ドラえもんが見れる配信サイトは?【テレビアニメ】
ドラえもんはどんな内容?
ドラえもんは、小学生の野比のび太に未来からの贈り物として送られてきたネコ型ロボットです。
未来からの使者であるセワシが、のび太が成人後に莫大な借金を残して子孫たちを困らせる悲惨な未来を変えるため、ドラえもんをのび太の世話役として連れてきたのです。
1979年にテレビ朝日系でテレビアニメ化され、高い人気を得て、同局の看板番組となり、2005年には大幅なリニューアルも行われ現在も放送を続けています。
ドラえもんは、子供から大人まで幅広い年齢層を楽しめる作品です。
お子様から大人の方まで、ぜひドラえもんを視聴してみてください!
ドラえもんを配信しているサービスはこちら
ドラえもんを配信している動画サイトは4件見つかりました。
配信サービス | サービス名 | 月額/年額 料金 |
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Netflix |
月990円/年11,880円 (税込) |
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U-NEXT |
月2189円/年26,268円 (税込) |
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Amazon Prime Video |
月500円/年4,900円 (税込) |
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Netflix basic with Ads |
月990円/年11,880円 (税込) |
ドラえもん公式が運営するウェブサイトはこちら
ドラえもんその他の情報
第1話:のろのろ、じたばた

「宿題がまにあわないから手伝って!」とたのんでおきながら、のん気にあそびに出かけようとするのび太。 のんびり屋ののび太にあきれたドラえもんは、『気分コロン』という道具を取りだす。気分コロンには『スロー用』と『クイック用』があり、クイックを使うと気持ちやからだのうごきが速くなり、スローはその逆で、すべてがゆっくりになるという。 ためしにクイック用をつけてみたドラえもんは、モーレツなせっかちに変身してしまい…!?
第2話:のび太のおよめさん

テストで0点を取ったのび太は「0点ばっかりののび太が、結婚できるわけない」とジャイアンたちにバカにされ、不安になってしまう。 そんなのび太のため、ドラえもんは未来のおよめさんを見に行こうと提案する。 さっそく『タイムマシン』で25年後の世界へ向かったのび太は、どんなものでも透かして見える『とうしめがね』で、こっそり自分のおよめさんの姿をたしかめようとするが…!?
第3話:どくさいスイッチ

野球の試合で失敗したのび太は、怒ったジャイアンから追いかけまわされ、思わず「ジャイアンさえいなければ…」と、つぶやいてしまう。 そんなのび太のことばを聞いたドラえもんは、『どくさいスイッチ』を取りだす。 それは未来の独裁者(どくさいしゃ)が作らせた道具で、なんとスイッチを押すだけでジャマな人物をかんたんに消すことができるという。 おそろしい説明を聞いて、さいしょは使うことをためらっていた、のび太。ところが、ジャイアンにまたしても追いかけられ、とっさにスイッチを押してしまう。 すると次の瞬間、ジャイアンの姿が目の前から、こつ然と消えてしまって… !?
第4話:驚音波発振機

ジャイアンが、空き地で新曲を発表すると言いだした! こまったのび太が泣きつこうとしたところ、ドラえもんは大キライなネズミの出現でパニック中! まずは『驚音波発振機』を使って、ネズミを退治することになった。『驚音波発振機』は、音波の中でも、とくにキョーレツな“驚音波”を作りだし、虫やネズミなどを追いはらう道具だという。 それを聞いたのび太は、ジャイアンの歌を利用して、驚音波を作ることを思いついて…!?
第5話:オールマイティーパス

4次元ポケットを整理していたドラえもんは、1枚のパスを使いわすれていたことに気づく。 『オールマイティーパス』という名前の道具で、それさえあればどんなところにも入ることができるうえ、どんな乗りものにも乗ることができるという。だが、その日のごご6時で期限が切れてしまうらしい。 勝手にパスを持ちだしたのび太は、しずかといっしょに、ふだん子どもだけでは行くことができない場所に、堂々と入ってみるが…!?
第6話:タイムふろしき

テレビがこわれて、とうとう映らなくなってしまった! のび太とドラえもんは「新しいテレビがほしい!」とママに たの むが、なかなか買ってくれそうにない。 そこで、ドラえもんが取りだしたのが、包んだものを新しく変身させる『タイムふろしき』。さっそくテレビを包んでみたところ、またたく間にピカピカの新品にもどったから、のび太は大よろこび! その後、のび太はタイムふろしきを使って、ひともうけしようと思いつくけれど… !?
第7話:タンポポ空を行く

きょねんまでカブトムシを飼っていた飼育箱に、いつのまにかタンポポがつぼみをつけていた。タンポポを捨てようとしたのび太は、ドラえもんから、メガネのような道具『ファンタグラス』を差しだされる。 ファンタグラスをかけると、タンポポがシクシクと泣いているように見えたからビックリ! ファンタグラスは、植物や動物があたかも感情を持った人間のように見える道具だったのだ。 それ以来、のび太はタンポポのめんどうを熱心に見てあげるようになって… !?
第8話:(秘)スパイ大作戦

学校で、先生の 花びんを割ってしまったのび太。正直にあやまりに行こうとするものの、スネ夫に「ナイショにしておいてあげる」といわれ、ついついあやまるのをやめてしまう。 ところがそのかわり、スネ夫からそうじや買いものをかわりにやらされたり、ドブに落ちたボールをさがすよう命じられたりと、さんざんな目に…! のび太から泣きつかれたドラえもんは、スネ夫のワル知恵に大フンガイ !! 『スパイセット』でスネ夫の弱みをさぐり、しかえしをしようとして… !?
第9話:ハロー宇宙人

遊びつかれたのび太たちが「おなかがすいたなぁ」とため息をついていると、突然、スネ夫が「ボクは、メロンでもごちそうになってくるよ!」と、じまんげに言いだした。 スネ夫が向かったのは、近所にある“円番さん”の家。スネ夫は、UFOマニアの円番さんに「UFOを見た」と作り話をしては、たびたびおやつをごちそうになっていたのだ。 それを知ったドラえもんは「ほんもののUFOの写真を撮ろう!」と言って、『進化退(たい)化光線銃(じゅう)』を取りだす。なんとその光線を使って、火星に生物をつくりだすというのだが… !?
第10話:のび太の地底国

地面に穴を掘って0点の答案を隠そうと思ったのび太は、ドラえもんから『どこでもホール』を借りて、地底の穴をさがすことに。 さっそく穴を見つけたのび太は、そのトンネルがどこまで続いているのかフシギに思い、おそるおそる地底へ…! すると、その先に、とてつもなく大きな空洞を発見! そこに“子どもだけの国”を作ろうと思いつく。 そんなのび太の提案に、しずか、ジャイアン、スネ夫、出木杉も大賛成 !! ところが、「ちゃんと計画を立てなきゃ!」という出木杉の注意を聞かず、みんながそれぞれ『折りたたみハウス』を使って、勝手に自分の家を建てはじめてしまったから、大変なことに… !?
第11話:入れかえロープ物語

木のぼりや野球をして遊んでみたいという、しずかの願いを聞いたのび太は、「じゃあ、しばらく入れかわってみようよ!」と提案。心はそのままで、カラダだけ入れかえることができる『入れかえロープ』を、ドラえもんに借りることに。 さっそくカラダを入れかわった、2人。のび太の姿になったしずかは、念願の木のぼりを楽しんだり、野球で大活躍したりして大よろこび。当分、このままでいたいと言いだす。 一方ののび太は、しずかのママに「おぎょうぎが悪い」と怒られてばかりで…!?
第12話:まんが家ジャイ子

ジャイアンから、1本のギャグまんがを見せられたのび太。正直に「つまらない」と感想を言ったところ、ゲンコツをおみまいされてしまう。実は、そのギャグまんがは、ジャイアンの妹・ジャイ子が描いたものだったのだ! 「こんど新作を見せるから、かならず爆笑しろ!」と、おどされたのび太は大弱り。いつでも大笑いすることができる道具『マジックおなか』を、ドラえもんに出してもらう。 ところが、スネ夫に『マジックおなか』を取りあげられてしまって…!?
第13話:ドラえもんだらけ

宿題をたんまりためこんでいたのび太は、ドラえもんに大好物のドラ焼きをごちそうするかわりに、宿題をすべて押しつけて寝てしまった。 だが次の朝、目覚めたのび太が部屋の中で見たのは、つくえにもたれかかり、傷だらけで気絶しているドラえもんの姿だった…! 宿題をやっただけで大ケガをするなんて、いったい何があったんだろう!? 不思議に思ったのび太が、『タイムマシン』で前の晩に戻ってみると…!?
第14話:ココロコロン

古い人形をくわえているノラ犬に出くわした、のび太としずか。「お人形がかわいそう」というしずかにたのまれ、のび太は犬に立ち向かい、人形を取りもどす。 その後、人形を持ち主に返してあげたいというしずかのために、ドラえもんは『ココロコロン』を取りだす。そのコロンをかけると、人形の心がわかるようになるという。 ためしに、ドラえもんが「おウチに連れて帰ってあげる」と話しかけると、人形がうれしそうにほほえんだからビックリ! のび太たちはさっそく持ち主さがしに出発して…!?
第15話:好きでたまらニャい

ため息をついたり、うわの空だったり…と、ドラえもんのようすがどこかおかしい。 心配したのび太が聞いてみると、ドラえもんはなんと、近所に住むかわいいネコを好きになってしまい、なやんでいると打ちあける。 すっかり恋の病気にかかってしまった、ドラえもん。のび太はとにかく相手の気持ちを聞いてみようと、ドラえもんを外に連れだすけれど…!?
第16話:王かんコレクション

スネ夫から切手のコレクションを見せびらかされたのび太は、くやしくてたまらない。 ハナシを聞いたドラえもんは、押入れから、ひとつの箱を取りだした。その中身は、かつてのび太がなんとなく集めていた、王かんのコレクションだった。 「そんなもの、切手と比べたら笑われるだけだよ」とひがむのび太に、ドラえもんはなぜかニンマリ。 その後、買いものにでかけたのび太は、王かん集めが町中でブームになっているのを見てビックリして…!?
第17話:おかしなおかしなかさ

ある雨の日、カサを持たずに出かけたパパを駅まで迎えに行くよう、たのまれたのび太。 途中、雨やどりしているしずかに出会い、自分のカサを貸してあげることに。ところが、ジャイアンが「オレにも貸せ!」とパパのカサを持っていってしまったため、のび太はカサを2本ともなくし、こまりはててしまう。 その後、のび太の帰りがおそいのを心配したドラえもんは“人さがしガサ”を差しながら迎えにいくが、じつはドラえもんのポケットの中にはいろいろなカサがあって…!?
第18話:まあまあ棒

ママや先生に怒られてばかりののび太に同情したドラえもんは、『まあまあ棒』という道具を取りだした。この棒で相手の口を押さえて「まあ、まあ」と言うと、どんな怒りもしずまるのだという。 ためしに、ゲンコツをふりかざすジャイアンの口に当てて見ると、すぐに怒りがおさまったため、のび太は大よろこび! 味をしめたのび太は、日ごろジャイアンに苦しめられているみんなをこの道具で助けてあげようと決心! ジャイアンのあとをついて歩き、まあまあ棒を使いまくって…!?
第19話:変身ビスケット

ママから来客用のおかしを買ってくるようたのまれたのび太は、部屋の片すみにどうぶつ型ビスケットの箱を見つける。思わずネコの形のビスケットをつまみ食いしたのび太は、これをお客さんに出せば買いものに行かなくてすむと思いつく。 その後、ママに怒られ、やはり買いものに出かけることになったのび太。ところがその途中、なぜかジャイアンやスネ夫に「宇宙人だ!」と追いかけられるハメに…。ワケもわからず逃げたのび太は、鏡に映った自分を見てビックリ! なんと、いつのまにかネコの姿に変身していて…!?
第20話:しずかちゃんさようなら

突然、のび太が「しずかちゃんと別れる!」と言いだした。学校の先生に「このままでは、ろくな大人にならんぞ」と怒られたことがきっかけで、将来、しずかが自分のおよめさんになったら苦労させてしまうと考えたのだ。 「しずかちゃんを不幸にするわけにはいかない!」。しずかとのつながりをすべて断ちきろうとしたのび太は、借りていた本をごっそり返した上、嫌われるためにスカートめくりまでしてしまう! そして、もっともっと嫌われるため、『虫スカン』スプレーを自分自身にかけまくるが…!?
第21話:ムードもりあげ楽団登場!

ママがケーキを焼いてくれたにもかかわらず、テレビに夢中ののび太はうわの空。ママはすっかり腹を立ててしまう。 そのようすを見ていたドラえもんは「もっと生き生きと気持ちを表現しなくちゃ!」と注意するが、のび太はピンと来ない。 そんなのび太を見かねたドラえもんは、『ムードもりあげ楽団』を取り出す。この楽団はさまざまな場面にピッタリの音楽を演奏して、ムードを盛り上げてくれるはずだったが…!?
第22話:友だちの輪

空き地で野球をしていたのび太たちは、神成さんの家のガラスを割ってしまい、たんまり怒られてしまう。 しかたなく河原に場所をうつしたのび太たちは、そこでミズエという、かわいい女の子と出会う。「私も入れて!」というミズエをチームに加えたところ、彼女は大活躍! 運動センスもバツグンで美人のミズエに、ジャイアンもスネ夫ものび太もボーっとなってしまう。 だがその後、のび太たちはミズエがなんと神成さんの家に入っていくのを見かけて…!?
第23話:ころばし屋

ジャイアンに背中をつき飛ばされ、転んでしまったのび太。くやしがるのび太のために、ドラえもんは『ころばし屋』を取りだした。 ころばし屋の背中にある穴に10円を入れ、キライな人の名前を教えると、なんとその相手を3回も転ばしてくれるのだという。 さっそく10円を入れ、「ジャイアンを転ばせろ!」と命じたのび太。その後、スネ夫にも、ころばし屋を差し向けようと考えるが、思いがけないアクシデントが…!?
第24話:きこりの泉

ピカピカの野球のグローブを、ジャイアンのボロボロのものと取りかえられてしまったのび太。 泣きながら家に帰ると、ドラえもんも限定品のドラ焼きをパパに食べられてしまったといって、かなしんでいた。 どうしてもドラ焼きをあきらめきれないドラえもんは、ポケットから『きこりの泉』を取りだす。それは名作童話『金のおの、銀のおの』の未来版ともいうべき道具だという。 さっそくドラえもんが食べかけのドラ焼きを泉に投げ入れたところ、きれいな女神ロボットがあらわれて…!?
第25話:ドラえもんの大予言

しずかの家に遊びに行こうとしたのび太は、家を出たとたん、ドラえもんに巨大な『マジックハンド』でつかまれてしまう。「イタズラはよせ!」とおこるのび太に、ドラえもんはオドロキの“大予言”をつきつける…! なんと『未来のアルバム』によると、のび太はこれからしずかの家に行く途中、交通事故で大ケガを負う運命なのだという。それを聞いたのび太は、おとなしく家にもどることに。 だが、「おいしいドラ焼きがある」と、しずかから電話をもらったドラえもんが「すぐに行く!」と返事をしてしまい…!?
第26話:白ゆりのような女の子

パパから、戦争中、学童疎開していたときの思い出話を聞いたのび太。防空壕を掘ったり、農作業をさせられたりとツライ毎日だったが、ある夕方、川原で白ゆりのように可憐な見知らぬ少女に出会い、1枚のチョコレートをもらったことが忘れられないという。 ドラえもんとのび太はパパのために、『タイムマシン』で昭和20年の世界へ行き、少女の写真を撮ってあげようと決意! だが到着早々、子ども時代のパパが畑仕事に疲れ、たおれてしまう。そこで、のび太がかわりに畑を耕すことに…!?
第27話:かげがり

庭の草むしりをするよう、言いつけられたのび太。暑い中、庭に出るのをイヤがっていると、ドラえもんは突然、ポケットからハサミを取りだし、なんとのび太の影をチョキチョキと切りはなしたからビックリ!! そのハサミは『かげきりばさみ』という道具で、影を切りはなして別々に動かすことができるようになるのだという。 さっそく、自分の影に草むしりをするよう命じたのび太。ところが、影におつかいを頼んだことから、大変なことに…!?
第28話:テストにアンキパン

問題がぜんぜんわからず、答案を白紙で出してしまった、のび太。それを知ったママから、「あすのテストで、また0点を取ったら、来月のおこずかいはナシよ!」と、怒られてしまう。 こまりはてたのび太のためにドラえもんが取りだしたのは、『アンキパン』。のび太はさっそく、しずかのノートを借りてアンキパンに写して丸暗記することに! ところが、しずかの家でおやつをいただいたりと、のび太はついつい食べすぎてしまって…!?
第29話:古道具きょう争

スネ夫に骨とう品のコレクションを見せびらかされたのび太は、「ボクも古いものがほしい!」とくやしがる。 それを聞いたドラえもんは「未来の古道具屋にたのんでみよう!」と提案。さっそく『タイムシーバー』を使って、のび太の部屋にあったラジオを22世紀に持ちこんでみたところ、とても古い時代の“鉱石ラジオ”と交換することができた。みんなに骨とう品をじまんできて、のび太は大よろこび! だが、スネ夫が負けじと、もっとすごいコレクションを持ち出してきて…!?
第30話:怪談ランプ

怖がりののび太が、なぜか「怪談を教えて!」とママにたのみこんでいた。 ふしぎに思ったドラえもんが事情を聞くと、なんとその夜、ジャイアンの家に集まって“怪談の会”を開くことになったのだという。それぞれ怖い話をひろうする決まりなのだが、のび太はひとつも怪談を知らず、こまりはてていたのだ。 そんなのび太のため、ドラえもんは『怪談ランプ』を取りだす。このランプの近くで怖い話をすると、話したとおりのできごとが起きるという。その夜、怪談の会がはじまるが…!?
第31話:ゆめふうりん

パパから「大人になったら何になりたい?」と聞かれたのび太のこたえは、「ガキ大将」。いちどでよいからジャイアンのように、みんなの前でいばりちらしてみたいというのだ。 それを聞いたドラえもんは、なぜか昼間のうちによくねむっておくよう、のび太に昼寝をすすめる。 そして夜中、すっかり寝入っているところを、ドラえもんに起こされ、空き地に連れてこられたのび太。だれもいない空き地でドラえもんが『ゆめふうりん』を鳴らすと、どうしたことか、ねむったままの子どもたちが集まってきて…!?
第32話:きせかえカメラ

洋服をよごして、ママに怒られたのび太。だがその直後、バケツにつまずいて、ビショビショになってしまう。 このままでは、またママに怒られてしまう…。困りはてたのび太のために、ドラえもんは『きせかえカメラ』を取りだした。そのカメラで、たちまち新しい服に変えてもらったのび太は大よろこび! 調子に乗ってカメラを持ち出し、しずかにかわいいドレスを着せてあげることに…! ところが、スネ夫とジャイアンに、きせかえカメラを取り上げられてしまい…!?
第33話:ご先祖さまがんばれ

スネ夫から、骨川家に伝わる家宝を自慢された、のび太。どうやら骨川家の先祖は、とてもエライ“家老”だったらしい。 家に帰ったのび太は、野比家の先祖についてパパに聞いてみるが、サムライではなく狩人だったとわかり、なんだかガッカリしてしまう。 そんなのび太のハナシを聞いたドラえもんは、『タイムマシン』で戦国時代に出かけ、ご先祖さまに出世してもらおうと言いだす。戦国時代は、戦(いくさ)で手がらを立てれば、どんな身分の人でも出世できる時代だというのだ。 ところが、のび太たちが戦国時代で出会ったのは、のび太そっくりのさえないタイプのご先祖さま“のび作”だった。 のび太は「戦に出て、手がらを立ててくれ!」とたのむが、こわがりなのび作は家に閉じこもってしまい…!?
第34話:ペコペコバッタ

ジャイアンとスネ夫にサッカーボールをぶつけられた、のび太。だが、2人ともまったくあやまろうとせず、逆に「のび太がボールをよけなかったのが悪い!」と言いだす始末。 それを聞いたドラえもんは「思い知らせてやろう!」と言って、小さなバッタ型ロボット『ペコペコバッタ』を取りだす。このペコペコバッタが鼻の穴から体内に入ると、たちまち反省してペコペコとあやまるようになるという。 さっそくのび太はペコペコバッタを持って、スネ夫のもとへ。すると、スネ夫は涙ながらにあやまりはじめて…!?
第35話:ジャイ子の恋人=のび太

最近、女の子が自分のあとをつけているような気がしてならないという、のび太。身をひそめてたしかめてみたところ、なんと、のび太をつけまわしていたのはジャイ子だった! しかも、ジャイアンが突然、ジャイ子をデートにさそってくれと言いだしたからビックリ! じつは最近、ジャイ子のようすがおかしかったため、机をしらべてみたところ、中からのび太の写真が出てきたというのだ。 妹がのび太に恋しているものと信じこんだジャイアンは、無理やりジャイ子に愛の告白をしろとのび太にせまって…!?
第36話:ミチビキエンゼル
ドラえもんがカゼをひいて寝こんでいると、のび太から「重大な問題でなやみすぎてアタマが痛い」という電話が入った。心配したドラえもんは、すぐにかけつける。 ところが、のび太のなやみとは“早く帰って勉強するべきか、しずかと遊ぶべきか”という、ささいなものだった。 あきれたドラえもんは、のび太をこらしめるために『ミチビキエンゼル』を取りだす。このエンゼルに相談すると、その人にとって、いちばんためになる答えを出してくれるのだという。のび太は、さっそくエンゼルに相談してみるが…!?
第37話:家がだんだん遠くなる
部屋の中でおいしそうなダンゴを見かけたのび太は、思わずパクッと口に入れてしまった。 ところが、それは『捨て犬ダンゴ』だったから、大変なことに…!! なんとこの捨て犬ダンゴを食べると、いちど家から出たら最後、2度と家に戻ることができなくなるという。 「どんなことがあっても、家から出ないように!」と、ドラえもんからクギをさされたのび太。 だが、部屋の中でボール遊びをしていたところ、買ったばかりのボールが窓の外に飛び出してしまって…!?
第38話:ああ、好き、好き、好き!
近所の家にあそびに来ている、かわいい女の子と友だちになりたいと思いはじめた、のび太。だが、モジモジしてうまく話しかけることができない。 のび太のせつない思いを知ったドラえもんは、『キューピッドの矢』を取りだす。なんと、その矢が当たった人は、矢を射った人をたちまち好きになるのだという。 さっそく、目当ての少女に向けてキューピッドの矢を放ったのび太。だが、矢は大きくそれてしまって…!?
第39話:出木杉グッスリ作戦
のび太のクラスメート・出木杉は、テストではいつも満点を取り、宿題も忘れたことのない優等生。そんな出木杉を見習うようにと、先生がたくさん宿題をだした。 おもしろくないのび太、ジャイアン、スネ夫は「出木杉に宿題をなまけさせよう!」と計画。野球にさそって、宿題もできないくらいヘトヘトにつかれさせようとたくらむ。だが、出木杉はスポーツも得意で、野球も軽々とこなしてしまう。 こまったジャイアンたちは、出木杉をなまけさせる役目をのび太ひとりに押しつけるが…!?
第40話:あやうし!ライオン仮面
雑誌に連載されている人気コミック『ライオン仮面』のつづきが気になってしかたない、ドラえもん。来月号の発売までまちきれず、原作者のまんが家・フニャコフニャ夫から次回の展開を聞きだそうと思いつく。 ところが、フニャコはこれからどうやってストーリーをつなげていったらよいのか、思案の真っ最中! どうしてもつづきが知りたいドラえもんは、ひと足先に来月号を読んでこようと、『タイムマシン』で来月に出かけるが…!?
第41話:のび太のなが~い家出
ママにきびしく怒られたのび太は、家出を宣言! しかし、見たいテレビ番組や夕ごはんのことが気にかかり、夕方6時までには帰りたいと、情けないことを言いだす。 「たとえみじかい時間でも、自分がるすにするだけで、ママが心配するような道具を出してほしい」。のび太からそうたのまれたドラえもんは、『時間ナガナガ光線』を取りだす。その光線を浴びると、なんと10分間が1時間に感じられるという。 ママにナガナガ光線を当てたのび太は、ついに家出を決行! だが、ママが心配しているか気になってたまらず…!?
第42話:正直太郎
とつぜん、しんせきの玉夫おじさんがやって来て、パパとママに恋のなやみをうちあけはじめた。 どうやら、はずかしがりやのおじさんは、自分の思いを相手の女性に告げられず、失恋してしまったらしい…。 そんなおじさんのために、ドラえもんが取りだしたのが、『正直太郎』。腹話術の人形のような道具で、手にした人の正直な気持ちを、包みかくさずしゃべってくれるという。 だが、おじさんはすでに帰ったあとだった。のび太たちは正直太郎を貸してあげようと、おじさんを追いかけるが…!?
第43話:ゴルゴンの首
学校で立たされてばかりののび太は、足がつかれない道具を出してほしいといいだす。 それを聞いたドラえもんは、『ゴルゴンの首』を取りだした! 筋肉をこわばらせて石のようにしてしまう光線が出る道具で、足に光線を当てれば、つかれることもないという。 よく日、のび太はゴルゴンの首をもって学校へ。先生から「立っていなさい」とおこられても、「楽だなあ」と大よろこびする。ところが帰り道、のび太がゴルゴンの首を裏山に落としてしまったことから、たいへんなことに…!?
第44話:けん銃王コンテスト
ジャイアンとスネ夫に、最新型のモデルガンをじまんされた、のび太。射撃が得意なだけに、くやしくてたまらない。 そんなのび太に同情したドラえもんが取りだしたのは、『空気ピストル』だった。手の先に特殊な液体を塗り、かわかして「バン!」と言うと、空気のかたまりが衝撃波のように飛びだし、撃たれた相手は眠ってしまうピストルだという。 空気ピストルを借りたのび太は、さっそくジャイアンたちに“けん銃王”を決めるコンテストを開催しようと持ちかけるが…!?
第45話:おおかみ男クリーム
おおかみ男のドラマを見たのび太は、おおかみ男よりもママのおこった顔のほうがこわいと言いだす。 それを聞いたドラえもんは「くらべてみよう!」と言いながら、“おおかみ男クリーム”を取りだした。そのクリームをぬってから丸いものを見ると、たちまちおおかみの顔に変身するのだという。 だが、ママがふつうのクリームとカン違いして、おおかみ男クリームをぬって出かけてしまったから大変! ドラえもんは大あわてでママのあとを追いかけるが…!?
第46話:オールシーズン・バッジ
週末、湖畔の別荘にとまりに行くというスネ夫にじまんされたのび太は、自分もあそびに行きたいとくやしがる。 そんなのび太をかわいそうに思ったドラえもんは『オールシーズン・バッジ』を取りだす。ダイヤルをセットするだけで、まわりが好きな季節に変わるべんりなバッジなのだ。 このバッジがあれば、スキー、水泳、お花見をいちどに楽しむことができる! 大よろこびののび太は『どこでもドア』を使って、スネ夫の別荘がある湖に行くが…!?
第47話:Yロウ作戦
野球チーム“ジャイアンズ”は、試合で負けつづき。監督のジャイアンは腹を立て、これからはヘタなメンバーを2軍に落として、たまひろいをさせると言いだした! ドラえもんにはげまされたのび太は、1軍をめざして練習に打ちこもうとするが、ママに「勉強のほうが大事よ!」とバットとグローブを取り上げられてしまった。 同情したドラえもんは、『Yロウ』を貸す。Yロウを渡された人は、どんなことでも断れなくなってしまうという。のび太はYロウのおかげでママから野球道具を取りもどすが…!?
第48話:くろうみそ
めずらしく机に向かっているのび太に、パパはすっかり感心! ところが、のび太はすぐにあきて、居眠りしてしまう。 そんなのび太のだらけぶりに、パパはカンカン! “苦しみ、なやんでこそ、りっぱな人間になれる”という意味のことば“かん難汝を玉にす(かんなんなんじをたまにす)”を教える。 そのことばに感動したのび太は、ドラえもんに『くろうみそ』を出してもらうことに。このみそをなめると、何をするにも苦労するハメになるのだという。 のび太は、さっそくくろうみそを口にしてみるが…!?
第49話:無敵コンチュー丹
ジャイアンにいじめられたのび太のため、ドラえもんは『コンチュー丹』を取りだす。 このコンチュー丹を食べると、チョウの持っている飛ぶ力や、ハチの刺す力、アリの怪力、カブトムシのかたくて強い体…など、虫のパワーが身につくのだ! 大よろこびののび太はしかえしをしようと家を飛び出すが、ジャイアンにボロボロにされてしまう。じつは、コンチュー丹のきき目が出るには、ひと晩ほど時間がかかるのだった…。 そしてその夜、のび太のからだにある異変がおきて…!?
第50話:ロボ子が愛してる
投げたピーナッツを口でキャッチする特技を、女の子たちからほめられ、のび太は有頂天! だが実は、みんな仕方なくほめただけだったのだ。真実を知ったのび太はガックリ…。 そんなのび太をかわいそうに思ったドラえもんは、未来から『トモダチロボット』のロボ子を連れてくる。このロボ子には、のび太だけを好きになるようにセットしてあるという。 ロボ子はかわいいだけでなく、のび太の行動すべてをほめてくれるため、のび太は大よろこび。ところが、ロボ子はしだいにのび太のことを独占しようとしはじめて…!?
第51話:声のかたまり
ジャイアンにいじめられ、大声で泣きながら帰ってきた、のび太。 その泣き声の大きさに目をつけたドラえもんは、『コエカタマリン』を取りだす。これを飲むと、声がかたまりになって飛びだすため、ジャイアンにいじめられそうになったら大声でどなればよいというのだ! さっそく仕返ししようと出かけたのび太。だが、木の枝にひっかかったボールを取ってほしいと、しずかに引き止められてしまう。のび太は思わず「え~!? 」と大声を出すが…!?
第52話:N・Sワッペン
「じしゃくのN極とS極のしくみを発見した!」と、ジャイアンが大いばり。のび太は思わず「おくれてるなぁ」と笑ってしまい、ジャイアンをすっかりおこらせてしまう。 のび太に泣きつかれたドラえもんは『N・Sワッペン』を取りだす。これをからだにはると、じしゃくのNとSのように、同じマーク同士のワッペンははじきあい、ちがうマークは引きあうのだ。つまり、ドラえもんは、のび太とジャイアンに同じSマークのワッペンをはって、おたがいに近づけないようにすればよいとかんがえたのだが…!?
第53話:デンデンハウスは気楽だな
テストの答案をなくしてしまったのび太は、ママからウソをついているとうたがわれて、ガックリ。しまいには、家出をしたいと言いだす。 そんなのび太に、ドラえもんは「家出じゃなくて“家入り”したら?」と言って、『デンデンハウス』をすすめる。このハウスの中に入ってしまえば、外からはまったく手出しができない上、とても快適に過ごすことができるのだという。 デンデンハウスが気に入ったのび太は、ママがあやまってくれるまで、ぜったいに外に出ないと強情をはって…!?
第54話:新年だ!アラビアンナイト ランプのけむりオバケ
お正月ぐらい、のんびりひるねをしようと思っていたドラえもんは、のび太に「ストーブをつけて!」というかんたんな用事でよびつけられてガックリ!! おこったドラえもんは、のび太に『アラビンのランプ』をわたす。ランプをこすると、中からおばけのような“けむりのロボット”が出てきて、なんでも命令を聞いてくれるのだ。 ロボットにのび太の世話をまかせ、こんどこそのんびり休もうと思ったドラえもん。ところが、けむりのロボットにたたき起こされて…!?
第55話:ジャイアン新曲発表!? かべ紙の中で新年会
友だちみんなを家にまねいて新年会を開くことになった、のび太。だが、ママに大反対されて大弱り…。 そんなのび太をかわいそうに思ったドラえもんは、『かべ紙ハウス』を取りだし、ふすまの上にぺたっとはりつけた。 そのかべ紙に描かれた扉を開けてみると、広い部屋があらわれたからビックリ! この空間の中なら、どんなにあばれてもママに気づかれることはないという。 さっそく、かべ紙ハウスの中で新年会をスタートしたのび太たち。ところが、ジャイアンがいい気分で歌いはじめて…!?
第56話:謎のはだかおとこ このかぜうつします
ひどいかぜをひいているにもかかわらず、仕事に出かけようとしたパパが、玄関先でたおれてしまった。 気のどくに思ったドラえもんは、糸でんわのような形をした『かぜうつし機』を取りだす。これを使って、だれかにかぜをうつすと、ケロッと治ってしまうのだという。 それを聞いたのび太は「ひとまず、パパのかぜをボクが引き受けて、それをまただれかにうつせばいいんだ!」とひらめき、パパからかぜをもらうことに。そして、そのかぜをジャイアンにうつしてやろうとたくらむのだが…!?
第57話:ドラえもんもお風呂!? 温泉旅行
「温泉につれていって!!」とママにせまられ、パパはタジタジ…。そんなパパを助けてあげるため、ドラえもんとのび太は『室内旅行機』を活用することに…! この『室内旅行機』は、旅の風情を味わうことができる立体映画をうつしだす機械で、豪華なホテルに泊まっている気分が出るよう、ドラえもんは、のび太の家のあちこちに『室内旅行機』をしかけていく。 たちまち、いつもの居間が高級客間に、お風呂が大浴場に変身!! パパとママも温泉旅行気分をまんきつして…!?
第58話:のび太の部屋が…日照り?台風?イナゴの大群? タタミのたんぼ
大好きなおもちの取り合いでケンカになり、ママにおこられてしまった、ドラえもんとのび太。それなら自分たちでおもちを作ろうと決心する。 まずは、もち米を栽培するため、 『趣味の即席農業セット』を取りだしたドラえもん。セットの中から『田んぼロール』をだして部屋に広げて苗を植えはじめるが、なれない農作業に、2人はすぐにクタクタになってしまって…!? その後、のび太のいたずらのおかげで、田んぼロールが干上がってしまって…!?
第59話:のび太の街にティラノサウルス現る!オーバーオーバー
「冒険はしたいけど、きけんな目にあうのはイヤ」という弱虫ののび太のため、ドラえもんは1枚の上着を取りだした。 その上着は『オーバーオーバー』という道具で、着たとたん、毒サソリが追いかけてきたからビックリ! ところが、ぬいでみると、それはサソリではなく、ふつうのゴキブリだったのだ。実は、オーバーオーバーをはおると、あらゆることが大げさに見えるのだという。 これなら、どこでも大冒険ができる…! のび太は、さっそく、しずかといっしょに冒険に出発するが…!?
第60話:ドラえもんVSマンモス! ほんもの図鑑
ジャイアンたちに「メガネザルにソックリ!」と、からかわれた、のび太。だが、メガネザルがどんな動物か知らないため、「ありがとう」とお礼を言うしまつ…。 そんなのび太を見かねたドラえもんは『ほんもの図鑑』を貸しだす。名前のとおり、中からほんものが飛びだす未来の図鑑で、目の前に出現したメガネザルに、のび太はビックリ! だがその後、ジャイアンたちにほんもの図鑑をうばわれてしまったから大変!! なんと、スネ夫は図鑑からほんもののマンモスを出してしまって…!?
第61話:恐竜ちょっとだけスペシャル、登場! 地球製造法
ジャイアンとスネ夫に、最新型のプラモデルをじまんされたのび太は、ついつい「ボクだって、世界初のめずらしいプラモデルを作っているんだ」とウソをついてしまう。 2人が見にくる前に何とかしなきゃとあわてたのび太が借りたのは、『地球セット』。ミニサイズの地球を作ることができるセットで、宇宙のチリから地球が誕生し、生命が生まれ、進化していくようすをかんさつしたのび太は、大興奮!! やがて恐竜の時代がはじまると、のび太は自分の目で恐竜たちの世界を見てみたいと言いだして…!?
第62話:出た~ッ、巨大ネズミ! 進化退化ビーム
パパに新しいラジオを買ってもらえなかった、のび太。すすこしかわいそうに思ったドラえもんは『進化退化ビーム』を取りだす。なんと『進化ビーム』を当てれば、どんなものでも未来のかたちに進化し、『退化ビーム』を当てると、どんどん古くなるのだという。 のび太は、ラジオをはじめ、さまざまなものに進化ビームを当て、未来の道具に進化させて大よろこび! さらに、いろいろな動物の先祖を見てみようと考え、ネズミに退化ビームを当ててみるが…!?
第63話:恐竜ちょっとだけスペシャル第2弾! 大むかし漂流記
学校のうら山で貝と魚の化石を見つけたのび太は、大むかし、貝や魚は陸の生きものだったという説をとなえはじめる。 それを聞いたドラえもんから「1億年前、日本は大陸と陸つづきで、ほとんどの部分は海の底だったんだよ」とわらわれても、どうしても信じることができない。 そこで、のび太たちは『タイムマシン』で1億年前のうら山へ…! すると、やはり大むかし、そこは海だったことがわかる。だが、太古の海で遊んでいたところ、魚竜・ショニサウルスにおそわれ、タイムマシンを見失ってしまい…!?
第64話:ドラえもん、さよなら!? ゆめのチャンネル
ひるねをしすぎて、ねむれなくなってしまったのび太は、長い夜がたいくつでしかたがない。そんなのび太に泣きつかれたドラえもんは、『ユメテレビ』を取りだす。 さっそくチャンネルをまわしてみると、のび太が恐竜に追いかけられる映画が画面に出てきてビックリ! 実は、このユメテレビは、人の夢を見ることができる受像機で、のび太が見たのは、ジャイアンの夢だったのだ!! ユメテレビのしくみを知ったのび太は、スネ夫やしずかの夢ものぞいてみようと思いつくが…!?
第65話:恐竜ちょっとだけスペシャル第3弾! 恐竜の足あと発見
“恐竜の足あと発見”という大ニュースを、みんなにつたえたのび太。ところが、それは先週のニュースだったため、だれもおどろかない。 ガッカリしたのび太は、自分で恐竜の足あとを発見して、みんなを見返そうと決心する。 そこで、ドラえもんとのび太は、日本でもっともたくさん恐竜の化石が出土している北陸地方へ…! 『年代そくてい機』を使って古い地層を見つけだし、『タイムベルト』で9000年前の世界におり立つが…!?
第66話:え?成長するプラモ?自然観察プラモシリーズ
スネ夫から、ティラノサウルスの巨大なプラモデルをじまんされた、のび太。「もっとめずらしいプラモデルを出してほしい!!」とドラえもんに泣きつく。 とはいっても、のび太はこれまでプラモデルを1個も完成させたためしがない…。そんなあきっぽいのび太のために、ドラえもんは、『自然観察プラモシリーズ』を取りだす。 だが、植物のかたちをした台に、小さな2つのツブをくっつけてのせるだけで完成だといわれ、あまりのかんたんさに、のび太はひょうしぬけしてしまう。 ところがしばらくすると、ツブが毛虫にすがたを変えていたからビックリ! まもなく、毛虫はサナギになり、チョウになって飛び立ったから、のび太はますます大コーフン!! なんとこの『自然観察プラモ』は、“成長するプラモデル”だったのだ! しかし、負けずぎらいのスネ夫が『自然観察プラモ』のひとつを強引に持ちだしたから、大さわぎに…!?
第67話:生き残るのはダレだ!? 無人島の大怪物 (長編)
ジャイアン、スネ夫、しずかが「南の島にあそびに行きたい」と言いだした。 およげないのび太はしぶるものの、ドラえもんは大賛成! 5人は『どこでもドア』で、無人島に向かうことに…。 だが、海に入れないのび太は、やはりひとりぼっちで海岸に取りのこされるハメになり、くやしがるばかり…。 そんなのび太を見かねたドラえもんは、強引に泳ぎをおぼえさせる道具『スパルタコーチ』を取りだす。スパルタコーチに海の中を引きずられたのび太は、すっかりヘトヘトに…。 その後、のび太は、ドラえもんが取りだした、もうひとつの道具『変身リングとカード』に目をつける。それは、なんと動物の絵がかかれたカードをセットしてリングをくぐると、その動物に変身できるというものだった! さっそくサカナのカードをセットして人魚に変身したのび太は、スイスイおよぎまくって大満足!! こんどはほかの変身カードを使って、みんなをおどろかせようと考えて…!?
第68話:のび太が恐竜に変身!? しりとり変身卵
しずかから、小さいころの夢が“ペガサスに乗って空を飛ぶこと”だったと聞いた、のび太。ふかく考えずに、その夢をかなえてあげると宣言してしまう。 しかし、ペガサスは想像上の生きもの。約束はしたものの、どうしたらよいかこまったのび太は、ドラえもんから『しりとり変身卵』を借りる。それは、ネコ→コイ→井戸→ドラえもんのように、しりとりで変身していく道具で、10秒以内に変身しないと永久にもとにもどれなくなってしまうらしい。 みずからペガサスに変身しようと考えた、のび太は…!?
第69話:のび太王?石器時代の王さまに
石器時代の人々に、現代のべんりな道具を見せてビックリさせ、その時代の王さまになろうと思い立ったのび太。 さっそく『タイムマシン』で石器時代に向かったものの、川に落ちて流されてしまう。 のび太を助けてくれたのは、スネ夫そっくりの原始人・スネル一家だった。スネルたちは、ことばのつうじないのび太のことをサルだと思いこみ、ペットとして飼うことに…! あせったのび太はマッチやラジオなど、現代から持ってきたものを出して、スネルたちをおどろかせようとするが…!?
第70話:ドラえもん登場の思い出 未来の国からはるばると
ある日、部屋でくつろいでいたのび太の耳にどこからか「のび太は30分後に針じごく、35分後には水ぜめ、40分後には火あぶりになる」という不吉な声が聞こえてきた。 その直後、つくえの引き出しがガタガタゆれて、中から青いタヌキのようなものが飛びだしてきたからビックリ! だが、青いタヌキはおやつのおモチの皿を平らげると、ふたたび引き出しにもどってしまった。 突然のことにとまどっていると、またもや引き出しが開き、こんどはのび太と同じ年ごろの少年があらわれた。 少年はなんと、自分はのび太の孫の孫・セワシと名のり、先ほどあらわれた青いタヌキはドラえもんというネコ型ロボットだと話す。2人はのび太に会うために、22世紀の未来から『タイムマシン』に乗ってやって来たのだという。 未来から来た証拠に、2人はのび太の人生を記録したアルバムを見せるが、そこにはのび太の悲さんな運命が…!?
第71話:よみがえった幻のストーリー ゆめの町ノビタランド
ローラースケートで家の中を走りまわっていたのび太は、ママに「外で遊びなさい」とおこられてしまう。だが、いつもの空き地も立ち入り禁止にされていて、遊ぶ場所がない。「ボクだけの自由な町があったらなぁ」となげくのび太のため、ドラえもんは本物そっくりのミニチュアが出てくる『インスタント・ミニチュア製造カメラ』を取りだす。のび太はさっそくミニチュアの町・ノビタランドを作ることに…!?
第72話:のび太の25年後 りっぱなパパになるぞ!?
よっぱらって帰ってきたパパの姿にあきれたのび太は、将来、自分がどんな父親になっているかたしかめようと決心! 『タイムマシン』で、25年後の世界へ行ってみることに…! なんとか未来の自分たち家族が住んでいるマンションに入りこみ、こっそり、むすこのノビスケと入れかわることに成功する。 ノビスケの部屋で未来の自分の帰りを待っていると、ついに大人ののび太が帰宅してきた…! いったいのび太は、どんなパパになっていたのか…!?
第73話:ザ・超能力?! エスパースネ夫
超能力者になりたくて、10円玉を念力で動かす練習をしていたのび太。だが、スネ夫たちから「のび太がエスパーになれるワケがない」とバカにされてしまう。 かわいそうに思ったドラえもんは、スネ夫にしかえしをするため、すがたを消すことのできる『かたづけラッカー』を自分とのび太のからだに吹きつける。 とうめい人間になった2人は、スネ夫の目の前でいろいろな物体を動かし、自分はエスパーだとスネ夫に思いこませようとする。すっかり、その気になったスネ夫は…!?
第74話:スネ夫の弟登場!? スネ夫は理想のお兄さん
スネ夫の弟・スネツグが、夏休みを利用して帰ってきた!スネツグは、子どものいないニューヨークのおじさんの家に引き取られたため、ふだんはアメリカでくらしているのだ。 だが、久しぶりの再会に、スネ夫はなぜかとまどっているようす。じつは、スネ夫はこれまで「ボクは成績もトップで、女の子にもモテモテ。ジャイアンもアタマがあがらないんだ」などと、ウソばかり弟への手紙に書いてきたというのだ。 「本当のことがバレたら、スネツグからけいべつされてしまう」と、なやむスネ夫。見かねたドラえもんは…!?
第75話:しずかちゃんを探検!? たとえ胃の中、水の中
しずかがこまりはてた顔で、相談にやって来た。なんと、おやつのピーナッツとまちがえて、ママの大切な宝石を飲みこんでしまったというのだ。 はなしを聞いたドラえもんは、『瞬間移動潜水艦』を取り出す。『スモールライト』でからだを小さくしたドラえもんとのび太がこの潜水艦にのりこみ、しずかの口から胃の中に入って、宝石を取ってくればよいと考えたのだ。 「えっ!? ふたりを口に入れるの?」とはずかしがるしずかだが、しかたなく、小さくなったのび太たちを飲みこんで…!?
第76話:しずかちゃんの愛犬が… ペロ!生きかえって
しずかがかわいがっていた愛犬ぺロが、病気のため死んでしまった。泣きじゃくるしずかをかわいそうに思ったのび太は思わず「ボクが生きかえらせてあげる」と約束してしまう。 だが、ドラえもんは「死んだものを生きかえらせるなんてムリだよ」とピシャリ。しずかの気持ちをかんがえると、のび太はとてもムリだとは言えず、こまってしまう。 そんなのび太を見かねたドラえもんは、あるアイデアを思いつく。『タイムマシン』でぺロがまだ生きていた前夜にもどり、未来のくすりを飲ませてみようというのだが…!?
第77話:世紀のスーパースター!! フィーバー!ジャイアンF・C(ファンクラブ)
スネ夫から、アイドル歌手・伊藤つばさのファンクラブのハナシを聞いたジャイアン。とつぜん、「オレにもファンクラブを作ってくれ!」と、ワガママを言いはじめる。 しかたなく、『ファンクラブ結成バッジ』と『ファンクラブ本部』を出し、町の子どもたちをむりやりジャイアンのファンクラブに入会させたドラえもん。 ところが、ジャイアンはそれでも不満顔! なんと、ファンの熱気が足りないと、文句を言いだして…!? 「ジャイアンの恋人!? グンニャリジャイアン」
第78話:ジャイアンの恋人!? グンニャリジャイアン
ジャイアンが、いつになくグンニャリと肩を落としていた。 聞いてみると、かわいい子犬を連れてさんぽをしている女の子を見かけ、恋をしてしまったという。 意中の女の子と友だちになりたいジャイアンは、3時間以内になんとかしろと、のび太とスネ夫に命令する。 スネ夫がいち早く、その女の子をよびだし、ジャイアンのことを「町のヒーローだ」と紹介しようとしているのを見た、のび太とドラえもん。ウソがつけなくなる道具『ウラオモテックス』を、スネ夫のせなかに貼りつけて…!?
第79話:しずかちゃんと出木杉が… 透視シールで大ピンチ
のび太は、しずかと出木杉が2人だけのヒミツの会話をしているのを耳にして、ヤキモキ…。 そんな中、おじさんに手紙を書いたのび太は、自分の名前をまちがえて書いて、封をしてしまった。 そこで、ドラえもんが取りだしたのは『透視台と透視シール』。この『透視シール』を表面にはると、その中身を『透視台』にうつしだしてくれるのだという。 のび太は出木杉のノートの表紙に透視シールをはれば、宿題をカンペキにうつすことができると思いつくが…!?
第80話:本になった出木杉!? 人間ブックカバー
読書感想文を宿題に出されたのび太は、大よわり。字がたくさんならんでいる本を読むと、ねむくなってしまうからだ。 こまりはてるのび太のため、ドラえもんは『人間ブックカバー』を取りだす。そのカバーをかぶった人は、なんと読んだ本のすみずみまで思い出してしゃべってくれる道具なのだ! 「人間が本になってくれるなんて、楽でいいや!」。のび太はさっそく、本をたくさん読んでいる優等生・出木杉に「ボクの本になって!」とたのみこむが…!?
第81話:ジャイ子の甘い恋物語 泣くなジャイ子よ
「たのむ、助けてくれ!!」。ジャイアンがこまった顔で、ドラえもんのところに、かけこんで来た。 ジャイアンによると、妹のジャイ子が片思いになやんでいるという。ジャイ子が恋したのは、となり町に住む“茂手もて夫”という、超モテモテの男の子らしい。 もて夫の前に出ると、うまくしゃべることができないという内気なジャイ子のため、ドラえもんは『身代わりマイク』を取りだすが…!? 「クリスチーネ剛田大先生! ジャイ子の新作
第82話:クリスチーネ剛田大先生! ジャイ子の新作マンガ
ドラえもんたちがにぎやかにあそんでいると、ジャイアンが「うるさいぞ!」と、どなりこんできた。新作まんがのしっぴつに行きづまっているジャイ子のことが、心配でたまらないらしい。 さらに、ジャイ子のまんがの資料のため、古代エジプトに行って写真をとってきてくれと、ジャイアンにたのみこまれたドラえもんとのび太。 あわてて『タイムマシン』で大むかしのエジプトへ出発した2人。ところが、帰ってくると、ハナシがちがっていて…!?
第83話:6月に祝日を作ろう!! ぐうたらの日
「祝日がない6月なんか、大キライだ!」と、なげくのび太。それを聞いたドラえもんは「休みたければ、休日を作ればいい」と言い、『日本標準カレンダー』を手渡す。 このカレンダーに休日シールを貼ると、日本中のカレンダーも合わせて変わるという。そこで、のび太はよく日を“ぐうたら感謝の日”という休日として定めることに…! よく朝、のび太は、日本中が“ぐうたら”を祝っていることにビックリ! しずかまでパジャマのまま、ベッドでごろごろ寝ころんでいて…!?
第84話:ネコネココネコネココネコ ネコののび太いりませんか
学校からの帰り道、かわいい捨てネコをひろったのび太。だが、動物ギライのママが、ゆるしてくれるはずもない。 「ママがネコを好きになる方法はないかなぁ」となやむのび太のため、ドラえもんは『動物生まれかわりタマゴ』を取りだす。その道具で、のび太がネコに変身し、ネコがどんなにりこうで役に立つ存在か、アピールしようと考えたのだ! さっそくネコに変身した、のび太。ネコの姿でお手伝いをしようとするが、ビックリしたママは「出て行け~!」と、ネコののび太を追い出そうとして…!?
第85話:やさしいママはだれのママ? ママをとりかえっこ
ささいなことで、ママにしかられたのび太は、大ショック! しずんだ気持ちのまま、いつもの空き地に行くと、しずかやスネ夫もそれぞれのママにおこられて、反発していた。 そのようすを見たドラえもんは「しばらくママをとりかえっこしてみたら?」と言い、『家族合わせケース』を取りだす。 さっそく、のび太にはしずかのママ、しずかにはスネ夫のママ、スネ夫にはのび太のママという組み合わせで、ママをとりかえてみることに…!?
第86話:パパの人生の分かれ道… のび太が消えちゃう?
パパから将来の夢について聞かれたのび太は、「楽で、カッコよくて、お金さえもうかれば何でもいい」と答える。 ガッカリしたパパは、若いころ、画家になりたいという夢を持っていたことを打ち明ける。絵の勉強をするための費用を出してくれるという人物があらわれて迷ったが、けっきょくは、そのチャンスを逃してしまったというのだ。 それを聞いたのび太は、もしパパが有名な画家になっていたら、自分もぜいたくな生活ができるはずと考え、20年前へ…! 若き日のパパを、画家の道に進ませようとするが…!?
第87話:地球最後の日!? 未来の町にただ一人
みんなが家族旅行に出かけてしまい、たいくつなのび太。おまけにドラえもんまでもが、いつになくあわてたようすで、そそくさと未来に帰ってしまった。 「なんだろう、あのあわて方。ひょっとして宇宙人が未来の世界に襲来したのかな」。興味がわいたのび太は、さっそく2125年の東京に行ってみることに…! ところが、未来の町はガラ~ンとしていて、見わたす限り人影もない。のび太はやはりエイリアンがおそってきたのだと思いこむが…!?
第88話:逃げろ、ドラえもん! スケジュールどけい
「何を先にやろうかと考えているうちに、時間が過ぎちゃって…」。そんなのび太を見かねたドラえもんは、『スケジュールどけい』を取りだす。予定を書いて中に入れておくと、そのスケジュールをかならず実行させてくれる時計だという。 ところが、モタモタするのび太のかわりにカードを差しこんであげたドラえもんが、スケジュールどけいに監視されるハメに…。むりやり勉強させられたり、雨の中、野球をさせられたりと、さんざんな目にあうドラえもん。たまらず逃げだしたところ、スケジュールどけいが追いかけてきて…!?
第89話:ドウナル?コウナル! ソウナルじょう
のび太はジャイアンたちからプールにさそわれたものの、泳げないため、ウソの理由をつけてことわってしまう。 そんなのび太を見かねたドラえもんは、ポケットから『ソウナルじょう』を取りだす。これを飲むと、何でも自分が考えたとおりになるのだという。 さっそく自分の部屋を「ここは海だ!」と考え、家にいながらにして、海で泳ぎの練習をはじめたのび太。 その後、うきわをつけてドラえもんと沖へ出るが、2人が沖だと思いこんだのは家の前の道路で…!?
第90話:こわーい目つきののび太 世の中ウソだらけ
ジャイアンに、アイスの代金をごまかされたのび太。ところが、だまされたことにすら、気づいていない。 お人よしののび太を心配したドラえもんは、『ギシンアンコ』をなめさせる。これをなめると、人の言うことをなかなか信じない、何でもうたがってかかる性格になるのだ! すっかり、うたぐり深い性格に変わったのび太は「アイス代を返せ!」と、ジャイアンにしつこくせまる。 おどろいたジャイアンは逃げだすが、のび太はその後もすべてに、うたがいの目を向けて…!?
第91話:無人島へ大冒険!のび太漂流記
『ロビンソン漂流記』を読んだのび太は、自分も無人島で大冒険をしてみようと思い立つ。 「自分ひとりの力で生きていこう!」と心に決めたのび太は、『風船いかだ』のほかには何も持たないまま、海辺から出発してしまう。 だが、無人島がすぐに見つかるわけもなく、30分もたたないうちに「来るんじゃなかった」と後悔する始末…。 そんなのび太のようすをモニターで確認したドラえもんは、冒険がうまくいくよう、こっそり手助けをして…!?
第92話:かたづけはのび太におまかせください チッポケット二次元カメラ
ママがマンガ雑誌を捨てようとしているのを見かけたのび太は、かくし場所を探して大あわて!! ところが、ドラえもんが『チッポケット二次元カメラ』で撮影すると、マンガ雑誌はパッと消えてしまった。なんと、そのカメラは物体を写真にして保存できる道具で、写真にお湯をかけると、もとの状態にもどるのだという。 調子にのったのび太は、置き場所にこまっているマンガや人形など、みんなの“片付けたいもの”を撮りまくる。ついには、ジャイアンの母ちゃんまで撮影してしまい…!?
第93話:ひょうきんな出木杉!?コチコチコチ…ボン!時限バカ弾
2時間もお説教されているのび太をかわいそうに思ったドラえもんは、『時限バカ弾』をママの背中に取りつけた。 すると、ママは急に変なことを言いながら、おどりはじめて、大さわぎ!! じつは、この『時限バカ弾』を取りつけられた人は、セットした時刻が来ると突然、おバカな行動を取ってしまうのだ。 味をしめたのび太は、恋のライバルである出木杉に『時限バカ弾』を取りつけようと計画! 出木杉が、しずかに嫌われるよう、たくらむのだが…!?
第94話:なんでも思い通りの夢道具!?あらかじめ日記はおそろしい
夏休み、海や山をはじめ、動物園や遊園地に毎日のように連れて行ってもらい、大よろこびののび太。 それは、ドラえもんから借りた『あらかじめ日記』のおかげだった。『あらかじめ日記』は、未来のできごとを書いておくと、ぜったいにそのとおりになる日記なのだ…! だが、スネ夫がふざけて、「のび太はライオンに食べられる!」と書きこんでしまったから、大変!! しかも、日記がどこかにいってしまい…!?
第95話:うらめしやー、肝だめしを切り抜けろ!つめあわせオバケ
スネ夫の家の別荘に、みんなで泊まりに行くことになった、のび太。だが、ジャイアンたちが“肝だめし”を計画していることを知って、行く前からこわくて大泣きしてしまう。 かわいそうに思ったドラえもんは、オバケがいっぱい詰まった『つめあわせオバケ』を貸すことに。中に入っているオバケはすべて、のび太の味方だという。 そして旅行当日…。のび太はジャイアンから泳げないことをからかわれて、大ふんがい! さっそく、つめあわせオバケの中から“海坊主”をよび出して…!?
第96話:そっちがウソでこっちがホント?どっちがウソか!アワセール
セミが土の中で育つことを知らなかったのび太は、セミ用の巣箱を作ろうと思いつく。だが、それを見たスネ夫は、大笑い!! みんなに、のび太のごかいを言いふらそうとする。 それを見ていたドラえもんは『あい手ストッパー』で、スネ夫を足止めした上で、『アワセール』を取りだす。アワセールから発射される見えない光に当たった人は、どんなウソでも、こちらの言うことにあわせてくれるのだ。 アワセールの効果で、みんなが「セミは木に巣を作る」と言いだしたため、スネ夫は混乱して…!?
第97話:しずかちゃんと出木杉が急接近?ふたりっきりでなにしてる?
夏休みの登校日、しずかと出木杉が2人きりで話しているのを見たのび太はヤキモキ!! どうやら、2人はこのあと、しずかの家で遊ぶ約束をしているらしい。あせったのび太は「8月7日は何の日か、覚えてる?」と自分の誕生日について聞いてみるが、しずかはすっかり忘れていた…。 ショックを受けたのび太は、ドラえもんが恋人のミイちゃんをさがすために使っていた『密閉空間探索機』で、しずかの家の中をのぞいてみることに…! すると、2人は台所で仲よくホイップクリームを混ぜていて…!?
第98話:ドラえもんがイナバウアー!?水加工用ふりかけ
あまりの暑さで昼寝ができないのび太は、ドラえもんが押入れの中で平気な顔をして寝ているのをフシギに思う。 ところが、よく見ると、ドラえもんは透明なふとんをかぶって寝ていたからビックリ! ドラえもんによると、水をねんどのような性質に変える『水加工用ふりかけ』を使って、水でふとんを作ったのだという。 それを聞いたのび太は、ゆかもかべも天井もぜんぶ水で作った家を建てれば、涼しく昼寝ができると思いつく。2人は大量の水を調達するため、海へ向かうが…!?
第99話:全人類のび太化計画!?ビョードーばくだん
テストで0点を取った上、野球の試合でも失敗したのび太は、「生まれつき、頭のよい人や力の強い人がいるなんて、不公平だ」とグチをこぼす。 それを聞いたドラえもんは、ためらいながらも“ビョードーばくだん”を取りだした。この爆弾を爆発させて粉をふりまくと、まわりがのび太と同じように力が弱くなったり、勉強が苦手になったり、ドジになったりするのだという。 よく朝、ねぼうしたのび太が「ちこくだ!」と走っていると、町の人々がみんな、ねぼうしてあせっていて…!?
第100話:しずかは見た…。ぼくをタスケロン
宿題をたんまりためこんだのび太は、道でこまっている人を見ても助けることなく、いちもくさんに家に帰ってきた。 そんなのび太を見かねたドラえもんは、『タスケロン』を取りだす。これを飲むと、こまっている人を助けずにはいられなくなるのだ。 ハナシを聞いたのび太は、ジャイアンとスネ夫に飲ませようとたくらむが、結局、じぶんが飲むハメに…。 『タスケロン』のおかげで、のび太は宿題に取りかかりたいのに、人助けにかけまわることになって…!?
第101話:風の強い日はご用心?サンタイン
暑さにグッタリしながら帰ってきたのび太は、ドラえもんの体が平べったくなって広がっているのにビックリ。 しかも、手にしていたアイスキャンデーをうっかり落としたところ、ドラえもんの体から、ポチャッと水しぶきがあがったため、またまたビックリしてしまう。 実は、ドラえもんは『サンタイン』というくすりを飲んで、体を“液体”に変えて涼んでいたのだ。サンタインをひとつ飲めば“液体”に、2つ飲めば“気体”になるらしい。 さっそくひとつ飲んでみたのび太も、液体に変化して…!?
第102話:夢の中で夢を見てそれも夢…ってどれが夢?うつつまくら
夏休み最終日の朝…。宿題もきちんとしあげ、ちこくもしないで新学期をむかえる夢を見ていたのび太は、ドラえもんに起こされてガッカリ。現実は、宿題もたんまり残っていたからだ。 そんな夢のハナシを聞いたドラえもんは、夢と現実を取りかえることのできる道具『うつつまくら』を取りだす。 半信半疑ながら、うつつまくらを使って眠ってみた、のび太。さっきの夢のつづきが現実となってニンマリするが、宿題をやってきたと言っても、先生は信じてくれず…!?
第103話:実はジャイアンよりひどい!? ドラえもんの歌
ジャイアンが、またしてもリサイタルを開くと言いだした! ドラえもんは大急ぎで、まわりの人に歌声が聞こえなくなる道具『音消しマイク』をさがすが、なかなか見つからない。 その後、なんとか音消しマイクを見つけたドラえもんは会場までかけつけ、ジャイアンの歌声に苦しんでいるみんなを救うことに成功する。 ところがリサイタル終了後、こんどはなぜかドラえもんが「ボクも歌いたい!」と言いはじめて…!?
第104話:のび太が犬になった? ライター芝居
ママが出かけたのをいいことに、のんびり昼寝を決めこむつもりだった、のび太。ところが、体が勝手にはね起き、机に向かって宿題をやりはじめたから、自分でもビックリ! それは、ドラえもんが持っていた『シナリオライター』という道具のせいだった。なんと、好きなシナリオを書いてライターの中に入れると、書いたとおりにみんなが動いてくれるのだという。 しくみを知ったのび太は、自分を主役にした西部劇のシナリオを書いてみるが…!?
第105話:最初で最後か? な、なんと!!のび太が百点とった
生まれてはじめてテストで100点を取ったのび太は、大コーフン!! みんなにじまんしようとするが、だれも信じてくれない。あげくのはて、ドラえもんからカンニングをうたがわれ、泣いてしまう。 反省したドラえもんは、いろいろなニュースを人々に知らせ、信じさせ、のぞみどおりに反応させる道具『ピーアール』を取りだす。 ドラえもんは、のび太が100点を取ったことを広くアピールするようピーアールにたのむが…!?
第106話:イマどきの悪魔にご用心 デビルカード
ドラえもんのるす中、のび太は押入れから、丸めたマットのようなものを見つける。ひっぱり出すと、なんとそこから悪魔が出現したからビックリ! そのマットは『悪魔ット』という道具で、なんと悪魔をよびだすためのものだったのだ。 悪魔は、のび太に『デビルカード』という1枚のカードを手わたす。ひとふりすると300円がもらえるかわりに、1ミリ身長が低くなるのだという。 マンガを買うため、身長と引きかえにひとふりした、のび太。その後もどんどんカードを使ってしまい…!?
第107話:ドラミちゃん式ダイエット! ふんわりズッシリメーター
ママがとつぜん、のび太のマンガ本を捨てると言いだした。最近、ママはなぜかイライラして、きげんが悪いのだ。 「なんとかしてよ」とたのまれたものの、女性の心理がわからないドラえもんは、妹のドラミを未来からよびよせる。 ドラミがかんさつしてみると、ママはダイエット中だとわかる。食事をがまんしているため、おなかがすいてイライラしていたのだ。 ママを落ち着かせるため、ドラミはものの重さを変えられる『ふんわりずっしりメーター』を取りだして…!?
第108話:人類初の宇宙戦争か?! 未知とのそうぐう機
ドラえもんが置きっぱなしにした『未知とのそうぐう機』をいじった、のび太。すると突然、UFOがあらわれ、しばらく飛んだのち、去っていったからビックリ! 実は、この機械から出る電波をキャッチした宇宙人は、どんなに遠くにいてもはるばるかけつけてくれるのだが、それを知らないのび太は、たいくつしのぎに何度もUFOをよぶ。 だが、立てつづけによんだところ、UFOがついにのび太の部屋に着地し、中からハルカ星人が出現! ハルカ星人は、何度もよびつけられたことに腹を立てていて…!?
第109話:感動を呼ぶ葉っぱ?名作… ドロン葉
昔ばなしを読んだのび太は、タヌキが人間をばかすなんて、あるわけがないと大笑い。そんなのび太に、ドラえもんは、1枚の葉っぱを取りだして見せる。 その葉っぱは『ドロン葉(ぱ)』という名で、タヌキ科の動物のあたまにのせると、人間をばかす念波が生じるという。ただし念波が出るのは、身の危険を感じたときだけらしい。 そこで、のび太たちは、飼い主の中学生にいじめられている近所の犬・ベソに、ドロン葉をのせてみることに。 すると、なんと飼い主とベソが入れかわってしまい…!?
第110話:やさしさをください… 神さまロボットに愛の手を!
空き地の土管の上で昼寝をしようと思っていた、のび太。だが、ジャイアンに強引にその場所をうばわれてしまう。 「神は、ほろびたのか…!」と大げさにくやしがるのび太に、ドラえもんは『神さまロボット』を取りだす。みすぼらしい人形で、とても神さまには思えないが、この人形に親切にしてあげると、3つの願いをかなえてくれるのだという。 そんなこととは知らないジャイアンたちは「きたない人形だ!」と、神さまロボットをけとばすしまつ。ところが、その後、神さまロボットが行方不明になってしまい…!?
第111話:もらうほどへっちゃうおこづかい? 税金鳥
スネ夫から、こづかいの多さをじまんされた、のび太。「この不公平をなんとかして!」と、ドラえもんに持ちかける。 ドラえもんが取りだしたのは、『税金鳥』。みんなのこづかいから税金を取りたてる道具で、こづかいが多い人ほど、税金が高くなるしくみだという。 こづかいを使いはたしていたのび太は、みんなの貯金からきびしく税金を取り立てる税金鳥のかつやくに、ニンマリ。 ところが、そんなときにかぎって、のび太もたくさんこづかいをもらってしまい…!?
第112話:ドラミちゃん式ひみつ道具 とう明人間目ぐすり
のび太は、スネ夫から借りるつもりだった『とう明人間』の本を、ジャイアンに取り上げられてしまう。 おこったのび太は、未来から大好物のメロンパンを買いに来ていたドラミに、「本物のとう明人間になって、ジャイアンをこらしめたい」とうったえる。 その後、ドラミから『とう明人間目ぐすり』を出してもらうことに成功した、のび太。さっそく目ぐすりをさして、とう明人間に変身!! ジャイアンにイタズラをしかけて…!?
第113話:ドラえもんぐらっとして、のび太は大変!? 自信ぐらつ機
ドラ焼き屋の主人に「甘すぎる」とアドバイスしたドラえもんは、逆に「ロボットに味がわかってたまるか!」とどなられて大ふんがい!! 自信をうしなわせる『自信ぐらつ機』を主人に取りつけ、もういちど初心にもどってドラ焼きを作ることを約束してもらう。 その効果を目の当たりにしたのび太は、自分のルックスに自信まんまんのスネ夫に、自信ぐらつ機を取りつけて…!?
第114話:のび太の不幸をあなたに… 悪運ダイヤ
自分の運の悪さに落ちこむのび太のため、持っていると、よいことばかりが起きる宝石『幸運ダイヤ』を取り寄せた、ドラえもん。 ところが箱を開けてみると、『悪運ダイヤ』が入っていたから、ガッカリ。この悪運ダイヤを持っていると、悪いことがすべて、その人にふりかかってしまうのだ! 不幸から、ぬけだしたい…! こまったのび太は、道ばたにわざと悪運ダイヤを置いておき、だれかに持っていってもらおうと考えるが…!?
第115話:スクープ!しずかちゃんは悪い子? おそるべき正義ロープ
正しいことを言っているのに、ジャイアンになぐられてしまった、のび太。それを聞いたドラえもんは『正義ロープ』のビンを取りだす。 ビンに入ったタネを土にまいて水をかけると、つる草型のサイボーグが伸びてくるのだ。そのつる草は、悪者をしばりあげてこらしめる、正義のサイボーグなのだという。 のび太はさっそく正義ロープに、ジャイアンをグルグル巻きにしてもらってニンマリ。ところが、思いがけない失敗で、しずかにまで正義ロープが…!?
第116話:鳥だ!飛行機だ!ドラミちゃんだ! ミニ熱気球
スネ夫のいとこが作った、飛行船型のラジコンをうらやましく思ったのび太。「ボクも、のんびり空を飛ぶラジコンがほしい!」と、ドラえもんに泣きつく。 ドラえもんにたのまれ、妹のドラミが未来から持ってきたのは、かわいいドラミのかたちをした『ミニ熱気球』だった。 大よろこびののび太はミニ熱気球を使って、しずかの忘れ物のブローチをとどけようと計画! ジェット気流を発生させ、熱気球を送りだすのだが…!?
第117話:のび太の部屋、貸します 四次元たてましブロック
丸めたふとんを武器に見立て、チャンバラごっこをして遊んでいたのび太とドラえもんは、ママに「2階で、あばれないで!」と怒られてしまう。 「2階じゃなくて、3階で遊べばよいんだ!」とひらめいたドラえもんは、『四次元たてましブロック』を取りだす。 家のもけいにブロックをはさむと四次元空間が生まれる道具で、1階と2階のあいだに空間ができたため、のび太の部屋はあっという間に3階に…! 味をしめたのび太は部屋をうんと増やして、マンションにしようとたくらんで…!?
第118話:のび太、ジャイアンとくっつく? むすびの糸
ささいなことで、しずかとケンカしたのび太は「ボクたちの仲はもうおしまいだ!」と泣きつづける。 かわいそうに思ったドラえもんは『むすびの糸』を取りだして、のび太の手首に結ぶ。同じ糸をしずかに結びつければ、どんなにはなれていても引きよせられ、10分間くっつくことができるという。ドラえもんは、その10分の間に一生けん命、あやまればよいとアドバイスする。 だが、糸は、しずか本人ではなく、しずかの持つ本に引っかかってしまった。その本が、スネ夫の手に渡ってしまい…!?
第119話:のび太、悪の道へ… 悪魔のパスポート
マンガ本を買いたくて、おこづかいの前借りをたのんだ、のび太。だが、ママにキッパリことわられてしまう。 あきらめきれず、こっそり前借りしようとしたところ、ママに怒られてガックリ。「こうなったら、とことん悪者になってやる!」とヤケになり、ドラえもんから『悪魔のパスポート』をうばい取る。それは、どんな悪いことをしても許される、恐ろしいパスポートだった。 のび太はだれにも怒られないのをよいことに、空き缶やゴミ袋をけとばしたりと、悪いことばかりはじめて…!?
第120話:ペットとの再会!感動のラスト!! かわいい石ころの話
かわいい犬が出てくる番組を見て、のび太はペットを飼いたくなってしまう。だが、ママのこたえはもちろん「ダメ!」。 そんなのび太のために、ドラえもんは『ペットクリーム』を取りだす。そのクリームを石ころにぬって、よ~くみがくと、石が犬みたいになって、なついてくれるという。 さっそく庭の小さな石を拾ってみがいたところ、鳴き声をあげながら、じゃれついてきたからビックリ! のび太はその石を“クロ”と名づけて、かわいがる。おどろくしずかやジャイアンにも、クリームをわけてあげるが…!?
第121話:のび太が発明した正月遊び!? もしもボックス
凧あげやはねつき、こま回しが苦手なのび太は「お正月のあそびのない国に行きたい」とつぶやく。 それを聞いて、ドラえもんが取りだしたのは『もしもボックス』。「もしもこんなことがあったら」とボックスの中の電話に話すと、そのとおりの世界になる道具なのだ! さっそく「凧あげ、はねつき、こまあそびのない世界」をリクエストした、のび太。すると、子どもたちは正月にあそぶものがなく、たいくつしていた。そこで、のび太が凧あげやはねつきを、みんなに教えてあげることに…!?
第122話:未来が変わった!出木杉と結婚!?しずかちゃんをとりもどせ(前編)
調理実習で目玉焼きをこがしてしまった、のび太。くやしまぎれに「男は料理なんかできなくてもいいんだ!」と言ってしまい、しずかをおこらせてしまう。 その後、『タイムテレビ』で25年後のようすをのぞいたのび太は、ビックリ!! 大人になったしずかが話しかけていたのは、出木杉そっくりの男の子だったのだ。 のび太をキライになったしずかが、出木杉を結婚相手にえらんだのだろうか。のび太は大ショックを受けて…!?
第123話:未来が変わった!出木杉と結婚!? しずかちゃんをとりもどせ(後編)
しずかの気持ちをとりもどすため、のび太は出木杉に負けない家事名人になろうと決意した! だが、家事が上手にできるようになる『家庭科エプロン』をつけても、ぜんぜんうまくなった気がしない。 その後、ドラミから新たに家庭科エプロンを出してもらったのび太は、炊事、洗たく、そうじをカンペキにこなせるようになり、大よろこび。 自信をつけたのび太は、なんと出木杉に料理対決を申しこむが…!?
第124話:ドラえもんの恋 すてきなミイちゃん
大好物のドラ焼きを出されても、なぜか食べようとしないドラえもん…。ふしぎに思ったのび太が聞いてみると、ドラえもんは恋わずらいで、何ものどを通らないのだとわかる。 恋をかなえてあげようと思ったのび太は協力を申し出るが、ドラえもんが好きになった相手は、オモチャのネコのミイちゃんだった。 そんな中、ミイちゃんが犬にさらわれてしまうという事件が起きて…!?
第125話:0.93秒のきせき ねむりの天才のび太
学校でいねむりをして、先生におこられたのび太。ママにお説教されているときも、またまたウトウトしてしまい、もっとしかられてしまう。 ひるねが大好きなのび太は、ドラえもんに『もしもボックス』を出してもらい、ねむればねむるほどエライと思われる世界に変えることを思いつく…! その世界で、先生から、いねむりをほめられたのび太は上きげん! しずかにも尊敬のまなざしで見つめられ…!?
第126話:しずかちゃんと無人島生活!ロビンソンクルーソーセット
だれにもじゃまされず、しずかと2人きりであそびたいと思った、のび太。 それを聞いたドラえもんは、『ロビンソン・クルーソー・セット』を取りだす。無人島への漂流のスリルを味わうためのレジャー用品だという。 さっそく、しずかをボートに乗せて出発したのび太。計画どおり無人島に着くが、しずかは不安な表情をうかべる。 そんなしずかのため、のび太はセットの中の道具を使って、木の家を作ったり、食べ物をさがしたりと奮闘するが…!?
第127話:スネ夫の夢の道具? アトカラホントスピーカー
人気アイドルのつばさと友だちだというウソをついてしまった、スネ夫。それを聞いたジャイアンは、大コーフン! スネ夫は、あとに引けなくなってしまう…。 スネ夫にすがりつかれたドラえもんは、『アトカラホントスピーカー』を貸すことに。これを口に入れたまましゃべったウソは、あとから本当のことになるのだという。 さっそくスピーカーを口の中に入れ、「つばさちゃんが、ボクの家に来る!」と、しゃべったスネ夫。すると、本当につばさがあらわれて…!?
第128話:男の友情さく裂!? 大ピンチ!スネ夫の答案
テストで100点を取ったスネ夫は、みんなにじまんしたくてしかたがない。そこで、わざとひどい点数を取ったフリをして、「ママに見つかったら、おこられる~!!」と大声で言いながら、ウラ山に答案をうめて帰る。 それを聞いたジャイアンとのび太は、スネ夫のねらいどおり、答案をほりだして見てやろうとニンマリ。だが、スネ夫のあとをつけていたところ、とちゅうで見失ってしまう。 テストは、ウラ山のどこにうまっているのか…!? 2人がスネ夫の答案をさがしている中、スネ夫に大ピンチが…!?
第129話:あなたはのび太を信じますか? 世界沈没
未来のできごとがうつしだされる『イマニ目玉』で、世界沈没の光景を見てしまった、のび太。 ということは、あと10時間後に世界は大洪水に飲みこまれ、めつ亡してしまうのか…!? のび太とドラえもんは大あわてでみんなに知らせようとするが、だれも信じてくれない。 しかたなく2人は『自動のこぎり』や『自動かなづち』で“はこぶね”をつくりはじめる。タイムリミットは、よなかの12時! はたして、のび太たちのうんめいは…!?
第130話:バレンタインに新婚ごっこ カップルテストバッジ
みちばたではげしい夫婦ゲンカを目撃したのび太は、将来、しずかと結婚してうまくいくのか、心配になってしまう。 見かねたドラえもんは、『カップルテストバッジ』を取りだす。名前のとおり、結婚がうまくいくかどうか、あらかじめテストするためのバッジだという。 さっそく片方の白いバッジを自分のむねにつけ、もう一方の赤いバッジをしずかにつけてもらおうと、持っていったのび太。だが、途中でどこかに落としてしまって…!?
第131話:大長編 命をかけた宝探し 地底の国探検(前編)
“ダウジング”の実験をしたいというジャイアンに、100円玉を貸した、のび太。ところが、どこにうめたかわからなくなってしまう。 100円玉はドラミが出してくれた『ここほれワイヤー』を使ってすぐに見つけることができたが、なんとワイヤーはもっと深い場所に、巨大都市らしきものがうまっているという反応をしめしたのだ! 「地底に宝物があるのかも!」とワクワクしたのび太たちは、『地底探検車』で冒険に出発! ナゾの地底遺跡にたどり着く。 のび太たちは、さっそく巨大遺跡で宝さがしをスタート! しかし、見つかったのは、空っぽの宝箱だけだった。 そこで、のび太たちはもっと過去にさかのぼって宝箱を開けてみようと考え、1400年前の世界に大冒険することに…!?
第132話:大長編 命をかけた宝探し 地底の国探検(後編)
パカルとポカルの国がいがみ合うもとになった宝“ヒスイのジャガー”をさがしだす約束をした、のび太たち。 人質に取られたしずかをパカルの国に残し、のび太、ドラえもん、ドラミ、ジャイアン、スネ夫の5人は、ヒスイのジャガーがかくされている地下の聖域へと出発する。 だが、期限はよく日の正午まで、もしジャガーが見つからなければ、しずかの命はないというキビシイ条件がつけられていた…。 地底の迷路にまよいこんだのび太たちは、大きな岩に追いかけられたり、地下水路に行き当たってしまったりと、さまざまなピンチにみまわれる! 約束の時間がせまる中、ヒスイのジャガーは見つかるのか…!? そして、しずかの運命は…!?
第133話:おまえはダレだ?オレだ! かがみのない世界
自分の顔にコンプレックスを持つのび太は、『もしもボックス』を使って、“だれも自分の顔を見たことのない世界”に変えてしまう。 かがみのない世界では、ヒゲをそるのも、キレイにお化粧するのも、ひと苦労! さらに、自分をカッコイイ男だと思いこんだジャイアンが、タレントになると言いだした! そんなジャイアンに、のび太はかがみを見せてあげようと考えるが…!?
第134話:食欲の春一番! のび太のブラックホール
夕食の前にケーキやクッキーを食べすぎて、ごはんが入らなくなってしまった、のび太。 見かねたドラえもんは、『ミニ・ブラックホール』を取りだす。そのかけらを飲みこむと、のび太はたくさんごはんを食べることができたから、大よろこび! だが、たくさん食べたことをじまんしたのがきっかけで、ジャイアンと“食べくらべ対決”をすることになってしまった。しかも、その勝負は、商店街をあげての一大イベントになってしまい、こまったのび太は…!?
第135話:のび太が名監督!? アニメ製作なんてわけないよ
スネ夫が、家のものおきを利用して、自分専用のアニメーションスタジオを作ったという。「これからみんなでアニメを作ろう!」ともりあがるが、のび太だけは絵がヘタだからと、仲間はずれにされてしまう。 くやしくてたまらないのび太は、自分もアニメを作りたいと、ドラえもんにすがりつく。だが、アニメ製作がとても大変なことを聞いたのび太は、すぐにあきらめてしまう。 そんなのび太のため、ドラえもんは、かんたんにアニメを作ることができる道具『アニメーカー』を取りだすが…!?
第136話:裏山で大冒険! のび太救出決死探検隊(前後編)
体を小さくしてラジコン飛行機に乗りこんだ、のび太。だが、エンジンがこわれて、ウラ山に落下してしまう。 ドラえもんは大あわてでウラ山に向かおうとするが、その途中、ジャイアンとスネ夫に出くわす。 のび太のピンチを聞いたジャイアンとスネ夫は、自分たちも救助に協力すると言いだした! じつは、2人は冒険家の本を読んだばかり。自分たちも冒険がしたくてたまらなかったのだ! その後、しずかもくわわって、4人は“のび太救出決死探検隊”を結成! 冒険気分を味わいたいジャイアンとスネ夫の提案で、4人は『ガリバートンネル』でわざわざ体を小さくして、ウラ山へ…! 小さくなった一行にとって、ウラ山はまるで危険なジャングルのよう…。4人はぶじ、のび太を助けられるのか…!?
第137話:神さま仏さまのび太さま アリガターヤ
学校からの帰り道、ジャイアンとスネ夫からランドセルを押しつけられた、のび太。ランドセルを3つ持つハメになったのび太は「ボクはみんなのたのみを聞いてあげるのに、ボクの言うことはだれも聞いてくれない!」と悲たんにくれる。 そんなのび太をかわいそうに思ったドラえもんは、『アリガターヤ』を取りだす。これを身につけると、だれもがのび太の言うことをありがたがって聞いてくれるという。 みんなが自分の言いなりになってくれて大よろこびののび太は、アリガターヤをつけたまま、野球に参加して…!?
第138話:ひみつ道具コンテスト最優秀作品! あの人は居間
古いアルバムを手にしたパパが、ドラえもんにたのみごとがあると言って、のび太の部屋に入ってきた。若いころ、お世話になった人にもういちど会って、キチンとお礼のことばを伝えたいというのだ。 ドラえもんは、会いたい人と対面できる道具『あの人は居間』を使って、パパののぞみをかなえてあげることに…。 そのようすを見たのび太は、自分もある女の子と再会したいと思うようになる。それは小学1年の遠足のとき、のび太を助けてくれた女の子のことだったが…!?
第139話:しずかちゃんの夢実現? 魔女っ子しずちゃん
「魔女になって、こまっている人たちを魔法で助けてあげたい」…。 それが、しずかの“夢”だと知ったのび太は、ドラえもんに相談! ドラえもんは、しずかのために、ふつうのホウキを“空飛ぶホウキ”に変えてあげる。 さらに、助けを求めている人がいると教えてくれる『タスケテ帽』も貸すことに…! すっかり“魔女っ子”になりきったしずかは、空飛ぶホウキに乗り、人助けに出発するが…!?
第140話:のび太からのプレゼント しずかちゃんの心の秘密
しずかの誕生日に何をあげたらよいか、頭をかかえるのび太。みかねたドラえもんは、『カミぬきミラー』と『アンケーター』を取りだす。カミぬきミラーを使って、かみの毛を1本だけぬき、アンケーターの中に入れると、その人の考えていることがわかるのだという。 のび太は2つの道具を使って、しずかの心の中をリサーチ! すると、しずかがほしがっているモノが明らかに…!? さらに、スネ夫やジャイアンが、どんな誕生日プレゼントを用意しているかも調べてみると…!?
第141話:正義のヒーロー スーパージャイアン
庭にキレイなマントが干してあるのに気がついた、のび太。それはドラえもんのひみつ道具のひとつで、はおるとだれでも正義の味方になれる『スーパーマント』だという。 のび太は自分がヒーローになった姿を思いうかべてニンマリするが、そのやさき、なんとジャイアンにマントをうばわれてしまう…! ヒーローになれると聞いて、ジャイアンも大よろこび! ところが、だれからもお呼びがかからず、ジャイアンはイライラ。やがて、ついにヒーロー出動のときがやって来て…!?
第142話:正義のヒーロー フクロマン
テレビ番組を見てヒーローにあこがれたのび太は、ドラえもんに「スーパーヒーローになる道具を出して!」と、たのみこむ。 ドラえもんが取りだしたのは、『フクロマンスーツ』。未来の子どもたちが遊ぶオモチャだからパワーも低く、見た目もカッコいいとはいえないスーツだったが、さっそくためしてみることに…! “フクロマン”に変身したのび太は、ジャイアンがあばれて事件をおこすのを待つが、ドロボーとまちがわれてしまい…!?
第143話:ドラえもん飼いませんか?
空き地で捨てネコをひろった、ドラえもん。なんと、その子ネコは、ドラえもんにうりふたつだった!! 自分にそっくりな子ネコをかわいそうに思ったドラえもんは、のび太とともに、飼ってくれる人をさがしはじめる。だが、町中をまわっても、引き取り手は見つからない…。 すっかり日もかたむき、ドラえもんとのび太は途方にくれてしまう。そんなとき、ドラえもんは「最後の手段だ」と言って、あるひみつ道具を取りだすのだが…!?
第144話:恐怖のジャイアン誕生日
ことしも、ジャイアンのバースデーがやって来た! 強引に誕生パーティーに参加させられたのび太たちは大めいわく。 しかも、みんなのイヤそうな顔に気づいたジャイアンが腹を立ててしまい、パーティーはもうメチャクチャに…! ところが、その夜、ジャイアンが「せめて誕生日ぐらい、みんなに心から祝ってほしかった…」と、ドラえもんに泣きついてきた…! 同情したドラえもんは、ジャイアンのためにヒミツの計画を立ててあげるが…!?
第145話:恐怖のジャイアン誕生日リターンズ
みんなに心から誕生日を祝ってほしいと思い直したジャイアンは『かんにんぶくろ』を使ってイライラをしずめながら、1週間おとなしくすごしていた。 だが、誕生日の前日、イライラをためこみすぎたかんにんぶくろが、ついに爆発! あとは自分のちからで、いらだちをガマンするしかなくなってしまう。 一方、のび太たちは、最近おとなしいジャイアンを見直し、誕生パーティーを開いてあげようと計画していた。それを知ったドラえもんは誕生日までの間、ジャイアンがイライラして暴力をふるわないよう、見守ることに…!?
第146話:ジャイアンが負けちゃった!?
柔道10段のおじさんから、「本当に強い者は決して、いばらない。弱い者いじめなど、とんでもない」と、さとされたジャイアンは、これまでの自分を反省! 「これからは弱い者を守ってあげるような、強い男になる」と宣言し、町でいちばん弱いのび太を守ってやると言いだす。 のび太がだれかにいじめられたらすぐに助けてあげるというのだが、なかなかそんな場面にそうぐうせず、ジャイアンはイライラ。こまったのび太のために、ドラえもんはある作戦を考えて…!?
第147話:のび太がピカソに!?へたうまスプレー
ジャイアンが歌を教える学校を開くと言いだし、のび太はむりやり入学させられてしまう。 だが、ジャイアンの指導で歌がうまくなるわけもなく、のび太はおこられっぱなしだ。 そんなのび太をかわいそうに思ったドラえもんは、へたなものがなんでもうまくなって見える『へたうまスプレー』を取りだす。 ドラえもんにスプレーをかけてもらったのび太が歌ってみると…!?
第148話:してない貯金を使っちゃお!
スネ夫から最新型のプラモデルをじまんされた、のび太。自分もほしくてたまらないが、今の貯金は102円しかない。 パパから「肩たたきをして毎日10円ずつ、コツコツおこずかいをためなさい」とおこられるが、今すぐプラモデルがほしいのび太は耳をかさない。 ところがその直後、のび太はとつぜんパパの肩をたたきはじめる。じつは、のび太は『タイムマシン』で半年後の自分のもとに行き、たまっているはずのお金を取って来ることを思いついたのだ! さっそく半年後に行ったのび太は…!? 「のび太がピカソに!?へたうまスプレ
第149話:海賊大決戦~南海のラブロマンス~
海賊(かいぞく)船が中に入ったボトルシップを見て、“大航海時代”の海賊たちに、きょうみをいだいたのび太たち。 とくに、しずかは「海賊の中には、愛する人たちのために戦う“義賊(ぎぞく)”もいたんじゃないかしら」と、あこがれをいだく。 ドラミにたのんで、16世紀末の海賊の生活をのぞいたしずかは、子どもたちを守って戦うハンサムな海賊・ケネスの姿を発見! しずかとドラミは時空をこえて、ケネスを助けに行くことに…! その直後、ドラえもんたちは、しずかとドラミが海賊につかまってしまったものと、カンちがい! 2人を助けるため、同じく大航海時代のカリブ海へ…! ところが、ドラえもんたちは、ケネスをねらう悪い海賊・モッケにだまされ、ケネスをおうえんするドラミ&しずかとたたかうハメになってしまい…!?
第150話:のび太の部屋の地平線
“地平線”って、どんなものなの…!? そぼくなギモンをいだいたのび太のために、ドラえもんは『地平線テープ』を取りだした。 ためしに、のび太の部屋のかべにテープをはってみると、とつぜん、かべや本だなが消え、地平線があらわれたからビックリ! しかも、テープの先には、はてしない異次元空間が広がっていたから、のび太は大よろこびする。 みんなをよび集め、広大な空間であそんだのび太は、大満足! ところがその夜、事件が起きて…!?
第151話:たまごの中のしずかちゃん
しずかと出木杉がなかよく会話しているのを見たのび太は、将来、しずかが自分のおよめさんになってくれるのか、不安になる。 そこでドラえもんが取りだしたのは、巨大なたまご型をした道具『刷りこみたまご』。 たまごの中に入った人は、3分後、フタが開いたときに最初に見た人のことを好きになるのだという。 のび太は、しずかにたまごのなかに入ってもらおうとするが、ジャイアンが強引に入ってしまい…!?
第152話:人気スターが真っ黒け
スネ夫から、有名人の手形やキスマークが入ったサインのコレクションをじまんされた、のび太。 スネ夫にはりあうため、のび太は、人間にスミをぬって、その型を紙におさめる“人がた”を取ろうと思いつく。 ドラえもんから、ひみつ道具の『人がたスタンプインクと用紙』を借りたのび太は、大好きなアイドル・星野スミレのもとへ。スミレに、スタンプインクをふりかけるが…!? その後も、さまざまなスターの人がたをもとめて、ドラえもんとのび太は奔走! なんとサッカー日本代表の中村俊輔選手のもとにも押しかけて…!?
第153話:真夏のひみつ道具ショッピング
★番組HPでも大募集した、“この夏オススメのナイスひみつ道具”のベスト5を大紹介! ★いったいどんなひみつ道具がランクインするのか…!? 夏にピッタリなひみつ道具の名場面も、たっぷりプレイバック!! ★この夏の『ドラえもん』のラインナップも大紹介! 見のがせない夏のビッグ企画もあきらかに…!?
第154話:ネコが会社を作ったニャ
ある朝、どことなくしずかの元気がないことに気づいた、のび太。聞いてみると、家の前に4匹の子ネコが捨てられていて、こまっているという。 しずかにいいところを見せたいのび太は、捨てネコを引き受けることに。だが、飼ってくれる人は見つからず、とほうにくれてしまう。 そんな中、ドラえもんが、あるアイデアを思いつく。それはなんと、ネコたちが自分ではたらいてくらす方法だというのだが…!?
第155話:むりやりアスレチック・ハウス
昼寝してばかりで運動不足ののび太にあきれたドラえもんは、ポケットから『アスレチック・ハウス』を取りだす。 これをしかけると、家のあちこちがトレーニングマシンに早変わり! 運動せずには、いられなくなるのだ。 だが、そこへスネ夫のママがたずねてきたから、大変なことに…! スネ夫のママとのび太のママは、むりやりトレーニングに参加させられて…!?
第156話:スクープ!のび太と秘密のデート
だれからも注目されない自分にガッカリしたのび太は、人気スターのように目立ってみたいと言いだす。 それを聞いたドラえもんが取りだしたのは、『めだちライト』。このライトを浴びると、目立って目立ってしかたがなくなるのだ! めだちライトをあびたのび太は、まるでスターのように新聞記者やカメラマンに追いかけられてビックリ。 追っ手から必死に逃げるのび太を助けてくれたのは、あこがれの人気女優だった…!?
第157話:雲の中のプール
泳げないのび太は「広くてすいているプールがあれば、水泳の練習ができるのに…」と、負けおしみを口にする。 すると、ドラえもんは『タケコプター』で上空へ…! そして、なんと空にういたまま雲が水になる『うき水ガス』で“雲のプール”を作ったのだ。ながめのよいプールができ、のび太は大はしゃぎ! その後、みんなもいっしょに上空で水あそびをはじめるが、ジャイアンとスネ夫が、自分たち用に雲のプールをわけろと言いだしたのをきっかけに、大変なことが起きて…!?
第158話:ぞうとおじさん
動物園にあそびに来たのび太たちは、ゾウのオリの前で涙をこぼしているおじいさんと出会う。 「何があったの?」と問いかけるのび太たちに、おじいさんは、ゾウのハナ夫との“不思議なはなし”を語りはじめた…。 それは、まだ日本が戦争をしていたころのおはなしだった。 おじいさんは子どものころ、動物園で飼われていたゾウのハナ夫が大好きで、よく見に行っていたという。 やがて戦争がはげしくなり、いなかに疎開(そかい)しなければならなくなったのだが、戦争がおわって東京にもどってきたときには、ハナ夫はすでに殺されていたという。 「おとなしい動物を殺すなんてヒドイ!」と腹を立てた、のび太とドラえもん。 2人はハナ夫を助けだすため、おじいさんのはなしのつづきを聞かず、『タイムマシン』に乗りこんで…!?
第159話:腹ペコご主人さま
空き地のすみで、ジャイアンの愛犬・ムクをひろった、のび太…。ジャイアンは、ムクが言うことを聞かないから捨てたという。 かわいそうに思ったドラえもんは、ムクに『イイナリキャップ』をかぶせる。これをかぶると、命令する相手の言うことを聞くようになり、しゃべることもできるようになるのだという。 その帰り道、なぜか空き地でライオンに出くわしたのび太! オドロキつつも、ライオンにキャップをかぶせて…!?
第160話:ママのダイヤを盗み出せ
ママがおばあちゃんからもらい受ける約束をしていたダイヤのゆびわが、昔、ドロボーにぬすまれたことを知ったのび太とドラえもん。それは、ママが7才の夏のできごとだったという。 ダイヤを守るため、2人は『タイムマシン』に乗りこみ、昭和50年代へ…! だが、ママの実家にしのびこんだ直後、7才のママがゆびわを持って外に出てしまう。 後を追うと、なんと駅前で松田聖子のサイン会が開かれていて…!?
第161話:未来の買いものはご用心
スネ夫から新型マウンテンバイクをじまんされ、うらやましくてしかたがない、のび太。そんなとき、押入れから、未来の商品カタログを発見する。 カタログの中に、未来の自転車があるのを見たのび太が思わず「ほしいなぁ」とつぶやくと、なんとその自転車が出現したからビックリ! 大よろこびののび太は、みんなのほしがっているものをどんどんカタログから出してあげるが…!?
第162話:ドラえもんが重病に?
ある夕方、のび太はドラえもんの体から、おかしな雑音が聞こえることに気がつく。 そこへ、ドラミが未来からやって来た…! 健康診断をすっぽかしているドラえもんのことを心配してかけつけたのだが、のび太をひとりにするのが不安なドラえもんは、病院へ行こうとしない。 だが、その直後、ドラえもんがたおれてしまったのだ…! ドラえもんは重病にかかってしまったのか…!? そして、のび太はドラえもんを助けることができるのか…!?
第163話:私のジャックをとらないで
しずかが大事にしていた人形・ジャックが、ゆくえ不明になってしまった。しずかは、「恋人の人形・ジャニーちゃんがかわいそう」と、涙をうかべる。 出木杉が、しずかの人形さがしを手伝っていることを知ったのび太は、大あせり。人形が人間のように動きだすようになる『人形自動化音波』を、ジャニーに浴びせる。 すると、ジャニーはとつぜん走りだし、目の前からいなくなってしまった。どうやら、ジャニーはいとしのジャックをさがしにいったようなのだが…!?
第164話:のび太が育てたかぐや姫
“二十二世紀デパート”のセールスマンから、『おとぎ話体験セット』の新製品『かぐや姫バージョン』をもらった、のび太。 ドラえもんがるすのあいだに、こっそり『かぐや姫バージョン』の“タネ”を竹ぼうきの中に入れてみると、小さな赤ちゃんロボット“かぐや”が生まれてきたからビックリ! かぐやは、あっという間に成長。かわいいかぐやを見かけたジャイアンとスネ夫は、ひと目ぼれしてしまい…!?
第165話:おつかいは孫悟空 ぞうきんがけはシンデレラ
生まれてはじめてけん玉に成功したのび太は、みんなにじまんしに行くが、バカにされたあげく、ジャイアンにけん玉を取り上げられてしまう。 泣きながら帰ってきたのび太は、孫悟空やシンデレラがママのてつだいをしているのを見てビックリ! かれらはすべて、ドラえもんがママのために出してあげた道具『架空人物たまご』から生まれた、かくう人物たちだった。それを知ったのび太は、けん玉を取り返すため、あるかくう人物をよびだすが…!? 「のび太仙人になる!?」
第166話:のび太仙人になる!?
先生から宿題をどっさり出された、のび太。そのせいで、週末、みんなが参加するキャンプに連れて行ってもらえず、ふてくされる。 そんなとき、ドラえもんから、“神通力”を持つ仙人のはなしを聞いたのび太は「ボクも仙人になりたい!」と思いはじめる。 ドラえもんから、ひみつ道具『仙人らくらくコース』を借りたのび太は、ひとりで山の中へ。だが、仙人の修行は意外にきびしく、のび太はすぐに音を上げてしまい…!?
第167話:台風のフー子

しずかになついている手のり文鳥を見て、自分も卵から生きものを育て、かわいがってみたいと思った、のび太。 そんなのび太のため、ドラえもんは『四次元ポケット』から、卵をひとつ取り出す。 いったい何の卵なのかはわからなかったが、「どんな生きものがかえっても、かわいがるよ」というのび太のことばを信じ、ドラえもんは卵をわたすことに…。 さっそく、卵をあたためはじめた、のび太。だが1時間後、卵からかえったのは、小さな“台風の子ども”だった! じつは、ドラえもんが出したのは、22世紀の気象台の科学者が実験のために作った、台風の卵だったのだ。 のび太は、台風の子を“フー子”と名づけ、えさをあげたり、さんぽをしたり、心からかわいがる。 ところが、成長したフー子がイタズラをしでかすようになり、のび太はこまってしまい…!?
第168話:ピノキオの花
落書きの犯人とまちがわれ、神成さんから大目玉をくらったのび太のために、ドラえもんは『ピノキオの花』を取りだす。この花のにおいをかいでウソをつくと、童話のピノキオのように鼻がのびるのだという。 さっそく神成さんのもとに行き、ピノキオの花を使って、身のけっぱくを証明した、のび太。 ところが、ピノキオの花の使い方を知ったジャイアンが、とんでもないことを思いついたから、町中が大変なことに…!?
第169話:21世紀のおとのさま
『タイムテレビ』で武士の時代をのぞいたドラえもんは、おとのさまが勝手な理由で農民をろうやに入れるところを見て、そのおうぼうぶりにカンカン! のび太といっしょに『タイムマシン』に乗って、助けに向かう。 忍者やさむらいたちに追われながらも、なんとか農民を助けだした2人。だが、もとの時代に帰ろうとしたところ、乗ってきたはずのタイムマシンが消えていたのだ…! なんと、おとのさまがまちがえてタイムマシンに乗ってしまったらしい。たったひとりで現代にほうり出されたおとのさまの運命は…!?
第170話:グルメテーブルかけ
おばあちゃんが病気で倒れたという知らせが入り、ママが、かんびょうに向かうことになった。かわりに、パパがのび太たちのお昼ごはんを作ることになったが、料理が苦手なパパは大失敗。そこでドラえもんが取りだしたのは、食べたいものを何でも出してくれる『グルメテーブルかけ』。おなかペコペコだったのび太、ドラえもん、パパは好物を注文して大満足!その後、のび太は、みんなにごちそうしてあげようと、グルメテーブルかけを空き地へ持ちだして…!?「雪男のアルバイト」
第171話:雪男のアルバイト

