の中を飛行中だった。ニューオーリンズ空港への着陸に向けて高度を下げ始めたところ、エンジンが2基とも停止してしまい、機体は落下を始めた。パイロットたちは両エンジンの再始動を試みるが、すでにオーバーヒートしているため停止させざるを得ない。再び動力源を失った機体は急速に落ち続ける。水路への不時着を検討するも、結局、細長い草地の堤防に着陸することを決断。38人の乗客が衝突に対する準備体勢を取る中、パイロットたちは民間航空機の歴史に残る驚異的な着陸を成功させた。調査員たちに課せられた仕事は真新しいボーイング737型機のエンジンが飛行中に故障した原因を突き止めることだった。
第12話:スカンジナビア航空686便 (The Invisible Plane)
2001年10月8日、スカンジナビア航空686便ボーイングMD-87型機。ミラノのリナーテ空港に濃霧が立ちこめる中、スカンジナビア航空686便はコペンハーゲンへの定期飛行の準備に入っていた。視界がほぼゼロだったため、離陸態勢に入るには地上の管制官の指示に従わなければならない。機体が滑走路を加速して進み、地面から離れた瞬間、進路に入ってきたセスナ機と衝突した。セスナ機は炎上し、MD-87型機の方は地面にたたきつけられて手荷物保管庫に激突。その衝撃で機体は爆発して大破した。イタリアで史上最悪の航空機事故となったが、調査の結果、衝撃的なミスが幾つも明らかになる。この大惨事を受けて、空港の構造の見直しが行われ、事故の責任者は裁判所より有罪判決を受けた。
第13話:ユナイテッド航空232便 (Sioux City Fireball)
1989年7月19日、ユナイテッド航空232便DC-10型機。アイオワ州上空の高度3万7000フィート(1万1300メートル)を飛行中のユナイテッド航空232便のエンジン3基のうちの1基が爆発した。パイロットはそのエンジンを停止させるが、まもなくもっと深刻な事態が明らかになる。機体は右に大きく傾いており、正しい姿勢に戻すことができない。DC-10の油圧系統がすべて故障していたのだ。残る2基のエンジンに切り替えて機体を操縦するしかなかった。損傷を受けた飛行機を何とか最寄りの空港まで近づけたものの、翼の損傷のため通常の着陸態勢に入ることはできないため、エンジンを最大の出力にしたまま着陸せざるを得なかった。緊急着陸の衝撃で乗客296人のうち111人が犠牲となった。調査員たちは多重安全機能が備わっているはずのシステムが機能しなくなった原因を解明しなければならない。
第1話:リーブ・アリューシャン航空8便 (原題: Fight For Control)
1983年7月8日、リーブ・アリューシャン航空8便はアラスカ州コールドベイからワシントン州シアトルに向かっていた。しかし高度1万9,000フィートで太平洋上を飛行中、4機のエンジンのうち1機のプロペラが離脱、機体下部にあたって穴をあけた。急激な減圧と充満する濃い霧の中、パイロットたちは制御しようとするも、減速することも高度を下げることもできず、操縦桿も動かない。そのまま機体はまっすぐ外洋へと向かっていた。
第2話:バリュージェット航空592便 (原題: Fire In The Hold)
1996年5月11日、アトランタ行きのバリュージェット航空592便はマイアミ国際空港を離陸直後、謎の爆音と共に機械の故障を知らせるアラームが。電気系統のトラブルかと思われたが、事態は急激に悪化する。客室の床から出火し、機内は煙に包まれる。乗客が逃げ場を失う中、機長は空港へ引き返すことを決断する。しかし、機体は時速約800キロで急降下し、エバグレイズ湿地に墜落。乗員乗客、合わせて110人全員の命が奪われる惨事となった。
第3話:シンガポール航空006便 (原題: Typhoon Takeoff)
2000年10月31日、台風が近づく台北、中正国際空港。ロサンゼルス行きシンガポール航空006便が来襲前に離陸しようとしていた。しかし滑走を始めた006便は制御不能に陥り、激しく横揺れして衝突、大破。生存者は炎上する残骸から脱出したが、乗員乗客179人のうち83人が死亡した。平行する工事中の滑走路に無数の残骸を見た調査員は当初、強風で機体が流されたと考えるが、そこに事故機のスリップ痕を発見。重大な結論に達する。
第4話:シルクエアー185便
1997年12月19日、シルクエアー185便のボーイング社737-300型機は、インドネシアのジャカルタから航空会社の本拠地であるシンガポールに飛行中だった。しかし、高度3万5,000フィートを飛行中、急激に右方向に傾いて急降下、ジャングルを流れる川に墜落した。乗客乗員104人全員が死亡したこの事故の原因に捜査官が迫る。当初は機械的な故障が疑われたが、この事故の全貌が明らかになった時、その想像を絶する事故原因に誰もが困惑した。
第5話:タンス航空204便
2005年8月23日、ペルーのプカルパに向かっていたペルー国営のタンス航空204便が激しい嵐に遭遇。パイロットたちは雨と雹に打たれながらも滑走路を探すが墜落してしまう。機体の残骸は広範囲に散らばり、周辺の住人たちによって墜落現場から部品や記録装置などが盗まれてしまう。その結果、事故の原因を解明する重要な手掛かりが失われてしまうが、調査員たちは204便が空港まで6キロの地点で墜落した原因を明らかにしようとする。
第6話:グランドキャニオン空中衝突事故
1956年。グランドキャニオン上空で2機の航空機が空中衝突。乗客乗員128人全員が死亡した。当時の航空機には現在の様な事故原因を追究出来る装置なども搭載されてはおらず、民間航空委員会の調査官たちは、原始的なツールで衝突原因を解明していくことになる。しかしその結論は、航空システム全体の安全性に関わる、恐ろしい問題を提起するものだった。そしてこの事故以降の空の安全性に対して、大きな影響を与えるものになった。
第7話:大統領の死
2010年4月10日。レフ・カチンスキ大統領らポーランドの政府要人を乗せた航空機が、濃い霧に閉ざされたロシアの軍用空港に着陸しようとして墜落、大統領を始め乗員乗客全員が死亡した。ポーランド、ロシア両国が公式調査チームを派遣。墜落原因の発見に努めるなか、当初は濃霧のなか無謀な着陸を試みたパイロットのミスが疑われた。しかし、単純なパイロット・ミス以外に、もっと多くの要因があることがわかってくる。
第8話:アメリカン航空191便
1979年5月25日。アメリカン航空191便がシカゴを離陸した直後、左主翼からエンジンが脱落。機体のコントロールを失って、瞬く間に地上に墜落した。 このアメリカ史上最悪の航空事故で273人が犠牲になる。連邦航空局が事故を起こしたマクダネル・ダグラスDC-10と同型機の運行を停止させる一方、調査チームは、世界でも最も普及する航空機の1つがなぜ空中分解を起こしたのか突き止めようとする。
第9話:ホッケーチームの悲劇