のび太たちは、山おくに住んでいるとウワサの未知の生物“ヤマゴン”を探しに出かけることに。 ところが、ヤマゴンの着ぐるみをぬぐ、おじさんのすがたを目げき! ヤマゴンはニセモノだったことがわかる。 ガッカリしたのび太は、こんどはヒマラヤへ“雪男”をさがしに行き、ついにホンモノと対面! ドラえもんは、おなかがすいている雪男にドラ焼きを差しだすが、それが意外な結果に…!?
第172話:ぼくミニドラえもん
ウラ山にひそんでいるという大蛇(だいじゃ)をつかまえにいくハメになった、のび太。 その日、友だちとの約束があるドラえもんは、自分のかわりに『ミニドラえもん』をのび太にたくす。 しかたなく、ミニドラを連れて大蛇退治に出発した、のび太。だが、ミニドラの出す道具はすべてミニサイズのため、役に立たない。そんな中、大蛇が出現して…!?
第173話:顔か力かIQか
優等生の出木杉とくらべ、勉強もスポーツもルックスもダメなのび太は、世の中は不公平だとなげく。 そんなのび太のために、ドラえもんは『いいとこ選択しボード』を取りだす。これは、“体力”“知能”“かっこよさ”を高めることができる道具だが、ひとつ高めると、そのぶん、どれかが下がってしまうという。 まず“知能”のレベルを上げて宿題をかたづけたのび太は、続けて“かっこよさ”を上げ、しずかに会いに行く。だが、ひきかえに“体力”がすごく下がってしまい…!?
第174話:デンゲキトレード
ねぼうしてドラえもんから小言をいわれたのび太は、「ドラえもんとちがって、ボクは毎日いそがしいんだ」とムッ! それを聞いたドラえもんは「ぼくにだって毎日やることがあるんだ!」と言いかえし、なんと『デンゲキトレード』をつかって自分とのび太の体を入れかえてしまう。 だが、のび太になったドラえもんは、学校で先生におこられたり、ジャイアンに文句をいわれたりと大変な目に…。 一方、ドラえもんになったのび太は、ネコたちのケンカを止めることになって、顔中ひっかかれて…!?
第175話:おかし牧場
「食べてもなくならないおかしがあれば…」というのび太のつぶやきを聞いたドラえもんは、『おかし牧草』のかんづめを取りだした。 まるで牧場でウシを飼うみたいにおかしを飼う道具で、草さえあげていれば、どんどんおかしが増えるという。 さっそく、チョコレートを飼いはじめたのび太。ところが、1時間おきに草をあげなければならず、なかなか大変! そこで、ドラえもんとのび太は河原に『おかし牧草のタネ』をまき、チョコを“放し飼い”してみることに…!?
第176話:ちこくストップ大作戦
9日つづけて寝ぼうしたのび太は、先生から「明日もチコクをしたら、ご両親を学校によぶ!」とおこられ、ドラえもんに泣きつく。 だが、早朝から予定があるドラえもんは、自分のかわりに“ミニドラえもん”に、のび太の世話をたのむ。 よく朝、のび太が目をさますと、時計の針はすでに始業15分前をまわっていた。ミニドラは、のび太を起こすという大事な仕事を忘れ、スヤスヤと寝入っていたのだ…! あわてたミニドラは次々とひみつ道具を出すが、どれも小さすぎて役に立たない。はたしてのび太の運命は…!?
第177話:打倒ジャイアン!魔法の呪文
女の子に人気のテレビ番組『マジカルファイブ』の話題で、しずかたちともりあがっていたのび太。だが、それをねたんだジャイアンから、ゲンコツをくらってしまう。 くやしくてたまらないのび太は、「魔法使いになりたい」と、ドラえもんにたのみこむ。そこで、ドラえもんが取りだしたのが、『魔法辞典』。自分の好きなじゅもんを書きこむと、そのとおりの魔法が使えるようになる道具だという。 のび太はさっそく空飛ぶホウキにまたがり、魔法の力でジャイアンをやっつけるために出発するが…!?
第178話:のび太+ハト=?(のびたプラスハトは?)
寝ぼうしてハイキングに行きそびれた、のび太。しょんぼりすわっていると、見たことのないイヌが話しかけてきたからビックリする! なんと、そのイヌの正体はドラえもんで、『合体ノリ』という道具を使って、子イヌと自分の体をくっつけたのだという。 ドラえもんは、その合体ノリを使って、こんどはのび太と自分の体を、ハトと合体! 空を飛んで、ハイキングに出発したみんなに追いつくが…!?
第179話:強~いイシ
のび太は、体をきたえるためにジョギングをはじめることを決心! だが、すぐにめんどうくさくなってしまい、「強い意志がほしい」と、ドラえもんにすがりつく。 それを聞いたドラえもんが取り出したのは、『強い石』。一見、ただの石ころのようだが、ちかったことをゼッタイに最後までやりとげさせる道具だという。 さっそく「ジョギングをやりとげる!」とちかったのび太だが、あまりの寒さに、すぐに走る気をなくす。すると、強い石がのび太を追い立てて…!?
第180話:スネ夫、美容院へ行く
誕生日にあそびに来てくれたスネ吉兄さんから、こんど有名イタリア人ファッションデザイナーと会わせてあげるといわれたスネ夫は、大よろこび! その前に身なりを正そうと、カリスマ美容師のサロンをおとずれる。 ところが、スネ夫はカットの最中にウトウトいねむり…。できあがったヘアスタイルを見て、大ショックを受ける!! しかたなく、マフラーであたまをかくして歩いていたスネ夫は、ジャイアンとのび太にあやしまれ、追いかけられるハメに…! いったいスネ夫の新たなヘアスタイルとは…!?
第181話:さようならスネ夫…
スネ夫は、あこがれのイタリア人ファッションデザイナーと、ついに対面! すると、これまでかきためていたデザイン画をほめられた上、なんと、よく日からデザインの勉強のため、イタリアに留学することが決まってしまったのだ! スネ夫が遠い国に行ってしまう…。ハナシを聞いたドラえもんたちは、さいごに思い出をつくってあげたいと考え、空き地で“さようならパーティー”を開くことに。 だが、パーティーの席で、スネ夫はワガママばかり言い出して…!?
第182話:宇宙(コスモ)ガンファイターのび太(前編)
部屋においてあった対戦型ウエスタンゲームを思いっきりたのしんだ、のび太。てっきり未来デパートの新商品だと思っていたが、ドラえもんは注文していないという。 のび太は、返品する前にもう1回だけあそびたいとたのみこみ、ドラえもんといっしょにふたたびゲームの世界の中に入っていく…。 すると、目の前にイデアとなのる女の子があらわれ、自分たちの町“モルグ・シティ”を助けてほしいと、おねがいしてきた。モルグ・シティは、最近、ならず者のゲバルト一家におそわれ、こまっているという。 イデアから“宇宙一のガンファイター”とおだてられたのび太は、すべてはゲームの設定だと思い、「ボクにまかせて!」と引き受けてしまう。その後、なぞの男・ローリエも仲間にくわわり、一行はモルグ・シティへ…! だが、目的地についたのび太たちに、おそろしい“現実”がおそいかかることに…!?
第183話:宇宙(コスモ)ガンファイターのび太(後編)
モルグ・シティが、のび太たち用心棒をやとったことに怒ったゲバルト一家は、すべての金品をおいて3日以内に町を出て行け!と言い出した。ゲバルトは金品だけでなく、モルグ・シティの町はずれに茂る、オアシスの巨木もねらっていたのだ。 イデアは自分たちの町を守るためにみんなで戦おうと呼びかけるが、市民はおびえるばかり。のび太も、自分がホンモノの戦いに巻き込まれていたことを知り、こわくなってしまう。声をあげたのは、イデアの父で市長のメタボンと、ケガをしているローリエだけだった。 イデアにもローリエにも合わせる顔がないのび太は、『透明マント』をかぶり、モルグ・シティをさまよい歩く。そこでぐうぜん、ゲバルトとモルグ・シティ銀行の頭取のひみつを聞いてしまう…! イデアたちはたった3人で、モルグ・シティを救うことができるのか!? そして、のび太は…!?
第184話:のび太隊長にけい礼!
のび太が、自分ばかり“びんぼうくじ”をひいていると泣き出した。家でも学校でも自分はビリでいばれないとなげくのび太に、ドラえもんは『階級ワッペン』を取り出す。 未来の遊びで使うこのワッペンは、昔の軍隊がモデルになっていて、下の位のワッペンを貼られた人は、上の位のワッペンを貼っている人の命令にはさからえないという。 自分にいちばんえらい“大将”のワッペンを貼ったのび太は、しずかに二番目にえらい“大佐”のワッペンを貼り、スネ夫やジャイアンには位のひくい兵隊のワッペンを貼ろうとたくらむが…!?
第185話:天才・出木杉のロケット計画
のび太は、風船を利用して作ったおもちゃのスペースシャトルを、ジャイアンにこわされてしまい、大ショック…。 すねるのび太のために、ドラえもんは口にくわえて息を吹くと、ロケットの噴射ガスと同じくらいの力が出る『ロケットストロー』を取り出す。 さっそく、ストローをくわえながら外出したのび太は、ジャイアンにいたずらをして楽しんだ後、しずかと出木杉に出会う。出木杉はロケットストローを使って本物のロケットを作ろうと提案! でき上がったロケットに乗り込んだのび太たちは、冒険の旅へと出発するが…!?
第186話:森は生きている
野球チームに入れてもらえず、ふてくされたのび太は、学校の裏山でお昼寝タイム。「ここに来ると、イヤなことも忘れられる。だから、ゴミが捨てられていると腹が立つんだ」と言い、ゴミを拾うのび太に感心したドラえもんは、山と心が通い合うようになる、『心の土』という道具を取り出す。 さっそく、ドラえもんの言うとおりにしてみると、風が枯葉を舞い上げ、フカフカの木の葉のベッドが出来上がった!山がのび太のために作ってくれたのだ。大よろこびで再び眠りにつくのび太。 それ以来、すっかり裏山と仲良くなったのび太は、学校が終わると、誰からの誘いも断って、毎日遅くまで裏山で過ごすように…。宿題もテスト勉強もしないのび太に、ママとパパはカンカン! 2人に叱られたのび太は、「これからはずっと裏山で暮らす」と決め、家出してしまうが…!?
第187話:僕の生まれた日
のび太は、自分が生まれた日の写真が残っていない上に、いつもママにしかられてばかりの自分は、この家の本当の子どもじゃないんだ!と言い出す。 ドラえもんが止めるのも聞かず、家出してしまうのび太。戻ってこないのび太を迎えに来たドラえもんは、タイムマシンでのび太が生まれた日に行って、たしかめてみることをていあん。ふたりは、のび太が生まれた年の8月7日に向かうことに…。 10年前ののび太の部屋は、パパの書斎だった。そこに、あわてた様子のパパが帰ってくる。赤ちゃんが生まれるという連絡を受けて、会社を早退してきたのだ。 のび太とドラえもんは、病院に向かうパパの後をこっそりつけることに。途中、カメラを買ったパパが病院に到着すると、ちょうど赤ちゃんが生まれた! 大よろこびするパパは、赤ちゃんに「のび太」と名づける。その理由を聞いたのび太は…!?
第188話:ためしにさようなら
ジャイアンやスネ夫から仲間はずれにされてしまったのび太は、しずかの家に遊びに行くことに。 だが、しずかは引越しをすることになった友だちと別れを惜しんでいて、のび太はまるで相手にされない。ためしに自分も引越しをすると言ってみるのび太だったが、「つまらない冗談言わないで!」と怒られてしまう。ジャイアンやスネ夫にも引越しすると告げるが、本気にしてもらえない。 悲しくなったのび太は、ためしに本当に引越ししてみようと思い立ち、『もしもボックス』に入り、「明日、アメリカに引っ越すことになったら」と話してしまう! 急な引越しに野比家は大さわぎ。のび太がアメリカに引っ越すというウワサもたちまち広まり、ジャイアンやスネ夫がお別れを言いに、のび太を訪ねてくる。だが、しずかはなかなか姿を現さず…!? さらに、もしもボックスが故障してしまった! のび太たちは、本当にアメリカに行くことになってしまうのか…!?
第189話:22世紀の大決戦! ドラえもんvs.ドラキュラ(前編)
22世紀からドラミが遊びにやってきた。だが、ドラえもんが自分の大好きなメロンパンを食べてしまったことに怒ったドラミは、そのまま未来に帰ってしまう。 ドラミが22世紀に戻ると、なぜかロボットたちが大混乱におちいっていた。セワシの話によると、ドラキュラロボがコンピューター・ウィルスをばらまき、すべてのロボットが吸血鬼ロボになってしまったというのだ。 吸血鬼ロボから必死に逃げるドラミとセワシだったが、ついにつかまってしまい、ドラミは吸血鬼ドラミュラに変えられてしまう! ドラキュラロボに、ドラえもんも吸血鬼ロボにするようにと命令されたドラミュラは、再び21世紀へと向かい、ドラえもんにおそいかかる。わけもわからず、あわてて逃げ出すドラえもん。のび太は、日光が苦手なドラミュラから逃げるために、北極に行くことを思いつくが…!?
第190話:22世紀の大決戦! ドラえもんvs.ドラキュラ(後編)
突然消えてしまったドラミを追って、タイムマシンで22世紀へと向かったドラえもんとのび太、しずか、ジャイアン、スネ夫の5人。セワシから話を聞いたみんなは、ドラミがいるドラキュラ城へと向かう。 夜行灯で、昼でも真っ暗なドラキュラ城の中は、いろんな仕掛けがあり、なかなか前に進めない。さらに、ドラえもんが大のネズミ嫌いであることを知ったドラキュラロボが、ネズミロボを投入。おどろいたドラえもんが大あばれし、のび太とジャイアンが落とし穴に落ちてしまった! 『探シマリス』で二人を探しはじめたドラえもんたちは、地下牢でドラキュラロボを作ったというヴァン・ヘルシング博士に出会う。 博士にドラキュラロボの弱点を聞こうとした矢先、ドラミュラがネズミロボの大群を引き連れて現れる。それを見たドラえもんは気絶してしまい…!?
第191話:ドラマチックガス
何もすることがなくて退屈だからと、部屋でゴロゴロしているのび太にあきれたドラえもんは、日常の何でもない出来事をドラマチックに感じて、周りの人も盛り上がってくれる『ドラマチックガス』を取り出し、のび太に吹きかける。 そこに、ママがおつかいを頼みにやってきた。早速ガスの効果が出たのび太は、まるで大冒険に出かけるような気分になり、ドラえもんやママも、涙を流しながら別れを惜しむ。 途中で出会ったしずかにも「あなた一人で行くなんて!」と止められ、「止めないでくれ。これが、男の生きる道だ!」とカッコよく決めるのび太だったが…!?
第192話:のび太はエライ!をもう一度
放課後、ひとりで掃除をしていたのび太は、先生に褒められ、大よろこび。帰宅後、ドラえもんに自慢するが、信じられないドラえもんは、ビデオの再生のように本人が同じことをやってみせる『本人ビデオ』を取り出す。 すると、突然先生が部屋にやってきて、のび太をもう一度を褒め、帰っていった。気をよくしたのび太は、ママの前でもビデオを使い、また先生に褒められる。さらには、しずかの前でもビデオを使うのび太…。 そんなとき、しずかのママが庭でネックレスの落し物を見つける。のび太は早速ビデオを使って、落し主を探すが…。
第193話:しずかちゃんへのプレゼントはのび太
しずかの誕生会に呼ばれたのび太は、花と“しずか”の名前を刺しゅうしたハンカチをプレゼント。ところが、ジャイアンやスネ夫たちに、ヘタだとバカにされてしまう。 続いて、ジャイアンがジャイ子からのプレゼントだといって、しずかの似顔絵を渡した。それはしずかのウエディングドレス姿を描いたもので、となりには王子様が描かれていた。その絵を見たスネ夫が、王子様は出木杉に似ていると言い出したため、のび太は思わず、しずかの将来の結婚相手を連れてきてあげると約束してしまう。 のび太は、どうせ未来の結婚相手である王子様は自分なのだから、未来へ行って連れて来ればいいじゃないかと言うが、ドラえもんは、まずは25年後ののび太がどんなになっているかを『タイムテレビ』で見ようと提案する。 すると、25年後ののび太はだらしない格好で、ゴロゴロしていた。おまけに、しずかは実家に帰ってしまったらしい…。 そのとき、テレビに映っていたのび太の姿が消え、のび太の机の引き出しから大人ののび太が姿を現して…!?
第194話:未来の本物ゲーム
せっかく買ったゲームを、ジャイアンに取り上げられてしまったのび太。かわいそうに思ったドラえもんは『本物ゲーム』を取り出す。このゲームは、本物の人間をキャラクターにして遊ぶことができるという。 早速、空き地にいるジャイアンにゲームを向けて、スイッチを入れると、ゲームさながらに、モンスターやジャンプ台、マンホールなどが出現。ジャイアンをキャラクターとしたゲームがスタートする。 だが、ヘタクソなのび太のせいで、ジャイアンは散々な目に。その様子を見ていたスネ夫もゲームに参加するが…!?
第195話:迷探偵のび太
スネ夫から呼び出され、散々な目にあいながら、スネ夫の家に向かったのび太。すると、のび太を待ちかまえていたスネ夫は、ジャイアンとしずかを前に、のび太の行動を推理して、ズバリ当ててみせると言い出す。 よだれを垂らして居眠りしていたこと、水溜りに足をとられたこと、犬にほえられたことをすべて言い当てられ、ビックリ仰天するのび太らに、スネ夫は『推理術入門』という本で勉強しただけだと言い、探偵事務所を開くと言い出す。 帰宅したのび太は、ドラえもんに『連想式推理虫メガネ』を出してもらい、スネ夫との推理対決に挑むが…!?
第196話:父の日に地下鉄を
庭でふざけあっていたのび太とドラえもんは、パパに「うるさいぞ!」と叱られてしまった。ママによると、パパは最近、仕事が忙しく、疲れ気味で怒りっぽくなっているらしい。 翌日、ママのお供でデパートに買い物に出かけたのび太たちは、パパと待ち合わせて一緒に帰ることに。だが、ちょうどラッシュアワーにぶつかり、超満員電車に乗るはめに…! パパが毎日、こんな電車に乗っていると知ったのび太は、“父の日”のプレゼントに、パパ専用の地下鉄を作ってあげようと思いつく。早速、ドラえもんが出した『穴ほり機』で、パパの会社までトンネルを掘り始めるが…!? 「恋するジャイアン(前編)」
第197話:恋するジャイアン(前編)
ジャイアンから好きな子ができたと打ち明けられたのび太とスネ夫。「ジャイアンに好きな子!?」と大笑いする二人だったが、ジャイアンから、その子をさがし出して、友だちになれるよう作戦を考えろ!と命令されてしまう。 手がかりはスネ夫が撮った写真一枚だけ。そこで、ドラえもんが出した『万能プリンター』を使ったところ、その女の子が公園で犬の散歩をしているということがわかった。 早速、その情報をジャイアンに伝え、ジャイアンもムクを連れて、公園へと向かうことに。だが、緊張したジャイアンは、その女の子を前に、言葉も出ず…!?
第198話:恋するジャイアン(後編)
ミナミという女の子にひと目ボレしたジャイアンから、彼女と友だちになれるよう作戦を考えろと命令されたのび太。二人の仲を取り持とうとがんばるうちに、ミナミと友だちになり、彼女の誕生会に招待される。 なんと、ミナミの誕生日は、ジャイアンと同じ日だった! ミナミは友だちも連れてきて欲しいというが、ジャイアンだけは怖いからイヤだと言い、のび太は困ってしまう。 そんな中、ミナミのパパが仕事で外国へ出かけてしまった。ミナミが、パパの作るシチューがいちばん好きだと知ったジャイアンは、自分がスペシャルシチューを作ると言い出す。 さらに翌日、ミナミの犬がいなくなってしまい…!?
第199話:せん水艦で海に行こう
週末に、家族で南の島に出かけることになったスネ夫。子どもが自分だけでは寂しいからと、ジャイアンとしずかを誘うが、泳げないのび太は誘ってもらえず…。 それを聞いたドラえもんは、自分たちは潜水艦で先回りして南の島へ行こうと提案。水から水へとジャンプして移動できる潜水艦に乗り込む。 この潜水艦は水の中で大きさが伸び縮みし、どんな水の中にも入れるため、お風呂場や水槽、さらに、人の口の中にまでも入りこんでしまい、大変なことに…!? 大冒険の末に、南の島に到着した二人が見たものは…!?
第200話:七夕の宇宙戦争
新しいゲームがほしくなったのび太は、流れ星に願い事をかなえてもらおうと考えるが、肝心の流れ星がなかなか現れない。話を聞いたドラえもんは、流れ星、つまり隕石を誘導してキャッチする『流れ星ゆうどうがさ』を取り出す。 さっそく流れ星を手に入れるようとするのび太だったが、落ちてきたのは、壊れた宇宙船。のび太は、あわてて取り消しボタンを押し、宇宙船を宇宙空間に戻す。 再び、流れ星をつかまえようと試みたところ、宇宙のどこかで遭難した人が助けを求めるSOSカプセルが、傘の中に落下してきた! 早速、『宇宙救命ボート』で救助に向かったのび太とドラえもんは、のび太がキャッチしかけた壊れた宇宙船が不時着しているのを発見する。どうやらのび太のせいで、誤作動を起こし、墜落してしまったらしい。 しかも、その宇宙船に乗っていたのは、のび太がほしがっていた新作ゲームの主人公と、名前も姿かたちもそっくりな“ピゴモン”という宇宙人で…!?
第201話:ぼくよりダメなやつが来た
クラスにやってきた転校生・多目(ため)くんが、自分よりもテストの点数が悪く、かけっこも遅いとわかったのび太は、大よろこび。さっそく多目くんを誘って、宿題を解くのがおそいとバカにしたり、しずかの前でかけっこをして、自分のほうが速いことをアピールする。 そんなのび太を見かねたドラえもんは、配役を入れ替えて見ることのできる『配役入れ替えビデオ』を取り出す。多目くんと自分の立場を入れ替えたビデオを見たのび太は、これまでの多目くんへの態度が、どんなにひどかったかに気づき、多目くんのもとへと向かうが…!?
第202話:ボディガードは背後霊
スネ夫の背後霊(はいごれい)が、スペイン貴族だと聞かされたのび太は、自分も背後霊が欲しいとドラえもんに泣きつく。そこで『ロボット背後霊』が入った缶を取り出したドラえもんは、ずっとつかれることになるからよく考えた方がいいとアドバイスするが、のび太はすぐに缶を開けてしまう。 さっそくのび太の後ろについたロボット背後霊は、のび太にお使いを頼むママを追い出したり、ジャイアンとスネ夫からおもちゃを取り上げてしまったりと、のび太の気持ちに敏感に反応。さらには、ヴァイオリンのお稽古に行くというしずかをむりやり引き止めてしまい…!?
第203話:バイバイン
栗まんじゅうを前に「食べてもなくなくらないようにできないかなぁ」と思い悩むのび太。それを聞いたドラえもんは、何でも5分ごとに2倍に増やす『バイバイン』を取り出す。 「残したまんじゅうは残さず食べること」というドラえもんの注意を聞き流し、まんじゅうに1滴たらすと、5分後、まんじゅうは2個になり、のび太は大よろこび! だが、どんどん増え続けるまんじゅうに、さすがにお腹がいっぱいになり、ママやしずかたちにも食べてもらうことに。だが、どうしても最後の1個が残ってしまい、困ったのび太は、残ったまんじゅうをゴミ箱に捨ててしまうが…!?
第204話:さよならハナちゃん
みんなのペットじまんを聞いたのび太は、自分もペットが飼いたいと言い出す。そこでドラえもんが出したのは、野生の動物を野生のままの環境で飼える『野生ペット小屋』。 草原で迷子の小ゾウを見つけたのび太は、そのゾウを“ハナ”と名づけ、飼うことにする。 のび太は、毎日学校から帰ると、草原でハナと遊ぶように。ときには、机を草原に持ち出し、宿題をするのび太。 そんなある日、のび太がハナと草原で遊んでいると、ゾウの群れの中の一頭が、ハナめがけてやってきた。どうやら、ハナの母ゾウらしい。それを知ったのび太は…!?
第205話:しかしユーレイはでた!
夏休み、ジャイアンの親戚のおじさんが住職をつとめる寺に遊びに行くことになったのび太たち。いつもなら仲間はずれにされるのび太は、ジャイアンが声をかけてくれたことに大よろこびするが、実はジャイアンとスネ夫は、怖がりののび太をおどかしてやろうとたくらんでいた…。 山寺へ向かうバスの中で、古い寺だからユーレイが出るかもしれないと聞かされたのび太は、怖くてたまらなくなってしまう。そんなのび太を見かねたドラえもんは、10分前からの出来事を忘れてしまうという『ワンレスポー』を取り出す。そのおかげで、ユーレイの話を忘れて元気になるのび太。 一行が寺に到着すると、ジャイアンのおじさんは留守。となり村でのお葬式によばれ、ひと晩いないらしい。のび太たちは、夕飯作りも、風呂をわかすのも自分たちでやらなければならなくなってしまった。風呂をわかすようジャイアンに命じられたドラえもんは、命令すればどんなものにでも化けてくれる『変身ロボット』にまき割りをさせる。 その夜、ジャイアンとスネ夫は、お風呂やトイレに行ったのび太をおどかそうと、ユーレイのふりをするが…!?
第206話:誕生日は計画的に
誕生日なのに、なぜかため息をつくのび太。パパとママからのプレゼントが心配なのだという。毎年、ほしいものをたのんでいるのに、期待をうらぎられてばかりなのだ。 気を取り直して、しずかの家に遊びに行くことにしたのび太だったが、しずかは外出中。部屋で待つことにしたものの、待っている時間にイライラしてきたのび太は、ムダな時間をなくす道具はないのかと言い出す。 そこでドラえもんが取り出したのは、時間をワープすることができる『タイムワープリール』。のび太はすかさず、しずかが帰ってくる時間までタイムワープしてみるが…!? 「人生やりなおし機」
第207話:人生やりなおし機
ママのお友だちが、俊夫くんという4歳の男の子を連れて、あそびにやってきた。引き算ができたり、自分の名前を書ける俊夫くんに張り合うのび太だったが、5年生なんだからできて当たり前と言われ、不公平だと怒り出す。 頭の中身はいまのままで、4歳に戻りたいと言うのび太に、ドラえもんは、昔に戻って新しく生き直すことができる『人生やりなおし機』を取り出した。 さっそく4歳に戻ったのび太は、自分をいじめる4歳のジャイアンやスネ夫に反撃したり、漢字で自分の名前を書いたりして、大人たちを驚かせるが…!?
第208話:石器時代のホテル
大人や社会への不満を感じていたのび太、ジャイアン、スネ夫、しずかの4人は、ドラえもんに頼んで、『タイムマシン』で石器時代へ向かうことに。石器時代なら、学校も宿題もなく、好きな場所で思いきり遊ぶことができると考えたのだ。 石器時代に到着した一行は、山のふもとにあるホテルに向かう。ドラえもんによると、タイムマシンで旅行を楽しむ人々のために、さまざまな時代にホテルがあるのだという。 たどり着いたホテルは、見た目は洞くつだが、床には土のように見えるじゅうたんが敷かれていたり、岩に見えるクッションが置かれており、のび太たちはビックリ! 5人はホテルにあった石器時代のファッションに着がえると、マンモスに乗って外出。石器時代を楽しむことに。 すると突然、ホテルのある山が大噴火! みんな急いでホテルに戻ろうとするが、火山灰や岩に行く手を阻まれ、ホテルの入口も溶岩でふさがれてしまう。しかも、「原始人みたいに暮らしてみたいから、ポケットは置いていって」と言われたドラえもんは“四次元ポケット”を取り外していて…!?
第209話:ジャイアンズをぶっとばせ
しずかたち女の子が空き地で遊んでいると、そこにやってきたジャイアンが「野球をやるからどけ」と言い出した! 言い争いになった両者は、野球対決することに。のび太はしずかたち女の子たちとチームを組むことになる。 のび太はさっそくメンバーを集めて特訓を開始。だが、最初は気合十分だった女の子たちは、どんなユニフォームにするかでもめ、練習時間がなくなってしまう。さらに翌日は、チームの名前を決めるのに時間がかかり、またもや練習ができなかった…。 試合前日。のび太は、ドラえもんに出してもらった『スパルタコーチ野球版』を使い、今日こそ練習しようと考えるが、女の子たちは野球のルールをまったく知らなかった! 困り果てたのび太は、女子メンバーに野球を教えることに…。 だが、マイペースでわがままな女の子たちにいらだち、ついきびしく怒鳴りすぎ、女の子たちから「ひとりでやれば」と突き放されてしまう。そして試合の日、ドラえもんとのび太は二人きりでジャイアンズとの野球対決にのぞむが…!?
第210話:世界をぬりかえよう
スイカの取り合いで、じゅうたんにジュースをこぼしてしまったのび太は、ドラえもんにも責任があると言い出す。そこでドラえもんは、何でも好きな色に変えられるという『色いろカラーパレットと筆』を取り出した。 さっそくじゅうたんのシミ部分を元に戻し、ひと安心の二人。だが、ドラえもんから道具を借りたのび太は、ドラえもんを真っ黒にすると、遊びに出かけてしまう。 調子に乗ったのび太は、ネコをトラ模様にしたり、八百屋の大根をニンジン色にしたりと、次々といたずらをして歩く。さらに、ジャイアンとスネ夫にもいたずらをしかけ…!?
第211話:ドラえもんに休日を!!
久しぶりに近所のネコたちとのんびり過ごしていたところを、何度ものび太に呼び出されたドラえもんは、「気が休まるときがない」とグチをこぼす。 それを聞いたのび太は、「明日はボクのことなんか忘れて、遊びに行っておいでよ!」と言って、ドラえもんを喜ばせる。 翌日、のび太のことが心配でたまらないドラえもんは、『よびつけブザー』をのび太に預け、22世紀へと向かう。。 「絶対ブザーは鳴らさない」と力強く宣言するのび太だったが、それを聞いたジャイアンとスネ夫が、のび太の決心を邪魔しようと計画して…!?
第212話:アドベン茶
日常を抜け出して、ドキドキするような大ぼうけんをしたいというパパに、ドラえもんは、飲めば大ぼうけんができるという『アドベン茶』を取り出す。ひと口につき5分のぼうけんができるのだが、パパはその説明を聞かず、一気に飲み干してしまった! ママから屋根の修理を頼まれ、屋根にのぼったパパだったが、ラジコン飛行機が飛んできて、屋根から落下!…と思ったら、木の枝にひっかかり、通りかかったトラックの荷台に落ちてしまう。そのトラックにはなんとトラが乗っていて…。 はたして、パパは無事帰ってくることはできるのか…!?
第213話:ベロ相うらないで大当たり!
スネ夫が女の子たちの手相を見て、もてはやされているのを見たのび太は、“ベロ相うらない”をすると言い出す。ベロ相うらないとは、舌の相で未来を見る新しい占いなのだという。スネ夫には火難の相、しずかには水難の相、ジャイアンには女難の相が出ていると告げるのび太。すると、のび太が占ったとおりのことが起こる。 実は、タイムマシンで未来を見てきただけなのだったが、みんなに驚かれ、大満足。帰り道、元高角三(げんこうかくぞう)と名乗る男に、自分の将来を占ってほしいと頼まれたのび太は、ドラえもんと彼の5年後を見に行くが…!?
第214話:のび太が無人島で3000日
遊んでいて帰りがおそくなってしまい、パパとママにきびしくしかられたのび太は、家出を決意! ネズミのおもちゃでドラえもんを気絶させると、四次元ポケットから、ひみつ道具をいくつか持ち出し、こっそりと家を出ていく。 『タケコプター』で海に向かったのび太は、海上を進む大型タンカーの上でひと休みしているうちに、眠ってしまう。 翌朝、海上に小さな島を発見して降り立つと、美しい森が広がるその島には人間が住んでいる気配はなく、すっかり気に入ったのび太は、この島で暮らすことに。 さっそく、ひみつ道具を使って、ヤシの実を取ろうとするが、持ってきた道具は、役に立たないものばかり。せめて水を飲もうと、『モグラ手袋』を使って穴を掘ってみるが、地下からわいてきたのは海水で、飲むことはできない…。 「この島にいたら死んでしまう。帰るしかない!」と、家出をあきらめたのび太だったが、なんとタケコプターが勝手に飛んでいってしまうというアクシデントが発生! 帰る手立てがなくなってしまったのび太は…!?
第215話:のびロボは役立たず
外出することになったドラえもんは、自分がいない間に、のび太がきちんと宿題をやるかを心配し、『インスタントロボット』を取り出す。顔と胴体をつなげて、専用のハサミとノリを使って手足をつけ、自分の脳をコピーさせて、自分のロボットを完成させ、安心して出かけて行くドラえもん。 しかし、のび太は、ネズミのおもちゃでドラえもんロボを気絶させると、自分のロボットを作成し、宿題をやらせることに。だが、のび太ロボがやった宿題の答えが合っているか不安になったのび太は、出木杉の脳をコピーすることを思いつく。さらに、草むしりを頼まれたのび太は…!?
第216話:のび太の出会いはカタログ
また新しい恋をしたスネ夫から、将来のために、自分のことを彼女にアピールしてほしいと頼まれたのび太。「大人になってからではおそい。今のうちから親しくしておかないと」と言うスネ夫。さらに、「将来はどう転ぶかわからない。ひとりに絞らず可能性を広げておくべきだ」と言われたのび太は、しずかのことなどそっちのけで、ドラえもんに、これから25歳までの間に出会う女性を教えてほしいと頼みこむ。 将来知り合う女性の写真がデータつきで出てくる『ガールフレンドカタログメーカー』を出してもらったのび太は、その中から好みの女性を見つけ、会いにいくが…!?
第217話:恋のウワサはやめられない
町内のウワサにくわしいスネ夫が、女の子たちに囲まれているのをうらやましく思ったのび太は、ドラえもんに面白いニュースを集める道具を出してほしいと頼みこむ。 ドラえもんに断られたのび太は、ドラえもんのスペアポケットから、勝手に『レポーターロボット』を取り出すと、ロボットが取材してきたことを、しずかたちに得意げに話しだす。それは、近所に住む川口さんのお見合い結果についてだった。調子に乗ったのび太は、ロボットに、お見合い相手の女性まで取材させようとする。それを知ったドラえもんは、ロボットを必死に止めようとするが…!?
第218話:時間よ動け~っ!!
野球の試合で失敗をくり返し、ジャイアンから「のろま!」と怒られた帰り道、しずかからも「本を読むのがおそいのね」とあきれられ、深く落ち込むのび太。その様子に同情したドラえもんは、自分以外のすべての時間を自由に止めることができる『タンマウォッチ』を取り出す。 さっそくタンマウォッチを持って外へ出たのび太は、時間を止めている間に、ジャイアンとスネ夫の顔をスミで黒くぬるいたずらをして、大よろこび。さらに、時間が止まったままの世界をひとりで楽しむ。だが、はずみでタンマウォッチをこわしてしまい、時間を元に戻せなくなり…!?
第219話:そして、ボクらは旅に出た
ミニサイズのオモチャの車に乗って遊んでみたいというジャイアンから、ドラえもんのひみつ道具を借りてくるように言われたのび太は、昼寝中のドラえもんのポケットから、こっそり『スモールライト』を持ち出す。 さっそく空き地でスモールライトを使って体を小さくした3人。すると、空き地がまるで広大なジャングルに! のび太たちは、ワクワクしながらオモチャの車に乗って遊ぶ。 ところが、勢いあまって車がこわれてしまった! しかたなく元に戻ろうとするが、なんとのび太がビッグライトを忘れてきたことがわかり、途方にくれてしまう。 ドラえもんに元の大きさに戻してもらうため、3人はのび太の家を目指して出発するが、小さくなった体では、空き地から脱け出すだけでも大ぼうけん。 しかも、道路のミゾをジャンプしておりることができないのび太は、ジャイアンとスネ夫に置いていかれてしまう。さらに、ジャイアンとスネ夫もケンカ別れしてしまい、3人はバラバラにのび太の家を目指すが…!?
第221話:ざぶとんにもたましいがある
ママが家中の片付けを開始し、いらないモノを整理しはじめた。のび太は手伝いを命じられる前に家を飛び出すが、ドラえもんがあわてて呼び戻しにやって来る。のび太が大切にしていたマンガ本まで捨てられてしまうというのだ。 大急ぎで帰宅したところ、パパとママの仲人をつとめた末永先生が遊びに来ることになったらしく、ママはますます気合いを入れて片付け中。すでにのび太の部屋の本だなはガラ空きだった! ショックを受けたのび太は「みんな、モノを粗末にしすぎるんだ!」と怒りだす。 その言葉に感心したドラえもんは、『たましいステッキ』を取り出す。このステッキでモノを触ると“魂(たましい)”が宿るため、粗末に扱うことができなくなるという。 さっそくのび太は、テレビ、座布団、掃除機など家中のモノに触れ、さらには外に出て、車や植木など町中のモノにも魂を与える。よいことをしたと満足するのび太だったが、ノートやランドセルから「宿題をしろ」と言われ、ステッキのスイッチを切ろうとするものの、なんとどこかにステッキを落としてしまっていて…!?
第222話:弟をつくろう
ママの知り合いの家に遊びに行ったのび太は、幼い弟の面倒をよく見る、その家の男の子と比べられ、ママから「うちはひとりっ子だから、わがままでぐうたらで…」などと言われ、悔しくてたまらない。そして、弟のいる気分を味わってみようと考え、タイムマシンで7年前に戻り、3歳の自分を連れてくることに。 さっそく、3歳の自分と一緒に遊ぶのび太。だが、兄弟のように仲良く遊ぶ二人の姿を見たママは、大混乱。最近、物忘れが多くて記憶力に自信がなくなっていたこともあり、自分には二人の子どもがいるのだと思いはじめて…!?
第223話:悪の道を進め!
偉い人の本を読んだのび太は、「立派な人になる!」と大決心。「世のため、人のために役立つことをするぞ!」と勇んで部屋を出て行くが、おばあさんが持っていた重そうなツボを割ってしまったり、ジャイアンにけ飛ばされ、ドブに落ちてしまったり、しずかのスカートをハンカチとまちがえて顔を拭いてしまったりと失敗ばかり。 落ち込んだのび太は、どうせみんなに怒られるなら、本当に悪いヤツになってしまえばいいんだと言い出す。それを聞いたドラえもんは、ぜったいに悪いことができなくなる『よい子バンド』をのび太の頭につけるが…!?
第224話:ドラミの最悪の一日
22世紀で用事ができたドラえもんの代わりに、ドラミがやってきた。ちこくしそうなのび太は、さっそくドラミに何か道具を出して欲しいとたのむが、なぜかドラミが出したのは、ガラクタやいらないものばかり。出したい道具が出せないなんて初めてだと、自分でもおどろくドラミ。 その後も、自分の出したい道具が出せないドラミは、すっかり落ち込んでしまう。そこで、のび太はドラミを誘い、しずかの家へ遊びに行くことに。 だが、しずかがお茶の用意をしている間に、のび太が小鳥のピーちゃんを逃がしてしまった! あわてるのび太に、ドラミが出した道具は…!?
第225話:世界一のメロンパン
ドラミの誕生日の朝、ドラえもんは世界一おいしいと評判のメロンパン専門店へと向かう。今日だけ400個の限定発売があると聞いたドラえもんは、メロンパンが大好物のドラミをよろこばせようと、ずっと前から考えていたのだ。 だが、店の前はすでに大行列で、すぐに1回目の販売が終了。ドラえもんはすぐに次の販売を待つ行列に並ぶが、女の子の小銭を拾ってあげているすきに列から離れ、買えずじまい。さらに次の販売でも、困っている人を放っておけず、列からはみ出してしまう。残されたチャンスはあと1回。気合を入れて最後の列に並ぶドラえもんだったが…!?
第226話:大あばれ、手作り巨大ロボ
いとこに作ってもらったというロボット“グランロボ”をじまんするスネ夫。大人の背丈ほどもある、大きなグランロボのパンチ力を試したいというスネ夫とジャイアンに、実験台にされたのび太は、くやしくてたまらない。 「ボクもロボットがほしい!」というのび太に、ドラえもんが取り出したのは、『タイタニックロボ』のプラモデル。なんと全長10メートルの巨大ロボットのプラモデルで、完成したら操縦席に乗り込み、動かすことができるのだという。 大よろこびするのび太だったが、部屋の中で作るにはあまりにも大きすぎるため、のび太とドラえもんはどこでもドアで人気のない山奥へ行き、プラモデルを作ることに。 翌日、またしてもグランロボに攻撃されたのび太は、宿題もやらずにプラモデル作りの続きに取りかかるが、大きすぎて、なかなか出来上がらない。さらに翌日、またまたグランロボにいじめられそうになったのび太は、雪が降る中、ひとりで作業を続け、タイタニックロボを完成させる。そして、操縦席に座り、スイッチを入れるが…!?
第227話:ころがる坂のつえ
またもやのび太のせいで野球の試合に負けてしまった。怒ったジャイアンに追いかけられ、ズタボロになったのび太が帰宅すると、ドラえもんが重力の方向を自由に変えられるという『リフトストック』で遊んでいた。スキー場でリフトなしで上り坂をすべり上がるための道具で、スイッチを入れた本人だけに効果があるのだという。 リフトストックを持って遊びに出かけたのび太は、ジャイアンとスネ夫に見つかってしまうが、リフトストックを使って、追いかけてくる二人をかわすことに成功。だが、リフトストックがマンホールのフタにひっかかってしまい…!?
第228話:のび太の0点脱出作戦
4回連続で0点を取ってしまったのび太に、怒りで言葉も出ないママ。明日のテキストでまた0点を取ったら、どんなことになるのか…。青ざめたのび太は、勉強をはじめるものの、まったく自信がない。 そんなとき、「タイムマシンで1週間後に行けば、明日のテストの答案も返されているはず。それを手に入れれば、どんな問題が出るかわかるはず…」とひらめいたのび太。 ドラえもんを部屋から追い出すと、さっそくタイムマシンで、1週間後のしずかの部屋へと向かう。だが、しずかの机の周りにはなぜかバリアが張ってあって…!?
第229話:のび左エ門の秘宝