人気絶頂のロシアのアイスホッケーチームが、2011年シーズン開幕戦のためベラルーシへ向かおうとしていた。彼らを乗せた航空機Yak 42Dは、トゥノシナ空港の滑走路を走り始めた後、離陸することなく滑走路を飛び出しヴォルガ川に墜落。機関士以外の全員が死亡した。世界中のファンがこの悲劇を嘆き悲しんだ。当時の大統領メドヴェージェフは事故の原因究明を要請し、調査団は多大なプレッシャーのもと事実の究明に乗り出した。
第10話:ユナイテッド航空173便
1978年12月28日。ポートランド国際空港へ向かっていたユナイテッド航空173便の着陸装置に、原因不明のトラブルが発生した。突然、4つのエンジンが停止してしまったのだ。空港へたどり着けなかった旅客機DC-8は、オレゴン州ポートランドの緑多い郊外へ不時着。189人の乗客のうち10人の死者が出る惨事となった。事故原因となった着陸装置の不具合はどのようにして起きたのか、調査団がその真相に迫る。
第11話:エチオピア航空409便
2010年1月25日、乗員乗客90人を乗せたエチオピア航空409便はアディスアベバへ向けてレバノンのベイルートを出発。離陸して上昇を始めた409便はすぐに管制官の指示を受けて悪天候を避けるために針路を変えようとするが、その直後に螺旋降下して地中海に墜落してしまう。墜落する時に爆発するのを見たという目撃証言もあり、調査員はテロの可能性を疑う。だが調査を進めて行くった結果、ある問題が事故につながったという結論に達する。
第12話:サンタバーバラ航空518便
2008年2月21日、サンタバーバラ航空518便はベネズエラのメリダを飛び立ち、カラカスへと向かった。しかし、離陸して6分後、機体が危険なほど地表に近づいていることを知らせる警報が鳴り響く。パイロット達が原因を特定する間もなく、同機は空港から10キロほど離れた山の、標高4000メートル付近に激突。搭乗者46人全員の命が奪われた。山の上の墜落現場へ近づくのは容易ではなく、惨事を引き起こした原因の究明は困難を極めた
第13話:エール・フランス447便
2009年6月1日、リオ・デ・ジャネイロから大西洋上をパリに向かって飛行していたエール・フランス447便が墜落した。乗員乗客は合わせて228名。広大な大西洋で消失した機体の捜索は、航空事故史上最も困難な事故調査の1つとなる。懸命の捜索にも関わらず事故機を発見できないまま一旦は回収作業が打ち切られた。しかし事故からほぼ2年、重要部品が奇跡的に発見回収され、墜落の背後にあるショッキングな理由が明らかになる。
第1話:英国欧州航空548便 (原題: Fight To The Death)
1972年6月18日、英国欧州航空548便が離陸直後に墜落。ボイスレコーダーが搭載されていなかったため、原因究明は、機体の残骸を集めて再現する作業に託される。
第2話:エア・フロリダ90便 (原題: Disaster On The Potomac)
離陸直後、エア・フロリダ90便はポトマック川に突っ込んだ。調査チームは翼への着氷を疑う。だが手がかりとなる情報は限られ、原因究明のために巧妙な実験を計画する。
第3話:ヒューズ・エア・ウエスト706便 (原題: Speed Trap)
海兵隊のF4ファントムがヒューズ・エア・ウエストのDC9と空中衝突。軍の調査官がNTSB国家運輸安全委員会と協力し、航空輸送システムに潜む危険を明らかにする。
第4話:アメリカン航空587便 (原題: Queens Catastrophe)
2001年11月12日、アメリカン航空587便はジョン・F・ケネディ国際空港を飛び立ってまもなく、クイーンズの住宅街に墜落した。同時多発テロのわずか2カ月後の出来事だった。
第5話:クロスエア498便 (原題: Lost In Translation)
クロスエア498便はチューリッヒ空港を離陸して間もなく、機体を大きく右に傾け墜落。搭乗者は全員死亡。事故調査員は携帯電話の電波が操縦機器に影響を与えた可能性を疑う。
第6話:イタビア航空870便 (原題: Massacre Over The Mediterranean)
イタビア航空870便が地中海上で前触れもなく爆発。イタリアの記者はこの機が、NATO北大西洋条約機構とリビアの戦闘機との交戦の巻き添えで撃墜されたと記事にした。
第7話:エア・モーレア1121便 (原題: Terror In Paradise)
タヒチまでのフライトに飛び立ったエア・モーレア1121便が離陸後2分たらずで墜落。20人全員が死亡。引き揚げられたボイスレコーダーが重要な手掛かりをもたらす。
第8話:ドイツXL航空888T便 (原題: Deadly Test)
南フランス上空。ドイツXL航空888T便エアバスA320のテストフライト。だが着陸態勢に入った時、機長が突然A320を制御できなくなり、地中海に墜落してしまう。
第9話:ハリケーン観測機 NOAA42 (原題: Into The Eye of The Storm)
ハリケーン・ハンターのクルーを乗せた観測機NOAA42ロッキードP-3オライオン。ハリケーンの中を飛行中に1基のエンジンが火災を起こし、機体が制御不能になってしまったのだ。
第10話:カンタス航空32便 (原題: Qantas 32: Titanic In The Sky)
カンタス32便A380のエンジンが爆発。パイロットは次々と発生する障害への対応に追われる。運航中のすべてのA380が危険なのか、調査チームの肩にかかってくる。
第1話:ブリティッシュミッドランド航空92便 (原題: Total Engine Failure)
ブリティッシュミッドランド航空92便がヒースロー空港を飛び立って間もなく、機体が大きく揺れ始め、コックピットに煙の臭気が充満する。クルーは第2エンジンを停止させ、最寄りの空港へ緊急着陸を試みるも、着陸態勢に入ってすぐに第1エンジンまでもが故障。推力を失った機体はM1高速道路沿いの土手に激突する。事故は両側のエンジンの故障により発生したものと思われたが、その後の調査で真の原因が判明する。
第2話:ラウダ航空004便 (原題: Niki Lauda: Tragedy In The Air)
元F1レーサーのニキ・ラウダが創業したラウダ航空004便は、1991年5月26日にタイ上空で空中分解し墜落。乗員乗客全員が死亡した。自ら現地へ駆けつけたニキ・ラウダをはじめ専門家たちが原因究明に力を尽くし、やがてエンジンが逆噴射したと判明。調査が進むにつれ、航空業界の常識を覆す驚きの事実が明らかになる。
第3話:エールフランス4590便 コンコルド炎上 (原題: Concorde - Up In Flames)
コンコルド機がパリのシャルル・ド・ゴール空港を離陸直後に炎上、墜落した。機体のほとんどは火災で失われたが、滑走路上に3つの謎めいた残骸が発見される。燃料タンクの破片、ちぎれたタイヤの断片、そして正体不明の金属片である。フランスの事故調査委員会はこれらの手がかりが相互にどう関連するかを突き止め、何がこの悲惨な事故を引き起こしたのかを明らかにしなければならない。
第4話:ケネディ家の悲劇 (原題: The Death of JFK Jr.)
アメリカ大統領ジョン・F・ケネディの遺児として知られたJFKジュニア。1999年7月6日、彼が真新しいパイパー・サラトガを操縦してニュージャージーからマサチューセッツ州のマーサズヴィニヤード島に向かう途中、消息を絶つ。大規模な捜索により最悪の結果が判明。墜落事故調査委員会に原因究明の巨大な圧力がかかる。
第5話:ヴァリグ・ブラジル航空254便 (原題: Vanishing Act )
1989年9月3日、ヴァリグ・ブラジル航空254便のボーイング737-200型機が予定のコースから1100キロも離れたジャングルに墜落。事故調査員は当初、254便の誘導システムに何らかの故障が発生したことが墜落の原因だと考えていた。しかし調査を進めると、254便の墜落の原因は通常では考えられないようなパイロットのミスだったことが明らかになる。
第6話:政府チャーター機 暗殺疑惑 (原題: Inner City Carnage)
メキシコの内務大臣を乗せた政府チャーター機が、メキシコ市内の金融街に墜落し、乗っていた9人全員と、地上にいた7人が死亡した。死亡した政府高官の中に麻薬対策責任者が含まれていたため、当初は麻薬組織が仕込んだ暗殺事件ではないかと思われた。彼は以前にも麻薬組織に狙われたことがあったのだ。しかしコックピット・ボイスレコーダーに記録された音声を聞いた調査チームは、今回の事故の全く新しい側面を知ることになる。
第7話:マンクス2 霧の7100便 (原題: 3rd Time Unlucky)
霧がかったアイルランドのコーク空港。マンクス2・7100便は、霧が晴れるのを待って上空を旋回していた。管制官から着地許可が出た後、飛行機は通常どおり着陸するはずだった。しかしどういうわけか機体は突然回転し、滑走路へ墜落して大惨事となる。事故原因の究明を任された調査チームは、しだいに霧だけが原因でなかったことを知る。そこで明らかになったのは、空の安全とは程遠い航空会社の実態だった。
第8話:第8話
第9話:コパ航空201便 (原題: Sideswiped)
1992年6月6日、パナマシティからコロンビアのカリへ向かったコパ航空201便。離陸後、嵐を避けるために飛行ルートの変更を余儀なくされたが、順調に巡航高度に達したことが確認された。ところが、その直後、機体がふいにレーダーから消えてしまう。パナマとコロンビアの国境に広がる未開のジャングルに墜落したのだ。原因解明のため、さまざまな仮説が検証された末、ようやく浮かび上がったのは思いもよらない事実だった。
第10話:フェデラルエクスプレス80便 (原題: Death At Narita)
フェデラルエクスプレス80便が成田国際空港への着陸の際にバウンド、滑走路から逸脱し爆発炎上した。この事故により10年以上も前に発生した同様の事故が注目される。
第11話:ファーストエア6560便 (原題: Death In The Arctic)
カナダの航空機事故調査チームは北極圏での大規模な軍事演習のさなかに、実際の人命が危機にさらされるという異常事態に直面する。ファーストエア6560便は世界の最果ての空港のひとつレゾリュート湾空港近くの丘に墜落。カナダ運輸安全委員会が事故原因の究明に乗り出した。
第1話:ユナイテッドエクスプレス5925便 (原題: Fatal Transmission)
1996年11月19日。ユナイテッドエクスプレス5925便、キングエアーA90と小型自家用機との衝突炎上事故が滑走路上で起こった。この事故調査は難航を極める。ところが第3の小型機に乗った新米パイロットからの無線交信がこの悲劇のきっかけになったと判明する。
第2話:ガルーダ・インドネシア航空200便 (原題: Fatal Focus)
2007年3月7日、インドネシアのジャカルタからジョグジャカルタへ飛び立ったガルーダ・インドネシア航空200便は着陸の際、勢いよく滑走路に突っ込み、数回にわたって跳ね上がりながらオーバーランした。乗員乗客140名中、21名が死亡。原因解明が急がれる中、調査は幾度となく行き詰まるが、着陸態勢時の機体の設定に問題があったことが判明。更にコックピットボイスレコーダーを解析した結果、衝撃の結論が導かれる。
第3話:UPS航空6便 (原題: Fatal Delivery)
2010年9月3日、UPS航空6便ボーイング747貨物機はドバイ国際空港を離陸すると間もなく、火災警報器が鳴った。消火システムを作動させたが、緊急事態となり、早急に着陸させなければならなくなる。コックピットに充満した煙のせいで周囲が見えなくなった上、機長の酸素供給システムも機能しなくなってしまう。唯一の頼りは無線の交信だが、まともに意志の疎通が図れない中、副操縦士が1人で操縦に当たることになる。
第4話:アシアナ航空214便 (原題: Terror In San Francisco)
2013年7月6日、アシアナ航空214便ボーイング777型機がサンフランシスコ国際空港に着陸する直前、堤防に激突した。往来の激しい空港ではあるが、この日は晴天で視界も良好であった。事故調査官は、考えられないような操縦ミスが事故の引き金になった可能性を疑う。やがて事故の全容が明らかになると、自動操縦を巡って調査官たちの間で意見が分かれた。その問題は今も世界中の乗客を危険にさらしているかもしれない。
第5話:エル・アル航空1862便 (原題: High Rise Catastrophe)
1992年10月4日、テルアビブ行きエル・アル航空1862便は重い貨物を乗せ、アムステルダムのスキポール空港から離陸した。しかし、その数分後に機体は制御不能に陥り、激しく右に旋回しながら降下し始める。パイロットが立て直しを試みるも、そのまま11階建てのアパートに墜落し、オランダで起きた最も悲惨な航空事故に発展。調査の結果、事故の原因となった、全ボーイング747型機が抱える致命的な問題が発覚する。
第6話:アトランティック・サウスイースト航空2311便 (原題: Steep Impact)