宝探しをしているというのび太とドラえもんに会ったジャイアンとスネ夫、しずかは一緒に探しはじめるが、苦労の果てに見つけることができたのは、のび太へのお年玉だった。ただお年玉をもらうだけではつまらないからと、パパが宝探しを演出したのだ。だが、中に入っていたのは、前借りした分が引かれた、わずかなお金。がっかりしたのび太は、本物の宝探しがしたいと言い出す。 するとパパが、“のび左ェ門”という七代前の先祖が、「朝日差す、夕日輝くのびのび山、後の世のため黄金三千枚」と書き記した巻物を、押入れから出してくる。だが、肝心のかくし場所が書かれた部分はちぎれてなくなっていた…。 のび太とドラえもんは、黄金三千枚を手に入れるため、タイムマシンで江戸時代へと向かう。着いて早々、盗賊(とうぞく)とまちがわれ、捕らえられそうになったところを、しずかの先祖“おしず”に助けられた二人。その後、のび左ェ門の家をたずねると、その息子の“のび作”が、黄金三千枚のありかが書かれた巻物と共に、盗賊にさらわれたことがわかり…!?
第230話:のび太の夢物語
テレビを見ていたのび太は、パパとママから「早く寝なさい!」と怒られてしまう。自分の部屋にもどったものの、「もっとテレビが見たい!」と大さわぎするのび太にあきれるドラえもんだったが、「かわりに夢でも見る?」と、『ドリーム・プレーヤー』を取り出す。付属のディスクを入れれば、SF、スリラー、時代劇、メロドラマなど、どんな夢でも見ることができるという道具だという。 その中には、ためになる夢を見ることができる“教訓ディスク”も含まれていたが、ドラえもんから「これはキミには関係ないね」といわれたのび太は、その教訓ディスクをプレーヤーに入れて眠りにつくことに。 すると、夢の中に真面目で“模範的(もはんてき)なのび太”が出現! 「ボクの言うとおりにしていれば、りっぱな少年になれるのだ」と言われ、ジョギングや勉強をさせられたのび太は、うんざりしてしまう。なんとか目を覚ますと、“海賊(かいぞく)のぼうけんストーリー”のディスクを入れ、再び眠りにつくのび太だったが…!?
第231話:半分の半分のまた半分
テレビのチャンネル争いをしていたのび太とドラえもんは、ママから「いっそのこと、テレビを半分こにしたら」と言われる。それを聞いたドラえもんは、ポケットから『半分こ刀』を取り出した。この刀で切ると、どんなものでも、元の大きさの半分の体積になるという。 さっそくテレビを半分にした二人が、それぞれのテレビを見て楽しんでいると、しずかから電話がかかってくる。一緒に宿題をやる約束をしていたのだ。困ったのび太は、自分の体を半分にしてしまう。一人ののび太はテレビを見続け、もう一人ののび太はしずかの家へと向かうが…!?
第232話:あの日あの時あのダルマ
亡くなったおばあちゃんの形見で、ママが大切にしている指輪をこっそり持ち出し、失くしてしまったのび太。力を落とすのび太を見かねたドラえもんは、失したものの形を思い浮かべてボタンを押すと、手元に戻ってくる『なくし物とりよせ機』を取り出す。 指輪を取り戻すことができたのび太は、ママに捨てられたマンガ本、昔のオモチャなどを次々と取りよせる。一方のママは、自分が指輪を失くしてしまったのだと思い込み、大あわて。財布がなくなったとウソをついて、ドラえもんからなくし物とりよせ機を借り、指輪を取り戻すが…!?
第233話:のび太としずかの愛の家
今日はバレンタインデー。ドキドキしながら登校したのび太は、しずかが出木杉に手作りチョコをあげているのを見て、大ショック! 「ぼくだってしずかちゃんの手作りチョコを食べてみたい!」とドラえもんに泣きつく。 するとドラえもんは、のび太を空き地に連れて行き、ポケットから『即席スイートホーム』という道具を取り出した。この家に誰かと一緒に入ると、後から家に入った人が先に入っていた人を好きになるのだという。それを聞いたのび太は、さっそく、しずかを連れて来る。スイートホームに入ったしずかは、すっかりのび太に夢中になるが…!?
第234話:勝利をよぶチアリーダーてぶくろ
スネ夫とオセロ対決をしたのび太は、途中、勝っていたにもかかわらず、結局全敗。周りにいた女の子たちがスネ夫を応援したから負けたんだ!といじけるのび太を見たドラえもんは、ポケットから『チアリーダーてぶくろ』を取り出す。このてぶくろを女の子にはめて応援してもらうと、何をやっても勝つことができるというのだ。 のび太は、てぶくろを手に再びスネ夫の家へ。女の子たちの応援でオセロ対決に勝利するが、スネ夫からかけっこで勝負しようと言われてしまう。女の子たちが帰ってしまい、困ったのび太は、しずかに応援してもらおうと考え…!?
第235話:山おく村の怪事件
両親の結婚記念日に何かプレゼントしたいと考えたのび太は、用事で22世紀に帰ったドラえもんのかわりにやって来たドラミに相談。近所から響いてくる建設工事の騒音がうるさくて、せっかくの日曜日にゆっくりできずに困っているパパとママを、静かな場所に連れて行ってあげようと考える。 ドラミがコンピューターで静かな場所を探すと、山奥山にある“山おく村”が該当するという結果が出た。『どこでもドア』で山おく村に行ってみたところ、雪深いその村は人がまったく見当たらず、不気味なほど静まり返っていた。 のび太とドラミは、その中の一軒の民家にパパとママを招待することに。だが、「村に誰もいないのは、もしかしたら雪女が出現して村人たちをおそったのではないか」というパパの冗談に、のび太はふるえ上がってしまう。 さらに、その直後、誰もいないはずの場所に人影が映ったり、雪の中に足あとが残っていたり…とふしぎな出来事が相次ぎ、のび太は雪女のしわざだと言い出すが…!?
第236話:空想動物サファリパーク
スネ夫から、馬に乗って高原を散歩したとじまんされたのび太は、空想上の生き物とは知らず、ペガサスに乗ったことがあるとウソをついてしまう。スネ夫から、自分もペガサスに乗せろと迫られたのび太が、おそるおそるドラえもんに頼んだところ、それを聞いたドラえもんは、「そんなことか」と言い、『サファリクラフト』という道具を取り出した。 だが、そのクラフトは4人乗りで、ドラえもんのほかに3人しか乗ることができない。くじ引きをしたところ、スネ夫だけが留守番役になってしまう。ところが、スネ夫はドラえもんを押し飛ばし、強引にクラフトに乗り込むと、てきとうにハンドルをにぎり、出発してしまうのだった! クラフトがたどり着いたのは、地球上のものとは思えない奇妙な植物が生息する世界。そこに突然、立派な翼を生やしたペガサスが出現したため、一同はびっくり! しかもその直後、スネ夫がペガサスに蹴飛ばされ、林の奥へと飛ばされてしまう。みんなは急いでスネ夫を探しに行くが…!?
第237話:未来世界の怪人
のび太としずかがバドミントンで遊んでいると、空から突然、巨大化したシャトルが落ちてくる。スネ夫も、庭に植えた花の種がいきなり成長してビックリ! こんなイタズラができるのは、ひみつ道具を持っているドラえもんしかいない。怒った3人に責められるものの、身に覚えのないドラえもんは、真犯人をさがすことに。 なんと犯人はジャイアンだった! 道でひろった鞄(カバン)の中に、ひみつ道具が入っていたのだという。ジャイアンは返す気はないと言い、追いかけてきたみんなを金魚鉢の中に閉じ込めると、置き去りにしてしまう。 その後、のび太たちは22世紀からやって来た刑事に助けられる。22世紀の倉庫から最新型の『四次元鞄』が盗まれたため、行方を追ってやって来たという刑事に、鞄をひろった人物がジャイアンであることを教えるが、その直後、その男は刑事ではなく、なんと未来の世界から超小型ばくだんを盗み出した犯人だったことが判明! 地球が吹き飛ぶほどのパワーを持っているというその超小型ばくだんは、ジャイアンが拾った四次元鞄の中に入っているらしい。のび太たちは大いそぎでジャイアンをさがすが…!?
第238話:ドラえもんが生まれ変わる日
たん生日の前日、子守用ロボット学校のパーティに出席するため、22世紀に帰っていたドラえもん。同じ頃、のび太はプレゼントのドラ焼きを買い、しずかたちとドラえもんのお祝いをしようと計画していた。 そこへ、セワシとドラミがあわてたようすで、22世紀からやってくる。なんと、ドラえもんが何者かにゆうかいされたというのだ! 22世紀では最近、ロボットが立て続けにゆうかいされる事件が多発しているらしい。 大急ぎで未来の世界にやって来たのび太たちは、さっそく手わけして、ドラえもんの行方をさがすことに。のび太は、ドラミやしずかと一緒に、ロボット学校のクラスメイト・パワえもんやノラミャー子に会いに行くが、まったく手がかりはつかめない。はたして、ドラえもんを連れ去ったのは、だれなのか? そして、ドラえもんはぶじ、のび太のもとに帰ってくることができるのか…!?
第239話:ようこそ、地球の中心へ(前編)
裏山に掘られた穴を地底人の仕業だと主張するのび太。だが、スネ夫から、その穴はただの古井戸だとバカにされ、くやしくて仕方がない。そんなのび太に、ドラえもんは『異説クラブメンバーズバッチとマイク』という道具を取り出す。このマイクに異説を吹き込むと、メンバーズバッチをつけた人はみな同じ考えになり、その異説の世界が本当になってしまうというのだ。 さっそく、天動説(地球は平らで宇宙の中心にあり、太陽も月も地球を中心に回っているという説)の世界を体験したのび太たちは、地球の真ん中が空っぽだという「地球空洞説は正しい!」という異説をマイクに吹き込み、地底世界を作ることに。地上から水をひき、植物の種をまき、『動物粘土』で男女一人ずつ地底人を作った二人。すると翌日には、地底世界一面に植物が育ち、地底人にも子どもができていた。 のび太たちは大よろこびで、彼らに家の作り方と言葉を教える。だが、順調に完成していくかと思われた地底世界に、あるキケンが迫ろうとしていて…!?
第240話:ようこそ、地球の中心へ(後編)
平和だった地底国で、のび太が『動物粘土』で作った失敗作の怪物があばれし、大さわぎになってしまう。怪物を追い払ったのび太は、ピロンたち地底人が安心して暮らせるようにと、ドラえもんやしずかと石器の作り方を教える。ついにピロンたち地底人は、石器文明に到達したのだ。 翌日、のび太たちが地底国を訪れると、ピロンたちは石を切り出し、金やダイヤモンドを掘り出していた。みごとに発展をとげた地底世界におどろいたのび太は、そろそろスネ夫に地底人が存在するところを見せてギャフンと言わせようと考える。 地底国に足を踏み入れたスネ夫とジャイアンは、ただただビックリ! そんな中、ピロンがのび太たちにお願いがあると言い出した。一度でいいから、地上の世界を見てみたいというのだ。のび太たちはピロンを連れて地上に戻るが、その一方で、地底世界から持ち出した金のかたまりを見せびらかせ、「地底国に行った」と言いふらしていたスネ夫たちは、怪しい男に呼び止められて…!?
第241話:しずかちゃんが消えた!?
しずかの誕生日。誕生日会に出かけようとしたのび太は、ドラえもんにネズミを追い払ってほしいと頼まれる。パニック中のドラえもんが差し出したのは『変身ドリンク』。ドラえもんの言うとおり、このドリンクを飲んでネコの姿を思い浮かべたのび太はネコの姿に大変身! ネズミを追い払うことに成功し、元の姿に戻ったのび太は、誕生日プレゼントの髪かざりと、ママからしずかのママに渡すよう頼まれた黒豆酢ドリンクを持ち、大あわてでしずかの家へ。だが、黒豆酢と変身ドリンクをまちがえていて…! そうとは知らず、変身ドリンクを飲んでしまったしずか。そのとき、白いネコがしずかの部屋に迷い込んできたため、しずかはネコに変身! リビングに戻ってきたネコのしずかは、外に放り出されたあげく、迷子になっていたネコと間違われ、飼い主に連れて行かれてしまう。 ドラえもんがやって来たことで、しずかが変身ドリンクを飲んだことに気がついたのび太たち。変身してから6時間をすぎると元の姿に戻ることができなくなると聞いたのび太たちは、大急ぎでしずかを探すが…!?
第242話:のび太のプロポーズ作戦
パパとママの結婚記念日。パパが毎年かすみ草の花束をプレゼントするのをふしぎに思ったのび太は、二人が結婚を決めたときのことをたずねる。すると二人はお互いに、相手が結婚してくれと泣きついてきたのだと言ってゆずらず、大ゲンカになってしまう! どちらの言い分が正しいのかを確かめようと、ドラえもんは『ウソ発見器』を出すが、おどろくことに、どちらもウソではないとの結果が出た。さらにヒートアップする二人に困ったのび太とドラえもんは、タイムマシンでパパとママが結婚を決めた12年前の11月3日へと向かう。 待ち合わせの時刻が過ぎているのに、まだ眠っていたパパ。のび太はパパを起こして待ち合わせ場所まで急がせるが、そのおせっかいがきっかけとなって、若いパパとママは大ゲンカ。すると、のび太の姿がどんどん薄くなってしまう。二人の結婚が遠のき、未来が変わっていくせいで、のび太の存在が消えかけていたのだ。あせったのび太は、パパとママを仲直りさせて結婚させなければと必死になるが…!?
第243話:ドラえもんがダイエット!?
大好きなミイちゃんがスレンダーなオスネコと歩いているのを見たドラえもんは、「ミイちゃんは太ったネコが嫌いなんだ」と、くぐり抜けるだけでやせられる『ヤセールトンネル』を取り出す。ところが、逆方向からくぐり抜けたため、129.3キロの体は200キロに激太り! しかも、逆からくぐり抜ければ元に戻れるはずが、トンネルをこわしてしまった! そこで70キロの減量を目指し、過酷なダイエットを強いられる『ダイエットン』を取り出すが、150キロダウンを目標とするのだとカンちがいされ、ランニングやエアロビクスなど、つらいダイエットを強要されてしまい…!?
第244話:野比家の家計が大ピンチ
酔っぱらって帰宅したパパが、今月分の生活費を入れた封筒を落としてしまった。のび太たちに預けたような気がすると言い出すパパだったが、「子どものせいにするなんて!」とママに叱られてしまう。 このままでは、今月のおこづかいがもらえなくなってしまう。そこで、ドラえもんとのび太は、タイムマシンで昨夜のパパのもとへ。ガード下のおでん屋台に課長とやって来たパパ。のび太たちは、パパが上着のポケットから銀行の袋を取り出し、カバンにしまうのを確認するが、二人が犬に追いかけられている間に、パパの姿が消えてしまい…!?
第245話:正義の味方セルフ仮面
正義のヒーローがかつやくするテレビ番組を見たのび太は、自分を助けてくれる“正義の味方”がほしいとドラえもんに頼むが、相手にされない。自分で考えようとしたのび太だったが、そのまま寝てしまう。 翌朝、目が覚めたのび太は、宿題を忘れていたことを思い出し、大あわて。するとどこからか、“セルフ仮面”と名乗る正義の味方が現れ、宿題を手伝ってくれた。のび太はドラえもんが自分のためにヒーローを出してくれたのかと感謝するが、ドラえもんは知らないという。 その後、学校へ向かったのび太は、公園でジャングルジムから落ちそうになっている男の子・智也と出会う。登ってはみたものの、怖くて降りることができなくなってしまったらしい。のび太が手助けして降りようとするが、一緒に落ちそうになってしまう。 そこに登場したのが、またもやセルフ仮面だった。のび太は、ピンチのときに必ずセルフ仮面がかけつけてくれることに、大よろこび。わざとピンチの状況を作って、セルフ仮面をよぶようになり…!?
第246話:いそうろうジャイアン
家出したジャイアンが「今日からここで暮らす」とのび太の家にやってきた。居候(いそうろう)の身だから何でも言いつけてくれと言うわりには、のび太のゲームを壊したり、ドラえもんのドラ焼きを食べたりと、やりたい放題。 困り果て、帰宅をすすめるのび太たちに、ジャイアンは、「これまで母ちゃんに叱られてばかりでほめられたことが一度もない」と辛い悩みを打ち明ける。 同情したドラえもんは、どんな家でも居候として認められる道具『いそうロウ』を取り出す。だが、道具を使ったジャイアンは、結局のび太の家に居候し続けて…!?
第247話:友だちになってチョンマゲ
パパの知り合いのツテで、アイドル・伊藤つばさの撮影を近くで見ることができるスネ夫が、うらやましくてしかたのないのび太とドラえもん。そこでドラえもんが取り出したのは、『七人の知り合い』という、チョンマゲ型のカツラのような道具。この道具を使うと、世界の人々は間にだいたい6人の知り合いをはさめばつながっているという論理をもとに、どんな人とでも知り合いになれるのだという。 さっそくチョンマゲを被り、つばさと知り合いになりたいとお願いをしたのび太。すると、チョンマゲはのび太をしずかの家に連れて行き、しずかの頭へと飛び乗って…!?
第248話:雨男はつらいよ
父の日の前日。明日は大好きなゴルフだというのに、元気の無いパパを心配したのび太とドラえもんは、『心の声スピーカー』で悩みを探ることに。すると、そのゴルフこそが悩みの原因だということがわかる。会社の命運がかかった契約を取るため、得意先の社長を連れてゴルフに行くことになっているのだが、パパが雨男であるという理由で、上司から嫌味を言われて気が重いらしいのだ。 そこで、雨男なのか晴れ男なのかがわかる『雨男晴れ男メーター』ではかってみたところ、パパはマイナス8.5と低く、筋金入りの雨男であることがわかった! パパの雨男ぶりを打ち消すほどの晴れ男をゴルフ場の近くまで連れて行けば、なんとか晴れ間が保てるのではないかと思いついたのび太たちは、急いで晴れ男をさがすことに。 なんとか晴れ男を見つけ出したものの、ゴルフ場に行けないと断られたり、新たなる雨男が出現したりと、ピンチが次々と二人をおそう。しかも、取引先の社長は、大の雨ぎらいであることがわかり…!?
第249話:あべこべ惑星
テストで0点を取ったのび太は、七夕の短冊に「りこうになりたい」と、切ない願いを書く。それを見たドラえもんは、『望遠ミラー』で広い宇宙をのぞいてみたら、きっと悩みも晴れるだろうと提案する。さっそく星空を眺めていたのび太は、地球にそっくりな星を発見。その星には日本にそっくりな島もあり、なぜか左右が反対になっていた。興味を持った2人は、その惑星に出かけることにする。 到着してみると、そこには、地球とはなにもかもがあべこべの世界が広がっていた。ネコはワンと鳴き、イヌがニャーとほえ、ママが背広を着て仕事に出かけ、パパがエプロンを着けて見送っていた。そして、この星ののび太は女の子で、日本一の天才小学生だった。ドラえもんはぐうたらな性格の女性ロボットで、天才すぎるのび太を少しでものろまでおバカにするために未来からやって来ているとわかる。 あべこべの星の自分と対面し、学校について行ったのび太は、一度でいいから天才気分を味わってみたいと、天才少女・のび太と少しの間、入れ替わることにするが…!?
第250話:スネ夫ゆうかい事件
誘拐事件のサスペンスドラマを見たスネ夫は、お金持ちでカッコいい自分も誘拐されてしまうかもしれないと思い込み、のび太とドラえもんにボディガードをたのみこむ。高級メロンをごちそうになってしまった二人は断ることができず、塾に出かけるスネ夫を背後から見守ることに。だが、目を離したすきに、スネ夫の姿がこつ然と消えてしまった! あわてた二人は、タイムマシンで10分前に戻り、先回りして犯人をつかまえようと考える。犯人らしき怪しい男を見つけて追跡するが、それはカン違いだった。急いでスネ夫のもとに戻ると、またもや彼の姿が消えていて…!?
第251話:ドラえもんやめます
ジャイアンのコンサートに無理やり誘われたのび太たちは、新曲発表があるから二時間は熱唱すると言われてしまう。助けを求められたドラえもんが出したのは、食べると辞めたくなってしまう『辞ニンジン』。「これを食べると、歌がうまくなる」と言って辞ニンジンを食べさせると、ジャイアンは「今日で歌手を辞任する」と言い、走り去っていった。 その後、0点のテストを見つけたママからお説教されそうになったのび太は、ママにもニンジンを食べさせ、ママを辞任すると言わせてしまう。さらに、そのことを注意したドラえもんにもニンジンを食べさせて…!?
第252話:コンチュウ飛行機にのろう
スネ夫に、ハワイで知り合いの自家用飛行機に乗せてもらったとじまんされたのび太は、うらやましくてたまらない。自分も乗ってみたいとのび太に相談されたドラえもんは、『ムシムシ操縦ハンドル』という道具を取り出した。このハンドルを虫につけると、その虫を自由に操ることができるという。虫に乗って空を飛んでみようというのだ。 さっそく、ムシムシ操縦ハンドルを持って、空き地にやって来たのび太とドラえもん。ガリバートンネルをくぐって小さくなった二人は、トンボにハンドルをつけて、その背に乗ることに成功。大空を自由に飛びまわって大よろこび! その後、しずか、ジャイアン、スネ夫も一緒に虫に乗って遊ぶことに。調子に乗ったジャイアンは、誰がいちばん早く裏山のてっぺんに到着するか競争しようと言い出す。 そのせいで、スネ夫が乗っていたギンヤンマがクモの巣に引っかかり、ジャイアンが乗ったオニヤンマが、スズメバチにおそわれてしまう! なんとかスネ夫を救出したのび太たちは、ジャイアンの行方をさがすが…!?
第253話:海に入らず海底を散歩する方法
夏休み。しずかやジャイアンを誘い、四丈半島の別荘にいるスネ夫から、手紙と写真が届いた。フランス製のクルーザーに乗ったり、とれたてのサザエやアワビを食べたり…とじまんが書かれた手紙に、のび太は涙を流してくやしがる。 そんなのび太に同情したドラえもんが取り出したのは、『水よけロープ』。このロープで作った輪の中に入ると、バリアのようなものができ、海底の中でも、地上にいるときと同じように過ごすことができるというのだ。 さっそく四丈半島へ向かった二人は、ロープで輪を作って、海の中に入り、海底散歩を楽しむが…!?
第254話:真夏に冬がやってきた
ある暑い日、ジャイアンから野球の練習に誘われたのび太は、「夏は暑いからキライ、はやく冬にならないかなぁ」とボヤく。それを聞いたドラえもんは、日付を自由に変えられる『気まぐれカレンダー』を取り出す。このカレンダーの日付を変えると、世界中がその日になり、気候も日付の季節になるというのだ。 さっそくカレンダーを2月にすると、真夏から真冬の気候に急変化! 野球の練習がなくなり、調子に乗ったのび太は、カレンダーを12月25日に変更。その直後、プールを楽しみにしていたしずかのために、8月に変えてしまう。
第255話:だから、ユーレイは出た
めずらしくスネ夫から別荘旅行に誘われたのび太とドラえもんは、しずかやジャイアンと一緒に、海の近くにある骨川家の別荘を訪れる。夜には、スネ夫の提案で、スペシャルイベントと題して、のび太の苦手な肝試しをすることに。オバケのふりをしたジャイアンとスネ夫におどかされたのび太は、恐怖のあまり、森の中へと迷い込んでしまう。 探しにやって来たみんなと無事合流したのび太だったが、その先に見つけた廃校で、ガイコツがスーッと動くのを目撃! 今度はのび太だけでなく、全員が一目散に逃げ出す。 あれはユーレイだったのか!? 真実を確かめるために、翌日、のび太たちはもういちど廃校へ。すると、音楽室で掃除をしている3人の子どもたち、健太、則夫、英子に出会う。英子によると、この廃校にはピアニスト志望だった女の子のユーレイが出るというウワサがあるらしい。 その後、海に遊びにやって来た不良たちが、夜、廃校に忍び込んで落書きするつもりらしいことに気づいたのび太たちは、先回りをし、ユーレイのふりをしておどかしてやろうと考えるが…!?
第256話:のび太の中ののび太
今日はのび太の誕生日。なのに、ドラえもんは忙しいと言って相手にしてくれず、しずかやジャイアン、スネ夫にも忘れられ、ママからはいつも以上にお説教され、すっかり落ち込んでしまう。 そんなとき、見たい夢を見ることができる道具『ユーメー人』を見つけたのび太は、せっかくの誕生日、夢の中だけでも楽しもうと思いつく。だがこの道具は、現実よりも夢の中にいる方が楽しくなってしまうため、眠り続けて夢から出てくることができなくなるという恐ろしい側面を持っていた! のび太が使ったことを知り、あわてるドラえもん…。 そんなことはつゆ知らず、のび太が夢の世界を楽しんでいる頃、しずかとジャイアン、スネ夫が大きなケーキを持って、のび太を訪ねて来る。3人はのび太をおどろかせようと、わざと誕生日を忘れたフリをしていたのだ。 ドラえもんから事情を聞いた3人は、ドラえもんと共に、のび太の夢の中に入ることに。すると、夢ならではの奇妙な世界が広がっていて…!?
第257話:幸せな人魚姫
のび太の家に、ママの友だちが娘のベソ子といっしょに訪ねてくる。だが、すぐ泣くベソ子が苦手なのび太は、ドラえもんに相手を押しつけて遊びに出かけてしまった。 ドラえもんはベソ子にせがまれ、人魚姫の絵本を読んであげるが、悲しい結末を聞いたベソ子は泣き出してしまう。何も知らないママから、「小さい子を泣かせたらだめじゃないの」と怒られたドラえもんは、とんだとばっちりに大激怒。ポケットから『絵本入り込みグツ』を出し、人魚姫の絵本の中に入り、物語をハッピーエンドに変えることに。 本来の物語では、人魚姫が人間になる薬を魔女にもらうために、美しい声を失ってしまい、自分が王子の命の恩人であることを明かすことができないことから悲劇がはじまるため、ドラえもんは『ブツブツ交換機』を使って、人魚姫の声ではなく、髪飾りと薬を交換させることに成功する。 これでハッピーエンド間違いなしと現実世界に戻るドラえもん。だが、王子は隣国の王女と結婚し、人魚姫は海の泡となって消えてしまう結末は変わっておらず…!?
第258話:恋するドラえもん
大好きなドラ焼きにも反応しないドラえもんをふしぎに思ったのび太が理由をたずねると、街で見かけたかわいいネコにひと目ボレしてしまったという。ドラえもんが恋をしたのは、大きな屋敷に暮らす、真っ白なペルシャネコのリアだった。窓越しにリアの姿をながめながら、「お嫁さんになってほしいなあ」とデレデレのドラえもん。だがその直後、ドラえもんとのび太は、となりの家の屋根の上からリアのほうを見ている黒ネコの存在に気づく。 まずは、彼女にプレゼントを贈ることを決めたドラえもんは、未来デパートで22世紀のネコグッズをたんまり買い込み、『どこでもドア』で、リアの暮らす部屋を訪れる。突然の来客におどろいたリアだったが、「ドラえもんさんってすごいのね」と大よろこび。有頂天になったドラえもんは、いつもひとりで留守番しているというリアに、これから毎日会いに来ると約束し、翌日にはプロポーズを決意する。 そんな中、リアから「一度でいいから、きれいな野原を歩いてみたい」と言われたドラえもんは、彼女を花の咲く野原へと連れ出すが、そこに、あの黒ネコが現れて…!?
第259話:ダメ犬、ムク
スネ夫から、ペットじまんをされ、「おれんちのムクにもできる!」と言い返すジャイアン。さっそくジャイアンがムクを連れて空き地にやって来ると、しずかが文鳥のピーちゃんを探していた。ジャイアンは大いばりでムクにピーちゃんを探させるが、ムクがたどり着いたのは、なんと、焼き鳥屋!しずかはショックで泣き出してしまい、怒ったジャイアンは「お前はもうウチのイヌじゃない」と、ムクを突き放す。 のび太から事情を聞いたドラえもんは、どんなにドジなイヌでも宝物を探し出すことができる『ここ掘れつけ鼻』を出し、ムクにつけてみるが…!?
第260話:こびとロボットははたらき者!?
昼寝ばかりしていてママに叱られたのび太は、グリム童話の「小人と靴屋」のように、寝ている間に仕事をしてくれる道具が欲しいと言い出す。それを聞いたドラえもんが出したのは『こびとばこ』。この箱に頼みごとをしてから寝ると、中からこびとロボットが出てきて、寝ている間にどんな仕事でもしてくれるというのだ。 のび太はさっそく、ママに頼まれた靴みがきを依頼。ロボットたちは、のび太が玄関で寝ている間に見事に靴をみがきあげる。調子に乗ったのび太は、しずかの草むしりを引き受けたり、スネ夫の家の車を直したりするが…!?
第261話:のび太は世界にただ一匹
イリオモテヤマネコが絶滅(ぜつめつ)寸前で国際保護動物だと知ったのび太は、ドラえもんがポケットから出した『国際保護動物スプレー』を手に、絶滅しそうな動物を保護しようと出かける。このスプレーを珍しい動物にかけると“国際保護ガス”がしみついて、“国際保護匂い”が出るため、敵に狙われることもなく安心して生きていけるというのだ。 飼い主にひどい扱いを受けている老犬にスプレーしたり、飼い主に捨てられそうな子ネコたちに吹きかけたりして、いい気分になるのび太だったが、その後ジャイアンとスネ夫に追い回されたあげく、先生には怒られ、ママにもこっぴどく叱られ…と不運が連発。「だれも僕のことなんか大切に思っていないんだ」と落ち込んだのび太は、なんと、自分にスプレーをかけてしまう! あわてるドラえもんとは対照的に、ママから豪華なおやつを用意してもらい、ジャイアンとスネ夫から土下座で謝られ、しずかにも大事にされ、大よろこびののび太。だが、国際保護動物になったのび太は、世間の注目を集め、報道陣に取り囲まれ、さらには研究所に呼び出されてしまい…!?
第262話:大あばれ!のび太の赤ちゃん
ジャイアンとスネ夫から不器用だとからかわれたのび太は、何かスゴいものを作り、アッといわせてやろうと考える。さっそくドラえもんに頼みこむが、ドラえもんは用事があるらしく、「机の前にある機械には、ぜったいにさわっちゃダメだよ」と言い残して、出かけてしまった。 さわるなと言われたのび太は、逆に気になってしかたがない。説明書を読んだところ、その機械は『架空動物製造機』といい、架空動物を作ることができるという。のび太は、機械を引き取りに来た未来デパートの配達人を追い返すと、何ができるのかわからないまま、機械に指示された材料を集めて、スイッチを入れてしまう! 帰宅したドラえもんから、この道具は販売中止になったもので、なぜか超能力生物が生み出されてしまうというアクシデントが相次ぎ、未来では作り出された超能力生物たちが勝手に仲間を増やし、人間を征服しようとして大さわぎになっていると聞かされたのび太は大あわて。いそいで機械を止めようとするが、時すでにおそく、すでに超能力生物“ミュータン”が誕生していた…!
第263話:野比家が巨大迷路に!?
ママに連れられて行った大きな家で、トイレに行こうとして迷ってしまったのび太は、帰宅後、「うちも、でっかい迷路みたいな家にしてよ」とドラえもんに頼みこむ。それを聞いたドラえもんは、家を迷路のようにして遊ぶことができるという『ホームメイロ』を取り出した。 まず1回だけ回してみたところ、大きな震動と共に家の間取りが変わったからビックリ! 迷路になった家の中を探検し、大よろこびののび太。ところが、調子に乗ったのび太は、もっとむずかしい迷路にしようと、ドラえもんが止めるのも聞かず、ホームメイロをぐるぐる回してしまい…!? 「虹のビオレッタ」
第264話:虹のビオレッタ
ジャイ子が自費出版したマンガ『虹のビオレッタ』を、ジャイアンにむりやり買わされたのび太。その代金は、ドラえもんのドラ焼き代まで借りて、ゴロゴロコミックを買うために用意していたものだった…。どうしてもゴロゴロコミックをあきらめられないというのび太のために、ドラえもんは『CMキャンデー発射機』を取り出す。 早速、ママの口にキャンデーを発射したところ、しゃべるたびに「ゴロゴロコミック」と言い出し、それを聞いたパパがゴロゴロコミックを買ってきてくれた! 同じ頃、ジャイアンはジャイ子の本が売れずに困っていて…!?
第265話:あの窓にさようなら
足をくじいて3日間も学校を休んでいたのび太は毎日、窓から見えるけしきをながめて過ごすしかなく、たいくつ気味。 そんなのび太のために、ドラえもんは『窓けしききりかえ機』を取りだす。あちこちの窓から見えるけしきが、自分の部屋の窓から見たけしきに切りかわって、うつしだされる道具だという。 さっそく、いろいろな窓のけしきをながめて楽しんだ、のび太。その後、デタラメに機械をいじってみたところ、ぐうぜん、気の弱そうな青年・ヒデキが窓ごしに告白するところを見てしまう…! だが、相手の少女・モモエは留守で、その上、ヒデキは急に村からはなれてくらすことになったらしく、2人はもう会えなくなってしまうのだ。 せつない別れのメッセージを聞いてしまったのび太とドラえもんは、ヒデキの思いをなんとか伝えてあげたいと思うが…!?
第266話:消しゴムでのっぺらぼう
絵がじょうずなクラスメートの五郎がかいた“理想の男子”の絵を見て、しずかは「こんなすてきな男の子がいたらいいのに」とウットリ。それを聞いたのび太は、自分の顔をかがみで見て、ため息をつくばかり…。 そんなのび太を見かねたドラえもんは、『取り消しゴムと目鼻ペン』を取りだす。その消しゴムで顔をこすると目、鼻、口などが消えて“のっぺらぼう”になり、ペンで新たな顔をかき入れると、そのとおりの顔立ちになるという。 さっそくのび太の顔を消し、かっこいい顔をかいてあげようとしたドラえもん。だが、大失敗してしまい…!?
第267話:おもちゃの兵隊
ジャイアンにおそわれそうになって、大いそぎでドラえもんに助けをもとめた、のび太。ところが、ドラえもんはいそがしくて手がはなせないから、自分のかわりに“力強い味方”を行かせるという。 ジャイアンになぐられそうになったそのとき、かわいらしい『おもちゃの兵隊』たちがやって来た! おもちゃの登場にのび太はガッカリするが、兵隊たちはあっという間にジャイアンをやっつけてくれた。 のび太が大よろこびしたのもつかの間、兵隊たちはママやしずかまでもが、のび太の敵だと思いこんで攻撃して…!?
第268話:熱血!のび太の運動会
運動会でおこなわれる、クラス対抗“20人ムカデ競争”のまとめ役に、のび太が選ばれた。だが、ムカデ競争が大のニガテなのび太は、やる気ゼロだ…。 あきれたドラえもんは『熱血まんじゅう』を取りだした。なんと、そのまんじゅうをひとつ食べるだけで、やる気まんまんの熱血人間になれるのだという。 ところが、のび太に食べさせようとしたドラえもんが、あやまって自分の口に入れてしまったのだ。 とたんに、熱い男に大変身したドラえもん! のび太はドラえもんから、みんなを空き地に集めて練習しろと追い立てられるが、クラスのみんなは用事があると言って集まらない。 そんな中、のび太はおやつとまちがえて熱血まんじゅうを食べてしまい、自分もついに熱血マンに…! のび太はクラスをまとめてムカデ競争で優勝しようとはりきるが、なぜかジャイアンは練習に参加してくれず…!?
第269話:宇宙人を追いかえせ!
近所に住むUFOマニアの円番さんから、「UFOの写真をとってきたら、こづかいをあげる」といわれれた、のび太。 スネ夫とジャイアンは「UFOなんているわけない!」とバカにするが、のび太はぜったいとってやるぞと、いきごむ。 そんな中、のび太は0点のテストをかくそうとして、部屋においてあったナゾの機械につまずいてしまう。 すると、その機械がなにやら動きはじめ、なんと窓からUFOが飛びこんできたから、ビックリ…! じつは、のび太がつまずいた機械は“未知とのそうぐう機”で、宇宙人を強引によびつける道具だったのだ。そして、そのUFOから 、“ヤギギ星人” がおりてきた…! ヤギギ星人は、おなかがすいて、かなり不機嫌なようす。のび太とドラえもんは急いで食事を出すが、口に合わないのか、「地球をレーザー砲でふき飛ばしてやる」とおこりだした。あせった2人は、おいしいものを次々と用意するが…!?
第270話:恐怖のジャイアンディナーショー
ジャイアンが、空き地でディナーショーを開くと言いだした! 歌だけでもおそろしいのに、なんと手料理までふるまう予定と聞き、ドラえもんとのび太は真っ青…。2人はジャイアンの作った料理で、ヒドイ目にあったことがあるのだ。 チケットを100枚売ってくるように押しつけられたものの、もちろんだれひとり買ってくれない。ゆいいつ買ってくれたのは、のび太に同情した出木杉だけだった。 ディナーショーを中止にするためのアイデアを出木杉からアドバイスされた、のび太たち。はたして、その方法とは…!? そして、ディナーショーのゆくえは…!?
第271話:のび太もたまには考える
「明日の算数のテストで0点を取ったら、幼稚園からやり直してもらう」と、先生にクギをさされた、のび太。めずらしく勉強しようとするが、ママから買い物をたのまれてしまう。 ため息をつくのび太を見て、ドラえもんは『能力ディスク』を取りだす。ディスクには、さまざまな人の能力が入っており、それを体にセットすると、1時間のあいだ、自分の能力として使うことができるのだ。 “マラソン選手の能力”を選んで、すばやくおつかいをすませたのび太は、ディスクの中に“数学者の能力”が入っていることに気がついて…!?
第272話:名犬!?チューケンパー」
みんなにバカにされ、さんざんな目にあった、のび太。同情してくれるかと思いきや、ドラえもんまで「悪いのはのび太くんだ」と、冷たい。それを聞いたのび太は「ボクのためだけを思う友人がほしい」と泣きだしてしまう。 そこで、ドラえもんが取りだしたのが、忠実な友だちになってくれる犬型ロボット“チューケンパー”。 だが、チューケンパーは主人であるのび太を思うあまり、何かとやりすぎてしまう。こまったのび太はだれにも会わない山の中でチューケンパーをあそばせるが、いきなりチューケンパーがほえてきたから、ビックリ! こわくなったのび太はチューケンパーをおいて、山から逃げだす。 主人には決してほえないはずのチューケンパーが、いったいなぜ…!? のび太はもう一度、山へ行ってみるが、どこに行ったのか、チューケンパーの姿は見あたらなくて…!?
第273話:のび太の町にブラックホール
ママのきげんをとるために、ゴルフバッグをはこぶ役目を引きうけたのび太。だが、重くて、すぐにへこたれてしまう。 見かねたドラえもんは、『ブラックホールペンとホワイトホールペン』を取りだす。ブラックホールペンで書いた円の中にモノをすいこませ、ホワイトホールペンで書いた円から出せば、重い荷物もラクラクとはこぶことができるのだ。 だが、調子にのってしずかのバイオリンをはこぼうとしたときに、ホワイトホールペンを落としてしまったから大変! しかも、ブラックホールペンで書いた円を消すのを忘れたせいで、次から次へと人やモノがすいこまれてしまい…!?
第274話:ジャイアンのいい所はどこ?
2人ひと組になって、友だちのいいところを作文に書くという宿題が出た。ジャイアンとペアを組むことになったのび太は、ジャイアンのいいところをさがすが、見つからなくてこまってしまう。 同情したドラえもんが取りだしたのが、『ソーナルペン』。このペンで相手のことを書くと、その人は書かれたとおりになるという。 その後、作文の仕上がりを気にするジャイアンから、空き地によびだされたのび太。あわててソーナルペンで「武くんはやさしい友だち」と書くと、ジャイアンが大変身して…!?
第275話:長い長いお正月
1月3日、なぜかのび太がゆううつな顔をしている…。ふしぎに思ったドラえもんが聞いてみると、一日中遊んでいてもおこられない“三が日”がもうすぐ終わってしまうのが悲しいのだと打ち明ける。 「せめてあと3日、お正月がつづいたら…」というのび太の言葉を聞いたドラえもんは、『三倍時計ペタンコ』を取りだす。 これをからだにはった人は、なんでもほかの人の3倍の速さでできるようになるのだという。つまり、1日が3日分の長さになるのだ…! さっそくうでにはったのび太は、「これでたっぷり遊べるぞ!」と大よろこびする。 そんな中、正月の遊びにあきたジャイアンとスネ夫から、「おもしろいものを出して!」と、たのまれたドラえもん。 そこで取りだしたのが、町中にちらばった絵札をさがす、未来のかるたゲーム『アクションカルタ』。 みんなといっしょにゲームに参加したのび太だったが、三倍時計ペタンコのおかげで、思いがけない展開に…!?
第276話:大パニック!スーパー赤ちゃん
ママが、友だちの赤ちゃん“よっちゃん”をあずかることになった。 お兄さん気分ののび太は、ママが買いものに出かけるあいだ、自分がよっちゃんのめんどうを見ると、大ハリキリ!! ところが、のび太がちょっと目をはなしたすきに、よっちゃんがとんでもないものを口に入れてしまったのだ…! よっちゃんが食べてしまったのは、未来デパートからまちがって配達された『強力ウルトラスーパーデラックスキャンディー』。なんと、なめると100万倍も力が強くなるキャンディーだった! よっちゃんのすさまじいパワーに、のび太とドラえもんはおされっぱなし! 遊びにやって来たジャイアンとスネ夫も、さんざんな目にあってしまい…!? そんなとき、野比家にさらなるキケンがせまって…!?
第277話:ほめればのび太も芸じゅつ家
有名な美術評論(びじゅつひょうろん)家だという、しずかのおじさんが、みんなのかいた絵を見てくれることになった。 はりきって絵を持っていったのび太だが、幼稚園のときにかいた絵だとまちがえられて、大ショック!! のび太をかわいそうに思ったドラえもんは、どんなヘタな絵でもかならずほめてくれる『ひょうろんロボット』を取りだす。このロボットがほめると、みんなもいっしょに感心してくれるのだという。 のび太はさっそく新しい絵とひょうろんロボットを手に、みんなのもとに向かうが…!?
第278話:右か左か人生コース
いつもとちがう道から下校してみたのび太は、イヌにかみつかれて大変な目に…。「右に行くか左に行くか、まよったときに正しい道を教えてくれる道具がほしい」とねだる。 ドラえもんが取りだしたのは、『コースチェッカー』。えらんだ道をすすんだ場合の予想を、最大15分先までうつしだしてくれるという。 さっそく、しずかの家に行くために『コースチェッカー』を使ったのび太。右がわの道をえらぶとドブに落ちるという予想が出るが、のび太はあらかじめわかっているなら道の真ん中を歩いていけばいいと思い、右の道を行くが…!?
第279話:風の子バンド
たこあげに行こうと、のび太にさそわれたドラえもん。だが、寒さに弱いドラえもんはこたつからはなれられない。 のび太から「いくじなし!」となじられたドラえもんは、寒さに強くなろうと、『風の子バンド』をかぶることに。このバンドは「寒い」「冷たい」などのことばを口にすると、そんごくうの輪っかのように、ギューッと頭をしめつけるのだ。 その後、たこあげに出かけたドラえもんはバンドに頭をしめつけられないよう、せいいっぱい寒くないフリをするが、なぜかもっと苦しむハメに…!? いったいドラえもんに何がおきたのか…!?
第280話:やりすぎ!のぞみ実現
「明日のテストが50点以下だったら、もういちど5年生をやってもらうぞ!」と先生におこられてしまったのび太。 落ちこんで帰ってくると、ドラえもんが『のぞみ実現機』をいじっていた。どんなのぞみでも自然な形でかなえてくれる道具で、ドラえもんは「どら焼きをおなかいっぱい食べたい」というリクエストをかなえてもらっていた。 それを見たのび太は、「調節がむずかしいからのび太くんには使いこなせない」とドラえもんが止めるのも聞かず、のぞみ実現機をスタート! まずは「ジャイアンをやっつけて」とオーダーしてみるが…!?
第281話:豪華!スネ夫のビンボーバースデー
スネ夫の誕生パーティーに招待された、のび太、ジャイアン、しずか。だが、高級品ばかり持っているスネ夫になにをプレゼントしたらよいのか思いつかず、こまってしまう。 3人にたのまれたドラえもんは、ひみつ道具の『アンケーター』を使ってスネ夫のほしいプレゼントをさぐるが、3人には手に入れられないものをリクエストされてガックリ…。 しかたなく、それぞれ思い思いのおくりものを用意してパーティーに出席した3人。しかし、スネ夫はどのプレゼントを見ても、じまんとイヤミを連発! あげくのはて、「キミたちみたいな庶民(しょみん)のくらしがしてみたい」とまで言いだしたから、みんなはムッ! そんなスネ夫のことばを聞いたドラえもんが『もしもボックス』をだすと、スネ夫は「もしも、ボクんちのお金がぜんぶなくなったら…」と大たんなおねがいをしてしまう。 すると、スネ夫のパパの会社がつぶれ、骨川家はとつぜん一文無しに!スネ夫はお金のない生活にたえられるのか…!?
第282話:ツルリン!先生がとまらない
テレビでオリンピックを見ているママを、のび太はなんとか外出させようと必死! じつは、これから先生が家庭訪問にやって来るため、ママにるすにしてもらいたかったのだ。 そんなとき、お米が配達されてきたが、ママは重くてはこぶことができず、大弱り。するとドラえもんが『まさつブラシ』を取りだし、まるで“カーリング競技”のように床をこすりはじめた。まさつブラシで床や地面をこすると、まさつが小さくなり、モノがスムーズに動くのだという。 それを見たのび太はブラシをうばい、先生が家までたどりつけないよう、せっせと近所の道をこすりはじめるが…!?
第283話:大富豪のび太
マンガ本にはさんだまま忘れていた、お年玉の1万円札を見つけたのび太は「これで何を買おうかな」とウキウキ!! そんなとき、パパとママが、物価の安かった時代について話しているのを聞いたのび太は、いいことを思いつく。 それは、『もしもボックス』で、うんと物価の安い世界に変え、この1万円でお金持ちになること! 『もしもボックス』のおかげで、大金持ちになったのび太は大よろこび! 好きなだけ買い物をたのしむが、お金持ちだからこその大さわぎにまきこまれ…!?
第284話:ペタンコローラーでおひっこし
ジャイアンのいとこが、ケーキをごちそうしてくれるという。ジャイアン、のび太、スネ夫は大よろこびでパクつくが、それはワナだった…!! いとこは、ケーキとひきかえに、ひっこしのてつだいをしろと命じてきたのだ!! その迫力を前に何も言えず、てつだいを引きうけるハメになった3人。ところが、いとこが出かけたすきに、ジャイアンとスネ夫が、のび太にすべてをおしつけて帰ってしまう。 こまりはてたのび太が泣きつくと、ドラえもんはどんなものでもペラペラのうすさにしちゃう道具『ペタンコローラー』を取りだす。ペタンコローラーでひっこしはできるのか…!?
第285話:のび太の耳にタコができる話
宿題もせずゴロゴロしているのび太を見かねたドラえもんは、ある道具を取りだす。そのスイッチを入れ、「時間がもったいないよ。“時は金なり”というだろ?」とおこったところ、のび太のまわりで光とお金が流れはじめたからビックリ! その道具は『具象化鏡(ぐしょうかきょう)』というもので、ことばの上の表現を目に見えるようにするものだという。 おもしろそうな道具だと思ったのび太は、具象化鏡を持ち出して、スイッチを入れっぱなしにして外出! 「耳のいたい話」「サルも木から落ちる」「絶望(ぜつぼう)のどん底」など、さまざまな言い回しをじっさいに体験することに…!?
第287話:のび太の遠足サバイバル
遠足で山に行くことになった、のび太たち。だが、とちゅうでバスが故障(こしょう)し、動かなくなってしまった。 そこへ、やって来たのがドラえもん。のび太の忘れものをとどけるために追いかけてきたのだが、みんなのピンチを知って『グレードアップえき』を取りだす。これをかければ、どんなものでも1時間だけ、性能をグレードアップさせることができるのだ。 グレードアップえきをかけると、バスはかっこよくグレードアップ! 故障もなおってふたたび出発することができた。 山についたのび太たちは頂上をめざして山のぼりを開始! すぐにバテてしまったのび太はグレードアップえきを足にふきかけて楽をしようとする。 しかし、転んだひょうしにグレードアップえきを落とし、サルにうばわれてしまったから大変! グレードアップしたサルは自分をからかったジャイアンとスネ夫を追いかけはじめて…!?
第288話:呪いのワラい人形
にらめっこをしてあそんでいたのび太の前を、しずかが通りかかった。のび太は、前髪を切りすぎたことを気にしているしずかをなぐさめようとするが、ヘンな顔をしたジャイアンが目に入り、思わず大笑い。前髪を笑われたとカンちがいしたしずかは、おこって行ってしまった。 その後、家に帰ってきたのび太は、ドラえもんがワラ人形にクギを打ちこもうとしているところを見てビックリ! だが、それはワラ人形ではなく、相手を笑わせる道具『呪いのワラい人形』だった…! のび太はこの人形を使って、ジャイアンをギャフンといわせようと考えるが…!?
第289話:細く長い友だち
結婚式に出席するため、パパとママが2日間、北海道に行くことになった。ところが、ドラえもんも急用ができ、2~3日のあいだ、家をるすにするという。 「ひとりぼっちで2日間もどうやって生きていけばいいの~」と、とほうにくれるのび太のために、ドラえもんが取りだしたのは、つぼに入った1本のロープ。ドラえもんによると、それは『世話やきロープ』という道具で、なんでも世話してくれるから安心してまかせておけばいいという。 のび太はさっそくロープにるすばんをたのんでみるが…!?
第290話:むかしのママはのび太!?
大切なたからものをつめこんだダンボール箱をママに捨てられてしまったのび太は、ガックリ。かわいそうに思ったドラえもんは『なくしもの呼び出しメガホン』を使って、取りもどしてあげることに。 帰ってきた箱の中はガラクタばかりだったが、のび太はどれもみんな思い出深いものなのだと力説! のび太は、なくしもの呼び出しメガホンを使って、これまでママに捨てられたたからものをぜんぶ取りもどして大よろこびする。 ところが、のび太が出かけたすきに、せっかく取りもどしたたからものを、またママが捨ててしまったのだ…! おこったのび太は、ママはきちんと片づけができる子どもだったのか、たしかめに行こうと決意。タイムマシンに乗りこみ、ママの子ども時代に向かうが…!? 小さいころのママ=玉子はどんな女の子だったのか…!? のび太とドラえもんが、玉子のピンチを救うことに…!?
第291話:ジャイアンに苦手を作れ
ジャイアンにからかわれ、みんなに笑われたのび太は「ジャイアンをギャフンといわせる道具を出してほしい」と、ドラえもんにたのみこむ。 ドラえもんが取りだしたのは、その名のとおり、ニガテなものを作りだす『苦手つくり機』だった。 さっそくのび太は、ジャイアンは子イヌ、スネ夫はネコがキライになるようにセット。みんなの前で小さな動物をこわがるすがたを見せて大よろこびする。 ところが、その苦手つくり機がスネ夫の手にわたってしまい…!?
第292話:出木杉にも苦手を作れ
勉強もスポーツもとくいな出木杉が気にくわないのび太は『苦手つくり機』を使って、出木杉にニガテなものを作り、ハジをかかせようとする。 だが、なぜかうまくいかず、逆に出木杉の株(かぶ)があがる結果に…。 そんな中、のび太は「明日のテストで、出木杉よりもよい点数を取る!!」と、みんなの前で宣言! その夜、出木杉がテストをニガテになるよう仕組んでおくが…!?
第293話:しずかちゃんとおじいの木
うら山にある “おじいの木”は、子どもたちみんなが遊び場として親しんできた桜の大木。この木がとつぜん、切られることになった。 それを知ったしずかはとたんに元気をなくし、のび太に「おじいの木をたすけて!」とたのみこむ。 ドラえもんとのび太は『ひものゆうれい』や『空間ひんまげテープ』を使って作業員たちを遠ざけるが、なかなかあきらめてくれない。 そこで3人は、「おじいの木を守ろう!」というビラを作って、町の人々によびかけてみることに…。 だが、どんなにがんばっても、おじいの木が切られる運命は変えられそうになかった。それでも、しずかはあきらめようとしない。 しずかがそんなにも必死におじいの木を守ろうとする理由とは…!? 3人は、おじいの木を救うことができるのか…!?
第294話:アベコンベ
さわるだけでなんでも“アベコベ”にしてしまう、ひみつ道具『アベコンベ』。よい使い道を思いつかないドラえもんは、いっそのこと捨ててしまおうとする。 「もったいない!」とそれを止めたのび太は、アベコンベの使い道をさぐるべく、家の中で目についたものに次々とふれてみるが、掃除機からゴミがはき出されたり、冷蔵庫から熱気がもれてきたり…と野比家は大パニックになってしまう。 その後、アベコンベを持って、外出したのび太とドラえもん。だが、なんとアベコンベがドラえもんの頭にふれてしまうハプニングが…! いったいドラえもんはどうなる…!?
第295話:のび太の知らないのび太
しずかから、おいしいドラ焼きをごちそうするとさそわれた、のび太とドラえもん。だが出かける直前、ママからるす番をたのまれてしまう。 そこでドラえもんが取りだしたのは、『立体コピー紙』。この紙の上に寝るだけで、その人の立体コピーができあがるのだ。 さっそくのび太の立体コピーを作り、それを玄関に置いて、るす番させることにした2人。だが、2人が出かけているあいだにのび太の立体コピーはふわふわと風に飛ばされ、さまざまな場所に出現して…!?
第296話:シンデレラはどこいった?
ある日、ドラえもんがポケットの中のものを次々とほうり出して、さがしものをしていた。 出てきた道具の中から、フシギな穴のようなものを見つけた、のび太。それは『物語トンネル』というひみつ道具で、絵本のページや、再生中のビデオのワンシーンなどにはりつけてスイッチを押すと、その物語の中に入ることができるものだった。 物語トンネルを勝手に借りたのび太は、しずかをさそって『シンデレラ』の舞踏会(ぶとうかい)のシーンに入りこむ。 美しくはなやかな舞踏会のシーンに、2人は大感激! だが、すぐにお城を守る兵士たちにあやしまれ、ほうり出されてしまう。 そんな中、物語トンネルに気がついたヒロインのシンデレラがトンネルをくぐって、現実の世界にやって来てしまう…! 自分の住む物語の中とは、あまりにちがう現実におどろいたシンデレラ。町中を探検してまわるが…!? そして、なぜかジャイ子が王子様と結婚することに…!?
第297話:夢まくらのおじいさん
ワールドカップでがんばる日本代表をおうえんするべく、サッカーの練習をしていた、のび太たち。ところが、のび太はキーパーになっても一度もボールを止めることができない。 そのようすをぐうぜん見ていたパパはやさしくなぐさめてくれた上、新しいマンガを買う約束までしてくれて、のび太は大よろこびする! ところがよく日、パパの態度がなぜか一変! マンガを買ってくれるどころか、「勉強しろ~!」と怒り、のび太を庭によびつけてキーパーの特訓まではじめようとする。 じつは昨夜、パパの夢の中に、亡くなったお父さん、つまりのび太のおじいちゃんがあらわれ、「のび太を甘やかしすぎる!」とパパをしかりつけたらしいのだ。 それを知ったのび太は、「おじいちゃんに文句を言ってやる!」と、カンカン。さっそくドラえもんといっしょに、パパが10歳のころにタイムスリップするが…!?
第298話:ぼく、骨川ドラえもん
ドラえもんは、高級ドラ焼きをスネ夫にごちそうしてもらって大満足! ところが、そのかわりに、スネ夫にひみつ道具をひとつ貸すハメに…。友だちになりたい人がいるというスネ夫のために、ドラえもんは『友情カプセルとコントローラー』を出してあげた。 しかし、それはスネ夫のワナだった。スネ夫は、ドラえもんを自分のロボットにしようとたくらんでいたのだ! 『友情カプセルとコントローラー』であやつられたドラえもんは、スネ夫の“大親友”になってしまい…!?
第299話:ドライブは掃除機にのって
スネ夫のいとこ・スネ吉のスポーツカーに、ひとりだけ乗せてもらえなかった、のび太。家に帰ると、マンガ本は捨てられているし、テレビもこわれるし…と、ふんだりけったり。 のび太をかわいそうに思ったドラえもんは、『無生物催眠(むせいぶつさいみん)メガホン』を取りだす。このメガホンでよびかけると、どんなモノにも催眠術(さいみんじゅつ)をかけることができるのだ。 家の中のいろいろなモノに催眠術をかけてママをおこらせてしまった、のび太とドラえもん。「きみはスーパーカーだ!」と催眠術をかけた掃除機にまたがって逃げるが…!?
第300話:海坊主がつれた!
パパの友だちの磯崎(いそざき)さんが、じまんの魚拓(ぎょたく)を見せに来るという。磯崎さんはつりが得意で、大物をつったことのないパパはいつもバカにされていた。 パパに同情したのび太とドラえもんは、針にかかったものを何倍もの大きさに見せる『みせかけつり針』を使って、巨大なコイの魚拓をとり、磯崎さんをギャフンといわせる。 ところが、くやしがった磯崎さんがパパにつり対決を申しこんできたから大変!! 勝負の日、のび太たちはパパのつり針を、こっそり『みせかけつり針』に取りかえるが…!?
第301話:家がロボットになった
しずかちゃんの家に行くとちゅう、ジャイアンによびとめられ、ちらかし放題の剛田家のそうじを無理やりおしつけられてしまった、のび太。 それを知ったドラえもんは、『ハウスロボット』というひみつ道具をジャイアンの家の天井に取りつける。するとその直後、なんと家が“ロボット”に変わったのだ!! ロボットになった家は、すぐさま自分でそうじをスタート! 押し売りを追い出したりと、大活やくする。 そんな中、ジャイアンが帰ってくるが…!?
第302話:からだの皮をはぐ話
スネ夫から絵をほめられたジャイアンが、調子にのって画家をめざすと言いだした。のび太はひょんなことからモデル役を引きうけるハメになったが、少し動いただけでなぐられてしまい、ふんだりけったり…。 それを聞いたドラえもんは、『ダッピ灯』を取りだす。この光をあびると、ヘビのように“脱皮(だっぴ)”できる道具で、ぬけがらに空気を入れて身代わりになると考えたのだ! さっそく空気を入れたぬけがらをジャイアンのもとにおいて、自分は遊びに出かけたのび太。だが、ジャイアンがそれに気づいて…!?
第303話:ジャイ子とドラミに恋人!?
このところ未来からやって来ては、ごキゲンでどこかに出かけていくドラミ…。ふしぎに思ったドラえもんがあとをつけてみると、ドラミはスネ夫の家に入っていき、スネ夫のいとこ・スネ吉と親しげに話していた。 一方、ジャイアンも、妹のジャイ子がスネ夫と見つめあって話をしているすがたを見かけ、大ショック!! もしかしたら、ドラミはスネ吉に、ジャイ子はスネ夫に恋をしているのか…!? ヤキモキするドラえもんとジャイアンは、のび太に『とうめいマント』をかぶってようすを見て来るよう、たのむが…!?
第304話:オバケ旅館へようこそ!
スネ夫から仲間はずれにされ、温泉地のリゾートホテルへの旅行につれていってもらえなかった、のび太。 ふてくされていると、なんとその温泉地でパパの知りあいが旅館を開いているとわかる。 “おぼろ旅館”といって、とても歴史のある宿らしい。 さっそく、そのおぼろ旅館へと出発した、のび太とドラえもん。ところが、着いてみると建物は古びてボロボロで、ほかに客もいないありさま。のび太はガッカリしてしまう。 しかも、のび太がおぼろ旅館にとまることを知ったスネ夫とジャイアンから、「この宿には、オバケが出るっていうウワサがあるぞ」とおどされてしまう。 その後、のび太は露天風呂(ろてんぶろ)で不気味なカゲを目にするが…!? はたして、のび太が見たのはホンモノのオバケなのか…!?
第305話:のび太の誕生日冒険記
きょうは、のび太の誕生日! ところが、誕生日会にさそうつもりでいたしずかが、出木杉のことを「ステキ!」とほめてばかりいて、のび太はガックリ。いちどでいいから、自分もしずかに「ステキ!」と言われてみたいと、くやしがる。 そんなのび太に気分てんかんしてもらおうと、ドラえもんは今、未来デパートで大人気の『ひらけドアゲーム』を取りだす。これはゲームの世界の中でいろいろな冒険が楽しめる道具で、こまったときは、だれかに攻略本(こうりゃくぼん)を見てもらい、無線でヒントをもらうこともできるという。 それを聞いたのび太は、ドラえもんに無線で助け舟を出してもらえば、ゲームでしずかにいいところを見せることができるとニンマリ! 「ゼッタイに、しずかちゃんにステキって言わせてみせる! しずかちゃんの“ステキ”が、ぼくの誕生日プレゼントだ!!」 のび太は大ハリキリで、しずかをよび、いっしょにゲームの世界の中に入りこむが…!?
第306話:みんなで体をとりかえっこ
夏休みの宿題に手をつけていないことがバレて、ママからおこられたのび太。「しずかちゃんのアタマなら、こんな宿題、かんたんなのに~!」となげき、アタマをとりかえっこできる道具はないかと、ドラえもんにたずねる。 それを聞いてドラえもんが取りだしたのが、『人体とりかえ機』。なんと、人間と人間のからだの一部分を入れかえることができる機械だという。 いやがるしずかにたのみこんで、のび太はアタマをとりかえっこ! ところが、それを知ったみんなが、自分もからだをとりかえてみたいと言いだして…!?
第307話:ドンブラ粉
およげないことをみんなにからかわれたのび太は、ムシャクシャ。「およぎの練習をしたくても、プールも海も人でいっぱいなんだ!」と文句をいう。 その直後、ドラえもんが、のび太の体に粉をパタパタとかけはじめた。すると、のび太の体がズブズブとタタミの中にしずみはじめたからビックリ! それは『ドンブラ粉』という粉で、体につけるとまわりが水のようになり、土の中でもおよげるようになるというものだった。ドラえもんはこれで水泳の練習をしてもらおうと思っていたのだが、のび太はにげだして…!?
第308話:ドクロ島の秘宝
ドラえもんに出してもらった宝さがしゲームであそんだ、のび太たち。だが、ゲームの世界で宝を見つけても、手もとに何にも残らないことを残念がる。 それを聞いたドラえもんは、みんなに「ホンモノの宝さがしをしてみようか?」といい、『宝のチーズ』を取りだす。これを食べた人は、本当にある“宝の地図”と同じものがかけるようになるという。 さっそくのび太がチーズを食べてみたところ、手がスラスラとうごき、宝の地図をえがきはじめた! だが、できあがったのは、見知らぬ島の地図とナゾの暗号だった。 いったいどこの島かもわからず、とまどうのび太たち。だが、その地図を見た出木杉が、ある小さな島と形が似ていることに気づく。それは、戦国時代に海賊(かいぞく)として名をはせた水軍(すいぐん)がいた島だという。 海賊の島なら、秘宝(ひほう)が眠っていてもフシギはない! のび太たちは、さっそく島へと出発するが…!?
第309話:変身、変身、また変身
にげ足がおそく、ジャイアンにボコボコにされてしまったのび太は、「ウマみたいに足がはやくて、ゾウみたいにつよくなりたい」とつぶやく。 そのことばを聞いたドラえもんは、『変身ドリンク』を取りだす。それを飲んで、なりたい動物のイメージを強く心にえがくと、そのとおりに変身することができるという。 まずはウマに変身してみようと思った、のび太。だが、変身スピードがゆっくりで、なかなか変わらない上、きちんとウマをイメージすることができず、おかしなウマになってしまい…!?
第310話:大氷山の小さな家
「アツくてアツくて、夏休みの宿題に集中できない…!」とバテバテの、のび太。そんなのび太を見ていたドラえもんは、巨大な流氷について書かれた新聞記事を思い出す。 さっそく『どこでもドア』で、巨大流氷の上におりたった2人。涼しくて、ながめも最高な流氷がすっかり気に入り、『氷ざいくごて』を使って、氷上に勉強部屋を作りはじめる。 その後、のび太はみんなを流氷によんで、いっしょにあそぶことに…!?
第311話:ワの字で空を行く
ある朝、ねぼうしたのび太はドラえもんに『タケコプター』を出してほしいとたのむが、「学校に行くために貸すことはできない!」とことわられ、結局、ちこくしてしまった。 帰ってきたのび太は、ドラえもんが落としていった『コエカタマリン』のビンをひろう。 『コエカタマリン』は、“声”がかたまりになって飛びだす、ひみつ道具…。それを見て、「かたまった声に乗れば、学校までひとっ飛びで行けるはず!」とひらめいたのび太。 さっそく“声”に乗ってみようと、実験を開始するが…!?
第312話:変身!ドラキュラセット
スネ夫からドラキュラの物語を聞いたのび太は、おそろしさのあまり、クツもはかずに家までダッシュ! クツをとどけに来てくれたしずかに、笑われてしまった。しかも、こわくて、夜、ひとりでトイレに行けなくなってしまう。 あきれたドラえもんは、記憶(きおく)を吸(す)いとってくれるひみつ道具『ドラキュラセット』を取りだし、のび太からドラキュラにかんする記憶をなくしてあげることに…! ところが、そのきき目を知ったのび太は、昼間のみっともないできごとをみんなに忘れてもらおうと考え、『ドラキュラセット』を強引に借りだして…!?
第313話:ほんもの3Dテレビ
スネ夫から、最新モデルの大型3Dテレビをじまんされた、のび太。だが、ひとりだけ3Dメガネを貸してもらえないというイジワルをされて、ガックリ…。 そんなのび太に同情したドラえもんは、『ほんもの3Dメガネ』を取りだす。このメガネをかけてテレビを見ると、映像がホントに飛びだしてくるのだ! ただし、メガネをとおして飛びだしてきたものは“ホンモノ”だから、むやみにさわったり手をのばしたりしてはダメだという。 だが、『ほんもの3Dメガネ』をかけてテレビを見たしずかは、目前にあらわれた人気歌手のすがたにコーフンして…!?
第314話:その日、すべてがネズミに!
ある日、ネズミに追いかけられたドラえもんは、ついに『世界変換マシン』をポケットから取りだした。 このマシンは、キーワードを入力すると、24時間で世界を変えることができる、おそろしい道具。ドラえもんはそれを使って、ネズミが1匹もいない世界にしようと思ったのだ。 ところが、まちがえて“すべてがネズミの世界”になるよう設定してしまったから大変! オロオロしているあいだに、のび太をはじめ、人々がどんどんネズミっぽいすがたになっていく…。はたしてドラえもんは“ネズミ化”を止めることができるのか…!?
第315話:迷宮お菓子ランド
みんなの家から、次々とお菓子が消えた…! おやつがなくなったのび太たちは、しずかがケーキを焼いてくれると聞いて、大よろこびする。 ところが、焼きあがったばかりのケーキがふわりと浮きあがり、時空のトンネルにすいこまれてしまったからビックリ! さらに、のび太たちもケーキを追いかけて超空間に引きこまれてしまった。 一同が行き着いたのは、チョコレートの池が広がり、クッキーの花が咲き、お菓子の家が建っている“お菓子の国”だった…! どうやら、みんなの家から消えたお菓子は、時空のゆがみを通って、この国に吸いよせられているようだった。ということは、このままでは世界中のお菓子がすべて、この国にうばわれてしまうのでは…!? そもそも、このお菓子の国は、だれが作ったのだろうか…!? のび太たちは手がかりをもとめて、お菓子ランドを探検していくが…!?
第316話:子犬イチの国 キズナ編
のび太は、ジャイアンになぐられそうになったところを、どこからともなくあらわれた1匹の子犬に助けられた。 愛らしくかしこいその子犬に、のび太は“イチ”と名づけ、ママにナイショで飼いはじめる。 ところがそんなある日、ママにイチのことがバレてしまった。捨ててくるよう命じられ、のび太は泣く泣くイチを抱いて、『どこでもドア』で山奥へ…。 ところが、山奥にはすでにたくさんの野犬がいた。勝手な飼い主たちが、育てきれなくなった犬を山に捨てていたのだ。 人間の無責任さに腹が立ったのび太とドラえもんは、『スモールライト』を使って、犬たちを小さくして連れ帰る。 そして、まだ人間も恐竜もいない、はるか昔に連れて行って、自由にのびのびくらしてもらおうとかんがえるが…!?
第317話:子犬イチの国 キボウ編
子犬のイチをはじめ、飼い主に捨てられた犬&ネコたちを2億5000万年前の世界につれて行った、ドラえもんとのび太。 だが、その時代、地球上の生命のほとんどがほろんだとされる火山の大爆発“ペルム期の大量絶滅(たいりょうぜつめつ)”が起きていたのだ! イチたちを救うため、2人は噴火が起きる少し前の時点へ移動。すると、そこには“進化ビーム”をあびた犬、ネコたちによるりっぱな王国ができあがっていた。 2人はもうすぐ一大事が起きるとみんなによびかけるが、人間に捨てられた記憶をやどす犬やネコたちは、のび太のことをおそれ、耳をかしてくれる者はいない。しかも“犬のおまわりさん”に追いかけられて、2人は大ピンチ! 「イチならぜったい、ボクのことをおぼえていてくれる!」。そう信じるのび太はイチをさがしだして危機を伝えようとする。だが、イチはこの王国の大統領になっていて…!?
第318話:しずかちゃんと温泉へ行こう
学校からの帰り道、なんだかしずかの元気がない…。じつは、明日から家族で温泉に行くはずだったのに、パパの仕事のつごうで、旅行が中止になってしまったのだという。 なんとか元気づけてあげたいと思ったのび太は、ドラえもんに相談。温泉が出る場所に近づくと音をならして教えてくれる『温泉掘り当てペアスコップ』を使って、2人で温泉を掘ることに…! すると、いつもの空き地で、なんとスコップから大きな音が…! ホントに空き地から温泉が出るのか…!? しずかをよろこばせるため、のび太は掘りはじめるが…!?
第319話:ドラえもんだってママがほしい
パパとママがそろって外出した日、のび太は宿題もやらずにダラダラ…。それを見たドラえもんは「やっぱりのび太くんには、口うるさくしかるママが必要だ!」と実感。『オフクローのタマゴ』を取りだす。 オフクローとは、母親がわりに世話をやいてくれる“ハハオヤロボット”。タマゴからかえってさいしょに見た人を、自分の子どもとしておぼえこむしくみだという。 ところが、オフクローがうまれたしゅんかん、のび太がくるりとタマゴの向きを変えてしまったから大変! オフクローは、ドラえもんを自分の子どもと思いこんでしまい…!?
第320話:あやとり世界の王様に
新しいあやとりを完成させたのび太は、得意になってしずかたちに見せるが、だれも感心してくれない。ママにも「あやとりをするヒマがあったら、勉強しなさい!」とおこられてしまう。 おもしろくないのび太は、ドラえもんから『もしもボックス』をうばい、“みんながあやとりに夢中な世界”に変えてしまう。 その世界では、あやとりが大流行していた…! さっそく、空き地であやとりのワザを披露(ひろう)してみたところ、だれもが「天才だ!」と尊敬(そんけい)のまなざしをのび太に向ける。 みんなにおだてられて大満足したのび太はそろそろ元の世界にもどそうとするが、なんとその夜、あやとりのプロ選手にならないかというスカウトの男性がやって来て…!?
第321話:恐怖のジャイ子カレー
しずかが家庭科で作ったカレーをスネ夫が大げさにほめていると、ジャイアンが思いもよらないことを言いだした! なんと、ジャイ子が作ったカレーを食べて、感想を言ってあげてほしいというのだ。ジャイ子は最近カレー作りにこっているらしく、こんどの日曜日、ピクニックに行くときにジャイ子をよんで、みんなのためにカレーを作らせるという。 ジャイアンが作ったマズいシチューを忘れられないのび太たちは、その妹・ジャイ子が作ったカレーなんておいしいワケがないとおびえるが…!?
第322話:上げ下げくりであとまわし
ある朝、のび太が「宿題ができていないから、学校を休む」と言いだした。 「あともう1日あれば宿題ができたのに…」というのび太のことばを聞いたドラえもんは、『上げ下げくり』を取りだす。 それは、予定をくり上げたりくり下げたりすることができる道具で、見かねたドラえもんは宿題の提出(ていしゅつ)を1日くり下げてあげることに。 だが、これさえあればイヤなことはどんどん先にのばすことができると考えたのび太は、『上げ下げくり』でいろいろなことを先のばしにして…!?
第323話:のび太のだいこん大決戦
学校から帰ってきたのび太は、見たこともないチョウが部屋からひらひらと飛んできたのを見て、追いかけようとする。 ところが、ドラえもんは、それはチョウではなく花だという。 ドラえもんによると、新しい植物を作りだす機械『新種植物製造機(しんしゅしょくぶつせいぞうき)』を使って、チョウのように飛ぶ花のタネをつくり、“タイム風呂敷(ふろしき)”をかけて成長させたのだという。 そんなとき、ママから「今夜はおでんを作るから、だいこんを買って来て!」とたのまれたのび太は、この『新種植物製造機』で、おいしいだいこんを作ろうとひらめく。だが、できあがったのはなんと2本の足をもつだいこんで、陽気にダンスをはじめたからビックリ! さらに、のび太がるすにしたあいだに、なぜか新種のだいこんが仲間をふやしていたのだ…!! しかも、その“だいこん軍団”は、しずかを人質にとって部屋からにげだしてしまい…!?
第324話:空飛ぶ!野比家のコタツ
あまりの寒さに、なるべくコタツから出ようとしない、野比家の3人…。 そんなみんなのために、ドラえもんは『全自動こたつ』を取りだした!! なんと、やりたいことをつぶやくとこたつが動いてくれる、つまり中に入ったまま何でも用事をこなすことができる、夢のこたつだという! 寒い中、こたつから出ないですむとあって、パパもママも大よろこび! そこへ、しずかがバドミントンで遊ぼうと、のび太をさそいにやって来た。のび太はこたつに入ったままバドミントンをやりたいとかんがえるが…!?
第326話:第326話
第327話:第327話
第328話:のび太のペットは紙のイヌ!?
第329話:のび太の町が雪山に
スキー合宿を前に、「今年こそ、しずかちゃんといっしょにすべりたい!」と意気ごむ、のび太。 空き地につもったわずかな雪の上でスキーの練習をはじめるが、すぐに雪がとけてしまってガッカリ…。 そんなとき、北海道でスキーを楽しむスネ夫からじまんの電話をもらったのび太は、イライラ! 『どこでもドア』で北海道の雪山に行こうとするが、あいにく修理中だという。 そこで、ドラえもんが取りだしたのが、『空間入れかえ機』。このひみつ道具を使って、ドラえもんは、のび太の部屋と夕日岳のゲレンデの空間を入れかえてあげることに…! 部屋にいながらにして、雪山でスキーの練習ができ、のび太は大よろこび! だが、そんなとき、ママからおつかいをたのまれてしまい…!?
第330話:ジャイアンの家を大改造
ジャイアン家の店のたなが、こわれてしまった。 「この店は、オレがたて直してやるから心配するな!」と大口をたたくジャイアンだったが、たて直しには大金がかかることを知って、あ然とする。 こまったジャイアンから相談されたドラえもんは、『職人ロボット』を取りだし、大工のカードをえらんで入れる。すると、“大工の辰っつぁんロボット”が立ち上がった! だが、がんこな辰っつぁんロボットは、ジャイアンのいばった態度におこって、へそを曲げてしまい…!?
第331話:のび太になるシール!?
スネ夫にかりたマンガをなくしてしまい、のび太は大弱り…。見かねたドラえもんは『代用シール』を取りだし、ペンで“スネ夫のマンガ”と書いて古い電話帳にはった。 その電話帳をおそるおそる返したところ、スネ夫もジャイアンもナットクして帰っていったから、のび太はビックリ。この代用シールは、近くに必要なものがないとき、シールに名前を書いてはると代用品になってくれるのだという。 味をしめたのび太はいろいろなモノに代用シールをはって、その場その場をしのいでいくが…!?
第332話:白亜紀へ家出
主人公が家出をするテレビドラマを見たスネ夫はすっかり影響(えいきょう)され、自分もりっぱな男になるためにスケールの大きな家出をしようと決意! でも、いったいどこに行けばよいかがわからない…。 そこでドラえもんにたのんでみようと、のび太の部屋に行くと、あいにく2人はるす。だが、部屋に小さな宇宙船のようなカプセルが2台あるのを見つける。それは未来デパートからとどいた『白亜紀ツアーセット』のおためしパックだった…! その後、帰ってきたドラえもんとのび太は、カプセルが1台だけ残っているのを発見! まさか、スネ夫がひとりで白亜紀に行ってしまったのか…!? 白亜紀といえば、恐竜たちの時代! スネ夫のことが心配になったドラえもんとのび太は、ジャイアンとしずかもさそって、スネ夫を追いかけるが…!?
第333話:四角いドラえもん
テストでまた0点を取ってしまった、のび太。だが、まったく気にすることもなく、昼寝してしまう。 そんなのび太にあきらめ顔のドラえもんを見て、ドラミは「お兄ちゃんは、のび太さんをあまやかしすぎ。もっときびしくしなきゃ!」と、新製品をわたした。 それは『カドバール』という名のドリンクで、飲むとキッチリカッチリきびしい角ばった性格になる薬だという。 のび太のために、一気にドリンクを飲みほしたドラえもん。すると足も手もあたまも…とにかく全身が四角く変化! さらに性格までガチガチのギチギチにきびしくなって…!?
第334話:ガキ大将に1票を!
ジャイアンにこてんぱんにやられたのび太は「ボクがガキ大将だったら、町は平和になるのに…」とつぶやく。 それを聞いたドラえもんは、『選挙ケン』を取りだした。これを使うと選挙(せんきょ)で新しいガキ大将をえらびだすことができるという。さっそくスイッチを入れ、“ガキ大将選挙”への立候補(りっこうほ)を宣言(せんげん)する、のび太! ところが、「ガキ大将は、オレさまだ!」とおこったジャイアンも、負けじと立候補!! ジャイアンよりも多くの票を集めなければ、と、あせったのび太は選挙演説をはじめるが…!?
第335話:のび太のハチャメチャ入学式
買ったばかりのマンガを、またしてもジャイアンにうばわれてしまった、のび太。 だが、ジャイアンは、「お前のものはオレのもの、オレのものもオレのもの!」という約束を、入学式の日に大きな木の下でのび太とかわしたはずだと言いはり、「明日、その木の下に来たら、マンガを返してやる」と高笑いして帰っていく。 だが、そういわれても、のび太は入学式のことなど、すっかりわすれていた。 そこで『タイムマシン』に乗って、ドラえもんと4年前の入学式当日に行ってみることに…。 すると入学式の朝、小学1年生になったばかりののび太に、思いがけないハプニングが…! いったい、のび太に何がおきたのか…!? やがて、ジャイアンとの約束のナゾもあきらかに…!?
第336話:ようこそ!野比ホテルへ
外国の豪華なホテルを取り上げたテレビ番組を見ながら、「こんなホテルに泊まってみたいなぁ」とのび太がつぶやいていると、パパの会社の部長が大あわてでやって来た。 部長は、だいじな取り引き相手のロバート社長と、その娘・マリアが泊まるホテルの手配をミスしてしまったらしく、今すぐとびきりステキなホテルを用意して、マリアの世話をするよう、パパに命じる。 こまりはてるパパを助けようと、ドラえもんは『立体映写機』を使って野比家を五つ星ホテルに見せかけ、マリアをもてなそうとするが…!?
第337話:ホンネしか言えない!
きげんの悪いジャイアンからにげるため、調子よくおだてたスネ夫。すると、おせじに気をよくしたジャイアンが、近々コンサートを開くと言いだした。 それからというもの、スネ夫は友だちみんなから白い目で見られるようになり、いつもペラペラとデタラメばかりしゃべってしまう自分を反省。「この悪いクセを直したい!」と、ドラえもんにたのみこむ。 そこでドラえもんは、ホンネしかしゃべることができなくなる『ジャストホンネ』をスネ夫に飲ませるが…!?
第338話:こんなしずかちゃんイヤ!
しずかの誕生日、のび太はプレゼントに花びんを手作りしたものの、あまりのできの悪さに、わたす自信がなくなってしまった。 今、しずかちゃんがホントにほしいものは、何なのか…。のび太は、ドラえもんが出してくれた『スパイ衛星』でさぐってみることに…! すると、しずかは誕生会の用意やピアノのレッスンなどで、とてもいそがしいらしく、「わたしが2人いたらいいのに…」とつぶやいていた。 そこで、のび太は外見から性格までその人そっくりにコピーできる『コピーロボット』をドラえもんに出してもらい、しずかにプレゼントする。 しずかは大よろこびで自分のコピーロボットを作り、コピーに買い物をたのんで、自分は安心してピアノのレッスンに出かけていく。 ところが、買い物のとちゅうで、しずかのコピーロボットにアクシデントが発生! 性格が変わってしまい…!?
第339話:落とし物つりぼり
ジャイアンやスネ夫と、学校の裏の小川に釣りに行ったのび太。ところが、ビンや空きカンなどのガラクタしか釣れず、2人にバカにされたことに頭にきて、持っていったバケツを忘れて帰ってきてしまう。 帰宅すると、ママが「バケツが見当たらない」とドラえもんを怒っていた。ワケを聞いたドラえもんは、“場所”と“捜しているもの”を告げると、捜し出してくれる『落とし物つりぼりとつりざお』で、バケツを取り戻すことに。さっそく、「学校の裏の小川」と場所を告げ、「バケツを釣りたい」と命じるが、ジャイアンのバケツが釣れてしまう…!
第340話:ありがたみわかり機
お腹がいっぱいだからとご飯を残しつつ、「おやつは何?」と言い出すのび太に怒ったママは、ご飯が食べられるありがたみについて話すが、理解できないのび太は、とんちんかんなことを言って、さらにママを怒らせてしまう。 その様子を見ていたドラえもんは、腹ペコの苦しさをのび太にわからせようと『ありがたみわかり機』を取り出す。これは何気なく使っているもののありがたみを教えてくれる機械で、試しにボタンを押しながら「空気」と言ってみたところ、のび太の周りから空気が消えてしまい、大あわて。続いて、「食べもの」と言いながらボタンを押したところ…!?
第341話:めいわくガリバー
近所の女の子に『ガリバー旅行記』の絵本を借りて読んだのび太は、自分もガリバーのようなヒーローになりたいと考え、小さな人間が住んでいる星を探して行ってみたいと言い出す。それを聞いたドラえもんは、気乗りしないながらも、自動的に人間が住める星を探して着陸する『宇宙救命ボート』を出し、小さな人間が住む星を探すように設定する。 まもなく2人が乗った宇宙救命ボートは、小さな人々が住む星に到着。その星の住人たちが大さわぎするのを見て、のび太たちは、歓迎されているのだとよろこぶが、彼らは2人を怪獣(かいじゅう)だと思い、攻撃してきて…!?
第342話:ウワサののび太
スネ夫に「テストで10回連続0点を取った」「10回連続遅刻の新記録も樹立」というウワサを流されたのび太は、恥ずかしくて外に出られないとドラえもんに泣きつく。ほとんど事実じゃないかとあきれるドラえもんだったが、スネ夫にものび太の気持ちをわからせるため、「うわさのウチワ」を取りだす。このウチワであおぎながら、何かウワサを言うと、それが風に乗って広まっていくというのだ。 さっそく「スネ夫は夜、ママがいっしょじゃないと眠れない」というウワサを流すことにしたのび太。ウワサが広まったことを確かめたのび太は、あることを思いつき…!?
第343話:カワウソのび太の大冒険
ジャイアン、スネ夫と釣りに来たのび太は、カメラのシャッターを押そうとしてバランスをくずし、転倒してしまう。その瞬間にシャッターを押してしまったのか、カメラのモニターには見たことのない動物が写っていた。スネ夫が知り合いの新聞記者に確認したところ、その動物は、いまでは絶滅(ぜつめつ)したと言われる“ニホンカワウソ”ではないかという。このスクープに新聞社は大さわぎで、記者たちが取材にやってくることに。 それを聞いたドラえもんは、本当にニホンカワウソだったのかを確かめるため、のび太を連れて『タイムマシン』で江戸時代へ!江戸時代の川では水量が多く自然も豊かで、のび太が撮影したのと同じニホンカワウソを多数見つけることができた。ところが、そのうちの1匹がタイムマシンの穴の中に入り込んでしまう…! 記者たちが来る前に、迷子のニホンカワウソを捕まえて、江戸時代にいる仲間たちのもとに戻してあげなければ…。現代に戻ったドラえもんとのび太は『動物セット』を使ってカワウソに変身し、迷い込んだニホンカワウソを捜すが…!?
第344話:ねがい星
四次元ポケットのひみつ道具が多すぎて、あふれ出てしまったドラえもんが、使い物にならない道具の仕分けを始めるのを見たのび太は、「いらないならちょうだい」とねだる。だが、雨が降る傘や自分とケンカする手袋など、本当に使えないものばかり…。 そこで、不要な道具は、空き地に穴を掘って埋めることに。だが、その中に、願いをかなえてくれる道具『ねがい星』があることを知ったのび太は、ドラえもんにナイショで掘り返そうとする。ところが、2人が道具を埋めるのを見ていたジャイアンとスネ夫も、ねがい星を狙っていて…!?
第345話:モテモテール大作戦
学校帰り、出木杉と仲良く帰っていくしずかを見たのび太は、ドラえもんに「しずかちゃんにモテるようになる道具を出して」と言い出す。しかたなく、スプレーするだけでモテるようになる『モテモテール』を取りだすドラえもん。 さっそくスプレーして外出したところ、次々と女の子がのび太に声をかけてきた。実は、このフェロモンは、しずかだけでなく、すべての女の子に効き目があるのだという。 追いかけてくる女の子たちからどうにか逃げ出し、ようやくしずかの家に辿り着いたのび太。ところが、しずかには効果がないのか、冷たく追い返されてしまい…!?
第346話:新曲発表!ジャイアンにボエボエ?
ジャイアンが空き地でリサイタルを開催し、むりやり集められたのび太やドラえもんたちは失神寸前。ところが、その中でひとりだけ「ステキー!」とジャイアンに大きな拍手を送る女の子が! それを見たジャイアンはさらに張り切るが、女の子はいつのまにか姿を消していた…。 数日後、用事でとなり町に出かけたのび太たちは、その女の子・たか子の姿を見かける。たか子はとなり町の小学生で、なぜかジャイアンの歌が気に入り、ファンクラブを作りたいという。それを聞いたジャイアンは、のび太に会員を集めるよう命令するが、誰も入会したがるはずはなく、ドラえもんは『ファンクラブ結成バッジ』でみんなを入会させることに。 ファンクラブができて気をよくしたジャイアンは、「ファンクラブ結成記念コンサート」を開くと宣言! ところが当日、会員番号1番であるたか子の姿がない。実は、たか子は走り高跳びの選手で、大会に向けて練習しなくてはならなくなったのだという。大会に不安を抱くたか子の気持ちを知ったジャイアンは、彼女を励ますため、自分も何かに挑戦することを決意するが…!?
第347話:しずかちゃんがオッペケペー?
ジャイアンとスネ夫にからかわれ、みんなの前で恥をかかされたのび太とドラえもん。怒ったドラえもんは、タイマーをセットして誰かの体に取り付けると、破れつと同時に、その人物が突然、バカなことをはじめてしまう不思議なバクダン『時限バカ弾』を使うことに! ジャイアンたちに仕返ししようとたくらんだ2人だったが、タイマーを1時間後にセットした時限バカ弾が、しずかにくっついてしまう。しかも、この日はピアノの発表会。しずかに恥をかかせるわけにはいかないと、のび太とドラえもんは、なんとかバクハツを阻止しようとアセるが…!?
第348話:ぼくを止めるのび太
親せきのおじさんから、二千円ものおこづかいをもらったのび太は、カップめん10個を買って一気に食べることに。だが結局、全部を食べることはできず、ムダにしてしまう。呆れるドラえもんに、「なんで止めてくれなかったんだ」と八つ当たりするのび太。カップめんを買いに行く途中、スネ夫にプラモデルを見せびらかされ、プラモデルを買うか迷った末、カップめんを買ったのだった。 そこで、1時間前の自分にプラモデルを買わせることを思いついたのび太は、ドラえもんが止めるのも聞かず、タイムマシンで1時間前へと向かうが…!?
第349話:おばあちゃんのおもいで
物置の整理をしていたママから、ガラクタを捨ててくるようにと言われたのび太は、ゴミ袋の中に、ボロボロのクマのぬいぐるみを見つける。それは、のび太が小さい頃、大のお気に入りだったぬいぐるみで、いまは亡きおばあちゃんがつくろってくれた、つぎはぎだらけの思い出の品だった。 やさしかったおばあちゃんに会いたくてたまらなくなったのび太は、渋るドラえもんに「こっそりと、顔をひと目見るだけでいいから」と約束し、タイムマシンに乗り、まだおばあちゃんが生きていた3歳の頃へと向かう。 ところが、幼いのび太はわがまま放題で、やさしいおばあちゃんを困らせてばかり。まだ3歳とはいえ、かつての自分のわがままっぷりに落ち込むのび太。そんななか、幼いのび太がまたもや、外出先でなくしたクマのぬいぐるみを早く探しだして!と、おばあちゃんに無理を言いつける。 おばあちゃんが心配になったのび太とドラえもんは、先回りして、クマのぬいぐるみを探そうとするが…!?
第350話:七夕の空が落ちてきた
星座にくわしい出木杉を前に、“星座”を“正座”とカン違いしてみんなに笑われてしまい、くやしくて仕方のないのび太。見かねたドラえもんは、星座の伝説や神話を空に映し出してくれる上、スイッチを押すと、それぞれの星座のキャラクターが飛び出してきて、さらにくわしい情報を得ることができる『星座伝説シミュレーション』を取り出す。 その夜、のび太とドラえもんは『ゆめふうりん』を使い、寝ているみんなを裏山まで連れ出し、星の観察大会を開くことに。のび太は、出木杉に対抗するべく、なんでも勉強したように話すことができる『勉強しまシタ』をつけて、夏の星座を解説。しずかに感心され、大よろこびだ。 ところが、のび太が星座伝説シミュレーションの操作をまちがえたため、織り姫、彦星、ヘルクレスなど、夏の夜空に浮かぶ星座のキャラクターがぜんぶ飛び出し、バラバラに逃げ出してしまう! ドラえもんたちは『星とりあみ』を手に、みんなで手分けして、星座たちを追いかけるが…!?
第351話:野比家の巨大マグロ
お休みの日、ママに買い物を頼まれたパパと一緒に、魚屋の前を通りかかったのび太とドラえもん。すると、とてもおいしそうな最高級のマグロが、最後の1パックだけ3割引に! 思わずそれを買ってしまったパパは、帰宅後、ママに叱られてしまう…。しかも、近所のノラネコが台所に入って来て、せっかくのマグロを一切れ持っていってしまった! がっかりしたのび太は、残ったマグロをお腹いっぱい食べるために、自分たちが小さくなればいいと思いつく。それを聞いたドラえもんは『ガリバートンネル』を出し、パパとママも誘って、みんなで小さくなるのだが…!?
第352話:四次元ポケットにスペアがあったのだ
のび太が学校から帰ると、ドラえもんが洗濯した『四次元ポケット』を窓際に干していた。実は、四次元ポケットにはスペアがあり、2つのポケットの中はつながっているのだという。それを聞いたのび太は、ドラえもんが出かけたすきに、干してあった四次元ポケットをドライヤーで乾かし、自分のおなかにつけて、ニンマリ。 早速出かけようとするが、宿題をやってからにしなさいとママに怒られてしまうのび太。そこで、ポケットに手を入れてみたところ、なぜか『どこでもドア』が出てきた。そして、ドアを開けると、そこは先生の家で…!?
第353話:雲に乗って学校へ
テレビで孫悟空が“キント雲”に乗って自在に空を飛ぶのを見たのび太は、「あんな雲があったら、学校に遅刻しないですむのに…」とうらやましがる。のび太の勝手な発言にあきれながらも、ドラえもんは『どこでもドア』で雲のかかった高い山の上にのび太を連れて行き、キント雲を捕まえる道具『きんとフード』を使って雲をおびき寄せることに。 さっそく、1匹の雲を捕まえ、自分だけのキント雲を手に入れたのび太。翌朝、またしても寝坊したのび太は「まずは、乗りこなす練習をしないと」とドラえもんが止めるのも聞かず、キント雲に飛び乗り、学校を目指すが…!?
第354話:夜行列車はぼくの家
スネ夫に、寝台特急カシオペアに乗ったことをじまんされたのび太は、自分も乗ってみたいとママに頼むが、相手にもしてもらえない。どうしても寝台列車に乗りたいというのび太のために、ドラえもんは『寝台列車セット』を取り出す。 夜、ドラえもんがその道具を操作すると、なんと野比家そのものが列車になり、動き出した! 野比家は四次元の世界に入り、他の家や壁にぶつかってもそのまますり抜けていく。やがて野比家列車は夜の町を抜け、線路に乗った。ところが、運転を変わったのび太が調子に乗ってスピードを出したため、線路から外れ、落下してしまう…!?
第355話:ウルトラリング
しずかにさえもゆび相撲でまけてしまい、くやしいのび太は、ドラえもんに頼み、指にはめるだけで力が何千倍にもなる『ウルトラリング』を出してもらう。早速出かけようとしたのび太は、ママからルビーの指輪を知らないかと聞かれ、大あわて。というのも、しずかに見せるために指輪を持ち出し、そのまま忘れてしまっていたのだ。のび太は思わずウルトラリングをルビーの指輪だと偽ってママに差し出す。 ママがウルトラリングをはめていることに気付いたドラえもん。ところが、ママがドラえもんの鼻に付いたゴミをはじいた瞬間、ドラえもんは窓から飛んでいってしまい…。
第356話:解決!出木杉事件
常にクラスでいちばんの成績をほこる出木杉のテストの点数がどんどん落ち、なんだか顔色も悪い。そんな出木杉を心配するしずかたち女子を見て、面白くないのび太…。 そんな中、パパの忘れ物を会社まで届けてほしいとママに頼まれたのび太は、電話の受話器を通してどんなものでも送ったり、取り寄せたりできる道具『物体電送アダプター』をドラえもんに出してもらい、用事をすませる。 すると、アダプターのことを知ったしずかが、出木杉を助けてほしいと頼みにきた。出木杉は毎晩、いたずら電話に悩まされ、眠ることができずに困っているというのだが…!?
第357話:のび太 ユーレイになる
イライラしたジャイアンに八つ当たりされ、ボコボコに殴られたのび太は、悔しくてたまらない。話を聞いて怒ったドラえもんは『ウラメシズキン』を取り出す。これを額に巻いて「恨めしい、恨めしい」と念じると、恨みのエネルギーが集まってユーレイが生まれるのだという。 さっそくのび太がジャイアンのことを思い浮かべて「恨めしい」と念じると、ウラメシズキンから白い煙が立ち上り、のび太にそっくりなユーレイが出現する! さっそくジャイアンのもとに恨みを晴らしに行くよう命じるが、なぜかユーレイはしずかの家に向かい…!?
第358話:水たまりのピラルク
スネ夫に、別荘裏の川で釣りを楽しんだことを自慢された上、自分だけ誘ってもらえず、くやしがるのび太。だが、しずかが自分も行かないと言い出したため、ドラえもんに連れて行ってもらおうと思いつく。ところが翌朝、ドラえもんから用事があって行けないと断られてしまう。そこで、のび太はドラえもんからスペアの四次元ポケットを借り、しずかと二人で釣りに行くことへ。 『どこでも窓』で、スネ夫の別荘裏の川へと到着した二人だったが、スネ夫たちに追いやられてしまい、近くの池で釣りを始める。ところが、そこは大雨でできた水たまりで…!?
第359話:ジャイアン電池は無限大
夏休み、部屋で扇風機をつけながらラジオを聞いていたのび太は、ママから電気のムダづかいはダメだと注意されてしまう。しかたなく外へ遊びに出たところ、ジャイアンにラジコンを電池切れにされたスネ夫から、ドラえもんに減らない電池を出して欲しいと言われる。 帰宅すると、ちょうどドラえもんが22世紀デパートから、感情をエネルギーに変えて溜めておける『感情エネルギーボンベ』を買って帰って来た。ドラえもんは早速、のび太をお説教しようとしたママから、怒りの感情を吸い取り、そのエネルギーで扇風機を動かしたり、ラジオをつけたりして…。
第360話:かわいい石ころの話
何百キロも離れた場所から飼い主に会うために帰ってきた名犬の映画を見て、感動したのび太は、ママに自分も犬を飼いたいと頼むが、あっさり断られてしまう。そこでドラえもんは、石に塗ってよくみがくと、その石が犬みたいになるという『ペットクリーム』を取り出す。 「石ころなんて飼っても…」と、最初はバカにしていたのび太だったが、庭にあった小さな石にペットクリームをつけてみがいたところ、本物の犬みたいに甘えてきたからビックリ。自分になつく石に愛着がわいてきたのび太は、“クロ”と名づけ、その石をかわいがるが…!?
第361話:ジャイアンテレビにでる!
いつも「ボクのパパはテレビ局の社長と友だちなんだ」とじまんしているスネ夫に、ジャイアンが「オレをテレビで歌わせろ!」と言い出した。さすがにそれはムリな話だと、スネ夫に同情したのび太とドラえもんは、ジャイアンを満足させるために、ある作戦を思いつく。 のび太たちに、「明日の3時、ジャイアンはテレビに出られるよ!」と言われたジャイアンは、「明日からオレも芸能人か!」と大よろこび! さっそく、みんなに見るように言いまわるジャイアン。その夜、ジャイアンが寝言で歌いながら寝ていると、のび太とドラえもんが迎えに来て…!?
第362話:暑い夏にはおはなしバッジ
あまりの暑さに、のび太が部屋でうだっていると、突然机の引き出しが開き、小包が飛び出してくる。さっそく小包を開けてみると、中にはバッジが数個と、セワシからの手紙が入っていた。手紙によれば、そのバッジは涼しくなる面白いものらしい。のび太は、その中から「ムジナ」と書かれたバッジをつけてみるが、まったく涼しくならない…。 しかたなく、アイスでも食べようと一階に下りたところ、振り返ったママの顔が、なんとのっぺらぼうになっていた! おどろいたのび太が、階段を上るドラえもんに声をかけると、振り返ったドラえもんものっぺらぼうで…!?
第363話:ソノウソホント
ジャイアンやスネ夫に、それぞれ自分のパパのすごさをじまんされたのび太は、思わず「ウチのパパは大きな石をこぶしで割ることができる」とウソをついてしまう。しかも、みんなが家まで確かめにやって来たから大変! 見かねたドラえもんは、口につけてウソをつくと、ぜんぶ本当のことになるひみつ道具『ソノウソホント』を貸すことに。 さっそくのび太が「パパがゲンコツで石を割る!」と宣言すると、パパは見えない力に操られるかのように、大きな石を見事粉々にする! ところが、納得のいかないジャイアンは、自分のパパとのび太のパパを対決させようとして…!?
第364話:ぼくのすべてをアゲタイ
スネ夫がパパやいとこのスネ吉から、高価なおもちゃをたくさんもらっているのを見たのび太は、自分も誰かに「あげたい」と言われてみたいと考え、ドラえもんに「物をあげたくなる道具」を出して欲しいと頼む。そこでドラえもんがのび太に渡したのが、ネクタイの形をした『アゲタイ』。 さっそくアゲタイを付けたのび太が出かけようとすると、ママからお使いを頼まれる。お使い先で何かもらえるのかとよろこぶのび太だったが、道でお腹が空いたというジャイアンとすれ違った瞬間、なぜかママに頼まれたおまんじゅうを「これでも食べて」とジャイアンに渡してしまい…!?
第365話:ドラえもんのたった一日の恋
テレビCMで大人気のかわいいネコ・ミーアに恋をしてしまった、ドラえもん。テレビにしがみついてばかりのドラえもんを見かねたのび太は、押入れにあった四次元ポケットのスペアから、書いた日記がぜんぶ本当のことになる『あらかじめ日記』を取り出し、「いますぐミーアが現われ、ドラえもんと恋をする」と書き、ドラえもんの夢をかなえてあげようとする。 ところが、“恋”と書くところを“変”と書いてしまったから大変! ドラえもんの前に現われたミーアは、テレビで見るのとは違い、プライドの高いわがままなネコで、ドラえもんを「腰ぬけ青だぬき」とバカにする始末。のび太のことまでバカにされたドラえもんは、ついに怒りだしてしまう。 慌てたのび太は、二人を仲直りさせようと、あらかじめ日記にいろいろ書きこむが、またもや字がまちがいだらけ。“ゆかい”を“ゆうかい”と書いてしまったため、なんとミーアが誘拐される事態が発生してしまい…!?
第366話:のび太王にはさからえない
学校で劇をやることになったのび太のクラス。ところが、のび太は、希望した王子様にも王様にもなれず、王様に撃たれるシカの役になってしまう…。 落ち込んだのび太が帰宅すると、部屋の真ん中にまるで王様が座るような豪華なイスが置いてあった。そのイスに座ったのび太が「アイスが食べたい」というと、ドラえもんは深くおじきをしてアイスを持ってきてくれる。実は、これは『王様の椅子』と言って、そこに座った人の命令には、ぜったいに逆らえないのだという。それを聞いたのび太は、調子に乗ってわがままを言い出すが…!?
第367話:あなたの良い所もらいます
テストでまた0点を取ってしまったのび太は、スネ夫から「出木杉の爪の垢(あか)でも煎じて飲めば、少しは頭が良くなるんじゃない」と言われ、出木杉に爪の垢をもらおうとして、みんなにバカにされてしまう。 さらにジャイアンに殴られ、すっかり落ち込んだのび太が帰宅すると、ドラえもんの体からママの足が生えていたから、びっくり! 体のパーツごとのエキスを抽出して分けてもらうことができる『エキス・パーツ』を使ったと聞いたのび太は、ムキムキの筋肉を持った人から腕のエキスをもらって、ジャイアンに仕返ししようと考えるが…!?
第368話:走れ!ウマタケ
竹馬に乗ることができないと、ジャイアンとスネ夫にバカにされたのび太は、思わず自分も乗れると言い張り、“竹馬レース”に出てみんなと競争すると約束してしまう! 家に帰ったのび太はドラえもんに泣きつくが、22世紀には竹馬は存在しないと言われ、ガッカリ。それでも「似ていればなんでもいい」と言い張るのび太に、ドラえもんは未来から、馬と竹を合わせて作った新しい生き物『ウマタケ』を連れてくることに。絶対にひっくり返らない上、猛スピードで走ることができるウマタケだが、のび太が早速乗ろうとしたところ、いきなりのび太を蹴飛ばしてしまい…!?
第369話:月の光と虫の声
スネ夫が高級デパートで買ってもらったというスズムシの鳴き声を聴いていたドラえもん、のび太、しずかは、スネ夫から50円を請求され、ガッカリ…。もっとのんびり心ゆくまでスズムシの声を聞きたいと思ったのび太は、自分もデパートでスズムシを買ってほしいとパパとママに頼み込むが、その辺で捕まえてくればいいと断られてしまう。 しかし最近は、その辺にスズムシがいるわけはなく…。そこでドラえもんとのび太は、タイムマシンでスズムシがあちらこちらにいた時代に行くことを計画。みんなに家の庭で虫の音楽会を開くと約束し、30年前へと向かうが…!?
第370話:まじんのいない魔法のランプ
なかなか宿題が終わらず、「こんなとき、アラジンの魔法のランプがあればなあ」とつぶやくのび太。それを聞いたドラえもんは、“まじんのいないまほうのランプ”を取り出す。このランプを向けて名前を呼ぶと、その人がランプに吸いこまれ、魔人となって持ち主のいうことを1回聞かなければならなくなり、やり終えると、解放されるらしい。 ランプを持ち出したのび太は、おつかいを頼んできたママを魔人にして買い物を押し付けたり、スネ夫を魔人に変えて「買ったばかりのマンガをぜんぶ持って来い!」と命じたりと、調子に乗って使いまくるが…!?
第371話:のび太の忍者修行
あまりにぐうたらしているのび太を見かねたドラえもんは、「君には忍耐力がないから、これを読むといい」と、忍者について書かれた本を差し出す。本を読んだのび太は、自分も忍術を使えるようになりたいと考え、そのための道具を出して欲しいとドラえもんにせがむ。 ドラえもんが出したのは、『忍者修行セット』。大よろこびののび太に、ドラえもんは「忍術とはしのぶ術。どんなに辛いこと、苦しいことも耐えしのび、強い心と体を作るのが忍者修行だ」と話すが、のび太は忍者になるためならどんな修行でもすると宣言。さっそく修業を始めるが…!?
第372話:そうなる貝セット
難しい宿題がどっさり出されたのび太は、しずかとがんばろうと約束するが、ジャイアンやスネ夫に「どうせのび太にはできっこない!」とバカにされ、やる気を失ってしまう。 その様子を見たドラえもんは、貝の標本のような『そうなる貝セット』から貝がらをひとつ取り出し、のび太の背中につける。すると、突然のび太にやる気がみなぎり、自分の力で宿題を終えることができたからビックリ…! これは、身体につけるとその名前のとおりになるひみつ道具で、のび太につけたのは『やり貝(やりがい)』という貝だったのだ。のび太は、このやり貝をしずかにも貸してあげようと考えるが、途中でジャイアンに奪われてしまい…!?
第373話:最高!最悪なおもてなし
スネ夫から、外国人のソムリエを雇ったとじまんされたのび太は、うちにもソムリエくらいいると大ウソをついてしまう。とはいえ、もちろんのび太の家にソムリエなどいるはずはなく、困ったのび太は、ドラえもんに泣きつく。 ちょうど未来デパートでソムリエロボットの無料貸し出しをしていることを思い出したドラえもんは、早速、そのロボット『なんでもソムリエ』を連れてくる。ワインから食事、デザートまでなんでも選ぶというソムリエに大よろこびするのび太。ところが、大人のドラ焼きと言って、アンコなしドラ焼きを出すなど、どうも口だけの様子で…!?
第374話:スーパー移動風呂1010
景色のいいところでお風呂に入ってみたいというしずかの願いを叶えたいというのび太のために、ドラえもんは『スーパー移動風呂1010』という地球儀のようなひみつ道具を取り出す。この道具をお風呂に取りつけ、地図から好きな絶景ポイントを選ぶと、お風呂がその場所へ一瞬にして移動し、景色を楽しむことができるのだという。 早速アフリカの大地で景色を楽しんだのび太は、大よろこびでしずかに貸してあげることに。ところが、しずかは世界中の絶景ポイントを30秒ずつどんどん回っていくという、お任せコースのボタンを押してしまい…!?
第375話:のび太社長になる
スネ夫のパパの会社の創立記念パーティーによんでもらったのび太は、スポットライトを浴びる社長の姿に憧れ、社長になれるような道具を出してほしいと言い出す。ドラえもんが社長は大変な仕事だと説明しても、聞く耳を持たない。 仕方なくドラえもんが取り出したのは、『会社ごっこセット』。ビルの形をしたひみつ道具で、このビルに名前を書くと、この会社の社長になれるのだという。さっそくのび太が自分の名前を書くと、中から小さな社員ロボットたちがぞろぞろと出てきた。“のび社”という社名をつけたのび太は、小学生たちの宿題を引き受けるビジネスを発案するが…!?
第376話:機械化機
しずかと一緒に流れ星を見る約束をしたのび太が、ウキウキ気分で準備をしていると、自分の部屋から美しい音楽が聞こえてきた。のび太が部屋をのぞくと、そのメロディーはドラえもんの口から流れていて、しかも突然、雑音に変わったからビックリ。ドラえもんは、さまざまな機械の持つ能力を人間に移すことのできる『機械化機』を使って、ラジオの力を自分の体に移したのだという。 それを聞いたのび太は、昼寝中のドラえもんにストーブやエンピツ削りなどの力を移す。さらに、ラジコン飛行機の力を移すと、ドラえもんは窓の外へと飛び出していき…!?
第377話:あなただけのものガス
発売されたばかりのマンガを一緒に読もうとしずかを誘ったのび太は、出木杉と美術館に行くからと断られてしまう。さらに、ジャイアンにマンガを取られてしまったのび太が、肩を落として帰宅すると、部屋にドラえもんはおらず、ドラ焼きが置いてあった。のび太がそのドラ焼きに手を伸ばしたところ、なんとドラ焼きは逃げて行ってしまう。しかも、そこに帰って来たドラえもんの口にポトンと入った! ドラえもんによると、人にとられたくないものにかけておく『あなただけのものガス』をかけたのだという。のび太はさっそく、しずかにガスをかけに行くが…!?
第378話:ボクのび子ちゃん
ジャイアンと相撲を取り、投げ飛ばされたのび太は、「ボクには男っぽい遊びは合わないんだ!」と負け惜しみを言い、ジャイアンとスネ夫から、「のび子」とからかわれる。するとのび太は、「女の子に生まれればバカにされずにすんだのに」と言い出し、ドラえもんに女の子になりたいと頼み込む。 それを聞いたドラえもんは、あきれながらも、頭に付けるだけで女の子に変身し、周囲も女の子として扱ってくれる『変身カチューシャ』というひみつ道具を出す。のび太がためしに着けてみると、あっという間にポニーテールにスカート姿のかわいい女の子・のび子に変身して…!?
第379話:メカ・メーカー
自分が設計した戦艦(せんかん)を作りたいというのび太のために、ドラえもんは『メカ・メーカー』という道具を出す。この道具に材料と設計図を入れると、実際に設計図通りのメカを作り出すことができ、コントローラーで操縦もできるというのだ。試しに、作りかけのプラモデルとのび太が描いた設計図を入れたところ、設計図通りの戦艦が出てくる! さっそく戦艦を操縦しながら出かけたのび太は、得意顔でジャイアンやスネ夫に戦艦を自慢。すると、スネ夫がドラ焼き10個でメカ・メーカーを貸して欲しいと言い出し…!?
第380話:おぼっちゃマンボ
多くの歌手を育てるプロデューサーをテレビで見たスネ夫は、ジャイアンの歌をききたくない一心で、「歌手じゃなくて、プロデューサーになれば? ありあまる才能をひとり占めするのはもったいないよ!」とジャイアンをおだてる。 スネ夫の本心に気づかず、すっかりその気になったジャイアンは、プロデュースする歌手の第一号に、スネ夫を指名! さっそく曲作りにはげむが、ひどい歌ばかり。 見かねたドラえもんは、作りたい曲のイメージをしゃべるだけで曲を作ってくれる『ヒットメーカー』と、これで歌うと必ずヒットする『ヒットマイク』を出してあげるが…!?
第381話:うそつきかがみ
部屋にあったかがみをのぞき込んだのび太は、そこに写ったハンサムな自分に見とれてしまう。しかもかがみが「あなたは世界一の美少年なのです」としゃべりだしたからビックリ! さらにのび太がカンゲキしていると、ドラえもんが帰ってきて、かがみをしまってしまう。 ドラえもんは、これはウソばかりつく『うそつきかがみ』だと説明するが、のび太はもう一度出して欲しいとしつこくドラえもんにつきまとった末に、足を滑らせてママの三面鏡を割ってしまう。すぐにかがみを使いたいというママのために、ドラえもんはしかたなくうそつきかがみを出すが…!?
第382話:巨大スネ夫あらわる!
買ったばかりのゲームをジャイアンに奪われてしまったスネ夫は、もう少し体格が大きければジャイアンに勝てるのに…とくやしがり、「飼い猫のチルチルが毎日いじめられてかわいそうだから」とドラえもんにウソをついて、体を大きくするひみつ道具『アットグングン』を出してもらう。これをふりかけた生き物は、あっという間に大きくなるのだ。 さっそくアットグングンを自分の体にふりかけたところ、たちまちむくむくと背が伸び、大人ほどの背丈に成長したからビックリ。大きくなったスネ夫は自信満々で、ジャイアンのもとにゲームを取り戻しに行くのだが…!?
第383話:ひるね王選手権
運動会でやるかけっこのアンカーに選ばれたのび太。自分がいると勝てないとジャイアンとスネ夫に責められ、落ち込むのび太。運動会当日、自分には何のとりえもないとため息をつくのび太に、ドラえもんは「世界昼寝大会があったら、世界チャンピオンになれるよ」と励ましの声をかける。すると、のび太は、『もしもボックス』を出して欲しいと言い出し、「もしも昼寝が競技だったら…」と電話をかけてしまう。 その結果、運動会でも昼寝の競技が行われることに。のび太のおかげで、クラスは見事優勝。それどころか、のび太は昼寝世界一を決める大会の日本代表になっていて…!?
第384話:どこでも大ほう
大切な出張の新幹線の出発時間を間違えてしまったパパのために、『どこでも大ほう』と『どこでもテレビ』を出すドラえもん。この大ほうから発射したものを、テレビに映ったところならば、どこへでも届けることができるのだという。無事(?)にパパを新幹線まで届けて、まんぞく顔の二人。 大ほうでみんなのいる空き地まで飛んで行ったのび太は、しずかのパパが忘れて行ったお弁当を会社まで届けてあげることに。続いて、楽しいところに行きたいというスネ夫を、ある動物園に飛ばしてあげることに。ところが、ジャイアンが無理やり大ほうの中に入ってしまい…!?
第385話:重力ペンキ
クリスマスの日、たまたま商店街でクラスメートのあばら谷くんを見かけたのび太は、いつもの仲間で開くクリスマスパーティーに彼を誘う。そしてジャンケンの結果、今年はあばら谷くんの家でパーティーを開催することになった。 それぞれ出し物の準備をするために、いったん解散したのび太たち。だが、よく考えてみると、あばら谷くんの家がどこにあるのか、誰も知らなかった。ジャイアンに命じられ、探しに出かけたのび太とドラえもんは、公園でひとりため息をついて落ち込むあばら谷くんの姿を見かける。ふしぎに思ったふたりは、あばら谷くんの後をつけるが…!?
第386話:いやなお客を帰しちゃえ
お正月。一家そろってのんびり過ごしている野比家に、パパの会社の社長が訪ねてくる。自宅にいるとお客さんが次から次へと年始のあいさつにくるので、逃げてきたのだという。しかも2、3日泊めて欲しいと言い出し、ママも困り顔。さらに、のび太の部屋で昼寝をしたり、のび太とドラえもんにマッサージをしろと言ったり、やりたい放題…。 どうにかして社長を追い帰そうと考えたドラえもんは、聞くと家に帰りたくなる『ゴーホーム・オルゴール』を出すが、社長は布団にしがみついてでも帰ろうとしないため、音を大きくしたところ、ママが実家に帰ると言い出して…!?
第387話:テストにアンキパン
ドラえもんが帰宅すると、のび太がヤカンと枕を持って部屋を走り回っていた。明日、国語と算数のテストが行われることになり、あわてて取り乱しているのだという。 「これからはまじめに勉強するから、今回だけは助けて!」と泣きつかれたドラえもんは仕方なく、暗記したいものにペタッとつけて写して食べるだけで覚えることができる『アンキパン』を取り出す。のび太は大よろこびするが、肝心のノートがメチャクチャで使い物にならない。そこで、みんなのノートを借りに行くことに。ところが、調子に乗ったのび太の身に、大変なことが起きて…!?
第388話:クイズは地球をめぐる
クイズに答えられないとゲンコツで殴るという遊びを考え出したジャイアン。困ったのび太は、ドラえもんにクイズ解答機を出して欲しいと頼むが、ドラえもんは「クイズは自分の頭で考えるのが楽しみなんだ」と、未来のクイズゲームマシン『アクションクイズ』を出す。問題の答えを、未来の道具を使って実際にやってみせ、正解だと金メダルが出るが、答えられないとカミナリが落ちるらしい。 さっそくスタートボタンを押したのび太だったが、一問目からまちがえてしまう。そこで、お助けボタンを押したところ、学校の友だちと一緒に考えていいことになるが…!?
第389話:屋根裏のピーマン畑
お昼、ピーマンの肉詰めをおいしそうに食べるドラえもんとは対照的に、ピーマンがきらいなのび太は、ピーマンだけドラえもんにあげようとして、ママに叱られてしまう。 そんなのび太のピーマンぎらいを克服させようと思ったドラえもんは、自分たちで育ててみようと提案。たった1日でおいしい野菜が収穫できる『日曜農業セット ピーマンバージョン』を使って、屋根裏に畑を作ることに。最初は畑仕事をいやがっていたのび太も、ピーマンの苗が育ってくるにつれ、作業を楽しむようになる。ところが、実がなってくると、やっぱりきらいなものはきらいだと言い出して…!?
第390話:ごきげんポカポカシール
おしくらまんじゅうで、ジャイアンやスネ夫らに押しつぶされ、ひどい目にあったのび太は、「もっと手軽にあたたまる方法はないの?」とドラえもんに泣きつく。 そこでドラえもんが取り出したのが、体に貼ると感情エネルギーを熱に変えることができるという『ごきげんポカポカシール』。さっそく胸に貼ってみたところ、ママからおやつやこづかいをもらった直後、シールはピンク色にかがやき、のび太の体はポカポカに! ところが、0点の答案用紙がママに見つかったとたん、シールは青色に変わり、のび太は寒さのあまりガタガタ震えだして…!?
第391話:ママママバトルざます
またもや学校のテストでひどい点数を取り、ママにきつく叱られたにもかかわらず、昼寝をしようとするのび太。クラスでビリになっても気にしない、あまりの競争心の無さにあきれたドラえもんは、ポケットから小さな肉を取り出す。これは『しゅくテキ』と言い、フライパンでステーキのように焼いて食べると、競争心がわいてくるらしい。 ところが、そのしゅくテキをママが食べてしまう! その直後、買い物に出かけたママは、道で会ったスネ夫のママに挑戦的な態度を取り、スネ夫のママも応戦。2人とも夕ご飯はカレーだと言うと、スーパーに向かって走り出し…!?
第392話:ウルトラミキサー
しずかの家の犬が、隣の家から預かった猫とケンカばかりしていると聞いたドラえもんは、ポケットから、2つのものを合体させて、ひとつの物体にしてしまう『ウルトラミキサー』を出すと、犬と猫を合体させた犬猫を作り出し、しずかに怒られてしまう。 家に帰ったドラえもんとのび太は、パパが買ってきた大きな壺のことでケンカするママたちを見て、壺と風呂ガマを合体させると、次々と家の中のものを合体させ、ママに叱られてしまう。しかたなく外に出た二人だったが、再び調子に乗り、商店街でもいろいろなものを合体させて…!?
第393話:突撃!ハクションバスターズ
学校からの帰り道、体がピンク色になったドラえもんがうわごとを言いながら倒れるところを目撃したのび太たち。あわててかけ寄ると、ドラえもんは高熱を出しており、次第に言動がおかしくなっていく。心配になったのび太がドラミを呼んだところ、ドラえもんは『イキアタリバッタリサイキンメーカー』で、ドラ焼きを増やす菌を作ろうとして変なウイルスを飲んでしまったことがわかる。 ドラミは『ウイルスバキューム』でドラえもんの口からウイルスを吸い取ろうとするが、うまくいかない。そこで、のび太たちは小さくなってドラえもんの体内に入ることに…!
第394話:鬼は外ビーンズ
節分の日、スネ夫がのび太に泣きついてきた。家で歌の練習をすると母親に怒られるというジャイアンに、「練習を続けたほうがいい」と心にもないことを言ったところ、これから毎日スネ夫の部屋で練習すると宣言されてしまったらしい。 同情したのび太がドラえもんにひみつ道具を出してもらおうとすると、ネズミが出現! あわてたドラえもんが「鬼は外!」と叫びながら豆のようなものを投げつけたところ、ネズミが消えてしまう。これは『鬼は外ビーンズ』という道具で、中のものを外へ瞬間移動させることができるらしい。二人は、これをジャイアンに投げつければいいと考え…!?
第395話:しずかちゃんさようなら
のび太が突然、しずかとわかれると言い出した。ドラえもんが理由を聞くと、学校で先生に「このままでは、ろくな大人になれない」と叱られ、たしかにこんな自分と結婚したら、しずかが不幸になってしまうと考えたからだという。とはいえ、学校でしずかの顔を見てしまったら、決意がゆらぐため、アメリカに留学するとか宇宙旅行して暮らすしかないと言い出し、ママに激怒されてしまう。 そこでのび太は、これまでのしずかとのつながりを全部断ち切るため、借りていた本を返しに行くことに。しずかのママに本を渡すと、「さよならと伝えて下さい」と告げて…!?
第396話:ジャイアンシチュー
ジャイアンが突然、新しい趣味を持つことにした!と宣言。なんと、料理の研究だという。歌って踊れて料理もできる、マルチなスターになるというのだ。 さっそく手料理をごちそうするから家に来いと誘われてしまったのび太たちは、以前ジャイアンが作ったお弁当の味を思い出し、恐怖で真っ青に。せめてお腹を空かせていくしかないと考えたのび太だったが、せっかくお昼ご飯を作ったんだから、ちゃんと食べなさいとママに叱られ、困ってしまう。そんなのび太に、ドラえもんはどんな料理でもおいしくなるという『スーパーグルメスパイス』を出すが…!?
第397話:開店!動物くんれん屋
しずかが飼っている手乗りインコがうらやましくなったのび太は、手乗りニワトリを育てようと思いつき、ニワトリの卵を抱えて昼間から布団にもぐり、ママに怒られてしまう。卵からかえしてヒナから育てれば手乗りになると思ったというのび太に、ドラえもんは大笑いしながらも、『桃太郎印のきびだんご』を出す。このだんごを食べさせると、どんな動物でも言うことを聞くようになるのだ。 さっそくスズメやハトにだんごを食べさせ、よろこぶのび太。さらに、「どんな動物でも命令通り動かせます」というチラシを作り、“くんれん屋”をはじめると言い出して…!?
第398話:あったか~い雪合戦
外は寒いからと、あたたかい部屋の中でゴロゴロしてばかりののび太。雪でも降れば外で遊ぶのに…というのび太の言葉を聞いたドラえもんは、未来の小学生の教材で、雨や風、雪などを手軽に実験できる『気象シート』を取り出す。 『ビッグライト』で、気象シートを庭いっぱいに広げ、雪を降らせるドラえもん。大よろこびで雪だるまを作りだすのび太だったが、手が冷たくてダメだと、結局部屋に戻ってしまう。そこでドラえもんは、いろんな雪を作ることができる『雪アダプター』で、あたたかい雪を降らせるが…!?
第399話:スネ夫が剛田商店でアルバイト
町内に、有名デザイナー“ヒカル・コシダ”の事務所があると知ったスネ夫は、大こうふん!「ここで働かせてください」と乗り込むが、「大人になったらいらっしゃい」と弟子につまみ出されてしまう。くやしがるスネ夫に頼まれて、ドラえもんが取り出したのは、『お仕事マップ』。地図の中から、自分が働いてみたい場所を選んでピンを刺すと、そこで仕事の体験ができるひみつ道具だという。 さっそく、ヒカル・コシダ事務所に狙いを定めるスネ夫だったが、のび太に肩をたたかれた拍子によろけ、なんと“剛田商店”つまりジャイアンの家にピンを刺してしまい…!?
第400話:テレビ局をはじめたよ
子ども向け音楽番組に出演したスネ夫にじまんされたのび太は、自分も出たいとドラえもんに頼むが、ドラえもんは妹のドラミとケンカの真っ最中で、「そんなことはドラミに頼めばいいだろう」と怒って出て行ってしまう。 のび太の頼みを聞いたドラミは、ポケットからアンテナのような道具『インスタントテレビ局』を出す。このアンテナをつけると、家のテレビがカメラと放送局になり、近所に流すことができるという。のび太のもとには、テレビに出たいという希望者が集まり、のび太とドラミは「のび太放送局」をスタート! 面白い番組を作ろうと意気込むが…!?
第401話:あいつを固めちゃえ
玄関に投げ込まれていたジャイアンリサイタルのビラに気づいたのび太は、思わず外に放り出してしまう。その後、部屋に入ると、机の上に古いカメラが置いてあった。外からしずかの声がするのに気づいたのび太が、そのカメラでしずかを撮ろうとしたところ、その瞬間、しずかが動かなくなってしまったからビックリ! 帰ってきたドラえもんによると、これは『瞬間固定カメラ』という道具で、ある瞬間の動きをそのまま止めてしまうのだという。のび太は、しずかが手に持っていたリサイタルのビラを別のチラシと交換してから、しずかを元に戻すが…!?
第402話:あなたにつくしん坊
飛んできたサッカーボールからしずかを守ろうとして、出木杉が足をくじいてしまった。のび太もボールに足を取られて転び、たんこぶを作ったのだが、しずかをはじめとする女の子たちは、出木杉だけを保健室に連れて行く。 出木杉がうらやましくてたまらず、ドラえもんに泣きつくのび太。ドラえもんは仕方なく、1時間の間だけなんでも尽くしたくなってしまうという『つくしん坊』というひみつ道具を取り出す。さっそくしずかに尽くしてもらおうと出かけるのび太。ところが、ジャイアンとスネ夫にいたずらをされた拍子に、つくしん坊のスイッチを押してしまい…!?
第403話:おそだアメ
のび太が帰宅すると、部屋にはドラえもんの姿はなく、なぜかドラえもんの声だけが聞こえてきたからビックリ。その声によると、この声は30分前にしゃべったもので、ドラえもんは今みんなと空き地に集まって会議を開いているという。 その後、ヨレヨレになったドラえもんが帰って来た。ジャイアンがリサイタルを開くことになったというので、みんなで集まり、それを止めさせる方法を相談していたところ、ちょうど通りかかったジャイアンに聞かれ、みんなボコボコにされてしまったのだという。どうにかしてリサイタルを止めさせなくては…。のび太が思いついた名案とは…!?
第404話:わらってくらそう
ある朝、「ゲラゲラ笑いたいから、おもしろい話を聞かせて」と頼んできたのび太に、ドラえもんは『ゲラゲライヤホン』というひみつ道具を取り出した。これを耳にはめると、何を聞いても笑い話に聞こえるという。さっそく耳にはめたところ、何を言われてもおかしな話に聞こえ、のび太は身をよじって大笑いしはじめる。 ところが、学校に着いてそろそろ外そうとした途端、イヤホンがすっぽり耳にハマってしまい、抜くことができなくなってしまう! しかも、今日は授業参観。ママが教室の後ろで見守る中、のび太は必死に笑いをこらえるが…!?
第405話:のび太の息子が家出した
テストは0点、勉強もせずにテレビを見たり、昼寝してばかりののび太は、パパから「いまのままじゃ、ろくな大人にはなれんぞ」とお説教されてしまう。ショックを受けたのび太が家出を決意したそのとき、机の引き出しから、未来ののび太の息子・ノビスケが姿を現したからビックリ! ノビスケは、パパである未来ののび太とケンカし、家出をしてきたのだという。未来ののび太から「このままじゃろくな大人になれん!」と言われたというノビスケの話に、苦笑いのドラえもん。のび太は帰るように言うが、ノビスケはしばらくいると言って聞かず…!?
第406話:おいしい温泉に入ろう!
ママから「おやつを食べる前に風呂に入るように」と怒られたものの、どうしてもおやつを先に食べたいのび太のために、ドラえもんはライオンの顔のような『温泉ジャグジー』を取り出す。試しにこの道具にチョコを入れたところ、ライオンの口からチョコレートがあふれ出し、チョコ風呂ができあがったからビックリ! この風呂は飲んでおいしいだけでなく、温泉成分も入っているため、体もポカポカになるという。甘くて温かい風呂に入って、大よろこびののび太は、しずかにもジャグジーを貸そうと思いつき、ドラえもんにナイショで持ち出すが…!?
第407話:宝さがしごっこセット
少年が宝を見つけるぼうけんマンガを読み、感動したのび太は、自分も宝さがしをしたいと言い出す。それを聞いたドラえもんが取り出したのは、宝さがしを楽しむことができる『宝さがしごっこセット』。ところが、セットに入っている宝石がニセモノだとやる気が出ないと、のび太はママのネックレスも宝箱に入れてしまう! さっそく宝箱を飛ばしたところ、かくし場所のヒントが戻ってくる。頭を悩ませて、ヒントを解いた二人が、『どこでもドア』でかくし場所と思われる場所に向かうと、なぜか一人のおじさんが、のび太たちと同じものを探していて…!?
第408話:ドラえもんの100年タイムカプセル
公園で、大人たちがタイムカプセルを掘り出してよろこんでいるのを見かけたのび太たちは、自分たちも宝物を持ちよって、タイムカプセルをうめようともり上がる。 宝物を入れる容器をさがすことになったのび太は、ドラえもんが留守なのをよいことに、部屋のすみに転がっていたカプセルのような入れ物を持ち出してしまう。そして、その中にみんなが持って来た宝物を入れ、公園の木の根元を掘ってうめたそのとき、ドラえもんが大あわてで走ってきた。 実は、のび太が勝手に持ち出したカプセルは、『百年カプセル』というひみつ道具で、スイッチを赤に回せば100年過去に、青に回せば100年未来に行ってしまうのだという。 何も知らずにスイッチを赤に回していたのび太は、大あわて。急いで地面を掘るが、カプセルはすでに消えていた! のび太とドラえもんは、タイムマシンで100年前へ…! その後、百年カプセルは届け先を指定して送ることができると聞いたのび太は、100年後の生まれたばかりのドラえもんにプレゼントを送るが、それを聞いたドラえもんは、「未来が変わってしまう」とあわて出して…!?
第409話:人よけゴールデンウィーク
ゴールデンウィークにパパと箱毛山に遊びに行くことになり、みんなにじまんするのび太。ところが、先週、箱毛山に行ったジャイアンから、観光客でいっぱいだったと聞いたパパは、すっかり行く気をなくしてしまう。 おちこむのび太を見かねたドラえもんは、『人よけジャイロ』を取り出す。これを地図の上で作動させておくと、ジャイロが示した場所には、だれもよりつかなくなるというのだ。 それを聞いたのび太は、大よろこびで人よけジャイロを箱毛山にセットし、ジャイロの影響を受けなくなるバッジをむねにつけ、しずかをさそって箱毛山へと向かうが…!?
第410話:アパートの木
近所に引っこしてきたいとこの大学生・五郎が、気楽なひとりぐらしを楽しんでいるのを見たのび太は、自分もひとりぐらしをしたいと言い出すが、もちろんパパにもママにも反対されてしまう。 どうしてもあきらめられないというのび太のために、ドラえもんが取り出したのは、『アパートごっこの木』。これを地面にうめたところ、たった10分で、地面の中に空洞の部屋がいくつもできたからビックリ! さっそくしずかたちもさそったところ、みんな大よろこび。それぞれ、自分ひとりの時間をまんきつするが…!?
第411話:ニセ宇宙人
ジャイアンとスネ夫に、ニセモノの円盤写真を見せられ、宇宙人と話をしたというウソをすっかり信じたのび太は、その夜、空き地に見に行くことに。ドラえもんが先に帰る中、朝まで外にいたのび太は、カゼをひいてしまう。 のび太がウソをつかれたことに怒ったドラえもんは、未来の子どもたちが遊ぶ円盤のおもちゃ『組み立て円盤セット』と、『ラジコン宇宙人』を使って、ジャイアンたちをおどろかせようと考える。夕方、またもやニセモノの写真を撮ろうとしていたジャイアンたちの前に、大きな円盤と、タコの様な宇宙人が現れた! 二人はあわてて逃げようとするが…!?
第412話:ドロン葉
タヌキが人間を化かす昔話を読み、大笑いするのび太に、ドラえもんは1枚の葉っぱを取り出して見せる。これは『ドロン葉』といい、タヌキには特別な念力を出して人間に幻を見せる力があるのでは…と考えた未来の学者が、実験のために作ったもので、頭に乗せるだけで念力が出るというのだ。タヌキの脳にあわせて作ってあるので、人間には使えないため、タヌキと同じ科目の犬で試そうと思い立つ。 のび太たちは、しずかの家の裏の家で飼われている、ベソという犬で実験することに。ベソは飼い主の中学生・キョーボーによくいじめられているかわいそうなイヌで…。
第413話:日食を見よう
明日は、待ちに待った金環日食(きんかんにっしょく)。日本各地の広い範囲で日食が見られることは、なかなかないと聞いたのび太は、てるてる坊主をたくさん作って眠りにつく。 ところが、当日は曇り空。のび太に「何とかしてよ~」と泣きつかれたドラえもんは、『強力うちわ風神』を使って、雲の上から日食を見ようと考える。ところが、空を飛んでいるところをジャイアンたちに見つかり、「自分たちだけずるいぞ!」と石を投げつけられ、落下してしまう! そこで今度は、『クモノイトン』を使って、雲の上までのぼっていくことにするが…!?
第414話:まんが家ジャイ子先生
雑誌に自分の文章や絵をのせることができる『すりこみ製本機』で、自分が描いたまんがを人気コミックにのせたのび太は、ジャイアンたちをおどろかせるつもりが、ウソつきとせめられ、ボコボコにされてしまう。 その後、ドラえもんからワケを聞いたジャイアンは、ジャイ子の描いたまんがを雑誌にのせてやってほしいと頭を下げる。クリスチーネ剛田のペンネームでまんがを描いているジャイ子だが、新人賞に応募しても落選続きで、かなり落ち込んでいるらしい。さっそくのび太たちは、ジャイ子が描きためていた原稿を、人気少女まんが雑誌にのせるが…!?
第415話:あの道この道楽な道
毎朝ねぼうしてママにしかられ、学校では宿題を忘れて先生にしかられ、遊びに行けばジャイアンに殴られ…そんな毎日のくり返しがイヤになったと落ち込むのび太。たまには違う生活を体験したいというのび太のために、ドラえもんは『クロス・スイッチ』という道具を出す。二人の人間の間で、このスイッチを押すと、その後の二人の人生のコースが入れ替わるというのだ。 スイッチを手に登校したのび太はまたもや遅刻してしまう。そこで、怒る先生に向けてスイッチを押したところ、先生自ら廊下に立ち、のび太はみんなから先生と呼ばれて…!?
第416話:ポケットの中のしずかちゃん
しずかの誕生日。ドラえもんと半分ずつ出し合った500円を手に、プレゼントを買いに出かけたのび太は、小さな女の子がしずかにプレゼントを渡しているのを見かける。 しずかの家の近所に住むその少女・チカからのプレゼントが、彼女が大切にしている人形の服だと知ったのび太は、これから開かれる誕生日パーティーで、しずかがその服を着たらいいのでは…とひらめく! ちょうど、太ってスカートをはくことができないママのために、ドラえもんが出した『ピッタリフィットカメラ』を見たのび太は、カメラを手にしずかのもとへ急ぐが…!?
第417話:ジャイ子の漫画にお邪魔します
ジャイアンの家の前を通ったのび太たちは、家の屋根にのぼってジャイ子の部屋をのぞいているジャイアンを見かける。ジャイ子がコンテストにおうぼするまんが作品を見たいのだが、まったく見せてくれないというのだ。妹を心配するジャイアンから「ジャイ子の描いたまんがをこっそりのぞいて、アドバイスしてやってくれ」とたのまれたのび太とドラえもんは、ジャイ子の部屋に忍び込み、作品をさがすことに。 すると、箱にしまってある2作品が見つかった。ところが、のりづけされていて、中を見ることができない。そこで3人は、『絵本入りこみぐつ』でまんがの中に入ることに…!?
第418話:お天気ボックス
しずかやジャイアン、スネ夫たちとハイキングに行く約束をしたのび太。ところがその前日、明日は天気予報で雨だから中止にしようという話が出る。しかし、ママから明日は晴れだと聞いたのび太は、必ず晴れると断言。スネ夫と晴れか雨かでゲンコツ30発を賭けることに…。 ところが、おじいちゃんに雲の見方を教えてもらったから必ず晴れだと言っていたママの意見があやふやになってきたから大変!のび太に泣きつかれたドラえもんは、カードを入れるだけでどんな天気でも作ることができる『お天気ボックス』を出すが、晴れのカードがなくなってしまい…!?
第419話:キャンディーなめて歌手になろう
のび太が帰宅すると、ドラえもんが“声紋(せいもん)”という声の特ちょうをとらえてキャンディーを作る『声紋キャンディー製造機(せいぞうき)』を使って、さまざまな声を集めていた。そのキャンディーをなめると、なんとその声の主と同じ声になれるのだという。 ドラえもんが昼寝している間に、こっそりキャンディー製造機を持ち出したのび太は、道で会ったスネ夫から、ジャイアンバースデーライブのチケットをむりやり渡される。さらに、大張り切りのジャイアンからも、何枚もチケットを渡され、ドラえもんやしずかたちとライブに行くことに…!?
第420話:もどりライト
またもやテストで0点を取り、ジャイアンとスネ夫から「紙のむだづかい」「きられた木がかわいそう」とからかわれるのび太。しかも、紙の原料が木であることを知らず、ますますバカにされてしまう。 話を聞いたドラえもんは、光を当てると元に戻る『もどりライト』を使って、紙がどうやってできるかをのび太に説明する。さらに、ガラスやタタミ、ドラ焼きなど、家にあるものに次々とライトの光を当てて、原材料を調べるのび太たち。なかなか帰らない来客に迷惑しているママを見た二人は、お客さんに出したお酒やおつまみにも光を当てるが…!?
第421話:チャンスメーカー
「もっとしげき的な毎日にならないかなぁ」とため息をつくのび太のために、ドラえもんは、さまざまな難題にチャレンジし、成功すると賞品がもらえるひみつ道具『チャンスメーカー』を取り出す。さっそく「おやつを増やしたい!」と言ってみたところ、チャンスメーカーが反応し、「けん玉を一回で成功させたら、どら焼きは2倍に。でも、失敗すればゼロ」というチャレンジを持ちかける。 見事成功したドラえもんは、どら焼きが2倍になり、大よろこび。続いてのび太も、「30秒間、玉乗りできれば、マンガ本が5倍になる」というチャレンジに挑戦するが…!?
第422話:しあわせは歩いていこう!
またもやテストで0点を取ったのび太は、先生から、放課後家に行くと言われ、しずかの家に寄ることに。ところが、しずかが85点でママに叱られ、泣いているのを見て、ますます落ち込んでしまう。 おやつにもマンガの最新刊にも見向きもしないほど落ち込んでいるのび太を見かねたドラえもんは、『ハッピープロムナード』というじゅうたんのようなひみつ道具を取り出す。これの上を歩くと一歩進むごとにゆかいになるのだと言われ、さっそく試したのび太は、すっかり元気になるが…!?
第423話:そっクリようかん
しずかが人気俳優オダ・リョーマのファンだと聞いたのび太から、「オダ・リョーマになれる道具を出して」と頼まれたドラえもんは、『どこでもドア』で彼の楽屋に押しかけると、『そっクリようかん製造機』を取り出し、オダ・リョーマに手を乗せてもらう。すると、彼のDNAを分析してできた栗ようかんが出てきた。のび太がこれを食べたところ、顔や体がオダ・リョーマそっくりになったからビックリ! のび太は大よろこびで、かっこよく変身した自分の姿をしずかに見せに行くが、女の子たちに追いかけられて大混乱!しずかの家に着いたときには効果が消えてしまい…!?
第424話:忘れ物おくりとどけ機
めずらしく、宿題をぜんぶやり、ちこくもせずに登校したのび太だったが、せっかくやった宿題を忘れてしまう…。困ったのび太がカバンを探っていると、さっきまで無かったはずの宿題が出てきた!ドラえもんが、『忘れ物おくりとどけ機』を使って助けてくれたのだ。それを知ったのび太は、この道具を使って、しずかに借りていた本を返そうと考える。 さっそくモニターを付けたところ、しずかの家にジャイアンとスネ夫が遊びに来ており、しずかに手品を見せていた。その様子を見たのび太は、自分も『忘れ物おくりとどけ機』を使って、もっとすごい手品を見せようと思いつき…!?
第425話:参上!ムシムシヒーロー!!
七夕の短冊に「スーパーヒーローになりたい」という願い事を書いて、真剣に祈っているのび太を見たドラえもんは、『ムシムシヒーローベルト』という道具を出してあげる。これを使うと、虫たちが持っている特別な能力を身に着けることができるらしい。ためしにドラえもんがベルトをはめて、ベルトにクモを入れると、クモのヒーロー“クモマン”に変身! 自由自在に糸を出したり、壁をスイスイと登りはじめる。ただし、ベルトの効き目はわずか3分。 さっそく、ベルトを手に外に出たのび太は、木の枝に風船をひっかけて泣いている女の子を見かけ、蚊のヒーロー“カマン”に変身するが…!?
第426話:いっすんぼうし
ドラえもんとお金を出し合い、アイスを買いに行ったのび太。ところが、せっかく買ったアイスをジャイアンに取られてしまう。怒ったドラえもんは、ジャイアンをこらしめるため、『いっすんぼうし』という道具を取り出す。ためしに、この道具をのび太の頭に被せたところ、たちまちのび太の体が小さくなったからビックリ! これを使ってジャイアンを小さくすれば、やっつけられるというドラえもん。さっそく、いっすんぼうしを手にジャイアンを探しに行くのび太だったが、道で見かけたしずかをおどろかせようと、またもや自分が小さくなり…!?
第427話:のび太の部屋は進入禁止
帰宅したのび太は、家の中に殺気がただよっていることを感じ、タケコプターを使って窓から2階の自分の部屋に入る。ドラえもんによると、部屋にこっそり隠しておいた0点の答案用紙をママが発見し、怒っているらしい。 「この部屋をママから守って!」というのび太のために、しかたなく『ルームガードセット』を取り出すドラえもん。これを取り付けると、あらかじめ登録しておいた合言葉を30秒以内に言わない相手には、電撃銃が発射されるという。その直後、2階で物音がすることに気づいたママが階段を上がって来るが…!?
第428話:あんしん!ジャイアン保険
毎日コツコツとお金を貯め、ようやくマンガの最新刊を買ったのび太。ところが、待ちかまえていたジャイアンに取り上げられてしまう。 落ち込んだまま帰宅したのび太は、部屋にあったドラえもんのどら焼きを食べてしまうが、戻ってきたドラえもんは一瞬怒ったものの、すぐに態度を変え、何でも保険屋を呼び出す。すると、窓から保険ロボットがやってきて、山盛りのどら焼きを出してくれる。ドラえもんは、どら焼きを毎日一口ずつ保険としてかけていたのだ。話を聞いたのび太は、ジャイアン保険を思いつくが…!?
第429話:決戦!ジャイアンvsオバケ軍団
ジャイアンにナイショで、裏山にある小屋を自分たちだけのヒミツ基地に改造したドラえもん、のび太、しずか、スネ夫の4人。明後日の花火大会も、この基地で見ようと約束していたのだが、ジャイアンがこの基地の存在に気づき、無理やり自分のものにしてしまう。 なんとかしてジャイアンを追い出したいのび太たちは、オバケを出しておどかそうと計画。10分間だけオバケに変身できるひみつ道具『ゆうレイ』を使うことに。カッパや雪女、のっぺらぼうなどのオバケに化け、基地に居座るジャイアンのもとへと乗り込むが…!?
第430話:世界記ロック
テレビのスポーツ中継を夢中になって見ていたのび太は、しずかと約束していたことを思い出し、約束の時間まであと10分しかないと大あわて。そんなのび太を見たドラえもんは、『世界記ロック』という岩のようなひみつ道具を取り出す。これを背負うと、いろいろな競技の世界記録を味わうことができるのだという。 さっそく世界記ロックを背負って100m競争を設定したところ、足のおそいのび太が、風のように走ることができたからビックリ! 続いて、400m競争でしずかの家の近くまで走ったのび太だったが、いつもの道が工事中で…!?
第431話:出撃!潜水艦のび太号
のび太がカゼをひいているのを知りながら、わざと別荘への旅行の誘いにやって来たスネ夫。行くことのできないのび太に、別荘でおいしいアワビのステーキを味わうことをじまんして帰っていく。 くやしくてたまらないのび太に泣きつかれたドラえもんは、部屋の中からラジコンの潜水艦を操縦(そうじゅう)でき、部屋にいながらにして川や海の旅が楽しめる『ラジコン潜水艦セット』を取り出す。さっそく、これを近所の川に浮かべた二人は、部屋から潜水艦を操り、スネ夫の別荘近くの海を目指すが…!?
第432話:楽しいお仕事さがし
先生から将来どんな仕事をしたいかと聞かれ、みんながそれぞれの夢を語る中、一人だけ特に予定がないと発言して笑われてしまったのび太は、突然、先生になろうと思いつく。話を聞いたドラえもんは、腕にはめるだけでなりたい仕事に就くことができる『職業テスト腕章(わんしょう)』を取り出し、試しに先生をやってみたらと提案。 翌朝、腕章をはめて黒板の前に立ち、授業を始めたのび太は、簡単に数式が解けたことに感動。この腕章をしていると、その職業に就くための能力も身につくのだ。ところが、すぐに教えることに飽きてしまい…!?
第433話:ユーレイ暮らしはやめられない
やりたい放題のジャイアンにガマンのならないのび太は、「今にボクが年を取って死んだら化けて出てやる!」と言い出す。それを聞いたドラえもんは、「死なずに化けて出る方法もある」と言い、『うらめしドロップ』を差し出す。このドロップをなめて寝ると、魂が抜けだして一時的にユーレイになることができるらしい。 その夜、寝る前にドロップをなめてみたところ、のび太の口から魂が抜け出し、本当にユーレイになることができたからビックリ! ジャイアンの部屋に忍び込んだユーレイのび太は、さっそくジャイアンをおどろかそうとするが…!?
第434話:出さない手紙の返事をもらう方法
ママが友だちから手紙の返事が来ないと落ち込んでいるのを見たパパは、その手紙を速達で出すよう頼まれたことを思い出し、大あわて! 困ったパパに相談されたドラえもんは、『返事先どりポスト』を取り出す。このポストに手紙を入れると、実際に手紙を出す前に返事がもらえるというのだ。早速、ママの手紙を先取りポストに入れ、その返事をママに渡したのび太は、ポストを手に外に出かける。 のび太からポストの説明を聞いたしずかはあこがれの歌手にファンレターを、スネ夫はジャイアンへの苦情を、ジャイアンは有名プロダクションにデモテープを送るが…!?
第435話:走れ!流しそうめん
パパが会社の景品でもらった流しそうめんセットが野比家に届き、大よろこびするのび太。さっそく、しずかを誘って流しそうめんを楽しもうと張り切るが、スネ夫に骨川家の庭に設置されたゴージャスな流しそうめんセットをじまんされ、すっかり落ち込んでしまう。 そんなのび太を気の毒に思ったドラえもんは、ジェットコースターのように宙をくねってそうめんが流れてくる『スーパー流しそうめん』を取り出す。二人はしずかにもこの流しそうめんを味わわせてあげようとするが、流したはずのそうめんが流れてこないというハプニングが起きて…!?
第436話:10分おくれのエスパー
ジャイアンに逆らえず、心にもないことを言ってしまったのび太は、正義のための力が欲しいと言い出す。それを聞いたドラえもんは、長い訓練が必要なため、のび太には使いこなせないと前置きしながら『E・S・P(エスパー)訓練ボックス』を取り出した。正義のためなら頑張るというのび太に、ドラえもんは、念力、透視、瞬間移動という3つの超能力を育てることができるものの、一人前になるためには、毎日三時間ずつ訓練して3年かかると説明する。 ブツブツ言いながらも、訓練を始めるのび太。すると、10分遅れで念力が届くようになり…!?
第437話:ジケン爆弾
のび太が夏休みの宿題で書いた内容のない日記を見て、あきれ返るドラえもん。だが、のび太は「書くことがない。ドキドキすることがあれば、日記が書けるのに…」と反論する。 そこでドラえもんは、未来に起きる事件を教えてくれる『ジケン爆弾(ばくだん)』を取り出す。この爆弾には、赤と青のコードがついていて、正しい方をハサミで切れば事件をさけることができ、間違ったコードを切ると爆弾が爆発して予告どおり事件が起きる…という仕組みになっているという。 爆弾を手にしたのび太がボタンを押したところ、「30秒後、あなたはママに怒られます」と予告されて…!?
第438話:大冒険ゲームブック
のび太が帰宅すると、部屋の真ん中に巨大な本が置いてあり、中からドラえもんの歓声が聞こえてくる。さらに、裏表紙が開いてドラえもんが出てきたからビックリ! ドラえもんによると、これは『ゲームブック』で、自分の大切な物を秘宝として最終ページに入れ、その秘宝を取り返すために、プレーヤーは1ページ目から本の中に入り、さまざまな冒険をするのだという。さっそくしずかを誘うのび太だったが、出木杉も呼ぼうと言われ、ふくざつな気持ちに。 ドラえもんの提案で、しずかを秘宝にしてゲームに参加することにしたのび太と出木杉。はたして、その結果は…!?
第439話:空とぶさかな
庭の池で飼っているニシキゴイをスネ夫にじまんされたのび太は、自分もスネ夫みたいに魚を飼ったり、芸を教えたりしてみたい…とため息をつく。それを聞いたドラえもんは、「飼う魚を探しに行こう!」と、のび太を海に連れ出した。そして、海の上で四次元ポケットから『ペット用魚エサ』の袋を取り出すと、のび太にエサを強くにぎってから海に投げるようにと言う。 のび太が言われたとおりにすると、海の中からさまざまな魚が飛び出し、のび太に向かってきたからビックリ! しかも魚たちは、なぜかのび太になついてきて…!?
第440話:ひい木でひいき
大人の前で調子がいいことばかり言って、えこひいきをされるスネ夫に、腹が立ってしかたのないのび太とジャイアン。話を聞いたドラえもんは、ポケットから木の形をしたバッジのようなものを取り出す。これは『ひい木』と言い、付けた人は周りの人からえこひいきされるようになるというのだ。 さっそくひい木を付けて、ジャイアンと出かけたのび太は、スネ夫をサッカーに誘う。すると、のび太の蹴ったボールが神成さんの家に飛んでいき、神成さんの顔面にぶつかってしまった! あわてたスネ夫は、犯人はのび太だというが、神成さんはスネ夫に怒り出して…!?
第441話:おおかみ男クリーム
課題の作文で、オオカミ男より怒ったママの顔がこわいと書き、ママから大目玉を食らったのび太。その様子を見たドラえもんは、四次元ポケットから『おおかみ男クリーム』を取り出す。このクリームを顔に塗り、丸いものを見ると、なんとオオカミ男に変身してしまうというのだ。これで、ママとどちらが怖いか、試してみようというドラえもん。 ところが、目を離したすきに、ママがクリームを顔に塗ってしまった! しかもママは、これから昔の友だちに会いにいくという。ドラえもんはママが外で丸いものを見ないよう、ついていくことにするが…!?
第442話:人間用タイムスイッチ
見たいテレビ番組を見るのも忘れ、しずかと遊ぶ約束も忘れ、パパから頼まれた記念コインを買うことまで忘れてしまい、落ち込むのび太。そんなのび太のために、ドラえもんは四次元ポケットから『人間用タイムスイッチ』を取り出す。このタイムスイッチに、何時に何をするかを吹き込み、腕に付けると、いやでもその通りに動くようになるというのだ。 さっそく明日の予定を吹き込み、安心して眠りにつくのび太。ところが深夜2時、勝手に体が起き上がり、机に向かったところで目を覚ましたのび太は大あわて。どうやら午前と午後をまちがえて吹き込んでしまったようで…!?
第443話:のび太がキュウリで一等賞?
くじ引きで運動会のクラス代表リレーのアンカーにえらばれてしまい、ジャイアンから「ビリになったらぶっ飛ばす!」とおどかされたのび太は、足を速くするひみつ道具を出してほしいと、ドラえもんに泣きつく。 ただ足が速くなる道具を出してものび太のためにはならないと思ったドラえもんは、『ムリヤリトレパン』を取り出す。さっそくのび太がトレパンをはいてみると、走らずにはいられない出来事が次々と起こり、むりやり走り続けることに。さらに、『リフトストック』『強い石』など、さまざまなひみつ道具で、のび太の特訓をバックアップするが…!?
第444話:つづきスプレー
宿題の絵を描きに行くというみんなと会ったのび太は、しずかに一緒に行こうと誘われたものの断ってしまう。理由をたずねるドラえもんに、絵が下手だからと答えるのび太。 やってみないとわからないとはげまされたのび太は、プラモデルの船をスケッチしてみるが、その下手っぷりにドラえもんも思わず大笑い。上手に描けるようにして欲しいと頼まれたドラえもんは、まず船の先っぽを書くように言うと、ポケットから『つづきスプレー』を取り出し、のび太が描いた絵に吹きかける。すると、先っぼだけだった船が次第に姿を現し、最後にはなんとリアルな船の絵になり…!?
第445話:奇跡のデュエット!ジャイ&スネ
キツネになった自分とゴリラになったジャイアンが動物たちの歌合戦に出場し、デュエット曲を歌って優勝する夢を見たスネ夫。翌日、のび太たちに夢の話を打ち明け、「正夢になったらどうしよう」とおびえていると、そこへ現れたジャイアンが、「だれか、オレとデュエットを組もうぜ!」と持ちかけてきたからビックリ! カラオケ大会に参加するはずだった両親の代わりに、自分が参加することにしたというのだ。 夢の話を聞いたジャイアンは、「優勝なんて縁起がいい!」と、スネ夫とコンビを組むことを強引に決定。夢の中で見たデュエット曲を思い出すよう、スネ夫にせまるが…!?
第446話:しあわせトランプの恐怖
ピカピカの真新しいトランプを見つけたのび太は、「こんなカードでしずかちゃんとババヌキしたら楽しいだろうな」と考える。すると、しずかが部屋を訪ねてきたからビックリ! のび太が落とした100円を届けに来てくれたのだ。さっそく、しずかとババヌキを楽しむが、さっきまで全部そろっていたトランプが、なぜか一枚なくなっていた…! その後帰宅したドラえもんは、のび太の話を聞いて大あわて。この『しあわせトランプ』は、持ち主の願いを自動的にかなえてくれるごとに一枚消え、最後にジョーカーが残った時、不運が束になって降りかかってくるカードだった…!?
第447話:熱演カチンコ!!
学芸会の練習で、ジャイアンやスネ夫に、お芝居が下手だとバカにされ、落ち込むのび太。そんなのび太のために、ドラえもんは、カチンコを持った小さな監督ロボット『熱演カチンコと監督ロボット』を取り出す。これを使えばどんな大根役者でも、感動の名演技ができるようになるというのだ。 まずは、名演技でママにおやつをたのんでみたところ、ママが涙ぐみながらおやつを出してくれた。よろこんだのび太は、ジャイアンの前でおなかが痛む迫真の演技を見せ、野球の誘いを断ることに成功。ところが、あの世にも恐ろしいジャイアンシチューを食べることになってしまい…!?
第448話:ナマケモノスーツ
動物のナマケモノを紹介するテレビ番組を見たのび太は、ナマケモノのような何もしない生活にあこがれると言い出す。それを聞いたドラえもんが取り出したのは、『ナマケモノスーツ』と『止まり木』。これを着れば、周りにナマケモノと認められて、いくら怠けても何も言われないのだという。 早速、ナマケモノスーツを着たところ、その姿を見たママはのび太をナマケモノだと思い込み、代わりにドラえもんがお風呂や部屋のそうじを頼まれてしまう。一方、止まり木にぶら下がったまま眠ったり、朝までかかって夕食を食べたりとナマケモノ生活を楽しむのび太だったが…!?
第449話:しつけキャンディー
スネ夫のひいおばあさんが、久しぶりに田舎からやってくる。ところが、「うそをついたら地獄に落ちてエンマ様に舌を抜かれる」などの“迷信”を口にするひいおばあさんを、スネ夫はバカにし、ジャイアンものび太も大笑い。 その様子を見たドラえもんは、「おばあさんをバカにするのは許せない!」と怒り、小さな子をしつけるために使う『しつけキャンディー』をひいおばあさんになめてもらう。 すると、お金持ちであることをじまんしたり、食べたあとにすぐ寝て、ひいおばあさんに注意されたスネ夫の身に、おどろきの事態が…!?
第450話:ハメルンチャルメラ
家でネズミを見つけ、キケンなひみつ道具を次々と取り出すほど大さわぎするドラえもん。のび太に制止されたドラえもんは、『ハメルンチャルメラ』を取り出すと、のび太に吹くようにと頼む。のび太が言われたとおりにすると、タンスのすき間からネズミが顔を出した。さらに、ドラえもんに言われるまま、「裏山へ行け」と命令すると、ネズミは二本足で裏山に向かって歩いて行ったからビックリ! 生き物だけでなく、片付けたい物なら何にでも使えると聞いたのび太は、チャルメラを吹きながら、0点の答案用紙に裏山へ行くよう命じるが…!?
第451話:パパとのび太と酒の泳ぐ川
最近、仕事が忙しくて帰りのおそいパパの楽しみは、社長からもらった高級なお酒をちびちびと飲むこと。それを聞いたのび太は、大好きなお酒ぐらいたっぷり飲ませてあげたいと思い、ドラえもんにお酒を増やしてほしいと頼む。 ドラえもんにできると言われたのび太は、大よろこびでパパに伝えるが、“酒”を魚の“鮭”とカン違いしいていたドラえもんは、鮭にタマゴを生ませるための『サイラン液』を用意していた…。そこで、物事を強引にこじつけてくれる液体『コジツケール』も使ってみることに。すると、なんと酒ビンからタマゴらしきものが生まれて…!?
第452話:しかえしミサイルが飛んできた
ジャイアンとスネ夫にいじめられたのび太は、「いつでもどこでも簡単に仕返しできる道具を出して」と言い出す。それを聞いたドラえもんはあきれつつも、小型の『おしおきミサイル』を取り出した。これをどこかにセットしておくと、スイッチひとつで、標的に向かって飛んでいくという。 さっそく、ジャイアンとスネ夫に仕返しをし、大満足で帰宅したのび太は、ドラえもんが昼寝しているのをいいことに、ポケットからおしおきミサイルを勝手に持ち出してしまう。そして、クラスメイトからマンガを取り上げたジャイアンに、再びミサイルを落とすが…!?
第453話:踊らにゃソンソンシューズ
しずかたち女子が出木杉のダンスを「かっこいい!」とほめているのを見て、自分たちもダンスチームを作ろうと言いだすジャイアンとスネ夫。だが、おどりのヘタなのび太は仲間に入れてもらえず、「ボクもカッコよく踊って、しずかちゃんにステキって言われたい!」とドラえもんに泣きつく。 ためしにおどってみたのび太のダンスがあまりにもヘタなのを見たドラえもんは、音楽に合わせてカンペキにダンスをおどることができる『踊らにゃソンソンシューズ』を取り出す。ところが、たまたま忘れ物を取りに戻って来たパパが、まちがえてこのシューズをはいていってしまい…!?
第454話:ドラえもんに恋したタヌキ
裏山で遊んでいたのび太たちは、一匹のタヌキを見つける。すると、ジャイアンがタヌキを捕まえようと追いかけはじめた。一方、家から食料を持ち出し、タヌキにエサをあげようとしていたのび太は、様子を見に来たドラえもんから「野生の動物にむやみにエサをあげてはいけない」と注意される。 すると、ドラえもんの姿を見たタヌキが、ドラえもんに近寄り、甘えるような仕草を見せた。のび太は「仲間だと思ってるんだね」と言い、そのタヌキに「タヌ子」と名付ける。ドラえもんは、のび太の発言に怒りつつも、ジャイアンから身を守るための『ドロン葉』をタヌ子の頭に乗せるが…!?
第455話:恐怖のジャイアンピザ
スネ夫の家で、イタリア人シェフが作った本場のピザを食べたのび太たちは大よろこび! 中でも生まれて初めてのピザに感動したジャイアンは、「ピザを作る道具を出してほしい!」と言い出す。そこで、ドラえもんが取り出したのは『お店屋さんごっこセット』。それに「ジャイアンピザ」という店名を書いたところ、まるで本物のような店が出現する! 大ハリキリでピザ作りに取りかかるジャイアンと、マズいものを食べさせられるのではないかと心配するのび太。ドラえもんは、モニターに出てくるシェフの説明どおりに作れば、だれでもプロ並みのピザができあがると言うのだが…!?
第456話:結成!のびーとるず
自宅の地下にスタジオを作ってもらい、楽器も買ってもらったスネ夫は、みんなでバンドを組んで、子供会のクリスマスパーティで演そうしようと言い出す。ところが、のび太だけは楽器も触らせてもらえず、カスタネットを渡される…。 くやしいのび太は、自分もドラえもんとバンドを組もうと考え、ママにギターをねだるが、「三日坊主ですぐやめるんだから」と相手にされない。そこでドラえもんは、どんなものにもさいみん術をかけることができる『無生物さいみんメガホン』を取り出し、ほうきやそうじ機など家の中にあるものに次々とさいみん術をかけ、楽器にしていくが…!?
第457話:人間貯金箱
人気ゲームの発売日、貯金箱を探すのび太をうれしそうに見るドラえもん。というのも、毎年もらったお年玉をすぐに使ってしまうのび太は、ドラえもんに簡単には開けられない22世紀の貯金箱を出してもらい、お金を貯めていたのだ。 ブロックをはずす順番をひとつでもまちがえるとお金を取り出すことができない『パズル貯金箱』、開けようとするとさいみん術をかけられてしまう『さいみん貯金箱』、番犬ロボットが貯金箱になった『番犬貯金箱』など、手ごわい貯金箱に、これならお金を使う心配がないと安心したのび太だったが、なぜかどの貯金箱の中身もカラになっていて…!?
第458話:誕生!名探偵のび太
“シャーロック・ホームズ”の本を読んだのび太は、自分もホームズのような名探偵になりたいと考える。そこで、ママが怒っている理由を推理してみるが、まったく当てられないどころか、よけいなことを言ってますます怒らせてしまう。 さらに、しずかの家にランドセルを置き忘れてきたことに気がついたのび太が、あわてて取りに戻ったところ、しずかが何やら探しものをしていた。「大事なものをなくした」というしずかの言葉を聞いたのび太は、見つけ出せばしずかにそんけいされると考え、名探偵になれる『シャーロック・ホームズセット』をドラえもんに出してもらうが…!?“シャーロック・ホームズ”の本を読んだのび太は、自分もホームズのような名探偵になりたいと考える。そこで、ママが怒っている理由を推理してみるが、まったく当てられないどころか、よけいなことを言ってますます怒らせてしまう。 さらに、しずかの家にランドセルを置き忘れてきたことに気がついたのび太が、あわてて取りに戻ったところ、しずかが何やら探しものをしていた。「大事なものをなくした」というしずかの言葉を聞いたのび太は、見つけ出せばしずかにそんけいされると考え、名探偵になれる『シャーロック・ホームズセット』をドラえもんに出してもらうが…!?
第459話:カニ食べたい!
スネ夫に「タラバガニを食べたことないだろう」とバカにされたのび太は、つい「しょっちゅう食べている」「今日も台所に10匹はあった」とミエを張ってしまう。すると、それを聞いたジャイアンが、のび太の家に食べに行くと言い出す。困ったのび太はドラえもんに頼み込み、吹きつけると見た目だけそっくりになる『モドキスプレー』を出してもらう。 このスプレーをカニ風味のかまぼこにかけて、タラバガニとしてジャイアンに出そうと考えるのび太。ところが、スプレーを落としてしまったせいで、のび太とドラえもんがモドキスプレーを浴び、タラバガニの姿になってしまう…!?
第460話:時代を超えてお買い物
部屋で貯金箱の中身を数えていたのび太は、パパからコーラを買ってくるよう頼まれる。しぶしぶ買いに行くと、店は休み。それなら近くの自動販売機で買ってくるようにと言われたのび太は、ドラえもんにたのもうと自分の部屋に戻る。 ところが、ドラえもんは部屋にはおらず、自動販売機のような機械が置いてあった。「コーラが出てくると助かるな」と言いながら、試しにお金を入れてレバーを引いたところ、瓶入りのコーラが何本も出てきたからビックリ! 続いて、ママから頼まれた洗濯用洗剤を出そうと、再びお金を入れてレバーを引いてみると、洗濯セッケンが何個も出てきて…!?
第461話:ウルトラ恵方巻き
節分の日。恵方巻きのことを知らず、ジャイアンやスネ夫からバカにされたのび太。しかも、よけいなことを言って、しずかのことを怒らせてしまう。落ち込んだのび太が帰宅すると、ドラえもんが背中を向けて何かを食べていた。その直後、おめでたい七福神が乗った宝船が現れると、ドラえもんの大好きなネコのミーちゃんがやって来たからビックリ! ドラえもんが食べていたのは、未来で人気の願い事がかなう『ウルトラ恵方巻き』で、「ミーちゃんとデートしたい!」と願いながら食べたのだという。そこでのび太もしずかと仲直りができるよう願いながら、恵方巻きを食べるが…!?
第462話:雪でアッチッチ
寒い冬のある日、ジャイアンたちに外で遊ぼうとさそわれたのび太は、かなり着込んだ上にお腹に湯たんぽまで入れてでかけようとして、みんなに笑われてしまう。くやしがるのび太を見たドラえもんが取り出したのは、『あべこべクリーム』。このクリームを体に塗ると、熱いものに触ると冷たく、寒い時はあたたかく感じるというのだ。 さっそくクリームを塗ったのび太は、海水パンツ一枚という姿で空き地に向かい、みんなをおどろかせる。そして「寒がりのふりをしていただけだ」と調子に乗るが、雪が降ってきたとたん、熱がりはじめて…!?
第463話:スネ夫がひとめぼれ
イギリスからやって来た金髪の女の子・スージーにひとめぼれしてしまったスネ夫から、「ごうか料理をごちそうする」という条件と引きかえに、恋をおうえんしてくれと頼まれたのび太、ドラえもん、ジャイアン。さっそく、ドラえもんのひみつ道具『カミぬきミラー』と『アンケーター』を使って、スージーの好きなタイプを探ってみたところ、やさしくて、おもしろく、背が高い男の子が好みだとわかる。 スージーより背が低いスネ夫は、それを聞いて大泣き。そこでドラえもんは、『人体部品とりかえ機』を使い、スネ夫の身体を背の高い男の子と交換しようとするが…!?
第464話:しずかの宇宙ろてん風呂
スネ夫から、別荘のろてん風呂をじまんされたのび太は、思わず「星のきれいなろてん風呂がある」とミエをはり、しずかに入らせてあげるという約束までしてしまう。 のび太に泣きつかれたドラえもんは、『温泉ロープ』を取り出し、部屋に温泉を作ると、『立体映写機』を使って、部屋の中をまるで夜のジャングルのような景色にする。 のび太はさっそくしずかを呼びに行き、温泉に入ってもらうことに。ところが、ママが部屋に入ってきてしまったから大変。ちょうどしずかは温泉にもぐっており、温泉ロープだけを見つけたママは、窓からロープを捨ててしまい…!?
第465話:怪盗のび太参上!
めったに出てこない、めずらしい恐竜のカードをスネ夫にだまし取られてしまったのび太は、「こんなときに怪盗ルパンがいたら取り返してくれるのに」とくやしがる。 話を聞いたドラえもんは、身につけると誰でも怪盗になることができる『怪盗セット』を取り出す。さっそくシルクハットにマントをまとい、“怪盗のび太”になったのび太は、大よろこびで、スネ夫の家に予告状を送りつける。 その夜、怪盗セットを使って、スネ夫の家のセキュリティーをぶじ通り抜けたのび太は、ある人物に変装し、スネ夫の前に現れる! はたして、その人物とは…!?
第466話:バードキャップで大空へ
鳥となかよくしたいというのび太に、かぶるだけで鳥のように空を飛んだり、鳥の仲間になれる『バードキャップ』を出してあげるドラえもん。たくさん種類がある中から、ドラえもんはハトの帽子をかぶり、のび太はニワトリの帽子をかぶる。ところが、ニワトリは飛べないため、すぐに落下してしまった…! スズメの帽子に変えたのび太は、ドラえもんと一緒に空を飛んで、しずかの家へと向かう。 白鳥の帽子をかぶったしずかも加わり、空の散歩を楽しむのび太たち。すると、その様子を見ていたジャイアンとスネ夫が、勝手に帽子をかぶって飛んできて…!?
第467話:パパママおうちで大バトル
宿題もせずにマンガを読んでいたのび太は、ドラえもんにマンガを取り上げられてしまう。そんなとき、パパもママにお酒を取り上げられているのを見たのび太は、すっかり同情。「ボクたちの楽しみを返せ!」と訴えるのび太とパパに対し、「返さない」と言い張るママとドラえもん。 そこでドラえもんは、守る側と攻める側の二手にわかれて家の中で遊ぶ『おうちでサバイバルゲーム』を取り出し、きちんと決着をつけようと言い出す。さっそく「屋根の上に立てた旗を30分以内に取れば攻めるチームの勝ち」というルールを決め、サバイバルゲームをスタートするが…!?
第468話:かならず当たる?手相セット
手相の勉強をしたというスネ夫から、「20歳でケイサツにつかまり、30歳で借金まみれ、40歳で夜逃げをする」と言われ、落ち込むのび太。そんなのび太を見たドラえもんは、『かならず当たる手相セット』を出してあげることに。 さっそくこのセットを使ってドラえもんが金運相を書き込んだところ、パパがドラえもんだけにおこづかいをくれたからビックリ。続いてのび太も金運相を書き込んだところ、親せきのおばさんがやってきて、おこづかいをくれる。よろこんだのび太は、調子に乗っていろいろな手相を書き込んでいく。しかも、それらはすべて悪運の相で…!?
第469話:ばくはつコショウ