1991年4月5日、アトランティック・サウスイースト航空2311便エンブラエルEMB120。コミューター機がジョージア州で墜落し、NASAの宇宙飛行士と元上院議員、その他21人が死亡すると、この大惨事は世界中でトップニュースになった。調査官は速やかに事故原因を推定した。しかしひとつだけ問題があった。航空機メーカーはあり得ないと言うのだ。1人の調査官が直観に従い、自身の信用を懸けて、アトランティック・サウスイースト航空2311便に何が起きたのか、驚きの真実を明らかにする。
第7話:TAM航空402便 (原題: Carnage In Sao Paulo)
1996年10月31日、TAM航空402便フォッカー100が、ブラジルのコンゴーニャス空港から離陸したが、直後に周辺の住宅地に墜落し、炎上した。乗員乗客合わせて95人全員が死亡し、住民にも犠牲者が出る。事故原因の究明には、ブラジル空軍とアメリカ国家運輸安全委員会の調査官が協力して取り組み、墜落に至る経緯が解明された。その原因は事故につながるとしても非常にまれで、まず起こらないと考えられていた。
第8話:アトランティック・エアウェイズ670便 (原題: Edge of Disaster)
2006年10月10日、石油会社の労働者を乗せたアトランティック・エアウェイズ670便は、寄港地であるノルウェーのストード空港に着陸した際、滑走路をオーバーランして崖へ転落した。数ヵ所の出口が封鎖され、エンジンの1つが作動したまま炎上。4人の死者を出した。機体の損傷は激しく、事故原因の解明に役立つ手がかりはほとんどない。だが滑走路で発見された奇妙な破片が、原因究明の糸口となる可能性が浮上する。
第9話:国連チャーター機 DC-6 (原題: Deadly Mission)
国連チャーター機 DC-6は極秘任務のため、ダグ・ハマーショルド国連事務総長を乗せ、中央アフリカ上空を飛行していた。しかし着陸間際に機体は謎の墜落を遂げる。調査の末、ローデシア政府はパイロットの操縦ミスが事故の原因であると結論付けるが、懐疑派の中で暗殺説が浮上。そのおよそ50年後に組織的攻撃を示唆する証拠が明るみに出たことを受け、この歴史に残る謎の航空事故の真相を暴くべく再調査が始まる。
第10話:スパンエア5022便 (原題: Deadly Delay)
スパンエア5022便がマドリッド国際空港を離陸直後右に大きく傾き、空港外の小川に突っ込んで大破、炎上した。犠牲者は154人を数え、スペイン国内では数十年ぶりの大きな航空事故となった。事故調査チームはさっそく原因究明に注力するが、残されたフライトレコーダーの記録から思わぬミスがあぶりだされてくる。
第1話:自家用ジェットの悲劇 (原題: Deadly Silence)
伝説的なプロゴルファー、ペイン・スチュワート一行を乗せ、オーランドからダラスに向かった自家用機のリアジェット35型がコースを外れた。呼びかけにも応答はない。飛行計画と違い、中西部に向かって北上していく機に深刻な事態が発生しているのは明らかだった。空軍のF16戦闘機が急遽リアジェットを追う。しかしコックピットの窓には霜がつき、客室は暗く静まりかえっている。リアジェットは空飛ぶ幽霊船になっていたのだ。
第2話:9.11:ペンタゴンへの攻撃 (原題: 9/11: The Pentagon Attack)
2001年9月11日。ワシントンDCを離陸直後、アメリカン航空77便はハイジャック犯にコックピットを乗っ取られ、ペンタゴンへの片道飛行を始めた。ジェット旅客機の激突により、アメリカの軍事力の象徴が炎上。ニューヨークでは、2機のジェット旅客機が世界貿易センターのツインタワーに突入していた。このアメリカ本土への攻撃によりおよそ3千人が死亡。アメリカ連邦捜査局FBIはアメリカ史上最大の捜査を開始する。
第3話:ボーイング747の衝突事故 (原題: Disaster At Tenerife)
カナリア諸島で爆弾騒ぎがあり、代替空港となったテネリフェ島の空港は大混雑に。管制官は1本しかない滑走路をフル稼働させて次々に離陸させていく。しかし、天候の急変で2機の747が濃霧のなか離陸することになる。パンアメリカン航空1736便が滑走路を横断中にKLMオランダ航空4805便が滑走を始め高速で衝突、583人が死亡する航空事故となった。調査が進むにつれ原因が複雑に絡み合った複合事故の様相を呈する。
第4話:沖縄での炎上事故 (原題: Deadly Detail)
台湾から1時間、チャイナエアライン120便は沖縄に着陸した。パイロットはエンジンのスイッチを切る。そしてシャットダウン・チェックリストを終えたとき火災が発生、機体は炎に包まれた。幸い、機内全員が無事脱出できた。調査チームが事故原因の究明を開始する。しかし検証はごく小さな部品にまでおよび、捜査は無限に続くかに思えた。そして捜査官はついに120便を破壊し、危険が世界中におよぶごく些細な不備を発見する。
第5話:プロテウス航空706便 (原題: Deadly Detour)
夏の盛りの北西フランスで、プロテウス航空706便が通常の飛行ルートから迂回して遊覧飛行を始めた。近くのキブロン湾に停泊しているフランスの豪華客船を上空から見物させようというのだ。ところが船を一周し終えようとしたその時、突然に爆発した。偶然、近くを飛行中の地元の記者が墜落する残骸を写真におさめる。しかし何千もの目撃者がいたにもかかわらず、海底に沈んだ706便に何があったのか、誰にもわからなかった。
第6話:コンチネンタル・エクスプレス2286便 (原題: Dangerous Approach)
コロラド州デンバーを離陸したコミューター機のコンチネンタル・エクスプレス2286便が南西部のデュランゴに着陸しようとして空港のすぐ手前の凍った荒野に墜落した。劇的な救助活動が行われ、事故調査が始まる。しかし手がかりを追った先は行き止まりばかりだ。原因は思いもよらないものだった。
第7話:ジャーマンウイングス9525便 (原題: Murder In The Skies)
バルセロナからデュッセルドルフに飛行中のジャーマンウィングス9525便が恐るべき降下率でフランス・アルプスに向かっている。管制センターが緊急態勢に入るもコックピットからの応答はない。エアバスA320はまもなくレーダーから消えた。数時間後、墜落現場が特定されたが生存者がいる可能性はなかった。残骸と疑問だけが残る。しかし証拠が積み上がるにつれ、調査官の目の前に信じられないような光景が広がっていく。
第8話:ガルーダ・インドネシア航空421便 (原題: River Runway)
ガルーダ・インドネシア航空421便は、雨季で天候が不安定なインドネシア上空を飛行中、大規模な嵐の目を通過。ボーイング737型機は乱気流に乗って激しく揺れ、操縦困難に陥った上に、ついには両側のエンジンまでもが燃焼停止する。パイロットは悪条件の中、ジャワ島のソロ川に不時着を成功させ、乗員乗客60名は1人を除いて全員が無事であった。ソロ川で残骸の撤去作業が開始され、調査チームは事故の原因解明に乗り出す。
第9話:インドネシア・エアアジア8501便 (原題: Deadly Solution)
エアアジア8501便がジャワ海を飛行中にレーダーから消えた。2日後、捜索隊は最悪の事態を確認することとなった。乗員乗客162人は全員死亡。原因究明のために、各国の事故調査官たちがジャカルタの事故調査チームに合流する。ブラックボックスが解析されるが全容は見えてこない。だが、よく起きる不具合を解消しようとした機長の不可解な行動が、この破滅につながる一連の出来事の引き金になったことは明らかだったのだ。
第10話:ナショナル・エアラインズ102便 (原題: Afghan Nightmare)
ボーイング747を改造したナショナル・エアラインズ102便が軍需物資を積んでアフガニスタンのバグラム空軍基地を離陸した。ところがその数秒後、機体は突然コントロールを失い、空中でストールして地面に激突した。事故の様子は偶然通りかかった車のドライブレコーダーにとらえられ、事故調査チームはその映像からある結論を導いたのだが、見落としていた1つの証拠から、原因はまったく違うものだったと分かったのである。
第1話:ノースウエスト・エアリンク5719便 (原題: Killer Attitude)
1993年12月1日。ミネアポリスから1時間。ノースウエスト・エアリンク5719便が通常の飛行ののちにミネソタ州北部で墜落、全員が死亡した。調査チームは原因究明の激しいプレッシャーにさらされる。コックピット・ボイスレコーダーからは経験の浅いパイロットの気がかりな行動が見えてきた。しかし、さらに調査を進めるにつれ、機長の言動によってパイロットたちの人間関係が崩壊していた事実が明らかになっていく。
第2話:コムエアー3272便 (原題: Deadly Myth)
1997年1月9日。デトロイトへの定期便、コムエアー3272便が着陸進入中に墜落する。原因を究明し、同じ事故を繰り返さないという使命を果たすために、事故調査員は機体の残骸を調べて手がかりを探し、飛行データの細かい分析を進め、やがて衝撃の事実を知る。実はコムエアー3272便の運命を決めた原因を、業界は何年も前から危険視していたのだ。作られた安全神話を打ち壊すために、調査員たちが航空業界に立ち向う。
第3話:中国国際航空129便 (原題: Turning Point)
2002年4月15日。韓国釜山の金海国際空港に着陸しようとした中国国際航空のボーイング767が、滑走路から数キロ手前の斜面に墜落した。かつてない規模の航空機事故で中国に悲嘆の渦が広がるなか、事故調査チームは不可解な証拠に直面する。中国国際航空129便のクルーでただ1人生き残った機長は、すべてが正常だったと主張していたのだが、航空管制官はクルーの無線交信はひどいものだったと証言したのである。
第4話:トランスワールド航空800便 (原題: Explosive Proof)
1996年7月17日。TWA、トランスワールド航空の800便がニューヨークJFK国際空港から離陸後まもなく大爆発を起こして空中分解し、墜落する。テロ攻撃の可能性も考えられる為、FBI連邦捜査局とNTSB国家運輸安全委員会が緊急の合同調査チームを結成する。どちらの機関も迅速な原因解明を望んだが、調査は互いに深く入り込み、対立し、航空機事故調査史上で最も長く、最も費用がかさみ、最も困難な調査となった。
第5話:ガルーダ・インドネシア航空152便 (原題: Lethal Turn)
インドネシアのメダンでは、しばらく前から森林火災が起こっていた。その猛煙のなか、ガルーダ・インドネシア航空152便がメダン空港に進入を開始。だが滑走路の直前で飛行ルートを逸脱する。エアバスA300型機は山地の密林に墜落した。乗客乗員234名全員が死亡したこの事故は、同国の歴史上、最悪の航空機事故となった。しかし、墜落時の機体は空港から逆方向に飛行していたとわかり、事故調査は混迷の度を深めていく。
第6話:USエアー1016便 (原題: Storming Out)
ノースカロライナ州シャーロット・ダグラス国際空港への最終アプローチ中、コックピットからの視界もままならないほどの集中豪雨に見舞われたUSエアー1016便。パイロットは着陸を中止し、再び上昇する「ゴーアラウンド」を実行するが、急降下して墜落。乗客乗員52名のうち37名が死亡する惨事となる。奇跡的に生き残ったパイロットたちは、悪天候が墜落の原因だと主張するが、調査員はそれだけではないことを突き止める。
第7話:トランスアジア航空235便 (原題: Caught On Tape)
2015年2月4日。トランスアジア航空235便が航行中に左に大きく傾いて、高架道路と走行中のタクシーをかすめながら台北市内の基隆川に墜落する。その最後の瞬間を通りかかった車のドライブレコーダーが鮮明に捕らえていた。その映像は動画サイトや、各国の報道番組で取り上げられることになる。台湾の飛航安全調査委員会の調査官たちは押し寄せる質問の嵐に直面するのだが、調査が進めば進むほど謎は深まるばかりだった。
第8話:ロシア航空機 テロの悲劇 (原題: Terror Over Egypt)