ある朝、ねぼうしたのび太に泣きつかれたドラえもんは、『ばくはつコショウ』を取り出す。このコショウを、行き先を告げながらそばにいる人にふりかけると、大きなくしゃみが出て、そのくしゃみのパワーで目的地まで飛んでいくことができるのだという。さっそくドラえもんにコショウをふりかけ、教室までひとっとびで到着したのび太は、「これがあれば一生ちこくしないですむ!」とニンマリ。 ところが、のび太が見せびらかしたせいで、ジャイアンにばくはつコショウをうばわれてしまう。コショウを使いまくるジャイアンのせいで、町は大さわぎとなり…!?
第470話:何が何でもお花見を

みんなから家族でお花見に行った話を聞き、うらやましくてしかたのないのび太。さっそくママにたのんでみるが、パパにゴルフの予定があり、行けないと言われてしまう。 ひどく落ち込むのび太をかわいそうに思ったドラえもんは、自分がなんとかしてあげると宣言。まずは、思い通りに他人をコントロールできる「人間ラジコン」と、「ホクロ型スピーカーとマイク」を使ってしずかのママをあやつり、のび太のママにお花見がどんなに楽しかったかを語らせることに成功する。さらに、パパの会社に向かうと、課長をあやつりゴルフをキャンセルさせるが…!?
第471話:やりクリしてハワイ旅行

スネ夫からハワイ旅行をじまんされたのび太は、自分もハワイに行きたいとママにたのもうとするが、給料日を前にお金がなくて困っている様子を見て、言い出せない…。それを見たドラえもんは、目標を告げるとやりくりする方法を教えてくれる『やりクリ』を取り出す。 さっそく「3日間を1000円で過ごす」という目標を告げたところ、節約レシピや節約生活の方法をアドバイスしてくれ、みごと3日間を1000円以下で過ごすことができた。感動したママに了解を得て、「1ケ月後の連休に家族でハワイ旅行!」という目標をやりクリに告げるのび太。すると、やりクリは預金通帳ものび太の貯金もすべて飲み込み、家族全員にきびしい節約生活を強要しはじめ…!?
第472話:しずかちゃんのはごろも

学校で「天女と羽衣(はごろも)」の劇(げき)をやることになったのび太としずか。劇の最後、天女が天にのぼっていくところをどうしたらいいかと相談されたドラえもんは、『フワフワオビ』を取り出す。このオビを体に巻きつけると、空に浮かぶことができるのだ。さっそく体に巻きつけたしずかは「本物の天女みたい!」と大よろこびで、空を飛んでいく。 ところが、高く上がりすぎたため、強風にあおられて山のほうまで飛ばされてしまう。あわてたしずかが体からオビを外したところ、森の中に落ちてしまい、オビを山菜採りのおじいさんに取られてしまう。しずかを天女だと思い込んだおじいさんは、オビを返して欲しいなら、天女の舞を見せてくれと言い出して…!?
第473話:ひるねは天国で

のび太とドラえもんが部屋で昼寝をしていると、突然大きな音が聞こえてくる。となりの家が改築工事をはじめたというのだ。しずかの家や空き地に行ってみるが、どちらも周囲がうるさくて、のんびりすることができない。そこでのび太は、『雲かためガス』を使って、雲の上で過ごそうと考える。 さっそくガスで雲を固め、流されないように雲をロープでつないだドラえもんとのび太は、しずかを誘い、雲の上で楽しい時間を過ごす。さらに、『うき水ガス』で泉を作り、『自動万能工事マシン』で神殿を建て、雲の上を天国のような場所に変えていくのび太たち。 ところが、雲が動かないことをふしぎに思ったスネ夫とジャイアンが、雲にボールを投げつけてきて…!?
第474話:どくさいスイッチ

野球の試合で失敗したのび太は、怒ったジャイアンに追いかけられ、散々な目に。ドラえもんは「もうそんな目にあわなくてすむように練習しよう」とはげますが、のび太は「ジャイアンさえいなければ…」とつぶやく。 それを聞いたドラえもんは、未来の独裁者(どくさいしゃ)が作らせたという『どくさいスイッチ』を取り出す。このスイッチを押すと、じゃまな人間をカンタンに消すことができるというのだ。あまりにもおそろしい機能に、いったんは使うことをためらうのび太だったが、再びジャイアンに追いまわされ、とっさにスイッチを押してしまう。すると、次の瞬間、ジャイアンの姿が消えてしまった! しかも、しずかやジャイ子までがジャイアンのことを知らないと言い出して…!?
第475話:インスタントママ

そうじにせんたく、町内会の会合と毎日大忙しのママが、「体がもうひとつほしい」とため息をついているのを見たのび太は、楽をさせてあげたいと考える。それを聞いたドラえもんは、かんたんに分身を作ることができる『インスタントコピー機』を取り出し、ママのコピーを5人ほど作り出すことに。 それぞれのインスタントコピーママに、そうじにおやつ作り、アイロンがけなど、手分けして働いてもらった後、ママとコピーママたちは、買い物にでかける。分担して効率的に買い物をすませ、「おひとり様1パック」のタイムセールで、卵をたくさん買うことができたママは、大満足。 翌朝も、寝坊したママのかわりに、コピーママが大かつやく。ところが、その様子を見たママは、少しさびしそうな顔で…!?
第476話:狙われたジャイアン

ある日、ジャイアンが歌っているところを通りかかってしまったのび太とドラえもんは、歌を聞きに来たのだとカン違いされ、むりやり聞かされることに。いつも以上にひどい歌声に、全身がしびれ出すのび太たち。 そのとき、スーツ姿のあやしい男が、はく手をしながら近づいてくる。男はジャイアンの歌声に感動したと言い、「キミこそ、探し求めていた人だ」と言い出したから、ビックリ! さらに男は、ジャイアンに何やら耳打ちすると、歌うジャイアンを平然とビデオカメラで撮影し、笑顔で去っていく。 ジャイアンによると、男はミュージックスクールの教頭先生で、有名な歌手を何人も育てた校長に、ジャイアンの歌を聞かせたいというのだ。それを聞いたスネ夫は、犯罪の匂いがすると言い出すが…!?
第477話:脱出! 恐怖の骨川ハウス

しずか、ジャイアン、スネ夫に遊ぶ約束を断られ、ガッカリして帰宅したのび太は、机の上に見覚えのない箱があるのに気づく。パッケージには、「閉ざされた部屋からみんなで力を合わせて脱出する、スリル満点の体感型ゲーム」と書かれていた。 「これでみんなと遊ぼう!」と考えたのび太は、スネ夫の家へ行き、みんなを集めてゲームのスタートボタンを押す。すると、骨川家のあらゆるドア、引き出し、窓、取っ手などにカギが出現したからビックリ! あわててやって来たドラえもんによると、このゲームは回収命令が出ている不良品で、クリアできないと永久に密室に閉じ込められてしまうという。とにかくみんなで協力して脱出しようと、ゲームを開始したのび太たちだったが…!?
第478話:さとりヘルメット

キゲンの悪いジャイアンと道で会い、ボコボコにされてしまったのび太。それに対し、スネ夫はジャイアンをうまくおだて、ぶじにやり過ごす。自分もキケンと分かっていれば近づかないのに…というのび太のために、ドラえもんは、かぶるだけで人の心が読み取れるという『さとりヘルメット』を取り出す。 さっそくのび太がヘルメットをかぶって外出すると、街中からみんなの心の声が聞こえてきた。さらにジャイアンの心の声も聞こえてきたため、うまく逃げることに成功する。 ところが、しずかの心の声を聞いたのび太が、ヘルメットの秘密をしゃべったところ、それをジャイアンに聞かれてしまう。のび太からヘルメットを取り上げ、さっそくかぶるジャイアン。スネ夫をはじめみんなの心の声を聞いたジャイアンは…!?
第479話:イエコプター

スネ夫から、ごうかなキャンピングカーを見せつけられ、今度の週末にこのキャンピングカーで高原に行くとじまんされたのび太は、くやしさのあまり、「ボクはもっとすごいモノで旅行する!」と宣言してしまう。 それを聞いたドラえもんは、パパもママも出かけることになった土曜日の朝、二人が出かけると、ポケットから大きなタケコプターのようなものを取り出す。これは『イエコプター』というひみつ道具で、屋根に取り付けると、なんと家がヘリコプターのように空を飛ぶというのだ。 家の屋根にイエコプターを取り付け、パパとママがいない間に、家ごと高原へ遊びに行くことにしたのび太たち。さっそく家を浮上させるが、ママが忘れ物を取りに戻って来たことがわかり、あわててもどることに…。その後、しずかもさそい、改めて出発したのび太とドラえもん。ところが、思わぬハプニングが発生して…!?
第480話:しずかちゃんの最悪な誕生日

しずかのお誕生日会に招かれたのび太とドラえもんは、途中で、かわいいドレスを着て、ケーキに使うイチゴを買いに出かけるしずかとハチ合わせする。その後、先にしずかの家におじゃましていたのび太たちだったが、帰って来たしずかを見て、ビックリ! ドレスも顔もドロだらけで、髪の毛は緑色に染まっていた…。 しずかによると、自転車に水たまりの泥をはねられ、公園の溝で転び、こぼれたペンキを頭からかぶってしまったという。おまけにサイフを落とし、イチゴを買うこともできなかったらしい。さらに、そんなしずかをはげまそうと、ジャイアンが持ってきた自作のCDをかけて歌いだし、散々なパーティーになってしまう…。 しずかをかわいそうに思ったのび太とドラえもんは、『タイムマシン』で誕生日会の前に戻り、もういちど誕生日をやり直してあげようと思いつくが…!?
第481話:朱にまじわれ棒

ドラえもんから、「朱に交われば赤くなる」ということわざを教えてもらい、「人はつきあう仲間や環境によって、よくも悪くもなる」という意味だと知ったのび太は、そういうことが簡単にできる道具はないのかとドラえもんにたずねる。 そこでドラえもんが取り出したのが、『朱にまじわれ棒』というひみつ道具。これは、いちばん近くにいる人たちの影響を受けるという効果を持つ棒で、地面を1回突くごとに、交わることができるという。 野球が上手くなりたいというのび太のために、近くの高校へと向かう二人。さっそく、練習をする野球部員の近くで、朱にまじわれ棒を突いてみたところ、ちょうど通りかかったチアリーダーに反応してしまったから大変! ドラえもんとのび太だけでなく、野球部の先生までチアリーダーになってしまい…!?
第482話:ジャイアンがパンダ

めずらしく、落ち込むジャイアンを見かけたのび太が気になって話を聞いたところ、三輪車に乗っていた女の子を、トラックから守ったのにも関わらず、怖がられてしまったのだという。「見た目がもうちょっとかわいかったらなぁ…」となげくジャイアンをかわいそうに思ったのび太は、何とかしてあげたいとドラえもんに相談する。 「たとえばパンダみたいになるとか」というのび太の言葉を聞いたドラえもんは、顔に巻くと、誰でもパンダの姿になる『パンダナ』を取り出す。 さっそくジャイアンにパンダナを巻いたところ、ジャイアンがジャイパンダに変身! あまりのかわいさに、思わずジャイパンダに抱きつくのび太。ところが、みんなにもチヤホヤされるようになったジャイアンは、次第に調子に乗り出して…!?
第483話:おみやげフロシキ

ママといっしょに、おばさんの家を訪れたドラえもんとのび太。ところが、おばさんの家の前で、ママがおみやげを忘れたことに気づく。近くに買えるお店がないと聞いたドラえもんは、ポケットから『おみやげフロシキ』を取り出すと、ママが持ってこようとしていた「くだもの」をフロシキから出し、おばさんをよろこばせる。 ママから、ごほうびにドラ焼きを買ってもらい、大満足のドラえもん。のび太は、「せっかくおみやげフロシキがあるんだから、それで出せばいいのに」というが、ドラえもんによると、よそに持っていくおみやげだけしか出せないのだという。 それを聞いたのび太は、しずかが欲しいというクマのぬいぐるみを出し、しずかにプレゼントすると、その代わりにフロシキを持って自分の家に来て「最新式のゲーム」と言ってほしいとお願いする。ところが、フロシキから出てきたのはとんでもないもので…!?
第484話:最強!黒おびのび太

柔道を習っているというジャイアンに投げ飛ばされてしまったのび太は、くやしくてたまらず、ドラえもんに「何か強くなる道具を出してほしい」とたのみ込む。 ドラえもんが仕方なく取り出したのは、柔道が強くなる『ブラックベルト』というひみつ道具。このベルトを腰にしめると、自分に触れた相手を自動的に投げ飛ばすのだという。「目指す相手以外は触れちゃだめだよ」とドラえもんに注意されながら、公園にいるジャイアンのもとへと向かうのび太。 ところが、ジャイアンに突進する直前で転んでしまい、その間にジャイアンは去ってしまう。しかも、転んだのび太を心配したしずかが、泥を払おうとのび太に触れたため、しずかを投げ飛ばしてしまったから大変。さらに、それを見た先生がのび太を注意しようと肩に手を置いたため、先生まで投げ飛ばしてしまい…!?
第485話:ジャイアンの引退コンサート

ジャイアンが突然、「歌手を引退して、ふつうの男の子に戻りたい」と言い出した。翌日の自分の誕生日に“引退コンサート”を開いて、それを機に歌を辞めるという。それを聞いたのび太たちは、「ついにあの苦しみから解放される!」と大よろこび。だが、スネ夫だけは、「あれだけ夢見ていた歌手への道を、そう簡単にあきらめるとは信じられない」と怪しむ。 そこでドラえもんが、『ホンネ吸いだしポンプ』を使って、ジャイアンの本心を探ることに。するとジャイアンは、歌手を辞めると言ってみんなをあわてさせ、「辞めないで!」と惜しまれたところで、カムバックを宣言するつもりだったことがわかる。 それを知ったみんなは、大ショック! どうやったら歌を辞めてくれるのか、ジャイアンをこのまま引退させるため、のび太たちは必死に作戦を練るが…!?
第486話:ユメかんとくいす

スネ夫がいつも朝から元気な理由は、想像力を働かせ、毎晩自分に都合のいい夢を見て、スッキリ目覚めているからだという。その夢が、のび太やドラえもんをバカにしているような内容だと知ったドラえもんはカンカンに怒り、人の夢を思い通りに進めることができるひみつ道具『ユメかんとくいす』を取り出す。 その夜、ドラえもんが『ユメプロジェクター』と『ユメスクリーン』でスネ夫の夢を映し出したところ、スネ夫は自分で作った大きなラジコン飛行機で、しずかと共に伝説の島に宝探しに行こうとしていた。のび太は連れて行かないというスネ夫に対し、『ユメかんとくいす』に座っていたドラえもんは、ラジコン飛行機はのび太が作ったことにすると言い出す。シナリオが変更され、しずかとラジコン飛行機で飛び立つのび太だったが、すぐさまスネ夫が新しいラジコン飛行機で追いかけてきて…!?
第487話:あべこべ世界ミラー

ジャイアンにボコボコに殴られたのび太は、しずかに「ケンカなんて強くなくてもいいじゃない」となぐさめられるが、くやしくてしかたがない。自分も強くなりたいとドラえもんに訴えたところ、のび太を強くするのは無理だが、強いのび太を連れてくることはできると言われる。 ドラえもんが取り出したのは、スイッチを入れると鏡の中にあべこべの世界ができる『あべこべ世界ミラー』。さっそくスイッチを入れ、ドラえもんとのび太が鏡の中に入ってみると、おどろいたことに、そこには左右も人物の性格もすべてが完全に逆転した世界が広がっていた! あべこべ世界ののび太はケンカに強くて荒っぽく、のび太がジャイアンにいじめられたと聞くと大激怒。「やっつけてやる!」と勢いよくあべこべ世界を飛び出すと、のび太の世界で大あばれして…!?
第488話:のび太の秘密トンネル

買ったばかりのマンガ本をジャイアンにうばわれ、落ち込むのび太。おまけに、帰宅したとたんに、テストで0点を取ったことをママに叱られ、さらに落ち込んでしまう。 ドラえもんは、「叱られるようなことをしなければいい」と言うが、のび太は「それは不可能だ」と言い、危なくなると逃げられるような秘密の抜け穴を作る道具が欲しいと言い出す。それを聞いたドラえもんはあきれつつも、超空間を食べて穴を開けるイモムシ型ロボット『スペースイーター』を取り出す。 さっそく、部屋のドアから庭までの抜け穴を作ったのび太は、この前のテストも0点だったと大声を出し、怒ったママが2階に上がってくる直前に、抜け穴を通って庭へと逃げる。さらに、ママが庭に走ってくる前にまた抜け穴を通って部屋へと戻り、大まんぞく。調子に乗ったのび太は、さらに抜け穴を作るが…!?
第489話:ひっこし地図でおひっこし

またもやちこくしてしまったのび太は、学校のとなりに自宅があるクラスメートをうらやましく思い、「学校のとなりに引っ越そう!」とママに訴えるが、「早起きすればいいだけでしょ」と怒られてしまう。 それを聞いたドラえもんは、「それなら、学校をウチのとなりに引っ越しさせればいい」と言い出し、『ひっこし地図』というひみつ道具を取り出す。その地図から、まるでシールのように学校の部分をはがして、野比家の前にある数軒とはりかえたところ、家の前に学校が現れた! のび太は「もうちこくしなくてすむ!」と大よろこび。 ひっこし地図を使って、もっと便利な町に変えようと考えたのび太は、野比家の裏を公園にしたり、しずかの家を近くに移動させたり…と都合のよいように町並みを入れかえてしまう。さらに、ジャイアンやスネ夫も加わり、町をどんどん変えてしまったため、町内は大混乱になって…!?
第490話:かがみでコマーシャル

のび太がママにおこづかいをせがんでいると、ママの鏡台にユーレイのようなものが映ったからビックリ! おどろいた二人が大あわてでのび太の部屋へと逃げていくと、ドラえもんが手にしていた雑誌に先ほどのユーレイが…! ドラえもんによると、『遠写かがみ』というひみつ道具に映したものは、近くにあるほかの鏡やガラスにも同時に映すことができるのだという。 あまり役に立たない道具だからと、遠写かがみを壊そうとするドラえもんだったが、のび太はもったいないとそれを止める。そして考えた末、お店の広告を引き受け、町中の鏡にそのお店のコマーシャルを流すことを思いつく。 翌日、営業に回る二人だったが、どのお店にも断られてしまう…。そこで、最初の一件はただでコマーシャルを作ることにし、裏通りのさびれた和菓子店に目を付けるが…!?
第491話:なんでもアイス棒

本場イタリアから取り寄せたという最高級ジェラートアイスをスネ夫にじまんされたのび太は、つい「もっとおいしい究極のアイスを作ってやる!」と口走ってしまう。 それを聞いたドラえもんは、どんなものでも刺すだけでアイスクリームになる『なんでもアイス棒』というひみつ道具を取り出す。ためしにアイス棒をおやつのどら焼きに刺してみたところ、あっという間に、どら焼き風味のアイスクリームになったからビックリ! そのおいしさに、のび太もドラえもんも大まんぞくする。 その後、アイス棒を持って、しずかの家を訪ねた二人は、スパゲッティや魚をアイスに変えてみるが、どれも不評に終わってしまう。「いったいどんなものなら究極のアイスができるんだろう」と悩んでいると、ジャイアンたちが遊んでいた野球のボールがのび太の頭にぶつかり、ぐうぜんにもアイス棒に刺さってしまい…!?
第492話:決心コンクリート

突然、「僕は決心した! 生まれ変わる」と宣言し、宿題を終えるまで、ぜったいに机をはなれないと言い出すのび太。ところが、それを見たドラえもんから、冷ややかに「どれだけ続くかな。いままでの最高時間は…」と言われ、すっかりやる気を失ってしまう。そんなのび太に申し訳ないと思ったドラえもんは、おわびに、飲むだけで決心をつらぬき通せるという『ケッシンコンクリート』を取り出す。 ためしに、「宿題をやり終えるまでは、机の前をはなれない」と決心しながらケッシンコンクリートを飲むのび太。すると、やる気がみなぎり、さっそく宿題をやり始める。ところが、数分後には休憩したいと言い出し、立ち上がろうとするが、体が勝手に動いてイスからはなれられなくなってしまう。これを飲むと、決心したことをやりとげるまで、その場から動くことができないのだ。 その後も、しずかがさそいに来たり、トイレに行きたくなったりしたのび太は…!?
第493話:深海サイクリング

「自転車に乗れないから」という理由で、スネ夫の別荘への旅行にさそってもらえなかったのび太。それを聞いたドラえもんは、水の中専用の自転車『水中自転車』を取り出す。水中なら浮力で転ぶことがない上、水の抵抗をゼロにしてくれるので、バランス感覚がないのび太でも安心の自転車だという。 さっそく、水中でも空気が吸えるヘルメットをかぶり、川の中で練習をはじめたところ、楽々と乗りこなすことができ、大よろこびののび太。ちょうど通りかかったしずかも誘い、スネ夫の別荘がある半島まで水中自転車をこいで行くことに。 翌朝、ドラえもん、のび太、しずかはそれぞれ水中自転車にまたがり、“水中サイクリング”に出発する。順調に川から海へと進み、さまざまな海の生き物を発見するなど、楽しくサイクリングする3人。やがて、深い海の底にたどり着いたのび太たちは…!?
第494話:のび太のドッキリビデオ

空き地でポテトチップスの箱を見つけたのび太は、思わずその箱を手に取ろうとするが、なぜか勝手に逃げていってしまう。むきになって箱を追いかけていくと、土管の向こうに消えてしまった。すると、土管のかげから、ビデオカメラを持ったスネ夫とプラカードを持ったジャイアンが現れる。ビデオカメラを買ってもらったスネ夫は、おもしろいビデオを作ろうと、いたずらをしかけ、その一部始終を撮っていたのだ。 みんなの前で、ポテトチップスの箱を必死で追いかける様子を上映され、バカにされたのび太は、仕返ししたいとドラえもんに泣きつき、カメラを向けただけで相手がドッキリするようなことが起こる『ドッキリビデオ』を出してもらう。しかも、「ドッキリ大成功」と書かれたプラカードを見せれば、何をしても許されるのだという。のび太はさっそくビデオを持って、ジャイアンとスネ夫のもとへと向かうが…!?
第495話:花火を育てよう!

熱を出し、楽しみにしていた花火大会に行くことができなかったのび太は、スネ夫から自分の考えた花火があがり、大盛り上がりだったとじまんされ、くやしくてしかたがない。そんなのび太を見かねたドラえもんは、花火の“タネ”を作ることができる『花火花セット』を取り出す。打ち上げてみたい花火の絵を紙に描いて入れると、その絵の打ち上げ花火ができるのだという。 ためしに、ドラえもんは星を、のび太はしずかの顔の絵を描いて、機械に入れてみたところ、黒いタネが2つ出てくる。それを庭の植木鉢にまき、肥料と水をあげたところ、芽がにょきにょきと伸び、つぼみがふくらんで赤く色づいた直後、星の花火が上がった! それを見たのび太は急いで自分の花火の植木鉢を持ち、しずかに見せに行く。 その後、上がった花火を見ていたジャイアンとスネ夫も加わり、みんなで手作りの花火大会を開くことにするが…!?
第496話:分身ハンマー

宿題がどっさりあるにもかかわらず、しずかに遊びに誘われ、どうしたらいいか決められないのび太。ひとりジャンケンで決めようとするが、なかなか勝負がつかない…。その様子を見たドラえもんは、頭をたたくと分身が生まれ、体を二つに分けることができるという『分身ハンマー』を取り出す。 さっそく、のび太の頭をハンマーで叩いたところ、少しだけ色のうすいのび太が現れる。宿題は分身に任せ、ドラえもんとともにしずかの家へと向かうのび太。するとその途中で、ジャイアンとスネ夫から野球にさそわれてしまう。 断りきれないのび太は、再び分身ハンマーで分身を出そうとドラえもんにハンマーで頭を叩いてもらうが、一度は分離したもののすぐに元に戻ってしまう。そこでもう一度強く叩いたところ、また少し色のうすい分身が飛び出した。分身は野球に参加し、のび太はしずかの家に向かうが…!?
第497話:オバケと暮らした夏休み

ドラえもんに出してもらった『つめあわせオバケ』のお化けたちを使い、肝試しでジャイアンとスネ夫を怖がらせたのび太は大まんぞく! ところが、つめあわせオバケのケースをこわしてしまい、お化けたちをしまっておくことができなくなってしまう…。 ドラえもんが未来デパートに問い合わせたところ、新しいケースが届くまで、丸一日かかるという。彼らを勝手に出歩かせるわけにもいかず、自分の部屋に閉じ込めておこうとするのび太。だが、お化けたちは言うことを聞かず、家のあちこちに出没。誰かをおどかしたくなったお化けたちは、町内会のバザーの打ち合わせにやって来たスネ夫のママをおどかし、追い出してしまった。 もっと人間をおどかしたいというお化けたちのストレスを減らそうと、ドラえもんとのび太はお化けの野球チームを作り、ジャイアンとスネ夫のチームと対戦することにするが…!?
第498話:カチンカチンライト

ドラえもんとのび太がテレビを見ていると、料理中のママから雨が降ってきたのでせんたくものを取り込むようにと言われる。テレビから離れたくない二人はお互いに相手にやらせようとするが、のび太が動こうとしないため、ドラえもんはしかたなく『カチンカチンライト』を使うことに。このライトの光を当てると、水や煙など形のないものを5分間だけ固めることができるのだ。そのおかげで、せんたくものが干してある部分の雨が固い粒になり、ぬれずにすみ、ママに感謝される。 ほかのものにもカチンカチンライトを使いたくなったのび太は、ドラえもんが止めるのも聞かず、『どこでもドア』でしずかの家のお風呂場を訪れ、お風呂のお湯を固めてしまう。その直後、お風呂に入ろうとしたしずかは固まっているお湯にビックリ! しかも、とつぜんお湯が元に戻り、おぼれそうになってしまう…!?
第499話:のび太の夏祭り大作戦!

楽しみにしていた夏祭りが午後からの暴風雨で中止になると聞いて、ガッカリするのび太。そんなのび太をかわいそうに思ったドラえもんは「自分で夏祭りを開けばいい」とひらめき、ポケットから未来の子どもたちに人気の『夏祭りキット』を取り出す。このキットには、小さい屋台や、やぐらなどが入っているという。それらで祭り会場を作ったあとに『ガリバートンネル』で小さくなれば、本格的な夏祭りを楽しむことができるというドラえもんのアイデアに、のび太は大よろこび。 さっそく神社の縁の下に小さな祭り会場を作ることにしたのび太とドラえもん。通りかかったジャイアンとスネ夫にも手伝ってもらい会場を完成させると、しずかやクラスメートたちに声をかけ、中止になった夏祭りの代わりに“のび太祭り”を開くことに。 浴衣を着たしずかと屋台を回っていたのび太は、射的の屋台でしずかにいいところを見せようとするが…!?
第500話:サハラ砂漠で勉強はできない

夏休みがもうすぐ終わるというのに、まったく宿題が終わらないのび太。「こんなにせまくて暑くてきたない部屋じゃ勉強なんてできない」というのび太に、ドラえもんは「環境さえよくなれば勉強する?」と聞き、ポケットから『観光ビジョン』を取り出す。この道具を使うと、地球上のどんな場所でも周りに映すことができるというのだ。 さっそく、のび太の部屋がカナダの有名な国立公園の風景に様変わり! 大よろこびしたのび太は、宿題のために軽井沢の別荘を借りてもらったというスネ夫の様子を見てみることに。すると、スネ夫は雨もりするボロボロの別荘の中で勉強していた…。 続いて、ジャイアンやしずかの様子も見てみたところ、二人とも部屋でだらだらしており、みんな同じだと開き直るのび太。ドラえもんに叱られ、結局、最初に映したカナダの公園の風景の中で宿題に取りかかるが…!?
第501話:のび太エネルギーの使い方

朝、ジャムのビンのフタがなかなか開けられず困っているママのために、ポケットから『エネルギーバルブ』を取り出すドラえもん。この道具を頭につけてバルブをひねると、エネルギーの流れをコントロールすることができるという。 さっそくママが頭につけたエネルギーバルブを少しひねってみると、カンタンにフタを開けることができたからビックリ! ドラえもんによると、いつもよりエネルギーが多めに流れるようにしたため、その分、パワーが上がったのだという。 その便利さに感心したのび太は、体力テストでエネルギーバルブを使おうと考え、学校に持っていく。体育の時間、バルブを開いて50メートル走に挑戦したところ、ものすごいスピードでゴール! ところが、早すぎて記録係がストップウオッチを押すのを忘れたため、もう一度走ろうとするが、すでに一日分のエネルギーを一気に使い切ってしまい、フラフラな状態になっていて…!?
第502話:はなバルーンで大空に

ジャイアンが上手に風船ガムをふくらませているのを見たのび太は、自分だってできるとつい見栄を張ってしまう。そこで、ジャイアンとゲンコツ10発をかけて勝負するが、まったくふくらませることができず、大あわてで家へと逃げ帰り、ドラえもんに泣きつく。 話を聞いたドラえもんがポケットから取り出したのは、『はなバルーン』というひみつ道具。これを鼻の穴に差し込んだ後に鼻息を出すと、鼻から風船が出てくるのだ。鼻から出ることに少し不満げなのび太だったが、ぜいたくを言うなら貸さないとドラえもんに怒られ、はなバルーンを持って、空き地へと向かう。 ジャイアンとスネ夫に再び勝負を挑んだのび太は、二人に背を向けて口元をかくし、大きな風船を作りだす。おどろく二人を前に、調子に乗っていくつも風船を作り、ジャイアンとの勝負に勝利するのび太。そのとき、強い風が吹き、風船を持っていたのび太は空へと舞い上がり…!?
第503話:にんげん機関車

くじ引きの結果、運動会の二人三脚でジャイアンとペアを組むことになったのび太は、勝利にこだわるジャイアンから「二人三脚をキケンしろ!」と言われてしまう。自分もジャイアンのように速く走れるようになりたいというのび太のために、ドラえもんは『人間機関車セット』を取り出す。頭に煙突をかぶり、石炭を食べて水を飲むと、ダイナミックな蒸気機関車のように、ものすごい速さで走ることができるようになるという。 言われたとおりに煙突をかぶり、石炭と水を口に入れたのび太は、自分の体の内側から力がわいてくるのを実感! ピアノのレッスンにちこくしそうだというしずかを猛スピードで送りとどけるが、黒煙のおかげでしずかの姿は真っ黒に…。 その後、ジャイアンを見つけ、二人三脚の練習をしようと持ちかけるが、残っている石炭をすべて食べたのび太は大暴走。制御不能の状態になってしまい…!?
第504話:箱庭で松たけがり

スネ夫から松たけ狩りに行ったことをじまんされたのび太は、うらやましくてしかたがない。どうしても松たけ狩りに行きたいとママに頼み込むが、ピシャリと断られてしまう。話を聞いたドラえもんは、『グルメテーブルかけ』で松たけ料理を出すが、そうではなく「自分で採ってその場で食べたい」と言うのび太。 そんなとき、友だちから大きなイワナを釣ったことをじまんされたというパパが、自分も渓流(けいりゅう)で天然のイワナを釣りたいと言い出す。それを聞いたドラえもんは、ポケットから『箱庭シリーズ急流山』を取り出す。スイッチを入れると、箱庭の中に谷川ができ、さらに『瞬間成長ミニチュアけい流魚のタマゴ』をまくと、魚がたくさんいる川ができあがった!『スモールライト』で小さくなったパパは、この箱庭で釣りを楽しむことができ、大喜び。 それを見ていたのび太は、“松たけ山”の箱庭を出してもらうことを思いつき…!?
第505話:ハロウィンって何の日?

しずかや出木杉から、秋の収かくを祝う行事“ハロウィン”について教えてもらったのび太は、仮そうした子どもたちが「トリック・オア・トリート」と言いながら近所をまわるとお菓子をもらえる日だと知り、大こうふん! さっそくみんなで仮そうして、空き地に集まることに。 ところが、のび太からハロウィンについて聞いたジャイアンは、仮そうして呪文さえ言えば、何でも欲しいものをもらえる日だとカンちがい。盗賊(とうぞく)の姿に変そうしてスネ夫の家に行き、オモチャを力ずくでうばい取る…。 ジャイアンが町内を回り、欲しいものをうばうつもりだと知ったドラえもんは、異空間を作り出し、おばけたちが訪問者をおどかす『かぼちゃライト』をみんなに配り、門の上に置くよう指示。さっそくのび太も家の門の上に置き、スイッチを入れると、野比家が西洋の廃屋のような建物に変身、ゾンビが現れる。だが、ジャイアンはゾンビをまったく怖がらず…!?
第506話:味見スプーン

スネ夫から、外国で食べたキャビア、フォアグラ、トリュフのおいしさについてじまんされたのび太たち。だが、それら世界三大珍味がいったいどんな味なのか、のび太には想像もつかない。ママにキャビアを食べたいとお願いしてみるが、タラコのほうがおいしいとごまかされてしまう。 のび太が部屋に入ると、ドラえもんが雑誌に載っているドラ焼きの写真に小さなスプーンを差し込んでいた。すると、持ち上げたスプーンには、なんとドラ焼きがひと口分乗っていたからビックリ! ドラえもんによると、これは『味見スプーン』といい、写真の料理をひと口だけ味見できるスプーンなのだという。 それを聞いたのび太は、味見スプーンを手にしずかとジャイアンを誘い、世界三大珍味が載っている本を探しに本屋さんへと向かう。ところが、ほかにもおいしそうな料理やデザートが載っている本を見つけ、あれこれ味見をしているうちに、店主に追い出されてしまい…!?
第507話:マジックハンドでやりたい放題

ジャイアンに取られたマンガを取り返したいというのび太に、手にはめて手を動かすと、離れた場所にあるものを、まるでさわっているように動かすことができる『マジックハンド』を貸すドラえもん。「くれぐれも悪いことには使わないように」と念を押すドラえもんだったが、マジックハンドをはめたのび太は、ここぞとばかりにジャイアンの顔や耳を引っ張るなど、さんざんイタズラをしたあげくに、マンガを取り返す。 その様子を見ていたドラえもんはのび太を叱るが、のび太は反省もせず、マジックハンドでドラえもんをくすぐったり、前に進めないようにしたりとやりたい放題。さらに、スネ夫やしずか、ママにまで、マジックハンドを使っていたずらしようとする。それを必死に止めようとするドラえもんだったが、はたしてその結果は…!?
第508話:ゴルゴンの首

学校でしょっちゅう立たされ、足が疲れたというのび太は、「立たされても疲れない、ひみつ道具を出して!」とドラえもんにたのみ込む。 それを聞いたドラえもんがふるえながら取り出したのは、『ゴルゴンの首』。実はこの道具の目から出る光線は、生きものを石のようにしてしまう恐ろしいものだという。さっそくゴルゴンの首が入った箱のフタを少しだけ開け、のび太の足だけに光線を当ててみたところ、本当に足が石になったからビックリ! のび太は、「これなら何日立たされても平気だ!」と大よろこび。 翌日、ゴルゴンの首を持って登校したのび太は、またもや先生から廊下に立っているよう怒られるが、ゴルゴンの首のおかげで足も疲れず、楽ちん。ところが、廊下にゴルゴンの首を置き忘れたまま、帰ってきてしまう! あわてて取りに戻ると、箱には何も入っておらず、なんと先生が石になっていて…!?
第509話:ヤキイモの気持ち

ドラえもんのひみつ道具『たましいステッキ』でさわったものには、魂(たましい)が宿ると聞いたジャイアンとスネ夫。さっそくジャイアンの野球ボールや、スネ夫のグローブに使ってみたところ、彼らの意外な本心がわかり…。 そこへしずかが通りかかる。しずかが持っていたバッグの気持ちを聞いてみようとしたところ、中からヤキイモの包みが転がり落ちた。すると、しずかはあわてた様子で、「ヤキイモは知り合いにもらった、自分はキライだからみんなで食べて」と言い、袋を押しつけて走り去ってしまう。 その直後、スネ夫が転んだ拍子に、たましいステッキがヤキイモのひとつに触れたところ、そのヤキイモが袋から飛び出し、泣きはじめた。ヤキイモは、「ヤキイモがキライ」というのはしずかのウソだ、しずかが自分を選んでくれたときキラキラした目をしていた、ヤキイモがキライなはずがないと話し出して…!?
第510話:すい星がギンギラギン

みんながすい星の話でもり上がる中、ジャイアンとスネ夫にきれいな星空を見たことがあるとじまんされたのび太は、しずかにもきれいな星空を見せてあげたいと思い、ドラえもんに泣きつく。話を聞いたドラえもんは、ポケットから『星とりあみとハンマー』を取り出し、自分たちで星空を作ろうと言い出す。 ドラえもんに言われるまま、のび太がハンマーでコンクリートブロックを力いっぱいたたいたところ、ドラえもんが何かをあみですくい取った。なんとドラえもんが取ったのは、たたいた衝撃でできた「星」なのだという。その星に、どんなものでも空中に貼ることができる『空間接着剤』をつけ、空に貼れば、星空ができるというのだ。 しずかによろこんでもらうため、二人は空き地に満天の星空を作ろうと、せっせと星を作り出すが…!?
第511話:のび太vs武蔵 巌流島ちょっと前の戦い

宮本武蔵(みやもとむさし)にあこがれて、ジャイアンが剣道を習いはじめた。武蔵のことをよく知らないのび太は、武蔵が“巌流島(がんりゅうじま)の戦い”にちこくしたのは作戦ではなく、ただの寝ぼうじゃないかと言って、ジャイアンを怒らせてしまう。 ジャイアンから決闘(けっとう)を申し込まれ、果たし状までもらったのび太は、大弱り。話を聞いたドラえもんが、相手を自動的に倒してくれるひみつ道具『名刀電光丸』を貸してくれるが、押し入れにかくれてふるえるばかり。 そんなのび太を見かねたドラえもんは、「本物の武蔵に会って、勇気をもらおう」と提案。『着せかえカメラ』で武士風になったのび太と、町娘風になったしずかを連れて『タイムマシン』に乗りこみ、武蔵と小次郎が戦った1612年の巌流島へと向かう。 ところが、のび太がレバーをいじったため、戦いよりも少し前の時代の宿場町に到着してしまった! その宿場町で、ひょんなことから悪党にからまれたのび太は、電光丸のおかげでなんとか相手を倒すことに成功。ところが、悪党をやっつけたのび太に感動した青年・たけぞうから、「拙者(せっしゃ)を弟子にしてくだされ!」と頼みこまれ、さらには町の用心棒まで引き受けるハメになって…!?
第512話:ケガワリング

冬のある日、寒さに弱いのび太は、この寒さをなんとかして欲しいとドラえもんに泣きつく。そこでドラえもんが取り出したのが、『ケガワリング』。このリングに体を通すと動物のように毛皮で体がおおわれるため、寒くなくなるという。さっそく試したところ、ドラえもんとのび太はあっという間に毛むくじゃらに! ドラえもんはまるでムク犬のよう、のび太はオオカミ男のような姿に変身する。 この姿をしずかに見せに行くことにしたのび太とドラえもんは、毛むくじゃら姿のまま家を出る。北風が吹きつけても、毛皮のおかげでポカポカだと大よろこびの二人。ところが、二人の姿を見た人たちが“雪男”が出現したとカンちがい。しかも、ちょうどテレビのレポーターが商店街で撮影しており、テレビにまで映ってしまったため、街中が大さわぎに! 二人はあわてて元に戻ろうとするが、一度毛皮になると三日間は元に戻れないことがわかり…!?
第513話:クリスマスきらきら大作戦

クリスマスまでもう少し。ところが、今年は工事で商店街のクリスマスイルミネーションが中止と知ったのび太たちはガッカリ。スネ夫の家のごうかなイルミネーションをじまんされ、うらやましくなったのび太は、うちにもイルミネーションをかざりたいとママに頼むが、断られてしまう。さらに、パパがかざってくれた小さいクリスマスツリーがこわれてしまい、落ち込むのび太。 その様子を見たドラえもんは、『イルミネーションクラッカー』を取り出す。小さくしたクラッカーを庭にまき、『鳥よせ笛』を吹いたところ、クラッカーを食べに集まった小鳥たちがピカピカと光りだしたからビックリ。このクラッカーを食べた生物は、ほぼ一日光り続けるのだという。 翌日も小鳥にクラッカーを食べさせようと考えるのび太たちだったが、何も知らないパパがクラッカーをぜんぶ食べてしまった! しかも、パパは翌日、大事な会議で会社に行かなければならず…!?
第514話:よい家わるい家

ある日の学校帰り、「うちに遊びにおいでよ!」としずかをさそったのび太。ところが、スネ夫の家に遊びに行くからと断られてしまい、ガッカリ…。「スネ夫の家には最新式のゲームやおもちゃなど楽しいものがいっぱいあるんだよ」とドラえもんになぐさめられるが、くやしさはおさまらず、「この家も楽しい家にしてよ!」とドラえもんに頼みこむ。 そんなのび太のためにドラえもんが取り出したのは、『家の感じ変換機』。コンセントに差し、プレートを選んでのせるだけで“楽しい家”に変わるという。ドラえもんに言われるがままに、お客さんになったつもりでのび太が外から家に入ってみると…なんと玄関ではキラキラと電飾がきらめき、陽気な曲が鳴り、スリッパが飛んできてスキップをはじめたからビックリ! さらに、のび太の部屋にもワクワクするようなしかけがいっぱい! よろこんだのび太は、はりきってしずかを家に連れてくるが…!?
第515話:◯△□恐怖症

みんなで怖いものを言い合っていたところ、ジャイアンが自分には怖いものはないと言い出した。のび太は「母ちゃんが怖いくせに」と反論するが、母ちゃんは今、田舎に行っていていないため、怖いものはないと言い切るジャイアン。のび太も怖いものはないと強がるが、それを聞いたジャイアンが、みんなにのび太が怖がりそうなものを持ってくるようにと言い出したから大変! 戻ってきたみんなは、毛虫やヘビのおもちゃなどをのび太に突き出し、のび太が飛び上がる高さをはかる“のび太怖がらせコンテスト”を始める…。 逃げ帰ってきたのび太をかわいそうに思ったドラえもんは、怖いものの模型がぎっしり詰まっている『恐怖箱』を取り出す。これを使ってジャイアンを怖がらせようと考える2人だったが、ジャイアンはちっとも反応せず…!?
第516話:地球脱出計画

スネ夫から、近い将来、地球が滅亡(めつぼう)してしまうと聞いた、のび太。どこに逃げたらよいのか心配になって、大あわてでドラえもんに相談する。 ドラえもんは、たくさんの星の情報がのっている“星のカタログ”を開いて、人間が住むことのできる星を探しはじめる。ところが、手ごろな星はなかなか見つからない。 探すのがイヤになったドラえもんは、あてずっぽうに決め、その星を自分たちが暮らせるように改造しよう、と提案する。 「とりあえず、ボクらの星へ!」――。そう言って“どこでもドア”を開いた、ドラえもんとのび太。すると、そこは空気のない星だった…! 2人は急いで『固形空気』を流しこむが…!?
第517話:ことばきんしマーカー

学校からの帰り道、しずかがため息をついていた。聞くと、ピアノのレッスンでミスするたび、先生から「ダメね」と言われ、よけいにうまくひけなくなってしまうという。 しずかをかわいそうに思ったのび太が「人のやる気をなくすような言葉なんて、なくなっちゃえばいいのに!」と話すと、ドラえもんは1本のマーカーを取り出す。 それは『ことばきんしマーカー』という道具で、このペンで辞書に線を引くと、印をつけた言葉が使用禁止となり、禁じられた言葉を使うとカミナリが落ちてくるという。 のび太は、さっそくしずかのピアノ教室に行き、ことばきんしマーカーで、辞書の中の「ダメ」という言葉に線を引くが…!?
第518話:動物変身恩返しグスリ

昔話“つるのおんがえし”を読んだのび太は、「動物が、かわいい女の子になって恩返し(おんがえし)に来てくれるような道具、持ってないよね~?」とドラえもんに聞いてみる。 すると、ドラえもんは『動物変身恩返しグスリ』を取りだした。その名のとおり、助けた動物が変身して恩返しに来てくれる道具で、いじめると逆に仕返しにやって来るという。 そんなとき、のび太とドラえもんは倒れた自転車にはさまって、こまっている子イヌを見つけた。ふたりは助けだしたあと、その子イヌに“動物変身恩返しグスリ”をふりかける。そして家に帰ると、かわいい女の子がたずねてきて…!?
第519話:雪だるまが町にやってきた

冬のスポーツが楽しめる“ウインタースポーツランド”にやって来た、のび太たち。スキーもスケートも苦手(にがて)なのび太は、ひとりで雪だるまを作っていたところ、しずかに「かわいい!」とほめられてニッコリ。「雪だるまとあそびたい」と、ドラえもんにたのみこむ。そこでドラえもんが取りだしたのは、『ロボッター』。動かないモノにつけると、なんでもロボットになるという、ひみつ道具だった! さっそくロボッターをひとつぶつけてみると、雪だるまがうれしそうに動きだしたから、のび太は大よろこび!“ユキ太”という名前をつけて、いっしょにあそんで楽しい時間をすごす。 夕方、ロボッターを取りはずし、ただの雪だるまにもどったユキ太とわかれて家に帰ってきたのび太。しかしその夜、のび太の町に巨大な雪だるまがあらわれて…!?
第520話:チョコのび太をめしあがれ

スネ夫が手作りしたチョコレートを食べて、しずかがよろこんでいるのを見たのび太。「自分もしずかちゃんに手作りチョコをあげたいよー!」と、ドラえもんに泣きつく。 それを聞いてドラえもんが取りだしたのは、『インスタントチョコメーカー』。作りたいデザインのモデルとなるモノを機械の中に入れると、そのかたちのチョコレートが出てくるひみつ道具で、できあがるのは世にもおいしい絶品のチョコだという。 さっそくしずかがよろこぶチョコレートを作ろうとするのび太。ところが、なんとのび太のからだが、インスタントチョコメーカーの中にすいこまれてしまうハプニングが起きて…!?
第521話:青い月夜のリサイタル

月の美しい夜…。のび太のねごとやイビキがうるさくて、ねむれなくなってしまったドラえもん。ぶらりと夜の散歩に出かけたところ、近所の屋根の上で満月に向かって歌う白いネコ・ルナを見かけ、そのすばらしい歌声にウットリする。 次の夜、もういちど会いたい一心でのび太といっしょにルナのすがたをさがし歩いたドラえもんは、知り合えたばかりか、友だちになることができて大よろこび! すっかりルナに恋してしまう。 ところが、のび太はルナが近々、外国に旅立ってしまうことを知る。のび太は、ルナに片思いするドラえもんにそのことを話すことができなくて…。 その夜、ルナは月が出ていないことをなげき、元気が出ないようす。そんなルナを見かねたドラえもんは、雲の上の散歩につれて行ってあげるが…!?
第522話:会いたいヒト回転寿司

パパのお友だちが九州から遊びに来ると聞いて、のび太は大よろこび! 会うといつもおこづかいをくれ、おすしをごちそうしてくれるおじさんなのだ。だが、天気が悪くて飛行機が飛ばなくなったため、来られなくなってしまう。 ガッカリしているのび太をかわいそうに思ったドラえもんは、『会いたいヒト回転寿司』を取りだす。マイクに向かって会いたい人の情報を言うと、その人が回転寿司のように流れてやってくる道具だという。 のび太はさっそくおじさんを九州から呼ぼうとするが、名前をわすれてしまったため、ただ「九州のおじさん」とオーダー。すると、大変なことが起きて…!?
第523話:コピー頭脳でラクしよう

学校からの帰り道、書店に立ちよってマンガを見ていたのび太。すると、とつぜん知らないネコに「より道はダメだよ! だいたいキミはダラしなさすぎるんだ!」と、ドラえもんそっくりのしゃべり方で注意されてビックリする。 家に帰ってドラえもんに聞いてみると、手がはなせない用事があったため、自分の『コピー頭脳(ずのう)』をネコにつけて生体ロボットに変え、のび太のようすを見に行かせたという。人間の頭脳をコピーしたコピー頭脳を取りつけると、どんな動物でもロボットにすることができるのだ。 ドラえもんに泣きついて、コピー頭脳を借りたのび太。自分の頭脳をコピーして白いネコにつけ、ママからたのまれたおつかいに行かせるが…!?
第524話:ふくびんコンビ

ジャイアンにカードやオモチャを横取りされ、のび太はくやし泣き。かわいそうに思ったドラえもんは、『ふくびんコンビ』を使うことに! それは『福の神ロボット』と『貧乏神ロボット』がセットになった道具で、ドラえもんはのび太に福の神ロボットを、ジャイアンに貧乏神ロボットを向けて、それぞれのスイッチを入れる。すると、福の神はのび太、貧乏神はジャイアンの後ろをついて歩きはじめたからビックリ! それからというもの、のび太が家でしかられそうになるとジャイアンがかあちゃんにおこられ、ジャイアンがもらうはずのおこづかいをのび太がゲットする…といったように、のび太にふりかかった災難(さいなん)がジャイアンにおそいかかり、反対にジャイアンの幸運がのび太のもとにまいこむようになって…!?
第525話:歩け歩け月までも

歴史に名を残すようなことをやりたいと、夜おそくまであれこれ考えていたのび太。次の朝、すっかり寝坊してしまった。 そんなのび太を見かねたドラえもんは、『道路光線』を取りだす。それは四次元の光でまっすぐな道路を作る道具で、どんなものでも突(つ)きぬけて進むことができるため、学校まで一直線に行くことができるという。 おかげで遅刻せずにすんだのび太は、ママにたのまれたおつかいにも道路光線を使って出発! さらには、道路光線で月まで歩いていこうと、壮大(そうだい)な計画を立てて…!?
第526話:ウマタケ牧場

スネ夫に愛馬をじまんされ、ついつい自分もウマを持っているとウソをついてしまった、のび太。スネ夫とレースで対決する約束までしてしまい、ドラえもんに「ウマを出して!」と泣きつく。 それを聞いたドラえもんは22世紀の『ウマタケ牧場』に、のび太たちを連れていく。ウマタケは22世紀の子どもたちが遊ぶ竹馬で、本物のウマのようにすごいスピードで走るという。 それぞれ好みのウマタケを選んで、家に連れ帰ったのび太たち。のび太は自分のウマタケに“ノビークス”という名前をつけて乗る練習をはじめる。だが、ノビークスは気が荒く、なかなか乗りこなすことができなくて…!?
第527話:テストに一夜漬けダル

明日の野球の試合に向けて、ジャイアンから素ぶりをするよう言われた、のび太。だが、ひと晩がんばったところで、のび太がうまくなるわけないとスネ夫にバカにされ、くやしがる。 ジャイアンとスネ夫を見返してやろうと、家に帰ったのび太は練習をスタート! だが、すぐにつかれて、へたれこんでしまう。 そんなのび太を見かねたドラえもんは、『一夜漬けダル』を取りだす。このタルの中に入っている特別な“ぬか”に、できるようになりたいモノといっしょにつかると、いつのまにかうまくなるのだという。 気分は、まるで漬物(つけもの)!? ひと晩、ぬか床(どこ)につかるのび太だったが…!?
第528話:空き地のイルカ

連休中に海でマカジキをつり上げたとスネ夫にじまんされた、のび太。自分も大きなカジキをつってみたいと、ドラえもんにたのみこむ。 それを聞いたドラえもんが取りだしたのは、『サカナコイコイゲート』と『サカナキタキタゲート』。コイコイゲートを海に、キタキタゲートを空き地にセットすると、海にいる魚たちが空き地の下にやって来て、地面の下を泳ぎだすという。 さっそく『地中つりざお』を使って、空き地でつりをはじめたのび太。すると、かわいい子どものイルカが泳いできた! のび太はそのイルカを“ルーカ”と名づけてかわいがるが、そこにママが通りかかって…!?
第529話:タイムピストルで“じゃま物”は消せ

ふだんの自分を反省してやる気をみなぎらせたのび太に、ドラえもんは感心。勉強のじゃまをしないように外に出るが、もどってみるとのび太は早くも宿題をさぼっていた。おやつを食べながら、のんびりマンガを読むのび太のすがたに、ドラえもんはあきれはてる。 しばらくしてのび太が気配を感じてふりむくと、なんとドラえもんがピストルをかまえていたからビックリ! ドラえもんはその銃(じゅう)でおやつとマンガを消したばかりか、「勉強のじゃまをするものは消す!」と言って、次々といろいろなモノや人を消していく。 じつは、その銃は当たったものを未来に送る『タイムピストル』だったのだ…! それを知ったのび太は、さっそくタイムピストルを持ちだして…!?
第530話:石器時代の王さまに

図鑑(ずかん)を見ていたのび太は、便利(べんり)なモノを知らない石器時代に行って、いろいろと教えてあげることを思いつく。マッチや懐中電灯(かいちゅうでんとう)を見せたらビックリされるにちがいないし、ラジオを持って行けば人々は魔法(まほう)だと思いこみ、「王様になってください」とたのまれるはずだ、と考えたのだ。 ひとりで『タイムマシン』に乗って5万年ほど昔にさかのぼった、のび太。ところが、大きなバイソンに追いかけられ、川に落ちてしまう。 気づいたとき、のび太はスネ夫にソックリな石器時代の少年・スネルの一家に助けられていて…!?
第531話:鯉のぼりをつかまえろ!

フランス製の大きな鯉(こい)のぼりをかざって、みんなに自慢(じまん)したスネ夫。だが、風がないため鯉のぼりはダラリとたれ下がったまま…。まったくうらやましがってもらえない。 そんなとき、のび太の家の鯉のぼりが生き生きと空を泳いでいるのを見たスネ夫は、ビックリ! 鯉のぼりが食べると元気になるひみつ道具“げんきえさ”をあたえたからだとわかる。 うらやましく思ったスネ夫は、げんきえさを自分の鯉のぼりにたっぷり食べさせる。ところが量が多すぎて元気いっぱいになった鯉のぼりが、スネ夫の家からにげだしてしまい…!?
第532話:どこでもドアを作ろう!

誕生日のお祝いにハワイへ家族旅行に出かけることになっていた、しずか。だが、パパに急な仕事が入ってしまい、中止になってしまった。 ガッカリしているしずかをかわいそうに思ったのび太は、「ボクがハワイにつれていってあげる!」と約束する。ところが、あてにしていた『どこでもドア』は調子が悪く、修理に出したばかりだとわかる。 「そんなにどこでもドアがほしいなら、自分で作ってみる?」。こまっているのび太を見て、ドラえもんが取りだしたのは、『ハツメイカー』。なんと、ほしいひみつ道具を注文すると、その作り方を教えてくれる道具だという。のび太はさっそく、どこでもドアを作ろうとするが…!?
第533話:ツルよ、恩をかえして!

押入れから白い着物姿の女の人があらわれ、ドラえもんにおいしそうなどら焼きを出すところを見た、のび太。ドラえもんは、『つるのおんがえしセット』を使ったと話す。 それは、昔話『ツルの恩返し』のように、ツル型のロボットを助けてあげると、女性ロボットがやって来て、リクエストしたものをかくれて作ってくれるひみつ道具だった。ただし、途中(とちゅう)で中をのぞき見すると、たのんだものをもらうことはできないという。 のび太は「途中で開けなきゃいいなんて、簡単(かんたん)だよ!」と言って、ほしいものをおねがいするが、どうしても押入れの中が気になってしまい…!?
第534話:のび太鉄道

スネ夫に鉄道ジオラマをじまんされ、くやしくてたまらないのび太。スネ夫をギャフンと言わせたいと、ドラえもんにたのみこむ。 それを聞いたドラえもんは、『鉄道ごっこセット』を取りだす。小さな電車のオモチャだと思って、さいしょはバカにしていたのび太。ところが、専用(せんよう)のチョークで道に線路を描いて、駅の標識(ひょうしき)を地面にさすと、プラットホームがあらわれたからビックリ! さらに、オモチャの電車がドーンと巨大化し、じっさいに乗ることができるようになったから大よろこびする。 さっそく運転士になって、電車を走らせたのび太。スネ夫とジャイアンをおどろかせることにも成功し、大満足! だが、電車を見たクラスメートたちが、次々と乗せてほしいと言ってきて…!?
第535話:物体変換銃でカバンをカバに!?

スネ夫から、最新式のパソコンを見せつけられたのび太。世界中の人とつながって、ゲームであそぶこともできると聞き、「ボクもパソコンがほしいなぁ!」とつぶやく。 そんなのび太のためにドラえもんが取りだしたのは、『物体変換銃』。あるモノを、ほかのモノに変えることができるひみつ道具だった。 ドラえもんはなぜか冷蔵庫から“ダイコン”を持ちだし、なんとそれを“パソコン”に変えると言いだす。ダイコンから“ダイ”を取って、“パソ”をつけたら“パソコン”になるというのだが…!? その後も、のび太とドラえもんは『物体変換銃』で、いろいろなモノを変えて楽しむが、思わぬハプニングが起きてしまい…!?
第536話:な、なんと!! のび太が100点とった!!

生まれてはじめてテストで100点を取ったのび太は、大コーフン!! みんなにじまんしようとするが、だれも信じてくれない。さらにドラえもんからは「ついにカンニングしたのか!」と言われ、こらえきれず泣いてしまう。 のび太をキズつけてしまい、反省したドラえもんは、『ピーアール』を取りだす。このピーアールは、どんなことでも人に信じさせ、のぞみどおりに反応させる、ひみつ道具だった。 ドラえもんは、のび太が100点を取ったことを信じさせて欲しいと、ピーアールにたのむが…!?
第537話:珍加羅峠の宝物

ドラえもんから、「100円、貸(か)して」といわれたのび太。ところが、ドラえもんがいきなりその100円玉を空き地の草むらにほうり投げたから、のび太はビックリする。 じつはドラえもんは、宝ものを自動的に見つけだしてくれるひみつ道具『宝さがし機』を使って、日本各地にねむる埋蔵金(まいぞうきん)を探しあてることを思いつき、100円玉でためしてみようと考えたのだ。 しかし、この宝さがし機は1000円以下のものは宝としてみとめない仕組みだったため、のび太の100円玉は見つからない。怒るのび太をなんとかなだめ、2人は宝探しに出発する。場所は、2000万両もの宝がうめられたという伝説がのこる“珍加羅峠(ちんからとうげ)”。だが、宝さがし機はなかなか反応せず…!?
第538話:デラックスライト

スネ夫の最新型リモコンヘリを見て、うらやましくなったのび太。だが、家では新しいカメラをほしがるパパと、新しい腕(うで)時計をほしがるママがケンカをしていて、とても買ってほしいと言いだせるふんいきではなかった…。 そんなのび太をかわいそうに思ったドラえもんは、『デラックスライト』を取りだす。この光をあびるとどんなものでもデラックスになるライトで、さっそくのび太が小さいころあそんでいたオモチャのヘリコプターにライトを当てたところ、あっという間にカッコいいヘリコプターに変わったから大よろこび!! 味をしめたのび太は、どんどん家のモノをデラックスに変えていって…!?
第539話:のび太の100点 25年後の大事件

幼稚園(ようちえん)のときに描(か)いた絵やねんど細工を見つけてなつかしく思ったのび太は、あることを思いつく。しかし、その時ののび太の行動が25年後、とんでもない事件を生むことに…! 25年後、大人になったのび太は、毎日勉強もせずイタズラばかりしている息子・ノビスケを「ろくな大人になれないぞ!」としかる。 だが、ノビスケから「パパは子どものころ、成績よかったの?」と聞かれ、ドキドキ。テストはいつも100点だったとウソをつき、たった1度だけ奇跡的(きせきてき)に取った100点の答案をノビスケに見せる。だが、そんな父・のび太のようすをノビスケはあやしんで…!?
第540話:のび太のエビフライ

ママが夕ごはんに、のび太とドラえもんの大好物・エビフライを作ってくれた。 ところが、アツアツのエビフライを食べようとしたやさき、ドラえもんが大キライなネズミを発見! あわてて『ルームガードセット』を台所にセットしてしまう。このルームガードセットを作動させると、どんな生きものも部屋に入ることができなくなるという。 ところが、のび太とママが話をしている間に、勝手にルームガードセットのパスワードが登録(とうろく)されてしまったから大変! 合言葉を言わないと、台所のドアが開かないよう、設定(せってい)されてしまったのだ。 あげたてのエビフライを食べるため、一刻(いっこく)も早く台所に入らなければ!! ドラえもん、のび太、ママはルームガードセットを相手に、命がけの戦いに挑んでいく…!
第541話:たすけて!助け船

こまっていたおじいさんを出木杉が助けてあげたという記事が、新聞に大きくのった。みんなからチヤホヤされる出木杉をうらやましく思ったのび太は、自分も人助けをしたいと言いだす。 そんなのび太の言葉を聞いて感心したドラえもんは、1そうの船を取りだす。これは『助け船』というひみつ道具で、“人助けをしたい人”を助けてくれるという。 さっそく、助け船に乗りこんだ、のび太とドラえもん。助けてほしい人がいる方角を教えてくれる羅針盤(らしんばん)をたよりに船をこいでいくが、なかなか人助けはむずかしくて…!?
第542話:パパもあまえんぼ

ある夜、パパがよっぱらって帰ってきた。玄関(げんかん)で大さわぎするパパにあきれたママは、怒(おこ)って先に寝てしまう。そんなパパのすがたを見たのび太は、パパのママ、つまりおばあちゃんにパパをしかってもらうことを思いつく。 のび太とドラえもんは、よいつぶれて廊下(ろうか)で寝入ってしまったパパをなんとか『タイムマシン』に乗せ、おばあちゃんが元気だった時代に向かう。 ところが、パパをおばあちゃんに会わせる前に、まだ若いころのママとはちあわせしてしまったから大変! 若いママは、会社で仕事をしているはずのパパが、よっぱらって家にいることにビックリしてしまい…!?
第543話:たけしのズンドコ誕生日

6月に国民の祝日がないことをなげいていた、のび太。それを聞いたドラえもんは、「そんなに休みたきゃ、祝日を作ればいい」と『日本標準カレンダー』を取りだす。このカレンダーにシールをはると、それに合わせて日本中のカレンダーが変わるという。 さっそく、きょうを“昼寝の日”にしようと決め、カレンダーにシールをはったのび太。すると、日本国民みんなが昼寝をする日になったから、大よろこび! そのようすを見ていたジャイアンは、なぜかウキウキとカレンダーを借りていく。 そして6月15日の朝、のび太たちはがく然(ぜん)! その日はジャイアンのバースデーだったのだが、なんとジャイアンの誕生を祝う祝日に変わっていたのだ…! しかも、ジャイアンのバースデーリサイタルが生放送されるとわかり、のび太たちは大ショック!! はりきるジャイアンは、ある人気歌手に大ヒット曲を使わせてほしいとたのんで…!?
第544話:のび太イレブン

ジャイアンたちのサッカーチームに入れてもらえなかった、のび太。くやしさのあまり、「ジャイアンより強いチームを作ってみせる!」と宣言(せんげん)し、試合の約束までしてしまう。 ところが、だれに声をかけても、のび太チームに入ってくれる人は見つからず、チームに必要(ひつよう)な11人など、とてもあつまりそうにない。 のび太に泣きつかれたドラえもんは「ボクとのび太くんだけでチームを作ればいいんだよ」と言って、ポケットから『立体コピー紙』を取りだす。のび太の立体コピーを作って、『ロボッター』をつければ、のび太のコピーができあがると考えたのだ。 さっそく9体のコピーのび太を作り、のび太だらけの"のび太イレブン"ができあがるが…!?
第545話:ぶつぶつ交換機

マンガ本を買ってニコニコ顔で帰ってきたのび太は、ドラえもんが同じ本を手にしているのを見て、大ショック! 今月号はドラえもんが買うという約束をしたのに、すっかり忘れていたのだ。 お金をムダに使ってしまったと嘆(なげ)くのび太を見て、ドラえもんは『ぶつぶつ交換機』を取りだす。これは、自分が売りたいものをオークションにかけることのできるひみつ道具で、お金ではなくモノとモノで交換(こうかん)する“物々(ぶつぶつ)オークション”を開くのだという。 さっそく買ったばかりのマンガ本をオークションにかけた、のび太。近所の男の子が出品した野球の試合のペアチケットと交換してよろこぶが、なんと試合の日に用事があったことを思い出して…!?
第546話:裏山のドラえもん城

ドラえもんが四次元ポケットの中を整理していたところ、のび太が『飛び出す建物シリーズ 日本のお城』というひみつ道具を発見する。裏山で開けてみると、なんと巨大な城がドドーンと出現!のび太は大コーフン! ところが、そのようすをジャイアンとスネ夫がこっそり見ていたのだ。しのびこんだジャイアンたちはぐうぜん、その城の取り扱(あつか)い説明書を発見! 城のあちこちに備(そな)えられたしかけを利用してのび太とドラえもんを追いだし、城を横取りしてしまう。 くやしがるのび太とドラえもんは、『忍者セット』で、城を取りもどすべく潜入(せんにゅう)するが…!?
第547話:『真実の旗印』はつねに正しい

宿題をわすれたのび太は、ウソの言い訳をして先生から怒(おこ)られ、帰りがおそくなったことを、またウソの言い訳をして、ママに怒られてしまう。 ドラえもんはあきれながらも、1本の旗(はた)を取りだす。それは『真実の旗印(しんじつのはたじるし)』というひみつ道具で、この旗を立てているとどんなことをしても、何をしゃべっても“正しい”ことになるという。 さっそくのび太は旗を立てて、0点のテストを見て怒(おこ)るママに「なにを怒っているの? 0点は、いちばんいい点数じゃないか!」と言ってみた。すると、ママはその言葉をすんなり信じたため、のび太はニンマリ。 次の日、のび太は真実の旗印を使って、みんなを自分の言いなりにしていって…!?
第548話:さかながボートに大変身

別荘に遊びに出かけたスネ夫から、電話で最新式ボートでのクルージングをじまんされた、のび太。くやしくて、「ボクもボートに乗りたい!」とドラえもんにたのみこむ。 「まかせておいて!」というドラえもんに安心し、のび太は『どこでもドア』で、スネ夫の別荘がある半島の海岸へ。ところが、ドラえもんが取りだしたのは、ただの釣りざおとバケツだった。まず魚を釣(つ)ろうといわれ、のび太はガックリする…。 言われたとおりに釣りをして、のび太はアオダイを釣り上げた。そこでドラえもんが出したのは、『海の生き物シップ』という船の形をしたひみつ道具。これで、海の生物たちの特性をコピーすると、超高性能な船に変身するのだ! のび太たちは大よろこびで“アオダイ船”に乗りこみ、クルージングに出発するが…!?
第549話:流行性ネコシャクシウイルス

流行のファッションにうといのび太は、ロングスカートの女の子を見てビックリ! スネ夫から、センスが悪いとバカにされてしまう。 その後、家に帰ると、ママが今、流行の長めのスカートを持っていないから同窓会に行きたくても行けないと言って、パパに八つ当たりしていた。 「流行なんて、だれが決めるんだろう」というのび太のつぶやきを聞いたドラえもんは、『流行性ネコシャクシウイルス』を取りだす。このウイルスを増やしながら育て、風に乗せてばらまくと、どんな流行でも作りだすことができるという。 さっそく「ミニスカートこそ、流行の最先端(さいせんたん)」と言い聞かせながらウイルスを育ててばらまいた、のび太たち。すると、ウイルスの効果で、短いスカートが大流行して…!?
第550話:石ころぼうし

パパやママ、ドラえもんにまで口うるさく注意されてばかりののび太は、放っておいて欲しいと怒り出す。ドラえもんが、みんながのび太のことを気にかけているからだとなだめるが、だれにも気にされなくなる道具が欲しいと言い返すのび太。 ドラえもんはしかたなく、ポケットから『石ころぼうし』を取り出す。このぼうしをかぶると、道ばたに転がっている石のように、だれにも気にされなくなるのだという。 さっそくのび太がぼうしをかぶったところ、ドラえもんはのび太がいることをまったく気にしなくなり、話しかけても反応しなくなる。その様子を見たのび太は、これで何をしてもだれにも文句を言われなくなると大よろこび。パパやママにいたずらをした後、道で会ったしずかの後をついていき、しずかの部屋の中にまで入っていくが…!?
第551話:のび太のおよめさん

今日はのび太の誕生日。ところが、しずかから誕生会におくれるという電話が入り、ドラえもんからも「未来は変わる」と言われたのび太は、将来、しずかが本当に自分と結婚してくれるのか、不安になってしまう。 真実をたしかめるため、ドラえもんと『タイムマシン』に乗り、25年後の自分の誕生日へと向かうのび太。ところが、着いた先はなぜか公衆トイレ! 25年後、家の付近は公園に変わっており、ちょうど野比家があった場所に公衆トイレが建っていたのだ。 その後、未来の交番で引っこし先の住所を聞き、大人の自分がくらしているマンションへ向かった二人は、そのマンションからあわてて出ていく大人のしずかを発見。後を追うと、なんとしずかは“出木杉”と書かれた表札の家に入っていく! しずかは出木杉と結婚したのか!? 大ショックを受けるのび太だったが…!?
第552話:ミニハウスでのりきる夏

いっしょに夏休みの宿題をやろうとしずかをさそうのび太だったが、スネ夫からクーラーがこわれていることを指摘(してき)された上に、スネ夫の家は全部屋冷房、アイスクリームも食べ放題、広い庭の木かげも涼しいとじまんされて、言葉につまってしまう。結局、しずかもスネ夫の家で宿題をすることになり、引っこしたいと泣きだすのび太。 そんなのび太の話を聞いたドラえもんは、「全部屋冷房で広い庭とプールの付いている家に引っこそう」と言いだす。目かくしをされ、何かをくぐらされたのび太が目を開けると、目の前にプール付きの大きな家が建っていたからビックリ! 実は、この家は省エネルギーを実現した未来の『ミニハウス』で、のび太は目かくしされている間に『ガリバートンネル』を通って小さくなっていたのだ。この家を好きに使っていいと言われたのび太は、大はしゃぎでしずかを呼びに行くが…!?
第553話:うきうきするウキワ

ウキウキとミーちゃんとのデートの準備をするドラえもんを横目に、大きなため息をつくのび太。「最近ロクなことがない。この世の終わりだ。」とまで言うのび太のために、ドラえもんはポケットから『ウキウキ輪』を出す。このウキ輪をつけると、心の痛みが忘れられて、ウキウキした気分になり、細かいことは気にならなくなるのだという。 ウキ輪をつけ、元気になったのび太だったが、ウキ輪に定規が刺さってあっという間にやぶれてしまう。そのとたんに再び落ち込むのび太。それを見たドラえもんは、やぶれたらまたふくらませられるよう、まだ空気の入っていない『ウキウキ輪』をたくさん出してくれる。 再びウキ輪を身につけ、のんびりと学校へ向かうのび太。その様子を見たジャイアンとスネ夫は、まだ登校時間に間に合うのかとカンちがい。結局3人そろってちこくし、廊下に立たされてしまうが…!?
第554話:しずかちゃんがカッパに!?

しずかから「小さい頃、人魚みたいに泳ぐのが夢だった」と聞いたのび太とドラえもん。その夢をかなえてあげようと、ドラえもんはポケットから『スイムドリンク』を取り出す。このスイムドリンクを飲むと、人魚に変身してスイスイ海の中を泳ぐことができるのだ。 さっそく『どこでもドア』で海に出かけ、スイムドリンクを1本飲んだしずか。海を見ると、足が人魚の尾に変わる…はずだったが、なぜかまったく変化が起きず、しずかはガッカリ…。 その後、ドラえもんが未来デパートに問い合わせたところ、スイムドリンクにはいろいろな味があり、しずかが飲んだのはキュウリ味だったことが判明する。しかも、キュウリ味のスイムドリンクは、飲んだ後にキュウリを見ると、なんとカッパに変身してしまうというのだ! のび太とドラえもんがあわててしずかを追いかけると、ちょうど八百屋さんの前を通りかかるところで…!?
第555話:ミチビキエンゼル

カゼをひいたドラえもんが部屋で寝ていると、のび太から重大な問題があるからすぐに来てほしいという電話がかかってくる。ドラえもんが急いで呼ばれた場所へと向かうと、のび太が明日のテストのために家に帰って勉強するか、しずかの家に遊びに行くか…左に曲がるか右に曲がるかで迷っていた。 あきれたドラえもんが取り出したのは、かわいい人形のような『ミチビキエンゼル』。これを手にはめて相談すると、その人のいちばんためになる答えを出してくれるらしい。 さっそくのび太が左手にはめてどちらに進むべきかをたずねると、ミチビキエンゼルは、「勉強は夜でもできますが、しずかちゃんと遊べるのはいまだけです」と答える。それを聞いたのび太はごきげんでしずかの家へと向かうことに。 ところが、その途中でミチビキエンゼルの言うことを聞かなかったのび太は、ジャイアンにむりやり野球にさそわれてしまい…!?
第556話:のび太航空へようこそ

のび太が突然、将来は国際線のパイロットになる!と言い出した。そのために今から技術を身に着けておきたい、子どもでも飛べるような飛行機を出して欲しいと頼まれたドラえもんは、ポケットから『三輪飛行機(さんりんひこうき)』を取り出す。これは三輪車のようなミニ飛行機で、ペダルをこぐとふわりと浮き上がり、まるで本物の飛行機のように空を飛ぶことができるのだという。 さっそく三輪飛行機に乗り、空の旅を楽しんだのび太は、「将来と言わず、今すぐパイロットを始めよう!」と思い立ち、10分につき10円で客を乗せる「のび太航空」を始めることに。ところが、ジャイアンもスネ夫もバカにして乗ろうとはせず…。 そこに、鳥かごと虫取りアミを持ったしずかがやってくる。ペットの小鳥・ピーちゃんが逃げてしまったというのだ。のび太は三輪飛行機でピーちゃんを追いかけることを思いつき、しずかを三輪飛行機に乗せて出発するが…!?
第557話:神さまごっこ

「もう3日もどら焼きを食べていない」となげくドラえもん。ふと何かを思い出したようにポケットを探ると、『神さまごっこ』というひみつ道具を取り出す。 のび太の首に賽銭箱(さいせんばこ)をかけ、のび太の頭の上に輪を乗せると、十円玉を賽銭箱に入れるドラえもん。そして、のび太に向かって手を合わせ、「どうかどら焼きが食べられますように」と唱えたところ、のび太の頭上の輪が光った。それを見たドラえもんは、すぐに「かなえてつかわす」という言葉をのび太に言わせると、なんとお客さんがどら焼きをもってきてくれたからビックリ! 個人的なささやかな願いならかなうと聞いたのび太は、自分の頭上にあった輪をドラえもんの頭上に乗せ、十円玉を賽銭箱に入れると、「こづかい百万円を与えたまえ」と手を合わせる。ところが、輪は光らない。そこで、十万円…千円…百円と値段を下げていったところ、ついに輪が光って…!?
第558話:22世紀のすてきなキャンプ

自分が22世紀に帰っている間に、のび太たち家族がキャンプに出かけていたことを知り、ドラえもんはおもしろくない。ところが、帰宅したのび太は、キャンプ場はゴミだらけで紅葉を楽しむどころではなく、まわりのテントから聞こえてくる音楽もうるさくて、ちっとも眠ることができなかったとなげく。 「二度とキャンプには行きたくない」と言うのび太に、「今からボクが素敵なキャンプに連れて行ってあげる」と張り切り出すドラえもん。22世紀で発売されたばかりの『万能テント』を手に入れてきたというのだ。のび太は気乗りしないながらも、しずかをさそい、ドラえもんと共に山へと向かう。 目的地に到着後、小さな万能テントにガッカリするのび太としずか。だが、中には広々とした空間が広がり、さらにボタンを押すだけでいろいろな部屋に早変わりすることを知ったのび太たちは、大よろこびで遊び始めるが…!?
第559話:ポータブル国会

いつもおこづかいやお年玉をたくさんくれる北海道のおばさんが遊びに来るのを、楽しみにしていたのび太とドラえもん。ところが、消費税も上がってなにかと出費がかさむため、今回は来られないという連絡が入る…。 消費税が上がったのは国会で決めたことだと知り、怒り出すのび太。その様子を見たドラえもんは、ポケットから『ポータブル国会』を取り出す。この機械に自分が作りたい法案を書いた紙を入れると、日本中でそれが守られるのだという。 さっそく、「来週だけ消費税をなしにする」法案を書いて法案袋に入れ、ポータブル国会に入れたところ、おばさんから遊びに来るという連絡が入り、2人は大よろこび! さらに調子に乗ったのび太は、「子どものおこづかいは一万円以上にする」「子どもに仕事をさせてはいけない」などという自分勝手な法案を次々と作り出して…!?
第560話:怒りのポップコーン

夢中で読んでいた推理小説の犯人をスネ夫にバラされてしまい、くやしくてたまらないのび太。怒りがおさまらないのび太を見たドラえもんは、シルクハットのような形の帽子を取り出すと、のび太の頭にかぶせる。 すると帽子がググッとふくらみ、ポンポンとポップコーンが飛び出したからビックリ! と同時にのび太の怒りが消え、スッキリした気持ちに。ドラえもんによると、これは『ポップコーンハット』と言い、怒りの力でポップコーンを作ることができるのだという。 怒りを消してくれる上、おいしいポップコーンが食べられるなんて最高!とよろこぶのび太。もっと食べたいと、0点のテストを見つけ激怒しているママにポップコーンハットをかぶせたところ、のび太の塩味とはちがい、激辛カレー味のポップコーンができる。ポップコーンの味は人によって変わると聞いたのび太は、怒っている人を見つけてポップコーンハットをかぶせようとするが…!?
第561話:タヌ機

パパに買ってもらったという最新式のデジタルカメラで、撮ったばかりのドラえもんの写真をその場でタヌキのように加工してみせるスネ夫。さらに、ドジを踏んでいるのび太の写真もいつの間にか撮っており、それにもタヌキの加工をしてバカにする。しずかに笑われてしまい、落ち込むのび太と、怒りがおさまらないドラえもん。 帰宅したドラえもんは、やられたらやり返すと言い出し、ポケットからメガネとしっぽのようなひみつ道具『タヌ機』を取り出す。このタヌ機を身につけると、脳波を相手の脳に送り込み、思い通りに人を化かすことができるのだという。 さっそくドラえもんで試してみたのび太は、スネ夫を探し出して、仕返しをすることに。のび太に脳波を送られ、幻を見せられたスネ夫は、いつまで経っても目的地に着けず、迷子になってしまう…。途方に暮れたスネ夫は、ようやく見つけたボロボロの民家に泊めてもらおうとするが…!?
第562話:ハロウィーンの暴走かぼちゃ

ハロウィーンの日、特別に取り寄せた特大カボチャでランプを作るというスネ夫から、仲間はずれにされてしまったのび太。自分もハロウィーンのランプを作りたいとママに頼むが、カボチャがもったいないと言われ、もらえたのはカボチャのタネだけ…。 タネを手に、のび太が部屋に戻ると、突然コウモリが飛んで来たからビックリ! ドラえもんによると、そのコウモリは『新種植物製造機(しんしゅしょくぶつせいぞうき)』でクロユリの花を改造して作ったのだという。それを聞いたのび太は、ママにもらったタネから、カボチャのランプを作りだそうと思いつく。 さっそく新種植物製造機にカボチャのタネを入れ、遺伝子(いでんし)情報を書きかえるのび太だったが、ドラえもんの言うことを聞かず、てきとうに操作してしまう。そして、できあがったタネをまいて『タイムふろしき』をかぶせたところ、大きなカボチャが実っていて…!?
第563話:ホラふきご先祖

自分のご先祖様について調べるという宿題が出たのび太は、スネ夫やジャイアンから有名なご先祖様がいるとじまんされ、うちにも有名なご先祖様がいなかったかパパに聞いてみる。ところが、パパが思い出したのは「ホラのびさん」と呼ばれた、大ボラ吹きで有名な“のびろべえ”という人だった。 ガッカリするのび太だったが、パパによると人をだましたり困らせたりするようなホラではなく、スケールが大きくて夢があるホラで、遠くからはるばる聞きに来た人もいたのだという。だが、どんなホラを吹いたのかまでは知らないと言われてしまい、困ったのび太はドラえもんと共に本人に会いに行くことに。 のびろべえが住む200年前に『タイムマシン』で向かった二人。すぐにのびろべえを見つけるが、「自分は村一番の正直者で、ホラなど吹いたことがない」と言われてしまう。そこで二人はのびろべえを現代に連れて帰り、ゆっくり話を聞くことにするが…!?
第564話:空とぶマンガ本

ママとスネ夫のママが、それぞれの家にあるマンガ本を捨てようと話し合っているのを聞いたのび太は、急いでスネ夫に相談しなければ…とあわてるが、ちょうどママが使用中で電話をかけることができない。 あせるのび太に、ドラえもんは「これで電話すれば?」とカレンダーとドライヤーを持ってくると、『無生物さいみんメガホン』を取り出す。そして、メガホンでカレンダーとドライヤーに「キミは電話だ!」と何度も語りかけたところ、本当にその二つで電話をかけることができたからビックリ! このメガホンを使うと、生きていないものなら、どんなものにでも暗示をかけることができるのだという。 さっそく、スネ夫と「どこかにマンガ本をかくそう」と相談するのび太。すると、電話を切った直後、早くもママが階段から上がってくる音が聞こえてくる。ママたちからマンガ本を守るため、のび太は無生物さいみんメガホンを使っていろいろなものに暗示をかけていくが…!?
第565話:ぬれぎぬを着せよう!

ジャイアンとスネ夫から、神成さんの庭にラジコンヘリを落として、盆栽をこわした犯人にされてしまったのび太。しかも、叱られただけでなく、罰として庭掃除までするはめに…。 のび太の話を聞いたドラえもんは、「のび太くんは“ぬれぎぬ”を着せられたってことじゃないか」とカンカンに怒り、ポケットからその名も『ぬれぎぬ』というびちゃびちゃにぬれた布のようなものを取り出す。このぬれぎぬを着せると、その人のせいにすることができるため、これでジャイアンたちをこらしめようというのだ。 ためしに、ママがお客さん用に取っておいたどら焼きを食べたドラえもんが、のび太にぬれぎぬを着せたところ、ドラえもんの顔にアンコが付いているにも関わらず、ママはのび太を怒り出した! のび太はあわててぬれぎぬを取ろうとするが、自分では取ることができない…。 さっそくスネ夫を見つけたのび太たちは、怒っている人を探し出し、スネ夫にぬれぎぬを着せるが…!?
第566話:ムキムキからだねん土

ジャイアンから、腕に筋肉がまったくないことをバカにされたのび太が泣きながら帰宅すると、スラリと足の長いドラえもんが現われたからビックリ! ドラえもんは、人の身体にくっつけると好きなように体型を変えることができるひみつ道具『からだねん土』を使って、足を長くしたのだという。 さっそく、ドラえもんの体や顔にからだねん土をつけて楽しむのび太。さらに、自分の体のあちこちにからだねん土を盛って、筋肉ムキムキに大変身! ジャイアンたちに見せつけようと、同じくムキムキな体格に変身したドラえもんと共に、空き地へと向かう。のび太たちの筋肉を見たジャイアンは、おどろいて逃げてしまい、のび太は大まんぞく。 その後、からだねん土のことを知ったスネ夫としずかが、自分にも分けてほしいと言い出す。スネ夫はからだねん土を使って足を長く、しずかは鼻を高くしたいと言うが…!?
第567話:嵐でやっつけろ!

台風が近づいていることを知ったドラえもんは、ポケットから『台風トラップと風蔵庫』を取り出す。ドラえもんによると、この道具は台風のエネルギーを様々なことに使うために、台風の一部をつかまえてしまっておくことができるのだという。 その夜、大きな台風が通り過ぎ、翌日、風蔵庫は満タンに。さっそく台風を少しだけ出してわりばしに巻きつけると、その風圧で庭掃除をするドラえもん。その後、洗たく機がこわれて困っているママのために、ミニ台風を出して洗たく機に入れたところ、洗たく機は再び回り出し、ママも大よろこび。 調子に乗ったのび太は、ドライヤーがこわれて困っているパパの頭にミニ台風を乗せ、パパのかみの毛をチリチリにしてしまう。その様子を見たドラえもんは風蔵庫をしまおうとするが、ミニ台風を使ってまだまだ遊びたいのび太は必死に抵抗。そのはずみで、なんとミニ台風がのび太の体に巻き付いてしまう…!?
第568話:落ち葉とジャイ子

スネ夫からバンジージャンプの話を聞き、びびってしまうのび太。しずかの前でバカにされ、くやしいのび太は、「スリルのないバンジージャンプを出して」とドラえもんに頼み込む。 ドラえもんが出したのは『ガリバートンネル』。さっそくガリバートンネルで小さくなった二人は、『即席(そくせき)エレベーター』で木の枝まで上る。そこでドラえもんは『落ち葉ンジー』を取り出す。これを腰に巻くと木の葉の上に乗ることができ、葉っぱと共に風に吹かれて舞うように落ちていく感覚を味わうことができるのだ。 「これなら怖くない!」とよろこんだのび太はみんなを誘うが、ジャイアンは呼び止める声にも気づかない。実は、ジャイ子が入院してしまったのだ。「窓から見える木の葉っぱが全て落ちたら、私の命も終わるんだわ」と言い出すジャイ子。ところが、それを知らないのび太たちは、病院の庭の大きな木で落ち葉ンジージャンプをはじめて…!?
第569話:しずかちゃんになったのび太

学校の帰り道、しずかに「クッキーを焼いたから食べに来て」と誘われたのび太は、大よろこびで帰宅するが、ママから草むしりを頼まれていたことを思い出す。だが、自分が行かないと出木杉としずかが二人で仲良く食べてしまうと考え、こっそり出かけようとしたところ、ママに見つかってしまった! ママに言われるがまま、のび太が机に向かって宿題を始めると、後ろに立っていたママが突然笑い出す。実はママだと思っていたのはドラえもんで、ママの着ぐるみを着ていたのだ。怒ったのび太は、再び出かけようとするが、今度は本物のママから草むしりをするよう言われてしまう。 困っているのび太を見たドラえもんは、『フリーサイズぬいぐるみカメラ』と『どこでもドア』を出すと、どこでもドアからしずかの写真を撮る。すると、カメラから飛び出てきた小さなかたまりが、あっという間にしずかのぬいぐるみになったからビックリ! のび太はしずかのぬいぐるみを着て、出木杉のもとへと向かうが…!?
第570話:クローンリキッドごくう

買ったばかりのマンガ本をジャイアンに取り上げられてしまったのび太が帰ってくると、ドラえもんがテレビで「西遊記」を見ていた。悟空(ごくう)が「分身の術」を使って妖怪を倒す様子を見たのび太は、自分もあんな術が使えるといいのにとつぶやく。 それを聞いたドラえもんが取り出したのは、『クローンリキッドごくう』。このビンに入っている液体をのび太の頭にふりかけ、かみの毛を1本抜いてフッと息を吹きかけたところ、なんとのび太の分身が出現したからビックリ! このクローンリキッドをかけたかみの毛は、すべてその人の分身になるのだという。 「もうジャイアンなんか怖くないぞ」と大よろこびでクローンリキッドごくうを頭にふりかけ、ジャイアンを探しに行くのび太。公園にいたジャイアンを見つけると、マンガ本を返すよう言ってかみの毛を抜いて息を吹きかけるが、なぜかかみの毛はパラパラと地面に落ちるだけで…!?
第571話:お金のいらない世界

ママにお小遣いの前借りを頼もうとしたのび太だったが、宝くじを買ったパパがママにムダ使いだと怒られているのを見て、とても言い出せない。お金のいらない世界に住めたらなぁ…とため息をつくのび太を見たドラえもんは、住んでみることを提案し、『もしもボックス』を取り出す。 「もしもお金のいらない世界になったら…」とつぶやき、おもちゃ屋さんへと急ぐのび太。ところが、商品をもらっていこうとしたところ、「ただで持っていく気?」と怒られてしまう。のび太たちが困惑していると、なんと店主は「代金二万六千円を持って行ってくれなきゃ困る!」とお金を渡してきた…! なんとこの世界では、買い物をする時にはお金を払うのではなく、受け取るのだ!「欲しいものが手に入る上に、お金までもらえるなんて…!」と大よろこびでマンガ本やジュースを買いあさるのび太。ところが、帰宅すると、ママが今月も赤字でお金がたまり過ぎて困るとなげいていて…!?
第572話:ドラミが生まれた日

ドラミの誕生日。ドラミは『かべ紙ハウス』を空き地のブロック塀にはって、22世紀の自分の部屋を再現し、ドラえもん、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫にバースデーパーティーを開いてもらっていた。 だが、部屋であばれるジャイアンたちにあきれたドラミは、『オトコンナ』でジャイアンを女の子に変えてしまう。さらに、ドラミのことをどれだけ知っているかを試すため、クイズ大会を開催することに…! そんな中、女の子に変身したジャイアンが、ドラミの頭についているリボンをうばって逃げてしまう。ドラえもんとのび太は取り返そうと追いかけるが、女の子になってもジャイアンの力は変わらず、取り返すどころか殴られるばかり。 そこで二人は、取り返すより未来に行って新しいリボンをもらってこようと思いつき、『タイムマシン』でドラミが生まれた2114年12月2日の「マツシバ工場」へと向かうが…!?
第573話:やりくりアリでリサイクル

庭の物置の中にあった不用品の数々。捨てるのはもったいないとのび太に相談されたドラえもんは、ゴミを新しく作り変えてくれる、未来のリサイクルロボット『やりくりアリ』を取り出す。 さっそく「おもちゃの車」とリクエストしたところ、箱の中から次々とアリロボットが出てきて、ペットボトルや空き缶などを集め箱の中に運び入れ始めた。そしてしばらくすると、中からおもちゃの車が飛び出してきたからビックリ! 続いて、パパにドライヤーを作ってあげた二人は、しずかにも何か作ってあげようと出かけることに。途中、スネ夫の家の前を通ったところ、スネ夫がラジカセやゴルフクラブなどを捨てようとしているのを発見。それらをもらったのび太は、再びおもちゃをリクエストする。おもちゃのロボットが完成し、大よろこびするのび太だったが、その様子を見ていたスネ夫にうばわれてしまい…!?
第574話:おせじ口べに

ママの新しい服やパパが描いた絵に対し、思ったままの感想を口にしたのび太。すると、その言葉に二人とも腹を立て、のび太はおやつを取り上げられたばかりか、おこづかいもナシにすると怒られてしまう。 「感じたままを言っただけなのに。どうやってほめたらよいのかわからない」と泣きついてきたのび太に、ドラえもんは『おせじ口べに』を差し出す。これをくちびるにぬると、ほめるところがまったくない相手に対してもおせじが口から出てきて、カンタンにおだてることができるというのだ。 ところが、口べにをぬったドラえもんは、なぜかのび太の悪口を言い出した…。実はそれは『悪口べに』だったのだ! 気を取り直し、おせじ口べにをぬってママをほめちぎり、おやつをたくさんもらったのび太。さらに、すっかり気をよくしたパパからは、おこづかいまでゲットしてニンマリ。 味をしめたのび太は口べにをぬったまま空き地へと向かい、みんなをほめまくるが…!?
第575話:家元かんばん

新作のあやとりを完成させたのび太は、大よろこびでみんなに見せるが、だれも興味を示さずガッカリ。さらにドラえもんからもどこがすごいのかと言われ、すっかりスネてしまう。 そんな中、生け花展に出品したママが、家元からほめられたとよろこんでいるのを見たのび太は、「もしあやとりがお茶やお花みたいに人気があれば、ぼくは野比流家元になれるのに…」と言い出す。それを聞いたドラえもんは古い板のようなものを取り出した。これは『家元かんばん』と言い、これに書き込むと何の家元にでもなれるというのだ。 さっそく家元かんばんに「野比流 あやとり」と書き、玄関の表札を外して設置したところ、ちょうど通りかかったしずかが入門希望としてやってきた。実はこのかんばんを見ると、だれでも入門したくてたまらなくなるのだという。さらに、ジャイアンとスネ夫も入門したいとやってくるが、すっかり家元になりきっているのび太は、態度がなっていないと二人の入門を断り…!?
第576話:街中ぐにゃぐにゃネンドロン

スネ夫が見せたスプーン曲げの手品にチャレンジしてみるのび太。だが、のび太が曲げようとしてもスプーンはびくともせず、みんなに笑われてしまう。 くやしがるのび太のために、ドラえもんは『ネンドロン』を取り出す。このネンドロンをふりかけると、どんなものでもしばらくの間、粘土のように柔らかくなるのだという。 さっそく空き地に戻ったのび太は、さきほどのスプーンを借りると、スプーン曲げをひろうし、みんなをおどろかせる。実は『透明マント』で身をかくしたドラえもんが、ネンドロンをスプーンにふりかけていたのだ。調子に乗ったのび太は、通りかかった家の石の門柱や電柱、犬までも曲げてみせ、ネンドロンの効果だとは知らないみんなをさらにおどろかせる。 そんな中、しずかから、高層ビルが建ったためベランダから富士山が見えなくなったと聞いたのび太は、その高層ビルにネンドロンをふりかけて、ねじ曲げようとするが…!?
第577話:寒い日は雪女になろう!

寒い冬の日。「外で遊ぶなんて気がしれない」とコタツにもぐるのび太にあきれたドラえもんは、『妖怪クリームセット』を取り出す。これは、いろいろな妖怪になれる未来の変身クリームで、その中から雪女クリームを選び、「これを顔にぬれば雪女になれて、寒いのが平気になるかも」と言うドラえもん。 のび太が雪女クリームを顔にぬっていると、ママがおやつのホットケーキを持ってくる。さっそくのび太がよろこんでホットケーキを食べようとしたその時、のび太の口から冷気が出て、ホットケーキが凍ってしまったからビックリ! さらにのび太がくしゃみをしたところ、コタツや壁までが凍ってしまった…。 ドラえもんは急いでのび太を外に連れ出すと、効果を消したい時に使う『戻しクリーム』をぬろうとする。とその時、自転車が子猫をひいてしまいそうな場面におどろいたのび太の冷気が、その自転車を凍らせてしまい…!?
第578話:秘密基地で世界を守れ!