ロシア人観光客たちを乗せ、エジプトのリゾート地にあるシャルム・エル・シェイク空港を飛び立ったコガリムアビア航空9268便は、離陸20分後に突然、墜落する。調査チームがシナイ砂漠に飛び散った機体の残骸から何が起きたか把握しようとする中、ISと関わりのあるテロ組織が、ロシアによるシリア攻撃への報復として飛行機を撃墜したとの声明を出す。しかし調査により浮かび上がってきたのは、それとは異なる事実だった。
第9話:タイ国際航空311便 (原題: The Lost Plane)
1992年7月31日。カトマンズに向かったタイ国際航空311便がヒマラヤを越える際、高度3300メートル付近の山の岩肌に激突した。墜落地点を特定する航空管制レーダーもなく、困難な捜索の末に機体の残骸はカトマンズの北の山岳地帯で発見される。墜落現場は同機の飛行計画書にはまったく関係ない場所な上に、旅客機が近寄ってはならない危険な山岳地帯だった。311便はなぜそんな場所に迷い込んでしまったのだろうか。
第10話:ラパ航空3142便 (原題: Deadly Discussions)
1999年8月31日。ラパ航空3142便のボーイング737が、滑走路が1本しかないブエノスアイレスの地方空港を離陸しようとして激しく震動、直後に墜落した。機体は時速300キロに近い高速で空港の外側フェンスを突き破り、混雑した高速道路を走行中の車両まで巻き込んでガスの施設に衝突炎上するという大惨事に。アルゼンチン中が茫然とするなか、調査の結果明らかになってきた事故の原因はあきれるようなものだった。
第1話:エメリー・ワールドワイド17便 (原題: Nuts And Bolts)
カリフォルニア空港から離陸したアメリカの貨物機、エメリー・ワールドワイド17便が直後に緊急着陸を迫られる。パイロットはなんとか滑走路が見えるところまで戻したが、飛行能力を失い空港から1マイル東の廃車処理場に墜落した。真相解明にあたる事故調査官は乗組員の友人や同僚の話を聞く。しかし、エメリー・ワールドワイド17便のクルーを襲った悲劇を理解するには、もっと突っ込んだ調査と物的証拠が必要だった。
第2話:トランスアジア航空222便 (原題: Blown Away)
台風による悪天候のなか、台湾海峡の上空を飛行していたトランスアジア航空222便が、着陸に失敗し、リゾート地として知られる澎湖島へ墜落する。当初は悪天候がもたらした悲劇だと思われたが、調査を進めていくうちに原因はそれだけではないことが明らかになっていく。そして調査開始から半年後、同じ航空会社が再び事故を起こしたとき、調査チームは航空会社のシステムに何らかの問題があるのではないかという疑念を抱く。
第3話:デルタ航空1141便 (原題: Deadly Distraction)
1988年8月31日。ソルトレークシティ行きのボーイング727、デルタ航空1141便が経由地のダラス・フォートワース国際空港を離陸しようとした直後に墜落、機体が炎に包まれた。108名の乗員乗客のうち94名が無事生還することができたが、14名が煙と炎の中を避難しようとして死亡した。その日の天候や滑走路に原因がないのは明らかだったため、調査官たちは機体そのものか機器に問題がないかを調査し始める。
第4話:マレーシア航空17便 撃墜事件 (原題: Deadly Airspace)
2014年7月17日。クアラルンプールに向かっていた民間旅客機のマレーシア航空17便が、東ウクライナの戦闘地域上空を飛行中に墜落した。証拠が、墜落の原因は地対空ミサイルによる撃墜だということを示していた。マスメディアによる推測報道と戦争という状況のなかで、調査官たちは298人にのぼる犠牲者の家族のために答えを得ようと決心を固めた。しかしあらゆる局面で政治的な障害に直面することとなってしまう。
第5話:スホーイ・スーパージェット100 (原題: Deadly Display)
2012年5月9日。インドネシアで商談の鍵となるデモ飛行の最中、ロシアの最新型旅客機スホーイ・スーパージェット100が高山の中腹に墜落。乗員乗客合わせて、45人全員が死亡する。インドネシアの航空機事故調査の歴史でも、かつてなく困難な回収作業が行われる。ベテラン操縦士が乗り組んだ高性能ナビゲーションシステムを搭載した最新鋭機は、なぜジャワ島の悪名高いサラク山に激突したのか、必死の調査が始まる。
第6話:スペースシップ2 (原題: Deadly Mission)
2014年10月31日。カリフォルニアのモハベ砂漠にあるモハベ宇宙港で、ヴァージン・ギャラクティック社のテスト・パイロットが弾道飛行用に開発された革命的な宇宙往還機、スペースシップ2の試験飛行を行った。しかし大気圏外に向かって加速しながら音速に近づいた宇宙船は、突然分解して墜落してしまう。この事故により、民間宇宙旅行の未来が不確実になってしまうかもしれない。調査官たちの原因追及が始まる。
第7話:カンタス航空72便 (原題: Free Fall)
2008年10月7日。シンガポール発パース行きのカンタス航空72便がインド洋上で突如急降下した。突然の重力加速は激しく、乗客が座席から放り出されてしまう。警報がコックピット内にあふれ、極めて異常な事態に。しかし経験豊かな元戦闘機パイロットの機長はなんとか無事に着陸させた。世界で最も多く使われている機種のひとつで、なぜこのような不可解で危険な事故が起きたのか。真相究明が調査チームの肩にかかる。
第8話:アリタリア航空404便 (原題: Deadly Inclination)
1990年11月14日。チューリヒ空港に最終進入中のアリタリア航空404便が、山腹の森に墜落してしまった。乗員乗客の全員が死亡。事故機、DC-9のレーダー軌跡を調べたスイスの調査官は、機体が突然低すぎる高度を飛び始めたことに気づく。だが、証拠を調べれば調べるほどに墜落の謎は深まっていってしまう。航法システムの隠れた欠陥が、パイロットを致命的なコースへと導いたのだろうか。調査官の原因究明が続く。
第9話:名古屋空港の悲劇 (原題: Deadly Go Round)