学校の裏山で洞穴(ほらあな)を見つけたのび太は、自分だけの秘密基地(ひみつきち)を作ろうと思い立つが、ジャイアンとスネ夫に気づかれ、横取りされてしまう。 落ち込むのび太をかわいそうに思ったドラえもんは、大きな方眼紙(ほうがんし)のような『設計紙』というひみつ道具を取り出すと、のび太に「どんな秘密基地がほしいのか、これに描いてみなよ」とすすめる。 のび太が設計紙に理想の秘密基地の設計図を描きおわると、ドラえもんは庭に設置した『地下工事マシン』に設計紙を入れ、『コンクリートボンベ』をのせてバルブを開く。するとあっという間に、のび太が思い描いたとおりの秘密基地が地下に出現したからビックリ! さっそく秘密基地の司令室に入ったのび太は、どこへでも飛んでいくスパイカメラを使って、洞穴にいるジャイアンたちを偵察。自分をバカにするジャイアンたちの様子を見たのび太は、2人に仕返しをしようと考えて…!?
第579話:四次元サイクリング

自転車に乗れないのび太は、サイクリングに行くジャイアン、スネ夫、しずかに誘ってもらえず、くやしくてしかたがない。自分も物置にしまってあった自転車に乗ろうとするが、やっぱり転んでしまう…。 話を聞いたドラえもんに、「キミにも乗れる自転車を出してあげるよ」と言われたのび太は大よろこびするが、ドラえもんが出したのは『四次元三輪車』という三輪車だった! のび太は、「三輪車なんてかっこ悪い!」と文句を言いつつも、結局この四次元三輪車でみんなを追いかけることにする。 まずは、四次元三輪車についている機能“におい追跡装置(ついせきそうち)”を使って、みんなを追いかけようと出発した2人だったが、のび太は三輪車に乗っている姿を見られたくないと言い出す。するとドラえもんは「第3ボタンを押せ」と指示する。指示通りに押してみると、なんと自分達の姿が消えた!四次元という別の世界に入ったので、姿が見えない上に、いろんなものを突き抜けて進むことができるのだ! 三輪車についている、いろんな機能を使い、みんなを追いかけていく2人だが…。
第580話:恐竜ハンター

のび太が学校から帰ってきて自分の部屋を開けると、なんと目の前に恐竜がいた!驚いたのび太は、あわてて一階に下り、もういちどママと一緒に上がってみると、部屋には何もいない…。 不思議に思っていると、机の引き出しが開き、ドラえもんが「面白かった~」と楽しげに帰って来た。ドラえもんは、のび太の子孫であるセワシと“恐竜ハント”に行ってきて、つかまえた恐竜をタイムマシンで連れて帰る途中、のび太の部屋でひと休みしたと話す。 “恐竜ハント”は未来で流行しているスポーツで、大昔にさかのぼって恐竜をつかまえ、つかまえた恐竜をハンティングセンターに連れて行くと、恐竜メダルをもらえる仕組みになっているという。そのメダルを集めると、カタログにのっているハンターグッズと交換できるらしい。のび太が見たのは、ドラえもんが過去の世界でつかまえた恐竜だったのだ! 「面白そう!ボクもやろう!」とはりきるのび太。ドラえもんは、強い体と何者も恐れない勇気が必要なスポーツなのだと反対するが、のび太があきらめないので、仕方なくタイムマシンに乗り込み、恐竜がたくさんいたという8千万年前の北アメリカ大陸へと向かう…。 はたしてのび太たちは、どんな恐竜に出会うのか? そして、恐竜をつかまえることはできるのか…!?
第581話:バレンタインにはおモチとすもうを

バレンタインデー、のび太はしずかの家でチョコレートケーキを作る約束をするが、出木杉も来ると知ってガッカリ…。 一度帰宅したのび太がドラえもんに相談しようとすると、ちょうどママが困った顔をして居間から出てくる。パパが街で取引先の社長とバッタリ会い、せっかくだからと家に寄ってもらったのだが、まったく会話が盛り上がらないというのだ。 それを聞いたドラえもんは、臼(うす)や杵(きね)、さまざまなモチ米がセットになった『バラエティーおモチつきセット』を取り出す。ドラえもんに言われるがまま、杵でペッタンペッタンとモチをつくのび太。できあがったモチを食べたパパは、急に口がうまくなって社長をほめ始める。パパが食べたのは、お酒の席をもり上げる『太鼓(たいこ)モチ』というモチだったのだ。 社長もすっかりごきげんになり、ママもひと安心したところで、のび太が再びドラえもんに相談しようとしたところ、なぜかまわし姿でキズだらけのスネ夫がやって来て…!?
第582話:しずかちゃんと はこ庭スキー場

しずかが、楽しみにしていたスキーに行けなくなってしまったと聞いたのび太は、思わず自分が必ず連れて行くと宣言してしまう。そんなのび太に泣きつかれたドラえもんが取り出したのは『はこ庭セット』。庭にはこ庭を並べてスキー場を作り、自分たちが小さくなればいいというのだ。 二人は、はこ庭に木を並べ、リフトやゴンドラ、ジャンプ台なども作ってスキー場を完成させると、さっそくしずかを呼びに行く。だが、しずかが大自然の中ですべりたがっていることを知り、はこ庭であることはかくすことに。さらに、スキーができないのび太は、ドラえもんに『人間ラジコン』を付けてもらう。 ドラえもんは、しずかとのび太に小さくなると同時に眠くなる『スモールスプレー』を吹き付けると、二人をはこ庭へ。目をさましたしずかは、一面の銀世界に大よろこびですべりはじめるが、のび太はこのスキー場がはこ庭であることがバレないか、ハラハラしどうしで…!?
第583話:スネ夫より金持ちがやってきた

のび太のクラスに転入生がやって来た。お父さんの仕事の都合で外国から日本にやって来たビル・マネーという名の少年で、のび太たちはすぐに彼と友だちになる。 毎日じまんばかりしているスネ夫は、ビルにも最新式の模型飛行機をじまんするが、彼は模型飛行機は持っていないものの、彼の家は自家用セスナ機を持っていた! 対抗心をむき出しにしたスネ夫は、さらにクルーザーや別荘をじまんするが、ビルのお父さんはなんと潜水艦(せんすいかん)やお城を持っているという。 くやしくてたまらないスネ夫は、ビルに勝つためにドラえもんのひみつ道具を利用することを思いつく。ママにプレゼントを買うのに、サイフを落としたとドラえもんにウソをつき、同情したドラえもんは、必要な金額とサインを書けば何でも買うことができる『未来小切手帳』を渡す。ただ、使い方に注意しなければならないというドラえもんの言葉をスネ夫はまったく聞いていなかった…。翌朝、スネ夫はごうかなリムジンに乗って登校するが…!?
第584話:ペットそっくりまんじゅう

しずかの家に集まったのび太たち。しずかが飼っている小鳥のピーちゃんを見たスネ夫は、ペットは飼い主に似てくるという話を始める。自分が飼っている猫のチルチルも自分によく似ているというのだ。 それを聞いたジャイアンも、犬のムクは自分に似て頭が良くて強くてたくましいとじまんするが、庭でおとなしく待っていたはずのムクは、しずかのサンダルをかじっていた…。さらに、チルチルににらまれたところ、ふるえあがって逃げ出してしまう。 スネ夫に「大きな体のくせにだらしがない」とバカにされたジャイアンは大激怒。あわてたのび太がドラえもんを呼びに家に帰ると、いきなりドラえもんに「返せ!」と怒られる。かくしておいたどら焼きをのび太が食べたのではないかというのだ。しかし、のび太には身におぼえのないことで…? その後、のび太にムクの話を聞いたドラえもんは、ペットが食べると飼い主そっくりになる『ペットそっくりまんじゅう』をムクに食べさせようとするが、それをジャイアンが食べてしまい…!?
第585話:無敵のスーパーランドセル

学校からの帰り道、自転車をよけようとして電柱にぶつかったり、イヌにほえられてドブに落ちたり、危ない目にあってばかりののび太。「これじゃ、身がもたないよ!」と泣きつかれたドラえもんは、どんな改造も自由にできる『万能改造(ばんのうかいぞう)自動ドライバー』を取り出し、のび太のランドセルを改造することに。キケンを警報(けいほう)で知らせてくれる機能や、ボタンひとつでカサが出る機能、転ぶとエアバッグが出てきて身を守ってくれる機能をつける。 さっそく改造したランドセルを背負って外に出たのび太は、その便利さに大まんぞく。「もっといろいろな機能をつけてほしい」とドラえもんに注文する。 翌朝、ドラえもんが改造したランドセルの目覚まし機能に起こされ、ランドセルに忘れ物チェックをしてもらったのび太は、ランドセルの巨大タケコプターで空を飛んで、学校へと向かうが…!?
第586話:もぐれ!ハマグリパック

算数のテストで新記録が出たとうれしそうにドラえもんに報告するのび太。ドラえもんが何点を取ったのかとたずねると、なんと0点だという。記録というのは、これまで5回に1回の割合で0点を取っていたところが、今回は9回続けて点を取り、10回目でようやく0点を取ったのだというのだ。 のび太は大よろこびでママに見せようとするが、ドラえもんはそれを止めると、9回連続得点を祝って、のび太にどら焼きをごちそうしてくれる。そのどら焼きは、去年買ったどら焼きで、ドラえもんが庭にうめておいた『ハマグリパック』に入れておいたと言うのだ。ドラえもんによると、これは一種のタイムカプセルで、パックの中は時間の流れが止まっているため、入れたものが入れた時のまま、永久に保存できるのだという。 それを聞いたのび太は、ドラえもんから借りたハマグリパックの中に、これまで取った0点のテストをかくすことにするが…!?
第587話:第587話

第588話:のび太のダンボール宇宙ステーション

ダンボールを組み合わせて、庭で“宇宙ステーションごっこ”をしていたのび太は、本格的な宇宙ステーションの模型や天体望遠鏡を持っているスネ夫からバカにされてしまう。 くやしくてたまらないのび太は、ダンボール製の宇宙ステーションで、本当に宇宙に行きたいとドラえもんに頼み込む。それを聞いたドラえもんが取り出したのは、『宇宙ステーション実験キット』。未来の子どもたちが宇宙について勉強するための実験キットなのだが、宇宙ステーションを作って実際に打ち上げることもできるのだという。 さっそく実験キットから出力された図面のとおりに、ダンボールを使って宇宙ステーションを作りはじめたのび太とドラえもん。大量のダンボールをもらってきて貼りあわせ、宇宙空間でも空気がもれにくくなり、太陽の熱にもたえられるようになる『強化ペンキ』をぬって仕上げ、苦労の末にようやく完成させる。 翌朝、宇宙ステーションを打ち上げたのび太たち。円軌道(えんきどう)に乗り、打ち上げ成功を確認した二人は大よろこび!宇宙ステーションの内部は野比家の庭に設置した四次元ハッチとつながっており、二人がさっそく宇宙へと足をふみ入れようとしたその時、ジャイアンとスネ夫がその道具を使わせろとやってきて…!?
第589話:横取りジャイアンをこらしめよう

ジャイアンにマンガ本を返してほしいと頼みに行ったのび太は、返してもらえないどころか、のび太の発言に怒ったジャイアンに追いかけられてしまう。さらに帰宅早々、ドアも開けっ放し、水道も出しっぱなし、何もかも散らかしっぱなしで外出したことをママにひどく怒られ、ひどく落ち込むのび太。 見かねたドラえもんが取り出したのは、『位置固定スプレー』。このスプレーを吹きかけると、どんなモノにでも自分の居場所を覚えこませることができ、それらが決められた位置から離れると、きちんと元の場所に戻るのだという。 ためしに部屋のあちこちにスプレーしてから、本や0点のテストなどをワザと散らかしてみたところ、パパッと元の場所に戻ったからビックリ! ひとりでに部屋が片付いたことに大よろこびしたのび太は、このスプレーを使って、ジャイアンをこらしめることを思いつく。 さっそく、スネ夫の最新ゲーム機にスプレーを吹きかけ、ジャイアンに見つかるよう空き地に持ち出すが…!?
第590話:あちこちひっこそう

映画館の隣に引っ越した越田くんが、タダで映画を見せてもらったと聞いたのび太は、ママにステーキ屋さんかお寿司屋さんの隣に引っ越したいと提案するが、まったく相手にされず、勉強しなさいと叱られてしまう。 のび太の発言にあきれるドラえもんだったが、「新しい家で新しいご近所さんとお付き合いするのもステキだと思わない?」とのび太に言われ、『ひっこしセット』を取り出す。セットにあるミニハウスが見つけてきたひっこし先に瞬間(しゅんかん)移動することができるのだという。 さっそくミニハウスを飛ばし、まずは映画館の隣に引っ越しをしたのび太たち。大よろこびで、映画をタダで見せてもらえないか頼みに行こうとすると、玄関で「勝手に家を建てないでくれ」という大工のおじさんとママがもめていた。何も知らないママは、「うちはずっとここに住んでます」と反論。あせった二人は、あわてて元の位置に家を戻すが…!?
第591話:ステッキで川をまっぷたつ

のび太がしずかと川でボートに乗っていると、突然ラジコンボートが高速ターンしてきたからビックリ! しかも水しぶきをかけられ、二人はずぶぬれに…。 なんとそのラジコンボートを操縦(そうじゅう)していたのはスネ夫だった。続いて、ジャイアンに操縦されたラジコンボートは、のび太たちのボートの側面にぶつかり、あっけなく沈没(ちんぼつ)してしまう。 スネ夫とジャイアンからラジコンボートを探して持ってこい、見つからなければ弁償(べんしょう)しろと言いがかりをつけられ、ドラえもんに泣きつくのび太。そこでドラえもんは、旧約聖書(きゅうやくせいしょ)のモーゼのように水を2つにわけることができる『モーゼステッキ』を取り出す。 二人はさっそく川に向かい、ドラえもんがモーゼステッキをかざして「川よ、割れろ!」と言いながらスイッチを押すと、本当に川がまっぷたつに割れ、のび太は大こうふん! 左右にできた水の壁を見ながら、二人は川底に沈んだラジコンボートを探すが…!?
第592話:しかえし伝票

いつもジャイアンにやられっぱなしののび太とスネ夫。スネ夫が「2人がかりならしかえしできるかもしれない」と言い出し、2人はジャイアンを殴りに行くことに。だが、スネ夫は直前で殴るのをやめ、ジャイアンを殴ったのび太だけ、またもやボコボコにされてしまう。 帰宅したのび太は、ラクにしかえしができる道具を出して欲しいとドラえもんに泣きつくが、ドラえもんは「しかえしするなら堂々とやれ!」と取り合わない。そんな時、未来デパートから新しいひみつ道具が届く。その中から『しかえし伝票』を見つけたのび太は大よろこび。というのも、誰かにしかえしをしたい時、この伝票にしかえししたい内容を書いて捨てると、それを拾った人がしかえししてくれるというのだ。 ドラえもんは返品しようとするが、のび太はドラえもんが目を離しているすきに、しかえし伝票を持って行ってしまう。さっそく、伝票を使ってジャイアンにしかえししようとたくらむのび太だったが…!?
第593話:イルカにのって海の旅

スネ夫から、1週間ヨットに乗って九州まで旅行することをじまんされたのび太は、うらやましくて仕方がない。ドラえもんにその話をしたところ、ドラえもんは「すぐに船の旅に出かけよう!」と言い出すが、肝心(かんじん)のヨットは海に行ってから探すと言うのだ。半信半疑(はんしんはんぎ)のまま、しずかとジャイアンを誘い、タケコプターで海へと向かう。 海についたドラえもんは、『ペタリ甲板(かんぱん)』というひみつ道具を取り出すと、海を泳いでいるイルカの頭の上にペタリとくっつける。そしてイルカに向かって降りたところ、ドラえもんの体が小さくなり、甲板にピッタリのサイズになったからビックリ! このペタリ甲板は、貼りつけた海の生き物が船になるひみつ道具で、乗り込むと体が小さくなる仕組みになっているのだ。ぐんぐん海を進むイルカに乗った4人は大よろこびで、スネ夫ファミリーが目指している九州へと向かうが…!?
第594話:いたわりロボット

新作のあやとりを完成させたのび太は、大よろこびでパパに見せに行くが、転んでパパにぶつかり、湯飲み茶わんを割ってしまう。茶わんを割るのは今週3回目だとパパにこっぴどく叱られ、ひどく落ち込むのび太…。 その後、のび太が庭でため息をついていると、優しそうな女性が声をかけてくる。「心が疲れた時は誰かに話すと楽になるものよ」と言われ、今の気持ちを語るのび太。「のんびりしているところがのびちゃんのいいところ」とはげまされ、「あなたこそ世界を平和に導け(みちびけ)るすばらしい少年よ」とほめられたのび太が大よろこびしていると、ドラえもんがやってくる。 実は、その女性はドラえもんが出した『いたわりロボット』というひみつ道具だったのだ。ロボットのおかげで自信を取り戻したのび太だったが、調子に乗ってママに怒られてしまう。再び自信をなくしたのび太は、またいたわりロボットを出して欲しいとドラえもんに泣きつき、あと1回だけと約束して出してもらうが…!?
第595話:ジャイアンが飛んできた

スネ夫の家の庭でテニスをしていたのび太は、空振りして転んでしまい、しずかの前でスネ夫に大笑いされてしまう…。のび太が怒りながら帰宅すると、ドラえもんまでテニスラケットをかまえていたからビックリ。 実はそのラケットは、届け先を告げながら何かものを打つと、それを目的地まで届けてくれる『配達ラケット』というひみつ道具だった。さっそくパパの忘れ物を届けたり、トラックが故障して困っている宅配便のドライバーさんを助けたり…と、配達ラケットを活用して得意顔ののび太。 すると、その様子を見ていたスネ夫が、配達ラケットを使って、買ったばかりのマンガ本を自分の部屋まで届けてほしいと言い出す。というのも、そのマンガ本をねらうジャイアンが、家の前でスネ夫の帰宅を待っているというのだ。 配達ラケットのおかげで、ジャイアンにマンガ本を取られずに済んだスネ夫は、さらに便利な配達ラケットの使い方を思いつくが…!?
第596話:わすれろ草

空き地にジャイアンとスネ夫の似顔絵を落書きし、みんなに見せびらかしていたのび太。するとそこに落書きに怒った2人が現れ、のび太に殴りかかろうとする。あわてて逃げ帰るのび太だったが、追いかけてきたジャイアンたちが家の前から離れようとせず、困ってしまう。 のび太に相談されたドラえもんは、ポケットから花のようなものを取り出した。これは『わすれろ草』というひみつ道具で、この花の匂いをかぐと、何でも忘れてしまうという。 さっそく家の前にいるジャイアンに花の匂いをかがせると、ジャイアンは“のび太を殴ろうとしていた”ことを、すっかり忘れてしまった!さらに“スネ夫を殴ろうとしていた”と思わせることに成功する! しかしその後、のび太を殴ろうとしていたことを思い出すジャイアン。再びわすれろ草をかがせ、スネ夫をのび太だと思わせて難を逃れるが、スネ夫にわすれろ草をうばわれてしまい…!?
第597話:ぼくらの大空中戦

しずかから、女性で初めて大西洋を飛行したパイロット、アメリア・イヤハートの伝記を借りたのび太。家に帰ってさっそく読もうとしたところ、部屋に入り込んできたハエがうるさく飛びまわり、気が散ってしまう。 そこへ突然、窓から小さなジェット機が飛んで来て、猛スピードでハエを追いかけ、撃墜(ついげき)したからビックリ! のび太がおどろいていると、目の前に着陸したジェット機のコックピットの中から、なんとドラえもんが出てくる。実はこれは『ミニ飛行機』というひみつ道具で、乗り込むと体が小さくなって操縦席(そうじゅうせき)に収まるというのだ。 さっそくミニ飛行機に乗り込み、空中飛行を楽しむのび太。空き地でスネ夫から旅客機のフィギュアを取り上げようとするジャイアンを見かけたのび太は、さまざまな飛行テクニックを使ってこらしめることに成功する。 ジャイアンが逃げ出したため、スネ夫たちは大よろこび! ドラえもんからいろいろなタイプのミニ飛行機を出してもらい、みんなでレースを開催することに。ところが、ジャイアンがレースのじゃまをしてきて…!?
第598話:ニクメナイン

空き地で野球の練習をしていたのび太たち。いつもに増してキゲンの悪そうなジャイアンにビクビクしていると、友人の一人がジャイアンにぶつかり、そのいきおいで倒れたジャイアンの頭にボールが当たってしまった! のび太たちが恐怖におののく中、にこやかに謝る友人に対し、ジャイアンはなんと笑顔で許したからビックリ! それを見たのび太は、自分もジャイアンに向かって倒れ込んでみる。そしてヘラヘラと謝ったところ、怒ったジャイアンになぐられてしまった…。 不公平だと怒るのび太に、「それは人柄だよ」と説明するドラえもん。世の中には人に憎まれない得な人もいれば、その人は悪くないのに虫の好かない損な人もいると言われたのび太は、自分も得な人になりたいと言い出す。 そこでドラえもんが取り出したのは、『ニクメナイン』というひみつ道具。1回1粒飲むと、とっても感じのいい人になれると聞いたのび太は、すぐに口に入れる。すると、ドラえもんの態度が急に変わって…!?
第599話:野比家は三十階

駅前にできたばかりの30階建てのマンションに住むクラスメートの家に遊びに行ったのび太は、窓から見た眺めのすばらしさに感動! 「うちもマンションを買って引っ越そうよ」とママとパパに頼むが、あっけなく却下(きゃっか)されてしまう。 そんなのび太を見かねたドラえもんは、ためしに高いところに住む体験をしてみようと言い出す。ただし、日中だと大さわぎになるため、夜中まで待とうという。 深夜2時、のび太を起こしたドラえもんは、ひみつ道具の『高層マンション化エレベーター』を取り出すと、なんと野比家を空中へと持ち上げる。そして、あっという間に30階建ての高さにまで到達したからビックリ! キッチンの窓の外に広がる夜景にのび太が大こうふんしていると、玄関をドンドンとたたく音が。玄関だけは地上とつながっているとは言え、真夜中にいったい誰が訪ねてきたのか…。
第600話:暴走!プレゼントの木

しずかの誕生日。何をプレゼントするかのび太が悩んでいると、机の引き出しから1年前ののび太が姿を現し、「しずかちゃんへのプレゼントはできた?」と聞いてくる。何のことかわからないのび太たち。だが、1年前ののび太が帰った後、ドラえもんは1年前の出来事を思い出す。 1年前のしずかの誕生日。もっと前から準備しておけば、みんなに負けないプレゼントを用意できたのに…と落ち込むのび太を見たドラえもんは、『プレゼントの生る木』というひみつ道具を取り出す。この鉢に、送る相手の名前と目的を書いて毎日欠かさず水をあげると、やがて木が成長して、相手が必ずよろこぶプレゼントの実が生るというものだった。 ようやく思い出したのび太が部屋を探してみると、本棚の奥にすっかり枯れてしまった植木鉢が…。それを庭に植え替え、たっぷり水をかけてみるが生き返るわけもなく、困ったのび太は、ドラえもんのポケットから勝手に『植物改造エキス』などのひみつ道具を取り出して…!?
第601話:水はみていた

昼寝をしようと空き地に向かったのび太。ところが、いつもの場所に見知らぬ男が寝ていて、追い返されてしまう。 のび太が帰宅すると、部屋に『どこでもドア』が置いてあり、ドラえもんが裏山の木に吊るしたビンを取ろうとしていた。ドラえもんによると、さっき裏山でドラマの撮影をしていたのだという。そして、木に吊るしていたビンに入っていた水を『水ビデオ』というひみつ道具に入れてスイッチを押すと、ドラマ撮影の様子が映ったからビックリ! この水ビデオを使えば、水に映ったものを後から何でも見られると聞いたのび太は、まず水道の水を見てみることに。タイムダイヤルを回すと、水がまだ雲だった頃から、雨になって地面にしみこんで湧き水となって流れていく様子が映る。その途中で、少年が笹舟を流す様子も映っていた…。 その後、のび太は公園の水や小川の水などいろいろな水を集めて水ビデオを見ていると、しずかが笹舟を持って訪ねてきて…!?
第602話:ラッキーやかん

「寝ているだけで幸せになれる道具ってないかなぁ…」というのび太にあきれたドラえもんは、物置にあった古いやかんを持ちだすと、“持って歩くだけで幸運が集まるやかん”だと言って、のび太に差し出す。 さすがに信じないかと思いきや、素直にありがとうと受け取ったのび太は、さっそくやかんを持って出かけることに。すると、やかんを目にしたママが、ちょうどお湯をたくさん沸かしたかったと言ってやかんを使い、お礼にお菓子をくれたため、のび太は大よろこび! その後も、やかんを手に歩くのび太に、偶然にも次々と幸運が舞い込んでくる。それを見たドラえもんも、これはただのやかんではないのかもしれないと思い始め、のび太からやかんを借りて持ち歩いてみるが…!?
第603話:なんでもぬいぐるみに…

しずかがラッコのぬいぐるみを欲しがっていると知り、自分がプレゼントしようと張り切るのび太。そんなのび太と会ったスネ夫は、のび太本人がラッコのぬいぐるみを欲しがっているのだとカンちがいし、先にぬいぐるみを買ってしまう。 その後、おじさんからもらったおこづかいを手に、オモチャ店へと向かったしずかは、ぬいぐるみが売れてしまったことを知り、ガッカリ…。 のび太から話を聞いたドラえもんは、『ぬいぐるみオーブン』と『ぬいぐるみコートとつめもの』を取り出す。ぬいぐるみにしたいものの上に“ぬいぐるみコート”を噴射(ふんしゃ)して型を取り、“つめもの”を入れて“ぬいぐるみオーブン”にかけると、どんなぬいぐるみでも作ることができるというのだ。 しずかをよろこばせるため、ラッコのぬいぐるみを作ろうと思いついたのび太とドラえもんは、『どこでもドア』でラッコが生息する北の海へ…!?
第604話:大人になりたい

喫茶店のコーヒーを飲んだことがあるスネ夫から、大人の味だとじまんされたのび太は、自分も飲んでみたいとドラえもんに話す。すると、ドラえもんはいろいろな人の姿に変装できるひみつ道具『変装服』を取り出し、これを着て大人に変装し、喫茶店に行ってコーヒーを飲んでみようと言い出す。 変装服を着て、変装したい本人や写真を見つめるだけで変装できると聞いたのび太は、アルバムを見て先生に変装し、ドラえもんと喫茶店へと向かう。ところが、商店街で会ったしずかから、宿題でわからないところを聞かれ、困ってしまう…。 変装する相手を変えることにしたのび太は、たまたま公園にいた青年に変装し、ドラえもんと共に喫茶店へと入る。ドキドキしながらコーヒーを注文するのび太。その直後、店に入ってきた一人の女性が、のび太たちの前に座り、「大切な話って何?」と話しかけてきて…!?
第605話:七時に何かがおこる

「今度はぜったいにがんばる!」とママに約束していたにもかかわらず、またしてもテストで0点を取ってしまったのび太…。ママに正直に打ち明けるべきか、それともナイショにしておくべきか…と悩むのび太を見かねたドラえもんは、迷ったときにボタンを押すとおみくじが出てきてみちびいてくれる『みちび機』を取り出す。 のび太が「打ち明けた方がいいか、だまっているべきか教えて!」と言いながらボタンを押すと、「午後7時にうちあけるべし」というおみくじが出てきた。どうせ打ち明けるなら早い方がよいのではと不安になるのび太だったが、ドラえもんはおみくじの言うとおりにしたほうがいいとアドバイスする。 午後7時までママと顔を合わせないよう、外に出るのび太とドラえもん。しかし、時間をつぶそうとスネ夫の家に遊びに行ったところ、ママがスネ夫のママといっしょにスネ夫の家にやってきて…!? はたしてのび太は7時まで逃げ続けることができるのか!? そして7時にいったい何が起こるのか…!?
第606話:びっくり箱ステッキ

スネ夫が持っていた箱が開いた瞬間(しゅんかん)、おもちゃのネコが飛び出てきて、おどろきのあまり悲鳴をあげて逃げ出してしまうのび太。 帰宅したのび太は、ドラえもんからびっくり箱だったのでは?と言われ、くやしくてたまらない。しかえしのために「びっくり箱を出して」とドラえもんに頼みこみ、『びっくり箱ステッキ』を出してもらう。このステッキでたたいたものは、開けるものならなんでもびっくり箱になるというのだ。 まずはステッキでたたいた引き出しを開けてみたところ、中から鬼のような人形が飛び出し、のび太はまたもや悲鳴をあげながらおどろいてしまう。その叫び声を聞いたママが部屋にやってくるが、ママが引き出しを開けて出てきたのは、のび太の0点の答案用紙…。びっくり箱ステッキの効果は一度だけなのだ。 その後、火にかけていたナベで、ママをおどろかせることに成功したのび太は、スネ夫をおどろかせようと出かけるが…!?
第607話:ぼくよりダメなやつがきた

クラスにやってきた転校生・多目(ため)くんが、自分よりもテストの点数が悪く、かけっこもおそいとわかったのび太は、大よろこび。さっそく多目くんをさそっていっしょに宿題をやることにしたのび太は、問題を解くのがおそいとバカにしたり、しずかの前でかけっこをして、自分のほうが速いことをアピールする。 翌日、教科書を忘れて廊下に立たされたのび太は、同じく教科書を忘れて立たされた多目くんに「これからは協定を結ぼう」と提案(ていあん)。そろって0点を取ったり忘れ物をしたり、仲良くやっていこうと言うが、多目くんに断られてしまう。 それに腹を立てたのび太は、ジャイアンに多目くんを野球に誘うことを提案し、ほくそ笑んでいた。そんなのび太を見かねたドラえもんは、配役を入れかえて見ることのできる『配役いれかえビデオ』を取り出す。多目くんと自分の立場を入れかえたビデオを見たのび太は、これまでの多目くんへの態度がどんなにひどかったかに気づき、多目くんのもとへと向かうが…!?
第608話:おざしき水族館

昼寝中のドラえもんのポケットをこっそり探り、『どこでもドア』を借りようとしたのび太。ところが、出てくるのは『コエカタマリン』や『スモールライト』、『手ばり』に『おざしきつりぼり』と関係ないものばかり…。 途中で目を覚ましたドラえもんは、のび太が勝手にひみつ道具を出していたことに大激怒(だいげきど)。理由を聞かれたのび太は、スネ夫から美しい海中公園に遊びに行ったことをじまんされてくやしかったと打ち明ける。 話を聞いたドラえもんは、のび太がひみつ道具を使って自分でミニ水族館を作るつもりだったのかとカンちがい。本当はどこでもドアを探していたとは言い出せず、のび太はドラえもんと共に水族館を作ることに。 さっそく、おざしきつりぼりで、魚釣りを始めるのび太たち。しかし、大きな魚に水中に引きずりこまれそうになってしまう。そこで、ドラえもんはスモールライトをつりぼりの水面に当て、魚たちを小さくした上で、潜水艦(せんすいかん)に網(あみ)をつけて魚をつかまえることを思いつき…!?
第609話:オダチンパンジー

めずらしく、そうじをしているママの手伝いをしようとするのび太だったが、お駄賃(だちん)を要求して、怒られてしまう。それを見ていたドラえもんは、お手伝いはお金をもらってやるものではないと注意するが、のび太からマンガの最新号を買うためにお金が欲しいのだと言われ、それならばと協力することに。 ドラえもんが取り出したのは、お手伝いをしたらお駄賃をくれそうな人を探してくれるという『オダチンパンジー』。さっそくボタンを押したところ、オダチンパンジーは居間にいたパパのもとへ。のび太たちが追いかけていくと、肩がこっている様子のパパから肩たたきを頼まれる。 パパはお駄賃なんてくれたことがないと疑いながら肩たたきをするのび太。ところが、たまには…とパパから50円のお駄賃をもらうことに成功! 大よろこびののび太は、オダチンパンジーを手に、もっとお駄賃をくれる人を探しに行くが…!?
第610話:のび太の長い一日

図書館でしずかと待ち合わせをしたのび太。ところが、約束の時間を30分過ぎてもしずかは現れず、不安になったのび太がしずかの家に向かうと、なんとしずかと出木杉が一緒に出てくる。しかも、出木杉に誘われたしずかは、そのまま出木杉の家へと行ってしまった…。 その様子にひどく落ち込んだのび太は、ドラえもんにしずかとしばらく会えなくなる道具を出して欲しいと頼みこむ。しばらく会わなければ、自分の大切さをわかってくれるはず…と泣きながら訴えるのび太のために、ドラえもんは『すれちがいレーダー』を取り出す。 これは本来、敵と遭遇(そうぐう)しないための道具で、自分の腕にバンドをし、相手の頭にレーダーを乗せるだけで、お互いどんなに近くにいてもすれ違うことができるのだという。のび太は会えない期間を3ヶ月に設定すると、本当にすれ違うか試してみることに。 ところがその後、しずかが約束を忘れたのではなく、のび太がしずかとの約束時間をまちがえていたことが判明して…!?
第611話:まる見え!断層ビジョン

以前、おばさんからもらったおこづかいを、貯金箱に入れて裏山にうめておいたのび太。自分で書いた宝の地図を手に掘り出そうとするが、目印にしていた空き缶や紙くずがなくなってしまい、場所がわからなくなってしまう。 全財産をなくし、落ち込むのび太を見かねたドラえもんは、ポケットから『断層ビジョン』を取り出す。これは学術研究用に開発されたひみつ道具で、深海(しんかい)や遺跡(いせき)の中、小さな機械の内部や人間の体の中まで、外から見えないところを手軽に調べることができるという。 これさえあれば、掘り返さなくても裏山の地中を調べることができると聞いたのび太は大よろこび! さっそく断層ビジョンを操作して貯金箱を探してみることに。ぶじ貯金箱を見つけ出したのび太は、ドラえもんに目印をつけてもらうと、さっそく裏山へと向かう。 その後、のび太は断層ビジョンを使っていろいろなものの内部を見ようとして…!?
第612話:突げき!のび太のグルメリポート

商店街を歩いていたのび太たちは、テレビ番組のグルメリポーターがお店を取材しているところを見かける。おいしいものを毎日食べられるグルメリポーターにあこがれるというのび太を、自分みたいに舌が肥(こ)えていないとムリだとバカにするスネ夫。 のび太から話を聞いたドラえもんは、『グルメリポートカメラ』を取り出す。このカメラが回っている時には、どんな人でも料理をふるまってくれるというのだ。しかも、そのリポートをテレビに送ってみんなに見せることができるという。 ちょうどその時、のび太の答案用紙を見つけたママが部屋に入ってきた。ドラえもんがカメラを起動し、「ママの得意料理と言えばホットケーキですね」と紹介したところ、それまで怒っていたママがにこやかに返事をしてホットケーキを焼いてくれたからビックリ。 リポートを終えたのび太は、グルメリポートカメラを手に、ドラえもんと共にいろいろなお宅を訪ね、グルメリポートをするが…!?
第613話:今年もあの日がやってきた!

のび太としずかが歩いていると、何かを警戒(けいかい)している様子のスネ夫が声をかけてくる。今日はジャイアンの誕生日だったのだ。プレゼントが気に入らないと殴られ、ケーキは一人で食べてしまい、歌まで聞かされるパーティに、どうにか参加しないですむよう、逃げだそうとする3人。 一方、当のジャイアンは、周りのみんなが自分をさけていることに気付いたのか、ドラえもんに助けを求める。何も知らないドラえもんは、相手の足が動かなくなり、その場で足止めをしてくれる『相手ストッパー』をジャイアンに貸してしまった…! 帰宅したのび太に話を聞いたドラえもんは大あわてで逃げ出そうとするが、2人とも足が動かなくなってしまう。ジャイアンが相手ストッパーを使ったのだ。そこへジャイアンが迎えに来たため、2人はしかたなくしずかやスネ夫と一緒にジャイアンの家へ。 そして、ジャイアンの誕生日パーティが始まるが、みんなのめいわくそうな態度に気付いたジャイアンが怒り出してしまい…!?
第614話:ボクを写して!めんくいカメラ

ポケットにしまいっぱなしのひみつ道具を出して、手入れをしていたドラえもん。帰宅したのび太は、その中からめずらしいカメラを見つけて手に取ろうとするが、ドラえもんは「使わない方がいい!君のためだ!」と取り上げてしまう。 実は、これは『めんくいカメラ』というひみつ道具で、美しい顔しか写さないカメラだというのだ。つまり、イマイチ残念な顔や、標準以下の顔は写らないと説明するドラえもんだったが、それを聞いたのび太は、自信まんまんで自分を撮るようにと言う。 さっそくドラえもんがのび太に向けてシャッターを押すと、出てきた写真に写っていたのび太の顔は、なんとのっぺらぼうだった…!怒ったのび太は、誰の顔なら写すことができるのか、カメラを持って外に出る。すると、空地にしずかとスネ夫の姿が。はたして、めんくいカメラは、しずかやスネ夫の顔を写すのか…!?
第615話:しりとりでネッシーに

帰宅するなり、ドラえもんに『どこでもドア』と『タケコプター』を出して欲しいと頼み込むのび太。出してもらったどこでもドアを開けたのび太は、なんと「ネス湖」で「ネッシー」を探し始める。 のび太によると、学校でネッシーはぜったいにいると言ったところ、スネ夫とジャイアンから「今すぐネッシーを探して来い」と言われたのだという。それを聞いたドラえもんも、ネッシーがいる可能性はかなり低いと答える。 何とかして!というのび太に、ドラえもんはネッシーの人形を『ビッグライト』で大きくすることや、『ロボットペーパー』でネッシーを作ることを提案するが、いまいちピンとこないのび太。 そこでドラえもんは、一粒飲むと最初に見たものに変身でき、その後はしりとりでいろいろなものに変身していく『しりとり変身カプセル』でネッシーに変身することを提案。のび太はカプセルを飲んで自分がネッシーに変身しようと考えるが…!?
第616話:かげがり

暑い夏の日、パパに庭の草むしりを頼まれたのび太は、ドラえもんに草むしりをしてくれる道具を出して欲しいと頼む。そこでドラえもんは『かげきりばさみ』を取りだし、日の当たる場所でのび太の影をハサミで切り取ると、なんと影が動きだした。そしてこの影に、30分以内に庭の草をむしるよう命令する。 ドラえもんは、影を使うのは必ず30分以内にして、使い終わったら専用のノリでくっつけないと大変なことになると念を押すが、影が10分で草むしりを終わらせたため、のび太は調子に乗って次々と用事を押しつけてしまう。 帰宅したドラえもんから、影を切って30分以上経つと、影にだんだんと知恵がついて、影でいるのがバカらしくなり、しまいには影が本物になって、本物と入れ替わってしまうと聞いたのび太は、大あわて。ノリを手に家の中を探し回るが、影はなかなか見つからない。 そんな中、なんとのび太が影になりかけてきて…!?
第617話:海をひときれ切りとって

「今年の夏こそ泳げるようになりたい」と言いながら、まったく練習する気のないのび太。誰もいない南の島の海でなら練習できると言い出したため、ドラえもんは『どこでもドア』でのび太を南の島へ連れて行こうとするが、ちょうどママから留守番を頼まれてしまう。 そこでドラえもんは、実際の空間をナイフで切りとり、フォークで刺して運ぶことができる『切りとりナイフとフォーク』を取り出すと、なんと南の島のビーチを切りとり、野比家の庭へと運んでしまう。 家の庭が南国のビーチへと早変わりし、大よろこびののび太。しずかを呼んで、南の島の海を満喫(まんきつ)する。 その後、ジャイアンとスネ夫もやって来て遊びはじめるが、2人から泳げないことをバカにされたのび太は、くやしさのあまり、どこでもドアである世界的名所へ。切りとりナイフとフォークを使って、その壮大(そうだい)な風景を庭に持って来ようとするが…!?
第618話:あとはおまかせタッチてぶくろ

なかなか帰宅しないのび太の様子を見に、学校へと向かうドラえもん。すると、のび太は教室で一人残ってそうじをしていた。スネ夫やジャイアンたちに押し付けられたのだという。怒ったドラえもんは、ほかの人にタッチすると、それまでの状況を交代してもらえる『タッチてぶくろ』を取り出す。 のび太はタケコプターで空き地に向かうと、野球をしているジャイアンたちに次々とタッチ。するとみんなは野球をやめ、学校へと走って行った。ドラえもんによると、掃除が終わるまでみんなは帰れないという。 「これさえあれば、イヤなことは交代してもらえる」と考えたのび太は、ドラえもんの言うことも聞かず、タッチてぶくろを使って、宿題をドラえもんにやらせたり、お使いをママに行かせたりするが…!?
第619話:腹ペコのび太の3日間

夕食のおかずを残すのび太に、あきれるパパとママ。パパは、戦後の貧しかった時代の話を聞かせるが、テレビに夢中ののび太はパパの話をろくに聞かず、「今は食べ物があるからいいんじゃないの?」と言い出す始末。 その様子を見たドラえもんは、一度腹ペコの辛さを味わっておくのも悪くないだろうと考え、一粒で一食ご飯が食べられなくなるアメ『ヤセール』を取り出す。ところが、ドラえもんの話をきちんと聞いていなかったのび太は、テレビを見終わった後、ヤセールを勝手に何粒も食べてしまい…!? 翌朝、寝坊したのび太は朝ご飯も食べられずに登校。さらに、給食の前にトイレに入ったところ、カギが壊れていて閉じ込められてしまい、給食も食べそこなってしまう。はたしてのび太は、いつになったらご飯を食べることができるのか…!?
第620話:のろのろ、じたばた

ドラえもんに宿題を手伝ってもらおうと、どら焼きを差し出すのび太。あきれたドラえもんはのび太にお説教するが、のび太はいつものようにのらりくらりとかわすばかり。そこでドラえもんは、ポケットから『クイックとスロー』というひみつ道具を取り出す。クイックを飲むと気持ちも体の動きも早くなり、スローを飲むとその反対に気持ちも動きもゆっくりになるのだという。 ドラえもんはさっそくのび太にクイックを差し出すが、まずはドラえもんが飲んだのを見て、よければ自分も飲むと言い出す。しかたなくクイックを飲むドラえもん。すると、ドラえもんはセカセカと動き回り、のび太にイライラしてくる。 ドラえもんのあまりの勢いに困ったのび太は、スローを飲むようにすすめ、自分はクイックを飲むと言い出す。ところが、ドラえもんがまちがえて、またクイックを飲んでしまい…!?
第621話:スイカ割りにスイカペン

ママが庭の草むしりをしたと聞いて、いきなり怒り出すのび太。ドラえもんが理由を聞いてみると、スイカ割りをしようと、タネを庭に埋(う)めてスイカを育てていたのだと告白する。これまで一度もスイカ割りをしたことがないのび太は、「大きなスイカをこの手で割ってみたい!」という夢を抱いていたのだ。 のび太に同情したドラえもんは、ポケットから『スイカペン』を取り出すと、部屋にあった野球のボールに、スイカのシマ模様を描く。すると、ボールがミニサイズのスイカに変身したからビックリ! しかし、スイカ割りをするのにちょうどよいサイズの球が見当たらない。その後、公園でサッカーボールを見つけたのび太とドラえもんは、持ち主に断りなく、勝手にボールをスイカに変えてしまう…! はたしてのび太は人生で初めてのスイカ割りを体験することができるのか…!?
第622話:タマシイム・マシン

ママに物置の片づけを頼まれたのび太は、片付けもせず、赤ちゃんの頃のアルバムを見てなつかしんでいた。その後、転んでひざをすりむいてしまうが、ママにそっけない態度を取られたのび太は、自分は大きくなるにつれて粗末(そまつ)に扱われているとなげく。 幼かったあの頃に帰りたいというのび太に、ドラえもんは「しばらく帰ってみる?」と言い、ポケットから『タマシイム・マシン』を取り出す。これは一種のタイムマシンで、魂(たましい)を抜き出して、一時的に昔の体に移すことができるというのだ。 さっそくタマシイム・マシンで赤ちゃんの頃の自分の体にタイムワープしたのび太は、自分が何をしてもみんながほめてくれると大よろこび。一方、魂が抜けてしまったのび太を見たママは、パニックになり…!?
第623話:のび太が泣けば雨がふる

しずかとスケッチに行く約束をしたのび太は、雨が降り出したのを見てガッカリ。さらに、一日中雨の天気予報だと聞き、ドラえもんに『お天気ボックス』を出して欲しいとたのむが、修理中だと断られてしまう。その代わりにドラえもんが出したのは、『お天気バンド』。これを頭に巻くと、その人の気分に合わせたお天気になるのだという。 さっそくのび太が笑顔でお天気バンドを頭に巻いたところ、外のドシャ降りがピタリとやんで、晴れになったからビックリ! ところが、ママがのび太の答案用紙を見つけて怒りに来たため、のび太の気持ちは落ち込み、外は再び雨に…。 ドラえもんは、のび太にお天気バンドは使いこなせないのでは?と心配するが、のび太はしずかと出かけるのだから大丈夫と、バンドを頭に巻いたまま出かけていく。途中で最新式のロボットで遊ぶスネ夫と会ったのび太は、自分にも貸してほしいと頼むが、断られた上にバカにされ、怒り心頭(しんとう)。すると、なんとロボットに雷が落ちて…!?
第624話:ジャングル探検にはおり紙を

のび太がおり紙で作ったカブトムシをみんなに得意げに見せていると、デパートで立派なカブトムシを買ってもらったスネ夫からバカにされてしまう。くやしさのあまり、「ボクはもっとすごいカブトムシを持っているんだ!」と口走るのび太。 のび太から話を聞いたドラえもんは、折った作品がなんでも本物のようになるひみつ道具『ほんもの折紙』を貸そうとするが、どうしても本物のカブトムシを手に入れたいのび太は、ほんもの折紙には見向きもせず、『どこでもドア』でひとり東南アジアのジャングルへ! めずらしいカブトムシを捕まえようと意気込むのび太だったが、到着早々、リュックに詰め込んできたひみつ道具や食べものをサルにうばわれてしまい、手元に残されたのは、ほんもの折紙と折紙の本だけという大ピンチに! しかも、サルを追いかけているうちに、のび太はジャングルの中で迷子になってしまう。はたしてのび太はカブトムシを捕まえ、ジャングルをぶじ脱出することができるのか…!?
第625話:ゾクゾク!おばけ線香

しずかやジャイアン、スネ夫と一緒におばけ屋敷(やしき)に行ったのび太は、一人だけ怖がって入口から逃げ出してしまい、しずかにまで笑われてしまう。話を聞いたドラえもんは、のび太にも勇気があるところを見せるよう提案。みんなの前にオバケを出して、のび太がそのオバケをやっつけ、しずかに勇敢(ゆうかん)なところを見せればいいとアドバイスする。 そこでドラえもんが取り出したのは『オバケせんこう』。オバケの形を考えながらこの線香を吹くと、煙の先から想像した通りのオバケが出てくるというのだ。 ところが、のび太が思い浮かべたのは、小さくてかわいらしいオバケや色っぽい人魚のオバケで、全然怖くない。ドラえもんに叱られたのび太は、ようやく怖そうなオバケを出すが、自分で考えたオバケにもかかわらず、驚いて押し入れの中に逃げ込んでしまう。 その後、出てきたオバケを説得して、ジャイアンやスネ夫をおどろかすことを計画するが、オバケはドラえもんとのび太にワガママを言い出して…。
第626話:うわさ花しが咲いちゃった!

スネ夫に、「テストで10回連続0点をとった」というウソのうわさ話を流されてしまったのび太。同情したドラえもんは、うわさを広めてくれるひみつ道具『うわさ花(ばな)し』を取り出す。 さっそくうわさ花しのタネを植えてみたところ、あっという間に芽が出て、茎が伸び、マイク型のつぼみがなったからビックリ! そのつぼみに向かって流したいうわさを吹き込むと、花が咲いた後、タンポポの綿毛のようにうわさ花しのタネが風に舞い、うわさを広めてくれるという。 さっそくのび太が「10回連続ではなく9回連続0点だった」と吹き込んだところ、すぐにそのうわさは広まった。気を良くしたのび太は、「スネ夫はお風呂の前にヘソ踊りする。まだ哺乳瓶(ほにゅうびん)を使っている」といううわさを、うわさ花しに吹き込むが…!? そんな時、ジャイアンが妹・ジャイ子の新作マンガを持ってやってきた。大傑作(だいけっさく)だから、今日中にみんなに広めろと命令されたのび太は、うわさ花しを使うことにするが…!?
第627話:ジャイアンの恩返し

のび太のかわりに、ママに頼まれた庭の草むしりをしてあげたドラえもんが部屋に戻って来ると、なんとのび太がドラえもんの分のおやつまで食べてしまっていた…! 怒ったドラえもんは、ポケットから『ツルの恩返しキャップ』を取り出し、のび太の頭にかぶせる。すると突然、のび太は「恩返しさせて~!」と言ってドラえもんの体をマッサージしたり、どら焼きを山ほど持ってきたり…。実は、このキャップをかぶると、少しでも感謝の気持ちがあれば、恩返しをしたくてたまらなくなるのだという。 それを聞いたのび太は、ツルの恩返しキャップを持って、ジャイアンのもとへと向かう。マンガを貸してあげても、いつも当たり前のような顔をしているジャイアンに、たっぷり恩返しさせてやろうと思い立ったのだ。 ところが、ジャイアンに最新刊のマンガを貸したり、肩をもんだりしても、なぜか恩返しをしようとする気配がまったく無く…!?
第628話:南の島を組み立てよう

豪華(ごうか)客船のプラモデルをじまんした上に、これから別荘に行ってそのプラモデルを海に浮かべるのでいっしょに行こうと、しずかとジャイアンだけさそうスネ夫。仲間外れにされてしまったのび太は、くやしくてたまらない。 話を聞いたドラえもんは、シャッターを押せば、なんでもプラモデルにできる『プラモ化カメラ』を取り出す。そして、船の図鑑(ずかん)にのっている豪華客船に向かってシャッターを押してプラモデルを出すと、スネ夫よりも大きな豪華客船のプラモデルを完成させる。 さらに、この船を浮かべるため、ドラえもんはスケッチブックに島の絵を描き、島もプラモデルで作ることに。飲むだけで仕事の能率が上がる『ノーリツチャッチャカじょう』を飲むと、『どこでもドア』で海の上とのび太の部屋をつなぎ、10万個以上の部品を組み立てるドラえもん。 一方、ママに宿題をするよう言われたのび太は、先生のプラモデルを作って自分の後ろに立たせ、宿題に取り組むが…!?
第629話:夜を売ります

のび太が学校から帰宅すると、ドラえもんがひみつ道具の整理をしていた。使い道がないからと言って、点灯すると夜のように周囲を暗くする『夜ランプ』を捨てようとするドラえもんを、「何か使い道があるかもしれないよ!」と止めるのび太。 そしてふたりが夜ランプを持って居間に降りると、なぜかパパが横になっていた。徹夜で仕事をしたため仮眠をとりたいのだが、明るくて眠ることができないのだという。それを聞いたのび太は、パパに「夜を買わない?」と提案。夜ランプをつけてみせたところ、パパは大よろこび。1時間10円で5時間分、夜を買ってもらうことができた。味をしめたのび太は、「夜を売ります」という看板を持って外へ。昼間は勉強に集中できないという浪人生や、赤ちゃんに昼寝をさせたいお母さんなど、続々と夜を買う人が現れ、のび太はよろこんで売っていく! さらに、空き地でキャンプをしようとしているみんなに会うと、「昼だとキャンプファイヤーも花火も雰囲気が出ない」と言うみんなのために、のび太は夜ランプを提案して…。
第630話:うら山のウサギ怪獣(かいじゅう)

学校の裏山に、0点の答案用紙をかくしに行ったのび太は、ウサギを見つけ、大よろこび。雨よけのためにウサギの巣穴に傘をくくりつけたり、エサを運んだり、ウサギを狙うトンビを追い回したりと、1人で世話を焼いていた。 数日後、いつもと違うのび太の様子に気づいたドラえもんとしずかだけにひみつを打ち明けるため、のび太は2人を裏山へと連れていく。そこで裏山のゴミの多さに気づいたのび太たちは、ドラえもんが出した、ゴミを吸い寄せる『ゴミ磁石』で巣の周りのゴミを集めることに。きれいになった裏山で、元気に走り回るウサギを見て、大満足する3人。 ところが、のび太がうっかりジャイアンとスネ夫にウサギのことを話してしまったから大変。2人はウサギをつかまえて、スネ夫の家の庭で飼うと言い出す。心配になったのび太は、ドラえもんに頼み、弾の種類によって、その動物の一部分が変わる『部分進化ガン』を出してもらうが…!?
第631話:アッパレ! のび殿さま

殿さまが出ているテレビ番組を見たのび太は、自分も殿さまになるために、ドラえもんに家来を出してもらおうと思いつく。それを聞いたドラえもんは、あきれつつも何体かの家来ロボットがセットになった『家来セット』を出してくれた。 のび太の言うことは何でも聞いてくれると聞き、早速ジュースを持ってくるよう命令するのび太。家来ロボットたちは悪戦苦闘(あくせんくとう)の末、ジュースとグラスを持ってきてくれた。その後も、マンガを持ってくるよう命じたり、そのマンガのページをめくるよう命じたりと調子に乗るのび太。 そんな時、ママが部屋に入ってきて、庭の掃除や宿題をやっていないと叱られてしまう。すると、家来ロボットたちが刀を抜き、ママに詰め寄り出したからビックリ。さらに、のび太のママであることに気付くと、切腹(せっぷく・お腹を切ること)してお詫(わ)びしたいと言い出して…!?
第632話:秋の虫のリサイタル

ママからお風呂場の電気が切れたため、電球を買ってくるよう頼まれたのび太とドラえもん。結局、にらめっこで負けたドラえもんが買いに行くことに。買い物の帰りに、空地を通ったドラえもんは、鈴虫の音色に足を止める。 ドラえもんが草の中をのぞき込んでいると、一人のおじいさんが声をかけてきた。ドラえもんはおじいさんに虫の説明をしてもらいながら、のび太のために『吸音機(きゅうおんき)』で虫の声を吸い込み、『吸音缶(きゅうおんかん)』に入れて持ち帰ることを思いつく。 帰宅したドラえもんは、さっそくのび太に虫の声を聞かせようとするが、テレビに夢中ののび太は動こうとしない。ところが、その後テレビを見終わったのび太は、ドラえもんがお風呂場に行っている間に、テーブルの上に置いてあった吸音缶をジュースだとカンちがいして飲んでしまう…。 すると、のび太の声が虫の声になったからビックリ! 声だけでなく、イビキやあくびをした時でさえも虫の声がするようになってしまい…!?
第633話:しずめ玉でスッキリ

ママに部屋の片付けをするよう言われていたにもかかわらず、寝転がったままマンガを読んでいたのび太は、ママが2階に上がってくる足音を聞き、ドラえもんに「なんとかして!」とすがりつく。 ドラえもんはあきれつつも、ポケットから玉のようなものを取り出し、床に投げる。すると、それらが散らかっている物に当たってポンと弾け、物が消えて部屋がスッキリきれいになったからビックリ! これは『しずめ玉』というひみつ道具で、物に投げつけると地中に物が沈み、そして沈んだ物を元に戻すには、『うかび玉』を使うのだ。 ドラえもんが止めるのも聞かず、しずめ玉とうかび玉を持ち出したのび太は、スネ夫のフィギュアを沈めたり、郵便ポストを沈めてしずかをビックリさせたり、しまいには、のび太のいたずらを注意するドラえもんまで沈めてしまう。 しかもドラえもんを元に戻す前に、ジャイアンにしずめ玉とうかび玉をうばわれてしまい…!?
第634話:のび太のお宝鑑定

新しいマンガを買いたいものの、お金のないのび太は、「これだけはドラえもんも頼りにならないし…」とドラえもんをうまくのせて、『自動質屋機』を出してもらう。この中に品物を入れると、その値打ちの分だけお金を貸してくれるが、3ヶ月以内にお金を返さないと、その品物は未来で売られてしまうらしい。 それを聞き、のび太は部屋の中にあるものを手当たりしだい自動質屋機に入れ、出てきた小銭を手に、さっそくマンガを買いに行く。そしてふと、どんなものなら高い値がつくのか調べてみようと思いつく。 まずはジャイアンにいらないものを出してもらうが、みんなから取り上げたものばかりと知り、逃げ出すのび太。続いて、しずかの宝物だという人形を勝手に自動質屋機に入れたところ、一万円が出てくるが、しずかに人形を返してと怒られてしまう。 そんな中、偶然知り合った絵描きのおじさんと再び会ったのび太は、お金に困っているおじさんに自動質屋機を貸してあげるが…!?
第635話:ハロウィンとのびガエル

今日はハロウィン。みんなが思い思いの仮装をする中、シーツをかぶって“おばけ”になったのび太は、みんなに笑われてしまう…。そこで、ドラえもんに『きせかえカメラ』を出してもらって王子様に変身し、大よろこび。 その後、もっと仮装に使えるものはないかと、ドラえもんにナイショで押入れから『スペアポケット』を出して中を探ったところ、杖(つえ)のようなひみつ道具が出てきた。魔女の仮装をしたしずかが杖を探していたのを思い出したのび太は、その杖をしずかにプレゼントする。ところが、しずかと会った人たちが次々と動物に変身してしまったから大変! ドラえもんによると、のび太が持ち出したのは『動物変身ステッキ』で、このステッキを向けられると、動物に変身してしまうらしい。元の姿に戻すには、『解除用リップ』というひみつ道具を使って、動物になった相手にキスをしなければならないという。 しかたなく、大蛇になったジャイアンやコウモリになったスネ夫とキスをするのび太。そんな中、しずかと会ったドラえもんはネズミに、のび太はカエルに変身してしまい…!?
第636話:誕生!まんが家クリスチーネ先生

ジャイアンから、クリスチーネ剛田ことジャイ子の新作マンガを読んで、感想を聞かせてほしいと言われたのび太。さっそくジャイアンの目の前でその新作を読んだのび太は、意外にも感動。ジャイアンに頼まれ、新人賞に応募するよう、ジャイ子の説得に行く。 だが、久しぶりの自信作がもし落選してしまったら…と不安なジャイ子は、応募に迷っていた。そこでドラえもんは、ポケットからハサミを取り出し、ジャイ子の目の前で“シャキン!”と音を鳴らす。すると、ジャイ子から迷いが消え、せっかく描いたのだからチャレンジしてみると言い出す。 実はこのハサミは『思いきりハサミ』といい、何かに迷っている人がこのハサミの音を聞くと、思い切って行動できるのだという。それを聞いたのび太は、自分も迷っているから使わせてほしいと言い、さっそくハサミを鳴らして音を聞くと、宿題なんて忘れて楽しく遊ぶと言って、遊びに行ってしまう。 その後、しずかやスネ夫、道行くカップルなどの前でハサミを使って遊ぶのび太だったが…!?
第637話:空とぶサンマがやってきた

秋になると、みんなどうしてサンマを食べるの?とのび太に質問されたドラえもんは、のび太を連れ、『タケコプター』で海へと向かう。海上から魚の群れを見せ、サンマは秋になると産卵のために寒流に乗ってやって来ることを説明するドラえもん。どれがサンマかわからないというのび太のために、『ペット用魚エサ』でサンマを呼び出すことに。 さっそくのび太がエサをまいてみると、サンマの大群が海から飛び上がり、のび太の周囲を回りはじめたからビックリ! このエサを食べた魚は、エサをくれた人になつくのだという。すっかりサンマがかわいくなったのび太は、彼らを家に連れて帰り、芸を仕込むことに。 すると、サンマたちはのび太のかわりにおつかいに行ったり、洗たく物を取り込んでくれたりするようになる。ところが、ママが夕飯のおかずにしようと包丁を向けたのを機に、サンマたちの態度はひょう変! 怒ったサンマたちは窓から外へ飛び出して行き…!?
第638話:昔のカキの物語

のび太とドラえもんが新しく買ってきたマンガ本を読んでいると、パパが部屋に入ってくる。ちゃんと宿題をするよう注意しにきたパパだったが、そのマンガ本を見るなり、「なつかしいなぁ。子どものころ、大好きだったマンガだよ」と言い出したからビックリ! というのも、そのマンガ本は今日発売されたばかりなのだ。 そんなはずはないというのび太に、パパは何度も読んだからまちがえるはずがないと言い、ストーリーの説明をし始める。 そんな時、しずかが庭でとれたイチジクを持ってきてくれた。のび太はお返しに、かつて家の庭にあったカキの木の実をあげたいと言い出すが、あいにく『タイムマシン』は故障中。どうしてもカキを食べたい、しずかにもわけてあげたいとあきらめきれないのび太。そこでドラえもんは部屋ごとタイムスリップができる『タイム・ルーム』を取り出す。 30年前にタイムスリップしたのび太たちは、さっそく庭のカキの実をとろうとするが、30年前のパパに見つかってしまい…!?
第639話:山へ!空へ!乗りものぐつ

いとこのスネ吉が運転するオープンカーに乗って山へ紅葉を見に行こうと、ジャイアンとしずかをさそうスネ夫。いつものように、一人だけ仲間外れにされてしまったのび太は、くやしくてたまらない。 自分もドライブに行きたいとのび太に泣きつかれたドラえもんは、さまざまな乗りものになるという『乗りものぐつ』を取り出す。さっそくのび太がくつの中に両足を入れ、スイッチを押したところ、4つのタイヤが出現して自動車に早変わりしたからビックリ! のび太とドラえもんは、そのまま山へと出発! 途中でスネ吉の車を追い抜き、その後、乗りものぐつをジェット機に変え、空から山の頂上へ向かう。さらに、ヘリコプターに変えてのんびり空の散歩を楽しんだり、ジェットスキーに変えて湖で遊んだりと山をまんきつする2人。 ところが、2人がひと休みしている間に、スネ夫たちが山に到着。ジャイアンとスネ夫がこっそり乗りものぐつを持ち出してスイッチを押したところ、思わぬハプニングが起きて…!?
第640話:ママ、小学生になる

のび太が帰宅すると、ママがのび太の部屋で必死に何かを探していた。というのも、スネ夫がのび太のママに、テストが返ってきたことを告げ口したのだ。のび太はドラえもんにランドセルをあずけると、隠していた箱を持ってあわてて外に出ていく。 その後、ママがのび太を探しに縁側に出たところ、ちょうどドラえもんが庭に干していた『タイムふろしき』がママの顔にかぶさり、なんとママが10歳くらいの女の子に若返ってしまった! ドラえもんは大あわてで、ふろしきをうら返してかぶせ、元に戻そうとするが、ママはそれを止め、服を子ども用に調整し、その姿のまま出かけてしまう。のび太に小学生の姿で近づき、テストのありかを探ろうと考えたのだ! そんなことをまったく知らないのび太は、「遠い親せきだ」と言う小学生のママと、すっかり打ち解けてしまい、持っていた箱をどこに隠せばママに見つからないか、相談までしてしまい…!?
第641話:マツタケ食べたい!

買い物を手伝ったごほうびに好きなものを買ってあげると言われたのび太は、八百屋さんの店先に並ぶマツタケを見て、「マツタケの丸焼き食べてみたい」とリクエスト。ところが、ママには困り顔で言い訳され、ドラえもんも微妙な表情…。 値段を知ったのび太があきらめてシュークリームをリクエストした直後、スネ夫とスネ夫のママが現れ、「マツタケは食べ飽きた」と言い出す。それを聞いたママとのび太はくやしくて…。 帰宅後、自分もマツタケが食べたい。ママにも食べさせてあげたいと言い出すのび太。そこでドラえもんは『モドキスプレー』を取り出すと、スプレーに向かって「マツタケ」と言い、シュークリームにひと吹き。すると、シュークリームがマツタケに変わったからビックリ! しかし、味はシュークリームのまま…。このスプレーをかけると、形は変わるが、中身は元のままなのだという。 そこで、のび太はシイタケにスプレーをかけてマツタケもどきを作り、それを裏山に植えて、ママがマツタケ狩りを楽しめるようにしようと考えるが…!?
第642話:ボクをけって!サイオー馬

ママに頼まれ、おじさんの家にお土産を届けに行ったのび太は、その道中で犬のしっぽを踏んで追いかけられたり、力士にぶつかって転んだり、バスに乗りおくれたりと散々な目にあう。しかも、おじさんは留守で、持って行ったカサまで忘れてきたのび太は、ママに叱られてしまう。 どうして、自分はろくでもない目にばかりあうのだろう…となげくのび太を、ことわざを引用してはげますドラえもん。しかし、またもやママに叱られたのび太は、納得するどころか、さらに落ち込んでしまう…。 そこでドラえもんは『サイオー馬』を取り出す。悪いことがあった時にこの馬にけられると、次に良いことが起きるのだという。しかし、良いことが起きた後にけられると、今度は悪いことが起きてしまうらしい。 さっそくサイオー馬にけられるのび太。すると、しりもちをついた衝撃(しょうげき)で、本棚から本が落下し、のび太が探していたマンガが見つかった! よろこんだのび太は、サイオー馬とマンガを手に出かけていくが…!?
第643話:ほんものクレヨン

図工の時間に描いたライオンの絵を、ジャイアンとスネ夫にバカにされ、くやしがるのび太。帰宅後、絵を見たドラえもんにまで大笑いされてしまい、ひどく落ち込んでしまう…。そして、本物みたいな絵が描ける道具を出して欲しいとドラえもんに頼んだところ、『本物クレヨン』というクレヨンを出してくれた。 さっそく本物クレヨンで絵を描くのび太だったが、絵はあまりうまくなっていなかった。ところが、突然その絵が飛び出してきたからビックリ! 実はこの本物クレヨンは、描いた絵が本物になるクレヨンなのだという。 しかし、のび太は、絵がうまく描けるようになる道具が欲しいのだと文句を言う。そこでドラえもんは、本物クレヨンで画家を描き、その画家に絵を教えてもらおうと思いつく。 そして、ドラえもんが描いた画家が飛び出してくるが、この画家かなりの曲者(くせもの)で…!?
第644話:かぜぶくろといんちき薬

明日提出の宿題をやっていないことに気づき、ドラえもんになんとかしてもらおうと考えるのび太。ドラえもんを探しに居間に入ろうとすると、パパから部屋に入るなと止められてしまう。ママがカゼで熱を出し、寝込んでいたのだ。 そこで、ドラえもんはポケットから『かぜぶくろ』を取り出すと、ママに咳を吹き込むようにという。さっそくママがかぜぶくろに向かって「ゴホン」と咳をしたところ、あっという間にカゼが治り、元気になったからビックリ! しかし、ママはカゼをひいたのをいいことに、一日ゆっくり休みたいと思っていた…。ガッカリしているママを見たのび太とドラえもんは、かぜぶくろにみんなのカゼを集めて、重いカゼをママにうつしてあげようと思いつく。 カゼをひいている人を探しに出かけた二人は、マスクをして咳き込んでいるおじさんを発見。自分の家は病院だとウソをつき、そのおじさんを家まで連れてくるが…!?
第645話:のび泥棒をタイホせよ!

小さな子どもたちがおにごっこをして遊んでいるのを見かけたのび太は、自分たちもやろうとみんなを誘うが、ジャイアンとスネ夫に「子どもの遊びだ」とバカにされてしまう。 だが、ドラえもんが『なりきりケイドロセット』を取り出すと、二人も大こうふん。このセットは、本格的なおにごっこが楽しめる未来の遊び道具で、警察(けいさつ)チームは、弾(たま)に当たるとしばらく動けなくなる『カチンカチンガン』や『強力におい追跡鼻(ついせきばな)』、泥棒(どろぼう)チームは身につけると体力が三割増しになるほか、ロープにもなる『泥棒風呂敷(ふろしき)』が使え、スリル満点のケイドロが楽しめるという。 さらに、公園の遊具に『牢屋(ろうや)シール』をはったところ、たちまち牢屋に変身したからビックリ! 近くにいた他の友だちも寄ってきて、あっという間にメンバーが集まった。 そして、町内を舞台にした「町内ケイドロ大会」がスタート! ドラえもん、ジャイアン、スネ夫たちは警察チーム、のび太、出木杉たちは泥棒チームにわかれて対決するが…!?
第646話:あの子を笑わせろ!

スネ夫の家で遠足写真のスライドショーを上映するため、放課後みんなで集まることに。しずかは最近転校してきたムス子にも声をかけるが、ムス子は返事もせず、表情ひとつ変えずに帰ってしまう。 ムス子は転校してきて以来、一度も笑ったことがなく、そんな彼女を感じが悪いというスネ夫とジャイアンに怒ったしずかは、自分も行くのをやめると言い出す。あわてるスネ夫たちに、ムス子が来れば自分も行くというしずか。結局、スネ夫とジャイアンに言いくるめられ、のび太がムス子を連れて来るはめに…。 さっそく、のび太はムス子を待ち伏せして声をかけるが、ムス子は完全に無視。困ったのび太は、ドラえもんに何か道具を出して欲しいと頼み込む。そこでドラえもんが出したのは、『表情コントローラー』。アンテナを相手に向けてボタンを押すと、電波が顔の筋肉を動かして思い通りの表情になるのだという。 再びムス子に声をかけたものの無視されたのび太は、彼女にコントローラーを向け、笑いボタンを押すが、なぜかムス子の表情は変わらず…!?
第647話:ジャイアンの歌がやめられない

ついついおせんべいばかり食べてしまうママ。気をつけようと決意した矢先にまたおせんべいに手を伸ばしてしまい、「おせんべい中毒かしら…」とつぶやく。その様子を見たのび太が、“中毒”を治す道具はないのかとドラえもんにたずねると、逆に中毒にする道具ならあると言って、『ヤメラレン』を取り出した。 さっそくのび太は、チューインガムとヤメラレンを一粒、ママに差し出す。ガムをかみながらおせんべいを食べることはできないため、ママを“チューインガム中毒”にしてしまおうと考えたのだ。 そんなとき、ジャイアンがリサイタルのチケットを配りにやって来た。チケットを押し付けられたのび太は、しずかやスネ夫を誘おうとするが、二人とも家から出てこない…。 しかたなく、ドラえもんと共にリサイタル会場の空き地に向かったのび太は、「どうせ聞かされるなら、ジャイアンの歌を好きになればいいんだ!」とひらめき、ヤメラレンを使って“ジャイアンの歌中毒”になることを思いつくが…!?
第648話:夜空に輝くピザ・ギョーザ

星がきれいにかがやく夜、のび太がスネ夫の家の前を通ると、庭で星空パーティーが開かれていた。女の子たちを相手に、星座について熱く語るスネ夫を腹立たしく思ったのび太は、つい「あんな星、シャクトリ虫にしか見えない」と叫び、女の子たちにいやがられてしまう…。 その上、スネ夫の家の中に、モテるようになるための星座入門の本があるのを発見したのび太は、さらに腹を立てて帰宅。すると、ドラえもんが屋根の上でなにやら道具を足元に置いて、星を見ていた。ドラえもんによると、その道具は『プラネタイジリウム』という実際の星空で星座を学べるプラネタリウムで、なんと星を動かすこともできるのだという。 これでスネ夫の鼻を明かしてやろうと考えたのび太は、プラネタイジリウムを手にスネ夫の家へ。庭木にかくれたドラえもんがプラネタイジリウムを操作し、のび太は『糸ナシ糸電話』でドラえもんから星座の説明を聞きながら、女の子たちに星座の話を始めるが…!?
第649話:脱出!!巨大クリスマスケーキ

クリスマス会に参加するため、のび太がめずらしくおしゃれをしていると、ドラミがクリスマスプレゼントを手に、未来からやってくる。ふと、のび太がプレゼントの中からシャンパンボトルのような形をしたものを手に取ったところ、突然身体が小さくなってコルクに吸い込まれてしまったから、ビックリ! のび太が手にしたのは、『シャンポーンロケット』というひみつ道具で、コルクになった人を好きなところへ飛ばすことができ、床やかたいものに当たると、コルクが割れて、元の大きさに戻るのだという。そこで、のび太はクリスマス会が行われるスネ夫の家まで飛ばしてもらうことに。 ドラミがボトルをふってコルクを飛ばすと、のび太はスネ夫の家へと一直線! ところが、勢いあまって、部屋にあった巨大クリスマスケーキの中へと突っ込んでしまった! 遅れてスネ夫の家にやって来たドラえもんとドラミは、のび太がケーキの中に埋もれていることに気づき、大あわて! ケーキをこわすことなくのび太を助けるため、『スモールライト』で小さくなるが…!?
第650話:スケートするなら氷河期で

みんなとスケートリンクに遊びに来たのび太。ドラえもんから、履くだけで思った通りにすべることができる『全自動スケート靴』を借りたのび太は、しずかにいいところを見せようと張り切るが、人がいっぱいですべることができない。 どこか空いているところですべろうと考えたのび太は、しずかを誘い、ドラえもんと共に『タイムマシン』で氷河期へと向かう。 氷河期に着いたとたん、あまりの寒さに『全自動スケート炬燵(こたつ)』を出すドラえもん。一方ののび太は、華麗(かれい)なすべりをしずかに見せ、大まんぞく。さらに、しずかの手を取り、一緒にすべっていたのび太だったが、いつの間にか旧石器人の女の子とすべっていたからビックリ! 3人が『ほんやくコンニャク』を食べてその女の子に話しかけたところ、彼女はウパパ族のゴンエと言い、どうやらのび太が履いている全自動スケート靴を気に入ったらしく、スケート靴と自分の首飾りをかけて、スケート勝負を挑んでくるが…!?
第651話:ドラドラ源平合戦~しずかちゃん御前を救え!~

学校からの帰り道、平安時代末期の武将(ぶしょう)・源義経(みなもとのよしつね)の活やくを描いた『義経物語』について、出木杉としずかが語り合っていた。まったく内容がわからず、面白くないのび太は、強引に二人を引き離し、「今日はボクの家に来る約束でしょ!」としずかと一緒に帰宅する。 のび太が部屋に入ろうとドアを開けると、突然、ひみつ道具の『ウマタケ』がぶつかってきたからビックリ! ドラえもんが運動不足解消のために乗ってみようと思い立ったところ、気性の荒いウマタケがあばれ出してしまったらしい。 その後、再びあばれ出したウマタケを取り押さえようとするが、その拍子(ひょうし)に机の引き出しが開き、3人はウマタケもろともタイムマシンへと落下(らっか)。そのままタイムマシンは誤作動してしまい、なんと830年前、平安時代末期の知らない場所に到着してしまう…。 タイムマシンから降りるなり、3人をふり落して走り去ったウマタケだったが、なぜかひとりの侍(さむらい)を乗せて戻ってくる。実は、その侍こそ源義経本人だった! しかし、名前を聞いてもピンとこないのび太は、義経を“よっちゃん”とよぶことに。 そして、のび太たち3人は、仲間とはぐれてしまったという義経のために、一緒に仲間を探すことにするが…!?
第652話:そっくりペット大集合

ケンタウロスや人魚、ユニコーンなどの伝説の生き物が実際には存在しないと知り、ガッカリしたのび太は、帰宅後、ドラえもんが見ていた未来デパートのチラシに、顔は人間で体は動物の生き物が載っているのを見て大興奮(こうふん)。ドラえもんによると、これは動物に食べさせると、食べさせた人とそっくりの顔になる『そっくりペットフード』というひみつ道具のチラシだという。 興味(きょうみ)を持ったのび太は、ドラえもんが出かけたすきに勝手にそっくりペットフードを注文。届いたペットフードを持ってしずかの家を訪ねると、しずかが飼っている文鳥のピーちゃんに食べさせてみる。ところが、ピーちゃんが自分と同じ顔になってしまったしずかはビックリ。しかも、しずかに怒られたのび太が鳥かごを倒し、ピーちゃんが逃げ出してしまう…! さらにその後、なぜかドラえもんの顔をしたネコやカラス、スズメなどが街中にあふれ、街は大さわぎに…!?
第653話:再会!5年ぶりののび太

日曜日。しずかが家に遊びに来ると楽しみにしていたのび太。ところが、ちょうど野比家の前で、小さいころ隣(となり)に住んでいた青年・ケンと久しぶりに再会したしずかは、のび太との約束を断り、ケンを連れて家に帰ってしまう。 落ち込んだのび太が部屋に戻ると、ドラえもんが「久しぶりだなぁ。一週間ぶりのどら焼き」と言いながらどら焼きを食べていた。しかし、ドラえもんは昨日もどら焼きを食べていたはず…。ドラえもんによると、『ひさしぶりトランク』というひみつ道具と一緒にしておくと、何でも久しぶりに見たような気がするのだという。 それを聞いたのび太は、ひさしぶりトランクを持ってしずかの家をたずねる。しかし、トランクが一週間ぶりに設定されていたため、4年ぶりに会った友達が来ているからまた今度と断られてしまう。そこで、ダイヤルを5年ぶりに変更し、再びしずかの家へ。 ところが、途中で会ったジャイアンとスネ夫になつかしがられてしまい…!?
第654話:ドラドラ時空(タイム)アドベンチャー のび太土偶の謎

のび太が学校から帰宅すると、ドラえもんがエプロン姿で家の片付けをしていた。ママに頼まれて、手伝っているのだという。ドラえもんはよごれるからと外したポケットから『ないしょごみだしホール』を取り出すと、ガラクタや不要なものをその中に捨てていく。 ところが、のび太が学校で作ってきたねん土細工まで捨ててしまったから大変! ドラえもんはねん土細工を取り戻すべく、縁側の足にロープを結び、ないしょごみだしホールの中の異次元空間を降りていく。ちょうどその時、そんなこととは知らないのび太が投げ入れたゴミがぶつかり、ロープを離してしまった…! そのまま落下したドラえもんが放り出されたのは、なんと縄文(じょうもん)時代! 実は、このないしょごみだしホールは、大昔の世界にゴミを捨てる、タイムマシンの一種だったのだ。 オオワシにおそわれ、ごみだしホールの穴の場所から遠ざかってしまったドラえもん。しかも、ポケットは取り外したままで、ひみつ道具も使うことができず…!?
第655話:ナイヘヤドア

最近、欲しい物も買わずに貯金をしているのび太。ドラえもんが理由をたずねると、ひとり暮らしをするためだという。親に頼らず、自分の力で生活してみたいというのび太に感心したドラえもんは、のび太を近所のアパートに連れていく。 このアパートには4号室が無いのだと言い、ポケットから、ドアの形をした『ナイヘヤドア』を取り出すと、3号室と5号室の間に貼る。そして、そのドアを開けたところ、そこに部屋が広がっていたからビックリ! 中は他の部屋と同じ作りで、ナイヘヤドアを外せば、外は元通りのカベに戻り、周りに気づかれることもないと聞いたのび太は大よろこび。 一旦家に戻ったのび太は、お菓子や身の回りのものを持って再びアパートへ。そして、しずかやスネ夫、ジャイアンに遊びに来るよう連絡をするが、のび太が再びナイヘヤドアを貼る前に、アパートの大家さんと会った3人は「ここには4号室なんてない!」と追い返されてしまい…!?
第656話:ぼく、マリちゃんだよ

大好きなアイドル・丸井マリが、家の近くで映画の撮影をしていると聞いたドラえもんは大急ぎで見に行くが、マリは撮影現場から姿を消してしまっていた…。マリと会えずにガッカリした直後、なんと空き地の土管の中で寝ているマリを見つけてビックリ! 「眠いなら、うちで休めば」というのび太にさそわれ、野比家にやって来たマリ。彼女は仕事に追われ、何もかもイヤになってコッソリ逃げだしたのだという。「あなたたちがうらやましい。できることなら変わりたいくらい」というマリのつぶやきを聞いたドラえもんは、入れ替わることができるひみつ道具『トッカエ・バー』を取り出し、のび太とマリの姿を入れ替えてあげる。 マリの姿になって外に出たのび太は、ジャイアンとスネ夫にサインをあげたり、雑誌のインタビューを受けたりと、アイドル気分を満喫(まんきつ)。ところが、インタビューでメチャクチャな返答をくり返すのび太にあわてたドラえもんは、トッカエ・バーを使って自分がマリの姿になるが…!?
第657話:ずらしんぼ

めずらしく、ジャイアンがマンガを貸してくれたことにおどろくスネ夫。ところが、そのマンガ本にうっかりチョコレートケーキを落としてしまった! よごれが取れず困ったスネ夫は、のび太をたずねると、ジャイアンから借りた本だから汚すなよと忠告して、のび太にそのマンガを貸してしまう。 よろこんでマンガを読み始めたのび太だったが、途中でよごれに気づき、大あわて。急いでスネ夫に返しに行くが、スネ夫は知らないと言い張る。しかもジャイアンに言いつけると言って、出て行ってしまった…。 困っているのび太のために、ドラえもんが取り出したのは、どんなものでもずらすことができる『ずらしんぼ』。さっそくドラえもんがマンガのよごれの上にずらしんぼを当て、ゆっくりとずらすと、なんとよごれだけが浮いて、ティッシュの上に移動したからビックリ! よろこんだのび太は、ずらしんぼで、ママが付けてしまったアイロンの黒コゲや、しずかが汚してしまった靴をきれいにしてあげるが…!?
第658話:恋する!?変身ビスケット

バレンタインデー、しずかからのチョコを楽しみに待っているのび太のもとに、しずかから電話が入る。ペットの文鳥・ピーちゃんがカゴから逃げ出してしまい、のび太に渡すために作っていたチョコが羽根や足跡まみれになり、作り直しているというのだ。 ピーちゃんをつかまえなければ、しずかからチョコをもらえないと考えたのび太は、ドラえもんにナイショでスペアポケットから『動物変身ビスケット』を取り出すと、ニワトリ型のビスケットを持ってしずかの家へと向かう。しずかの家でビスケットを食べたのび太は、たちまちニワトリに変身してピーちゃんを安心させ、無事つかまえることに成功! その後、家に戻ってくると、なぜかのび太の部屋から一匹のカエルが跳び出していく。そして、動物変身ビスケットが散らばっていた…。ドラえもんによると、部屋ではドラえもんのガールフレンド・ミイちゃんが、ドラえもんの帰りを待っていたはず。ということは、あのカエルは、動物変身ビスケットを食べて変身してしまったミイちゃんなのか…!?
第659話:することレンズ

しずかの家で、ネズミが飛び出すびっくり箱を見つけたのび太。しずかからあげると言われたのび太は、これでドラえもんをおどろかせようと思いつく。 帰宅後、ドラえもんにいいものをあげると言って笑顔で箱を差し出すのび太。ところが、何か怪しいとカンづいたドラえもんは、ポケットからレンズのようなものを取り出すと、レンズ越しにのび太をジーッと見る。すると、突然怒り出し、自分をだまそうとしたのび太を責め始めた。 実はこれは、『することレンズ』というひみつ道具で、このレンズでのぞくと、その人が何をしようとしているのかが見えるのだという。ためしに、ママをすることレンズでのぞいてみたところ、のび太とドラえもんにお手伝いを命じているママの姿が見えた! あわてて家を飛び出した二人は、ぐうぜん見かけたジャイアンにもレンズをかざしてみる。すると、スネ夫をなぐろうとしていることが判明。二人は急いでスネ夫に伝えに行こうとするが、スネ夫はのび太にいたずらしようとたくらんでいて…!?
第660話:なんでも材質変換機

空き地で野球をしていたのび太たち。ジャイアンの打ったボールが神成さんの家のガラスを割ってしまい、ボールを取りに行ったのび太は大目玉をくらってしまう。「あんなところにガラスがあるから悪いんだ。鉄板でもはっておけばいいのに」というのび太の言葉を聞いたドラえもんは、モノの材質を変えられるひみつ道具『材質変換機(ざいしつへんかんき)』を取り出す。 さっそく材質変換機を使い、神成さんの家の窓ガラスを鉄に変えるドラえもん。試しに大きな石を投げてみたところ、見た目はガラスなのに割れることもなく、大きな音が響きながら石が跳ね返ってきた! これなら思いきり遊べると、のび太たちは安心して野球をはじめる。さらに、丸めた新聞紙を金属バットにしたり、野球のボールを風船玉に変えたりと、材質変換機を活用するのび太。 その後、のび太とドラえもんは、なんと銀行から強盗が出てきたところに遭遇(そうぐう)。ドラえもんは材質変換機を使って強盗たちの逃走を止めようとするが…!?
第661話:雪だるまは忘れない

雪が積もったある日、のび太とドラえもんが雪だるまを作って遊んでいると、ジャイアンとスネ夫が雪玉クロスボウを使って、二人に雪玉をぶつけてきた。怒ったドラえもんはポケットから、自動で雪玉を発射する『スノーピッチャー』を出すと、二人に応戦。はげしい雪合戦となるが、スノーピッチャーがこわれてしまう…。 ジャイアンたちが逃げてしまった後、のび太はせっかく作った雪だるまを家に連れて行きたいと言い出す。そこでドラえもんは、雪だるまが自分で歩くように『ロボットのもと』を背中に埋める。すると、雪だるまから手と足が生え、ジャンプしたからビックリ! その後、雪だるまと歩いていると、ジャイアンの家の前で突然雪だるまが立ち止まった。さらに、庭の柵から中をのぞきこむ雪だるま。すると、それを見たムクがはげしく吠え、雪だるまも柵を乗り越えようとする。 どうにか家に連れて帰ったものの、次々と問題行動を起こす雪だるまをふしぎに思ったドラえもんは、その原因を探ることに…!?
第662話:のび太はうるさいナベ奉行

ジャイアンの家で、闇鍋(やみなべ)を食べることになったのび太たち。電気を消して真っ暗になった部屋の中で、何が入っているかわからない鍋を食べることに、大こうふんのジャイアン。ところが、鍋の中には下駄(げた)やお菓子などが入っていて、ひどいことになっていた…。 ゲッソリしたのび太とドラえもんが家に帰ると、おいしそうな匂いがただよってくる。見ると、パパとパパの上司である課長が、二人ですき焼き鍋を囲んでいた。課長は鍋奉行(なべぶぎょう)らしく、食材の入れ方や食べ方を、あれこれ指図(さしず)。課長にさからうことができないパパは、しょっぱい味に仕上がったすき焼きを仕方なく味わっていた。 その様子を見たドラえもんは、鍋料理を仕切ってくれるひみつ道具『なべ奉行』を取り出す。なべ奉行のおかげでおいしいすき焼きを食べることができたのび太は、なべ奉行を使って闇鍋をやり直すことを思いつくが…!?
第663話:地球下車マシン

雪が降った翌日。空き地でスキーをしようと誘いに来たジャイアンとスネ夫に、居留守を使うのび太。スキーができないことをくやしがるのび太のために、ドラえもんは『地球下車マシン』を取り出す。この道具を持っていると、自転している地球の影響(えいきょう)を受けなくなり、立っているだけで動いているように見えるのだ。 スキーをはいて立っているだけで、すべっているように見せることができると知り、大よろこびののび太。ところが、空き地にできていたゲレンデは東向きに作られていたため、のび太はすべり降りるのではなく、すべり登ることになってしまう…。 ゲレンデを歩いて降りては、すべり登るをくり返し、スキーを楽しむのび太。ところが、自転の影響を調節するダイヤルがこわれてしまったから大変! しかも、地球下車マシン本体がポケットに引っかかって取り出すことができず、のび太は西へ西へと流されてしまう…!?
第664話:空想動物サファリパークと約束の笛

どら焼きを買うため、22世紀にある“空想動物サファリパーク”でアルバイトをはじめたドラえもん。ここは、ユニコーンやドラゴン、妖精、ケンタウロス、ツチノコ、人魚、カッパなど、空想上の動物たちが暮らすサファリパーク。ドラえもんは、ベテランパークレンジャーの、サブさんの指導を受けることに。 ところが、ドラえもんがドラゴンを怒らせてしまったから大変! 雄叫(おたけ)びを上げて炎を吐くドラゴンにおどろいた空想動物たちがさわぎ出し、1頭のユニコーンが暴走してしまう。サブさんから、そのユニコーンのお腹に赤ちゃんがいると聞いたドラえもんは必死に追いかけるが…!? 同じ頃、ドラえもんからチケットをもらったのび太、しずか、ジャイアン、スネ夫も、空想動物サファリパークを訪れていた。園内専用の“サファリクラフト”に乗り込み、森林エリアにやって来たところ、ユニコーンを追うドラえもんに遭遇(そうぐう)。のび太としずかの協力もあり、ドラえもんはなんとかユニコーンの保護に成功する。 そんな中、のび太たちとはぐれたジャイアンとスネ夫が行方不明になってしまう。さらに、空想動物たちが次々と姿を消してしまい…!?
第665話:お箸はのびるよ、どこまでも

ごはんの時、箸(はし)をフォークのように目玉焼きに突き刺して食べようとしたのび太は、ママにお行儀(ぎょうぎ)が悪いと怒られてしまう。「お箸って面倒くさいね。未来には、なくなっているんじゃない?」と文句を口にしたのび太に、ドラえもんは未来の箸はとても進化していると言い、『スーパー箸』を取り出す。 このスーパー箸はなんと、前後左右、自由自在に動かすことが可能で、伸び縮みもするため、遠くにある料理までも取ることができるのだという。ドラえもんがスーパー箸を使うのを見て、「ぼくにもやらせて」と目を輝かせたのび太だが、使ってみるとなかなか難しい。そこでドラえもんは、箸の正しい使い方を教えてくれる『お箸マスター』を取り出すことに。 出現したお箸マスターの師匠(ししょう)ロボットは、箸の正しいマナーと使い方を伝授(でんじゅ)するため、特訓を開始。のび太は、豆や枯れ葉、ピンポン玉を使った特訓に挑(いど)むが…!?
第666話:チリつもらせ機

今日食べるどら焼きがないことに気づいたドラえもん。のび太におこづかいを貸して欲しいと必死に頼むが、のび太に貸せるおこづかいなどなく、ガッカリ…。そこで取り出したのが、欲しいものをいろいろなところから少しずつ集めてくれるひみつ道具『チリつもらせ機』。日本中のどら焼きから、目に見えないほど小さなかけらを集めて食べようと思いついたのだ。 はずかしいことだと一度は止めようとしたドラえもんだったが、結局は集めたどら焼きをおいしそうに食べてしまう。それを見たのび太は、自分も使ってみたいと言い出し、まずは試しに神成さんのかみの毛を増やしてみることに。すると、神成さんのかみの毛があっという間にフサフサになったからビックリ! その後も、のび太はドラえもんが止めるのも聞かず、チリつもらせ機でいろいろなものを集めようとするが…!?
第667話:のび太のジャックと豆の木

久しぶりに『ジャックと豆の木』の絵本を読んだのび太は、「こんな豆の木が本当にあるといいのに…」とつぶやく。それを聞いたドラえもんは、ポケットから『ジャック豆』を取り出す。この豆を地面にまき、水をやったところ、すぐに芽が出て、あっという間に空高く伸びて行ったからビックリ! さっそく豆の木につかまって登りはじめたのび太だったが、途中で力尽きてしまう…。そこで今度は、水をかける前に豆につかまることに。するすると伸びていく豆の木につかまって、空に近づいていくのび太とドラえもん。途中、しずかとジャイアンも乗せて、一緒に雲の上へ。4人は『雲かためガス』で雲をかためると、雲の上で“雲だるま”を作ったり、雲玉合戦をしたり、昼寝をしたりと楽しい時間を過ごす。 その後、ジャイアンとしずかは地上に戻るが、のび太とドラえもんは引き続き雲の上で寝てしまう。ところが、二人が目覚めると、雲が一面に広がり、まるで絵本の中のような世界が目の前に現れて…!?
第668話:みせかけモテモテバッジ

しずかと出木杉の仲がいいことにヤキモチを焼いたのび太は、しずかの目の前でかわいい女の子と仲よくする姿を見せつけたいと言い出す。あきれるドラえもんだったが、のび太に頼みこまれ、しかたなく『みせかけモテモテバッジ』を取り出すことに。 まずはしずかの顔をバッジに記憶させ、そのバッジをのび太がつける。そして、のび太がしずかの近くへ行くと、自動的にモテモテ電波が発信され、女の子が寄って来るのだという。 さっそく、しずかを探しに行くのび太。するとバッジが反応し、近くにいた知らない女の子が親し気にのび太の手を取るが、しずかは気づかずに行ってしまった。すると女の子の表情が変わり、のび太のもとから去ってしまう。あくまでみせかけなので、しずかが遠ざかると、モテモテ電波も消えてしまうのだ。 のび太は引き続きしずかを追いかけるが、なかなかタイミングが合わず、のび太に寄って来るのは園児やおばあさんたちばかりで…!?
第669話:空飛ぶうす手のじゅうたん

しずかが自分の洋服を作りたがっていることを知ったのび太は、自分の部屋に置いてあった生地を勝手に持ち出し、分けてあげる。さらに、座布団カバーを作りたいというママにもあげると、自分もその生地でマントを作ることに。 さっそくそのマントを首に巻き、ヒーローごっこを始めるのび太。ところが、飛ぶまねをしたところで、マントが浮き上がったからビックリ! そのままマントに引っ張られ、部屋の中を飛び回ることに…。 実は、のび太が持ち出したのは『空飛ぶうす手のじゅうたん』というひみつ道具で、ドラえもんによると、「飛ぶ」「浮かぶ」「上がる」などの言葉を聞くと、勝手に飛び上がるのだという。しかも、コントロールがまったく効かないため、発売中止になっていた。 空飛ぶうす手のじゅうたんを取り返さなければ!と、のび太とドラえもんは急いでしずかのもとへと向かうが、すでにしずかはじゅうたんの生地を使ったワンピースを完成させ、さっそく身に着けていて…!?
第670話:うわさをサキ鳥

情報通のスネ夫をうらやましがるのび太を見たドラえもんは、おもしろそうな話を集めてきてくれるという『サキ鳥』を取り出す。さっそく、“みんながおどろくような町の情報”を頼んだところ、肉の大安売りと、ジャイアンの家の店に人気アイドルが来店する情報が届く。 二人があわててジャイアンの家へと向かうと、店に人気アイドル・伊藤つばさが本当に来ていた! サインをもらって大まんぞくののび太は、その後もサキ鳥から情報を集め、得意げにみんなに話し始める。 ところが、調子に乗ったのび太がお見合いに何度も失敗している茂手内(もてない)さんのうわさを話しているところを、お見合い相手の女性に聞かれてしまい、そのせいで茂手内さんがふられてしまったから大変…! さらに、のび太がなんでも知っていることを怪しんだスネ夫がサキ鳥の存在に気づき、3羽のうちの1羽をつかまえてしまい…!?
第671話:友だちは大きなイルカ?

スネ夫からイルカと一緒に泳いだ体験をじまんされたのび太は、うらやましくて仕方がない。自分もイルカと遊んでみたいというのび太に、ドラえもんは「それなら海へ行こう」と言い、『どこでもドア』を取り出す。ところが出発直前、ママに「宿題をやってからよ!」ときつく言われてしまう…! そこでドラえもんが取り出したのは、『水よけロープ』。このロープを結んで輪を作ると、その空間の中に水が入って来ないため、海の中で宿題をやればいいというのだ。そのままロープの中に入り、『どこでもドア』で海に移動する二人。そして、ロープで作った空間に、『とりよせバッグ』で、のび太の机とランドセルを取り寄せる。 のび太が宿題を終わらせるまで、ドラえもんは潮干狩りに出かけることに。 するとどこからか大きくて黒いイルカが現れた!すぐに人なつこく甘えてきて嬉しくなったのび太は、イルカに『クロ』という名前をつけて一緒に遊ぶことに。しかしジャイアンたちにじまんしようとクロを紹介すると…?
第672話:夢はしご

悪者と化したジャイアンとスネ夫をやっつけ、しずかを助け出す夢を見たのび太は、得意げにその話をするが、怒ったジャイアンとスネ夫に殴られてしまう…。 のび太から話を聞いたドラえもんは、「夢の中でやり返してやれ」と言い、ポケットから『夢はしご』を取り出す。これを使えば、なんと人の夢に自由に出入りしたり、相手を自分の夢にさそって自分の思い通りにすることもできるというのだ。 その夜、眠りについたのび太は、さっそく夢はしごを使ってスネ夫の夢の中に入り、自分の夢へと移動させる。次にジャイアンの夢に入り、自分の夢へと誘い出そうとするが…!?
第673話:トリセツ・メーカー

ある日、のび太が帰宅すると、ドラえもんが四次元ポケットの整理をしていた。使い方がわからなくなったひみつ道具に困ったドラえもんは、ポケットから『トリセツ・メーカー』を取り出す。このトリセツ・メーカーを使えば、どんなモノの取扱説明書(とりあつかいせつめいしょ)でも作ることができるというのだ。 それを聞いたのび太は、ドラえもんの取扱説明書を作ってみることに。よくできた取扱説明書に感心したのび太は、トリセツ・メーカーをこっそり持ち出してしまう。途中で、機嫌の悪いジャイアンを見かけたのび太は、トリセツ・メーカーでジャイアンの取扱説明書を作り、機嫌を直す方法を調べようとするが…!? その後、のび太はトリセツ・メーカーを使って、しずかと仲良くなる方法を調べようと考える。ところが、せっかく作ったしずかの取扱説明書を最後まできちんと読まず、しずかを怒らせてしまい…!?
第674話:ぞうきん探偵のび太

ジャイアンから、町中の電柱の下に花の種をまいたと聞かされたのび太たちはビックリ。町を花でいっぱいにしたいと話すジャイアンに、のび太はつい「ガラでもないこと始めちゃって…」と言って怒らせてしまう…。 その帰り道、のび太は、正面から来たバイクとぶつかりそうになって、ギリギリでバイクをよける。帰宅したのび太を見たママは大笑い。のび太の鼻の下に、バイクがはねた泥がついていたのだ。のび太が鏡をのぞき込むと、なぜか鏡にのび太の顔が映らない!実はドラえもんが『ゆっくり反射ぞうきん』というひみつ道具で、鏡を拭いていたのだ。このぞうきんで鏡を拭くと、映り方が遅くなり、拭けば拭くほど前に写っていたものが写るのだという。そんなとき、電柱の下の花の芽がふまれていることに気付いたジャイアンが大激怒!のび太はゆっくり反射ぞうきんを使って犯人捜しをすることに…!
第675話:N・Sワッペンで運動会

“体力テスト”を翌日に控え、50メートル走の練習をするのび太。だが、あまりにおそいタイムに、「またビリだ…絶対にバカにされる」と落ち込んでしまう…。 助けてほしいと頼まれたドラえもんは、仕方なくポケットの中を探すことに。すると、『N・Sワッペン』が出てきた。このワッペンは磁石(じしゃく)のN極、S極と同じように、同じマーク同士ははじき合い、違うマークの間には引き合う力が生まれるという。 それを聞いたのび太は、ゴール近くの壁にNのワッペンを貼り、走り出したところで自分にSのワッペンを貼れば、引き合う力のおかげで速く走ることができるのではないかと思いつく。ところが、試しに実験してみたところ、途中からものすごい勢いで引き寄せられ、のび太は木に激突(げきとつ)するハメに…。 翌日、ゴールの手前でワッペンをはがすことを思いついたのび太は、なんと大人の世界記録を超えるタイムをたたき出す! そして、運動会のクラス対抗リレーに出場することになり…!?
第676話:しんじゅ製造アコヤケース

パパとママが結婚した時に、パパがプレゼントしてくれたという真珠(しんじゅ)のネックレスをママに見せてもらったしずか。ネックレスを自分の首にしてみたその時、スネ夫が訪ねて来た。しずかのしているネックレスに気づいたスネ夫は、みんなに見せようとしずかを連れ出す。 ところが、みんなの前でしずかがネックレスを外そうとした際に何かに引っかかってしまい、それをジャイアンとのび太が取ろうとしたため、ネックレスが切れてしまった! みんな大あわてで飛び散った真珠を探すが、どうしても3個ほど見つからない。 落ち込むしずかのために、のび太はドラえもんに助けを求める。ドラえもんが取り出したのは『しんじゅ製造アコヤケース』。これを使えば、3年かかるところを、3か月で真珠を養殖(ようしょく)することができるのだという。さらに『タイムふろしき』を使って30分で作ることに挑戦しようとした矢先、しずかのママがしずかを探しに野比家を訪ねてきて…!?
第677話:お客の顔を組み立てよう

学校から帰宅したのび太は、知らないおじさんが家に上がろうとしているところに出くわす。そのおじさんは「大事な用があったのに、いくら呼んでも返事がなかったから」と言い、パパやママに会えなかったことを残念がって去っていった。ところが、パパもママもその来客にまったく心当たりがなく、名前も聞かず、顔もろくに覚えていなかったのび太は怒られてしまう。 その様子を見ていたドラえもんは、『モンタージュバケツ』を取り出す。いろいろな顔の写真の中から似ている顔のパーツを選んで操作すると、その顔に自分の顔が変化するというのだ。さっそく、のび太の首にモンタージュバケツをセットし、顔を思い出しながらパーツを選んでスイッチを押していったところ、のび太の顔が先ほどの来客の顔そっくりに変化したからビックリ! 大事な用事があったという客は、いったい誰だったのか? その正体を探るため、のび太はおじさんの顔のまま外出してみるが…!?
第678話:ママをたずねて三千キロじょう

ママにこっぴどく叱られたのび太は、「ママなんて大きらいだ! どっか行っちゃえばいいんだ」と言い出す。それを聞いたドラえもんは、ひと粒飲むと300メートル、ママを探して歩かないと会えなくなるという『ママをたずねて三千キロじょう』を取り出す。 さっそくひと粒飲んでみるのび太。その後、ドラえもんがのび太のいる場所をママに教えたところ、まだ怒っているママはのび太を叱りに来ようとするが、電話が鳴ったり、来客があったりしてなかなかのび太のところにやって来ない。 そこで、のび太が自分からママを探しに行くと、300メートル歩いたところでようやくママと対面。ところが、また叱られて感情的になったのび太は、なんとママをたずねて三千キロじょうをひとビン全部飲んでしまう! ドラえもんによるとこのビンには一万粒が入っており、のび太はなんと三千キロ歩かないとママに会えなくなってしまった! はたして、のび太はいつになったらママと会うことができるのか…!?
第679話:エスパーぼうし

スネ夫がみんなを集めて、手品を披露(ひろう)することになり、みんなもそれぞれ何か出し物をすることになった。のび太は、自分も手品でみんなをアッと言わせたいと考え、ドラえもんを相手にテレビ番組で見た手品にチャレンジするが、まったくうまくいかない…。 見かねたドラえもんは、頭にかぶると“念力(ねんりき)”“瞬間移動(しゅんかんいどう)”“透視(とうし)”という3つの超能力(ちょうのうりょく)を扱えるようになる『エスパーぼうし』を取り出す。 さっそくエスパーぼうしをかぶって練習を始めたのび太だったが、超能力を使いこなすにはかなりの練習が必要らしく、特訓を開始するも、念力も瞬間移動もことごとく失敗。トイレに瞬間移動するはずが、なぜか便器が飛んできてしまった! ところが、透視にチャレンジしたところ、なんとスネ夫が自分の家で手品の練習をしているところが目に浮かんでくる。さらにしずかやジャイアンの練習風景も目に浮かんできて…!?
第680話:かわいい雨傘の物語

また傘をどこかに忘れて帰ってきてしまい、ママに叱られるのび太。「忘れそうになったら自分で教えてくれるような傘ってないのかなぁ」というのび太のつぶやきを聞いたドラえもんは、『たましいマーカー』というペンのようなひみつ道具を取り出す。 さっそくのび太が物置にあった古い傘に、たましいマーカーで顔の絵を描いたところ、なんとその顔が動き出したからビックリ! ドラえもんによると、たましいマーカーで顔を描くと、傘に魂(たましい)が入るのだという。 試しにのび太が傘を置いて出かけようとしたところ、傘が飛び跳ねて連れて行って欲しいとアピールしてきた。しばらくして雨が降ってくると、うれしそうに動き出す傘。そのかわいい様子によろこんだのび太は、傘に“キー太”と名付けることに。 その後、しずかやジャイアン、スネ夫と会ったのび太とドラえもんは、彼らにもたましいマーカーを貸してあげる。すると、みんなそれぞれ個性を持った傘になり…!?
第681話:へやの中の大自然

雨が続いて外に遊びに行くことができないのび太は、「この部屋を山奥に改造して、大自然に包まれて過ごしたい」と、ドラえもんに頼み込む。 そこで、ドラえもんはきちんとあとかたづけをすることを条件に、ポケットから『地面じゅうたん』『景色テント』『立ち木スタンド』を取り出し、のび太の部屋に設置。すると、部屋があっという間に、山の中に変身したからビックリ! さらに、天井に空の景色を映し出し、小鳥や昆虫のロボットまで飛ばして、部屋の中はすっかり大自然そのものに! 大よろこびののび太だったが、ママの作るカレーの匂いがただよって来たり、ママから洗濯物を部屋に干すように言われたり、宅配便が届いたりと、なかなか落ち着かず…。 その後、遊びに来たしずかと一緒に大自然を楽しむのび太。ところが、この大自然を有料ハイキング場にして、お金もうけをしようと考えたのび太は、しずかが止めるのも聞かず、ドラえもんが留守の間に家の前で呼び込みを始めて…!?
第682話:なかまいりせんこう

大事な試合だからと野球の仲間に入れてもらえず、肩を落とすのび太。続いて、土手で遊ぶしずかたちに一緒に遊ぼうと声をかけるが、「男の子がお花つみなんて…」と笑われてしまう。さらに、家の前で立ち話をしていたママとおばさんの会話に参加しようとしたところ、ママから大人の話に口を出さないようにと言われ、ドラえもんも猫たちと猫語で話していて、どこへ行っても自分だけ仲間外れだと落ち込んでしまう…。 そんなのび太を見かねたドラえもんは、ポケットから『なかまいりせんこう』を取り出す。仲間に入りたい人たちをこの線香(せんこう)の煙(けむり)で囲むと、どんな仲間にも入ることができるのだという。 それを聞いたのび太は、さっそく土手に向かい、なかまいりせんこうの煙でしずかたちを囲んでみることに。すると今度は仲間に入れてもらうことができた。続いて、のび太たちはスネ夫の家で高級メロンをごちそうになるため、スネ夫の家をなかまいりせんこうの煙で囲むが…!?
第683話:大男がでたぞ

「オレより小さいくせに大きな口をたたくじゃねえか」と、ジャイアンにボコボコにされたのび太。くやしさのあまり、自分も身体の大きな“大男”になりたいと、草花のように水を浴びたり、必死にご飯を食べたりするのび太を見かねたドラえもんは、『からだポンプ』というひみつ道具を取り出す。 これは身体の一部分を巨大化することができる道具で、さっそくのび太の顔にからだポンプの先をくっつけて空気を送ったところ、頭だけ大きくなったからビックリ! 二人はのび太の足だけふくらませると、公園に大男の足あとを残し、ジャイアンを怖がらせて、こらしめようと考える。 ところが、大男など存在するわけはないと思っているジャイアンは、まったく怖がらない。そんなとき、二人のたくらみを知ったスネ夫が、作戦に参加! まずは大男が出たといううわさを流して、ジャイアンに大男の存在を信じ込ませることに…! はたして、3人のジャイアンへの復讐(ふくしゅう)は成功するのか…!?
第684話:キミのひとみは100万ボルト

一緒に宿題をしようとしずかをさそうが、いつも自分の答えを写すだけだから…と、断られてしまったのび太。ところがのび太は、自分の顔が悪いから嫌われているんだと思い込み、ハンサムだったらしずかはよろこんでうちに来たはずだと言い出す…。 それを聞いたドラえもんはあきれかえりつつも、ポケットから『百万ボルトひとみ』という瞳(ひとみ)のシールのようなものを取り出す。そして、のび太のメガネにそれを貼り、のび太がドラえもんの言う通りにメガネをかけてまばたきをしたところ、ドラえもんが涙ぐみながらのび太に抱きついてきた! ドラえもんによると、この百万ボルトひとみをつけてまばたきをすると、目が合った相手は百万ボルトの電圧がかかったように感激(かんげき)し、ひと目ぼれされるのだという。 それを聞いたのび太は大よろこびでしずかに会いに行こうとするが、その途中でジャイアンやスネ夫と会ってしまったから大変! 二人に追い回されるはめに…!?
第685話:ダメダメ!キンシひょうしき

ダイエットに苦戦しているママが、お菓子を買うのをやめると言い出した。それを聞いたのび太は、自分たちのおやつがなくなってしまうとあせり、ドラえもんに泣きつく。 そこでドラえもんは、禁止させたいものの名前を書いて立てておくと、なんでもやめさせることができる『キンシひょうしき』を取り出す。さっそく「あまいもの」と書いてリビングに立てたところ、ママはおやつの大福をどうしても口に入れることができなくなってしまった! 続いて、トイレの電気がつけっぱなしだとママに叱られたのび太は、キンシひょうしきに「おこごと」と書いて突き立てる。すると、ママが小言を言おうとしても口にすることができず…。 そんなのび太にあきれたドラえもんは、宿題をせずにゴロゴロしているのび太に「昼寝」を禁止。怒ったのび太は「どら焼き」と書き込み、ドラえもんにどら焼きを禁止する。お互いに大好きなものをやめさせられた二人は、さらにキンシひょうしきを使っていろいろなことを禁止し合うが…!?
第686話:ぼくのまもり紙

ジャイアンに殴られ、犬に噛(か)みつかれ、ドブに落ちてボロボロになって帰宅したのび太。災難(さいなん)よけのひみつ道具を出して欲しいというのび太に、ドラえもんは自分で気をつけてしっかりするよう言うが、しっかりする前に災難でやられてしまうと泣きつかれ、しかたなく『まもり紙』を取り出す。 これを毎日、心を込めて3回拝(おが)むと、災難から守ってくれるというのだ。半信半疑(はんしんはんぎ)のまま、柏手(かしわで)を打って出かけようとしたのび太だったが、階段からすべり落ちそうになったところを、まもり紙が広がってキャッチしてくれたからビックリ! その後も、落ちてきた植木鉢やぶつかりそうになる自転車からのび太を守ってくれるまもり紙。さらには、スネ夫を追い払い、成績のことでママに相談があると家に来ようとした先生までも追い返してくれる。 調子に乗ったのび太は、昼寝をしているドラえもんのポケットから、勝手にまもり紙をもう少し取り出そうとして…!?
第687話:恐竜ツアーに行こう!

休日、パパと恐竜展に出かける約束をしていたのび太は、急な仕事で徹夜(てつや)だったパパを休ませてあげるようママから頼まれてしまう。しかたなくしずかやジャイアンたちを遊びにさそうが、それぞれ家族と出かけると断られてしまった…。 帰宅したのび太が落ち込んでいると、突然のび太の部屋にタイムホールが出現! 案内ロボットが「オメデトウゴザイマス!」と言いながら現れた。以前、ドラえもんが応募した懸賞(けんしょう)に当選したというのだ。その賞品は、なんと家ごとタイムスリップし、白亜紀(はくあき)の世界を体験できるツアーだという。バリアがあるので絶対に安心らしい。 それを聞いたのび太は、ドラえもんが止めるのも聞かず、ママや寝ているパパにはだまったまま、恐竜ツアーに行くと答えてしまう。すると、野比家はあっという間に白亜紀にタイムスリップ! 案内ロボットが6時に迎えに来ると言って消えた後、さっそく庭に出て、外を見たのび太は、本物の恐竜に大興奮(こうふん)。思わずバリアの外に足を踏み出すが…!?
第688話:いねむりシール

のび太が学校から帰宅すると、部屋でドラえもんが道具の手入れをしていた。ところが、話しかけても反応がなく、のび太が不審(ふしん)に思っていると、急に目覚まし時計が鳴り、ドラえもんが目からシールをはがしたからビックリ! 実は、これは『いねむりシール』というひみつ道具で、予定を言いつけて目に貼ると、眠りながら働くことができるのだという。ドラえもんは眠りながら道具の手入れをしていたのだ。それを聞いたのび太は大よろこびで、貸して欲しいとドラえもんに頼み込む。 まず、宿題とママに頼まれたおつかいに行くことにしたのび太だったが、起きていてもできない宿題が寝ながらできるわけはなく、答えはめちゃくちゃ。それを見たドラえもんは心配になり、おつかいに行くのび太についていくことに。 すると、やはり眠ったままでは買い物ができず、ドラえもんの助けでどうにかおつかいができた。ところが、そんなこととは知らず、ママにおこづかいをもらって調子に乗ったのび太は、いねむりシールを使って寝たまましずかの家に遊びに行くことに…!?
第689話:3センチのび太の大冒険

夏休み、『ガリバートンネル』で小さくなったのび太は、ドラえもん、しずかと共に、笹で作った舟に乗って遊んでいた。ところが、いつの間にか眠り込んでしまったのび太の笹舟が流されてしまう…! ドラえもんとしずかは元の大きさに戻って追いかけようとするが、ガリバートンネルに入ろうとした瞬間(しゅんかん)、ジャイアンに阻止(そし)されてしまう。のび太を助けてと頼むしずかたちに対し、もちろん助けに行くが、その前に自分たちも小さくなって冒険がしたいと言い張るジャイアンとスネ夫。 ドラえもんは仕方なく、二人にもガリバートンネルを使わせてあげることに。小さくなったジャイアン、スネ夫はいつもと違うミクロの世界に大こうふん! 4人は小さな姿のまま、のび太救出に乗り出す。 ところが、4人が乗った『風船いかだ』をカラスが襲(おそ)ってきた…! あわてたドラえもんは『ビッグライト』で元の大きさに戻ろうとするが、なんとビッグライトを川に落としてしまい…!?
第690話:うちのプールは太平洋

夏休み、しずかやジャイアン、スネ夫たちとプールに遊びにやって来たのび太。ところが、あまりに人が多過ぎて泳ぐこともできず、あきらめて帰ることに。 帰宅したのび太が「どこかにのびのび泳げる広いプールはないかな~」となげいていると、それを聞いたドラえもんが、ポケットから『シネラマン』という薬のようなものを取り出した。 ドラえもんにすすめられるまま、のび太が一錠(じょう)飲んでみると、のび太の部屋が突然広くなったからビックリ! だが、実際の部屋が大きくなったわけではなく、これを飲むとまわりの空間が広がったような感覚になるのだという。 シネラマンを飲めば、せまいお風呂も広いプールになると考えたのび太とドラえもんは、しずかを誘いに行くことに。途中、空き地でサッカーをしているジャイアンとスネ夫を見かけたのび太たちは、二人にシネラマンを飲ませてあげる。大きくなった空き地に大よろこびのジャイアンたちだったが…!?
第691話:おばけでリサイクル

テレビがこわれるとたたいて直し、そうじ機がこわれると修理に出して、その間はのび太たちにチリトリとホウキでそうじさせるママ。ものを大切にし過ぎだとのび太たちがなげいていると、ジャイアンが「スネ夫が大変だ」と走ってくる。 ジャイアンと一緒にスネ夫の家に行ってみたところ、スネ夫の家の門の前に、たくさんの電化製品や家具が置かれていた。ジャイアンは、スネ夫が引っ越しするのではないかと思ったらしい。 ところが、家から出てきたスネ夫によると、それらは全部捨てるゴミなのだという。どれもまだ使えるものだが、自分の家はお金持ちだから新製品が出るとすぐに買い替えるのだとじまんするスネ夫に、腹を立てるのび太たち。 そこでドラえもんは、『百鬼線香(ひゃっきせんこう)』と『説明絵巻』を取り出す。捨てたものにこの線香の煙をかけるとおばけにすることができるのだという。さっそく、ドラえもんはスネ夫の家の前に捨てられたものたちに線香の煙をかけていくが…!?
第692話:身代わりテレビで南の島へ

夏休み、みんなとスネ夫の家の別荘に遊びに行くことになったのび太は、大よろこび! ところが、当日の朝になって高熱を出し、行けなくなってしまった…。そんなのび太をかわいそうに思ったドラえもんは、しずかに「これをのび太くんの代わりだと思って持って行って!」と、『身代わりテレビA』というひみつ道具をあずける。 しばらくして、少し熱が下がったのび太が「今ごろみんなはどうしているかなぁ」と残念がっていると、ドラえもんが『身代わりテレビB』を取り出した。ドラえもんに言われるがまま、のび太がそれを頭にかぶったところ、なんと別荘に到着したスネ夫たちの映像が見えたからビックリ! 身代わりテレビAを通じて、遠く離れた場所にいるみんなの様子が見えるのだという。 その後、見ているだけではつまらなくなったのび太が、ドラえもんに言われた通り、身代わりテレビBのボタンを押したところ、なんと身代わりテレビAに手足が出現! のび太の分身として動き回ることができるようになって…!?
第693話:風をあやつれ!バショー扇

スネ夫の家でジャイアンやしずかたちと涼んでいたのび太。ところが、ジャマ者あつかいされてしまい、くやしくて仕方がない。帰宅後、自分の部屋で涼もうと窓を開けるが、暑い上にうるさいだけだった…。 うちにも緑のそよ風が吹くようにして欲しいとのび太に頼まれたドラえもんは、ポケットから『バショー扇(せん)』を取り出す。この扇(おうぎ)であおぐと、いろいろな風を自由に吹かせることができるというのだ。さっそくドラえもんが、扇に付いているマイクに向かって「緑のそよ風」と言いながら軽くあおいだところ、小鳥のさえずりとともに、さわやかな風が部屋の中に流れてくる。 バショー扇を借りたのび太は、スネ夫の家へと向かい、熱帯のジャングルの暑くて湿っぽい風を吹かせる。すると、涼んでいたジャイアンが飛び出して来て…。 その後、バショー扇を持ってしずかの家を訪ねるのび太。一方、のび太がまた調子に乗って、バショー扇を変なことに使っているのでは…と心配したドラえもんは…!?
第694話:ダジャレでやっつけろ!

自信たっぷりに言ったダジャレを、「つまらない」とスネ夫にバカにされ、くやしくてたまらないのび太。それを聞いたドラえもんは、ポケットから、ヘルメットのようなものを取り出す。それは『ダジャレーダー』という未来のパーティーグッズで、これをかぶってダジャレを言うと、15分間だけダジャレのとおりになるのだという。 さっそく、のび太が「ネコが寝転んだ!」と言うと、ドラえもんがゴロンと寝ころび、「昆布がよろコンブ!」と言うと、キッチンで昆布たちが「ワーイ!」とよろこび出した! その様子を見たパパが、ダジャレなら得意だと言い出し、ダジャレーダーをかぶってダジャレを連発。止まらないパパに、のび太とドラえもんはうんざりしてしまう…。 その後、ダジャレーダーをかぶって外に出たのび太は、ダジャレでスネ夫に仕返しをすると、ドラえもんにもうひとつダジャレーダーを出してもらい、スネ夫と“ダジャレ対決”をすることにするが…!?
第695話:裏山ウォータースライダー

ジャイアンやスネ夫と、最新のウォータースライダーに遊びに行ったのび太だったが、5時間待ちであきらめて帰って来る…。がっかりするのび太に、「じゃあ、作ってみる?」と提案するドラえもん。 翌日、ドラえもんは『どこでもドア』でのび太を海に連れ出すと、大きなタライに海水をくんで部屋へと戻る。そして、ポケットから取り出したものを海水にふりかけ、タライをひっくり返したところ、水がなんとやわらかいかたまりになっていたからビックリ! これは『水加工用ふりかけ』というひみつ道具で、スポンジのようになるスポンジふりかけをふりかけたのだという。ほかにも鉄のようになる鉄ふりかけ、粘土ふりかけ、発泡スチロールふりかけ、布ふりかけなどもあるらしい。 再び海へと向かった二人は、水加工用ふりかけを使って加工した海水を部屋や階段に設置し、家の中にウォータースライダーを作り上げる。ところが、帰宅したママにこっぴどく叱られてしまい…!?
第696話:水たまりの怪魚

パパ、しずか、ドラえもんと一緒に、川釣りにやって来たのび太。するとそこへ、スネ夫がパパ、ジャイアンと共にやって来る。スネ夫のパパは最新型のリールを持っており、のび太のパパはまったく釣れないにもかかわらず、どんどん大きな魚を釣り上げていき、のび太たちはガッカリ…。 その様子を見たスネ夫から、川の裏にある沼は釣りの穴場らしいと聞いたのび太たちは場所を移すが、なかなか手ごたえがない。実はそれはスネ夫のウソで、そこは沼ではなく、なんと、ただの大きな水たまりだった…! 必死に釣りをしているパパに本当のことが言えず、のび太が困っていると、ドラえもんが「魚がいないなら放流すればいい」と言い出し、どんなものでも原料の状態に戻すことができる『もどりライト』を取り出す。 さっそくお弁当に持ってきたおかかおにぎりにもどりライトを当てたところ、なんとカツオが出現! のび太はさらに鮭のおにぎりを大きなサケに戻し、水たまりに放流するが…!?
第697話:宇宙人の館

近所にある不気味な洋館が、宇宙人のひみつ基地(きち)なのではないかと言い出すスネ夫とジャイアン。それを聞いたのび太は「テレビの見過ぎだよ」と笑い出す。言い合いになった3人は、洋館が宇宙人の家かどうか、ゲンコツ100発をかけることに。 その後、のび太が帰宅すると、ドラえもんが『無人探査(たんさ)ロケット』を使って、屋根裏にネズミがいないか調べていた。その使い方を見たのび太は、無人探査ロケットを使って、洋館に宇宙人がいるかどうかを調べようと思いつく。 一方、洋館の窓から飛んできた紙切れに書かれていた数字を、何かの暗号ではないかと考えたスネ夫は、出木杉の力を借りて暗号を読み解く。はたして、その答えとは…!? その夜、のび太は無人探査ロケットを持って、ドラえもんと共に洋館へと向かう。開いている窓から家の中にロケットを飛ばし、中を確認していくのび太たち。すると、宇宙人とUFOのようなものが見えたからビックリ! 二人はあわてて逃げ出すが…!?
第698話:いたずらオモチャ化機

スネ夫の家に遊びに行ったのび太は、ブーブークッションやおもちゃのガムでいたずらされ、おどろくたびにジャイアンとスネ夫に大笑いされてしまう。そのため、出してもらったケーキまでうたがってしまい、ジャイアンに食べられてしまった…。 のび太から話を聞いたドラえもんは、どんなものでもいたずらおもちゃになってしまうという『いたずらおもちゃ化機』を取り出すと、スネ夫たちに仕返しをすることを提案。さっそく、ママが食べているおせんべいを、いたずらおもちゃ化機でこっそり撃(う)ってみたところ、おせんべいがゴムのようにのびて、ママの顔にバチーンとはねたからビックリ! さらにドラえもんから『とうめいマント』を借りたのび太は、仕返しのいたずらをしようとスネ夫のもとへ。スネ夫を見つけたのび太は、いたずらおもちゃ化機であちこちにいたずらを仕掛けるが、スネ夫はなかなか引っかからない。代わりにほかの人がいたずらおもちゃに引っかかり、街中大さわぎになってしまい…!?
第699話:シールでキャラ変身

先生からひとりだけ怒られ、出木杉と同じことを言ったのに自分だけバカにされ、落ち込むのび太。さらに、気を取り直して宿題をやろうとした矢先、ママからマンガを読んでいるとカンちがいされ、叱られてしまう。 何をやっても、どうせ自分はダメなやつだと思われている…となげくのび太をかわいそうに思ったドラえもんは、さまざまなキャラクターになることができる『キャラクターシール』を取り出す。これをおでこに貼ると、貼った本人は何も変わらないのに、周囲の見る目、つまりキャラクターが変わるのだという。 ためしに『ガリ勉』のシールを貼ってみたところ、宿題もせずマンガを読んでも、ママから「たまにはマンガもはいいんじゃない」と笑顔で言われて、ビックリ! 翌朝、遅刻しそうになったのび太は、『まじめ』のシールを貼って登校。すると、先生は怒るどころか、「よっぽどのことがあったんだろう」と気づかってくれる。 そんな中、『無敵』シールを貼ったのび太は、ジャイアンから相撲の試合に出てほしいと頼まれてしまい…!?
第700話:とびだす伝記電気

読書感想文の宿題を出されたものの、字ばかりの本を読もうとすると1ページも読まないうちに眠くなってしまうのび太。なんとかして!と言われたドラえもんは、『伝記電気』というひみつ道具を取り出す。これを本に取り付けると、伝記に描かれた偉人(いじん)と直接話をすることができるというのだ。 さっそくニュートンの伝記に伝記電気を取り付けたところ、本の中からニュートンが出現! ニュートン本人から話を聞いたのび太だったが、書いた感想文は「ニュートンはリンゴが好きなおじさんでした」という1行のみ…。あきれたドラえもんは、次にエジソンの伝記に伝記電気を取り付けるが、なんとのび太は、電球をもって現れたエジソンに、トイレの電球を取り替えさせようとして…!? その後、別の本を借りようとしずかの家に向かったのび太は、やはり感想文の宿題に悩むジャイアンやスネ夫と会い、スネ夫の家で伝記電気を使うことに。ピカソやナポレオン、ベートーベンの本に取り付けてみるが…!?
第701話:ほしい人探知機

学校の帰り、空き地で捨て猫を見つけたのび太たち。だが、誰も飼うことができないため、みんな気になりつつも、そのまま置いて帰る…。その直後、ママの弟の玉夫おじさんと会ったのび太は、おじさんと一緒に帰宅。車のセールスをしている玉夫おじさんは、まだ一台も売れないと悩んでいるという。 その話を聞いたドラえもんは、ほしがっている人を探すことができる『ほしい人探知機(たんちき)』を取り出す。探知機に車のパンフレットを覚えさせたところ、すぐに探知機が反応。ドラえもんとのび太は探知機の矢が反応する方向へと向かう。 すると、公園で水を飲んでいる男性めがけて探知機の矢が飛んでいった。ところが、車は欲しいがお金がないから買えないと言われてしまう…。がっかりする二人だったが、またすぐに探知機が反応。今度は大きな家の庭でゴルフをしている男性に矢が飛んでいき、車を買ってもらえることになった! 安心したのび太は、捨て猫をほしがっている人を探すことを思いつくが…!?
第702話:ゾウの鼻になったしずかちゃん

空き地を一緒に使おうと約束したにもかかわらず、ジャイアンやスネ夫たち男子は、バドミントンをしている女子にぶつかるなど、乱暴(らんぼう)ばかり。通りかかったしずかが止めに入ったのを見たのび太は、自分が助け舟を出そうと決意するが、ジャイアンににらまれて怖くなり、思わず逃げてしまう。 しずかから相談を受けたドラえもんは、『ゾウ印口べに』を差し出す。これを口に塗(ぬ)って心の中で「伸びろ」と思うだけで、上唇(うわくちびる)がゾウの鼻のように自由自在(じゆうじざい)に伸び、ゾウと同じようなパワーが出るのだという。 それを聞いたしずかはよろこんでゾウ印口べにを借りるが、鼻が伸びるのがはずかしいため、ママの帽子やスカーフ、サングラスで変装(へんそう)することに。さっそくゾウの鼻で、ジャイアンたちをやり込めることに成功! よろこんだ女子たちから“ゾウ印仮面”と名づけられ、正義の味方として頼られるようになるが…!?
第703話:へやこうかんスイッチ

しずかを部屋に呼ぶため、突然、部屋の模様替(もようが)えを始めるのび太。結局うまくいかず、自分が出かけようとするが、ママから家で宿題をするようにと言われてしまう。ところが、ノートを学校に置いてきてしまったから宿題はできないと言い出すのび太。 それを聞いたドラえもんは、『へやこうかんスイッチ』を取り出す。このスイッチを取り付けた部屋は、どこのどんな部屋とでも取り替えることができるのだという。さっそく、のび太の部屋と教室を交換(こうかん)し、ノートを手に入れることに成功。そのまま宿題を始めるのび太だったが、問題を解くことができず、出木杉の部屋と自分の部屋を交換することを思いつく。 出木杉の部屋で宿題を写していると、出木杉が帰宅したらしく、スイッチのランプが光り、警告音(けいこくおん)が鳴りひびく。あわてるのび太だったが…!? その後、ドラえもんが出かけたのをいいことに、しずかの家のお風呂と自分の部屋を交換しようと考えて…!?
第704話:ざくざく!地中でくだもの狩り

近ごろ、毎日どら焼きを食べているドラえもんを見て、ドラえもんだけおこづかいを値上げしてもらったのではないかと疑(うたが)うのび太。 そんなある夜、ザクザクと土を掘(ほ)るような、あやしい音で目がさめたのび太が庭に出てみると、大きな穴が開いていて、その中から音が聞こえてくる。中をのぞくと、その穴を掘っていたのはドラえもんで、穴の中にはたくさんのどら焼きが埋まっていたからビックリ! ドラえもんによると『合成鉱山(ごうせいこうざん)の素』という、あらゆる種類の元素(げんそ)の混合液を使って、どら焼きの鉱脈(こうみゃく)を作り出したのだという。それを聞いたのび太は、自分もおやつを増やしたいと考え、翌日『モグラロボット』を使って裏山に穴を掘り、そこに合成鉱山の素とくだものを投入する。 そして次の日、しずかもさそって、裏山へ。『パワーつるはし』で堀っていくと、リンゴやナシ、ブドウなど、昨日穴に入れたくだものがザクザク出てきた! のび太たちがよろこんでいると、スネ夫がやってきて…!?
第705話:バリヤーポイント

今日もジャイアンに殴られ、犬に足をかまれ、ドブにはまるという不幸の三連発で、ボロボロになって帰宅したのび太。落ち込むのび太を見かねたドラえもんは、ポケットから『バリヤーポイント』を取り出す。これは未来の警察(けいさつ)も使っている道具で、ポケットに入れておくと、半径1メートルの見えないバリヤーができ、危険(きけん)から身を守ってくれるのだという。 さっそくバリヤーポイントをポケットに入れ、ボタンを押したところ、のび太の周りに見えない壁(かべ)が出現。すると、ママが持ってきたおやつのケーキも受け取ることができなくなってしまった。ドラえもんによると、バリヤーの中に入れたいものの頭文字を言えば入れることができるが、同じ頭文字のものは何でも入ってしまうという。 「ケのつくもの入れ!」と言って、ぶじケーキを手に入れたのび太は、外に出てみることに。バリヤーのおかげで、次々と降りかかる災難(さいなん)から身を守ることができ、大よろこびののび太だったが…!?
第706話:ペラペラジャイアン飛んでった!

のび太たちが空き地で野球をしていると、1台の車がやって来て、運転手のおじさんが近くの駐車場がいっぱいだからと空き地に車を置いていってしまった。ジャイアンにしごかれずにすんだのび太はよろこぶが、空き地が駐車場になってしまったら困る…と不安になる。 帰宅すると、明日、電車でゴルフに行くパパが、ゴルフバッグが重くて困っていた。それを聞いたドラえもんが、ポケットから出した『厚みぬきとりバリ』をゴルフバッグに刺したところ、空気が抜けて、バッグがぺしゃんこになったからビックリ! さらに紙のように軽くなった上、元に戻したいときは、水を少しかければよいだけとわかり、パパは大よろこび。 それを見ていたのび太は、駐車場がなくて困っている車を、厚みぬきとりバリでぺしゃんこにして1台10円で預かれば、おこづかいになると考える。 その後、スネ夫たちと山へ紅葉を見に行くことになったのび太は、厚みぬきとりバリを使って荷物を運ぶことに。ところが、そこへやってきたジャイアンに、なんと厚みぬきとりバリが刺さってしまって…!?
第707話:みえないボディガード

両親が夜に出かけるため、ひとりで過ごすとしずかから聞いたのび太は、何かあったらいけないと心配になり、ドラえもんに相談。そこで、ドラえもんはポケットの奥深くにある四次元倉庫のすみっこから、いつでもかげながら守ってくれるボディガードロボット『かげながら』を取り出す。 さっそく、かげながらを連れて、しずかの家へと向かうのび太とドラえもん。強い味方が守ってくれるからこれで心配ないと言われたしずかだが、かげながらは明るいところでは見えないため、かげながらの存在には気づかない。 その後、セールスマンがしずかの家にやって来るが、しずかが気づかないうちにかげながらが対応したため、怖がって逃げ出してしまう。そうとは知らず、大好きなヤキイモをたくさん買い込んだり、好きなだけテレビを見たりとひとりの夜を満喫(まんきつ)するしずか。 一方、しずかが心配でたまらないのび太は、ドラえもんと共にしずかの家に向かう。すると、不審者(ふしんしゃ)とカン違いしたかげながらにたたき出されてしまい…!?
第708話:パンドラのおばけ

テストで0点を取っては、その答案用紙をかくしていることを、ママに怒られたのび太。二度と叱られないよう、マジメに勉強しようと心にちかうが、すぐにマンガを読みだし、そのまま昼寝をはじめてしまう…。 もっと意思の強い人間になりたいと、のび太に泣きつかれたドラえもんは、『パンドラボックス』を取り出す。このパンドラボックスのボタンを押した人は、これから24時間、ぜったいにフタを開けてはならず、もし開けてしまったら怖いおばけが飛び出し、取りつかれてしまうという。しかも、パンドラボックスはあの手この手でフタを開けさせようとするらしく、24時間開けずにすませるには、強い意思が必要だというのだ。 「ムリだと思うけど、がんばってみなよ」とドラえもんに言われたのび太は、「開けるもんか!」と意地になるが、次々とパンドラボックスのフタを開けそうになる事態が発生。あせったのび太は、パンドラボックスを部屋に置いて出かけようと考えるが…!?
第709話:あらかじめアンテナ

空からボールが落ちてくるのをボーっとながめていたら、そのボールが顔に直撃(ちょくげき)してしまったというのび太にあきれたドラえもんは、ポケットから『あらかじめアンテナ』を取り出す。このアンテナを頭に乗せていると、これから起きることに役立つものを教えてくれるというのだ。 ドラえもんに言われるがまま、のび太があらかじめアンテナを頭に乗せたところ、ママから呼び出しが。すると、アンテナが反応して、のび太はなぜか机の引き出しから、おもちゃのピストルのコルク弾を抜き、自分の耳に押し込み始めた。そして、ママのところに行ったところ、お説教が始まる…。 コルク弾のおかげで、お説教を聞かずに済んだのび太は大よろこび。その後、しずかに本を返しに行こうとしたところ、今度はなぜか水を入れたバケツとホウキ、新聞とサインペンとガムを手に出かけることに。 そして、しずかの家に向かう途中、きげんの悪いジャイアンとはち合わせしてしまうが…!?
第710話:くせなおしガス

パパとママから、鼻をほじるくせを注意されたのび太は、パパもママも悪いくせがあるのにと言い返すが、ごまかされてしまう。二人にもくせがあることを気づかせてやりたいと腹を立てるのび太のために、ドラえもんが取り出したのは、『くせなおしガス』。これを吹きかけられた人は、くせが大げさにあらわれるようになるため、いやでも自分のくせに気づくことになるという。 のび太はさっそくパパとママにくせなおしガスを吹きかけるが、まったく変化がない。だが、ためしにドラえもんにガスを吹きかけられたのび太が鼻をほじったところ、なんと巨大な鼻クソが出てきたからビックリ! あまりに大きいため、家の中にすてる場所がなく、こまったのび太は鼻クソを手に外へと出ることに。すると、鼻クソとは知らないみんなが、のび太が何を持っているのかとめずらしがって寄ってきてしまう。 あわてたのび太が、ジャイアン、スネ夫、しずかにくせなおしガスを吹きかけたところ、突然ごう音が鳴りひびいて…!?
第711話:熱血!ドッジボール

町内対抗ドッジボール大会を明日にひかえ、空き地で作戦を練るのび太たち。ところが、秘密兵器(ひみつへいき)の必殺技(ひっさつわざ)を披露(ひろう)したジャイアンが、足をくじいてしまう…。 すぐに病院で診てもらったところ、ただの捻挫(ねんざ)だったが、治るまで一週間はかかるため、翌日のドッジボール大会には出られなくなってしまった。しかたなく、ジャイアンはコーチに専念し、補欠ののび太が試合に出ることに。 さっそく、のび太がどれくらいできるかチェックするジャイアンだったが、ボールをキャッチすることもできず、みんなガッカリ…。その様子を見たドラえもんは、ポケットから球技の相手をしてくれるタコ型の『トレーニングロボ』を取り出す。ところが、のび太は一発もよけることができない…。 ドラえもんはその後も『NSワッペン』をはじめ、いろいろなひみつ道具を出してみるが、どれを使ってもうまくいかず、逆ギレしたのび太は、もうドッジボールなんてやりたくないと言い出して…!?
第712話:ふろしきタクシー

クラスメイトの本山くんからマンガ本をたくさん貸してもらうことになったのび太。自分が大好きなマンガもあると聞き、大よろこびするドラえもんだったが、のび太はなかなか本山くんの家に向かおうとしない。気になったドラえもんがわけをたずねると、本山くんの家は遠いため、疲れるのがイヤで出発する気にならないのだという。 あきれ返るドラえもんだったが、マンガを借りてきてもらうため、ポケットからひみつ道具を出すことに。取り出したのはふろしきのようなもので、その上にドラえもんが乗ったところ、自動的にふろしきに包まれたからビックリ! これは『ふろしきタクシー』というひみつ道具で、そのふろしき包みを見た人は否応(いやおう)なしに“運転手”にされ、目的地までふろしきごと中の人物を運ばなければならないという。 さっそく、家の前でふろしきタクシーの上に乗り、ふろしきに包まれたのび太。早く誰かが来て運んでくれないかな…と楽しみにしていると、しずかが通りかかって…!?
第713話:いつでもどこでもスケッチセット

学校で写生の宿題を出されたのび太。ドラえもんに助けを求めようとするが、楽に絵を描く道具はないとピシャリと言われてしまい、しかたなくスケッチブックを抱えて外に出る。とはいえ、なかなか描きたいものは見当たらない。そこで、しずかをモデルにしようと思いつき、しずかの家へと向かう。 すると、しずかの家の前にスケッチブックを持った出木杉の姿が…。さらに、ジャイアンとスネ夫もやってきたため、みんなで公園に行き、それぞれしずかを描くことに。みんなが描き上げた絵を見せてもらったものの、自分の絵に自信のないのび太は、家で描き上げてから見せると言って、その場を去る。 のび太が帰宅すると、パパとおじさんが子どものころの街の地図を描いていた。ところが、二人の記憶がちがい、ケンカを始めてしまう。それを見たドラえもんは、どんな時代のどんな場所でも正確にスケッチしてくれる『いつでもどこでもスケッチセット』を取り出す。 その様子を見たのび太は、このスケッチセットを使うことを思いつくが…!?
第714話:ロケットそうじゅうくんれん機

宇宙を舞台にした冒険物語を読んだのび太は、自分も宇宙に行ってみたいと考えるが、ドラえもんは「宇宙旅行は危ないからダメ!」と大反対。しかし、いじけるのび太を見かねて、しかたなく『ロケットそうじゅうくんれん機』を取り出す。 これはモニターのついた操縦機(そうじゅうき)と操縦席、円盤(えんばん)型の小型宇宙船がセットになっているひみつ道具で、操縦席に座って操縦機を動かすと、モニターに円盤の窓から見える景色が宇宙の風景として映り、宇宙を探検している気分を味わうことができるという。 さっそく操縦席に座って操縦機を動かしてみると、円盤がフワフワと浮かび、モニター画面が、まるでどこかの星を飛んでいるような景色に変わり、大よろこびののび太。ところが、操縦をあやまり、円盤が窓にぶつかって、割れた窓から家の外に飛び出してしまう。 その後、モニターには山々や湖、怪獣(かいじゅう)が映り、のび太たちは大こうふん。すると突然、モニターが真っ暗になって…!?
第715話:ジャイアンへのホットなレター

空き地で、アイドル・伊藤つばさのサインが入ったパネルをじまんするスネ夫。「つばさちゃんへのホットなレター」コンクールで優勝してもらったのだという。さらに、ファンクラブの幹部になったとじまんするスネ夫だったが、その横でジャイアンがどんどん不機嫌(ふきげん)になり、怒って立ち去ってしまう。 なぜジャイアンが怒っているのかまったくわからないのび太だったが、話を聞いたドラえもんは、ジャイアンはヤキモチを焼いているのだと分析。自分を歌手だと思っているジャイアンは、伊藤つばさはライバルで、のび太たちはジャイアンのファンだと思い込んでいるのだと話す。 しかたなくジャイアンの家へと向かうドラえもんとのび太。するとジャイアンは、ファンクラブ限定の会報を出したいと言い、ファンレターを募集しろと言い出す。さらに、一等に選ばれたファンには、伊藤つばさと同じようにサイン入りパネルをプレゼントすることを思いついて…!?
第716話:スーパーヒーローふろしき

のび太も大ファンの特撮ヒーロー番組に夢中になっているジャイアンが、ふろしきをマントのようにつけて、ヒーロー気取りで空き地に登場し、「悪者はいないのか!」と言い出した。困ったみんなは、クジ引きで当たった人が悪者を見つけてくることにする…。 なぜか当たりを引いてしまったのび太は、ジャイアンから「悪者はどこにいるんだ!」と追いかけられるはめに。困っているのび太を見かねたドラえもんは、ポケットから『スーパーダンごっこふろしき』を取り出し、のび太もヒーローになればいいと言い出す。これは未来の子どもたちがスーパーヒーローごっこで使うオモチャのふろしきで、身につけると空を飛ぶことができ、空気銃の弾(たま)もはね返し、透視(とうし)することもできるらしい。 さっそくスーパーヒーローふろしきをつけて飛んでみるが、オモチャだけあって、低空飛行でしか飛ぶことができず、スピードもおそい。それでも正義の味方になりきっているのび太は、ジャイアンとヒーロー対決することになり…!?
第717話:カッコータマゴ

のび太が帰宅すると、ドラえもんが未来デパートから注文したおぼえのない『カッコータマゴ』というひみつ道具が届いていると怒っていた。ドラえもんによると、この道具を身につけていると、ほかの鳥の巣に卵を産み、育ててもらうカッコーのように、勝手によその家の家族になれるのだという。 その直後、ママに怒られたのび太は、カッコータマゴを勝手に持ち出し、スネ夫の家へと向かう。玄関を入ると、「おかえりなさい」とスネ夫のママに出迎えられ、おやつにはおいしそうなくだものやケーキ、さらにおこづかいまでもらって、大よろこびののび太。 その後、のび太がスネ夫の部屋でマンガを読みながらくつろいでいると、スネ夫本人が帰ってくる。ところが、のび太をスネ夫だと思い込んでいるママは、スネ夫を追い出してしまう…。 その様子を見て、さらに調子に乗ったのび太は、また別の家の子になろうと考える。ちょうどジャイアンの家の前を通ったところ、カレーのいい匂いがしたため、ジャイアンの家に入っていくが…!?
第718話:南極ペンギンを救え!

福引でスケートリンクの招待券を引き当てたジャイアンがみんなで行こうと言い出すが、先日カナダの湖でスケートを楽しんできたというスネ夫は、日本のせまいスケート場では滑(すべ)る気にもならないと断わってしまう。それを聞いたジャイアンは大激怒(だいげきど)。あわてたドラえもんが『まあまあ棒』で、怒りを抑えるが、結局スケートは取りやめになってしまった…。 ガッカリしたのび太が「ボクもどこか広い場所でスケートがしたいなぁ」と言うと、ちょうど遊びにやって来たドラミが、「南極まで行ってみたらどう?」と提案。しずかたちも誘い、『どこでもドア』で南極に出発することに。到着した場所には、かわいいペンギンたちがたくさんいて、みんな大よろこび! 広々とした氷の上でみんながスケートを楽しむ中、ドラえもんにまあまあ棒を出してもらったスネ夫が、調子に乗ってジャイアンを何度も怒らせる一方、のび太は『まねラジコン』のおかげで四回転ジャンプを飛んでみせる。 そんな時、巨大な氷山が接近してきて……!?
第719話:日づけ変更カレンダー

クリスマスにスケートボードを買ってもらうことになっているのび太は、ジャイアンとスネ夫がスケートボードで遊んでいるのを見て、いますぐに欲しくなってしまう。ママとパパに早めに欲しいとねだってみるものの、クリスマスまでがまんしなさいと言われてしまい、ガッカリ…。 のび太から、「あっという間にクリスマスが来ないかな」と言われたドラえもんは、『日づけ変更カレンダー』を取り出す。このカレンダーの日づけを変えると、カレンダーの近くだけ、その日になるというのだ。 さっそく、カレンダーの日づけを12月25日に変えてみたところ、パパはあわてて出張に出かけてしまい、テレビのニュースで「今日は12月23日」というのを聞いたママはテレビ局に電話してしまう…。 のび太はママにクリスマスプレゼントをねだるが、まだ買っていないから来年のクリスマスまで待つように言われ、結局カレンダーの日づけを23日に戻すことに。その後、ママがプレゼントを買ってきてくれたため、再び25日に変えるが…!?
第720話:クリスマスに雪を

クリスマスパーティーの前日。明日、雪が降ってホワイトクリスマスになれば最高なのに、というしずかの願いをかなえようと、のび太はホワイトクリスマスを実現するひみつ道具を出してほしいとドラえもんに頼み込む。 ドラえもんが取り出したさまざまなひみつ道具の中から、天気を自由に変えられる『お天気ボックス』を使おうとしたのび太だったが、なんとお天気ボックスは故障中…。怒ったのび太が、お天気ボックスをけり飛ばしたところ、なんと雪が降り出した! その後も雪は降り続き、翌朝には一面の銀世界に。大よろこびで雪の中で遊ぶみんなに、のび太は雪が降ったのは自分のおかげだとじまんするが、誰も信じてくれない。それどころか、ジャイアンたちに雪をぶつけられてしまう…。 さらに、しずかに自分が雪を降らせたことを伝えようとするが、スネ夫がしずかを連れて行ってしまった。おもしろくないのび太は、雪を止めようとしてお天気ボックスを再度けりつける。すると、雪がもっとはげしく降りはじめて…!?
第721話:チュー難の相に気をつけろ!

学校から帰る途中、しずかと出木杉が公園でスケッチしようと約束しているのを聞いたのび太は、自分も行くと声をあげるが、また約束をすっぽかすのではないかとしずかに言われてしまう。 今日はすぐに行くと答えたのび太だったが、帰宅したところをママに見つかり、宿題をすませるまで出かけてはダメだとクギを刺されてしまった。だが、ドラえもんからママはもうすぐ出かけると聞き、ひと安心。ところが、着ていく洋服が決まらず、なかなか出かけてくれない…。 のび太から急いでいると聞いたドラえもんは、人間以外の品物の運勢を占うことができるという『品物運勢鏡(しなものうんせいきょう)』を取り出し、ママの服を選んであげることに。すると、片方の服に「水難(すいなん)の相」が見えた。ドラえもんはもう片方の服を着て行った方がいいとアドバイスするが、ママは海にも川にも行かないからと、水難の相が出た方の服を着て出かけてしまう。 するとその直後、ずぶぬれのママが帰ってきて…!?
第722話:地球エレベーター

冬休みのある日。あまりの寒さに家に帰ろうとしたのび太、しずか、ジャイアンの前を、スネ夫の乗った車が通り、これから真夏のブラジルへと旅行に出かけるとじまんして去っていく。しかも翌日の早朝、もうすぐブラジルに着く飛行機の中から、スネ夫が電話をかけてきたため、のび太はくやしくてたまらない。 そこで、スネ夫より先にブラジルに先回りしようと考えるが、タイミング悪く『どこでもドア』は故障中(こしょうちゅう)。そこで、ドラえもんが取り出したのは、地球に穴を通して移動ができる『地球エレベーター』。地球の真ん中を通過するため、なんと片道たったの42分間で反対側のブラジルまで行くことができるという。 さっそく、しずかとジャイアンを誘って、地球エレベーターに乗り込んだのび太たち。ところが、着いたのは海の上。いったん日本に戻って、再度出直すことにするが、今度はのび太がくしゃみをした拍子にボタンを押してしまい、アマゾンの奥地に到着して…!?
第723話:かたっぽ探知リード

いつも靴下や手袋をかたっぽだけなくしてしまうのび太。見かねたドラえもんが取り出したのは『かたっぽ探知リード』。このリードを手元にある方に取り付けると、なくしてしまったもう片方を探し出してくれるのだという。 さっそく手袋にかたっぽ探知リードをつけてみたところ、ピョンピョンと飛び跳ねながら外に出ていく。追いかけていくと、空き地の土管の中にいた犬がもう片方の手袋をくわえていた。どうにか犬から手袋を取り返すことに成功し、よろこぶのび太。 するとそこへ、ジャイアンが靴下を探して欲しいとやってくる。野球の試合の時にはく靴下で、運が落ちないように、一度も洗っていないらしい。強烈(きょうれつ)な悪臭を放つその靴下は、はたして見つかるのか…!? その後もかたっぽ探知リードを使って、みんなのかたっぽを探してあげるのび太とドラえもん。しずかからは、2年前になくしたペアのぬいぐるみの片方を探して欲しいと頼まれるが…!?
第724話:ピーヒョロ ロープ

のび太が部屋にいると、外から自分を呼ぶしずかの声が聞こえてきた。バドミントンの羽根がのび太の家の屋根に乗ってしまったため、取ってもらえないかというのだ。 寒くて外に出るのがイヤなのび太に頼まれたドラえもんは、笛とカゴと楽譜(がくふ)がセットになったひみつ道具を取り出す。そして「屋根の羽根を持ってこい」と命じながら、『もってこい』というタイトルの楽譜を探して笛を吹きはじめたところ、カゴから1本のロープがするすると伸びて、屋根の上の羽根をつかんだかと思うと、しずかの手元まで運んでくれたからビックリ! これは『ピーヒョロロープ』というひみつ道具で、楽譜に載っている曲を吹くだけで、ヘビ使いのようにロープを操ることができるという。笛さえ吹けばなんでも代わりにやってくれると知ったのび太は、ロープにおやつを持ってこさせたり、宿題をやらせたりと使いまくる。 その後、『なげなわ』というタイトルの曲を見つけたのび太は、「しずかちゃんをつれてこい」と命じながら笛を吹くが…!?
第725話:兄弟シール

いつもジャイアンにいじめられるのび太をかわいそうに思ったドラえもんは、貼るだけで兄弟になれるという『兄弟シール』を取り出す。のび太は、「ジャイアンの弟になったら、兄弟げんかでやられてしまうのでは…」といやがるが、ドラえもんは気にせず、のび太に弟のシールを貼ると、ジャイアンを探しに行ってしまった。 困ったのび太がドラえもんを探していると、スネ夫がキャッチボールをしようとさそってきた。のび太は断るが、スネ夫が投げてきたボールを投げ返したところ、スネ夫に当たってしまい、追いかけられてしまう。 すると、ちょうどそこにジャイアンが現れ、「オレの愛する弟に何をする!」とスネ夫をなぐって追い返したからビックリ! その背中には兄シールが貼られていた…。 その後ものび太を連れて、みんなに「オレの弟だ」と紹介して回るジャイアン。さらに、みんなから取り上げたおもちゃやマンガ、お菓子などをわけてもらい、ジャイアンと楽しい時間を過ごすのび太だったが…!?
第726話:ターザンパンツ

はげしく吠(ほ)える近所の犬が怖くてたまらないのび太。今日も大きな声で吠えられ、おどろいて逃げようとしたところ、足がもつれて転んでしまった…。 そんなみじめな姿を見かねたドラえもんは、「キミはもっと動物になれたほうがいい」と言うと、『ターザンパンツ』を取り出す。このパンツをはくと、動物たちと話すことができ、なかよくなれるというのだ。さらに、飛びつくだけでどこにでも行くことができる『ターザンロープ』も出してくれる。 さっそくターザンパンツに着替えて、外に出るのび太。ターザンロープに飛び乗って、屋根から屋根へと移動し、「アーアアー!」と叫んで犬たちを集めようとするが、呼び方をまちがえたらしく、カラスが集まってきてしまう…。 呼び方によって集まる動物が違うため、ドラえもんに教わった通りに声を出してみるものの、集まってくるのは猫やネズミ…。その後、ようやく犬を集めることに成功するが、なんと1頭のライオンがのび太の目の前に現れ
第727話:追跡!トレーサーバッジ

野球チームのマネージャーをしているのび太は、となり町のチームから試合の申込みがあったことを伝えに行くが、なぜかみんな留守…。ようやく見つけたジャイアンによると、先生から学校の成績が下がったため、家で勉強させるようにとママたちに連絡があったらしく、かくれているというのだ。 寒い中歩き回って疲れたのび太は、もうこんな苦労はしたくないとなげく。それを聞いたドラえもんは『トレーサーバッジ』を取り出すと、みんなに配るようにと言う。いろいろな形のバッジがあり、ドラえもんによると、バッジはトレーサーになっており、手元のタブレットのレーダー地図で、誰がどこにいるかがすぐにわかるのだという。さっそく、みんなに配った後、それぞれのいる位置をタブレットで確認してみるのび太。 その後、安雄を探す彼のママに会ったのび太は、安雄の居場所を確認して教えてあげる。続いて、ジャイアンやスネ夫のママからも居場所を聞かれたのび太は、彼らのいる場所も教えるが…!?
第728話:一寸のび太の鬼たいじ

のび太が学校から帰ってくると、ドラえもんがひみつ道具を部屋中に広げて整理をしていた。のび太は、その中にある絵本の形をした『おはなしバッジ』に目をとめる。中にはバッジが入っており、それを身につけると、絵本のタイトルと同様のできごとが起こるらしい。 ためしにのび太が『おむすびころりん』のバッジをつけてみたところ、ママが大きなおむすびを持って来たからビックリ! しかも、おむすびと共に、たまたまそこにあった『通りぬけフープ』で床を通りぬけたのび太は、居間にいたパパの友人・根津(ねづ)さんのもとに落下。根津さんはなんとあだ名が“ネズミさん”だった! のび太は、根津さんからおこづかいをもらって大よろこび! 調子に乗ったのび太は、続いて『一寸法師(いっすんぼうし)』のバッジをつける。すると、ドラえもんが落としてしまった『スモールライト』の光が当たり、一寸法師のように小さくなってしまう。さらに、窓から部屋の外へと飛ばされ、小さな女の子に拾われたのび太はおわんに入れられ…!?
第729話:お医者さんカバン

風邪をひいたというしずかに約束を断られてしまい、自分も体調が悪いと言い出すのび太。あまりにも大げさにさわぐのび太にあきれたドラえもんは、『お医者さんカバン』を取り出す。ドラえもんによると、おもちゃのひみつ道具だが、かんたんな病気なら治せるのだという。 おなかが苦しいというのび太のおなかに聴診器(ちょうしんき)を当てたところ、病気ではなく、食べすぎと昼寝のしすぎが原因だと診断されてしまう。そして、お医者さんカバンから飛び出た薬を飲んだところ、あっという間に治ったからビックリ! お医者さんカバンでしずかの風邪を治してあげようと思い立ったのび太は、しずかの家へと向かう。途中でスネ夫と会い、風邪気味だから治して欲しいとたのまれるが、しずかの後でと断るのび太。ところが、しずかにはもう治ったから大丈夫と言われ、しかたなくスネ夫の風邪を治してあげることに。すると、スネ夫から話を聞いたジャイアンも、胸やけを治して欲しいとやってきて…!?
第730話:ココロチョコ

ジャイアンの自分勝手な言動や乱暴(らんぼう)な態度に嫌気がさしたのび太たちは、スネ夫の提案(ていあん)で、「これからはジャイアンを相手にしない!」「みんなでジャイアンをこらしめよう!」ともり上がる。 ところが、いざジャイアンを目の前にした安雄とはる夫は、結局ジャイアンの言いなりになってしまい、スネ夫にいたっては、のび太がジャイアンを仲間外れにしようと言っているとうそをつき、ただひとり約束を守ったのび太だけが、怒ったジャイアンになぐられてしまう…。 のび太から話を聞いたドラえもんは、ハート型のチョコレート『ココロチョコ』を取り出すと、みんなと分けて食べるようにとアドバイス。このチョコは、最初に食べた人が思ったこと、考えたことが、食べた人全員の心の中にもわいてきて、みんなの心がひとつになるというのだ。さっそくスネ夫たちにココロチョコを配ったのび太は、「もうジャイアンの好きにはさせない!」と決意するが…!?
第731話:独立!のび太国

出木杉のペンフレンドが外国から遊びに来ると聞き、クラスの女の子たちは大よろこび。その様子を見たのび太は、自分も外国人になってしずかたちからちやほやされたいと言い出す。 それを聞いたドラえもんは笑い出すが、自分の国を作ることができる『おこのみ建国用品いろいろ』を出してくれる。まずは国旗を立てて建国を宣言するため、国旗を作ることに。のび太は白い旗に「の」の字を描き、「のび太国」の建国を宣言する。 続いて、部屋の中に国境ゲートを設置し、国境マーカーで線を引くと、ドラえもんはのび太にのび太国のパスポートを渡す。このパスポートを持って外に出れば、のび太はりっぱな外国人だというのだ。 不安な表情で空き地に向かったのび太は、みんなにパスポートを見せて外国人になったと説明するが、反応のうすさにガッカリしてしまう。しかし、「外国人ならもう学校に行ったり、宿題をしなくてもいいわけだ」とスネ夫に言われたのび太は、よろこんで家に戻るが…!?
第732話:スリルブーメラン

のび太がインスタントラーメンを食べようとしていると、外から「学校の裏山へ急いで!」というスネ夫の声が聞こえてくる。急いで行ってみたところ、ジャイアンが“一本杉”のてっぺんにしがみついていた。これまで誰も登ったことのない木を征服(せいふく)したとじまんするジャイアンに、のび太はつい「こんなことだったの?」と本音をもらしてしまう。 それを聞いたジャイアンに「お前も登ってみろ!」と言われたのび太は、ラーメンが作りかけだからと言い訳をして帰宅し、未来から帰ってきたドラえもんに泣きつく。そこでドラえもんが取り出したのは、一瞬(いっしゅん)のスリルを味わうためのひみつ道具『スリルブーメラン』。行きたい場所とその場所にいる時間をセットすると、その時間内に行って帰ってくることができるため、手軽に冒険気分を味わえるというのだ。 のび太はさっそく目的地を一本杉のてっぺんにし、時間を30秒にセットして、ジャイアンを見返そうとするが…!?
第733話:大予言・地球の滅びる日

どんよりとした雲が広がるうす暗いある日、ドラえもんはミイちゃんとデートに出かけて行く。一方、残されたのび太は、部屋の中においてある分厚い本に気づき、中をめくってみるが、中に書いてあるのはわけのわからないことばかり…。 気になったのび太は、その本をジャイアンやスネ夫、しずかにも見せることに。すると、スネ夫がよく似た本を読んだ気がすると言い出す。しかも、それはとってもこわい内容だったという。 その後、帰宅したのび太のもとにスネ夫があわててやってきた。その本は“予言書”だというのだ。ためしに、書いてあることと今年のニュースを照らし合わせてみたところ、なんとハイジャック事件やバス事故を言い当てており、彗星(すいせい)の落下によって地球が今日で終わると解釈(かいしゃく)したのび太とスネ夫はふるえあがる。 しかも、タイムマシンで未来に逃げようとしたところ、タイムマシンがなくなっていた! スネ夫から予言書を先に読んだドラえもんが逃げたんだと言われたのび太は…!?
第734話:雪と恐竜

寒いある日。恐竜がいたころの地球は暖かかったらしいと聞いたのび太は、その時代に行きたいと言い出す。ちょうど、スネ夫の家で恐竜映画を見たスネ夫とジャイアンたちも恐竜を見に行きたいと話していて、『タイムマシン』で白亜紀(はくあき)に行くことを思いつく。 のび太たちはさっそくドラえもんに頼み込むことにするが、みんなが行きたい場所がバラバラで、困ったドラえもんは、目的地をてきとうに選ぶことに。その結果、みんなが乗ったタイムマシンが到着したのは、白亜紀のアラスカ。なんと、一面の雪景色だった…。 あまりの寒さに、ドラえもんが出してくれた『あべこべクリーム』を体にぬっていると、なんと雪の中をさまざまな恐竜たちが走るのが見えた! そんな中、群れからはぐれてしまったらしい小さな子どもの恐竜と出会ったのび太たちは、その恐竜の世話をやきながら、『たずね人ステッキ』で親恐竜を探し始めるが…!?
第735話:拝啓、虹谷ユメ子さん

しずかの部屋で勉強をするしずかと出木杉の姿にヤキモチをやくのび太。未来が変わった時のことを考えたほうがいいのかもしれない…と考えていると、ちょうど目の前にあった雑誌に、文通コーナーがのっていた。何かを思いついたのび太は、その雑誌をしずかに貸してもらうことに。 帰宅したのび太は、新しいガールフレンドを作ろうと、文通コーナーにのっている中から、花と小鳥とケーキとマンガが好きだという女の子・虹谷ユメ子さんを選び、ドラえもんに手紙が上手に書ける『もはん手紙ペン』を借りて、女の子のふりをして手紙を書く。 返事が待ちきれないのび太は、実際のポストではなく、ドラえもんに出してもらった『返事先取りポスト』に手紙を投函(とうかん)。すると、とてもきれいな字の返事が届いた。その後も、ユメ子との文通を楽しむのび太。ところが、ユメ子から写真を送って欲しいという手紙が来てしまい、困ったのび太は…!?
第736話:迷子のパオパオ

裏山でジャイアンたちとキャッチボールをしていたのび太は、ゴミ箱の中に大きなピンク色のボールのようなものを見つけ、引っ張り出してみる。ジャイアンに呼ばれ、その場を後にしたのび太だったが、帰り道になんとそのボールが後をついてきた…! ドラえもんがボールに聴診器(ちょうしんき)を当ててみたところ、心音のようなものが聞こえた後に、突然ボールが割れて、翼(つばさ)のような大きな耳と、長い鼻を持つ、ゾウに似た生き物になったからビックリ! 人なつこく甘えてくるその動物を気に入ったのび太は、鳴き声から“パオパオ”と名づけることに。 ママにも飼うことをゆるしてもらい、パオパオと一緒に過ごしはじめたのび太。パオパオの大好物であるバナナを育てようと、ドラえもんのひみつ道具を使って、裏山にバナナ畑まで作り上げる。 そんな中、テレビで宇宙の映像を見たパオパオが何かを言いたそうに訴えてきた。頭の中の考えを映し出すことができる『イメージ灯』を使ったところ、パオパオは地球とは別の惑星で暮らしていたことがわかる。ドラえもんは故郷に帰してあげようと提案するが、パオパオと離れたくないのび太はいやがって…!?
第737話:ドラドラポンポコ大捜査

最近、夜になるとスネ夫の家の庭にタヌキが現れ、チルチルのエサを狙っていると聞いたジャイアンは、みんなでスネ夫の家に集まろうと言い出す。その夜、のび太とドラえもんがスネ夫の家に行ったところ、ジャイアンとスネ夫がタヌキをつかまえようと計画していた。それを見たドラえもんは反対するが、二人はちょうど現れたタヌキを追いかけ回す。 ところが、タヌキが逃げたはずみで、ドラえもんが罠(わな)に引っかかってしまった。なんとか抜け出したドラえもんの前に、さきほどのタヌキがやってくる。ドラえもんに向かって鳴いているが、何を言っているかわからない。そこで、『動物語ヘッドホン』をつけてみたところ、「身代わりになってくれてありがとう、アニキ!」と話し出した。 話を聞いてみると、はぐれてしまった妹を探しているのだという。そこで、ドラえもんは『たずね人ステッキ』を使って、妹探しに協力してあげることにするが…!?
第738話:動物型にげだし錠

のび太たちが空き地で遊んでいると、機嫌の悪いジャイアンがやってくる。近寄るとろくなことがないと、みんな遊ぶのをやめて家に帰ってしまう…。のび太の話を聞いたドラえもんは、『動物がたにげだしじょう』を取り出す。これを飲むと、書いてある動物がピンチの時に敵から逃げる能力と同じ動きをするのだという。 ためしに一粒飲むドラえもん。何の動物を飲んだのか知りたいのび太は、ピンチの時にならないと、どんな動きをするのかわからないと聞き、ネズミの人形をドラえもんに見せる。すると、ドラえもんはまるで死んだように動かなくなってしまった! のび太があわてていると、ドラえもんが突然上半身を起こす。ドラえもんが飲んだのは、襲(おそ)われそうになると死んだふりをするポッサムだったのだ。 さっそくのび太は動物がたにげだしじょうを一粒飲んで、ジャイアンの元へと向かうが…!?
第739話:食べて歌ってバイオ花見

お花見できなかったことを悔やむのび太。桜の花に囲まれて、ごちそうを食べたり、歌ったりしたいというのび太のために、ドラえもんは『バイオ植木カン』を取り出す。ドラえもんによると、植物の一部をこのカンの中に入れるだけで、その植物が生えてくるというのだ。大きさもダイヤルで調節できるらしい。 まずは落ちていた桜の葉をバイオ植木カンに入れると、すぐに桜の木が生えてきた。季節ボタンを春にしたところ、花が満開になったため、のび太は大よろこび。さらに桜の木を増やしてみるが、台所に行ってもごちそうが見当たらず、ガッカリ…。するとドラえもんが何とかすると言ってくれる。 のび太がしずかをお花見に誘って戻ってくると、なんと部屋中にいろいろなフルーツや野菜があふれていたからビックリ! 世界中から集めたフルーツや野菜の一部をバイオ植木カンに入れたのだという。さっそくのび太たちはお花見を楽しむが…!?
第740話:ようこそ!ハリボテの城へ

ホテルとして泊まることができる海外の古城に行ってみたいというしずか。その願いを聞いたのび太は、「ぼくが連れて行ってあげる。ドラえもんに頼めばなんとかなるから」と勝手に約束してしまう。 帰宅したのび太がドラえもんに頼んでいると、先生からママに電話が入る。どうやらママとのび太に話があるらしい。これから来ると聞いたのび太は、先生を探しに行き、「ママは急用で出かけた」とウソをつくが、先生には通用しない…。その様子を見たドラえもんは仕方なく、映画撮影のためのセットを作るひみつ道具『セットメーカー』を取り出す。 ドラえもんが、野比家を思い浮かべながらセットメーカーのボタンを押したところ、なんと空き地に野比家そっくりの家が現れたからビックリ! しかしそれは、ベニヤ板でできた“ハリボテ”のセットだった。のび太とドラえもんは、そのハリボテの家に先生を連れていくが…!? その後、のび太は裏山に古城のセットを建てることを思いついて…!?
第741話:おばけ口目の怪事件

ある夜、スネ夫の部屋のマンガ本がベトベトに汚されるという怪事件が起きた。すると、その話を聞いたジャイアンも、自分の部屋で食べようと思った団子が誰かに食べられてしまったと告白。どちらも窓が少しだけ開いていたというが、ジャイアンの部屋は2階。スネ夫とジャイアンは、ドラえもんがひみつ道具を出して何かしたのでは…とうたがう。 心当たりのないドラえもんは必死に否定するが、謎は深まるばかり…。ところが、のび太は、「ジャイアンとスネ夫にバチが当たったんだ」と言い切る。 その後、帰宅したのび太は、ママから宿題が終わるまで一歩も家を出ないよう、きつく言われてしまう。さらに、ドラえもんに見張りを頼むママ。困ったのび太は、外でどら焼きが待っているとドラえもんにウソをつく。すぐにウソに気づいたドラえもんが部屋に戻って来ると、なんとのび太がスラスラと宿題をやっていた。しかも答えが全部合っていたため、ドラえもんはのび太を怪しむが…!?
第742話:見えなくなる目ぐすり

ジャイアンに電話をかけ、貸していたマンガ本を返してほしいと頼むのび太。ところが、ジャイアンはもう少しで読み終わるところだからと断られてしまう。実はそのマンガ本の最後のページにジャイアンを怒らせるような落書きをしていたのび太は、大あわて…。 のび太は考えた末、ジャイアンがそのページを見る前に、姿を消して家に忍び込み、本を取り返そうと決意。以前、ドラえもんから借りたことのある『見えなくなる目ぐすり』をまた貸してほしいとお願いする。ドラミとの約束があって急いでいたドラえもんは、深く考えることなく、目薬をのび太に貸す…。 さっそく目薬をさしたのび太は出かけようとするが、ママの姿はどこにもなく、外に出てもなぜか人がいない。しかも公園では無人のブランコがゆれ、シーソーがひとりでに上がったり下がったりするふしぎな光景が広がっていた…。 実は、ドラえもんが出した目薬は、自分の姿が消えるのではなく、ほかの人が見えなくなる目薬で…!?
第743話:目は口ほどに物を食べ

フランス料理を食べたことをじまんするスネ夫を見かけたのび太は、いつものことにうんざり。そんなのび太が帰宅すると、ドラえもんがどら焼きの写真を見ながら「おいしかった」とつぶやいていた。 ドラえもんに言われるまま、のび太もそのどら焼きの写真をじっとながめてみると、なんと口の中にどら焼きのあまい味が広がり、本当に食べているような気がしたからビックリ。ドラえもんによると、食べ物の絵や写真にかければ、目で見ただけで食事ができる『食品視覚化ガス』をかけたのだという。 さっそくのび太が、おいしそうな写真や絵を探そうとすると、ママが部屋に入ってきて「今夜はおいしいフランス料理を作るから期待してちょうだい」と言って、またすぐに出て行ってしまう。スネ夫のママに、フランス料理を習っていることをじまんされたママは、自分だってフランス料理くらい作れる!と張り切り出したのだ。パパにも早く帰って来るよう電話し、買い物に出かけるママだったが…!?
第744話:火星ピクニック

火星人がいると信じているのび太は、「絶対にいない!」というスネ夫と言い合いになる。その様子を見ていたドラえもんは、実際に火星に行って確かめてみようと言い出し、未来の子どもたちが宇宙に遊びに出かけるときに使う『宇宙ピクニックセット』を取り出す。 まずその中にあった小さなロケットを空き地にセットしたところ、みるみるうちに大きくなったからビックリ。ドラえもん、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫の5人は、さっそくロケットに乗り込み、火星へと向かう。 ロケットの中で、『絵本とりもち』を使って図鑑(ずかん)にのっていた宇宙食を楽しんだのび太たちは、しばらくして火星に到着。どんな環境(かんきょう)でも生活できる『テキオー灯』を浴びて、地表に降り立つ。 『惑星探検カー』に乗り込み、火星探検をはじめるのび太たち。途中で探検カーを降りると、『宇宙バーベキューセット』を使い、火星でのバーベキューを楽しむが…!?
第745話:テレパしい

自分が何をして欲しいか、寝ているだけでもわかってもらえる道具はないかと言い出すのび太。あきれるドラえもんだったが、しゃべらなくても心を通わせることのできるひみつ道具を取り出す。それは『テレパしい』という椎(しい)の木の実で、これを食べると頭の中で思っただけで、それが相手に通じるのだという。 さっそく、テレパしいを食べるのび太。すると、ドラえもんがのび太の思っていることを当ててみせた。さらに、ママの顔をじっと見たところ、ママものび太が頭に思い浮かべたことを、まるで聞いたような反応を見せる。それを見たのび太は、これなら口に出して言いにくいことも平気で言えるとよろこんで出かけていく。 まずは、しずかの家の前で、しずかのことを考えてみたところ、テレパしいを感じ取ったしずかが窓を開け、外に出てきてくれる。ところが、思ったことが何でも伝わってしまうため、よけいなことまで伝わってしまい…!?
第746話:ママをつかまえろ!

母の日、のび太がママに欲しいものや、やりたいことはないかと聞いてみたところ、ママは「子どもの頃に戻って、思い切り遊びたい」と答える。それを聞いたドラえもんは、ひみつ道具の『トッカエバー』を取り出すと、のび太とママの体を入れ替える。 ママの姿になったのび太から、「家のことはボクに任せて」と笑顔で送り出されたママが、のび太の姿で家を出たところ、しずかたちに「一緒に遊ばない?」と声をかけられる。25年ぶりに小学生になったママは、バレーボールを楽しむことに。続いて、野球の試合にも参加。大事な場面で、ママの出番になるが…!? 一方、ママの姿になったのび太は、そうじやせんたくなど、ママの代わりに家のことをやろうとするが、失敗ばかりで疲れ切ってしまう。そんな中、窓から入り込んできたネコ・クロとママ姿の、のび太が入れ替わってしまったから大変。なんとのび太がクロの姿に、クロがママの姿になってしまった! しかも、ママの姿のままクロが外に飛び出して行き…!?
第747話:四次元くずかご

高井山のつつじがきれいに咲いているらしいと出木杉から聞いたのび太は、いまから行こうとしずかを誘う。高井山までは遠いため、ドラえもんに何かひみつ道具を借りようと考えるが、あいにくドラえもんは留守。そこで、スペアポケットから勝手にひみつ道具を借りることを思いつく。 ところが、押し入れからスペアポケットは見つからず、その代わりゴミ箱のようなものを見つける。とりあえず中に手を入れてみると、タケコプターをはじめ、ひみつ道具がいろいろと出てきた。 ちょうどそこに帰ってきたドラえもんは、のび太を見ると怒り出す。のび太がいじっていたのは『四次元くずかご』で、こわれたり使えなくなった道具を捨てるくずかごなのだという。ところが、ドラえもんにスペアポケットを貸してもらえなかったのび太は、勝手に四次元くずかごを持ち出し、しずかの家へと向かう。 留守番を頼まれたから行けないとしずかに断られたのび太は、くずかごの中に入っていた『分身ハンマー』を使ってみるが…!?
第748話:自信ヘルメット

テストで0点の連続記録を更新してしまったのび太は、学校のみんなが自分のことを笑っているように思えて、落ち込んでしまう。 それを聞いたドラえもんは「もっと自信を持てば、なんでもうまくいくよ」とのび太をはげまし、『自信ヘルメット』を取り出す。このヘルメットをかぶると、人の話すことが自分に都合よく聞こえるようになり、世界は自分のためにあるような気分になるというのだ。 さっそくのび太にヘルメットをかぶせ、ダイヤルを“強”にセットしたところ、いきなり自信満々で前向きな性格に変わり、「勉強なんてやる気になれば簡単だ」と言ってあっという間に宿題を終わらせてしまう。 その後、遊びに出かけたのび太は、みんなに笑われても「ボクって人気あるんだなぁ」と前向きな発言をし、ジャイアンとスネ夫をおどろかせる。さらに、そこを通りかかった先生にも、「ボクが100点を取っちゃわないように、むずかしい問題を作ってくださいよ」と言い出して…!?
第749話:ガッコー仮面は誰でしょう?

まったく成績が良くならないのび太を心配したパパとママは、家庭教師をつけた方がいいのでは…と相談を始める。それを聞いたのび太は、家庭教師にはお金がかかると反論。ママたちがあきらめようとしたその時、仮面をかぶった「ガッコー仮面」と名乗る人物が現れ、自分が無料で家庭教師を引き受けると言い出す。 のび太の勉強嫌いを直すためにやってきたのだというガッコー仮面の話を聞いたパパとママは大よろこび! のび太がいやがるのも聞かず、ガッコー仮面に家庭教師をお願いしてしまう。 さっそく部屋に入ると、山のような問題集を机の上に置き、今日中に終わらせるようにと言い出すガッコー仮面。ちょうど帰ってきたドラえもんに助けを求めるのび太だったが、ガッコー仮面の話を聞いたドラえもんも、よろこんでのび太をお願いすると言い出したからガッカリ…。 ところが、どんどんきびしくなるガッコー仮面に、ドラえもんも困惑(こんわく)。はたして、ガッコー仮面の正体は誰なのか…!?
第750話:のび太とアリの女王

宿題もしないで、ぼーっとしているのび太を見たドラえもんは、「アリとキリギリス」の話を始める。ところが、のび太はドラえもんの話をまったく聞かず、部屋の中に迷い込んだ一匹の羽アリを見ていた。 ドラえもんによると、それは女王になるアリで、これから巣を作るのだという。そこで、のび太とドラえもんはそのアリを庭へ運び、これから何をするのか、『うつしっぱなしミラー』で観察することに。ボタンを押しながら、このミラーで何かを映すと、その後もずっとその映したものを映し続けるのだ。 翌日、うつしっぱなしミラーで女王アリの様子を確かめたところ、すでにたくさんの卵を産んでいたからビックリ! それ以来、すっかりアリの巣の観察に夢中になるのび太。 毎日寝転がってアリの巣を観察しているのび太を見かねたドラえもんは、しずか、ジャイアン、スネ夫、出木杉の手を借りようと声をかけるが、みんなもアリの巣に夢中になってしまう…。 そんな時、アリたちが自分の身体よりも大きい幼虫を巣の中に運び入れるのを見たのび太たちは、幼虫がアリたちに食べられてしまうことを心配。スモールライトで小さくなり、アリの巣に入り込むが…!?
第751話:わすれとんかち

スネ夫の家にみんなと集まり、ゲームをしていたのび太とドラえもん。すると玄関からスネ夫のママの叫び声が聞こえてくる。その直後、見たこともないおじさんが部屋に入ってきた。そのおじさんはいままでのことをすっかり忘れてしまったらしく、一軒一軒家を回って、手がかりを探しているのだという。 スネ夫とスネ夫のママはそのおじさんを追い出してしまうが、帰りにまたそのおじさんを見かけたのび太とドラえもんは、お腹が空いているというおじさんを気の毒に思い、家に連れて帰ってご飯を食べさせてあげることに。 ご飯をたっぷり食べた後、何か思い出せないかとたずねるが、何も思い出せないおじさん。そこで、ドラえもんは『わすれとんかち』を取り出す。これで頭を叩くと、忘れてしまった記憶がよみがえり、その思い出したことを目から映し出すというのだ。 さっそくおじさんの頭を叩いてみたところ、なんと東京タワーから落ちていく映像が映った! さらには、おじさんが大金を数えている映像もあり…!?
第752話:アヤカリンで幸運を

今日も先生に叱られ、犬に追われてドブに落ち、さらにお金まで落として帰ってきたのび太に同情したドラえもんは、『アヤカリン』を取り出す。このアヤカリンを飲んで、何かいいことがあった人に触れると、その幸運をわけてもらうことができるらしい。 さっそくいいことがあった人を探しに行くと、道でうれしそうに腕時計を見ている同級生を発見。声をかけたところ、スイスのおみやげにパパから高級時計をもらったのだという。すぐにアヤカリンを一粒飲み、その同級生をタッチするのび太。これで自分も時計をもらえるとよろこびながら帰宅したところ、五郎さんが遊びに来ていた。ところが、五郎さんのおみやげは、時計は時計でも“砂時計”だった…! ドラえもんによると、いいことがあったとしても、時間が経つほどアヤカリンの効き目は薄れてしまうのだという。再びいいことがあった人を探しに行ったのび太は、はる夫からダイヤの指輪を見つけたという話を聞いて…!?
第753話:ウラオモテックス

誰にでも調子のいいことばかり言っているスネ夫と比べられ、ママに怒られたり、ジャイアンに殴られたり、しずかに注意されたり、しまいには花ドロボウにまちがえられたりと、さんざんな目に合うのび太。 そんなのび太に泣きつかれたドラえもんは、『ウラオモテックス』を取り出す。これを体に貼ると、裏でコソコソやっていたことや心の中で思っていることを、大っぴらにやってしまうというのだ。 さっそくスネ夫の背中にウラオモテックスを貼ったところ、突然みんなに暴言(ぼうげん)を吐き始める。スネ夫の本音が次々と明らかになり、みんなもスネ夫の正体がわかったと、よろこぶのび太。 ところが、のび太たちが目を離したすきに、パパがウラオモテックスをお尻に貼りつけたまま仕事に行ってしまったから大変! のび太たちはあわててパパを追いかけるが…!?
第754話:スランプ!ジャイアン愛の新曲

路上で歌うミュージシャンが、58年もロックスターを目指していると聞いたジャイアンは大感動。そのミュージシャンの「歌に必要なのは愛だ!」という言葉に影響(えいきょう)を受け、久しぶりにリサイタルを開くと言い出す…。 2日後のジャイアンの誕生日に新曲を発表すると張り切るジャイアン。そこで、のび太たちは、新曲ができなければリサイタルは中止になるかもしれないと考え、新曲作りをじゃますることに。マンガや最新ゲームをプレゼントしたり、ドラえもんのひみつ道具を使ったりしてみるが…!? そんな中、ジャイアンがのび太とドラえもんを訪ねてくる。どんなに考えても新曲が作れないと悩むジャイアンに、ドラえもんは使いたい歌詞のフレーズを入れるだけで、自動的に曲を作ってくれる『ヒットソングコング』を貸すことに。しかも、この道具にはボイストレーニング機能もついているらしい。 よろこんでヒットソングコングを借りていくジャイアンだったが…!?
第755話:暴走ランナーパパ

健康のために毎朝ランニングをすると言って、トレーニングパンツや運動靴まで買ったのに、3回走ったところでやめてしまったパパ。どうやら面倒くさくなってしまったらしく、ママと言い争いになってしまう。 「健康のためにパパにはランニングは続けてほしいな」というのび太の言葉を聞いたドラえもんは、『ムリヤリトレパン』を取り出す。これをはくと、走る気が無くても走らずにはいられなくなるらしい。 「ぜったいに走らない」と意地になっていたパパだったが、ムリヤリトレパンをはいたとたん、ママにへそくりが見つかってしまい、逃げ出すハメに…。その上、外に出たところで、犬のしっぽを踏んでしまって追いかけられ、さらに走り続けることになって…!? 一方、ドラえもんはゴロゴロしているのび太にもムリヤリトレパンをはかせようとするが、のび太のひと言でつい自分がはいてしまい…!?
第756話:カルガモエッグ

テストの日にふで箱を忘れ、先生にしかられてしまうのび太。どうしたら忘れ物をしなくなるだろう…と考えながら帰宅すると、ドラえもんもちょうど買い物から帰ってくる。しかもドラえもんの後ろを、なんと野菜や洗剤などドラえもんが買った物たちがついてきた! ドラえもんによると、ひみつ道具の『カルガモエッグ』を使ったのだという。これを使うと、生き物ではない無生物たちも、がるがもの赤ちゃんのように最初に見た人を親だと思って、後ろをずっとついてくるようになるというのだ。 それを聞いたのび太は、教科書やノート、ふで箱など学校に持って行かなくてはいけない物に、カルガモエッグを使うことを思いつく。 翌日、のび太は手ぶらで学校へ。教科書たちはのび太の後をついていくが、途中で犬にかみつかれそうになったり、水たまりに落ちたりと大さわぎ。どうにか無事学校へとたどり着くが…!?
第757話:百年後のフロク

ゴロゴロコミックを読み終わったのび太は、未来のゴロゴロコミックを読んでみたいと思いつき、ドラえもんにセワシのゴロゴロコミックを借りてきてもらうことに。ところがセワシは留守だったため、ドラえもんはだまって借りてきてしまう。 未来のゴロゴロコミックとそのフロクは手のひらにのるほど小さく、のび太はガッカリ…。しかし、ドラえもんに言われるがまま表紙を開くと、部屋いっぱいに紙面が広がったからビックリ! しかも、絵が動き、音も出る仕組みになっていて、その迫力に大こうふん。 さらに、フロクには、作ったものが実際に空を飛ぶジェット機やヘリコプターなどのペーパークラフトや、実物大の家が飛び出すハウスセットなどがあり、大よろこびののび太。その後、ジャイアン、スネ夫、しずかもさそい、フロクのひとつ「日本一周大旅行ゲーム」で遊ぶことに。 このすごろくには、なんと実際に日本のあちこちに瞬間(しゅんかん)移動できるというおどろきのしかけがあって…!?
第758話:トゲトローズはご機嫌ななめ

しずかがおこづかいを貯めて買った大切なぬいぐるみを落とし、汚してしまったのび太。悲しそうに走り去るしずかを見たスネ夫から、「もうゆるしてくれないかもね」と言われたのび太は大ショック…。 泣きつかれたドラえもんが取り出したのは、『トゲトローズ』という鉢植えのバラ。このバラの花を咲かせることができれば、仲直りができるのだという。だが、とても気難しいため、育てるのが大変らしい。 それを聞いたのび太は、「植物の世話くらいできる」と言い、まずは日当たりのいい場所にトゲトローズを移動しようとするが、つぼみから手めがけて種を飛ばされてしまう。ドラえもんによると、汚い手でさわったからだという。 その後も、のび太の身だしなみやあげる水にもこだわるトゲトローズ。めんどくさいと言いながらも、のび太が必死に世話をしたところ、ようやく花が咲いた。ところが、ミィちゃんとケンカしたドラえもんに使わせて欲しいと頼まれ…!?
第759話:名作劇場カメラ

町内会の子ども発表会で「ロミオとジュリエット」の劇(げき)をやることになったのび太たち。ジュリエット役はしずか、ロミオ役はくじ引きの結果、スネ夫に決定。ジャイアンは修道士役、のび太は“木”や“馬”など人間以外の役になってしまう…。 ところが本番前日、しずかが風邪をひいてしまい、出演できなくなってしまった。落ち込むしずかを見たのび太は、「ボクがなんとかする!」と宣言するが、代役を引き受けてくれる女の子が見つからない。 困ったのび太を見かねたドラえもんは、演じたいキャラクターを設定して撮影するとその役になりきることができる『名作劇場カメラ』を取り出す。これを使えば、どんな人でもジュリエットを演じられるというのだ。そして、なんとのび太がジュリエット役を演じることに…! みんなにはのび太の親戚(しんせき)の“のび子”だとごまかし、まずは練習に参加。みんながおどろくほどの熱演を見せる。そして当日、舞台のステージの幕が上がり…!?
第760話:三年寝太郎まくら

のび太が裏山で昼寝をしていると、やってきたおじさんたちに「じゃまだ!」と起こされてしまう。しかたなく、自分の部屋で寝るのび太…。そんなのび太の姿にあきれたドラえもんは、『三年寝太郎』の話を始める。 昔、三年間寝てばかりいるので寝太郎と呼ばれる男がいた。しかし、ある日突然起き出した寝太郎が、大きな岩を動かすと、川の流れが変わり、干からびた村の田んぼが水でいっぱいに! 寝太郎はただ寝ていたのではなく、村人の問題を解決する方法を考えていたのだ。 話し終えたドラえもんは、寝太郎のように寝ている間に脳を活性化させて、どんな問題でも解決できる『寝太郎まくら』を取り出す。さっそく、指輪を探しているママのために使ってみることに。ドラえもんが寝太郎まくらに「ママの指輪を見つけるにはどうしたらいい?」と話しかけ、のび太が寝ると、3分後にベルが鳴り、起きたのび太は指輪を見つけることに成功する! 調子に乗ったのび太は、寝太郎まくらで人助けすることを思いつくが…!?
第761話:ルームスイマー

のび太から「誰にも見られない場所で泳ぎの練習をしたい」と頼まれたドラえもんは、ポケットからホースのようなものを取り出し、部屋の中に水をまき始める。のび太はおどろくが、これは『ルームスイマー』というひみつ道具で、水は飛び散らずに塊(かたまり)になり、部屋の中で自由に泳ぐことができるという。 さっそくのび太が水着に着替え、浮き輪をもって水の塊に飛び乗ったところ、はじき返されてしまうが、専用のクリームを身体にぬってみたところ、本物の水のように入ることができたからビックリ! しかも、のび太が進むと水も一緒に動くため、家中どこでも泳ぐことができるらしい。 ドラえもんが出かけた後、さっそく泳ぎの練習を開始するのび太。泳ぎながら家の中を移動し、しずかに電話をして遊びに来るよう誘う。その後、しずかが来るまでに浮き輪なしで泳げるようになろうと決心したのび太は、浮き輪をはずして遠くに放り投げる。ところが、水の塊から抜け出せなくなってしまい…!?
第762話:深夜の町は海の底

のび太たちがスキューバダイビングに行ったというスネ夫のじまんを聞いていると、突然ドラえもんが席を立って帰ってしまう。スネ夫のじまんを聞いたのび太が、自分もスキューバダイビングをやりたいと言い出すはずだと考えたドラえもんは、先に帰って『架空水面シミュレーター・ポンプ』で準備をしていたのだ。 ドラえもんは、後から帰宅したのび太に『架空水体感メガネ』と『かなづち用足びれ』を渡して身につけるようにと言い、ポンプの取っ手を動かし始める。水がふき出すのを見たのび太はあわてるが、ドラえもんに言われてメガネを取ったところ、なんとそこに水はなかった…! ドラえもんによると、これはニセの架空水で、架空水体感メガネをかけていない人には見えず、ぬれることもないのだという。 町を海の底にするためには夜中までかかるため、二人は魚が集まってくるためのエサや、魚が架空水の中でも生きることができる『架空海水まきぞえガス』をまきに行く。そして夜、海の底となった町へと出かけていくが…!?
第763話:天井うらの宇宙戦争

ドラえもんに出してもらったテレビゲームにあきてしまったのび太は、新しいゲームを出して欲しいとドラえもんに頼み込み、『スペースウォーズ・ゲームセット』を出してもらう。 ドラえもんに言われるまま、セットの戦闘機(せんとうき)に足をのせたところ、のび太の体が小さくなって、コックピットに入ったからビックリ! さらに、セットのプラネタリウムのスイッチを入れると、たちまち部屋の中が宇宙空間に早変わり。のび太はさっそく敵機を追いかけ、撃(う)ち落とすことに成功する。 ところが、目の前に大きな宇宙船が現れ、のび太の乗った戦闘機が撃ち落とされてしまった! 弾き飛ばされ、元の大きさに戻ってしまうのび太。それでも宇宙船が攻撃してきたため、思わず部屋にあったバッドで宇宙船を叩き落としてしまう。 それを見たドラえもんは怒り出すが、その宇宙船はセットにはないものだった。しかも、宇宙船から小さなロボットが落ちて、何かを叫んでいたため、二人は『ほんやくコンニャク』を食べる。すると、ロボットはドラえもんたちにお礼を言い、アカンベーダーに捕まっているというリリパット星のアーレ・オッカナ王女の立体映像を映し出した。 ロボットはアーレ姫の家来で、アカンベーダーから逃げている途中で姫だけが捕まってしまい、地球に不時着(ふじちゃく)。その後、自分もアカンベーダーの部下に捕まってしまったのだという。ところが、基地に連れて行かれる途中で宇宙船がのび太の家に迷い込んだらしい。 話を聞いたのび太は、いますぐアーレ姫を助けに行こうと言い出すが…!?
第764話:がんばれ!おばけハウス

夏休み、スネ夫がめずらしくのび太のことも別荘に誘ってくれる。よろこぶのび太だったが、夜には肝試しをやるとおどかされてしまう…。 するとその時、神成さんが怒りながらやって来た。神成さんの家の屋根や戸を叩いたり、大切にしている盆栽(ぼんさい)をこわした人物がいるらしく、神成さんはのび太たちの仕業だと決めつけていたのだ。 のび太が、おばけがやったのでは?と言うと、神成さんはさらに怒り出し、ドラえもんのことを「青だぬき」と呼んで、怒りながら帰ってしまう。たぬきと言われたことに腹を立てるドラえもん。スネ夫の提案で、肝試しの予行練習として神成さんをおどろかせることに。 その夜、みんなに断られ、結局一人で神成さんの家に行くことになったドラえもんは、『おばけハウス』を取り出す。ところが、いっこうにおばけが出てこない。ふしぎに思ったドラえもんが中をのぞくと、そのままハウスの中に吸い込まれてしまい…!?
第765話:ロビンソンクルーソーセット

のび太がしずかと二人でバドミントンを楽しんでいると、ジャイアンとスネ夫がやってくる。下手なのび太を見かねたジャイアンは、のび太のラケットを取り上げると、そのまましずかとのバドミントンを楽しんでしまう。 しずかとの時間をじゃまされてしまったのび太は、しずかと二人っきりで遊びたい、無人島へでも行きたいと言い出す。それを聞いたドラえもんが取り出したのは、『ロビンソンクルーソーセット』。この道具は、無人島でたったひとりたくましく生き抜いたロビンソン・クルーソーのように、島で生き抜くために必要なものがいろいろと入っていて、漂流ごっこを楽しむことができるのだという。 しかも、セットが入っている樽(たる)のボタンを押すと、本物の無人島に流れ着くというのだ。さっそくしずかを誘い、公園の池のボートに乗るのび太。そして、ボタンを押したところ、霧が出て周りが見えなくなってしまう。しばらくして霧が晴れると、なぜかボートは海の上にあり、遠くに無人島が見えてきて…!?
第766話:おかし牧場

久しぶりに大きなチョコレートを手に入れ、大よろこびののび太は、「食べてもなくならないチョコレートがないかなぁ」とつぶやく。それを聞き、『おかし牧草』を取り出すドラえもん。これを使うと、牧場で牛などを飼うように、チョコレートなどのおかしを飼うことができるというのだ。 さっそく牧草の上にチョコを置いたところ、なんとチョコが動き出し、牧草を食べ始め、牛のように鳴き出したからビックリ! ドラえもんがかくしておいたチョコも牧草の上に置いたところ、2匹のチョコがなかよく動き始める。 その後、少し外に出ていたのび太が帰ってくると、チョコが動かなくなっていた。そこに戻ってきたドラえもんによると、1時間以上牧草を食べさせないと、ただのチョコに戻ってしまうのだという。 しかし、夜中に1時間ごとに牧草を食べさせることはむずかしい…。そこで、ドラえもんはチョコを持ち出すと、空き地へと移動。空地に牧草の種をまき、チョコを放し飼いすることにするが…!?
第767話:森は生きている

学校からなかなか帰ってこないのび太を探しに裏山へと向かうドラえもん。すると、予想通りのび太が木陰で昼寝をしていた。裏山に来ると、いやなことや疲れが吹き飛ぶというのび太。だから、ゴミが捨てられていると腹が立つと言うのび太の言葉に感動したドラえもんは、ハート形の『心の土』を取り出す。 これをくだいて山にまくと、山と心を通い合わせることができるのだという。さっそくのび太が心の土を山にまいたところ、風が吹いて木の葉が集まり、ふかふかのベッドを作ってくれた。 次の日から、のび太は学校が終わるとすぐにひとりで裏山へと行き、ドラえもんが迎えに来るまで帰らず、裏山での生活を楽しむようになる。さらに、のび太を野球に連れていこうとするジャイアンとスネ夫も、裏山が追い返してしまった…! すっかり変わってしまったのび太を心配したしずかに相談されたドラえもんは様子を見に行くが、「山にこもってばかりじゃダメだ」と言ったところ、野鳥に襲われ、追い返されてしまい…!?
第768話:スケジュールどけい

やらなくてはならないことがたくさんあるのに、何からはじめようか考えているうちに時間が過ぎてしまうというのび太にあきれたドラえもんは、ポケットから『スケジュールどけい』を取り出す。この時計にこれからの予定を書いたカードを入れると、そのスケジュールを必ず実行させてくれるというのだ。 のび太はさっそく宿題やおやつ、昼寝やあやとりの練習、野球の約束など、スケジュールを細かく書いたカードを入れようするが、カードがうまく入らず、思わずドラえもんが代わりにカードを入れてしまう。 すると、スケジュールどけいが動き出し、「勉強ノ時間デス!」と、ドラえもんのお尻に針をちくりと刺したからビックリ! 実は、このスケジュールどけいは、カードを入れた人にスケジュールを守らせる仕組みだったのだ。スケジュールどけいにきびしく追い立てられ、仕方なく机に向かうドラえもん。その後も分刻みのスケジュールをこなしていくが、あまりのきびしさに逃げ出してしまい…!?
第769話:ニンニン修行セット

テレビで忍者番組を見たのび太は、「ドラえもんが忍術を使える道具を持っていたらいいのになぁ」とつぶやく。それを聞いたドラえもんが取り出したのは、『ニンニン修行セット』。これは忍者になるために必要な修行のための道具のセットだという。 そして、忍術とは耐え忍ぶ術、どんなに辛いこと、苦しいことも耐え忍ぶ強い心と体を作ることが、忍術修行なのだと語るドラえもん。のび太は、忍者になれるならどんな修行でもすると答える。 まずは、水の上を歩く“水上歩行の術”の修行を始めるのび太。お湯を張ったお風呂の上に、水ぐもで立つ練習をするが、なかなかうまくいかず、あきらめてしまう。 次に、屋根より高く飛ぶ“天狗飛翔(てんぐひしょう)の術”を修行することに。セットの箱の中に入っていたのは、『ロボットツリーの種』。まくとすぐに芽が出て、ぐんぐん育ち、それを飛び越え続けているうちに、おどろくほど高く飛べるようになるのだという。 調子に乗ったのび太は、木の成長をなんと一時間に設定してしまう…!?
第770話:ネコののび太いりませんか

学校の帰りに空き地で捨てネコを見つけたのび太たち。まだ小さい子ネコをかわいそうに思うものの、しずかもジャイアンもスネ夫もペットを飼っているため、飼うことができないという。のび太もママに反対されるからムリだと断るが、やはり放っておくことができず、思わず連れて帰ることに…。 動物ぎらいのママに、動物と付き合う楽しさを教えてあげたいというのび太に、感心するドラえもん。ところが、そのための道具を何か出して欲しいと言われ、あきれ返ってしまう。二人がドタバタしていると、ママが部屋に入ってきた! のび太はあわててネコをかくすが、「かくしごとはゆるしません!」とクギをさされてしまう。 そこで、ドラえもんは、ネコがどんなに利口で役立つかをママに見せることを思いつく。まずは、中に入って思い浮かべるだけで、その動物に変身できる『動物生まれかわりタマゴ』を使って、のび太がネコに変身し、ネコのいいところをママに見せることにするが…!?
第771話:賞品かせぎカウボット

帰りがおそいのび太を心配したドラえもんが学校に向かうと、のび太がたったひとりで教室のそうじをしていた。スネ夫がそうじ当番をのび太だけに押しつけて帰ってしまったのだという。 怒ったドラえもんは、馬に乗った小型ロボット『賞品かせぎカウボット』を取り出す。これは、アメリカの西部開拓時代、賞金と引きかえにおたずね者をつかまえていたガンマンのように、賞品と引きかえにおたずね者をつかまえてくれるロボットだという。 さっそく、どら焼きと引きかえに、スネ夫をつかまえてくれとカウボットにたのむドラえもん。すると、カウボットはスネ夫の家へと向かい、ロープを使ってスネ夫をつかまえ、学校まで連行。スネ夫にそうじをさせることに成功する。 その後、ジャイアンのママが、ジャイアンを探しているのを知ったのび太は、カウボットにジャイアンをつかまえてくるようたのむことに。さらに、ママからおつかいをたのまれ、カウボットにドラえもんをつかまえてくれとたのむが…!?
第772話:バイバイン

栗まんじゅうを食べてもなくならないようにしたいというのび太の願いを聞いたドラえもんは、何でも5分ごとに倍に増やす『バイバイン』を取り出す。さっそく、栗まんじゅうにバイバインを一滴垂らしたところ、栗まんじゅうが2つになった! 1つずつ食べようというドラえもんに、のび太はもう少し待てば4つになる、もう少し待てば8つになると、なかなか食べようとしない。 あきれたドラえもんは部屋を出ていき、どんどん増える栗まんじゅうを独り占めできるとよろこぶのび太だったが、さすがにお腹いっぱいになってしまう。そこで、ママに食べてもらうことにするが、1つだけ残されてしまった。 困ったのび太は、しずかやスネ夫、ジャイアンを家に呼び、栗まんじゅうを食べてもらうことに。無事に完食かと思いきや、スネ夫が1つだけのび太のためにとっておいたと栗まんじゅうを差し出してきて…。 途方にくれたのび太は、栗まんじゅうを手に家を飛び出していくが…!?
第773話:むりやりアスレチックスクール

運動会で行うクラス対抗障害(しょうがい)物リレーの練習で失敗ばかりののび太は、ジャイアンから放課後に特訓すると言われ、逃げるように帰って来る。怒ったジャイアンとスネ夫、心配したしずかが家の前まで来るが、のび太は、「どうせビリになってみんなに怒られるなら、特訓しない方がマシさ」と寝ころんだまま。 そんなのび太を情けなく思ったドラえもんは、ジャイアンたちに自分がのび太を特訓させると約束。翌朝、寝ているのび太の腕に、決められた予定通りに動くことができる『人間あやつり機』をつけると、学校の屋上に『アスレチック・ハウス』を設置。これを置くと、その一帯がアスレチックになって、運動しないといけなくなるのだ。 ドラえもんが校門に移動すると、ジャイアンたちがやってきた。ジャイアンがふざけてスネ夫を押したことで、ドラえもん、しずかも含めて4人とも校門の中に入ってしまったから大変。特訓が始まってしまった! 同じころ、のび太は人間あやつり機に起こされ、準備をし、家を出るが、転んだはずみで人間あやつり機が外れて…!?
第774話:すてきなミイちゃん

かわいい女の子に、ひと目ぼれしてしまったというドラえもん。大好物のドラ焼きも食べられないほど、彼女を好きになってしまったというドラえもんに、のび太は「そんなに好きならぼくが代わりに言ってあげる」と声をかける。 二人はさっそく彼女がいるという家に向かうが、ドラえもんが好きになった相手は、なんとオモチャのネコだった! あきれるのび太に、ドラえもんは「オモチャのネコで悪いか! ぼくだってネコ型ロボットなんだぞ!」と怒り出し、勇気を出してそのオモチャに話しかける。 何を話しかけても「ミイ」としか言わないオモチャを「ミイちゃん」と呼び、彼女を連れ出そうとするドラえもん。その家のお父さんから「子どものオモチャを取るんじゃない!」と怒られてもあきらめきれず、「ミイちゃんをお嫁さんにください!」と頼み込む。 そんな中、近所の犬がミイちゃんを盗み出してしまった! ドラえもんは命がけでミイちゃんを助けに行くが…!?
第775話:魔女っ子しずちゃん

しずかに、小さな頃から魔法(まほう)使いにあこがれていたと打ち明けられたのび太は、自分がその夢をかなえてあげると勝手に約束してしまう。人を魔法使いにする道具なんてないとあきれるドラえもんだったが、魔法で人を助けたいというしずかの気持ちを知り、しずかが助けたい人を見つけたら、それにピッタリの道具を貸してあげることに。 まずはホウキに乗りたいというしずかのために、家のホウキに『無生物さいみんメガホン』で、空飛ぶホウキだと言い聞かせ、困っている人を教えてくれる『タスケテ帽』を取り出すドラえもん。 すっかり魔法使いになりきったしずかがホウキで空を飛んでいると、さっそくタスケテ帽が反応する。しずかが飛んで行くと、そこはなんとのび太の家だった! ホウキがなくなり、ママが困っていたのだ。そこでしずかは再び無生物さいみんメガホンを使うことに…。 その後、ドラえもんからポケットごと借りたしずかは、困っている人を次々と助けに行くが…!?
第776話:はだかの王様!?ウルトラよろい

またジャイアンに殴られ、ドラえもんに泣きつくのび太。あきれたドラえもんは、自分の力でぶつかってみろと突き返すが、のび太は「せめて、よろいでも着ていたらケンカもできるんだけど」と弱気なまま。 それを聞いたドラえもんは、『ウルトラ・スペシャルマイティ・ストロングスーパーよろい』を取り出すが、のび太には何も見えない。しかし、ドラえもんから、「これはバカには見えないし、バカな人には役に立たない」と言われたのび太は、思わず見えるふりをして、よろいを着たつもりになり、部屋を飛び出して行く。 実は、ドラえもんが「はだかの王さま」をまねたジョークで、よろいは存在しなかった。ところが、道で会ったしずかによろいが見えるか聞いたところ、たまたまのび太の後ろに古道具屋のよろいが見えたため、「見える」と言われたのび太は完全に信じこんでしまう。 さらに、子どもが持っていたバットで殴ってもらうが、ビニールでできていると気づかないのび太は、いたくないと大よろこび。みんなにジャイアンへの仕返しを宣言して…!?
第777話:赤いくつの女の子

ママに叱られ、部屋を片づけていたのび太は、古びた小さな赤いくつを見つけたとたん、手が止まってしまう。ふしぎに思ったドラえもんが聞いてみると、のび太は「このくつには思い出があるんだ…」と切ない昔話をはじめる。 のび太が幼稚園に通っていたころ、野比家のとなりにノンちゃんという女の子が住んでいた。のび太は毎日、ノンちゃんとままごとをして遊んでいたが、ある日、ジャイアンとスネ夫からからかわれ、ノンちゃんを泣かせた上に、彼女のくつを片方だけかくすというイジワルをしてしまう…。 すぐにあやまろうと思っていたが、次の日からノンちゃんはかぜをひき、外に出られなくなってしまった。そして1週間ほど過ぎたある日、幼稚園から帰ってきたのび太は、ノンちゃん一家がすでに引っこしたことを知らされる。アメリカに住むおじいさんが迎えに来たのだ。 「くつを返してあやまりたかった」と、後悔するのび太に、ドラえもんは「あやまりに行こう!」と声をかける。2人は『タイムマシン』に乗って、ノンちゃんが引っこした日に向かうが…!?
第778話:クモノイトン

公園のアスレチック遊具から落ちてしまい、ジャイアンとスネ夫からバカにされたのび太は、ドラえもんに泣きつく。そんなのび太に、ドラえもんは『クモノイトン』というひみつ道具を取り出す。 ドラえもんがクモノイトンをお尻にくっつけて、おなかに力を入れたところ、1本の糸が出てきて、風に乗って外に伸びていったからビックリ! さらに、伸びていった糸が近くの電柱にくっつき、部屋の窓と電柱の間にピーンと糸が張られる。 ドラえもんに引っ張られ、糸の上に乗ったのび太は、うまく歩けず転んでしまうが、なぜか糸から落ちない。ドラえもんによると、このクモノイトンは鋼(はがね)の約5倍の強度があるといわれるクモの糸の力を利用したひみつ道具で、ぜったいに落ちたり切れたりすることがないという。 さっそくのび太も自分のお尻にクモノイトンをつけて、木や屋根の間に糸を張り、空中を走りまわって大よろこび! とちゅうでおつかいに行くというしずかに会ったのび太は、クモノイトンを使って連れて行ってあげようと思いつくが…!?
第779話:プロポーズ作戦

今日はパパとママの12回目の結婚記念日。ママはごちそうを作り、パパは12本のバラを手に、いつもより早く帰宅する。ごきげんな二人を見たのび太は、パパとママが結婚した時の話を聞かせて欲しいと言い出す。 すると、まずはママが「パパが結婚してくれなきゃ死んじゃうって」と話し出すが、それを聞いたパパは、「結婚してくれと言ったのはきみだぞ!」と反論。お互い一歩も引かず、大ゲンカになってしまう…。困ったのび太とドラえもんはプロポーズされた日を二人に聞き出すと、『タイムマシン』で12年前のプロポーズの場所へと向かうことに。 さっそく12年前の公園に到着した二人は、落ちつかない様子でうで時計を見ている若いママを発見。そこへ、若いパパが走ってくる。時計がくるっていたと遅刻(ちこく)の言い訳をするパパだったが、その時計はママからのプレゼントだった! 怒ったママはその場から立ち去ってしまう…。その後もすれちがいをくり返す二人に困ったのび太は…!?
第780話:葉っぱ探偵のび太

最近、干しておいたジャイアンのステージ衣装(いしょう)が破かれていたり、しずかが飼っている小鳥のピーちゃんのカゴが落とされていたり、スネ夫の家の高級どら焼きが食べられていたり…とみんなのまわりで変ないたずらが続いているという。スネ夫から、どら焼きを食べたのはドラえもんでは?とうたがわれたのび太は、自分が本当の犯人を見つけると言い返す。 のび太が帰宅すると、ドラえもんが葉っぱのついたゴーグルをつけていた。気になったのび太はドラえもんからゴーグルを取り上げ、自分がつけてみる。すると、目の前に突然、うら山の景色が現れたからビックリ! ドラえもんによると、これは『グラスハッパーセット』という、小さな生物や自然現象を観察(かんさつ)するために開発されたひみつ道具で、なんと植物の視覚の中に入ることができるのだという。 この道具を使えばドラえもんのうたがいを晴らすことができると思いついたのび太は、“葉っぱ探偵(たんてい)のび太”となって、いたずらの真犯人探しを開始するが…!?
第781話:二十一世紀のおとのさま

『タイムテレビ』で昔のできごとを見ていたドラえもんは、お殿様(とのさま)が狩りをしていたところ、そばを通ったお百姓(ひゃくしょう)さんのせいでキジが逃げたと怒り出したお殿様が、そのお百姓さんを手打ちにすると言い出したのを見て、カンカンに怒り出す。そして、のび太と共に『タイムマシン』で、そのお百姓さんを助けに行くことに。 お百姓さんが閉じ込められているろう屋のあるお城についた二人は、さっそくろう屋を探すが、その間になんとお殿様がタイムホールに落ち、タイムマシンで現代ののび太の部屋にたどり着いてしまったから大変! 言うことを聞かないママに刀をふり上げたお殿様だったが、その刀のせいで感電してしまい、外へと逃げていく。 一方、ぶじお百姓さんを助け出したのび太たちは、タイムマシンが見つからず大あわて。『タイム電話』でドラミに電話をかけて迎えに来てもらうことに。ママの話で、お殿様が現代に来ていることを知った二人は、あわてて探しに行くが…!?
第782話:ハツメイカーで大発明

ジャイアンやスネ夫にいじめられそうになったら、すぐに逃げられるようなひみつ道具がほしいというのび太に、ドラえもんはいじめられないようにしっかりしろと説教をする。ところが、のび太が「ドラえもんだって、いつも役に立たない道具ばかり出すくせに」と言い返したため、怒ったドラえもんは22世紀へと帰ってしまう…。 その後、のび太を心配したドラミが22世紀からやってきた。「これからどうやって暮らしていけばいいんだろう…」と落ち込むのび太に、ほしい道具を注文するとその作り方を教えてくれるという『ハツメイカー』を渡すドラミ。 のび太はさっそく、ジャイアンたちに襲(おそ)われたら、すぐに逃げられる道具がほしいと、ハツメイカーに注文。すると『ゴキブリぼう』というひみつ道具の設計図が出てくる。ドラミにどんな材料でも入っているという『材料箱』を出してもらい、ゴキブリぼうを完成させたのび太は、その効果をママで試すと、ジャイアンたちに会いに行くが…!?
第783話:大砲でないしょのはなし

体育の授業で裏山を走っていたのび太は、足がもつれて転んでしまい、そのまま転がって、大きなイチジクの木に激突(げきとつ)。体操着はドロドロに汚れてしまうが、しずかが好きなイチジクを見つけ、大よろこびで学校に戻っていく。 帰宅したのび太が、イチジクのことをしずかに伝えるため電話をかけようとすると、ちょうどパパの会社から電話がかかってくる。急用だと言われ、困っているママを見たドラえもんは、遠く離れた人に声と文字でメッセージを送ることができる『メッセージ大砲(たいほう)』を取り出す。 さっそくスイッチを入れ、ドラえもんが「パパのいどころを探して!」と話しかけたところ、モニターに、釣りをしているパパの姿が映る。そして、ボタンを押しながら「部長さんが急用だって。すぐに連絡してね」と告げたところ、大砲から「フキダシ弾」が飛び出し、パパの元へと飛んで行ったからビックリ! それを見たのび太は、しずかへの連絡もメッセージ大砲を使おうと思いつくが…!?
第784話:かがみのない世界

自分の顔はどうしてまんがみたいなんだろう…となやむのび太は、かがみさえなければ誰も自分の顔を知らないのだから、引け目を感じることもないはずだと言い出す。それを聞き、『もしもボックス』を取り出すドラえもん。 のび太はさっそく、もしもボックスの中に入って受話器を取ると、「もしも、自分の顔を見たことがない世界だったら!」とつぶやく。すると、かがみのない世界に一変! ママはお化粧(けしょう)、パパはひげそりに大苦戦。さらに、水たまりにもガラスにも自分の姿が映ることはなく、みんな似顔絵でしか自分の顔を見ることができない様子だった。 そんな中、自分をかっこいい男だと思いこみ、二枚目スターになると言い出したジャイアンに、のび太はかがみを見せてみようと考える。ドラえもんが取り出した『箱入りかがみ』に入り、初めて自分を見たジャイアンは、それがまさか自分の姿だとは思わず、「ゴリラみたいにひどい顔だな」と大笑いするが…!?
第785話:ピンキリ!お宝未来鑑定

パパの友だちからもらったという、外国の古いコインをスネ夫にじまんされたのび太は、「それがなんなの?」と返し、「見る目がない」とバカにされてしまう。腹を立てるのび太を見たドラえもんは、チョコを2つのび太に渡すと、ポケットから『ピンキリ未来鑑定(かんてい)メガネ』を取り出し、装着する。そして、ボタンを押してチョコを見たところ、メガネが片方のチョコに反応。反応したほうのチョコは、なんと“当たり”だった! ドラえもんによると、このメガネをかけて何かを見ると、それが未来でどんな価値があるのかを鑑定してくれるのだという。 そこでのび太は、さっそく自分もメガネをかけ、ドラえもんを見てみる。すると、「鑑定不能。残念な一品」と鑑定されてしまい、それを聞いたドラえもんは大激怒(げきど)。メガネを手に、逃げるように部屋を出たのび太は、メガネを使った「ぴんきり鑑定所」を開くことを思いつく。 空き地にみんなを集めたのび太は、ひとり一回10円で次々と鑑定していくが…!?
第786話:クリスマスはおかしの家で

スネ夫の家に集まり、クリスマスパーティの準備をするのび太たち。そんな中、しずかが雑誌にのっていたおかしの家を作ってみたいと言い出す。それを聞いたドラえもんは、小麦粉やバターなどの材料を入れると、クッキーやチョコレートなどおかしの家のパーツをつくってくれる『おかしの家建築(けんちく)機』を取り出す。 さっそく『スモールライト』で小さくなり、おかしの家づくりを始めるのび太たち。みんなで協力してすてきなおかしの家が完成したその時、上からネズミのおもちゃが落ちてきた。おどろいたドラえもんはあばれ出し、おせんべいでできたドアのカギを閉めてしまう。 落ちついたドラえもんはカギを開けようとするが、アメでできたカギをなんとのび太が食べてしまう! しかも、スモールライトもドラえもんのポケットも家の外で、みんな閉じ込められてしまった…。スネ夫はペットのチルチルにスモールライトを取ってもらおうと考えるが…!?
第787話:やりすぎ!のぞみ実現機

ラーメンを食べるために、冬の北海道に行ってきたとじまんするスネ夫。うらやましがるジャイアンやしずかとは対照的に、のび太はまったく興味(きょうみ)を示さない。というのも、先生から「明日のテストが50点以下だったら、1年生からやり直しさせる!」とおこられてしまい、それどころではなかったのだ。 落ちこんだのび太が家に帰ると、ドラえもんがどんなのぞみでも自然な形でかなえてくれるという『のぞみ実現機』をいじっていた。そして、「どら焼きをおなかいっぱい食べたい」とリクエストしたところ、机の中からドラミが現れ、巨大などら焼きをおみやげに持ってきたからビックリ! その様子を見たのび太は、「調節がむずかしいからキミには使いこなせない」とドラえもんが止めるのも聞かず、のぞみ実現機のスタートボタンを押してしまう。まずは「ジャイアンをやっつけて」とオーダーしてみるのび太だったが…!?
第788話:ガンファイターのび太

「ウェスタンゲーム」でパーフェクトを出したのび太は、もし自分が西部劇(げき)時代のアメリカに生まれていたら、伝説のけん銃王になっていたはずだと得意顔になる。ところが、ドラえもんに臆病(おくびょう)だからむりだと言われ、怒ったのび太は、スペアポケットからこっそり『ほんやくコンニャク』を取り出すと、ドラえもんにないしょで『タイムマシン』に乗り込み、一人で19世紀のアメリカ西部へと向かう。 だが、たどり着いた小さな町・モルグシティで、撃(う)ち合いを目にしたのび太は、気絶してしまった…。助けてくれた町長とその娘・ベスから、ならず者に町を荒らされていると聞いたのび太は、自分が保安官になると申し出るが、あっけなく断られてしまう。しかたなく帰ろうとしたのび太だったが、ブレーキをかけ忘れたせいでタイムマシンが行方不明になってしまった…! 町へと戻り、ならず者たちがベスをつかまえようとしているのを見たのび太は、思わず目の前にあった本物の銃を手にすると、ならず者たちに立ち向かうが…!? 同じ頃、タイムマシンがないことに気づいたドラえもんは、のび太が西部開拓時代に行ったのではと考え、『タイムテレビ』でのび太を探すことに。しかし、どの時代のどの町に行ったかがわからない上に、タイムマシンがなければそこに行くこともできない。困ったドラえもんは…!?
第789話:なんでもバイキング

高級ホテルのバイキングでおいしい料理を食べてきたとじまんするスネ夫。うらやましがるみんなを招待するというものの、またもやのび太だけ仲間はずれにされてしまう。くやしがるのび太に泣きつかれたドラえもんが取り出したのは、船の形の着ぐるみと海賊(かいぞく)風の帽子。これは『なんでもバイキング』というひみつ道具で、これを身につけて望みを言いながら、船の砲台(ほうだい)から大砲を撃(う)つと、その望みが“し放題”になるというのだ。 ためしに、ドラえもんが「どら焼き、食べ放題」と言いながら砲台から放ったところ、ママがあわててどら焼きを買いに行き、「どうぞお食べください」とたくさんのどら焼きを差し出してきたからビックリ! それを見たのび太は、さっそくなんでもバイキングを身に着けて出かけていく。すると、ジャイアンとスネ夫が、はる夫たちからマンガを取り上げているのを発見。そこで、のび太が「マンガ読み放題」と言いながら砲台から撃つと、2人が「どうそお読みください」とマンガを差し出してきて…!?
第790話:ジャックとベティとジャニー