1994年4月26日。中華航空140便が名古屋空港に着陸寸前、墜落した。乗客乗員271名の内、264人が死亡する事故に。調査官たちは翌朝には滑走路上の焼け焦げた残骸の調査を開始していた。ところが調べるほどに謎は逆に深まるばかりであった。当初、事故はパイロットの完全な操縦ミスによるものと推定された。しかし、2年におよぶ徹底的な調査の結果、当初の推定を大きく越える複合原因であったことが明らかになる。
第10話:コンチネンタル航空1713便 (原題: Dead of Winter)
1987年11月15日、コロラド州デンバーで降りしきる雪の中、アイダホ州ボイシへ向かうコンチネンタル航空1713便が離陸許可を待ち続け、管制官はスケジュールを守ろうと悪戦苦闘していた。ようやく許可が下りたが、この機は地面から離れた途端、傾いて墜落してしまう。国家運輸安全委員会の調査によって、機体自体には何も問題はなかったと判明する。しかし、その後の民間機の運航を変えるほどの原因が明らかになる。
第1話:キャセイパシフィック航空780便 (原題: Deadly Descent)
2010年4月13日。南シナ海上空。インドネシア発、香港行きキャセイパシフィック航空780便の2基のエンジンが相次ぎ推力喪失。エアバスA-330は重量200トンのグライダーになった。緊急事態を宣言した機長は、壊滅的な洋上着水を回避し、何とか手動で操縦しながらスロットルを動かし1番エンジンの推力を回復することに成功した。ところが、着陸に備えて推力を絞ったはずのエンジンは、大出力で回転を続けていた。
第2話:ギャロッピング・ゴースト (原題: Death Race)
2011年9月16日。砂漠で開催されるリノ・エアレース。第2次大戦の単発戦闘機によるアンリミテッド・クラスの最終予選。3万の観客が見上げるなか、6機は地上30メートルの超低空を時速700キロ超の速度で長さ13キロの楕円コースを飛ぶ。ところがP-51ムスタングを改造した「ギャロッピング・ゴースト」が突然バランスを崩し急上昇。操縦不能のままスタンド前に墜落。航空機レース史上最悪の墜落事故の1つとなる。
第3話:AIA808便 (原題: Borderline Tactics)
1993年8月18日アメリカの貨物機がキューバのグアンタナモ湾にあるアメリカ海軍基地に難しい着陸を試みる。滑走路はキューバ兵が銃を構える境界の柵から1200メートルのところにあり、領空侵犯は許されない。ところが進入の最終段階で問題が起き、DC-8は滑走路手前に墜落した。キューバの関与も疑われるなか調査チームが明らかにしたのは、場所がどこであれパイロットの命を脅かす、目には見えない重大な原因だった。
第4話:KLMシティホッパー433便 (原題: Fatal Approach)
1994年4月4日。アムステルダムからウェールズのカーディフに向かうKLMシティホッパー433便がエンジンの不調で空港に戻った。ところが着陸しようとしたところ、突然右に傾き、主翼が地面に接触。墜落して滑走路脇の草地で分解した。乗っていた24人のうち乗客2人と機長が死亡した。オランダの事故調査委員会が調査を進めると、ある回路の些細な問題をきっかけに、一連のエラーが発生し、破局に至ったと分かる。
第5話:ファイン航空101便 (原題: Deadly Pitch)
1997年8月7日。40トン以上のデニム生地を積み、マイアミからドミニカ共和国に向かって離陸したファイン航空101便が滑走を離れた直後に機首を急激に上げ、その後失速して墜落。地上を滑りフリーウェイを横切って向かいの建物に突進し、乗員乗客4人全員と地上の1人が死亡した。墜落の光景は何百人にも目撃されるが、調査チームは原因を解明できない。ところがある内部告発をきっかけに、調査は新たな展開を見せる。
第6話:タロム航空371便 (原題: Fatal Climb)
1995年3月31日。ルーマニアのブカレスト空港を離陸上昇中のタロム航空371便が急激に左に傾き、飛行コースを外れて墜落、ルーマニア航空史上最大の惨事に。目撃証言に空中での爆発を示唆するものが多く、報道機関は爆弾テロの憶測記事を流布する。事故調査チームはFBIの協力をあおぎ爆弾テロの痕跡を探す。しかしテロではなかった。ボイスレコーダーの解析が終わり、聞こえてきたのは思いもかけない機長の声だった。
第7話:コンチネンタル航空1404便 (原題: Runway Runoff)
2008年12月20日。アメリカのデンバー国際空港を離陸中のコンチネンタル航空1404便が突然左を向き滑走路を大きく飛び出して暴走、敷地内の窪地に落ちて炎上した。乗っていた乗員乗客115人全員が死を免れたものの、調査チームには原因究明の責任が課される。調査当初は、他のボーイング737でも起きていた致命的な機械トラブルの再発が原因かと危惧されたが、真の原因はロッキー山脈にあったという事が判明する。
第8話:アエロフロート・ノルド821便 (原題: Lethal Limits)
2008年9月14日。モスクワからペルミに向かう地方路線のアエロフロート・ノルド821便が最終進入の途中でシベリア鉄道の軌道上に墜落。機材のボーイング737は跡形もなく炎上、88人全員の死亡が確認された。調査チームは当初、737で多発した方向舵の設計ミスが原因ではないかと疑う。しかし調査を進めるにつれ、原因はパイロットにあり、しかも国の航空システムの変革さえ必要な衝撃的なものだったことが判明した。
第9話:ラミア航空2933便 (原題: Football Tragedy)
2016年11月28日。ブラジルのサッカーチーム、シャペコエンセの選手たちが乗ったラミア航空2933便はコロンビアのメデジンに向かって最終進入に入るが、突然クルーが燃料の緊急事態を宣言。管制官が対応する暇も無く、機体は山頂に激突、ほぼ全員が死亡した。サッカー界が悲嘆にくれる中、調査チームは原因解明の圧力にさらされる。証拠を丹念に検討していくと、強欲と無謀な賭けの驚くべき物語が解き明かされていった。
第10話:ユナイテッド・エクスプレス6291便 (原題: Slam Dunk)