しずかの部屋で、ジャニーという人形を見せられたのび太は、「さびしそうでしょ?」と聞かれるが、いまいちピンとこない…。しずかによると、ジャニーはジャックという人形と愛し合っていたのだが、そのジャックが突然行方不明になってしまったのだという。ところが、のび太はてきとうな返事をしたため、怒ったしずかに追い出されてしまう。 のび太が帰宅すると、なんと部屋の中でたい焼きが泳いでいた! ドラえもんによると、『人形自動化音波』というひみつ道具で特別な音波を浴びせ、動かしていたのだという。それを聞いたのび太は、これを使ってジャックを探すことを思いつき、再びしずかの家へ。 一方、出木杉に相談したしずかは、ノラ猫のしわざだと言われ、近所に聞き込みをするが、手がかりがつかめず、肩を落とす。しかも、部屋にあげてもらったのび太が、しずかが帰ってくる前に人形自動化音波をジャニーに浴びせたせいで、ジャニーが泣きながら部屋から飛び出して行ったと聞き、取り乱してしまう…!?
第791話:架空人物たまご

生まれてはじめてけん玉に成功したのび太は、大よろこびでみんなに見せに行こうとするが、ママにタンスの後ろに落としたハンコを取るために、タンスを持ち上げるのを手伝ってほしいと頼まれてしまう。少しでも早くけん玉をみんなに見せたいのび太は、ドラえもんに押し付け、逃げ出してしまった…。 そこでドラえもんは、おはなしの中の登場人物が現れて頼んだことを何でもやってくれる『架空人物たまご』を取り出す。その中から“おやゆびトム”のたまごを取り出して割り、現れたおやゆびトムに、タンスのすき間に入ってハンコを取ってきてもらい、ママも大よろこび。 一方、けん玉をみんなに見せに行ったのび太は、ジャイアンとスネ夫にバカにされた上、けん玉を取り上げられてしまう。のび太が泣きながら帰ると、玄関から突然、きんと雲に乗った孫悟空が出てきて、買い物にでかけて行ったからビックリ! 続いて、封筒を手にしたピーターパンが出てきたかと思ったら、家の中ではなんとシンデレラがぞうきんがけをしていて…!?
第792話:ドラドラスパイ大作戦

スパイが主人公のテレビドラマに影響(えいきょう)され、すっかりその気になったのび太。スパイになれるひみつ道具がほしいと言われたドラえもんは、ポケットから『スパイ作戦ごっこセット』を取り出す。さっそく開けようとするのび太を制するドラえもん。なんと、ムリに開けようとすると、爆発(ばくはつ)するというのだ。 まず、ドラえもんが「のび太くんに依頼。どら焼きを取ってきてほしい」と書いた紙を、ケースの投入口に入れたところ、ケースのスパイマークが光って消え、ひとりでにケースが開く。中から飛び出てきたインカムを頭に付けたところ、のび太が着ていた服がボディスーツに変わったからビックリ! そして、「恐怖ノ女王ガ支配スル要塞(ようさい)カラ 幻ノスイーツヲ奪取(だっしゅ)セヨ」という指令が発令され、部屋の中がそのまま石造りになったかのような映像が映し出される。 “ナマケモノ”というコードネームを与えられたのび太は、さっそく指令を実行するため、様子をうかがいながら台所へと向かうが…!?
第793話:ロボ子が愛してる

スナック菓子の連続投げ食べを、しずかたちクラスメイトの女の子にほめられ、コーチしてほしいと言われたのび太は、大よろこびでしずかの家へと出かけていく。ところが、しずかたちはじょうだんでのび太のことをほめただけだったため、スネ夫から最新のゲームであそぼうとさそわれると、のび太を置いて行ってしまう。 帰宅後、笑顔でそのことを話しつつも、さびしそうなのび太を見たドラえもんは、未来から『トモダチロボット』の“ロボ子”を連れてくる。かわいいロボ子にまいあがってしまうのび太。しかも、のび太だけを好きになるように設定してあるロボ子は、のび太がどんなことをしてもほめて、手伝ってくれ、のび太は大よろこび。 そんな二人を見たジャイアンとスネ夫は、のび太に石をぶつけてくるが、ロボ子は百万馬力の力を使ってジャイアンたちをやっつけてしまう。その後、道で会ったしずかにさっきのことをあやまられるのび太。家にさそってくれたしずかにヤキモチを焼いたロボ子は、おどろきの行動に…!?
第794話:大ピンチ!スネ夫の答案

久しぶりにテストで百点を取ったスネ夫はみんなにじまんしようとするが、ジャイアンやのび太の点数が悪かったため、なかなか二人に話せない…。それでもなんとかして二人にじまんしたいスネ夫は、二人にわかるように答案をかくし、それを見つけさせて、点数を見せるという作戦を思いつく。 二人はスネ夫の作戦通りに後をつけるが、とちゅうで先生につかまってしまい、スネ夫が裏山に答案をかくすところは見られなかった。困ったのび太は、ドラえもんに出してもらった『ペーパーレーダー』で探そうとするが、裏山はゴミだらけでなかなか見つからず、二人はあきらめることに。 一方、ママにテストの結果を見せるよう言われたスネ夫は、裏山に向かうとちゅうでジャイアンから答案を見つけられなかったと聞き、暗号を書いたメモをわかるようにかくす。ジャイアンに暗号を渡されたのび太は、ドラえもんに『暗号解読機』を出してもらい、かくし場所である裏山の千年杉へと向かうが…!?
第795話:こびとロボット

宿題もせずに昼寝していてママにしかられるのび太。しかたなく机に向かったのび太は、「こびとのくつや」という童話(どうわ)に出てくるような、寝ている間に仕事をしてくれる道具はないかなと言い出す。 それを聞いたドラえもんが取り出したのは、『こびとばこ』。この箱にたのみごとをしてから寝ると、寝ている間に小さなロボットが出てきて、どんな仕事でもやってくれるというのだ。大よろこびで宿題を頼もうとするのび太だったが、ふとロボットにできるか心配になり、まずはママの手伝いのくつみがきを任せることに。 のび太が寝ている間に、みごとにくつをみがき上げるロボットたち。よろこんだのび太は、こびとばこを手に出かけていく。しずかの家の草むしりや、こしょうしてしまったスネ夫の家の車を直し、みんなに感謝(かんしゃ)されて気をよくしたのび太は、調子に乗って、みんなのたのみごとを次々と聞いていくが…!?
第796話:宇宙たんけん!?ウラヤマ星

風船と画用紙で作ったおもちゃのスペースシャトルをジャイアンにこわされ、落ち込むのび太のために、ドラえもんは口にくわえて息を吹くと、ロケットのガスと同じくらいの力が出る『ロケットストロー』を取り出す。息の強さや方向を自分で調整すれば、自由に空を飛ぶこともできるのだという。 さっそくストローをくわえながら外出したのび太は、なぐりかかってきたジャイアンを、突風を起こして飛ばすことに成功。その後、もう返してほしいというドラえもんと、返したくないのび太は、ロケットストローを使って空中戦をくり返すが、通りかかったしずかと出木杉を巻き込んでしまい、しかたなく休戦する。 ロケットストローを見た出木杉は、それを使って本物のスペースシャトルを作ろうと提案。そこで、紙で作った機体を『材質変換機』で鉄に変え、シャトルを完成させることに。しかし、このシャトルには宇宙を飛ぶほどの強度はないため、のび太たちは『宇宙探検ごっこヘルメット』をかぶって、裏山で冒険を楽しむことに…!?
第797話:ジャイアンVSメカジャイアン

ジャイアンにマンガやゲームを強引にうばわれてしまったのび太とスネ夫。くやしいのび太は、ドラえもんに、ジャイアンをやっつけてくれる道具を出してほしいと頼み込む。そこでドラえもんが出したのは『メカメラ』というひみつ道具。このカメラで作りたいものの写真を撮ると、プラモデルのようなパーツが出てきて、それを組み立てればホンモノそっくりに動くメカが完成するのだ。 さっそく、ジャイアンの姿をメカメラでかくし撮りするのび太たち。スネ夫と一緒に“メカジャイアン”を組み立て、「ジャイアンをやっつけろ!」と命令するが、でき上がったメカジャイアンは、なぜかのび太たちのいうことをまったく聞かず、公園であばれ出してしまう。操作するためのコントロール装置を取り付けていなかったのだ。 まるで本物のジャイアンと同じように、子どもたちからマンガやゲームを取り上げるなど、やりたい放題のメカジャイアン。すると、メカジャイアンの目の前に本物のジャイアンが現れ…!?
第798話:きつねにつままれた話

部屋でゴロゴロしているのび太にあきれたドラえもんは、『具象化鏡(ぐしょうかきょう)』を取り出してスイッチを入れる。すると、周りの空気が音を立てながら流れ始めた。ドラえもんは、これは「時の流れ」で、のび太がだらけている間にも時間は流れていくのだと説明するが、のび太は無反応。せっかく勉強したものの、テストの結果が0点になりそうだと落ち込んでいたのだ。 ドラえもんが再び具象化鏡のスイッチを入れると、のび太の周りに暗いもやがかかる。落ち込んだのび太が「暗い人」になってしまったからだ。ドラえもんによると、これは言葉上の表現を目に見えるようにするひみつ道具なのだという。 話がまったく理解できないのび太がスイッチを押したところ、きつねが現れ、のび太の口をつまんで引っ張る。「きつねにつままれた」が具象化されたのだ。ようやく仕組みを理解したのび太は、具象化鏡を手に出かけることに。 出かける直前、「勉強もしないで、今学期の成績が楽しみね」とママに言われるのび太。すると突然耳が痛くなって…!?
第799話:めいわくガリバー

近所の女の子に「ガリバー旅行記」の絵本を借りて読んだのび太は、自分もガリバーのようなヒーローになりたいと考え、宇宙のどこかに小さな人間たちが住んでいる星があるのではないかと言い出す。それを聞いたドラえもんは、気乗りしないながらも、自動的に人間が住める星を探して着陸する『宇宙救命ボート』を取り出し、小さな人間が住む星を探すよう設定する。 さっそく宇宙救命ボートに乗り込み、宇宙へと飛び立つ二人。まもなくボートは、とある星に到着。そこはなんと、本当に小さな人間たちが住んでいる星だった! 港を見つけて上陸したのび太たちに、星の住民たちは大さわぎ。しかし、声が小さすぎて何を言っているのかわからないため、『マイクロ補聴器(ほちょうき)』をつけてみたところ、彼らは二人を怪獣(かいじゅう)だと思い込んでいることが判明する。 のび太たちは、自分たちは正義の味方だと必死に説明するが、なんと戦闘部隊(せんとうぶたい)が二人に攻撃(こうげき)をしかけてきて…!?
第800話:のび太のなが~い家出

ママと大ゲンカをしたのび太は、家出を決意。マンガとおかしをふろしきに包むと、ドラえもんに別れを言って家を出ていく。ところが、すぐに戻ってくると、見たいテレビがあるので6時までには帰宅したいと言い出したため、ドラえもんはあきれ返ってしまう。 少しいなくなっただけでママが心配するような道具を出して欲しいというのび太に、しかたなく『時間ナガナガ光線』を出してあげるドラえもん。この光線を浴びると10分が1時間に感じられるのだという。さっそくママに光線を浴びせたのび太は、安心して家を出ていく。 とちゅうで会ったジャイアンとスネ夫に家出したことを話したところ、二人はのび太の家出に協力すると言い出し、のび太はジャイアンの部屋にかくまってもらうことに。 その後、ママの様子が気になるのび太は、こっそりと家に戻ってみるが、ママに変わった様子はない。そこで、ドラえもんから『スパイ衛星』を借り、ジャイアンの部屋に戻って、ママの様子を観察。すると、ママがのび太を探し始めて…!?
第801話:ほどほど宝島

春休みに気軽な冒険をしたいというみんなのために、ドラえもんはほどほどに手軽な冒険が楽しめるというひみつ道具『ほどほど宝島』を取り出す。案内人のイルカ・ホドホの案内で、のび太たちは“ほどほど冒険コース”に出発することに。 ところが、冒険のすべてが“ほどほど”のレベルになっているため、猛獣(もうじゅう)がいるわけでもなく、キケンな場所もゼロ。最後のお宝ゾーンでは、『パーティ用しりとり変身カプセル』を使って宝箱を発見したものの、中にはホドホのキャラクターグッズの詰め合わせが入っていただけ…。 ハラハラドキドキするような大冒険がしたかったジャイアンは、「これのどこが冒険だ!」と怒り出し、スネ夫と二人でもっとハードでスリルのある冒険にしろとドラえもんにつめよる。しかたなく、ほどほど宝島の設定を、“ハード”に変更するドラえもん。すると突然、ホドホの顔つきも言葉使いも荒々しくなったからビックリ! さらに、行く手にはどす黒い暗雲が立ち込めはじめる。 はたしてハードな冒険とは、どんな道のりなのか!? “だれも見たことのない財宝”を探しに、のび太たちが乗った船は、大海を目指して出発。はたして、みんなの運命は…!?
第802話:動物変身ビスケット

ママから、お客さん用のお菓子を買ってくるよう頼まれたのび太は、自分の部屋に動物型ビスケットのカンがころがっているのを発見。思わずネコとライオンの形のビスケットをつまみ食いしたのび太は、これをお客さんに出そうと考える。 ところが、ママに「もっとちゃんとしたお菓子を買ってらっしゃい」と怒られ、しかたなく買い物に行くことに。ところが帰り道、ウィンドウにうつった自分を見てビックリ! なんと、いつのまにかネコの姿に変身していたのだ…! ちょうど通りかかったドラえもんによると、のび太が食べたのは『動物変身ビスケット』というひみつ道具で、食べたビスケットの形と同じ動物に5分ほど変身してしまうというものだった…。 のび太たちが急いで家に帰ると、ママのお客さんはすでに動物変身ビスケットを5個も食べていた! しかもお客さんがウマに変身し始めていたから大変! 二人はママに気づかれないよう、お客さんをトイレに連れていくが…!?
第803話:進化退化光線銃

新しいラジカセがほしいとパパに頼んだのび太だったが、ラジカセなんて音が聞こえればいいと断られてしまい、ガッカリ。そこでドラえもんは、ものが進化したり退化したりする光線を出す『進化退化光線銃』を取り出し、のび太のラジカセを20年ほど進化させる。 さらに、ドラえもんがダイヤルを回すと、テレビ電話にカラオケ、作曲までできる“うで時計型”の未来の最新ラジカセに進化し、のび太は大よろこび! 次に、ダイヤルを反対に回したところ、ラジカセが蓄音機(ちくおんき)にまで退化していく。 それを見たのび太は、えんぴつやボール、照明などにも光線を当て、家の中のものを全部進化させようとして、ドラえもんに止められてしまう。そこでのび太は、パパを進化させて未来人にしようとするが、ダイヤルが退化になっていたため、パパが原始人になってしまった! あわててダイヤルを戻したのび太は、先に動物で試してみようと考え、ネズミに光線を当てるが…!?
第804話:ぶんぶくドラ釜

ドラえもんが部屋でタイムマシンのメンテナンスをしているのを見たのび太は、自分も手伝おうとするが、ドラえもんに断られ、ヘソを曲げてしまう。怒ったのび太は、足をケーブルにひっかけてそのまま出かけてしまった。その後ケーブルが切れたせいで、タイムマシンは大暴走(ぼうそう)し、ドラえもんを乗せたまま、勝手に動き出してしまう。 昔の日本へとたどり着いたドラえもんは、自分の影をふんだ古道具店の店主に対し、「手打ちだ!」とさけぶお殿様(とのさま)を発見。思わず割って入ったドラえもんだったが、自分もお殿様の影をふんでしまい、「化けダヌキをひっとらえろ!」と命じられた家来たちに追われてしまう。 『クモノイトン』を取り出し、空中に張った糸を渡って逃げまわるドラえもん。たどり着いた古寺で茶釜(ちゃがま)を見つけ、スモールライトで小さくなって中にかくれることにするが…!? 一方、空き地に向かったのび太は、スネ夫の親せきの家の蔵(くら)で見つかったという古い巻物を見せてもらう。そこにはなんと、ドラえもんによく似たタヌキの絵があって…!?
第805話:一生に一度は百点を…

またテストで百点を取り、天才少年だとみんなにうわさされる……宿題をやりながら眠ってしまったのび太は、そんな夢を見ていたが、ドラえもんの声で起こされる。そして、ドラえもんになかなか終わらない宿題を急かされたのび太は、怒って宿題をやめてしまう。 それを見たドラえもんは、『コンピューターペンシル』をのび太に渡す。ドラえもんに言われるがまま、のび太が机に向かうと、あっという間に宿題が終わってしまったからビックリ! これは電子頭脳(ずのう)が内蔵(ないぞう)されているひみつ道具で、どんなにむずかしい問題でも自動で解いてくれるのだという。 よろこんだのび太は、コンピューターペンシルでジャイアンやスネ夫の分の宿題をかたづけると、みんなでしずかの家へと向かう。さらに、家で仕事をしていたしずかのパパの仕事までもコンピューターペンシルで終わらせてしまった。 調子に乗ったのび太は、明日のテストでもコンピューターペンシルを使って百点を取ろうと考えるが…!?
第806話:うら山危険生物パーク

スネ夫から、海外のサファリパークに行った時の映像を見せられ、じまんされたのび太は、自分も動物とふれ合いたいと言い出す。それを聞いたドラえもんは、中からほんものが飛び出してくる未来の図鑑(ずかん)『ほんもの図鑑』を取り出し、自分たちで動物園を作ろうと言い出す。 さっそくドラえもんが図鑑の“レッサーパンダ”のページを開いて背表紙をポンとたたいたところ、かわいいレッサーパンダが飛び出し、のび太としずかは大よろこび。さらにのび太たちは、小動物をたくさん出して、空き地に“のび太動物園”を作り、動物たちとのふれ合いを楽しむ。 だが、大きな動物がいないことに物足りなさを感じたのび太は、キリンやダチョウも出してしまい、空き地は大さわぎに。そこで、裏山に場所を移し、“のび太サファリパーク”を作ることにする。 ところが、ほんもの図鑑のしくみを知ったジャイアンとスネ夫が、図鑑をすべてうばっていったから大変! しかも二人は、“危険生物図鑑”を開こうとして…!?
第807話:はいどうたづな

のび太がめずらしく本を読んでいると、サイクリングを楽しむしずか、スネ夫、ジャイアンが声をかけてくる。読書にいそがしいからとことわるのび太だったが、スネ夫とジャイアンからは自転車に乗れないことをバカにされてしまう…。 帰宅したのび太は、物置からロープをさがし出すと、ドラえもんを四つんばいにさせて馬に見たて、乗馬の練習を始める。突然のことに怒り出すドラえもん。実はのび太が読んでいたのは乗馬の本で、自転車はタイヤが2つしかないからひっくり返ってしまうが、馬は4本足だから簡単だろうと考えたのだと言い出す。 それを聞いたドラえもんは、『はいどうたづな』を取り出す。このたづなをつけると、どんな動物でも馬と同じ力とスピードが出るというのだ。さっそく、のらネコのクロにつけて乗ってみるが、クロが木に登ってしまったため、のび太は落っこちてしまう。次に空き地で寝ていた犬にたづなをつけてみるが、のび太がまたがったとたん、その犬が暴れ出してしまい…!?
第808話:ママをとりかえっこ

ママからきびしくしかられ、泣き出すのび太。そのままドラえもんと外に出ると、同じようにママにしかられたしずかとスネ夫に出会う。それぞれ、自分のママの不満を話す3人を見たドラえもんは、しばらくママをとりかえっこしてみたら?と言い出し、『家族合わせケース』を取り出す。 のび太はしずかのママ、しずかはスネ夫のママ、スネ夫にはのび太のママと決まったところで、ジャイアンがママから逃げるように走ってきた。目の前で首根っこをつかまれてしまうジャイアン…。ドラえもんから「ジャイアンの家も入れる?」と聞かれた3人は全力で首をふる。 そして、3組の写真を家族合わせケースに入れ、ママのとりかえっこが完了。宿題のノートを忘れたことを思い出したのび太は、自分の家へと戻るが、すでにそこはスネ夫の家になっていたからビックリ! ドラえもんに背中を押され、しずかの家へと帰るのび太だったが、どうしても緊張(きんちょう)してしまう。同じころ、スネ夫としずかは…!?
第809話:ざぶとんにもたましいがある

だれかに割られたらしい街灯に気を取られ、道に落ちていた空き缶につまずいて、転んでしまうのび太。その後、せっかく育てた松の枝をだれかが折っていったと怒る神成さんや、出木杉が図書館から借りた本がやぶれていたと嘆(なげ)くのを目撃(もくげき)する。 さらに、ママが古いマンガ雑誌を捨ててしまったことを知り、「みんな、ものを粗末(そまつ)にしすぎる」と怒り出すのび太。それを聞いたドラえもんは、のび太の意見に同意すると、『たましいステッキ』を取り出す。これで触ったものにはたましいが宿るのだという。 のび太はさっそく、押し入れにかくしていたマンガ雑誌をステッキで触り、ママの見えるところに置いてみる。すると、気づいたママが雑誌を捨てようとするが、その瞬間(しゅんかん)、「あたしを捨てないで~」と泣き始めた! おどろくママに、のび太は「マンガにだってたましいがあるんだよ!」と言い放つと、部屋中、さらに家中のものをステッキで触れてしまい…!?
第810話:のび太は世界にただ一匹

野生のライチョウが保護(ほご)されたというニュースを見て、「なんでつかまえたりするんだろう」とつぶやくのび太。それを聞いたドラえもんは、このままだと絶滅(ぜつめつ)してしまうからだと説明し、そんな動物たちを守るためのひみつ道具『国際保護動物スプレー』を取り出す。これをめずらしい動物に吹きかけると、体に国際保護ガスがしみつき、国際保護のにおいが出るので、敵に襲(おそ)われることがなくなり、安心して生きていけるのだという。 さっそくスプレーを手に、めずらしい動物をさがしに行くのび太。めずらしい動物は見つからなかったものの、飼い主にいじめられている犬や、捨てネコにスプレーをかけて助けてあげる。 その後、カラスにおそわれたり、ジャイアンとスネ夫に追いかけられたり、先生に叱られたり…とさんざんな目にあったのび太は、世界中に野比のび太は自分ひとりなのだから保護しなきゃと思い立ち、なんと自分にスプレーをかけてしまう…!?
第811話:地平線テープ

地平線を「チダイラ線」と読んでしまい、ママに怒られるのび太。本物の地平線を見たことがないのび太は、ドラえもんに地平線を出してと頼む。するとドラえもんは地平線を出すことはできないが、地平線を作ることならできると言い、『地平線テープ』を取り出す。 ドラえもんが部屋のカベにテープの先端を貼り、反対側のカベにもう一端を貼り付けたところ、なんとテープの向こう側のカベが消え、どこまでも広がる空間が出現。天と地の境目、地平線が現れる。 そこでのび太は、遊ぶ場所がなくて困っているしずか、ジャイアン、スネ夫にも声をかけ、地平線の見える広い空間で楽しい一時を過ごす。夕方になり、みんなが帰っていく中、しずかから地平線テープを分けて欲しいと言われたドラえもんは、しずかにテープを渡す。 その後、ママの怒鳴り声を聞いたのび太は、ドラえもんと一緒に『ラクダロボット』に乗って逃走。ところが、追いかけてきたママがあきらめて戻る途中で、貼ってあった地平線テープを足に引っかけてはがしてしまい…!?
第812話:ニニンジャ!からくり忍者屋敷

空手のまねごとをおぼえたジャイアンからこっぴどく痛めつけられたのび太は、帰宅するなりドラえもんに泣きつく。ところが、のび太がドラえもんだと思って抱きついたのは、ドラえもんが忍者ごっこのために未来デパートに注文した『からくり忍者ロボット』だった。 のび太の「ジャイアンをコテンパンにしてやりたい」という言葉を、自分へのお願いだとカンちがいしたからくり忍者ロボットは、立ち上がると、“ムササビの術(じゅつ)”を使って、ジャイアンのいる空き地へ! 手裏剣(しゅりけん)やまきびし、忍術を使って、あざやかにジャイアンをやっつけ、のび太をよろこばせる。 その後、ママから留守番を頼まれたのび太は、からくり忍者ロボットに留守番を押し付け、しずかの家へと出かけてしまう。のび太から、「知らない人が来ても家に入れたらダメ」と言われたからくり忍者ロボットは、郵便配達の人を、巨大なガマガエル姿で追い返した後、家中にさまざまな仕かけを張りめぐらせて、まるで忍者屋敷(やしき)のようにしてしまい…!?
第813話:友だちの輪

道でとびきりの美少女を見かけたのび太、ジャイアン、スネ夫が見とれていると、その少女は神成さんの家に入っていった。3人は思わず家の中をのぞき込もうとするが、神成さんに追い返されてしまう…。 どうにかして少女と友だちになりたいのび太は、帰宅後しずかから電話があったと言われても上の空で、再び神成さんの家へと向かう。すると、ジャイアンとスネ夫が神成さんの出かけたすきに、持っていたボールやラジコンを庭に投げ込み、それを取らせてもらうふりをして少女と話をしようとしていた。ところが、ちょうど帰って来た神成さんに怒られてしまう。 のび太が何かいい方法はないかと考えていると、ドラえもんが輪の中に一緒に入るとどんな人とでも仲良くなれる『友だちの輪』を使って、メスネコと友だちになっていた。それを見たのび太は、友だちの輪を借りるが、やはり神成さんがいて近寄ることができない。そこでのび太はまず神成さんと仲良くなろうと考えて…!?
第814話:夏だ!山だ!野比家のキャンプ

家族で山のキャンプ場にやって来たのび太。ところが、パパはテントを忘れ、ママはバーベキューの食材を忘れてきたという。ドラえもんに頼ろうとするが、『どこでもドア』は修理中、『グルメテーブルかけ』は洗たく中。そこでドラえもんは、空中に絵を描くと、その絵が本物そっくりの物体になる『立体ペインター』を取り出す。 さっそく、絵が得意なパパが立体ペインターでテントやテーブル、デッキチェアを描き、なんとかキャンプらしくなる。ところが、ドラえもんと散歩に出たのび太は、たまたま近くにキャンプに来ていたスネ夫に、豪華(ごうか)なキャンプ道具や高級食材をじまんされ、くやしくて仕方がない。 その後、近くの小川でカヤックをこいでいたスネ夫に出くわしたのび太は、またもや嫌味を言われ、くやしさのあまり、立体ペインターで気球を描くと、ドラえもんと共にゴンドラに乗り込む。気球はスネ夫のカヤックを追い越して上空を進み、のび太はすっかりいい気分。しかし、風にあおられた気球は、山奥へと飛ばされていき…!?
第815話:インスタントロボット

どうしても出かけなくてはならないドラえもんは、のび太がきちんと宿題をするか信用できず、『インスタントロボット』で自分の身代わりロボットを作り、のび太を見張らせることに。ところが、ロボットの組み立て方を見ていたのび太は、ドラえもんが出かけた後に自分のロボットを作ろうと考える。 ドラえもんロボットに注意されたのび太は、ネズミが飛び出すビックリ箱を使って追い出し、自分のロボットを作ることに成功。だが、のび太ロボットも昼寝をしてしまったり、おやつをボロボロとこぼしながら食べたりと、のび太そっくり。どうにか宿題をやらせたものの、自分のロボットでは答えが怪しいと考え、出木杉の脳をコピーしたロボットを作ることを思いつく。 出木杉ロボットに宿題をやらせたのび太は、ママから頼まれた庭の草むしりをやらせるため、スネ夫やジャイアン、しずかのロボットも作ることに。さらに調子に乗ったのび太は、ママからおこづかいをもらって、ほかの仕事も引き受けるが…!?
第816話:ハー灯に火をともせ

学校の帰り、元気のないしずかが気になったのび太は、ドラえもんに相談。話を聞いたドラえもんは、ハート形のロウソク『ハー灯(とう)』を取り出す。ためしにドラえもんがママに向かってハー灯を投げたところ、ママの頭の上に浮かび、小さな黄色の炎がもえ出した。 さらにドラえもんはポケットから水鉄砲(みずでっぽう)を取り出すと、レバーを油に合わせ、ママに向かって撃(う)つ。すると、ハー灯の炎が大きくなり、ママが歌いながらおどり出した。のび太がおどろいていると、ママが「聞いて!2キロもやせたの」と言い出し、のび太とドラえもんに山盛りのおやつを出してくれる。 ドラえもんによると、ハー灯を人の頭にのせると火がともり、その炎の色や大きさでその人の気持ちがわかるのだという。さらに、水鉄砲で水か油を注ぐと、その感情を大きくしたり小さくしたりできるらしい。黄色はよろこびの色だったのだ。 それを聞いたのび太は、元気のなかったしずかにハー灯を使うことを思いつくが…!?
第817話:雨男はつらいよ

父の日の前日。のび太がパパに何をプレゼントしようか考えながら帰宅すると、パパがゴルフバッグを前に、暗い顔で考え込んでいた。気になったのび太とドラえもんが『心の声スピーカー』でパパの心の声を聞いてみたところ、会社で部長から「キミとゴルフに行くと雨にふられることが多い」とイヤミを言われていたことがわかる。明日また雨がふるかもしれないと心配していたのだ…。 そこで、ドラえもんが『雨男晴れ男メーター』で調べたところ、なんとパパは強力な雨男だった! そこでのび太は父の日のプレゼントとして、パパのためにとびっきりの青空を用意してあげようと決意。パパの雨男ぶりを打ち消すために、強力な“晴れ男”を見つけて、ゴルフコースの近くまで連れて行こうと考える。 さっそく、晴れ男さがしを開始するのび太たち。すると、ジャイアンが強力な晴れ男であることがわかる。そこで次の日、ジャイアンをゴルフコース近くの山へと連れ出すが…!?
第818話:ジャイアンの子守歌

昼寝をしていたジャイアンが目を覚ますと、なんと目の前に泣いている赤ちゃんが! ほかにはだれもおらず、あわてるジャイアンだったが、昼寝中に配達に出かけるママに起こされ、店番を任されたことを思い出す。さらに、知り合いの子が来ることになっているから、ちゃんと相手をするようにとも頼まれていたのだった。 そんな時、ちょうど店の前を通りかかったドラえもん、のび太、スネ夫が、赤ちゃんの泣き声に気づき、店の中に入ってくる。みんなで協力して赤ちゃんをあやそうとするが、ジャイアンの顔が怖すぎて笑わせるどころかおびえさせてしまい、大苦戦! ジャイアンがゴリラのマネをして、どうにか泣き止ませることに成功し、その後もみんなでなんとか赤ちゃんを遊ばせるが、お腹が空いたのか再び泣き出してしまう。 あわてたドラえもんは、ポケットの中に何かいい道具がないかと探し始めるが、その際に取り出した『コエカタマリン』を、なんと赤ちゃんが飲んでしまい…!?
第819話:おれさまをグレードアップ

欲しかった新作マンガをついに買ったのび太。家に帰る途中でジャイアンに見つかり、うばわれそうになるが、ちょうど先生が通りかかったため、ジャイアンは逃げてしまう。ホッとするのび太だったが、今度はママに「宿題が終わるまであずかります」とマンガを取り上げられてしまった。 のび太と同じようにマンガを読むのを楽しみにしていたドラえもんは、のび太に早く宿題をやるよう急き立て、のび太はどうにか宿題を終わらせる。しかし、ママはそうじが終わったらと言うものの、そうじ機の吸い込みが悪く、なかなか終わりそうもない。 そこでドラえもんは、吹きかけるだけで、どんなものでも1時間だけ性能が良くなる『グレードアップえき』を取り出し、そうじ機に吹きかける。あっという間にそうじを終わらせたママは、マンガを返してくれたと思いきや、宿題がまちがいだらけなことに気づき、やり直すまではマンガは禁止だと言い出す…。 困ったのび太は、自分の頭にグレードアップえきをかけることを思いつくが…!?
第820話:テレビ局をはじめたよ

テレビの子ども向け音楽番組に出演したスネ夫にじまんされたのび太たちは、自分もテレビに出られるよう、出演希望のハガキを出そうとする。たまたま遊びに来ていたドラミは、そんなのび太のために、ポケットから『ミニテレビ局』を取り出すと、家のテレビに取り付ける。 ドラミによると、これを取り付けたテレビは、なんと“テレビカメラ”と“放送局”になるというのだ。ドラミに言われるがまま、テレビの前で歌うのび太。すると、その様子がそのまま近所中に放送されていたようで、のび太の家にはテレビに出たいという希望者たちが次々と押しかけてくる。 そこで、のび太はテレビ局の社長となり、ドラミと共に放送をスタート! おもしろい番組を作ろうと意気込むが、なかなかうまくいかない。しかも、そこに帰ってきたドラえもんから「どの番組もイマイチだね。ボクだったらもっとおもしろい番組を考えるのに」と言われ、カチンときたドラミと言い合いに。二人はどちらが考えた番組がおもしろいか勝負することにするが …!?
第821話:人の身になるタチバガン

学校の帰り、ジャイアンたちにランドセルを取り上げられ、こわそうな犬がいる家の庭に投げ込まれてしまったのび太。どうにかランドセルは取り戻したものの、犬にやられてボロボロになってしまう…。 そんなのび太を見たドラえもんは、ジャイアンたちをこらしめようと、自分と相手の立場を逆転させることができる『タチバガン』を取り出す。ドラえもんの説明が理解できないのび太だったが、階段から転げ落ちた反動で、ドラえもんにむけてタチバガンを撃(う)ってしまう。すると、二人の立場が入れ替わり、のび太がドラえもんを注意していた。 タチバガンの使い方と効果を理解したのび太は、ママにお使いを頼まれると、またドラえもんを撃ち、ドラえもんをお使いに行かせてしまう。その後、ジャイアンとスネ夫を探す途中で先生に見つかってしまい、お説教を受けそうになるが、タチバガンで近くの通行人を撃ち、うまく切り抜けることにも成功する。 調子に乗ったのび太は、次々とタチバガンを使っていくが……!?
第822話:録験機でたのしもう

帰宅したのび太が部屋に入ると、頭にヘッドホンをしたドラえもんが、手には何も持っていないのに、次々とどら焼きを食べるような仕草をしていた。しかも「うまい、うまい」「おなかいっぱい…」などと言い、最後は「勝ったー!」と言って、たおれ込んでしまう。 のび太がこれは何かと聞くと、ドラえもんは『録験機(ろくけんき)』とだけ言い、散歩に行ってしまった。残されたのび太は、ドラえもんと同じようにヘッドホンを頭につけ、録験機の再生ボタンを押してみる。すると、なんと目の前にどら焼きの山とドラえもんの手が現れ、次々と自分の口にどら焼きを押し込んでいくからビックリ! そこに帰って来たドラえもんは、録験機は“音”ではなく“体験”そのものを記録して再生できる機械だと説明。のび太が体験したのは、ドラえもんがどら焼き大食いコンテストで優勝した時のものだった。 それを聞いたのび太はさっそく、友だちの楽しい体験をコレクションしようと考えるが …!?
第823話:アセッカキン

日曜日、ママにお使いを頼まれそうになり、タケコプターで部屋から逃げ出すのび太。その後、買ってもらったばかりの超高級リモコンカーで遊ぶスネ夫と会い、貸してほしいと頼むが、のび太みたいなヘタクソには貸せないと断られてしまう。 パパに買ってほしいと頼んでみるが、ねだればカンタンに手に入ると思ったら大まちがいだとお説教されてしまった。その様子を見たドラえもんは、働くよろこびを教えるためのひみつ道具『アセカッキン』を取り出す。 これを額(ひたい)につけたまま働いて汗をかくと、たまった汗の量に見合うものが手に入るのだという。さっそく庭の草むしりをしたのび太が、「ジュースでも飲みたいなぁ」とつぶやいたところ、目の前にジュースが現れる。ドラえもんによると、汗がたまった後にほしいものを口に出すだけで出てくるらしい。 その後、パパに手紙を出しに行くよう頼まれたのび太は、パパからのおだちんを断り、またアセカッキンに汗をためるため郵便局へと走るが……!?
第824話:天の川で星釣りを

七夕の夜、お祭りに参加したのび太は、しずかのために、短冊(たんざく)に「きれいなほし、一つください」と書く。しかし、それを見たジャイアンとスネ夫からバカにされ、くやしくてしかたがないのび太は、星をたくさんプレゼントするとしずかに約束し、ドラえもんに泣きつく。 それを聞いたドラえもんは、「ステキじゃない!ロマンチックで夢のある願いごとだ」と言い、のび太に力を貸してくれることに。まずは笹(ささ)の葉で笹船を作ると、のび太を連れて雲の上まで飛んでいく。 到着後、ポケットから『星釣(つ)りセット』を取り出すドラえもん。まずは、『雲かためガス』で雲をかため、『うき水ガス』で雲の上に大きな池を作ると、『星釣りオイル』を水面にたらす。すると、水面が鏡のようになり、星空を映しこんだ! ドラえもんによると、この池は本物の宇宙と時空でつながっており、『星釣り竿』で池の中の星を釣ると、小さくなった本物の星が釣れるのだという。 二人は持ってきた笹船を『ビッグライト』で大きくして乗り込み、星釣りを始めるが …!?
第825話:ねがい星

四次元ポケットのひみつ道具を整理しようとしてひっくり返ってしまったドラえもんは、ポケットの中からあふれ出てしまった道具の仕分けを始める。それを見たのび太は、「いらないならボクにちょうだい」とねだるが、雨がふるカサや自分とケンカする手ぶくろなど、本当に使えないものばかり…。 そこで、不要な道具はあなを掘(ほ)ってうめることに。だが、その中に、願いをかなえてくれるという『ねがい星』を見つけたのび太は、ドラえもんにナイショで掘り返そうとする。ところが、二人が道具をうめるのを見ていたジャイアンとスネ夫が、のび太を追い返して掘り始めてしまう。 しかし、どれだけ掘っても見つからず、のび太が「お願いだから出てきて!」と言ったとたん、地面からねがい星が飛び出てきた。のび太はさっそく、ジャイアンたちからかくれるため、星にお願いするが、そこはごみ箱の中で…。 その後、部屋に戻ったのび太がどんな願いごとをしようかと考えていると、そのすきにジャイアンがねがい星を持って行ってしまう…!?
第826話:きもだめしめがね

パパから、スーパーのある場所が、昔はお墓(はか)だったと聞いたのび太。昼間でもさびしい場所で、夏の夜はよくきもだめしをしたと聞き、今はどこも明るくなって、きもだめしなどできなくてよかったとホッとする。 ところが、それを聞いたドラえもんが、ポケットから『きもだめしめがね』を取り出した。このめがねをかけると、まわりの世界がこわ~く見えてくるというのだ。ためしにのび太がかけてみたところ、自分の部屋が、くらくてこわい夜の森の中に見えてきたからビックリ! しかも、のび太がふり向くと、そこには巨大な化けダヌキの姿があり、おどろいたのび太は思わず叫(さけ)んでしまう。ところが、のび太が化けダヌキだと思ったのはドラえもんで、“タヌキ”と言われたことにドラえもんは大激怒(げきど)! 二人はケンカになってしまう。 その後、きもだめしめがねのことを知ったジャイアンとスネ夫が、きもだめしめがねをかけたまま町内を一周するきもだめし大会を開くと言い出して…!?
第827話:いきものおりがみ

裏山で、ジャイアンやスネ夫と虫取りに行ったのび太は、クワガタに鼻をはさまれて大さわぎし、二人にバカにされてしまう。帰宅したのび太から話を聞いたドラえもんは、あきれつつものび太におりがみを差し出す。ドラえもんにもバカにされたと泣き出すのび太だったが、ドラえもんが出したおりがみは、『いきものおりがみ』というひみつ道具だった。 ためしにドラえもんがツルを折ってふくらませたところ、なんとそのツルが飛んだからビックリ! ドラえもんによると、このおりがみで生き物を折ると、動くだけでなく、その作った生き物と同じ特性を持つのだという。 二人はしずかもさそい、空き地でいきものおりがみを折ることに。ところが、しずかやドラえもんが上手にチョウチョや花を折る一方、のび太はバッタを折ったはずが芋虫になり、カブトムシを折ったはずがゴキブリになってしまう…。 その後も大きいおりがみでネコやリス、うさぎなどの動物を上手に折るしずか。すると、そこにジャイアンとスネ夫がやってきて、いきものおりがみをうばい取ってしまい…!?
第828話:絶景!箱庭ソーメン流し

スネ夫の家の流しソーメンパーティによばれたのび太。ところが、箸(はし)がうまく使えず、まったく食べられなかった…。「一度でいいから流しソーメンを口にしてみたかった」となげくのび太に、箸の練習をするしかないというドラえもん。ちょうどその時、部屋のスミにあった『箱庭シリーズ 湖』に気づいたのび太は、『箱庭シリーズ 川』があるなら、それで、流しソーメンをやりたいと言い出す。 そこでドラえもんが取り出したのは、『箱庭シリーズ アマゾン川』。さっそく『ガリバートンネル』で小さくなったのび太は、『タケコプター』で川の上流へ。ドラえもんがさらに上流から、小さくしたソーメンをピンセットでつかんで流すが、目の前にヘビが現れ、のび太は大パニック。さらに川に落ちたところでピラニアに食いつかれ、その後もワニに食べられそうになり、危機一髪(ききいっぱつ)ドラえもんに助け出してもらう。 そこで二人は、次に『箱庭シリーズ ナイアガラの滝』で、流しソーメンをやろうと試みるが…!?
第829話:半分の半分のまた半分…

テレビのチャンネル争いをしていたのび太とドラえもんは、ママから「いっそのこと、テレビを半分こにしたら」と言われる。それを聞いたドラえもんは、ポケットから『半分こ刀(とう)』を取り出した。この刀は切ったものを二つにでき、どんなものでも元の大きさの半分になるという。 さっそくテレビを半分にした二人が、それぞれのテレビを見て楽しんでいると、しずかから電話がかかってくる。一緒に宿題をやる約束をしていたのだ。こまったのび太は、自分を二人にすることを思いつき、自分の体を半分こ刀で切ってしまう。 すると、2分の1の大きさののび太が二人になったからビックリ! 一人ののび太はテレビを見続け、もう一人ののび太はしずかの家へと向かう。ところが、途中で会ったジャイアンからいまから野球に来いと言われてしまう。またもやこまったのび太は、半分こ刀でさらに自分の体を切ってしまった。 その結果、元のサイズの4分の1になったのび太。一人は野球へ、もう一人は再びしずかの家へと向かうが…!?
第830話:友情カプセル

スネ夫の家によばれたドラえもんは、高級どら焼きを差し出され、大よろこびで食べ始める。ところが、「のび太の家を出てぼくだけのものになってくれれば、毎日おなかいっぱい食べさせてあげる」と言われたドラえもんは、どら焼きにつられてのび太くんをうらぎるようなことはしないと、スネ夫の部屋を飛び出す。 ところが、その後、「ぼくのロボットにならないなら、食べたどら焼きを返せ」とスネ夫に言われ、しかたなくひみつ道具をひとつかすことに…。友だちになりたいと思っている人が見向きもしてくれず、なやんでいるというスネ夫に、『友情カプセルとコントローラー』をわたすドラえもん。このカプセルを相手の体につけてコントローラーのスイッチを押すと、相手は激(はげ)しい友情を感じるのだという。 その直後、ドラえもんが突然(とつぜん)、「スネ夫くんに会いたい!」と言い出し、スネ夫のもとに走っていったからビックリ! 実はスネ夫のなやみはウソで、ドラえもんを自分だけのものにしようとたくらんでいて …!?
第831話:ジャイ子の恋人=のび太

最近、だれかにつけ回されているような気がするというのび太。しかも、それが女の子だというのだ。それを聞いたドラえもんは、のび太が女の子につけ回されるなんて、天地がひっくり返ってもありっこないと笑うが、二人が後ろを確認(かくにん)したところ、なんとジャイアンの妹、ジャイ子がのび太をつけていたからビックリ! しかも、のび太をたずねてきたジャイアンから、ジャイ子の様子が最近おかしいこと、つくえの引き出しにのび太の写真が入っていたことを告げられ、のび太からジャイ子をデートにさそうよう強要されてしまう…。 ところが、ジャイアンにむりやりジャイ子と二人きりにされたものの、ジャイ子からは冷たく追い返され、ホッとするのび太。しかし、ジャイアンからは、女心がわからないやつだと怒鳴(どな)られ、のび太から告白しろと言われてしまう。しかも、ジャイアンをジャイ子だと思って告白の練習をするよう強要されて…!?
第832話:額縁をくぐって海へ

夏休みなのにどこへも行く予定のないのび太、しずか、ジャイアン、スネ夫は空き地で肩(かた)を落とす。その後、のび太が家に帰ると、部屋のふすまに見たことのない風景写真がかざられていた。暑さで夏バテ気味のドラえもんが、すずしそうな景色を見て楽しもうとかざったらしい。 ところが、その写真から突然カミナリの音が聞こえ、空がくもり、稲妻(いなづま)が光って、雨がふり出したからビックリ! ドラえもんによると、これは『実景ひきよせ額縁(がくぶち)』と言い、額縁の横にあるダイヤルを回せば、海でも雪山でもジャングルでも、実際にある景色をひきよせることができるのだという。 孤島(ことう)の美しい海の景色をひきよせた時、波しぶきが額縁のガラス板にかかったのを見たのび太は、そのガラスを外して、額縁に顔を突っ込んでみる。すると、目の前には広く美しい海が広がっていた! この額縁を通りぬければ、海に行くことができることに気づいたのび太は、しずかたちもさそい、孤島の海で遊ぶことにするが …!?
第833話:チューケンパー

しずかの部屋で、大好きなアニメの話をするのび太。ところが、しずかはまったく興味(きょうみ)がないらしく、ちょうど顕微鏡(けんびきょう)を買ったとたずねてきたスネ夫の家に遊びに行ってしまう。帰り道、ふてくされたのび太は道に転がっていた空きカンをけり飛ばすが、向こうからやってきたジャイアンに当たってしまったから大変! 空きカンを顔面にけり返されてしまう…。 帰るなりいつものようにドラえもんに泣きつくのび太。話を聞いたドラえもんから、「結局悪いのはのび太くんだよ」と言われるが、本当の友だちはそんなもんじゃないと言い返す。自分だけを信じ、自分のためだけを思ってくれる友だちがほしいというのび太に、ドラえもんはあきれつつも、犬型ロボットの『チューケンパー』を取り出す。自分に向けてスイッチを入れると、忠実(ちゅうじつ)な友だちになってくれるらしい。 ドラえもんは「こんなのはキミのためにならない」とお説教するが、それをうるさがるのび太の気持ちを察したチューケンパーが、ドラえもんのおしりにかみついて…!?
第834話:うそつきかがみ

部屋にあったかがみをのぞき込んだのび太は、そこに写ったハンサムな自分に見とれてしまう。しかも、かがみが「あなたは世界一の美少年なのです」としゃべりだしたからビックリ! ところが、そこにもどってきたドラえもんが、かがみをポケットにしまってしまった。 ドラえもんは、これはウソばかりつく『うそつきかがみ』だと説明するが、のび太はあれこそが真実の自分だと信じてしまう。その直後、部屋でボーリングをしていたドラえもんが、ママの三面鏡(さんめんきょう)をわってしまった。そこでドラえもんはしかたなく、三面鏡の代わりにうそつきかがみを出すことに。 かがみをのぞきこんだママに「おくさまは世界一の美人です」と語りかけるうそつきかがみ。ママがごきげんな様子で出かけて行ったすきに、のび太は自分の部屋にうそつきかがみを持っていき、「世界でいちばん美しいのはだ~れ?」と問いかける。すると、うそつきかがみは、「もちろんあなたさまです」と答えて…!?
第835話:十円なんでもストア

学校から帰ったのび太は、急いで今日発売のマンガ本を買いに行くが、本屋が休みでガッカリ…。それを見たドラえもんは「明日買えばいいでしょ?」と言うと、どら焼きを買いにでかける。ところが、おかし屋さんも休みだった…。 落ちこむドラえもんだったが、何かひらめいたのか、『十円なんでもストアー』と『かんばん』を取り出す。そして、かんばんに「おかしやさん」と書いてストアにはり、十円玉を投入口に入れ、どら焼きを注文したところ、なんと中からどら焼きが出てきた! かんばんを書き直せばどんな店にもできるが、一まいのかんばんで買えるのは一つだけだという。 のび太もさっそく、かんばんに「ほんやさん」と書いて、十円を入れ、最新のマンガ本を買うことに成功。その後、パパからハガキを買ってくるようたのまれたのび太は、かんばんに「ゆうびんきょく」と書き、十円でハガキを手に入れる。さらにママから、夕食をすき焼きにしようと思っていたものの、お肉屋さんが休みだったと聞いたのび太は…!?
第836話:仙人らくらくコース

先生から宿題をどっさり出されてしまったのび太は、スネ夫のいとこが連れて行ってくれるというキャンプに自分だけ参加することができなくなってしまった。さらに、帰りがおそくなったことでママにしかられ、なにもかもがイヤになったのび太は、遠い山の中で、ひとりでくらしたいと言い出す。 それを聞いたドラえもんは「仙人(せんにん)みたい」と言い、仙人になった気分を味わうための『仙人らくらくコース』を取り出す。仙人は、“神通力(じんつうりき)”という魔法(まほう)のような力を持っていると聞いたのび太は、「仙人になりたい!」と言い出し、ドラえもんから仙人らくらくコースを借りて、『どこでもドア』で、ひとり山奥(おく)へと向かうことに。 山奥に着いたのび太は、さっそく箱を開き、中に入っていた仙人ロボットに「神通力教えて」と言うが、失礼な口をきいたことにおこった仙人ロボットからコテンパンにやられてしまう。その後、心を入れかえ、弟子入りしたのび太だったが、仙人の修行(しゅぎょう)はきびしく、にげ出そうとして…!?
第837話:悪運ダイヤ

道を歩いているだけで転び、犬にかみつかれ、ジャイアンになぐられるのび太…。自分の運の悪さに落ちこむのび太を見かねたドラえもんは、『悪運ダイヤ』を取り出す。このダイヤを自分の体にこすりつけた後に他人に持ってもらうと、悪いできごとをダイヤといっしょに人にうつすことができるのだという。 さっそく悪運ダイヤを自分の体にこすりつけ、わたす人を見つけに行く二人。だれにわたすかなやんだ末、ダイヤを道に落として、ひろってもらおうと考える。ところが、しずかがひろってしまったため、あわてて取り上げるドラえもん。と同時にのび太が転び、ドラえもんがいたがって…。 その直後、そこを通りかかったスネ夫が、自分のだと言って悪運ダイヤを持って行ってしまった! 安心する二人だったが、それからのび太は転びもせず、悪いことも起こらなくなる。そこで、のび太はジャイアンをバカにしてわざとなぐられようとするが、戻って来たスネ夫が「本当はボクのじゃないんだ」と、ダイヤをのび太に返してきて…!?
第838話:ドラえもんの歌

ジャイアンが、またしてもリサイタルを開くと言い出し、のび太をさそいに来た。ドラえもんはあわてて四次元ポケットからひみつ道具を出そうとするが、思いついた道具が見つからない。そこで22世紀に取りに行き、のび太には先にリサイタルに参加してもらうことに…。 ようやく目当てのひみつ道具を見つけたドラえもんは、ジャイアンの衝撃波(しょうげきは)のような歌声をさけながら空き地までかけつける。とちゅうで、何かがドラえもんの口の中に入って飲み込んでしまうハプニングもあったが、なんとかそのひみつ道具『音消しマイク』をジャイアンにわたすことに成功。このマイクは、どんなに大声を出しても音が消える仕組みになっていて、のび太をはじめリサイタルの観客たちを苦しみから救い出した…! ところが、リサイタル終了後、今度はなぜかドラえもんが歌を歌いたいと言い出す。しかも、ジャイアンよりもひどい歌声だったから大変! さらに、ドラえもんもリサイタルを開くと言い出して…!?
第839話:相関図メーカー

パパからトイレのドアを開けっぱなしにするなとしかられたのび太は、ちゃんと閉(し)めてもこわれていて開いてしまうのだと言い返すが、聞いてもらえない。「親だからって頭ごなしに決めつけるなんてひどい」と力説されたドラえもんは、ポケットから『相関図メーカー』を取り出す。 まず、ボードの上にプレートを貼り、パパとママが夫婦(ふうふ)で、その子どもがのび太という、今の野比(のび)家の相関図を見せるドラえもん。そこから、パパとのび太を入れ替えるだけで、のび太はパパの親になったというのだ。 ドラえもんに言われるまま、のび太がパパに話しかけてみると、なんとパパがのび太に向かって「パパ」と返事をしたからビックリ! のび太は、さっきの仕返しとばかりに、「トイレのドアはこわれていたんだ。パパは悪くない」と言い、言い返そうとするパパに「パパの言うことに口答えするのか」と言い放つ。 その後、調子に乗ったのび太は、ドラえもんが止めるのも聞かず、相関図メーカーを勝手にいじり出して…!?
第840話:時を走れ!タイム借り物競走

明日の運動会でやる借り物競走の練習をするのに、何かいい方法はないかとのび太たちに相談されたドラえもんは、『タイム借り物競走キット』を取り出す。これは、時空をワープしてカードに書いてあるものを過去から借りてきてゴールを目指すという、借り物競走をしながら、過去の歴史も学べる未来の道具なのだという。 さっそく、のび太としずかチーム、ジャイアンとスネ夫チームに分かれて借り物競走がスタート。まずは『ほんやくコンニャク』を食べるところで、うまく食べられなかったのび太・しずかチームが引いたのは、西暦(せいれき)648年のバクダットにあるアラビアのランプを借りるというカード。言葉が通じない二人は悪戦苦闘(あくせんくとう)することに…! 一方、1956年の東京で、洗濯板(せんたくいた)を借りるというカードを引いたジャイアン・スネ夫チームは、すぐに洗濯板を見つけるが、勝手に持ってきてしまったためやり直しになってしまう。はたして、勝利をつかむのはどちらのチームなのか…!?
第841話:時限バカ弾

学校からの帰り道、しずかと出木杉が楽しそうに話している中、ダジャレを連発して場をしらけさせてしまったのび太は、しずかに「バカなことを言ってじゃまをしないで」と言われ、いじけてしまう…。 しかも、家に着くなり、ママのお説教が始まってしまった。のび太に助けを求められたドラえもんは、『時限バカ弾(だん)』を取り出し、タイマーを5分後にセットしてママの背中に投げつける。すると5分後、それが破裂(はれつ)し、ママが「ベロベロバ~」などとバカなことを言いながらおどり出した! 思わずのび太は笑い出し、はずかしくなったママはお説教をやめてしまう。 ドラえもんによると、この時限バカ弾が破裂すると、だれでもバカなことをやってしまうのだという。それを聞いたのび太は、ドラえもんからバカ弾を4つほど借り、出木杉につけてしずかの前でバカな事をさせようと考える。 出木杉の家へと向かう途中、ジャイアンを見かけたのび太は、まずはジャイアンの背中に時限バカ弾をつけてみるが…!?
第842話:魔法使いのび太

テレビ番組の「魔女(まじょ)っ子ノブちゃん」の話題で、しずかたち女の子と楽しそうに話すのび太をバカにするジャイアンとスネ夫。ところが、しずかたちに言い返されてしまい、はらを立てた二人は、のび太をボコボコにする。くやしいのび太は、自分も魔法が使えれば…と、図書室で魔法の使い方が書かれた本をさがすが、見つからない…。 話を聞いたドラえもんは、そんな本なんてあるわけがないと笑い出すが、のび太に泣きつかれ、しかたなく『魔法事典』を取り出す。辞典とは言っても何も書かれておらず、自分で好きなように書き込むと、それが魔法になるのだという。 さっそく、「ほうきで空を飛ぶには、頭を三回かく」と書き込むドラえもん。すると、たまたまほうきを使っていたママの頭に葉っぱが落ち、ママが頭を三回はらったと同時に、ほうきごと空に舞い上がってしまったから大変! あわててページをやぶったところ、魔法が消え、ほうきもママも空から落ちてくる…。 そこで、次は呪文を唱えることにしてみるが…!?
第843話:野比家、夢の温泉旅行

どんな景色でも部屋の中にうつし出すことのできる『室内旅行機』で、夕日がしずむ美しい浜辺や、アフリカのジャングルの景色を楽しむのび太たち。すると、ママから逃げるようにパパが部屋に入ってくる。立体映像(えいぞう)のヒョウを見たパパは、あわてて部屋を出ていき、追いかけてきたママに、のび太の部屋にヒョウがいたと告げるが、ふたたびドアを開けても、そこにヒョウの姿はなかった…。 話をごまかさないでくださいとママに怒られてしまうパパ。実は、連休に出かけたいとママから言いよられて逃げていたのだ。二人のやりとりを見たのび太たちは、室内旅行機を使って、家を温泉(おんせん)旅館にすることを思いつく。 さっそく機械を家中に置き、温泉旅館の映像をうつす二人。広く見えても実際はせまい家のままなので、カベやテーブルなどにぶつかりつつ、四人は温泉旅行気分を楽しむ。ところがそんな時、ジャイアンとスネ夫が野球の誘いにやって来て…!?
第844話:合体ノリ

のび太が部屋で宿題をしていると、どこからかヘリコプターのおもちゃが飛んできて、頭にぶつかる。窓(まど)の外をのぞいてみたところ、クラスメイトの山口くんが手をふっていた。宿題にあきていたのび太は、山口くんから強引にヘリコプターを借りると、空に向けて飛ばしてみる。 ところが、ヘリコプターは変な方向へと飛んで行き、そのまま行方不明になってしまう。おこった山口くんからママに言いつけると言われ、こまったのび太は、思わず「ドラえもん、助けて~!」と叫ぶ。すると、後ろからドラえもんの声がしたと同時に、ドラえもんの顔をしたヘビがよってきたからビックリ! ドラえもんが『合体ノリ』という道具を使って、ヘビと合体していたのだ。合体ノリはどんな生物とも合体することができ、その生物の特ちょうを自分のものにできるのだという。 ためしに犬と合体したドラえもんを見たのび太は、犬の嗅覚(きゅうかく)を使って、行方不明のヘリコプターをさがし出してもらおうと思いつくが…!?
第845話:行け!ノビタマン

ドラえもんが庭で、地球が爆発(ばくはつ)するような緊急事態(きんきゅうじたい)が起きた時に脱出(だっしゅつ)するための『宇宙救命ボート』をみがいていた。ところが、中に入ったのび太が、かべにあったボタンをおしてしまったから大変! ボートは宇宙に向けて飛び立ち、ワープの末にある星に到着(とうちゃく)するが、着陸のショックでこわれてしまう…。 どうにかボートから脱出した二人は、この星に住む少女と知り合い、ボートが直るまでとめてもらうことに。実はこの星ではギャングがはびこっており、新聞記者である少女の父親もギャングたちに命をねらわれていた…。 しかも次の日、なんと少女がギャングたちに誘拐(ゆうかい)されてしまう。そんな中、この星は地球よりも引力が弱く、住人たちの力も地球人にくらべて弱いことを知ったのび太たちは、この星では自分たちが“スーパーマン”になれることに気づく。 さっそく、正義(せいぎ)のヒーロー“ノビタマン”となったのび太は、少女を助けに向かうが…!?
第846話:いろいろソーダセット

しずかは出木杉と仲良く帰り、自分はジャイアンにむりやり野球の試合にさそわれ、「負けたらのび太のせいだからな」と言われてしまい、泣きくずれるのび太。それを見たドラえもんは、あきれつつも、ポケットから『いろいろソーダセット』を取り出す。 これは、スカレソーダ、キラワレソーダ、ハヤソーダ、オソソーダ、マケソーダ、そしてカテソーダという6本入りのソーダセットで、その中の“カテソーダ”を飲むと、どんな勝負にも勝つことができるのだという。ただし、トイレに行ってしまうと、その効(き)き目は消えてしまうらしい。 さっそくカテソーダを飲み、試合へと向かうのび太。そして試合が始まり、のび太の前に打球が飛んでくる。すると、のび太の意思とは関係なく体が動き、ボールを見事キャッチ! その後もヒットやホームランを連発し、大かつやくを見せる。 ところが、試合のとちゅうでトイレに行きたくなってしまったから大変! のび太は試合を投げ出してトイレに行こうとするが、体が打球音に反応して…!?
第847話:マジックボックス

先月貸(か)したマンガ本を返してほしいとジャイアンにたのむのび太。ところが、ジャイアンはすでに返したと言い、思わず「そんなのウソだ」と言ってしまったのび太に、おこり出してしまう。そこにやってきたスネ夫もジャイアンの肩(かた)を持ったため、結局マンガ本を返してもらうことはできなかった。 泣きつかれたドラえもんは、小さな筒(つつ)と大きな箱を取り出す。これは、『マジックボックス』というひみつ道具で、箱に入ってあなから足や手を出すと、筒からも同じように足や手が出て、箱の中で動かすのと同じように筒から出た足や手が動くのだという。さらに、箱の中からあなをのぞくと、筒のレンズにうつった景色が見えるという。 ためしに、居間(いま)にいるママのメガネを取ってみるドラえもん。仕組みが分かったのび太は、マジックボックスを使って、ジャイアンの家からマンガ本を取り返すことにする。ところが、筒がジャイアンの家へと向かうとちゅうで、犬にくわえられてしまい…!?
第848話:あい棒

ドラえもんといっしょにテレビドラマ『相棒(あいぼう)』を見たのび太は、二人の絶妙(ぜつみょう)なコンビネーションにあこがれ、「ボクも相棒がほしい」と言い出す。 それを聞いたドラえもんが取り出したのは、片方が赤く、もう片方が青い、その名も『あい棒』というひみつ道具。この棒を長く伸ばして赤側を前にし、二人で両端(りょうはし)を肩(かた)に担(かつ)ぎ、青側を持つ人がいっしょにやりたいことを言うと、二人は相棒になるというのだ。もともと“相棒”という言葉は、江戸(えど)時代の移動手段(いどうしゅだん)である駕籠(かご)に由来(ゆらい)するのだという。駕籠は、二人で棒を担ぐからだ。 のび太はさっそくしずかにあい棒を担いでもらい、「いっしょにおいしいケーキが食べたい!」と言ってみる。すると、しずかが「いっしょにおいしいケーキを焼きましょう!」と言ってくれ、二人でケーキを作ることに。ところが、のび太の失敗により、できあがったケーキはひどいことになってしまい…!?
第849話:アトカラホントスピーカー

今日も調子のいいウソばかりつくスネ夫にあきれるのび太。そんな中、空き地でジャイアンが人気アイドルのいとうつばさの生写真をじまんしているのを見たスネ夫は、自分はつばさと友だちで、今日あたり家に来るかもしれないとウソをついてしまう。すると、それを聞いたジャイアンが大こうふん! 写真を撮(と)らせてほしいと言い出して…。 後に引けなくなってしまったスネ夫に泣きつかれたドラえもんは、しかたなく『アトカラホントスピーカー』をかすことに。これを口に入れたままついたウソは、あとから本当のことになるのだという。スネ夫がためしに、「オオカミが来たぞ」と言ってみたところ、なんと本当にのび太の部屋にオオカミが飛びこんできたからビックリ! 動物園からにげ出したシベリアオオカミで、おいかけてきた猟友会(りょうゆうかい)のおじさんが撃(う)った麻酔銃(ますいじゅう)で、危機一髪(ききいっぱつ)助かる。 その後、スネ夫が「つばさちゃんが、うちへ来るぞー!」と言いながら帰宅すると、本当につばさがやってきて…!?
第850話:のび太の流れ星

出木杉の提案(ていあん)で、流星群(ぐん)を見ようと、河川敷(かせんじき)に集合したのび太たち。ところが、この夜はくもり空で、流れ星を見ることはできなかった…。 それを聞いたドラえもんは、『流れ星の素(もと)』と『宇宙遊覧(うちゅうゆうらん)気球』を取り出す。ドラえもんによると、未来では流れ星は自分でカンタンに作ることができるのだという。そして、宇宙遊覧気球に乗れば、流れ星を作るのにちょうどよい場所まで全自動で連れて行ってくれるらしい。 ドラえもんは、のび太に『タケコプター』で雲の上まで上がるように言うと、自分はさっそく気球に乗りこむ。そして、宇宙まで一気に上昇し、流れ星の素を地球めがけて落としたところ、上空にカラフルな流れ星が次々と流れ、雲の上にいたのび太は大よろこび! 流れ星の美しさに感動したのび太は、次の日クラスメイトたちに声をかけ、ひとり10円で流れ星を鑑賞(かんしょう)するイベントを計画する。ところが、思いもよらないハプニングが起きて…!?
第851話:オーバーオーバー

今日も部屋でマンガを読みながらゴロゴロしているのび太。あきれたドラえもんは、外に出るようにすすめるが、のび太はマンガを読むとハラハラドキドキする、外に出てもつまらないと反論(はんろん)。一度でいいから大冒険(ぼうけん)をしてみたいというのび太に、ドラえもんはポケットから取り出したオーバーを着せる。 すると、目の前になんとサソリがあらわれたからビックリ! おどろくのび太だったが、ドラえもんは平気な顔をしてハエたたきでやっつけてしまう。のび太がオーバーをぬぐと、それはサソリではなく、ゴキブリだった…。これは『オーバーオーバー』というひみつ道具で、これを着るとどんなものでもオーバーに見えるのだという。 さっそくオーバーオーバーを着て外に出かけようとしたところ、ママに声をかけられるが、のび太にはそれが怖(おそ)ろしい顔をしたオニババのように見え、思わず「オニババ!」と声にしてママをおこらせてしまう…。 どうにか家を飛び出したのび太だったが、今度はライオンが目の前にあらわれて…!?
第852話:ドラえもんストーブ

ある寒い日、のび太が家に帰ると、自分の部屋から美しい音楽が聞こえてくる。部屋に入ったところ、その音楽はドラえもんの口から聞こえていて、しかもとつぜん、雑音(ざつおん)に変わってしまう。すると、ドラえもんが近くにあった機械のスイッチを止め、同時に音も止まった。 ドラえもんは、いろいろな機械の持っている能力(のうりょく)を人間にうつすことができる『機械化機』を使って、ステレオの力を自分の体にうつしていたのだという。そして、アイロンがこわれてこまっているママのために、アイロンの能力をママの右手にうつしてあげる。 その後、部屋で昼寝(ね)し始めたドラえもんにストーブの能力をうつしたのび太は、お湯をわかしてカップラーメンを作り、食べ始める。目が覚めたドラえもんにおこられたのび太は、まどの外を飛んでいるリモコン飛行機を見て、ドラえもんにうつすことを思いつく。 ドラえもんに止められつつも、ドラえもんをリモコン飛行機にしてしまうのび太。ところが、意外に操縦(そうじゅう)がむずかしく、スネ夫のリモコン飛行機とぶつかってしまい…!?
第853話:一晩でカキの実がなった

買い物に出かけたのび太が、大あわてで帰ってきた。遊びに来ていたパパの弟ののび郎おじさんにちゃんとあいさつもせず、部屋にかけこむのび太。実は、おつかいの帰りにめずらしいトンボを見かけ、後を追いかけて裏山まで行ってしまい、サイフも入った買い物かごをなくしてしまったのだ。 交番にもとどいておらず、こまったのび太を見たドラえもんは、過去(かこ)と現在(げんざい)の空間をとりかえることができる『時空間とりかえ機』を取り出す。さっそくのび太が買い物かごを置いたと思われる場所の空間を20分前ととりかえたところ、なくしたはずの買い物かごが出現し、のび太は大よろこび! その後、帰宅したのび太とドラえもんは、パパとのび郎おじさんが、かつて家の庭にあった柿(かき)の木について言い合っているのを耳にする。毎年秋においしい実をつけるのが兄弟の楽しみだったのだが、ある年、パパが同級生たちに柿の実をすべてふるまってしまい、のび郎はひとつも食べられなかったのだという。 話を聞いたのび太は、時空間とりかえ機を使うことを思いつくが…!?
第854話:つづきをヨロシク

川で釣(つ)りをしていたのび太とドラえもん。ところが、まったく釣れず、のび太はあきてしまう。そんなのび太にあきれるドラえもんだったが、自分は大事な用事を思い出し、釣りを続けられなくなってしまった…。ドラえもんは、「根気(こんき)さえあれば、ぜったいに釣れるのに…」と言うと、本人に代わって作業の続きをやってくれる『つづきをヨロシク』を取り出す。 ドラえもんは、さっそくボタンをおしてガスを出し、そのガスの中に手を入れて手ぶくろのように固め、その手ぶくろをつけたまま釣りを再開(さいかい)。そして、さっと手を引っ込めると、手ぶくろだけが残る。なんとこの手ぶくろが、ドラえもんの代わりに釣りを続けてくれるのだという。 感心したのび太は、『どこでもドア』で自分の部屋にもどると、つづきをヨロシクに宿題をさせて、自分はしずかの家に遊びに行くことに。ピアノの練習を続けなくてはいけないというしずかのために、つづきをヨロシクを使うことにするが…!?
第855話:もしもボックスで昼ふかし!?

今日も起きるのがおそく、パパやママにしかられるのび太。しかも、用意が終わらないうちに、いっしょに学校へ行こうと約束していたしずかがむかえに来てしまう。その後も、モタモタしていて、なかなか準備(じゅんび)が整わず、「昼と夜が逆(ぎゃく)ならいいのに」と言い出すのび太。 それを聞いたドラえもんは、『もしもボックス』を取り出し、昼と夜があべこべの世界を作り出してしまう。すると、しずかは「おやすみなさい」と言って家に帰ってしまい、ママに聞いても「昼間に学校に行く子はいない」と言われ、大よろこびののび太。 そして、さっそくテレビを見ようとするが、パパとママに「昼おそく、子どもがテレビを見るなんて!」とおこられてしまう。そこで、みんなをさそいに行くが、だれも遊んでくれない…。周りを見回してもだれもおらず、ドラえもんからもう帰ってねようと言われたのび太は、ひとりでたっぷり遊ぶと宣言して、ドラえもんとは反対方向に歩いていくが…!?
第856話:しあわせトランプの恐怖

学校から帰ってきたのび太は、部屋にあったきれいなトランプセットを手に取り、このトランプでしずかとババぬきをしたら楽しいだろうなぁと考える。すると、そこへ、のび太が落とした十円をとどけにしずかがたずねてきたからビックリ! せっかくだからと、のび太はしずかとババぬきを楽しむが、なぜかスペードのエースが1まいなくなっていた…。 その話を聞いたドラえもんは、大声を出しておどろく。実は、これは持ち主の願いを何でも自動的にかなえてくれる『しあわせトランプ』というひみつ道具なのだが、ひとつかなえるごとにカードが1まいずつへっていき、最後にジョーカーが残ったとき、今までの幸運のうめ合わせで、不幸が束になってふりかかってくるおそろしいものだったのだ…! 話を聞いてこわくなったのび太は、トランプをドラえもんに返そうとするが、一度でも使えば、使った人が持ち主となり、どこにすてても持ち主の元にもどって来るらしい。ただ、だれかがほしがれば、ゆずることはできるといわれて…!?
第857話:未来のクリスマスカード

ドラえもんとのび太が帰ってくると、つくえの上に二つ折りのカードが置いてあった。ふしぎに思って開けてみると、カードの中から音楽と共に「ゆきの国のようせいとダンスを楽しんでね」というメッセージがうかび上がり、二人は雪の妖精(ようせい)たちがおどる美しい世界に包まれる。 それはドラミからとどいた『未来のクリスマスカード』で、音楽が流れている間だけ、カードに書かれたメッセージどおりの世界を楽しむことができるのだという。さっそくドラえもんもカードを注文し、夕方からスネ夫の家で開かれるクリスマスパーティーに持っていく二人。 のび太とドラえもんはもちろん、しずか、ジャイアン、スネ夫たちにもそれぞれメッセージを書いてもらい、みんなが書いたカードを順番に開けることに。まず、1まい目のカードは、ドラえもんが書いた「いろいろなクリスマスケーキをめし上がれ」というメッセージだった。みんなはクリスマスケーキがぷかぷかとうかぶ、ふしぎな空間にすい込まれて…!?
第858話:ウラシマキャンデー

学校からの帰り道、しずかの家に遊びに行くというジャイアンやスネ夫たちにランドセルを家までとどけるようおし付けられてしまうのび太。みんなのランドセルをかかえて歩いていると、道ですれちがった女の子が定期券(けん)を落としたことに気づく。とどけてあげようとするのび太だったが、ハンカチを取りにもどってきたスネ夫が定期券に気づき、女の子にわたしてしまい、ガッカリ…。 その後、みんなの家にランドセルをとどけ、ヘトヘトになって帰宅すると、ママから「帰りがおそい」とおこられ、おやつぬきにされてしまう。悲しくなったのび太は、「人に親切にしても、ひと言もありがとうと言われたことがない」となげく。 そんなのび太に、ちょうどドラえもんのところに来ていたドラミは、『ウラシマキャンデー』をさし出す。このアメをなめてから人に親切にすると、昔話の「浦島太郎(うらしまたろう)」に出てくるカメのように、おんがえしもしてくれるらしい。 それを聞いたのび太は、さっそくキャンデーを口に入れるが…!?
第859話:シールで逃げきれ!

スネ夫にかりたマンガをなくしてしまい、のび太は大弱り…。見かねたドラえもんは『代用シール』を取り出すと、ペンで「スネ夫のマンガ」と書きこみ、古い電話帳にはる。ドラえもんに言われるがまま、その電話帳をおそるおそる返したところ、スネ夫もジャイアンもそのまま受け取って帰っていき、ホッとするのび太。この代用シールは、シールに名前を書いてはると、シールに書いてあるものになってくれるのだ。 その直後、ママからテストを見せなさいと言われたのび太は、安売りのチラシに「テスト」と書いた代用シールをはって、ママにさし出す。すると、「安い点ね」と言いながらなっとくしてくれた。さらに、トイレットペーパーを買ってくるように言われたため、今度は新聞紙に「トイレットペーパー」と書いて、「まだこんなにあるよ」とごまかしてしまう。 調子に乗ったのび太は、代用シールを使っていたずらをしようと思いつき、ドラえもんにおこられるが、そのドラえもんに「ポスト」と書いたシールをはってしまい…!?
第860話:ランプのけむりオバケ

お正月ぐらい、のんびりひるねをしようと思っていたドラえもんは、のび太に「ストーブをつけて!」というかんたんな用事でよびつけられてガックリ…。おこったドラえもんは、のび太に『アラビンのランプ』をわたす。このランプをこすると、中からおばけのような“けむりのロボット”が出てきて、なんでも命令を聞いてくれるのだという。 ロボットにのび太の世話をまかせ、今度こそのんびり休もうと思ったドラえもんだったが、けむりのロボットに、ストーブのつけ方を教えるようたのまれてしまう。しかたなく、ドラえもんがストーブをつけたところ、けむりのロボットは消えてしまった。 けむりのロボットが何でも言うことを聞いてくれることに味をしめたのび太は、またランプをこすり、冬休みの宿題をやってもらうことに。すると、けむりのロボットは宿題を手にどこかへ行ってしまい、しばらくしてすべて終わった宿題を手にもどってきたからビックリ! 調子に乗ったのび太は、その後もいろいろなことをけむりのロボットにたのむが…!?
第861話:ジャイアンシチュー

ジャイアンが、「新しい趣味(しゅみ)を持つことにした!」と言い出した。なんと、料理の研究をはじめたのだという。さっそく、料理研究発表会を開くから来いとさそわれてしまったのび太たちは、以前ジャイアンが作ったおべんとうの味を思い出し、恐怖(きょうふ)で真っ青に…。 せめてお腹を空かせていくしかないと考え、お昼ご飯のパスタを食べないことにしたのび太だったが、いっしょうけんめい作ったんだから食べなさい!とママにおこられてしまった…。 話を聞いたドラえもんは、どんなにまずい料理でも、かけるだけでおいしくなるという『スーパーグルメスパイス』を取り出す。そして、ママの作ったパスタにかけたところ、パスタからおいしいにおいがただよい、のび太はいてもたってもいられず、あっという間に完食してしまう。 その後も、家にあったみかんや野菜などにもスーパーグルメスパイスをかけ、次々と食べるのび太。そして、スーパーグルメスパイスを手に、ジャイアンの家へと向かうが…!?
第862話:ポケットの中のぴょん太

ドラえもんに『どこでもドア』を出してもらい、オーストラリアにコアラを見に来たのび太としずか。のび太たちが楽しんでいる間、昨夜寝(ね)ていないドラえもんは、木かげで昼寝をしていた。すると、どこからかやってきたカンガルーの子どもが、ドラえもんのポケットに入ってしまう。 ところが、ドラえもんはまったく気づかず、どこでもドアでのび太たちと日本に帰ってしまった! そして、のび太の部屋にもどったとたん、ドラえもんのおなかが動き出し、ポケットからカンガルーの子どもが飛び出してきたからビックリ! ドラえもんたちはふたたびどこでもドアで同じ場所に行ってみるが、ほかのカンガルーのすがたは見当たらず、そのカンガルーもドラえもんのポケットの中にもどってしまう。しかたなく連れて帰ってきた二人は、カンガルーにぴょん太と名付け、ママにないしょで野菜を食べさせる。 ところが翌日、ドラえもんが寝ている間に、ぴょん太がポケットからすがたを消してしまい…!?
第863話:平和アンテナ

学校の帰り道、ジャイアンたちと、テレビのヒーロー番組「ムテキマン」の話でもり上がるのび太だったが、家に帰るとパパとママが大ゲンカをしていた。どうにか止めようとするのび太だったが、「子どもはひっこんでなさい」とおこられてしまう…。 こまったのび太はドラえもんに助けを求めるが、ドラえもんはのんびりとどら焼きを食べ続ける。そして、食べ終わると、ようやくポケットから『平和アンテナ』を取り出してスイッチを入れ、ケンカ中のパパとママの間にかざす。すると、二人は急におだやかになり、アッという間に仲直りしたからビックリ! ドラえもんによると、このアンテナから出る平和電波は、どんな争いごとでもピタリと止めることができるのだという。それを聞いたのび太は、「争いをなくして平和な世の中を作る」とドラえもんに言い放ち、平和アンテナを借りて出かけることに。 その後、ジャイアンを見かけたのび太は、ジャイアンがだれかとケンカをするだろうと後をつけるが…!?
第864話:フェスティバルーン

家族旅行で雪まつりに行く予定が、パパの仕事で行けなくなってしまったと落ち込むしずか。そんなしずかをなんとかしてあげたいと考えながら家に帰ったのび太は、庭の上にうかぶキラキラと光るバルーンを見つける。 さらに家の前の道には、「どら焼きそば」や「どら焼き釣(つ)り」など、どら焼きにちなんだ屋台がならび、多くの人でにぎわっていたからビックリ! その中には、巨大などら焼きを売るパパとママのすがたも。パパによると、今日はどら焼きまつりなのだという。はじめて聞くおまつりに、首をかしげるのび太。それもそのはず、なんとドラえもんが考えたおまつりだったのだ。 ドラえもんによると、世界中にあるめずらしいおまつりや自分の考えたおまつりをたのしめる『フェスティバル―ン』という道具を使ったのだという。ためしに、「ねこおいまつり」とカードに書き込むドラえもん。その前に、どら焼きまつりを終わらせようとスイッチを押したところ、バルーンがわれたと同時に屋台が消えてしまい…!?
第865話:ホカホカ雪で雪合戦

外は寒いからと、あたたかい部屋の中でゴロゴロしてばかりののび太。雪でもふれば外で遊ぶのに…というのび太の言葉を聞いたドラえもんは、未来の小学生の教材で、雨や風、雪などを手軽に実験できる『気象シートと実験機』を取り出す。 さっそく庭に出て、気象シートをたくさん敷(し)き、雪をふらせるドラえもん。ところが、積もるまでには時間がかかると言われたのび太は、「積もったらよんで」と言い残して、部屋にもどってしまう…。その後、積もった雪で雪だるまを作り出すが、ふと思いつき、「まさかあたたかい雪なんて、いくらドラえもんでも出せないよね?」と言い出す。 それを聞いたドラえもんは、『ホカホカ雪』のアダプターを実験機に差し込む。すると、あたたかい雪がふってきた! 大よろこびで雪だるまを作るのび太だったが、めんどうになってしまい、今度はひとりでにダルマになる雪はないかと言い出す。 おこったドラえもんは家の中に入ってしまうが、のび太はドラえもんが落として行ったアダプターを勝手に使い出して…!?
第866話:熱血応援マイク

空き地でジャイアンやスネ夫と消しゴム落としをするのび太。ジャイアンに負けてしまったのび太は、ドラえもんに、ぜったいに負けない消しゴムを出してほしいと泣きつくが、「消しゴムは戦うためのものじゃない」とことわられてしまう。 さらに、まだ宿題をやっていないのび太にあきれ返ったママが、もうおこりもしなくなった様子を見たドラえもんは、のび太に宿題をさせようとするが、ぜんぜんわからないと言い出す始末。そこでドラえもんは、ポケットから『熱血応援(おうえん)マイク』というひみつ道具を取り出す。 そして、マイクに「のび太くんの宿題をおうえんして」と命令したところ、マイクの目が光り、のび太のことをあらゆる言葉でほめ始める。すると、すっかりその気になったのび太は、あっという間に宿題を終わらせてしまう。マイクの応援で、いつも以上に力を出すことができたのだ。 その効果(こうか)に感心したのび太は、応援マイクを手に空地へと向かい、ジャイアンにふたたび消しゴム落としの戦いをいどむが…!?
第867話:オモイコミン

部屋でゴロゴロしているのび太に、ドラえもんが「ヒマそうだね」と声をかけると、実は宿題もたくさん出ている上に、ジャイアンから野球にさそわれていると答えるのび太。やることはたくさんあるが、どうせ何をやってもうまくいかないなら、最初から何もしないほうがましだと思ってやらないのだという。 それを聞いたドラえもんはおこり出し、とつぜん、のび太に「畳(たたみ)のへりの上を歩けるか?」と、へりの上を歩かせ、続いて高いブロック塀(べい)の上を歩かせようとする。そして、こわがるのび太に、ドラえもんは「畳だと思えばいい」と言いながら、のび太の口に、粒(つぶ)のようなものを放り込む。すると、ブロック塀の上に畳が広がったからビックリ! これは『オモイコミン』というひみつ道具で、この粒を飲むと、思い込んだとおりのものが見え、こわいものなしになるのだという。その直後、ママのお説教が始まるが、ふたたびオモイコミンを口に入れたところ、お説教がスズメのさえずりに変わって…!?
第868話:ドラかぐや、月に帰る!?

『竹取物語』を読んで読書感想文を書くという宿題をすっかりわすれていたのび太。「本を読まずに感想を書くことができるひみつ道具を出してほしい」と泣きつかれたドラえもんは、あきれつつも『絵本入り込(こ)みぐつ』を取り出す。 このくつをはいて絵本の上に乗ると、その絵本のおはなしの世界に入ることができるのだ。 のび太とドラえもんは、さっそく絵本入り込みくつをはいて、『竹取物語』の本の中に飛びこむ。そして、おはなしのじゃまにならないよう、『スモールライト』で自分たちを小さくして、竹のかげにかくれることに。 すると、スモールライトの光に気づいた「竹取の翁(おきな=おじいさん)が、二人のかくれている竹の前にやってきて、その竹をバッサリと切り落としたからビックリ! あわててにげる二人だったが、翁はドラえもんに気づくと、かぐや姫(ひめ)とまちがえて連れて帰ってしまう。しかも、スモールライトのきき目が切れ、ドラえもんは元の大きさに戻ってしまい…!?
第869話:おおかみ男クリーム

「ぼくのこわいもの」という作文で、丸い月を見てオオカミに変身するオオカミ男より、おこったママの顔の方がこわいと書いたのび太。それを読んだママは大激怒(げきど)。その様子を見たドラえもんは、ポケットから『おおかみ男クリーム』を取り出す。このクリームを顔にぬり、丸いものを見ると、なんとオオカミ男に変身してしまうという。これで、ママとオオカミ男のどちらがこわいか、試してみようというのだ。 ところが、目を離したすきに、ママがクリームを顔にぬってしまったから大変! のび太は、これから出かけるというママを止めようと追いかけるが、作文を書きなおすまでは外出禁止(きんし)と言われてしまう…。 のび太から助けを求められたドラえもんは、ママが外で丸いものを見ないようついていくことに。しかし、ドラえもん自身に丸いところがたくさんあるため、ぼうしをかぶったり、手ぶくろをしたりとひと苦労。しかも、次々とママの目の前に丸いものがあらわれて…!?
第870話:タイムふろしき

家のテレビがこわれてしまったため、のび太とドラえもんは新しいテレビを買ってと頼もうとするが、パパとママはこわれたカメラと古くなったせんたく機のどちらを先に買いかえるべきか言いあらそっていて、どうやらテレビは当分買ってくれそうにない…。 そこで、ドラえもんが取り出したのが、包んだものを新しく変身させる『タイムふろしき』。さっそくテレビを包んでみたところ、またたく間にピカピカの新品にもどったため、のび太は大よろこび! さらに、カメラとせんたく機も新品に戻してあげ、パパとママをおどろかせる。 その後、タイムふろしきを使って古いものを新品に変えて売ればもうかると思いついたのび太は、あちこちから不用品をもらってくる。ところが、目をはなしたすきに、タイムふろしきのひみつを知ったスネ夫にうばわれてしまった! さらに、スネ夫がよけいなことを言ったせいで、タイムふろしきがジャイアンの手にわたってしまい…!?
第871話:ニセ宇宙人

ジャイアンとスネ夫に、ニセモノの円盤(えんばん)写真を見せられ、宇宙(うちゅう)人と話をしたというウソをすっかり信じてしまうのび太。さらに、今夜も空き地に円盤が着陸するというウソを信じたのび太は、見に行くことに。あまりの寒さに、ドラえもんは先に帰ってしまうが、朝まで空き地にいたのび太は、カゼをひいてしまった…。 おみまいに来たしずかから真相を聞き、ショックを受けるのび太。一方、ジャイアンたちの悪ふざけにおこったドラえもんは、未来の小さな子どもたちが遊ぶ円盤のおもちゃ『組み立て円盤セット』と、『ラジコン宇宙人』を使って、ジャイアンたちをおどろかせようと考える。 夕方、またもやニセモノの写真をとろうとしていたジャイアンたちの前に、大きな円盤があらわれ、中からタコの様な宇宙人が出てきた! おどろいた二人は、あわててにげようとするが、動けなくなってしまう。すると、宇宙人がある人物に会わせろと言い出して…!?
第872話:化石大発見!

スネ夫とジャイアンから一億円の価値(かち)があるという“宝の地図”をもらったのび太は、地図をもとに大よろこびで裏山(うらやま)をほってみるが、エイプリルフールでだまされただけとわかって、ガッカリ…。 そんなとき、のび太は同じ裏山で何かをほっているおじさんを見かける。のび太が声をかけると、おじさんは化石をさがしているのだと答える。それを聞いたのび太は、自分たちも化石を見つけようとほりはじめるが、「らんぼうにほるな」とおこられてしまった。 家に帰り、お昼ごはんに焼き魚を食べていたのび太は、魚のホネや、みそ汁の具のアサリのカラを『タイムふろしき』を使って化石にして、おじさんをおどろかせよう思いつく。エイプリルフールだし、それくらいなら…とドラえもんも協力することに。 さっそくホネやカラを化石にしたのび太たちは、おじさんに「あっちで発見したんだけど」と、化石をわたしてみる。大よろこびで化石について語りはじめるおじさんを見たドラえもんとのび太は…!?
第873話:布団にのってふわふわり

朝、学校に行く時間になっても、まったく布団(ふとん)から出ようとしないのび太。おこったママが二階に上がってくるのに気付いたドラえもんは、のび太の洋服やランドセルなどを布団の中に投げ込むと、布団たたきのような道具を取り出し、「学校へ!」と言いながら思いきり布団をたたく。すると、布団はふわりとうかんで窓(まど)から空へと飛んでいき、学校の屋上に布団ごと到着(とうちゃく)。そこでようやくのび太は目を覚ました…。 実は、ドラえもんが使ったのは、たたくと布団がどこへでも飛んでいく『フットンダー』。布団から出たくない未来のぐうたらな人物が考えたひみつ道具だという。それを知ったのび太は人類最高の大発明だとカンゲキし、しばらく借りることにする。 その夜、フットンダーのことを知ったしずか、ジャイアン、スネ夫たちも、それぞれの布団とともにこっそり家をぬけ出し、フットンダーを使って夜の空で思いきり遊ぶが、ねぼけたのび太のせいで大さわぎになってしまい…!?
第874話:ゆめの町、ノビタランド

家の中でローラースケートの練習をしていたのび太は、ふすまにぶつかって、そのまま居間(いま)に倒れこみ、ママに「外で遊びなさい」とおこられてしまう。しかたなく外に出るが、車があぶなくて練習もできない。 その後、しずかやスネ夫とドッジボールでもしようと、いつもの空き地へと向かうが、近くで行われる工事の材料置き場になっていて、立ち入り禁止(きんし)になっていた…。 しかたなく家に帰ったのび太は、「いつ、どこで、何をしても、だれにも何も言われない、ボクだけの町、自由な世界がほしいなぁ」となげく。それを聞いたドラえもんは、「じゃあ、作ろう!」と言い、『インスタントミニチュアせいぞうカメラ』を取り出す。このカメラで写すと、なんとカメラから本物そっくりのミニチュアが出てくるというのだ。 二人はさっそく、いろいろなお店や建物、公園などを写してミニチュアを作り、自分たちだけのゆめの町“ノビタランド”を作る。そして、みんなもさそい、『ガリバートンネル』で小さくなって遊ぶことにするが…!?
第875話:ドラえもんをのぞいちゃえ!

今日ものび太の部屋でケンカをするドラえもんとのび太。その様子を22世紀からテレビモニターで見ているセワシとドラミ。セワシは、ちゃんとのび太の世話をできていないドラえもんを22世紀に連れ戻した方がいいのでは…と考えていたのだ。だが、ドラミに「ああ見えて、仲はいいのよ」と言われ、しばらくドラえもんの様子を観察することにする。 別の日の朝、ちこくしそうなのび太を送り出すと、のんびりテレビのワイドショーを見たり、和菓子屋さんの特売のチラシを見て大よろこびしたりと、平和な時間をすごすドラえもん。そこへ、未来デパートのセールスロボが、新商品のカタログを持ってくる。 その後、帰ってきたのび太がカタログを見ながら、つい『バタバタフライ』を「ほしい」と言ったところ、バタバタフライがとどいてしまった! すでに同じものを持っていたドラえもんはおこり出すが、のび太は気にせず、バタバタフライを手にしずかのところに遊びに行ってしまう。 一方のドラえもんは、ミィちゃんにさそわれて屋根の家でデートすることに。その様子を見たセワシは…!?
第876話:ダジャレーランド

パパに遊園地のチケットをもらったというスネ夫にさそわれたのび太たちは、大よろこび。ところが当日、その遊園地に行ってみると、乗り物や建物すべてがボロボロで、客はのび太たちのほか、外国人の男の子とその一行だけだった…。 つまらないダジャレでその場をごまかそうとするスネ夫だったが、それを聞いたドラえもんは、ポケットからレーザーガンのようなひみつ道具を取り出す。これはダジャレを言って引き金を引くと、そのダジャレが30分だけホンモノになる『ダジャレイガン』で、ドラえもんはダジャレで遊園地をおもしろく変えればいいと考えたのだ。 ためしにのび太が観覧車(かんらんしゃ)に向けて、「ランラン車!」というダジャレを口にしてみると、ボロボロで今にも止まりそうな観覧車が、楽しいアトラクションに大変身したからビックリ! ランラン車を楽しんだのび太たちは、その後も、ボロボロのジェットコースターやコーヒーカップなどを次々と、ダジャレイガンで楽しいアトラクションにしていくが…!?
第877話:無敵!コンチュー丹

またもやジャイアンにいじめられたのび太に泣きつかれたドラえもんは、ポケットから『コンチュー丹(たん)』という粒(つぶ)のようなものを取り出す。これを食べると、チョウの持っている飛ぶ力や、ハチの刺(さ)す力、アリの怪力(かいりき)、カブトムシのかたくて強い体…など、虫のパワーが身につくのだという。 それを聞いたのび太は大よろこびでコンチュー丹を口に入れると、ドラえもんの説明を最後まで聞かずに家を飛び出して行くが、ジャイアンにボコボコにされて帰ってくる。コンチュー丹の効き目が出るには、しばらく時間がかかるのだ。 その後、ママが作ってくれた大好物のパンケーキも食べず、庭の木の葉を食べ始めるのび太。おどろいたパパとママに止められてしまうが、どうしてもがまんできないというのび太に、ドラえもんがこっそり葉を運んでくる。 その夜、なんとのび太の口から糸が出てきて、朝にはりっぱなマユになり、しばらくすると中からのび太が出てきて…!?
第878話:タタミのたんぼ

大好きなおもちの取り合いでケンカになったドラえもんとのび太。「おもちさえうんとあればケンカしなくてすむのに…」と考えたドラえもんは、『もちせいぞうマシン』を取り出し、材料となるもち米がほしいとママにたのむが、「食べ物をおもちゃにするなんてダメ」とおこられてしまう…。 それならばもち米から作ろうと、『しゅみの日曜農業セット』を取り出すドラえもん。『カプセル式の苗(なえ)』『打ち上げ式豆太陽』『チューブ入り雲』『かかし』『たんぼロール』など、手軽に農業が体験できる道具がそろっており、なんと2時間ほどで実りの秋を迎え、もち米を収穫(しゅうかく)することができるのだという。 さっそく部屋にたんぼロールを広げ、田植えをはじめるドラえもんとのび太。ところが、『季節コントローラー』がこわれていたらしく、梅雨に入るはずが、太陽が照りつけるだけでまったく雨がふらず、田んぼが干上がってしまった! のび太たちは大あわてで、バケツで水を運び込もうとするが…!?
第879話:未来からの買い物

スネ夫からイタリア製(せい)の最新型オーダーメイド自転車をじまんされたのび太は、うらやましくてしかたがない。自分も新しい自転車を買ってもらおうと考えるが、新しいゴルフクラブがほしいパパと、新しい洋服がほしいママが言い合いをしていて、お願いどころではない。 そんな時、のび太は部屋の中で『全商品カタログ』という未来の商品カタログを発見する。開いてみると、中にはさまざまな商品が載(の)っており、最高時速200メートルの未来の自転車があるのを見つけたのび太は、思わず「ほしいなぁ」とつぶやく。 すると、目の前にその自転車が出現したからビックリ! 大よろこびののび太は、最新のゴルフクラブと、服を出して、パパとママにプレゼント。さらに、みんなのほしがっているものをどんどんカタログから出してあげる。 ところが、帰ってきたドラえもんによると、これは心で思っただけで買い物ができる『通心カタログ』で、あとから代金を取りに来るのだという。あせったのび太は…!?
第880話:のび太に恋した精霊
第881話:無敵のウルトラ・スペシャル・ マイティ・ストロング・スーパーよろい
第1話:勉強べやの釣り堀
ジャイアンたちから、近所の川でつったサカナを見せびらかされたのび太。「ボクたちもつりに行こう!」とドラえもんをさそうが、ママから止められてしまう。 そこで、ドラえもんが取りだしたのが、『お座敷釣り堀(おざしきつりぼり)』。なんとシートを広げるだけで海や川がスクリーンにうつしだされるため、部屋にいながらにして、つりが楽しめるという。 さっそく部屋の中でつりをはじめたのび太。ところが、すぐにあきてしまって…!?
第2話:タイムマシンがなくなった !!
怒ったママから逃げるため『タイムマシン』の中にかくれた、のび太。ところが、そのあとブレーキをかけておくのを忘れ、タイムマシンが過去の世界へと流されていってしまった…! どんどん昔へと流されていくタイムマシンを追いかけた、ドラえもんとのび太。やがて1866年前の弥生時代に降り立った2人は、古代の少女と出会うが…!?
第3話:思い出せ!あの日の感動
ある朝、のび太が学校をやめると言いだした。毎日同じことのくりかえしで、イヤになってしまったというのだ。 こまったドラえもんは、ポケットから『はじめてポン』を取りだす。この『はじめてポン』は、背中にスタンプをポンと押すだけで、どんなことにでもはじめてのような感動を受ける道具で…!?
第4話:天井うらの宇宙戦争
ドラえもんに借りた、未来の宇宙アクションゲームを楽しんでいた、のび太。だが、そこにホンモノのミニ宇宙船が迷いこんできたからビックリ! その宇宙船から現われた小さなロボットは、リリパット星のアーレ姫の家来だと名のり、宇宙の侵略者・アカンベーダーにとらえられた姫を助けてほしいとうったえる。 アーレ姫が、しずかそっくりの美少女だと知ったのび太は姫を助けだすため、アカンベーダーとの対決に向かうが…!?
第5話:のろいのカメラ
スネ夫にまたしてもバカにされてしまった、のび太。怒ったドラえもんは「仕返しをしてやる!」と出て行ったが、何もすることなく、なぜかカメラを抱えたまま帰ってきた。 ガッカリしたのび太は、ドラえもんが眠ったすきに、そのカメラでドラえもんをパチリ。すると、ドラえもんそっくりの人形が出てきたのだ! そっくり人形ができあがるカメラだと思いこんだのび太は、パパやママの写真も撮ってあげるが、実はそれは世にもおそろしい『のろいのカメラ』で…!?
第6話:一生に一度は百点を…
みんなで学芸会のうちあわせをする約束をしているのに、のび太は宿題が終わらず、大弱り。かわいそうに思ったドラえもんは、『コンピューターペンシル』を取りだす。 さっそくそのペンシルを使ったところ、宿題がスラスラ解けたため、のび太は大よろこび! その後、のび太はコンピューターペンシルでジャイアンやスネ夫の宿題もカンタンに片づけてみせ、みんなからアタマがよくなったと感心されるが…!?
第7話:昔はよかった
パパから昔話を聞いたのび太は、学校も宿題もない昔の世界で暮らしたいと思いはじめる。 ドラえもんは「きみが考えるほど、昔の生活は楽じゃないんだよ」と止めるが、のび太は耳を貸さず、さっさと『タイムマシン』に乗りこんでしまう。 到着したのは、草原が広がる大昔! のび太はそこで農家の父娘に出会い、泊めてもらうことに。だが、質素な食事や、テレビもまんがもない暮らしに、早くも音をあげそうに…!? やがて、おなかがすいてがまんできなくなったのび太は…!?
第8話:宝星
学校の裏山から、財宝が見つかった! じつは、かねてから宝をほり出してみたいという夢を持っていたのび太は、先を越されてくやしくてたまらない。 それを聞いたドラえもんは、『宝星探査ロケット』を取りだす。宇宙に飛んでいき、宝のうまっている星を見つけだして知らせてくれるロケットだという。 ワクワクしながら3台のロケットを発射したのび太。まもなく1号ロケットが宝を発見したという知らせが…! さっそく宇宙へ向かったのび太だが、着いた惑星はなんと…!?
第9話:ラジコン大海戦
こずかいをため、やっとの思いでラジコンボートを手に入れたのび太。池で進水式をしていたところ、スネ夫の操縦する“戦艦大和”のラジコンにぶつけられ、あっけなくしずんでしまう。 おこったのび太たちは『スモールライト』でからだを小さくして大和に乗りこみ、戦艦を乗っ取ることに成功! こまったスネ夫は、いとこのスネ吉にたのみこみ、リモコンのゼロ戦部隊で、大和への攻撃を開始! こうして“のび太&ドラえもん”VS“スネ夫&スネ吉”の戦いがはじまるが…!?
第10話:雪山のロマンス
占いで、しずかとの相性がサイアクだとわかったのび太。将来、ちゃんとしずかと結婚することができるのか、不安になってしまう。 落ちこむのび太のために、ドラえもんは『未来テレビ』を取りだした! 2人がめでたく婚約する14年後のようすを、このテレビでのぞいてみようというのだ。 ところが、未来ののび太はいまと同じでモジモジしてばかりで、なかなかプロポーズができないでいた。おこったしずかは、出木杉たちと山のぼりに出かけてしまって…!? 「竜宮城の八日間」
第11話:竜宮城の八日間
冬休みの自由研究で、“浦島太郎のむかしばなしはホントにあったことなのか”をしらべることに決めた、のび太たち。 『タイムマシン』に乗って1049年の海岸に向かったところ、子どもがカメをいじめているところに出くわす。 見かねたのび太たちがカメを助けようとしていると、なんと浦島太郎本人がやって来たからビックリ! さらにその直後、海から宇宙船のような潜水艦があらわれ、浦島太郎を乗せて消えていったのだ! 『潜水ゴンドラ』に乗って追いかけたのび太たちが、海底で見たものとは…!?
第12話:燃えろティラノサウルス!紙工作が大あばれ
ふろくとして雑誌についてきた、紙工作の円盤をママに捨てられてしまった、のび太。かわいそうに思ったドラえもんは『紙の工作 きりぬく本』を取りだす。 この『きりぬく本』を使って作った紙工作は、ホンモノと同じように使うことができるという。さっそく円盤を作ったのび太は、中に乗りこんで空を飛んで大よろこび! そんなのび太をうらやましく思ったジャイアンとスネ夫が、『きりぬく本』を貸してほしいと、たのみこんできた。ところが、2人が作った紙工作のおかげで、町はパニックに…!?
第13話:のび太の街、大パニック!恐竜が出た!?
ハイキングコースで人気のある“高井山”に、恐竜があらわれたというニュースが入った! 高井山には、ついこのあいだ、のび太もしずかといっしょにハイキングに行って来たばかり。信じられないのび太とドラえもんが『どこでもドア』で山のようすを見に行くと、本当にティラノサウルスがあばれていたからビックリ!! いったい、なぜ現代に恐竜が出現したのか…!? ドラえもんが『タイム・ビデオ』で、のび太が高井山に行ったときの映像をチェックしてみると…!?
第14話:恐竜おもいっきりスペシャル!恐竜さん日本へどうぞ
“中国の恐竜展”を見学したのび太は、日本ではあまり大きな恐竜の化石が出土していないことを知り、残念がる。 そのよくじつ、しずかとあそぶ約束をしていると、スネ夫が「化石を見せてあげる!」と、わりこんできた。スネ夫のパパが、アメリカからめずらしい恐竜の卵の化石を買ってきたというのだ。 面白くないのび太は『招待錠』で、しずかを強引に部屋によぼうとする。だが、そのとき壮大な計画を思いつく。なんと大昔の中国から、恐竜を日本によぼうというのだが…!?
第15話:のび太の部屋でスキー猛特訓 勉強べやの大なだれ
みんなでスキーに行くことになったものの、ぜんぜんすべれないのび太は、大弱り。 あせるのび太のためにドラえもんが取りだしたのは、家にいながらにしてスキーの練習ができる『お座敷ゲレンデ』。のび太は大よろこびで特訓をはじめるが、ころんでばかりで、すぐにイヤになってしまう。 「雪景色が見えなくちゃ気分が出ないよ」と文句をつけるのび太をなだめようと、ドラえもんは雪山の立体映画をながすことに。ところが、のび太はすぐにまた別の文句を…!?
第16話:エイプリルフールだからって… 化石大発見
スネ夫から“宝の地図”をもらったのび太。地図をもとにせっせと裏山を掘ったものの、エイプリルフールでだまされただけとわかって、ガッカリ…。 そんなとき、のび太は同じ裏山で化石をさがしているおじいさんに出会う。だが、自分たちも化石を見つけようと掘りはじめたところ、「らんぼうに掘るな」とおこられてしまう。 その後、お昼ごはんに焼き魚を食べたのび太のアタマにイタズラがひらめいた! 魚の骨や、みそ汁の具のアサリのカラを『タイムふろしき』を使って化石にして、おじいさんをおどろかせようというのだが…!?
第17話:ア~ア~ア~ッ!宇宙ターザン
のび太は、大好きなテレビ番組『宇宙ターザン』をみんなからけなされ、大ふんがい。だが、バッタリ出会ったターザン役の俳優から、『宇宙ターザン』は視聴率が低いため打ち切りになる運命だと聞かされて、ショックを受ける。 番組を終わらせたくないのび太は、とっておきのアイデアを思いつく。白亜紀の恐竜たちに『桃太郎印のきびだんご』を食べさせて撮影に参加させれば、迫力ある映像が話題になって、視聴率も上がると考えたのだ! さっそくのび太は『タイムマシン』で白亜紀へ…!?
第18話:ジャイアンの甘~い声! キャンディーなめて歌手になろう
テレビで“スキマスイッチ”の歌声を耳にしたのび太は「こんなステキな声で歌えたらいいなぁ」とウットリ。 そのことばを聞いたドラえもんは、『声のキャンディー』を取りだす。なんと、なりたい人物のものと同じ声になれるキャンディーだという。 そんな中、ジャイアンがリサイタルを開くと言い出し、調子に乗ってアンコールまで歌おうとしたから、大変!! ドラえもんはあわてて、スキマスイッチの声になれるキャンディーをジャイアンに差しだすが…!?
第19話:あの名作をもう一度… おばあちゃんの思い出
物置きを整理していると、のび太が小さいころ、大好きだったクマのぬいぐるみが出てきた。 ぬいぐるみを見て、おばあちゃんに会いたくなったのび太は、ドラえもんにたのみこんで、タイムマシンで昔へ…! だが、幼いころののび太は、やさしいおばあちゃんに対して、わがまま放題。 どうしてもおばあちゃんにあやまりたいと思ったのび太は、ドラえもんが止めるのも聞かず、おばあちゃんの部屋へ…!?
第20話:もこみちくんと紗季ちゃんだ! ジーンと感動する話
テストで0点を取ったのび太は、家に帰る勇気が出ない…。おそくまで教室にいるのび太を見かけた先生は、前向きにがんばるよう、のび太をはげます。 先生のことばに感動したのび太は、みんなに同じ話をするが、だれも感動してくれず、ガッカリ。そんなのび太に同情したドラえもんは、聞く人を感動させる『ジーンマイク』を貸してあげることに。 だが、ジャイアンに追いかけられたのび太は、マイクを紛失!さらにドラマ『レガッタ』のロケ現場に出くわして…!?
第21話:のび太くん、さようなら! ドラえもん、未来に帰る…
ドラえもんから借りたひみつ道具を使って、0点のテストをかくそうとした、のび太。だが、その作戦は失敗し、2人は大ゲンカしてしまう。 その夜、突然、のび太の部屋の天井にタイムマシンの出口があらわれ、黄色い物体が落ちてきたからビックリ! 天井から出現したのは、なんとドラえもんの妹・ドラミだった!! ケンカばかりしているドラえもんとのび太を見かねたセワシが、未来からドラミを送りこんできたのだ。 ドラえもんよりもシッカリ者で優秀なドラミは、のび太の世話もバッチリ。ドラえもんは内心、ションボリしてしまう。 そんなとき、ドラえもんはドラミと交代して22世紀にもどってくるよう、セワシから持ちかけられるが…!?
第22話:ドラえもん緊急特番!!史上最大のひみつ道具スペシャル
★大好評開催中の『史上最大ひみつ道具コンテスト』にちなんだスペシャル企画!! ★これまで『ドラえもん』に登場したひみつ道具の数々を、ジャンル別にランキング形式で紹介! これを見れば、『史上最大のひみつ道具コンテスト』に応募するときの参考になるかも! ★ひみつ道具にからんだ、おもしろ名場面もたくさん出てくるよ!! ★さらに、来年3月公開予定の新作映画『ドラえもん のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~』の監督・寺本幸代(てらもと・ゆきよ)さんが手がけた、傑作ストーリーをもういちど見ることもできるよ!!
第23話:ゴキブリのおんがえし ウラシマキャンディー
道ですれちがった、かわいい女の子が手帳を落とした。のび太は親切に届けてあげようとするが、ドラえもんがさっさと届けに行ってしまい、ガッカリ…! のび太からグチを聞いたドラミは、『ウラシマキャンディー』を取りだす。このアメをなめてから人に親切にすると、昔話の『浦島太郎』に出てくるカメのように、かならず恩返しをしてくれるという。 さっそくキャンディーを食べたのび太。いったんつかまえたゴキブリを逃がしてあげるという“親切”をするが…!?
第24話:勝負だ!妹よ… ドラえもんとドラミちゃん
出木杉と仲よく話すしずかを見て、不安になったのび太。 ところが、たのみのつなのドラえもんは、定期点検のため未来にもどっていた。かわりにやって来たドラミに、のび太は恋のなやみを打ち明けることができない…。 そんなのび太の思いを感じとったドラミは『カムカムキャット』という道具で、しずかをのび太の家によびつける。 ところが、それを知らないドラえもんが未来から帰ってきて別の道具を使ったため、ドラミの作戦は大失敗!! それからというもの、のび太の恋をめぐって、ドラえもんとドラミの兄妹ゲンカがはじまって…!?
第25話:正義のスーパーヒーロー 行け!ノビタマン
ドラえもんが、庭でタンクのようなものをみがいていた。それは『宇宙救命ボート』という道具で、地球が爆発するような緊急事態が起きたとき、脱出するためのものだという。 中に入ってみたのび太が、かべにあったボタンを押したところ、いきなりボートが発進! ワープの末、とある星に到着するが、着陸のショックでボートはこわれてしまった。 こまりはてた2人が出会ったのは、その星の少女・リリアンだった。リリアンにやさしくしてもらい、よろこぶのび太。だが、その星では、ギャングがはびこっており、リリアンの父で新聞記者のドリアンも彼らに命をねらわれていた。 その後、町に出たのび太とドラえもんはギャングにおそわれるが、ピストルでうたれても痛くないからビックリ! じつは、この星は地球よりも引力が弱く、ピストルのタマもやわらかかったのだ。つまり、人間の力も地球人にくらべて弱く、この星ではのび太やドラえもんは“スーパーマン”なのだった! それに気づいたのび太は正義のヒーロー“ノビタマン”となって、ドリアンをたすけようとして…!?
第26話:のび太、ボディーガードになる! モーテン星
「きょうは悪運の日。いろいろな災難にみまわれる…」。そんなうらないを気にして、外に出ようとしない、しずか。 そこで、のび太は身につけると姿が見えなくなる道具『モーテン星』をドラえもんから借りて、しずかをかげから守ってあげようと考える! だが、すがたが見えないのをよいことに、のび太は通りがかった犬やジャイアンにいたずら! それがきっかけで、しずかが犬におそわれそうになったり、ジャイアンにおこられそうになったりして…!?
第27話:のび太、オオカミになる! オオカミ一家
ぜつめつしたはずのニホンオオカミを見つけたら、大ニュースになると聞いた、のび太。思わず「ぼくが発見してみせる!」と、みんなの前で宣言してしまう。 よく日、のび太とドラえもんは、ニホンオオカミが目撃されたという山へ…! のび太は『月光灯』でオオカミに変身し、おびき寄せることにするが、そのやさき、まちがってドラえもんが『小型ますい銃』に当たり、ねむりこんでしまう。 山おくでひとりぼっちになったのび太に、ホンモノのニホンオオカミが近づいてきて…!?
第28話:合言葉はチンカラホイ! 魔法使いのび太
魔法の世界ののび太は、こちらの世界ののび太と同じく、ドジな男の子。ホウキにも、うまく乗ることができない。 そんなある日、みんなでホウキに乗って遠出することになった! ホウキが苦手なのび太は、こまってしまう。 かわいそうに思ったドラえもんは“魔法のポケット”から、ホウキが安定する道具『補助ホウキ』を取りだすが…!?
第29話:魔王さまに○○を… 悪魔の城のヒミツ
大魔王デマオンの住む城に、いなかから出かせぎにやって来た、ノビマとドマエモン。 デマオンの部屋まで、ひみつの箱をとどけるよう命じられるが、じゃまが入ってウロウロ。はたして、ひみつの箱の中身とは…!?
第30話:忍びよるカゲ… 序章・新魔界大冒険
魔界でも乱ぼう者として知られる、ギム。いつものようにイタズラをくりかえしていたところ、爆発に巻きこまれ、宇宙空間へ…! 思いがけず、地球にたどりつく。 だが、そんなギムに、たまたまのび太が打った野球のボールが激突! おこったギムはのび太に仕返ししようとするが、ことごとく失敗して…!?
第31話:ドラえもんvs巨大サメ 空き地のジョーズ
スネ夫から、海に釣りに行くことをじまんされた、のび太。 うらやましがるのび太のため、ドラえもんは『サカナコイコイゲート』と『サカナキタキタゲート』を取りだして、海のサカナたちを空き地によびよせる。こうしておけば、『地中つりざお』を使って、空き地にいながらにして海釣りを楽しむことができるのだ! ところが、海からホオジロザメがまぎれこみ、大変なことに…!?
第32話:のび太のほろ苦い思い出 赤いくつの女の子
部屋を片づけていたのび太は、押し入れから小さな赤いくつを見つける。そのくつは、のび太が幼稚園に通っていたころ、となりに住んでいた女の子“ノンちゃん”のものだった。 当時、のび太はノンちゃんと大の仲よしだったが、ジャイアンたちから冷やかされ、ノンちゃんのくつをかくすというイジワルをしてしまったのだ! その後、あやまる機会がないまま、ノンちゃんは引越してしまったのだった…。 「ちゃんとあやまりたかった…」とくやむのび太のため、ドラえもんは『タイムマシン』で昔にもどろうと提案して…!?
第33話:ドラえもんが生まれ変わる日
ドラえもんのたんじょう日の前日、のび太はプレゼントのドラ焼きを買いこんでいた。 そこへ、セワシとドラミがあわてたようすで、未来からかけつけて来た。なんと、ドラえもんが何者かにゆうかいされたというのだ! ドラえもんは、その日、ロボット学校の同窓会に出席するため、22世紀にもどっていたのだが、こつ然とすがたを消してしまったらしい。 大急ぎで未来の世界にやって来た、のび太たち。さっそく手わけして、ドラえもんの行方をさがすことに…! のび太は、ロボット学校の同級生・パワえもんやノラミャー子に会いに行くが、手がかりはつかめない。 はたして、ドラえもんを連れ去ったのは、だれなのか…!? そして、ドラえもんはぶじ、のび太のもとに帰ってくることができるのか…!?
第34話:王子を守れ!伝説のドラミ三剣士
のび太とドラえもんは、はなやかな舞踏会(ぶとうかい)にあこがれをいだくドラミと、中世のヨーロッパへ出発! 小国“マスカール国”の若き王子・ジョルジュと出会う。 その夜、ジョルジュの城で舞踏会が行なわれると聞き、ドラミはワクワク!! ところが、ジョルジュはゆううつな表情をうかべる。 じつは、その舞踏会は、ジョルジュがきさきを見つけるためにもうけられたもので、マスカール国の未来のため、大国・バルテス国のマリー姫をつまに選ぶよう、ジョルジュは決意をせまられていたのだ。 そんな中、ジョルジュはとつぜん、のび太に思いもよらないねがいごとをたのみこんで…!? やがて夜になり、盛大な舞踏会がはじまった。だが、舞踏会のさなか、のび太が何者かにゆうかいされて…!?
第35話:のび太の小さな小さな大冒険
なくしたボールをさがしていたのび太たちは、人形のように小さな少年が草むらの中でたおれているのを見つける。 『スモールライト』で体を小さくしたのび太たちが事情を聞くと、彼は森の中にある“ドンジャラ村”で暮らす“小人(しょうじん)族”の少年・ホイだとわかる。 また、ホイは、人間の開発のせいで、村人たちが住みかを追われていることを打ち明ける。 さっそくホイといっしょに村を訪ねたのび太たち。だが、人間をうらむ長老・ダイモに『ビッグライト』を取り上げられ…!?
第36話:もうすぐネズミ年だよ、ドラえもん
ネズミがきらいなドラえもんは、ネズミ年がゆううつでしかたがない。 それを聞いたのび太は、にが手なものがいっそうこわくなる『スパルタ式にが手こくふく錠』を、ドラえもんに飲ませてしまう。 だが、ドラえもんは『にが手タッチバトン』を使って、のび太に自分の“ネズミぎらい”をうつしてしまう。 すると、のび太はネズミ年生まれの人やネズミの絵を見ただけでおびえて、大さわぎに…!?
第37話:戦国時代のドラ地蔵
0点のテストをかくすため、のび太はドラえもんに『ないしょごみだしホール』を出してもらう。なんでも捨てられることにおどろいたのび太は、みんなのごみを引き取ってあげることに…。 あきれたドラえもんはごみを整理しようとして、うっかり、ごみだしホールに落ちてしまう。 その後、四次元空間のホールの中から、なんとか脱出したドラえもん。だが、そこは戦国時代のとある村だった! しかも、ドラえもんは村人から、お地蔵さまとまちがわれて…!?
第38話:ぼく、桃太郎のなんなのさ2008
自分が住んでいる町の歴史を調べる宿題を出されたのび太は、ドラえもんに泣きつき、時間をさかのぼりながら写真を撮って送ってくれる『タイムカメラ』を出してもらう。 さっそく町全体がよく見える場所で、撮影をはじめるが、637年前の写真を最後に、タイムカメラが消えてしまった! しかも、最後に送られてきた写真には、桃太郎らしき一行の姿が写っていた。桃太郎はおとぎばなしのはずなのに…と、ドラえもんとのび太はビックリ! みんなにも知らせようと空き地に行くと、オランダから桃太郎を探しにやって来たという外国人男性が、助けを求めていた。しかも、彼が持っている写真のような絵には、タイムカメラで写した637年前の写真とそっくりな、桃太郎の姿が写っていた…! 2枚の写真のナゾを解くため、ドラえもん、のび太、しずか、ジャイアン、スネ夫の5人は『タイムマシン』に乗り込み、637年前の日本へと向かうが…!?
第39話:映画『ドラえもん のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~』
「魔法が使えたら便利にちがいない!」と思いついたのび太は、『もしもボックス』で魔法の世界を作り出す。だが、ここでもやっぱり不器用なのび太は、魔法がうまく使えない…。 そんなとき、のび太は、魔法を自由にあやつる美少女・美夜子とその父・満月牧師に出会った。牧師から、悪魔族が住む“魔界星”が地球に接近、地球侵略を企てていると聞いたのび太とドラえもんは、急いで元の世界に戻ろうとするが、なんと、ママにもしもボックスを捨てられてしまい…!?
第40話:特撮ウラドラマン
ある日、のび太が学校から帰ってくると、ドラえもんが、どんなオドロキの映像でも手軽に作ることができるという『イージー特撮ビデオ』で、ドラやきを撮影して遊んでいた。 そのビデオカメラを使ってカッコイイ映画を撮ろうと考えたのび太は、ヒロイン役として、しずかを誘いに行く。だが、ちょうど遊びに来ていた出木杉にも、シナリオと監督を任せてほしいと言われ、のび太は渋々OKすることに。 その後、ドラえもんは、さまざまなひみつ道具を出して撮影準備をスタート! のび太もスネ夫らに声をかけ、ジャイアンだけはさそわないでおこうと決めるのだが…!?
第41話:キー坊が恋をした
のび太は、裏山から拾ってきた小さな苗木に、ドラえもんのひみつ道具『植物自動化液』をかける。 すると、びっくり!翌朝から、自由に動き回ることができるようになったのだ。その苗木をキー坊と名づけたのび太は、自分の弟のようにかわいがっていた。 そんなある日、キー坊はボールを取りに入った、神成さんの家の庭で見かけた、バラの花に恋をしてしまう。
第42話:もうひとつの“緑の巨人伝”
宇宙の果てにある緑の星では、かつて、さまざまな植物型宇宙人たちが平和にくらしていた。サボテン型植物星人のドラぼてんとのびテンも、緑の星で旅をしながら歌を奏でる、二人組の吟遊詩人(ぎんゆうしじん)だ。 二人はある日、見知らぬ少女・リーレと出会う。リーレと共に、いちど入ったら二度と生きて帰ってくることができないと言われる“禁断の森”に足をふみ入れた、ドラぼてんとのびテンは、次々とハプニングにおそわれてしまい…!?
第43話:ジキルハイド
ジャイアンに取り上げられた望遠鏡を返してもらおうと決心した、のび太。だが、気が弱くておひとよしののび太は、なかなかジャイアンから取り返すことができない。 見かねたドラえもんは、ひと粒食べると10分間だけ性格がまるで反対に変わってしまう『ジキルハイド』というひみつ道具をとり出す。 さっそく、ひと粒だけ口に入れたのび太。すると、みるみるこわい顔になり、ドラえもんに飛びかかった! 10分後、元に戻ったのび太は、ジャイアンの家に向かうと、再び『ジキルハイド』を、口に入れるが…!?
第44話:眠る海の王国
南の島に遊びに来たドラえもん、のび太、スネ夫、ジャイアン、しずかの5人は、のび太が海底で見たという大きな建物を探すため、瞬間移動潜水艦ファミリータイプで、海底探検へ。だが、強力な磁場のバリアーが張られていて、潜水艦が操縦不能になってしまう。 やっとの思いで島に戻ってきた5人が海辺で遊んでいると、のび太が突然「こんにちは」と誰かにあいさつをする。密林の入り口に子どもが立っていたと話すのび太だったが、そこには誰もおらず…!? 翌日、のび太がひとりで遊んでいると、昨日密林の入り口にいた子どもが話しかけてきた。ジキムと名乗るその少年は、どうやらのび太以外の人間には見えないらしい。 ジキムと仲良くなったのび太は、彼がずっと独りぼっちだったという話を聞き、海底に眠るジキムの家へ遊びにいくことにする。 一方、のび太の姿が見えないことに気づいたドラえもんたちは、のび太の行方を探し回るが…!?
第45話:ドラえもんの青い涙
ドラえもんの誕生日、セワシの家でパーティーを開こうと、いつもの仲間たちが集まった。22世紀の町でケーキを買いに出かけたのび太は、道でひろったきれいな鈴をドラえもんにプレゼントし、ドラえもんをよろこばせる。 だが、現代に戻ってきたドラえもんは、なぜか元気がない。のび太が理由をたずねると、22世紀で出会った花屋の店員に恋してしまったのだという。そのとき、タイムマシンの出入り口である机の引き出しから、美しいネコ型ロボットが姿を現す。彼女こそ、ドラえもんの恋の相手・ベルだった! のび太がドラえもんにプレゼントした鈴は、ベルが落としたものだったのだ。ドラえもんは急いで鈴を返そうとするが、首に結んでいたヒモがなかなか外れない。ベルはしかたなく、「私につきあってくれない?」と、ドラえもんを誘う。 すっかりデートの誘いだと思い込み、舞い上がったドラえもんは、ベルと共に22世紀の世界へ!デートの行方が気になるのび太も、『いただき小判』を使って、ドラえもんの背中にくっつき、こっそりと22世紀へと向かうが…!?
第46話:海底ハイキング
ジャイアンとスネ夫から体力がないとバカにされたのび太は、「アメリカまで歩いてみせる!」と宣言。だが、頼みのドラえもんは定期点検で未来に帰らなければならず、代わりにドラミの協力で太平洋横断を実行することに。 ドラミが出してくれたいろいろな道具を持って出発したのび太だったが、サメに追いかけられたり、深海魚におどろいたりしているうちに、進路から大きく外れてしまい…!? 一方、長旅を想定して、ドラミが用意した、のび太にそっくりな替え玉ロボットは、珍行動をくり返し、パパやママをおどろかせる。
第47話:のび太たちのアイスショー
テレビで浅田真央選手の演技を見たしずかは、「あんな風に滑ってみたい」とウットリ。そこで、みんなはスネ夫のVIPカードで、スケート場に遊びに行くことに。 スケートが苦手なのび太は、ドラえもんから、自分がイメージしたとおりに体が動く『たちまちダンサー』出してもらうが、まったくうまくいかない。一方、たちまちダンサーを履いたしずかは、浅田選手の滑りをイメージしたおかげで、いきなりジャンプが決まり、みんなビックリ! だが、その直後、同じリンクで練習していたフィギュアのジュニア選手・のぞみとぶつかってしまい…!?
第48話:ゆうれい城へひっこし
マイホーム購入を考えたパパだったが、予算に合う土地は会社から二時間もかかる上、谷底のような土地だったらしく、ガッカリして帰ってきた。のび太からその話を聞いたドラえもんは「ドイツへ行ってお城を買おう」と言い出す。読んでいた本に、売り出し中の城の特集がのっていたのだ。 さっそく、どこでもドアでドイツのミュンヒハウゼン城へ下見に向かうが、城の持ち主・ロッテの叔父・ヨーゼフが、「この城にはゆうれいが出る」と、気になることを口にする。おどろきながらも、ロッテに否定され、安心した二人は、パパとママも呼び寄せ、しばらく住むことにするが…!?
第49話:野比家が無重力
テレビで国際宇宙ステーションの様子を見たのび太は、宇宙パイロットになることを決意。天井からヒモをつるして、無重力状態の練習をはじめる。その様子に、大笑いするドラえもんだったが、夢をアツく語るのび太に感心し、重力を自由に変えることのできる『重力調節器』を取り出す。 さっそく、部屋を無重力状態にした二人。だが、のび太は自分の体をうまくコントロールできない。『ロケットソケット』を指にはめ、なんとか部屋の中をうまく移動できるようになったものの、ドラえもんが部屋のスミから飛び出してきたネズミとぶつかり、きぜつしてしまう…!
第50話:ネズミが去るまであと4時間
大みそか。もうすぐネズミ年が終わるとドラえもんがよろこんでいると、ママが悲鳴を上げながら台所から逃げ出してきた。ネズミが出現したのだ! ネズミの姿を見てしまったドラえもんは、ママ以上におどろき、家中を逃げまわる。 そして、のび太たちがあきれるほどの完全防備で、ネズミとの戦いを開始。ポケットから、戦車もふきとばせるほどの力を持つ『ジャンボ・ガン』や、ビルを粉々にすることができる『ウルトラ・クラッシャー』を取り出すドラえもんに、のび太もあきれてしまう。はたしてドラえもんは、ぶじウシ年を迎えることができるのか…!?
第51話:映画「ドラえもん のび太と緑の巨人伝」
ある日、裏山の近くに捨てられていた小さな苗木を拾ったのび太は、家に持ち帰り、庭に植えようとするが、ママに大反対されてしまう。そこで、ドラえもんは、植物が自由に動き回ることができるようになる『植物自動化液(しょくぶつじどうかえき)』を取り出し、その苗木にふりかける。 翌朝、苗木は小さな男の子のような姿に! のび太は“キー坊”と名づけ、弟のようにかわいがる。キー坊は考える力をもちち、本を読んだり、テレビのニュースを理解できるほどに成長していく。 そんなある日、キー坊をつれてみんなで裏山に出かけると、突然、カミナリが鳴りひびき、巨大な渦が出現! みんなはその渦の中に巻き込まれてしまう。たどり着いたのは、植物たちが支配する“緑の星”。そこでは、自然を大切にしない地球から、すべての植物をうばい取ってしまおうという恐ろしい計画が進められていた。さらに、キー坊にはあるパワーが秘められており、それを利用しようと企んでいたのだった。 はたして、ドラえもんやのび太たちは、地球の緑とキー坊を守ることができるのか!?
第52話:天の川鉄道の夜
スネ夫からSLに乗ったことをじまんされ、うらやましくてしかたのないのび太は、ドラえもんがポケットにしまい忘れた“天の川鉄道乗車券 地球発ハテノ星行き”というキップを発見! それとなくドラえもんに聞いたところ、天の川鉄道はSL型の宇宙船で、キップにはさみを入れれば時空を超えてすぐに迎えに来てくれるという。それを聞いたのび太はドラえもんにナイショでキップを持ち出し、スネ夫たちに学校の裏山から天の川鉄道に乗るつもりだとじまんする。 その夜、のび太がこっそり家を抜け出して裏山に向かうと、しずか、ジャイアン、スネ夫の3人が待っていた。そして、のび太がキップにはさみを入れると、なんと夜空からSLが煙を上げて飛んで来たからビックリ! 4人はさっそく、天の川鉄道に乗り込み、神秘的な銀河旅行に大こうふんするが、しばらくすると、自分たち以外、乗客がひとりもいないことに気がつく。しかも、車しょうに「キップは終点までだから、途中下車は認められない」と断られてしまい…!?
第53話:さようならドラえもん
ジャイアンを怒らせてしまい、「ケンカが強くなる道具を出して」と、いつもの調子で頼ってくるのび太に、「ひとりでできないケンカならするな!」と怒るドラえもん。そして「22世紀に帰らなくちゃいけないんだ。もう二度とこっちには来られない」と告白されたのび太は、「ぜったいにいやだ!」と大反対するが、パパから「ドラえもんだって同じくらい辛いんだ」と言われ、笑顔で送り出そうと決心する。 最後の夜、眠れないのび太とドラえもんは、空き地まで散歩することに。「ひとりで大丈夫?」と心配するドラえもんに、精一杯強がってみせるのび太だったが…!?
第54話:のび太と星を流すクジラ
超空間のねじれで、のび太の部屋とつながった宇宙の彼方にあるコーヤコーヤ星。ゆたかな自然とふしぎな動物がいっぱいのこの星に住む、ロップルやクレムたちと仲良くなったのび太とドラえもんは、たびたびこの星を訪れていた。 ある日、収穫間近の畑が荒らされてしまう。それは、本来はおとなしくて静かに暮らしているはずのホシナガスクジラの仕業だった。実は、この星を狙うガルタイト鉱業の連中に赤ちゃんクジラを盗まれ、探し回っていたのだ。のび太たちはさっそく、赤ちゃんクジラの救出に向かうが…!?
第55話:のび太を愛した美少女
登校途中、青い鳥を見かけたのび太は、クラスの女の子たちと「放課後、一緒に探しに行こう」と盛り上がる。ところが、待ち合わせ場所に行ってみると、みんなでこれからアイドルのサイン会に行く予定だと言われてしまう。 ガッカリしながら帰宅するのび太。そのとき、2階ののび太の部屋からものすごい爆発音が響く。そして、部屋の中には、かわいい女の子が寝ているガラスケースが! のび太が思わずボタンを押すと、女の子は目を明け、「お世話ロボットのルリィです」と話し出す。オドロキつつも、かわいいルリィにデレデレののび太。ドラえもんからのプレゼントだと思いきや、まったく知らないという。 実は、ルリィを送り込んだのは、未来の悪の組織のボス・ワルサーだった。彼らはお世話ロボットのルリィを改造し、ある理由から、のび太の存在を抹殺しようとしていたのだ! もちろん何も知らないのび太は、キュートなルリィとすぐに仲良くなり、楽しい日々を過ごす。だが、ワルサーたちはのび太を抹殺するチャンスをうかがっていて…!?
第56話:ドラえもんの長い一日
ドラえもんの誕生日。ナイショでお祝いを考えていたのび太だったが、ドラ焼きをダメにしてしまったことからドラえもんと大ゲンカ! おこったドラえもんは、ちょうど定期健診のために迎えに来たドラミと一緒に未来に帰ってしまう。 21世紀に戻り、病院へと連れて行かれるドラえもん。だが、病院ギライのドラえもんは、『入れ替えロープ』でドラミと入れ替わり、逃走を企てようとして失敗。無理やり病院のベッドにはりつけられ、麻酔をかけられてしまった。 その直後、逃走中に大ケガを負った指名手配中の凶悪ロボット・デンジャが、同じ部屋に運び込まれてくる。やがて、ベッドの上で目覚めたドラえもんは、自分がデンジャの姿になっていることにビックリ! なんとデンジャは、ドラえもんのポケットから出ていた入れ替えロープをうばい、ドラえもんと自分の体を入れ替えて、逃走していたのだ!! どうにか病院から逃げ出したドラえもんは、デンジャが自分の姿でのび太のもとへ向かったことを知り、21世紀に戻らなければと決意するが、助けを求めようとしたドラミにも気づいてもらえず、絶体絶命のピンチに…!?
第57話:聖夜ののび太クロース
サンタクロースは毎年、ろくなプレゼントをくれないとなげく、のび太。 そんなのび太をかわいそうに思ったドラえもんとドラミは、『サンタメール』というハガキを取りだす。このハガキにほしいプレゼントを書いてポストに入れると、サンタクロースが希望のプレゼントをとどけてくれるという。 さっそくほしいプレゼントを書いてサンタメールを送った、のび太。すると、クリスマスイヴにサンタクロースがあらわれ、のび太がほしかったゲームをくれたから大よろこび! みんなにもこのしあわせをわけてあげようと思ったのび太は、『タイムマシン』に乗って1日さかのぼり、町の子どもたちにサンタメールをくばり歩く。 ところが、だれひとり、希望のプレゼントをもらえた子はいなかった。いったいどういうことなのか…!? ガッカリした子どもたちの顔を見たのび太は、ある行動を起こすが…!?
第58話:マッチ売りのドラミ
さむ~いクリスマスの夜。マッチ売りの少女(ドラミ)は、「マッチはいかがですか?」と道行く人々にマッチを売っていた。 持っているマッチをぜんぶ売らなければ、家に帰ることができないのに、少女の声に足を止めてくれる人はだれもいない…。そんなとき、少女が取りだしたモノとは…!?
第59話:45年後…~未来のぼくがやって来た~
りっぱなおとなになるためにちゃんとした生活を送ろうと一大決心したのび太だったが、みんなからどうせ3日ぼうずだとバカにされ、すぐにやる気をうしなってしまう。 そんなとき、見知らぬおじさんが親しげに話しかけてきた。おどろいたのび太が「だれ?」とたずねると、おじさんは「45年後のキミだよ」と答えたからビックリ! つまり、そのおじさんこそ、未来ののび太だったのだ。 未来ののび太は、小学生ののび太と1日だけ入れかわりたいという。2人は『いれかえロープ』で体を入れかえるが…!?
第60話:どら焼き伝説を追え!
どら焼きのルーツは、平安時代、弁慶(べんけい)が牛若丸(うしわかまる)のために作ったおかしだった…という記事を読んだ、ドラえもん。 その“元祖どら焼き”を食べてみたい一心で平安時代に向かったドラえもんは、むりやり2人を対決させる。だが、実は牛若丸はおくびょう者で、あっさり弁慶に負けてしまった。 その後、現代にもどってきたドラえもんはガク然! 歴史が変わったせいで、なんと世の中からどら焼きの存在が消えていたのだ! あせったドラえもんはまた平安時代へ…!?
第61話:海賊大決戦~南海のラブロマンス~
“大航海時代”の海賊たちにきょうみを持ったしずかは、ドラミにたのんで、16世紀末のかれらの生活をのぞいてみることに…! するとそこで、子どもたちを守って戦うハンサムな海賊・ケネスの姿を発見! しずかとドラミは時空をこえて、ケネスを助けに行くことに…! その直後、2人を追って大航海時代にやって来たドラえもんたち。悪い海賊・モッケにだまされ、ケネスをおうえんするドラミ&しずかと戦うことに…!?
第62話:バイバイン
おいしい栗まんじゅうを前に「食べてもなくならないようにできないかなぁ」と思いなやむのび太。それを聞いたドラえもんは、何でも5分ごとに2倍に増やす『バイバイン』を取りだした。 「増やしたまんじゅうは残さず食べること」というドラえもんの注意を聞き流し、どんどん数を増やしていく、のび太。さすがにおなかがいっぱいになってしまい…!?
第63話:のび太の人魚伝説
「いちどでいいから、人魚に会ってみたいなァ…」。 人魚の存在(そんざい)を信じるのび太は、「人魚なんて、この世にいるわけがない」というスネ夫と“討論会(とうろんかい)”を開いて対決! だが、スネ夫だけでなく、しずかにまで「人魚は、あくまで人間が作り上げた伝説よ」と言われてしまい、ガックリ…。 それでもあきらめきれないのび太は、ドラえもんに人魚の存在をたしかめてほしいとたのみこむ。 そこで、ドラえもんが取りだしたのは、宇宙のありとあらゆる情報がつまっている『宇宙完全大百科と端末(たんまつ)機』。 その大百科の中から人魚にかんする情報をさがしたところ、なんと人魚の姿を写し取った“魚拓(ぎょたく)”が出てきたのだ! おどろいたのび太とドラえもんは「人魚に会えるかもしれない!」と大コーフン! 魚拓をとった青年・ヨハンに会いに行くため、100年前にタイムスリップするが…!?
第64話:映画ドラえもん 新・のび太の宇宙開拓史
ある日突然、のび太の部屋のたたみのウラが、宇宙のかなたにあるコーヤコーヤ星とつながってしまった。 緑ゆたかなコーヤコーヤ星には、フシギな動物がいっぱい。のび太たちはその星に住む少年ロップルとその相棒チャミーと仲よくなる。 だが、開拓中のコーヤコーヤ星にはナゾの力を秘めた“ガルタイト鉱石”という資源があり、それをねらう“ガルタイト鉱業”がひそかにおそろしい計画を進めていて…!?
第65話:町内突破大作戦
「早く帰って部屋のそうじをする」と、ママに約束していたのび太。だが、急いで帰るとちゅう、空き地であそんでいたジャイアンたちのボールが、のび太の前に飛んできた。 投げかえしたところ、なぜかボールは神成さんの家へ…! しかも、植木ばちを割ってしまったらしい。 のび太は大あわてで逃げだすが、残されたジャイアンたちは神成さんから「犯人をつれてこい」とおこられてしまう。 そこでジャイアンは、町内の子ども全員にのび太をつかまえるようによびかけて…!?
第66話:ゆめの町ノビタランド
ローラースケートで家の中を走っていたのび太は、ママに「外であそびなさい」とおこられてしまう。だが、いつもの空き地も立ち入り禁止にされていて、あそぶ場所がない。 「ボクだけの自由な町があったらなぁ」となげくのび太のため、ドラえもんは本物そっくりのミニチュアが出てくる『ポラロイドインスタントミニチュア製造カメラ』を取りだす。のび太はさっそくミニチュアの町・ノビタランドを作ることに…!?
第67話:ジャイアンが1000人!?
ジャイアンの誕生日…。とつぜん、ジャイアンが “スペシャルバースデーコンサート”を開くと言いだした。 のび太に泣きつかれたドラえもんは、声がおくれてきこえるようになる『おそだアメ』を取りだす。それをたんまりなめさせれば、歌声をきかなくてすむとかんがえたのだ。 「声がよくなるアメだよ」とウソをついてジャイアンにおそだアメをわたし、ホッとするのび太とドラえもん。ところが、その直後、なぜかあちこちでジャイアンを見かけてビックリ。なんとジャイアンが何人も町をウロウロしていたのだ…! ビックリしたのび太たちが後をつけると、ジャイアンはうら山にかくしてあるUFOらしき乗り物の中に消えていった。いったいUFOとジャイアンの関係は…!? UFOの中で何がおきているのか…!? そしてなぜジャイアンが何人もいるのか…!? その後、ジャイアンが自分のコピーをふやして“ジャイアン1000人コンサート”を開くつもりだとわかった! のび太たちはおそろしいコンサートを中止させようとするが…!?
第68話:スネ夫の無敵砲台
ジャイアンやクラスメートの男の子たちが、スネ夫に逆らったとたん、とつぜん空から“砲撃(ほうげき)”を受けたと、ドラえもんのもとにやってきた。だが、ドラえもんはそんなあぶない道具は貸していないという。 じつは、スネ夫から、マンガやゲームをあげるから…とたのまれたのび太が、ドラえもんのるす中に『無敵砲台(むてきほうだい)”という道具を未来デパートに注文し、わたしていたのだ。それは、砲台をどこかにセットしておけば思いのままにだれかを砲撃できる、おそろしい道具だった…。
第69話:決戦!ネコ型ロボットvsイヌ型ロボット
9月3日…。大好きなドラえもんの誕生日だというのに、のび太は夏休みの宿題をやりなおすよう、先生におこられてしまう。 泣きながら帰ってきたのび太をまっていたのは、見たこともないイヌ型ロボットだった。ドラえもんが出してくれたひみつ道具だと思いこんだのび太は、そのイヌ型ロボット“ワンダフル”におしえてもらいながら、宿題に打ちこむ。 そこへ帰ってきたドラえもんは、のび太が見知らぬイヌ型ロボットと仲よく宿題に取りくんでいるすがたにビックリ!その上、ワンダフルにバリアをはられ、ドラえもんは2人の世界からしめだされてしまう。 がく然とするドラえもんのもとに、未来からロボット学校の同級生、パワえもん、カワえもん、ベソえもんが逃げてきた。なんと、22世紀でネコ型ロボットは不良品と判定され、回収のすえ、イヌ型と交換されることになったのだという。 しかも、ネコ型が回収されることになった原因は、のび太にあるという…! 事情を知ったドラえもんは、仲間を助けにいくため、パワえもんたちと未来に向かうが…!?
第70話:聖夜のドロボーサンタクロース
クリスマスイヴ…。のび太は、みんなが待つウラ山へと急ぐあまり、ころんでゴミ置き場に激突(げきとつ)! 大きなサンタクロース人形がすてられているのを見つける。 そのサンタ人形はひみつ道具『ロボッター』のおかげで命令どおりに動くようになり、ドラえもんは、みんなでかざりつけた杉の木のツリーの見はり番をたのんだ。 そんな中、しずかがウラ山で古びた女の子の人形をひろった。のび太とドラミは人形の持ち主・ルミの家をさがすことに…!? そして次の朝…。サンタクロースからのプレゼントをたのしみに起きたのび太は、がく然! 部屋中どこをさがしても、プレゼントがないのだ! それはのび太だけではなく、町中の子どもたちのクリスマスプレゼントがなくなっていることがわかる。 プレゼントをぬすんだのは、だれなのか…!? 『タイムテレビ』でしらべてみると、なんと犯人はサンタだった…!?
第71話:ドラミ劇場~塔の中のお姫様~
高い塔に住むおひめさま(しずか)は、悪い魔女(ドラミ)のせいで、生まれてから一度もそこを出たことがなかった…。 あるとき、森の中をとおりかかった王子(のび太)は、魔女がおひめさまの長~い髪をはしごのようにして塔をのぼっていくのを見て…。
第72話:かべ紙の中で新年会
友だちみんなを家にまねいて新年会を開くことになった、のび太。だが、ママに大反対されて大弱り…。 そんなのび太をかわいそうに思ったドラえもんは『かべ紙ハウス』を取りだし、ふすまの上にぺたっとはりつけた。 そのかべ紙にかかれたトビラを開けてみると、広い部屋があらわれたからビックリ! この空間の中なら、どんなにあばれてもママに気づかれることはないという。 さっそく、かべ紙ハウスの中で新年会をスタートしたのび太たち。ところが、ジャイアンがいい気分で歌いはじめて…!?
第73話:もしもボックス
たこあげやはねつき、こま回しが苦手なのび太は「お正月のあそびのない国に行きたい」とつぶやく。 それを聞いて、ドラえもんが取りだしたのは『もしもボックス』。「もしもこんなことがあったら」とボックスの中の電話に話すと、そのとおりの世界になる道具なのだ! さっそく「たこあげ、はねつき、こまあそびのない世界」をリクエストした、のび太。すると、子どもたちは正月にあそぶものがなく、たいくつしていた。そこで、のび太がたこあげやはねつきを、みんなに教えてあげることに…!?
第74話:のび左エ門の秘宝
新年早々、ジャイアンとスネ夫は、暗号の書かれた紙を手に宝さがしをしているのび太と出会う。だが、見つかったのは、のび太へのお年玉! パパが、「ただもらうだけではつまらないから」と、お年玉のかくし場所を書いてわたしただけだったのだ。 そんな中、のび太の先祖の“のび左ェ門”が「黄金三千枚をうめた」と記した巻物が残っていることがわかった! だが、肝心のかくし場所を書いた部分はちぎれてなくなっていた…。のび太とドラえもんは黄金三千枚を手に入れるため、江戸時代に向かうが…!?
第75話:ドラえもん のび太の恐竜2006
スネ夫からティラノサウルスの化石をじまんされたのび太は、くやしさのあまり、自分も恐竜の化石をさがしはじめた。そして、ひょんなことから恐竜の卵らしきものを発見! 孵化(ふか)させてみると、なんと白亜紀の日本近海に生息していた、フタバスズキリュウが誕生する! その恐竜に“ピー助”と名づけ、ママにナイショで飼いはじめたのび太。だが、成長したピー助を部屋で飼うことができなくなり、しかたなく白亜紀にもどす決心をする。ところが移動中、超空間でナゾの男たちに攻撃されて…!?
第76話:ドラえもんだらけ
宿題をたんまりためこんでいたのび太は、ドラえもんに大好物のドラ焼きをごちそうするかわりに、すべておしつけて寝てしまった。 だが次の朝、目ざめたのび太が部屋の中で見たのは、キズだらけで気絶しているドラえもんのすがただった…! 宿題をやっただけで大ケガをするなんて、いったい何があったんだろう!? ふしぎに思ったのび太が『タイムマシン』で前のよるにもどってみると…!?
第77話:鏡の中の世界
ジャイアンにまちぶせされ、学校にも行けないとなげくのび太は、ドラえもんに『入りこみ鏡』を貸してもらうことに。 このひみつ道具は鏡の中の世界に入ることができるもの。でも、その鏡の向こうがわは、見なれた町が広がっているのに、人間はだれもいない、という無人の世界だった。 のび太はさっそく入りこみ鏡を使い、人のいない町を通って通学するのだが…!?
第78話:のび太の人魚大海戦
ひみつ道具の『架空水』を使って、町を海の底に変えて遊んでいたのび太とドラえもん。だが、そこにひとりの“人魚”がまよいこんできた! 5000年前に“アクア星”から地球へやってきた人魚族の王女・ソフィアだった。 ソフィアと共に海の世界を訪れ、冒険を楽しむドラえもんたち。だが突然、巨大ウツボにおそわれてしまう。 なんとか助かったものの、しずかが何者かにさらわれてしまい…!?
第79話:ロボット・ボロよ、永遠に
スネ夫にイジワルされ、最新ロボットのおもちゃを貸してもらえなかったのび太は、ドラえもんに「スネ夫よりすごいロボットを出して!」とたのみこむ。 それを聞いたドラえもんは、『万能改造自動ドライバー』と『ロボット入門の本』の2つを出し、自分の力でロボットを作ってみるよう、のび太にすすめる。 使えそうなガラクタを拾いあつめてきて、ロボット作りをはじめた、のび太。やがて、ぶかっこうだが、自分だけのロボットができあがった! 大よろこびののび太は、愛情をこめて、ロボットに“ボロ”と名づける。日々いろいろなことを学習し、進歩していくボロを、のび太はかわいがる。 ところが、ボロの活やくをねたんだスネ夫が「いとこのスネ吉の作ったロボットと勝負しろ!」と果たし状をつきつけてきた! さらに、ボロをつけねらうナゾの男も出現して…!?
第80話:のび太の結婚前夜
しずかと出木杉が、なかよく『白雪姫』のおしばいのけいこをしているのを見かけたのび太は、大ショック! 将来、本当にしずかと結婚することができるのか、不安になってしまう。 「そんなに心配なら、『タイムマシン』にのって結婚式を見てきたら?」。 ドラえもんにすすめられたのび太は、ドキドキしながら、未来の自分の結婚式をたしかめに行く…。 だが、やって来たのは、結婚式の1日前だった。おとなになってもドジな自分を見てガッカリしたのび太は、しずかが結婚を後悔(こうかい)しているのではないかとまたまた不安になり、しずかの家へ。 そこではちょうど、しずかがパパにおやすみのあいさつをしているところだった…が、なんと、しずかがとつぜん、「わたし、結婚をやめる!」と言いだして…!?
第81話:好きでたまらニャい
ため息をついたり、うわの空だったり…と、ドラえもんのようすがどこかおかしい。 心配したのび太が聞いてみると、ドラえもんはなんと、近所に住むかわいいネコを好きになってしまい、なやんでいると打ちあける。 すっかり恋の病気にかかってしまった、ドラえもん。のび太はとにかく相手の気持ちを聞いてみようと、ドラえもんを外に連れだすが…!?
第82話:きこりの泉
ピカピカの野球のグローブを、ジャイアンのボロボロのものと取りかえられてしまったのび太。 泣きながら家に帰ると、ドラえもんもパパにドラ焼きを食べられてしまって、かなしんでいた。 ドラ焼きをあきらめきれないドラえもんは、ポケットから『きこりの泉』を取りだす。それは、名作童話『正直なきこり』の未来版ともいうべき道具だという。さっそくドラえもんが食べかけのドラ焼きを泉に投げると…!?
第83話:動物変身ビスケット
ママから、お客さん用のおかしを買ってくるようたのまれたのび太は、部屋の片すみにどうぶつ型ビスケットのカンがころがっているのを見つける。 思わずネコの形のビスケットをつまみ食いしたのび太は、これをお客さんに出せばいいやと考える。 その後、ママに怒られ、やはり買いものに出かけたのび太。ところがその途中、ウィンドウにうつった自分を見てビックリ! なんと、いつのまにかネコの姿に変身していて…!?
第84話:走れドラえもん!銀河グランプリ
ロボット学校の同窓会に出席するため、22世紀を訪れたドラえもんは、偶然出会った“ギャラクシーカーレース”の人気レーサー・デポンに、タヌキとまちがわれ、容姿をバカにされてしまう。落ち込んだドラえもんは、ネコに見えるよう、いろいろ試してみるが上手くいかず、そんなこととは知らないのび太たちにもけなされてしまい、いたたまれなくなって部屋を飛び出していく…。 そんなとき、なぜかのび太のもとに“ギャラクシーカーレース”の招待状が届いた。このレースで優勝したら、なんでも望みのものをもらえると聞いたのび太は、自分とドラえもんの名前をエントリーすることに。 だが、ギャラクシーカーレースは『どこでもドア』のような超空間ゲートを使って、星から星へと走りぬけるカコクなレースで、毎年ケガ人も続出するというキケンなもの。それを聞いてもひるむことなく、「絶対に出る!」と言い張るのび太。そして、いよいよレースがスタートするが…!?
第85話:天の川鉄道の夜
スネ夫からSLに乗ったことをじまんされ、うらやましくてしかたのないのび太は、ドラえもんがポケットにしまい忘れた“天の川鉄道乗車券 地球発ハテノ星行き”というキップを発見! それとなくドラえもんに聞いたところ、天の川鉄道はSL型の宇宙船で、キップにはさみを入れれば、時空を超えてすぐに迎えに来てくれるという。それを聞いたのび太はドラえもんにナイショでキップを持ち出し、スネ夫たちに学校の裏山から天の川鉄道に乗るつもりだとじまんする。 その夜、のび太がこっそり家を抜け出して裏山に向かうと、しずか、ジャイアン、スネ夫の3人が待っていた。そして、のび太がキップにはさみを入れると、なんと夜空からSLが煙を上げて飛んで来たからビックリ! 4人はさっそく、天の川鉄道に乗り込み、神秘的な銀河旅行に大こうふんするが、しばらくすると、自分たち以外、乗客がひとりもいないことに気がつく。しかも、車しょうに「キップは終点までだから、途中下車は認められない」と断られてしまい…!?
第86話:ドラマチックガス
何もすることがなくて退屈だからと、部屋でゴロゴロしているのび太にあきれたドラえもんは、日常の何でもない出来事をドラマチックに感じて、周りの人も盛り上がってくれる『ドラマチックガス』を取り出し、のび太に吹きかける。 そこに、ママがおつかいを頼みにやってきた。早速ガスの効果が出たのび太は、まるで大冒険に出かけるような気分になり、ドラえもんやママも、涙を流しながら別れを惜しむ。 途中で出会ったしずかにも「あなた一人で行くなんて!」と止められ、「止めないでくれ。これが、男の生きる道だ!」とカッコよく決めるのび太だったが…!?
第87話:のび太が出会った仮面の女王
古代の遺物を集めた博物館を見学したのび太たち。旧石器時代のネックレスを見て、「どんなロマンがあったのかしら…」と思いをはせるしずかをよろこばせようと、のび太は旧石器時代に連れて行ってあげると約束する。ところが、その話を聞いたドラえもんは、大反対! あの時代にはキケンな動物が多く、なによりタイムマシンがこしょう中だったのだ。 しかし、のび太はドラえもんの注意などまったく聞かず、匂いをかぐとどんなことでも忘れてしまう『わすれろ草』を使って、ドラえもんを追い払ってしまう。 そして、のび太としずかが旧石器時代へと出発しようとしたそのとき、アクシデントが起きる! のび太がクツを取りに戻ったすきに、タイムマシンがしずかだけを乗せて超空間に消えてしまったのだ! しかも、しずかはタイムマシンが動き出した拍子に頭を打って、気を失ってしまう…。 のび太、ドラえもん、ジャイアン、スネ夫の4人は、『タイムベルト』と『タイムセンサー』を使い、タイムマシンの波動を探りながら、しずかの行方を追うが…!?
第88話:映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 ~はばたけ天使たち~
北極でナゾの青い球体と巨大ロボットの足らしきものを見つけ、ひろって来たのび太。それ以来、次々とロボットの部品がのび太の家の庭に降ってくる! のび太は、ドラえもんと共に、現実世界にそっくりだが誰もいない『鏡面世界』で、それらの部品を組み立てることに。やがてのび太は、巨大ロボット“ザンダクロス”を完成させる。 ところが、のび太の前に、ザンダクロスの持ち主だと名乗る不思議な女の子・リルルが現れる。実は、ザンダクロスとリルルはロボットの星“メカトピア”から、地球人を支配するために送り込まれてきたのだが、そうとは知らないのび太は、リルルに『鏡面世界』のことを教えてしまう! そして、リルルたちの目的を知ったのび太たちは、メカトピアから地球におそい来る鉄人兵団に立ち向かうことを決意! はたして、ドラえもんとのび太たちは、鉄人兵団から地球を守ることができるのか…!?
第89話:アリガトデスからの大脱走
9月3日の朝。今日は始業式だというのに、のび太は夏休みの宿題が終わっておらず、大あわて。ドラえもんは「早くやるように言ったのに!」と怒るが、のび太はまったく耳を貸さず、何か思いついた様子で押入れを開けると、ドラえもんの『スペアポケット』から、ひみつ道具の『もしもボックス』を勝手に取り出し、「もしも…誰も叱っちゃいけない世界だったら」と告げる。なんとのび太は、世の中を“叱ってはいけない世界”に変えてしまったのだ! 宿題をやらなくても、苦手なおかずを残しても怒られない世界に、のび太は大よろこび。そんなのび太の姿にあきれながらも、ドラえもんは同窓会に出席するため、タイムマシンで未来へと戻る。9月3日はドラえもんがロボット工場で生まれた誕生日でもあるのだ。 ところが、未来に到着したドラえもんはビックリ! 22世紀でも“叱ってはいけない世界”が続いており、法律で叱ることが禁止されていたからだ。しかも、ひょんなことから子どもたちを叱ったドラえもんは憲兵に連行され、ロボット収容所“アリガトデス”にとらえられてしまう…!?
第90話:映画ドラえもん のび太と奇跡の島~アニマルアドベンチャー~
『タイムトリモチ』で数百年前の強くて大きいカブトムシを捕まえようとしたのび太は、あやまって500年前に絶滅(ぜつめつ)した幻の鳥・モアを捕まえてしまう! このまま元の場所に戻しても、絶滅してしまうのはかわいそうだと考えたのび太とドラえもんは、絶滅動物を保護しているベレーガモンド島に、モアを連れて行くことに。 ここは、「伝説のゴールデンヘラクレス」と呼ばれる、黄金のカブトムシの力に守られた不思議な島だった…!?
第91話:宝くじ3億円大当たり!
大みそかの朝、宝くじの当選発表をうれしそうに探すパパを見たママは、これまでにパパが買った5万円分のハズレくじを差し出しながら、もう買わないと約束したはずだとお説教をはじめる。 その様子を見たのび太は、タイムマシンで発売日まで戻って、当たりくじを買えば、億万長者になれると思いつく。だが、ドラえもんに「タイムマシンはお金もうけのためには使えない」と叱られてしまう。そこで、もうけるためではなく、パパの5万円の損失を取り返してあげたいとドラえもんを説得。さっそく二人は、宝くじの発売日へと向かうが…!?
第92話:ドラミとおはなしバッジ
ドラミがセワシからの届け物を持って、未来から遊びに来る。持ってきたのは、未来で最近売り出されたという『おはなしバッジ』で、これを付けると、おはなしの主人公と同じ出来事が起こるのだという。 さっそく、ドラミがのび太に「桃太郎」のバッジをつけたところ、ママがきびだんごを持って部屋に入ってきたからビックリ! そこで二人は、きびだんごを持って出かけてみることに。すると、すれ違った犬にきび団子を欲しがられ、その飼い主であるサル顔のおばさんにもきび団子をあげることになる。はたして、のび太はどんな鬼を退治するのか…!?
第93話:アンラッキーポイントカード
ついてないことばかり起こるのび太は、「僕は一生このまま不運が続くんだ」と落ち込む。そこでドラえもんは、不幸レベルによってポイントが貯まり、幸せと交換できる『アンラッキーポイントカード』を出してあげる。 ポイントカードを手にしたのび太は、いちご大福にいちごとあんこが入っていなかったり、道で転んだり…と次々とアクシデントに出くわし、あっという間にポイントが貯まっていく。そこで、貯まったポイントを幸せと交換すると答えたところ、スネ夫からおもちゃやマンガをもらうことができて…!?
第94話:ツチノコ見つけた!
大みそかだというのに、まだ年賀状を書き終わらないのび太の前に、ドラミが大あわてでやってくる。なんと、『22世紀の百科事典』のヘビのページに、幻のヘビ“ツチノコ”が掲載されており、その発見者が「剛田たけし」つまりジャイアンだというのだ! おどろいたのび太は、自分が先にツチノコを見つけようと、急いで空き地へと探しに行くが、ジャイアンとスネ夫に「ツチノコなんているわけない」とバカにされた上、寒いからとすぐにあきらめてしまう。それを見たドラミは、ツチノコがブームになった時代に行ってみようと言い出して…!?
第95話:最強!ころばし屋Z
スネ夫にバナナの皮を使って転ばされたのび太は、くやしくてたまらず、ドラえもんから『ころばし屋』を借りる。ころばし屋は、殺し屋のような格好をした小さな人形で、背中にあいている穴に10円を入れ、転ばせたい人の名前を教えると、確実に相手を3回転ばせてくれるひみつ道具。 さっそく10円を入れ、「スネ夫を転ばせろ!」とのび太が命じたところ、ころばし屋はスネ夫の居場所を探し当て、空気砲のようなもので、スネ夫を転倒させることに成功! 大まんぞくしたのび太は、続いてジャイアンを転ばせようと考えるが、なぜかのび太が狙われることに…!? 一方、22世紀にどら焼きを買いに行ったドラえもんは、街角でアクションスター・向井おさるの撮影を取り囲むファンたちに巻き込まれてしまう。その中にはあまりにもキケンなことから、製造中止になったはずの『ころばし屋Z』の姿が! ころばし屋Zは撮影中の向井おさるを転ばせた上、カンちがいから次の標的をのび太だと認識。時空を超えてのび太のもとへと向かう…!
第96話:映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~

何をやってもうまくいかないのび太は、「魔法(まほう)が使えたら便利で楽しくなるにちがいない」と思いつき、『もしもボックス』で現実の世界を魔法の世界に変えてしまう。 そこは、科学のかわりに魔法が発達した世界。ところが、ここでもやっぱり不器用なのび太は、魔法がうまく使えないのだった…。 そんなある日、のび太は、魔法を自由にあやつる美少女・美夜子と、その父・満月牧師に出会う。牧師から、悪魔族(あくまぞく)が住む“魔界星(まかいせい)”が地球に接近し、地球侵略(しんりゃく)を企てていると聞いたのび太とドラえもんは、大あわてで元の世界に戻そうとするが、なんとママがもしもボックスをすててしまう…! やがて魔界星はどんどん地球に接近し、地震や異常気象が次々と起きはじめる。のび太とドラえもんは地球を救うため、しずか、ジャイアン、スネ夫、そして美夜子とともに魔界星へと乗り込んでいくが…!?
第97話:さよならボクのそうじ機

スネ夫のペットがスネ夫の言うことをよく聞くのをうらやましく思ったのび太は、自分もペットを飼ってしつけたいとママにお願いするが、聞いてもらえずガッカリ。それでもあきらめられないというのび太に、ドラえもんは「とちゅうで投げ出したりせずに、愛情を持ってしつける」ことを条件に、そうじ機を持ってくるように言うと、ポケットからペットフードのようなひみつ道具『ペッター』を取り出す。 まず、そうじ機のスイッチを入れ、ペッターを1つ吸い込ませるドラえもん。なんとこのペッターは、そうじ機を訓練してペットにするための特別なペットフードなのだという。ドラえもんがしつけるのを横目に、最初はやる気のないのび太だったが、ドラえもんに叱られ、しぶしぶしつけを始める。そのうち、お手やおすわりなどもおぼえたそうじ機に、のび太は「ソージー」という名前をつけ、かわいがるようになるが…!?
第98話:真夏の夜の大航海

夏休み、スネ夫から別荘にさそわれたのび太。ところが、行きの電車の中で、別荘が建つ島には、遭難(そうなん)した乗組員たちの霊(れい)がゆうれい船に乗って上陸するというウワサがあると聞かされ、ふるえ出してしまう。 その夜、のび太をおどろかせようと考えたジャイアンとスネ夫が、キモだめし大会を開くと言い出した。こわくてたまらないのび太は、ドラえもんのポケットからひみつ道具をこっそり借りて、キモだめしに出発する。 ところが、のび太が持ち出したのは、『たましいステッキ』『オモイデコロン』『もぐら手袋』など、キモだめしには役に立たないものばかり。しかも、それらの道具を手当たり次第に使ったことで、逆に怖い思いをするはめに…! しまいには、地下の鍾乳洞(しょうにゅうどう)にあった、大昔に難破(なんぱ)した巨大な帆船に迷い込んでしまう。しかも、のび太が気づかないうちに、たましいステッキが遭難船に刺さり、船にたましいが宿ってしまい…!?
第99話:ダイスキンドリンク

給食で大きらいなピーマンを残してしまったのび太は、しずかから、同じくピーマンがきらいだったのに、がんばって食べられるようになったクラスメイトと比較され、自分も食べられるようになりたいとがんばってみるが、どうしても食べることができない。そんなのび太を見たドラえもんは、きらいなものの名前を言いながら飲むと、それが大好きになる『ダイスキンドリンク』を取り出す。 ためしに、「ピーマン」と言いながら、いちばん効果の弱いブルーダイスキンを飲んでみたところ、おいしく食べることができた。のび太はさっそく、しずかに報告しようと彼女の家に向かうが、しずかの前で食べようとした時、ちょうど効果が切れてしまい…。さらに、ジャイアンの歌を好きになるよう、ドラえもんとのび太とスネ夫は、ブルーより強力なイエローダイスキンを飲んでみるが…!?
第100話:真夜中の巨大ドラたぬき

夏休み最後の思い出に、裏山でツリーハウスを作っていたのび太たちは突然の大きな音におどろき、空から何かが落ちてきたのかとかけつけてみるが、地面に穴が空いているだけで何も見つからない。だが、実は草むらの中に“宇宙害獣(うちゅうがいじゅう)・モング”がひそんでいた…。 モングは、アメーバ状の生物で、人の体の中に入ってあらゆるものを食べつくす、キケンな害獣だった。宇宙船の格納庫から逃げ出したモングは、たまたま地球へと上陸。その後、どら焼きの中にかくれていたところを、なんと何も知らないドラえもんが食べてしまう…! 翌朝、のび太の家の冷蔵庫が空っぽになっていることにおどろくママとパパ。さらに、せっかくみんなで作ったツリーハウスがグチャグチャにこわされ、そこには巨大な丸い足跡が残されていた。大きなタヌキが、街中を荒らしているというウワサを聞いたのび太たちは、そのタヌキが犯人ではないかと考える。 そんななか、のび太はモングを追って来た宇宙警察(けいさつ)の少女・ニーナと出会い、ニーナも大好きだという“パーマン”の話で盛り上がる。ニーナから、モングはこの街の誰かに寄生しているはずだと聞かされたのび太は、深夜のドラえもんの怪しい行動に気づいて…!?
第101話:ドラえもんに落書き

大切に取っておいたドラ焼きを食べた犯人だと決めつけられ、ドラえもんと大ゲンカするのび太。部屋に戻ると、『らくがおペン』と書かれたペンと消しゴムが落ちていた。ドラえもんに腹を立てていたのび太は、らくがおペンでドラえもんの写真に落書きをはじめる。一方のドラえもんは、ママが急な来客にドラ焼きを出したと知り、お詫びにともらったドラ焼きをもってのび太に謝りにいく。 土下座までして謝るドラえもんに心を打たれたのび太は、仲直りを申し出るが、頭を上げたドラえもんの顔を見てビックリ! なんと、ドラえもんの顔に、のび太が落書きした写真とまったく同じ落書きがされていたのだ。 消しゴムを見つけたドラえもんによると、らくがおペンで書いたものは、この『取り消しゴム』でないとぜったいに消せないらしい。ところが、のび太が知らないふりをしたせいで、ドラえもんは取り消しゴムをポケットにしまってしまい…!?
第102話:燃えよ!ドラミのスケート特訓

みんながアイススケートの話でもり上がっているのを聞き、自分もプロスケーターのように滑りたいと言い出すのび太。こんなに寒いのに、氷の上で遊ぶなんて…とドラえもんがしぶっていると、ちょうどメロンパンの特売を買いにドラミが未来からやってきた。話を聞いていたドラミは、「がんばれば、のび太さんだって将来有名な選手になれるかも!」と言い出し、コーチを申し出る。 さっそくドラミが『どこでもドア』を出し、凍った湖に向かう3人だったが、のび太とドラえもんはあまりの寒さにすぐに部屋へと戻り、コタツにもぐってしまう。続いて、庭で氷が張っていた洗面器を部屋に持ち込み、スケート靴をはいたのび太を『スモールライト』で小さくするが、あっという間に氷が割れ、のび太は水の中に落ちてしまう…。 それならと、ドラミは『スベールガス』を取り出す。このガスを吹きかけると、全身ツルツルと滑るようになるのだ。これで、どこにいてもスケートの練習ができるとドラミは言うが…。
第103話:タイムマシンがなくなった!!

ママから「何でも使いっぱなし、開けっ放しで、だらしがない」と注意されたのび太は、ドラえもんから借りていた伝説の怪物たちが出現する『モンスターボール』で龍を出してママをおどかすことに成功。怒るママから逃れるため、とっさに『タイムマシン』にかくれてニンマリするのび太だったが、ブレーキをかけ忘れたため、タイムマシンがどこかへ消えてしまった…! 困ったドラえもんはタイムマシンを探すため、時間旅行ができる『タイムベルト』を巻いてのび太と共に超空間へ。ところが、1886年前までさかのぼったあたりで、タイムマシンの反応が消えてしまう。 タイムマシンの行方を追い、弥生時代に降り立ったドラえもんとのび太は、たどり着いた村で、しずかに似たシズナダヒメと、彼女の兄でジャイアンそっくりの青年・タケヅチに出会う。タケヅチから、シズナダヒメが怪物・ヤマタノオロチの怒りをしずめるため、生贄(いけにえ)にされると聞いたのび太たちは…!?
第104話:エイコーノトビラ

体育の授業で一人だけ三段のとび箱が飛べず、みんなにバカにされたのび太は、つい「五段飛んでみせる」と宣言してしまう。帰宅早々、何か出してと頼るのび太に、ドラえもんは『エイコーノトビラ』を取り出す。 まずは、スカートのファスナーが閉まらず、ダイエットしなきゃ…となげくママで試してみることにしたドラえもん。ママに「ダイエットするぞ!」と宣言してからエイコーノトビラを開け、中に入ってもらったところ、少し経ってからスリムになったママが出てきたからビックリ! それを見たのび太は、大よろこびで「とび箱5段飛べるようになりたい!」と宣言し、エイコーノトビラに入っていく。ところが、中にいたのはスパルタ指導の師範(しはん)だった。実は、宣言通りに努力した者にしか、再び扉は開かないらしい。元の世界に戻るため、のび太は必死でとび箱の練習にはげむが…!?
第105話:おだてジョーズ

おだて上手なスネ夫とちがい、ついよけいな一言を言って、しずかやジャイアンを怒らせてしまうのび太。しかも、怒ったジャイアンからリサイタルに必ず来いと言われたのび太は、ドラえもんに泣きつく。よく言えば正直なのび太をかわいそうに思ったドラえもんは、サメの頭のような『おだてジョーズ』を取り出す。これをかぶれば、だれでもカンタンに、そして上手に相手をおだてることができるというのだ。 さっそく、おだてジョーズを頭にかぶったドラえもんは、コロッケをうまく揚げられずに残念そうなママを見事におだてまくり、おやつにドラ焼きを買ってもらうことに成功する。ドラえもんからおだてジョーズを渡されたのび太は、意を決してジャイアンのもとへ。いつもののび太とは別人のようにジャイアンをおだてまくり、リサイタルを中止させることに成功するが、調子に乗って余計なおせじまで言ってしまい…!?
第106話:雪山のロマンス

いっしょに宿題をやろうとしずかをさそったところ、「私の答えを写すだけでしょ」と冷たくことわられてしまい、落ち込むのび太。自分たちは将来本当に結婚できるのか、不安になったのび太は、どういういきさつで結婚することになるのかを調べてみることに。 ドラえもんに『タイムテレビ』を出してもらい、14年後、婚約する少し前の自分たちを見てみると…待ち合わせにちこくしたのび太にあきれるしずかと、いまとまったく変わらない自分の姿に、いたたまれなくなってしまう。さらに続けて見たところ、なんとしずかが雪山で遭難(そうなん)していたからビックリ! しずかを救うため、『タイムふろしき』をかぶって大人になったのび太は、『タイムマシン』で未来へと向かう。 「ボクだけの力で助けるんだ!」と、ドラえもんの同行も断り、一人で14年後の雪山に乗り込むのび太。大吹雪の中、ようやくしずかと会うことができ、「ボクが来たからには安心して」と胸を張るのび太だったが、しずかを助けるつもりが、逆にしずかに手を貸してもらってばかりで…!?
第107話:竜宮城の八日間

夏休みのグループ研究で「浦島太郎(うらしまたろう)のナゾ」についてしらべたいというのび太。それを聞いたドラえもんが未来の歴史調査課(れきしちょうさか)に問い合わせたところ、浦島太郎という人物が本当にいたことが判明する。 さっそく、『タイムマシン』で浦島太郎が行方不明になったという1049年の夏の海岸へと向かったのび太たちは、子どもたちがカメをいじめているところに出くわす。すると、男が現れ、子どもたちからカメをうばったため、しずかは持っていたブローチを男に渡してカメを助けることに。 ところが、そのカメが逃げようとしたため、あわててつかまえると、そこに本物の浦島太郎があらわれ、カメを放すよう言われてしまう。 そして浦島太郎がカメを海に放した直後、なんと海から宇宙船のような潜水艇(せんすいてい)が現れたからビックリ! 浦島太郎を乗せ、海の中へと消えていく潜水艇を、のび太たちは『潜水ゴンドラ』に乗って追いかけると、海の中には竜宮城が…!?
第108話:なんでも空港

屋根の上で紙飛行機(かみひこうき)を飛ばしてあそんでいたのび太とドラえもんは、紙くずを散らかさないようにとママに叱られてしまう。そこでドラえもんは、ポケットから『なんでも空港』を取り出す。これを広げたところに、空を飛ぶものなら何でも降りてくるというのだ。 ためしにのび太が反対側に紙飛行機を飛ばしたところ、クルッと方向を変え、みごと空港へと着地。二人は楽しく紙飛行機であそびはじめる。すると、トンボや風船、洗たくものまでも空港へと降りてきた! そこへ、ペットのカナリア・ピーちゃんを探してしずかがやってくる。のび太はなんでも空港を使うことを思いつき、まずはピーちゃんを探すことに。その後も空からは次々といろいろなものが降りてくるが、その中になんとあの有名ヒーローもいて…!?
第109話:怪談ランプ

ジャイアンたちと怪談(かいだん)大会をやることになったのび太は、こわい話をしてジャイアンたちをこわがらせたいと言い出す。それを聞いたドラえもんが取り出したのは、『怪談ランプ』。これを出して怪談をすると、話した通りのできごとが起こるというのだ。 夜、怪談大会の会場であるジャイアンの家に、ドラえもんといっしょに向かったのび太は、ジャイアンやしずか、スネ夫の怪談にひとりだけふるえるほどこわがり、みんなにバカにされてしまう。のび太の番になり、ドラえもんが怪談ランプを出そうとするが、こわくなったのび太は、やめようと言い出す。 のび太は自分が話すとこわいできごとが起こると説明するが、ジャイアンに鼻で笑われてしまったため、怪談ランプを前におそるおそる怪談を始めて…!?
第110話:地底100マイルちょっとの大作戦

今日はドラえもんの誕生日。ドラえもんをおどろかせるようなものをプレゼントしたいと考えたのび太は、ジャイアンとスネ夫から裏山で虹色にかがやくチョウを見たと聞き、それをつかまえてプレゼントにしようと思いつく。ところがそれはジャイアンたちがついたウソだった…。 落ち込んだのび太が帰宅すると、ドラえもんが庭で潜水艦(せんすいかん)のようなものを修理していた。ドラえもんによると、それは潜水艦ではなく潜地艦(せんちかん)で、地中を進むことができるのだという。 そこへ突然、2階ののび太の部屋の窓から、覆面(ふくめん)をつけた何者かが落ちてくる。しかも、その人物とドラえもんの手がリングでつながれてしまったから大変! 2人がおどろいていると、その謎の人物はそのまま潜地艦を発進させてしまう…。 わけがわからないまま、謎の覆面と地中を進みだしたのび太とドラえもん。だが、その覆面を取ると現れたのは、かわいい女の子“ラピス”だった。彼女は宇宙から来た天才科学者だと名乗り、「あなたたちは、今から私が行く宝探しのパートナーに選ばれたのよ!」と言う。ドラえもんはラピスを怪しむが、ラピスが話す宝の中に虹色のチョウがいると聞いたのび太は、大乗り気! 2人は、彼女の宝探しを手伝うことに…。 一方、兄にプレゼントを届けにやって来たドラミは、未来の警備隊(けいびたい)からドラえもんたちが凶悪犯(きょうあくはん)に誘拐(ゆうかい)された可能性があると聞き、警備隊と共にドラえもんたちを追うことに。はたして、虹色のチョウは手に入るのか!? そして、ラピスの本当の正体とは…!?
第111話:おすそわけガム

最近、おやつが少ないことをなげくのび太とドラえもん。道で会ったスネ夫の家に遊びに行こうとするが、これからとってもおいしいメロンを家で食べるからダメだと断られてしまう。ガッカリするのび太に対し、なぜかスネ夫の後をついていくドラえもん。そして、スネ夫がメロンを食べようとする前にポケットからガムを出すと、三分の一をスネ夫に渡し、残りをのび太と自分の口に入れる。 実はこのガムは『おすそわけガム』と言い、ガムをわけた相手が食べたものが、自分の口にも伝わるというのだ。スネ夫がメロンを食べ始めると、のび太とドラえもんの口にもおいしいメロンの味が広がり、二人は大まんぞく。 これに味を占めたのび太は、ドラえもんに再びおすそわけガムを出してもらうと、みんなのおやつを聞きながら、ガムを半分ずつ配り始めて…!?
第112話:宇宙戦艦のび太を襲う

しずかや出木杉から、人間はふしぎな予知夢を見ることがあると聞いたのび太。だが、夢で悪いことを予知するなんてウソに決まってると言って、まったく信じない。そんなのび太に、ドラえもんは『予知夢アメ』を渡す。このアメをなめてから寝ると、危険が迫っている時、夢の中で知らせてくれるというのだ。 さっそく予知夢アメを口に入れて昼寝をするのび太。すぐに眠りについたのび太が見た夢は、宇宙船に乗った宇宙人が地球を征服するためにやって来るというものだった。あわてて飛び起きたのび太だったが、ドラえもんにもう一度寝れば続きが見られるかもしれないと聞き、再び眠りについたところ、彼らの上陸先がなんと日本であることが判明! のび太とドラえもんは地球の危機だとみんなに相談するが、誰も信じてくれない。 そんな中、しずかが突然、高熱を出して寝込んでしまう。ドラえもんが『お医者さんカバン』を使って調べたところ、なんとしずかの胃の中に宇宙船が見つかって…!?
第113話:思い出せ!あの日の感動

今日も寝坊をしてしまったのび太は、「つくづくイヤになった…」となげき、学校へ行くのをやめると言い出す。退学届を書き出すのび太をあわてて止めるドラえもんだったが、なんと今日は日曜日だった…。 しかし、それでも「明日から学校に行かない」と昼寝をはじめるのび太に、ドラえもんはあの手この手で遊ぼうと誘うが、のび太は裏山で昼寝すると言い出す。そこで、ドラえもんは『ハジメテン』を取り出し、あくびをするのび太の口の中へと放り込む。 すると、むりやりしずかの家に連れていかれたのび太は、まるで初めて会ったかのようにオーバーアクションでしずかをほめ始めた! その後もすべてのことに感動するのび太。実はこのハジメテンを飲むと、何にでも初めてのような感動を受けるのだ。 楽しい一日を過ごしたのび太とドラえもんが帰宅すると、パパとママがケンカをしていた。そこでドラえもんは、ケンカする二人の口にハジメテンを放り込んで…!?
第114話:あいあいパラソル

しずかが出木杉の家で楽しそうに過ごしているのを見たのび太は、将来、本当にしずかと結婚することができるのか、不安になってしまう。しかも、ドラえもんから「未来は変わる」と聞き、いてもたってもいられない。 そんなのび太のためにドラえもんが取り出したのは、『あいあいパラソル』。5分間、このパラソルの下に2人で並ぶと、向かって左側の人が右側の人を好きになる道具だという。 さっそく、あいあいパラソルを持ち出したのび太は、道を歩いているしずかを見つけてパラソルを広げる。しかし雨でもないのにそんなことをするのび太がはずかしくなったしずかは、ひとりで行ってしまう。 がっかりしているのび太を見かねたドラえもんは、木の枝の間にパラソルをのせ、この下でしずかと立ち話をすればいいとアドバイス。ところが、のび太がしずかを呼びに行っている間に、道に迷った男の人がドラえもんに行き方をたずねてきて…!?
第115話:タイムマシンで犯人を

ある日の放課後、校舎から出てきたのび太が忘れ物を思い出し、取りに戻ろうとすると、近くの茂みから怪しい声が聞こえてくる。のび太が声をかけると、茂みの奥で何者かの目が光り、「うるさい!」という声が聞こえたからビックリ。おどろいたのび太があわてて教室に戻ろうとしたその時、教室から大きな物音が聞こえる。 のび太が教室に入ると、なんと窓ガラスが割れていた! そして、そこにやってきたジャイアンとスネ夫にガラスを割った犯人にされてしまう。しかも、ちょうど先生が教室に入ってきたため、のび太はぬれぎぬを着せられてしまう…。 教室には野球ボールが転がっており、のび太はジャイアンとスネ夫が犯人ではないかとにらむが、2人は証拠(しょうこ)を持ってこいと反論。のび太から話を聞いたドラえもんは大激怒(だいげきど)。いったい誰が真犯人なのかを調べるため、二人は『タイムマシン』で事件が起きた時間まで戻ることにするが…!?
第116話:ムシャクシャタイマー

スネ夫から新しく買ったロボットを散々じまんされたにもかかわらず、触らせてもらえなかったのび太はくやしくてたまらない。帰宅後、部屋の中で何かに当たろうとするが、本やマンガだと破けてしまうし、イスだと重いし…と枕を何度も投げつける…。 のび太から話を聞いたドラえもんは、突然、イスを持ちあげると、なんと窓に向かって投げつけた! 割れた窓ガラスを見たのび太は「さすがにやり過ぎだよ」とあわてるが、ドラえもんはよゆうの表情。というのも、ドラえもんは『ムシャクシャタイマー』をセットしていたのだ。砂時計のような形をしたこの道具。セットしてから何かをこわした後に、道具をひっくり返すと、“こわした物だけが”セットした時点まで巻き戻り、元に戻るのだ。 さっそくドラえもんにムシャクシャタイマーを借りたのび太だったが、ムシャクシャした気持ちが無くなってしまったため、ママに叱られてムシャクシャしようと考えて…!?
第117話:ムードもりあげ楽団

ママが焼いたケーキを、テレビを見ながら黙々と食べるのび太。反応がないことに怒ったママは、のび太から食べかけのケーキを取り上げてしまう。その様子を見たドラえもんは、せっかく焼いてくれたのだからもっとよろこんであげたほうがいいとアドバイスするが、のび太は変わらずつまらなそうな顔をするばかり…。 そんなのび太を見かねたドラえもんは、ポケットから『ムードもりあげ楽団』を取り出す。これはさまざまな場面に合った演奏をしてくれるひみつ道具で、その音楽により、気分が盛り上がったり沈んだりするのだという。 のび太がさっそく、ママが焼いてくれたケーキの味を思い出してみたところ、ムードもりあげ楽団が楽しそうな音楽を演奏し始めた。すると、のび太の気分は最高潮(さいこうちょう)に盛り上がり、ママに「おいしいケーキをありがとう! あんなにおいしいケーキは食べたことがないよ」とお礼を言わずにはいられなくなり…!?
第118話:楽々バーべキューセットはラクじゃない

しずかやジャイアン、スネ夫たちと山にバーベキューに来たのび太とドラえもん。ジャイアンにバーベキューの準備をするよう言われたのび太は、ドラえもんに泣きつき、どんな人でも楽にバーベキューができるという『楽々バーベキューセット』を出してもらう。 スイッチを入れると、あっという間にバーベキューの準備ができ、自動で肉や野菜を焼いてくれるだけでなく、食べさせてもくれるのだ。 だが、これではあまりに楽すぎるため、違うモードでバーベキューをやり直すことにしたところ、大変な事態に発展してしまい…!?
第119話:南海の大冒険~キャプテン・シルバーの財宝~

図書館で「宝島」の本を読み、宝探しに興味を抱いたのび太。そんな時、伝説の海賊(かいぞく)が埋めた宝が見つかったというニュースを見て、すっかり宝探しに出かける気になってしまう。 ドラえもんに『宝探し地図』を出してもらったところ、偶然にも宝のある場所が見つかったからビックリ! さっそく、しずかやジャイアン、スネ夫を誘って、ドラえもんが出してくれた未来の海賊船に乗り込むのび太。『タイムベルト』を使って17世紀の海へと移動し、カナリア諸島に向けて、宝探しの冒険に出発する。 そんな中、のび太たちはイカダに乗って漂流していた海賊、キャプテン・シルバーに遭遇(そうぐう)する。彼は自分の船でヴァスコ・ダ・ガマの宝が眠る“宝島”に向かっていたが、別の海賊船におそわれ、命からがら逃げ出したという。「助けてくれたら宝島に連れて行く」「宝を山分けしよう」と持ちかけられたのび太たち。みんなは怪しげなキャプテン・シルバーを乗船させることをためらうが、のび太は「本物の海賊と宝探しができるなんて最高!」と彼を受け入れてしまう。 しかし、キャプテン・シルバーには、ある企みがあった…! はたしてのび太たちは財宝を見つけることができるのか…!?
第120話:のび太特急と謎のトレインハンター

ドラえもんの誕生日の前日、パパとママが親せきの結婚式のために泊まりで留守にするのを利用して、のび太はドラミに協力してもらい、みんなでドラえもんの誕生パーティー会場へと出かける計画を立てていた。 その夜、のび太の家に集合したしずか、ジャイアン、スネ夫、そしてドラえもんの手には、「ミステリートレイン」と書かれたのび太手作りの切符が。ドラミがどんなものでも列車になるという『DX(デラックス)列車セット』をのび太の机の上にセットすると、家に車輪が付き、のび太の家が“のび太特急”へと大変身したからビックリ! 車掌兼運転士指導員(しゃしょうけんうんてんししどういん)のヒツジも出現し、のび太はヒツジの指導のもと、運転士となってのび太特急を発車させる。すると、のび太特急は道路を進み、さらに普通の線路へと乗り込んでいく。そして“トレインモード”に切り替えると、なんと家が変形し、3両編成に早変わり! のび太の運転により、のび太特急が順調に線路を走る一方、車内では、ドラえもん、しずか、ジャイアン、スネ夫が『列車用すごろくセット』で大盛り上がりしていた。ところがその途中で、のび太特急は未来から来た謎のトレインハンター“モサロ”とその仲間“ノッチ”と“ワッチ”にうばわれてしまう! しかも、車内にはドラえもん、しずか、ジャイアンの3人が乗ったまま…。 のび太はみんなを助けるため、大事な野比家を取り返すため、ヒツジと共にのび太特急の行方を探すが…!?
第121話:初売りドライ・ライト

のび太が部屋でストーブに当たっていると、ママが入ってきて、「あちこちの部屋でストーブをつけておくのはもったいない」とストーブを消してしまう。地球にある資源は大事に使わないと無くなってしまうのだと言われたのび太は、石油が無くなってしまったら大変だと大あわて。 その様子を見たドラえもんは、ポケットから何やら光る塊を取り出す。これは『ドライ・ライト』と言い、22世紀で使われている新しいエネルギーで、太陽光線のエネルギーをドライアイスのように固めたものだという。 実は、夏の強い日光を地底にためておいたというドラえもん。家の裏から地面の中に入ると、そこにはドライ・ライトの鉱脈(こうみゃく)が広がっていた。 電灯にもカイロにもなるドライ・ライトの便利さに目をつけたのび太は、会社を作ってドライ・ライトを売り出そうと考える。反対するドラえもんだったが、もうかればどら焼きが食べ放題だとそそのかされ、よろこんでみんなにドライ・ライトを売りに行くが…!?
第122話:百人一首にアンキパン

ジャイアンから、明日の町内のカルタ大会で優勝するために、百人一首(ひゃくにんいっしゅ)をすべて覚えてくるようにと言われたのび太。百人一首がどんなものなのかも知らなかったのび太は、ドラえもんにアドバイスをもらい、必死で覚える。 ところが翌日、必ず優勝するために出木杉としずかとチームを組むと言い出すジャイアン。怒ったドラえもんは、のび太とスネ夫の3人で別のチームを組んで大会に出ようと言い、ポケットから『アンキパン』を取り出す。 このパンに読み札と取り札を写して食べれば、覚えることができると聞き、大よろこびするのび太とスネ夫。3人はさっそく手分けしてパンに札を写し、食べ始める。途中、ドラえもんが出した『おざしきゲレンデ』で運動し、少しでもお腹を空かせながら、必死に食べ続けるのび太たち。 しかも、トイレで出してしまうと、覚えたことも忘れてしまうため、トイレにも行かずにがんばる3人。最後はむりやり口の中に押し込み、どうにか大会へと挑むが…!?
第123話:オンボロ旅館をたて直せ

パパにおこづかいの値上げを頼んだものの、ダメだと断られたのび太は、家出を決意。ドラえもんにも止めてもらえず、家を飛び出したのび太だったが、行く当てもなく、途方に暮れてしまう。 そんなのび太が古いホテルの軒先で雨やどりをしていると、中から出てきたホテルの主人に、このホテルに泊まるよう強引に誘われる。しかたなく部屋に入ったのび太だったが、部屋はきたなく、お風呂のお湯も出ない。食事は主人が出前のラーメンを取ってくれるが、お金のないのび太には払えない。困ったのび太はここで働かせてほしいと頼むが、仕事は無いと断られてしまう。 聞けば、客が来ないためお金もなく、部屋をきれいにすることもできず、ガスも電気も電話も止められているらしい。同情したのび太は、お給料は要らないから働かせてほしいと申し出、お客さんを探しに出るが、来てくれる人はなかなか見つからない。 ところが、しばらくするとひとりの客がやってきた。しかも突然、ホテルの中が高級ホテルのように様変わりして…!?
第124話:雪でもポカポカ! エアコンフォト

寒い冬の日、のび太が布団にくるまったままおやつを食べていると、ジャイアンが訪ねて来る。野球チームが最下位だったことに腹を立てたジャイアンは、みんなの根性をきたえるため、シャツ一枚で寒中トレーニングをしようと言うのだ。 のび太がふるえながら準備をしていると、ドラえもんがのび太に向かってカメラのようなものをかまえ、シャッターを押した。そして、出てきた写真を毛布にくるんだところ、のび太の体が温かくなってきたからビックリ! 実はこれは『エアコンフォト』というひみつ道具で、これで写した人がどこにいても、体は写真のある場所と同じ状態になるのだという。 それを聞いたのび太は、大よろこびで空き地へと向かう。みんなが寒がる中、ひとり元気なのび太は、はだかになっても大丈夫だとジャイアンを挑発(ちょうはつ)。乗せられたジャイアンは、みんなに上半身はだかになるようにと言い、一同は雪降る中を走ることに…。 ところがしばらくすると、のび太がふるえ出して…!?
第125話:宇宙探検すごろく

雨の日。外で遊べず、のび太の部屋に集まっていたしずか、ジャイアン、スネ夫たち。ジャイアンの「宇宙人に会えないかなぁ」というつぶやきを聞いたドラえもんは、ポケットから『未知とのそうぐう機』を取り出す。この道具から出た電波を受け取った宇宙人は、どんなに遠くにいてもやって来るのだという。ところが、宇宙人がやって来る気配はまったく無い…。 そこでドラえもんは、すごろくの中に入って宇宙探検を楽しむことができる『宇宙探検すごろく』を取り出す。さっそく、すごろくの箱の中に入るのび太たち。ビリになったらピーマン丸かじりを条件に、のび太、ジャイアン、スネ夫、そしてドラえもんとしずかは二人乗りのライドに乗り込み、スタートを切るが…。 同じころ、のび太の部屋には、未知とのそうぐう機の電波を受け取った怪しい宇宙人・ナメラと部下のオクトの姿が! すると、部屋にあった宇宙探検すごろくの箱をのぞいたナメラたちも、箱に吸い込まれて行き…!?
第126話:最強!オールマイティーパス

ドラえもんが、見せるだけでどこへでも入れて、何にでも乗ることができるという『オールマイティーパス』の使い方を悩んでいるすきに、そのオールマイティーパスを持ちだしてしまうのび太。 何に使おうかと迷っていると、ジャイアンとスネ夫が神成さんの家にボールを取りに行こうとしているところに出くわす。そこで、恐る恐る神成さん宅の庭に入り、怒り出す神成さんにオールマイティーパスを見せたところ、急に神成さんの顔が笑顔になった! オールマイティーパスの効果を実感したのび太は、しずかを誘って遊びに行くことに。追いかけてくるドラえもんから逃れるようにパスを使って電車に乗り、遊園地で人気アトラクションを楽しむのび太たち。その後、映画館で人気アイドル・星野スミレの映画を見たのび太は、オールマイティーパスを使って星野スミレの家に行くことを思いつくが…!?
第127話:天才のび太の飛行船ゆうえんち

ドラえもんの誕生日。のび太は「飛行船(ひこうせん)」と「遊園地(ゆうえんち)」が融合(ゆうごう)した「飛行船遊園地」で、ドラえもんの誕生日を祝うことができたら楽しいだろうなぁ…と空想していた。 しかし、夏休みの宿題が終わらなかったのび太に怒ったドラえもんは、「こんな状態で祝われても、ちっともうれしくない!」と言い放ち、ポケットから『ゴルゴンの首』を取り出すと、宿題が終わるまで机に向かっているよう、のび太の足を石にしてしまう…。 ところが、机の引き出しに『スペアポケット』をかくしておいたのび太は、ひみつ道具を使って宿題を片付けようとするが、それに気づいたドラえもんに、スペアポケットもひみつ道具も取り上げられてしまった。 しぶしぶ宿題を始めたのび太は、手元に残っていた『アベコンべ』でふと頭をつつく。すると、急にのび太の顔が変わり、一気に飛行船遊園地の設計図を描き上げる。アベコンべにより、のび太は“最低のおバカ”から“最高の天才”に大変身したのだ! しかし、ドラえもんが戻ってきた際、再びアベコンベで頭をつついたため、元に戻ってしまう。 その数分後。突然、巨大な飛行船がのび太の部屋めがけて飛んでくる。その飛行船こそ、のび太が描いた飛行船遊園地だった! 中から現れた少女・コニーは、「ようやく会えたわ! 21世紀の大天才様~!」とのび太に抱きつく。22世紀で、コニーパークという遊園地を経営していたコニーは、たまたま時空間でのび太が捨てた設計図をひろって感動。1年かけて飛行船遊園地を完成させ、設計者ののび太を訪ねて21世紀にやって来たのだという。 しずかやジャイアン、スネ夫と一緒に、飛行船遊園地を楽しむのび太とドラえもん。しかし、コニーパークのライバル遊園地ジェスター・ランドの社長・ジェスターが、飛行船遊園地の乗っ取りを企(たくら)んでいて…! はたしてのび太たち、そして飛行船遊園地の運命は…!?
第128話:戦国のび兵衛がんばれ

スネ夫から骨川家に伝わるというりっぱな家宝(かほう)をじまんされたのび太。どうやら骨川家の先祖はとてもえらい家老(かろう)だったらしい。おもしろくないのび太はパパに先祖について聞いてみるが、野比家の先祖は侍(さむらい)ではなく、いつも寝てばかりいたため“ゴロ寝ののび兵衛(べえ)”とよばれる村人だったと聞いてガッカリしてしまう。 そんなのび太に同情したドラえもんは、タイムマシンで戦国時代に出かけ、ご先祖さまに出世してもらおうと考える。戦国時代は、戦いで手柄(てがら)を立てれば、どんな身分の者でも出世できた時代。ドラえもんは、ご先祖さまに殿様まで成り上がってもらい、スネ夫を見返そうというのだ。 ところが、戦国時代に到着した直後、のび太はのび兵衛とカン違いされ、ひょんなことから合戦(かっせん)に参加するよう、殿様から命じられてしまう。あせったのび太は、のび兵衛本人を説得するが、怖いことが大嫌いなのび兵衛は布団をかぶって寝てしまった。仕方なく、のび太はのび兵衛のかわりに、合戦に参加することを決意する。 だが夜明け前、敵方の忍者・雲隠(くもがくれ)ジャイ蔵に、殿様の娘・しず姫がさらわれる事態が起きて…!?
第129話:ドラえもん&パーマン危機一髪!?

スネ夫の家で、大迫力のホームシアターをじまんされたのび太。くやしいと泣きつかれたドラえもんは、『超巨大スクリーン立体テレビ』を取り出す。ドラえもんによると、単なる立体映像が映し出されるテレビではなく、画面の中に入りこむことができるのだという。 その超巨大スクリーン立体テレビで、アフリカの密猟団(みつりょうだん)と戦うパーマンの映像を見ていた、のび太とドラえもん。夢中になって身を乗り出したところ、スクリーンの中の世界に落下。二人は密猟団に人質としてとらわれてしまうが…!?
第130話:星野スミレのひみつの恋

貸したマンガを返してもらいたいのに、のび太は勇気が出ず、ジャイアンになかなか電話することができない。見かねたドラえもんは、『架空通話(かくうつうわ)アダプター』を取り出す。この架空通話アダプターを電話機につけると、実際は通じていないのに本物の相手としゃべっているかのように話ができるため、会話の練習ができるという。 ジャイアンとの交渉は失敗したものの、架空通話アダプターを使って、アイドルの星野スミレと話した気分になったのび太は大満足! しかし、彼女は今、熱愛スキャンダルでさわがれており、スネ夫によると決してよいうわさではないという。悪いうわさと聞いて心配になったのび太とドラえもんは、真相を確かめようと『影とりプロジェクター』を使うことに。 このひみつ道具は、様子を知りたい人の影を取り込むと、その影が本物そっくりに動くため、本人が何をしているのかわかるというもの。スミレの影を取り込んだ二人は、さっそく真相を探ろうとするが…!?
第131話:ぼくミニドラえもん

学校の宿題で、野鳥を観察することになったのび太は、ドラえもんに頼んで山に連れて行ってもらい、めずらしい野鳥を観察しようと考え、しずかやジャイアン、スネ夫にも約束してしまう。 ところが、ドラえもんは迷子のネコを探すため、出かけなくてはいけないという。のび太に泣きつかれたドラえもんは、ポケットからドラえもんそっくりの『ミニドラえもん』を出して置いていくことに。サイズは小さいながらも、ポケットにはひみつ道具も入っているらしい。 さっそく、ミニドラえもんに『タケコプター』を出してもらうのび太。ところが、タケコプターが小さ過ぎてのび太の体重を支え切れず、地面すれすれのところまで落ちてきてしまう。その後、しずかたちと合流し、ミニドラえもんの出した『どこでもドア』で山に行こうとするが、ドアが小さ過ぎて入ることができない…。 そこで、『スモールライト』でのび太たちが小さくなることにするが…!?
第132話:ぞうとおじさん

親戚ののび四郎おじさんが、久しぶりに遊びにやってくる。動物写真家のおじさんは、いつも外国を飛び回って動物の写真を撮っているのだ。のび太からいちばん好きな動物は何かと聞かれたおじさんは、ぞうだと答えると、ある昔話を始める。 おじさんは子どもの頃から動物が大好きで、よく動物園に遊びに行っていた。特に、見事な芸を見せてくれるぞうのハナ夫が大好きだったのだという。ところが、戦争がはげしくなると、おじさんは田舎に疎開(そかい)することになり、ハナ夫と会えなくなってしまった。ようやく戦争が終わり、東京に戻ったおじさんが久しぶりに動物園に行くと、ハナ夫の姿が見当たらず、殺されてしまったことがわかる…。 そこまで聞いたところで、怒りのあまり部屋を出ていくのび太とドラえもん。二人はハナ夫を助けるために、『タイムマシン』で戦時中の日本へと向かう。そして、動物園でハナ夫を見つけるが、ハナ夫はかなり弱っていた。そこへ飼育員がエサを持ってくるが、そのエサは、毒入りのイモだった…!?
第133話:謎のピラミッド!?エジプト大冒険

スネ夫からエジプトのピラミッドや金銀財宝の話を聞いたのび太は、まだ見つかっていない宝物があるかもしれないと知り、エジプトに行こうと考える。ところが、急にどら焼きを買いに行きたくなったり、庭の草むしりをしたくなったりして、なかなか部屋に戻れない。実はドラえもんが、書き込むだけで未来がその通りになる『あらかじめ日記』に、「8月30日。のび太、どら焼きを買い、庭の草むしりをする」と書き込んでいたのだ。 それを知ったのび太は、「8月31日。夏休みの宿題がぜんぶ終わる」と書き込むと、ドラえもんと共に『どこでもドア』でエジプトへと向かう。そして『たからさがしカウンター』を使って宝物を見つけようとしたところ、すぐにカウンターが反応。『断層ビジョン』で足元を調べると、そこには王墓が埋まっていた…! さっそく『タイムベルト』で紀元前千年へと向かう二人。できたばかりの王墓の入口を見つけ、『通りぬけフープ』で中に入り、奥へと進んでいくと、人間のうめき声のようなものが聞こえてくる。声の方を見ると、位の高そうな身なりをした少年が倒れていた。おどろいたのび太は、思わず手にしていたあらかじめ日記を落としたことにも気づかず…!? 二人は少年を助けるため、再びタイムベルトで現代へと戻り、のび太の部屋に連れて帰る。目を覚ました少年に『ほんやくコンニャク』を食べさせたところ、彼はエジプトのファラオ(王様)・ネムセス二世であることがわかる。父であるネムセス一世が亡くなり、王位を譲(ゆず)り受けたところ、裏切り者によって、父のお墓に閉じ込められてしまったらしい。 このままでは国が乗っ取られ、お妃の身も危ないというネムセスの訴えを聞いたのび太とドラえもんは、しずか、ジャイアン、スネ夫にも声をかけ、ネムセスと共に再び紀元前千年のエジプトへ。まずはどこでもドアで現代のエジプトへと向かうが、そこでのび太は、3つだったピラミッドが、なぜか4つに増えているのを目撃して…!? ネムセスの国へと着くと、ネムセスを裏切ったワルエヘブが、広場に人々を集め、自分をファラオとして崇(あが)めるよう演説していた。さらに、自在に天気を操り始めたからビックリ! 実はワルエヘブは、のび太が落としたあらかじめ日記を手にしていたのだ…! はたしてのび太たちは、ワルエヘブから国を取り戻し、ネムセスを救うことができるのか!? 紀元前千年の古代エジプトを舞台に、のび太たちの大冒険が始まる…!
第134話:十二支変身サイコロ

お正月。みんなと凧(たこ)あげをしていたのび太は、凧の柄が去年の干支(えと)の酉(とり)だとバカにされてしまう。しかも、干支がわからず、さらにバカにされるのび太…。 その後、のび太が帰宅すると、ドラえもんが未来のお正月グッズで遊んでいた。その中の、動物の絵が描かれたサイコロに興味を持つのび太。ドラえもんによると、これは『十二支変身サイコロ』といい、ふって出た十二支の動物に5分間変身できるのだという。 ドラえもんから干支の由来(ゆらい)を聞いたのび太は、その中のうさぎに変身してしずかにかわいがってもらおうと考える。ところが、それを見抜いたドラえもんから、サイコロを取り上げられそうになり、二人はもみ合いに。すると、サイコロが転がってネズミの目が出たため、のび太はネズミに変身! おどろいたドラえもんが気絶(きぜつ)したすきに、サイコロを持って外へと飛び出していくのび太だったが、5分ごとにちがう干支に変身し続けることになり…!?
第135話:ゆめのチャンネル

ひるねをしすぎて眠れなくなってしまったのび太は、たいくつでしかたがない。そんなのび太に泣きつかれたドラえもんは、ポケットからテレビのようなものを取り出す。 さっそくチャンネルを回してみると、大きな怪獣(かいじゅう)が町の中で大あばれし、のび太がつかまってしまう様子が画面に出てきたからビックリ! しかも、そこにジャイアンが現れ、ヒーローのごとく、のび太を助けてくれる。 実はこのテレビは『ユメテレビ』というひみつ道具で、他人が見ている夢を見ることができるのだという。のび太たちが見たのは、ジャイアンの夢だったのだ。ユメテレビのしくみを知ったのび太は、スネ夫やしずかの夢ものぞいてみようと思いつくが…!?
第136話:神さまロボットに愛の手を!

ジャイアンに新しいマンガをうばわれ、神さまなんていないとなげくのび太。それを見たドラえもんは、『神さまロボット』を取り出す。神さまには見えないその姿にのび太はおどろくが、それは人の心を試すためで、これを神さまと知らずに助けると、3つの願い事をかなえてくれるらしい。ただ、神さまだと知って親切にしてもダメなのだという。 のび太たちは、さっそく神さまロボットを道におき、様子を見ることに。動き出した神さまは、突然パタリと倒れるが、誰も気づかずに通り過ぎてしまう。さらに、通りかかったジャイアンは神さまを拾いあげると、「きたない人形!」と投げ捨て、スネ夫は神さまをけとばしてしまう…。 その後、のび太たちはしずかの家に遊びに行き、指をケガして落ち込むしずかをさそい出す。すると、しずかは道に倒れている神さまに気づき、やさしく拾い上げる。「腹ヘッタ…」という神さまに食事を用意するしずか。それをあっという間に平らげた神さまは、指を治して欲しいというしずかの願いを聞くと、なぜかのび太の家にしずかを連れて行き…!?
第137話:円ピツで大金持ち

どうしても読みたいマンガ本があるのび太は、パパからおこづかいを断られ、ドラえもんに泣きつく。ドラえもんはあきれつつも、えんぴつ型のひみつ道具『円ピツ』を取り出す。紙に金額を書き込めば、その紙がそのままお金になると聞いたのび太は、大よろこびで本屋へと向かう。 これを使ったらその分だけ貯金がなくなったり、ものがなくなったりもしないとドラえもんに確認したのび太は、さっそく本屋で円ピツを使ってみることに。すると、本当にマンガ本が買えたからビックリ! 「ほしいものはなんでも買える!」と調子に乗ったのび太は、そのままおもちゃ屋に行き、欲しかったおもちゃをいくつも買ってしまう。 さらに商店街で円ピツを使っていろいろなものを買ったのび太は、持ちきれなくなり、一度帰宅することに。その量におどろいたドラえもんは、円ピツを返してと言うが、のび太は逃げてしまう。そして、しずかにプレゼントをすると、ジャイアンにもごちそうをして、月千円で用心棒になって欲しいとさそうが…!?
第138話:クジラとまぼろしのパイプ島

夏休み最後の日、「どこかに出かけて、何かおもしろいことをしたい」とのび太にたのまれたドラえもんは、『おざしきつりぼり』と『手ばり』を取り出す。南の海でつりをして出かけたことにしようと、二人がつりをしていると、のび太の手ばりが反応。ところが、つれたのはなぜかゴツゴツとした岩だった。 何かの化石かもしれないと『タイムふろしき』で包んで時間を戻してみたところ、現れたのはふしぎなデザインのオカリナ。のび太がそのオカリナを吹き始めたところ、おざしきつりぼりの水面から、なんと大きなクジラが飛び出してきた! ドラえもんは『スモールライト』でクジラを小さくし、『ペット用えさ』を取り出す。のび太がエサをにぎって食べさせると、クジラはのび太になつき、空中を泳ぎ始める。 その後、のび太がつったオカリナは、52ヘルツという特殊(とくしゅ)な音波を出していることがわかる。その話を聞いたスネ夫は、ふつうのクジラは15~20ヘルツの声で会話するため、ほかのクジラと会話することができない、52ヘルツで鳴く“世界一孤独(こどく)なクジラ”の話を始める。ということは、このオカリナに反応したクジラは、その世界一孤独なクジラなのか…さらに、このオカリナはなんと7千年も前に作られたものだった…。そんな大昔に、なぜそんな特殊なオカリナが作られたのか? のび太たちはクジラとともに、『タイムマシン』で7千年前の、のび太がオカリナを釣り上げた南太平洋へと向かう。 すると、なんとそこには7千年後の現代には無い、しかも人間の住む文明の発達した島があった! 島に上陸したのび太たちは、あることからその島に住む少年・ピトと少女・ナーナと知り合い、ピトこそがのび太が手にしていたオカリナの持ち主だと知る。そして、クジラはゴニーと言い、ピトの大切な友だちだった。 なぜゴニーは7千年後に来たのか? なぜこの島はこんなに文明が発達し、なぜ無くなってしまったのか…? ドラえもんがその謎(なぞ)に近づいた矢先、島に最大の危機(きき)が…!? ピトと力を合わせ、その危機に立ち向かうのび太たち。はたして、危機を乗り越えることはできるのか!? 南の島を舞台に、のび太たちの大冒険が始まる…!
第139話:かまいたちのクック

「妖怪(ようかい)はいる」と力説するのび太を、「そんなの昔話に決まってる」と笑うジャイアンとスネ夫。くやしがるのび太に、ドラえもんは、妖怪というのはそもそも「説明のつかないふしぎな現象や体験を、昔の人は妖怪のしわざだと考えていた」のだと説明するが、それでものび太は、妖怪はきっといると言いはる。 すると、ドラえもんは『異説(いせつ)クラブメンバーズバッジとマイク』を取り出す。このバッジをつけて、マイクに向かって自分の考えを言うと、それが本当になり、バッジをつけた人はみんな同じ考えになるのだという。さっそくバッジをつけたのび太は、マイクに向かって「妖怪は本当にいる」と言ってみる。 そして、ジャイアンとスネ夫にこっそりとバッジをつけてみたところ、二人の目の前に雪女が現れ、二人はカチコチにされてしまった! その様子を見て大笑いするのび太の前に、ネコよりも小さくてリスよりは大きいふしぎな生き物が現れる。 その直後、しずかがカゴからにげ出したペットのピーちゃんを追いかけてくる。「だれかつかまえて!」というしずかの声にあわてるドラえもんとのび太。すると、ふしぎな生き物の周りにつむじ風が起こって…!?
第140話:リモコンねこでとり返せ!
第141話:フクロマンスーツ
第142話:ツチノコみつけた!
放送日 | 2005-04-22 ~ 2023-02-11 |