1994年1月7日。ワシントンDC発オハイオ州コロンブス行きのユナイテッド・エクスプレス6291便が着陸進入中に滑走路からほんの2キロ足らずの地点に墜落した。この事故で乗客のうち3人が地獄から生還したが、3人の乗組員と他の乗客2人は命を落とした。残骸は焼け落ち、調査官が調べるような証拠も残っていない。コックピット・ボイス・レコーダーによって状況が明らかになるまで調査は膠着状態を続けることになった。
第1話:ユニー航空873便 (原題: Explosive Touchdown)
1999年8月24日。台湾の台北発花蓮行き国内線旅客機が着陸をして滑走路を走行中に爆発が起き火災が発生した。荷物や機体の一部は滑走路に散乱、炎が激しく天井部分は焼け落ちた、国際的な事故調査チームが原因究明に乗り出すが爆弾の痕跡は見つからなかった。残骸を丹念に観察する地道な調査が続き、ついに座席頭上の手荷物収納棚に大惨事を引き起こした驚くべき物を発見する。果たしてこれはテロかあるいは事故だったのか。
第2話:ノースウエスト航空1482便/ノースウエスト航空299便 (原題: Taxiway Turmoil)
1990年12月3日。濃霧に覆われたデトロイト空港では離陸しようとするノースウエスト航空1482便のDC9が誘導路で迷子になり使用中の滑走路に停止してしまう。その滑走路の逆側からはノースウエスト航空299便のボーイング727が離陸滑走、翼がDC9の胴体を切り裂き8人が死亡する事故となった。調査が進むにつれ、衝突につながった出来事がパイロットの人間性によるものではなかったかという疑いが生じてくる。
第3話:パキスタン国際航空268便 (原題: Kathmandu Decent)
1992年9月28日。ネパールのカトマンズに着陸のため降下を続けていたパキスタン航空の旅客機が消息を絶つ。数時間後、空からの捜索でヒマラヤ山脈の山腹に激突した残骸が見つかる。軍の支援のもと調査官たちは高く険しい山岳地帯の現場調査に挑み、ブラックボックスの回収に成功する。そして音声データが回復されたコックピット・ボイスレコーダーに原因発見の望みを託すが、そこにクルーたちの会話は残っていなかった。
第4話:SOL航空5428便 (原題: Icy Decent)
2011年5月18日。アルゼンチンの荒野にSOL(ソル)航空5428便が墜落。乗員乗客22名は即死した。事故機はコルドバ発コモドロリバダビア行きサーブ双発ターボプロップ機で途中メンドーサ、ネウケンに寄港、最後の区間で機首から墜落した。調査官たちは焼け焦げた残骸を調べるが空中分解の形跡はなく、エンジンもプロペラも異常はなかった。チームはさらに着氷を疑うが、問題は除氷装置ではなくオートパイロットで見つかる。
第5話:クーガー・ヘリコプター91便 (原題: Atlantic Ditching)
2009年3月12日。ニューファンドランド沖の海底油田プラットフォームに労働者を運んでいたヘリコプターが墜落。乗っていた者はほぼ全員死亡したが、1人が奇跡的に生き延びた。墜落から数時間のうちに大規模な回収作業が開始され、海底から犠牲者や押し潰された残骸と共にフライト・レコーダーが引き揚げられる。調査官たちが手掛かりをつなぎ合わせていくと、シコルスキーS92の設計に致命的な欠陥が浮かび上がってきた。
第6話:ウエスト・エア・スウェーデン294便 (原題: Impossible Pitch)
2016年1月8日。ノルウェーのオスロから北極圏のトロムソに向かっていた貨物機がメーデーを発し、制御を乱してスウェーデン国境を越えた地点に墜落。翌日、墜落現場から壊れたブラックボックスが発見され、乗員の遺体とともに回収される。懸命なデータ回復の取り組みに成功したボイスレコーダーから聞こえてきた音声は、混沌と混乱に満ちた恐ろしい状況だった。順調に飛行を続けていた機内で、何が唐突に起こったのだろうか。
第7話:トリガナ航空267便 (原題: No Warning)
2015年8月16日。インドネシア東部ニューギニア島パプア州の空港に進入中のターボプロップ機、トリガナ航空267便が突然消息を絶った。山頂から立ち上る煙を目指した捜索救助隊は墜落現場を発見、乗客乗員54人全員が死亡していた。墜落したATR42は世界各国の短距離区間で使われ、3種類の独立したシステムが事故を防止するはずだったが、なぜか1つも機能していなかった。調査チームに原因究明の責任が重くのしかかる。
第8話:LAMモザンビーク航空470便 (原題: Cockpit Killer)
2013年11月29日。アンゴラの首都ルアンダに向かっていたLAMモザンビーク航空470便がレーダーから消えた。捜索が続けられたが、遠く離れたナミビアの国立公園でパーク・レンジャーが残骸を発見する。これまでにない大事故のため、NTSBの調査官たちも調査チームに参加する。調査によって残骸から最初の大きな手掛かりが見つかった。さらに、多くの仮説を排除した結果残ったのは、背筋も凍る恐ろしい現実だった。
第9話:ケニア航空507便 (原題: Stormy Cockpit)
2007年5月4日。新造から間もないボーイング737が西部アフリカ、カメルーンの空港を激しい嵐のなか離陸直後に墜落。事故調査チームが現地に派遣される。発見されたケニア航空507便の残骸はマングローブのデルタ地帯で泥と水に埋もれており、生存者はいなかった。調査の結果、悲劇を引き起こした致命的なミスが明らかになる。同時に数々の問題が連鎖的に発生して、ついにらせん状態で地上に落ちていったことがわかった。
第10話:アイレス航空8250便 (原題: Runway Breakup)
2010年8月16日。コロンビアのボゴタからカリブ海の小さな島サン・アンドレスに向かうアイレス航空8250便は目的地手前で熱帯暴風雨に遭遇。視程が急速に悪化するなか、悪天候を抜けて着陸できると考えたクルーは、最終進入中に滑走路端から80メートル手前の地面に衝突。機体は大破するがそのまま滑走路上を滑って3つに分解した。機長は落雷を受けたと主張するが、調査のなかで浮かび上がってきたのは別の姿だった。
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放送日 | 2003-09-03 ~ 2023-03-27 |